JPWO2018135410A1 - 錠剤製造装置及び錠剤製造方法並びに錠剤 - Google Patents

錠剤製造装置及び錠剤製造方法並びに錠剤 Download PDF

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Abstract

錠剤51は、側面52に医薬品有効成分(API)が保持される穴53を有する。錠剤製造装置1は、錠剤51の側面52を吸着支持しつつ錠剤51を搬送する第2搬送ディスク5と、穴53に医薬品有効成分を吐出する薬剤供給装置6と、錠剤51の表・裏面54a,54bに対し印刷処理を行うインクジェットヘッド7とを有する。錠剤51は、第2搬送ディスク5に側面52が吸着されつつ搬送され、薬剤供給装置6によって穴53に医薬品有効成分が添加されると共に、インクジェットヘッド7により、表・裏面54a,54bに対し同時に印刷処理が施される。

Description

本発明は、錠剤に対し医薬品有効成分(active pharmaceutical ingredients:API)を添加する錠剤製造装置に関し、特に、錠剤側面に医薬品有効成分を添加可能な錠剤製造装置及び方法並びに錠剤に関する。
医薬品等に用いられる錠剤は、従来より、有効成分と賦形剤を適宜混合した材料を圧縮成形して打錠し、その後、成形された素錠に対し必要に応じてコーティング処理等を施して製造されている。近年では、特許文献1のように、錠剤表面に医薬品有効成分を塗布した錠剤も存在する。また、特許文献2のように、錠剤の表裏面に凹部を設け、そこに有効成分を添加したりした担持錠剤も製造されている。
特許第4917034号公報 特許第5690662号公報
一方、錠剤表面には、製品識別や誤飲防止のため、錠剤の品番や、品名、商標等が表示されている。このような錠剤表面の表示は、打錠時における刻印成形や、転写方式やインクジェット方式等の印刷処理にて形成される。ところが、表裏面に有効成分を添加する前述のような錠剤では、有効成分が乾燥固化するまで、表裏面に印刷処理を行うことができない。このため、有効成分が乾燥するまで印刷処理を待つ必要があり、錠剤の生産効率が良くないという問題があった。また、出来上がった錠剤も、表裏面に有効成分が付着しているため、運搬中に容器や他の錠剤と接触し、有効成分の部位が剥離してしまうおそれがあるという問題もあった。
本発明の錠剤製造装置は、錠剤を吸着支持しつつ搬送する搬送手段を備えた錠剤製造装置であって、前記錠剤はその側面に凹部を有し、該錠剤製造装置は、前記搬送手段によって搬送される前記錠剤の前記凹部に対し、所定の液滴を添加可能な供給手段を有することを特徴とする。
本発明にあっては、側面に液滴を添加可能な凹部を備えた錠剤をあらかじめ生産し、この凹部に向けて所定の液滴を供給する。従って、供給する液滴の種類を変えることにより、1台の錠剤製造装置にて種類の異なる錠剤を生産することが可能となる。本発明による装置では、異なる種類の錠剤を生産する際、大幅な設備変更等は不要であり、装置コストの低減も図られる。また、当該装置にて製造された錠剤は、液滴が側面の凹部に収容されるので、運搬中に液滴部分が他の錠剤と接触しにくく、液滴添加部分が剥離するリスクも少ない。なお、液滴の粘度は問わない。
前記錠剤製造装置において、前記凹部は、前記側面に開口し径方向に沿って延びる穴であっても良く、前記凹部を周方向に沿って複数個形成しても良い。この場合、凹部の大小は不問であり、凹部は微小なものでも構わない。また、前記液滴は、所定の医薬品有効成分を含むものであっても良い。凹部を複数設けることにより、複数種類の液滴を添加でき、例えば、該錠剤中に配合し、直接接することにより成分が変化するおそれがある医薬品有効成分の組み合わせ、または医薬品有効成分と賦形剤や吸収促進剤、ゲル形成剤、崩壊剤等の薬剤の組み合わせも添加可能となる。さらに、複数の凹部に異なる医薬品有効成分を分配することにより、特定の疾病向けの錠剤を一錠化することも可能となり、個々の患者に対するテーラーメイド錠剤の生産も可能となる。その結果、患者側も複数の錠剤ではなく一錠服用すれば足りるため、服薬負担が軽減される。加えて、錠剤数を減らすことができるため、運搬コスト等も軽減される。
前記錠剤製造装置は、前記搬送手段に近接して配置され、前記搬送手段によって搬送される前記錠剤の表裏面の少なくとも何れか一方に対し印刷処理が可能な印刷手段をさらに有しても良い。
当該錠剤製造装置では、錠剤側面に液滴を添加するので、表裏面には通常の印刷を行うことができ、液滴が乾燥するまで表裏面の印刷を待つ必要がない。また、液滴添加と共に錠剤印刷を実施することにより、液滴に対応した印刷表示が可能となり、錠剤のトレーサビリティが確保される。
また、前記搬送手段は、前記錠剤の表裏面全体が露出した状態となるように、該錠剤の側面を吸着支持可能であっても良い。さらに、前記搬送手段は、円盤状に形成された搬送ディスクであり、該搬送ディスクの端面に、周方向に沿って前記錠剤の側面を吸着する吸着部を設けても良い。
本発明による他の錠剤製造装置は、錠剤を吸着支持しつつ搬送する搬送手段を備えた錠剤製造装置であって、前記錠剤の側面に凹部を形成する穿孔手段と、該錠剤製造装置は、前記搬送手段によって搬送される前記錠剤の前記凹部に対し、所定の液滴を添加可能な供給手段と、を有することを特徴とする。これにより、1つの装置内にて、錠剤側面への凹部の形成と液滴の添加を行うことができ、装置の汎用性向上が図られる。
本発明による錠剤製造方法は、側面に凹部を有する錠剤を吸着支持しつつ搬送し、搬送される該錠剤の前記凹部に対し、所定の液滴を添加することを特徴とする。
本発明にあっては、側面に液滴を添加可能な凹部を備えた錠剤をあらかじめ生産し、この凹部に向けて所定の液滴を供給する。従って、供給する液滴の種類を変えることにより、種類の異なる錠剤を容易に生産できる。本発明による製造方法によれば、異なる種類の錠剤を生産する際、大幅な設備変更は不要であり、装置コストの低減も図られる。また、当該方法にて製造された錠剤も、液滴が側面の凹部に収容されるので、運搬中に液滴部分が他の錠剤と接触せず、液滴添加部分が剥離するリスクもない。
前記錠剤製造方法において、前記液滴は、所定の医薬品有効成分を含むものであっても良い。また、前記錠剤を側面が吸着支持された状態で搬送し、搬送される該錠剤の表裏面の少なくとも何れか一方に対し印刷処理を行うようにしても良い。当該錠剤製造方法では、錠剤側面に液滴を添加するので、表裏面には通常の印刷を行うことができ、液滴が乾燥するまで表裏面の印刷を待つ必要がない。また、液滴添加と共に錠剤印刷を実施することにより、液滴に対応した印刷表示が可能となり、錠剤のトレーサビリティが確保される。
一方、本発明の錠剤は、側面に開口し径方向に沿って延びる穴を有する錠剤であって、前記穴は、周方向に沿って複数個形成され、少なくとも一つの前記穴には、所定の医薬品有効成分が保持されることを特徴とする。
本発明にあっては、穴を複数設けることにより、複数種類の錠剤構成成分、すなわち、医薬品有効成分や、賦形剤・吸収促進剤・ゲル形成剤・崩壊剤等の各種薬剤を添加でき、る。その結果、例えば、配合により変化を生じるような医薬品有効成分の組み合わせ、または医薬品有効成分と賦形剤等の薬剤の組み合わせも添加可能となる。
前記錠剤において、前記穴に異なる種類の医薬品有効成分を保持するようにしても良い。これにより、複数の穴に異なる医薬品有効成分を分配し、特定の疾病向けの錠剤を一錠化することが可能となり、個々の患者に対するテーラーメイド錠剤の生産が可能となる。例えば、予め賦形剤に腸溶性の顆粒を配合させ、添加する液滴には胃で吸収される医薬品有効成分を添加することにより、胃溶性と腸溶性の両方の医薬品有効成分を一錠化することも可能である。また、テーラーメイドの錠剤を作製する場合は、個人によって液適量を変化させることにより、大人向けであったり子供向けとであったりと、有効成分の量の変更も容易となる。一方、患者側も複数の錠剤ではなく一錠服用すれば足りるため、服薬負担が軽減される。さらに、錠剤数を減らすことができるため、運搬コスト等も軽減される。加えて、個人名や服用日時、あるいはバーコードや2次元コードを錠剤に印刷することで、服薬管理も容易になる。また、過去のアレルギー等の服用トラブルやDNAデータと紐付けしてより高度な服用管理も可能となる。
加えて、本発明の錠剤トレーサビリティ方法は、側面に開口し径方向に沿って延びる穴を備え、該穴に所定の医薬品有効成分が保持される錠剤を使用し、前記錠剤の表裏面の少なくとも一方に、前記医薬品有効成分に対応した表示を印刷することにより、該錠剤のトレーサビリティを可能とすることを特徴とする。
また、本発明の錠剤の服用管理方法は、側面に開口し径方向に沿って延びる穴を備え、該穴に所定の医薬品有効成分が保持される錠剤を使用し、前記錠剤の表裏面の少なくとも一方に、前記医薬品有効成分に対応した表示を印刷することにより、該錠剤の服用管理を行うことを特徴とする。
本発明の錠剤製造装置によれば、錠剤を吸着支持しつつ搬送する搬送手段を備えた錠剤製造装置にて、側面に凹部を有する錠剤の前記凹部に対し、所定の液滴を添加可能な供給手段を設けたので、供給する液滴を変えることにより、種類の異なる錠剤の生産が可能となる。また、当該装置にて製造された錠剤も、液滴が側面の凹部に収容されるので、運搬中に液滴部分が他の錠剤と接触せず、液滴添加部分が剥離してしまうのも抑えられる。
本発明の錠剤製造方法によれば、側面に凹部を有する錠剤を吸着支持しつつ搬送し、搬送される該錠剤の前記凹部に対し、所定の液滴を添加するので、供給する液滴を変えることにより、種類の異なる錠剤の生産が可能となる。また、当該方法にて製造された錠剤も、液滴が側面の凹部に収容されるので、運搬中に液滴部分が他の錠剤と接触しにくく、液滴添加部分が剥離してしまうのも抑えられる。
本発明の錠剤によれば、錠剤側面に径方向に沿って延びる穴を複数個形成し、この穴に所定の医薬品有効成分を保持するようにしたので、複数種類の錠剤構成成分、すなわち、医薬品有効成分や、賦形剤・吸収促進剤・ゲル形成剤・崩壊剤等の各種薬剤を1錠に添加できる。その結果、例えば、配合により変化を生じるような医薬品有効成分の組み合わせや、医薬品有効成分と賦形剤等の薬剤の組み合わせも添加可能となる。
本発明の錠剤トレーサビリティ方法によれば、側面に開口し径方向に沿って延びる穴を備え、この穴に所定の医薬品有効成分が保持される錠剤を使用すると共に、錠剤の表裏面の少なくとも一方に、穴内の医薬品有効成分に対応した表示を印刷するので、当該錠剤のトレーサビリティを確保することが可能となる。
また、本発明の錠剤の服用管理方法によれば、側面に開口し径方向に沿って延びる穴を備え、この穴に所定の医薬品有効成分が保持される錠剤を使用すると共に、錠剤の表裏面の少なくとも一方に、穴内の医薬品有効成分に対応した表示を印刷するので、当該錠剤の服用管理を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態1である錠剤製造装置の構成を示す説明図である。 本発明の一実施の形態である錠剤の構成を示す説明図である。 錠剤の変形例を示す説明図である。 本発明の実施の形態2である錠剤製造装置の構成を示す説明図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態の目的は、有効成分の添加後にその乾燥を待つことなく、直ちに印刷処理を実施可能な錠剤製造装置及び方法並びに錠剤を提供することにある。また、本発明の他の目的は、有効成分が剥離する可能性の少ない錠剤を製造し得る錠剤製造装置及び方法並びに錠剤を提供することにある。さらには、添加した医薬品有効成分のトレーサビリティを確保可能な錠剤を提供することにある。
図1は、本発明の実施の形態1である錠剤製造装置1の構成を示す説明図、図2は、本発明の一実施の形態である錠剤51の構成を示す説明図である。本発明による錠剤製造方法は、図1の錠剤製造装置1にて実施され、本発明による錠剤51もまた錠剤製造装置1にて製造される。図2に示すように、錠剤51は、側面52に、液滴を投入可能な穴53を有する。錠剤製造装置1は、錠剤51の穴53に対し、医薬品有効成分(API)を吐出し、薬効成分の異なる錠剤等を同じ装置にて生産する。錠剤製造装置1は、医薬品有効成分の添加と共に錠剤の表裏面に印刷処理が可能であり、両者を実施することにより、トレーサビリティの確保や錠剤の服用管理も可能となる。
図2に示すように、錠剤51の側面52には、医薬品有効成分を塗着等させることにより、その内部に医薬品有効成分を保持可能な穴(凹部)53が設けられている。穴53は、側面52に開口し、錠剤51の径方向に沿って穿孔形成されている。ここでは、穴53は、周方向に等分に4個配されている。各穴53は、奥部が閉じられた行き止まり形状となっており、相互には連通しないように設けられている。穴53は、錠剤成形の際に型形成しても、また、成形後の後加工によって形成しても良い。錠剤51としては、乳糖やブドウ糖等の賦形剤を素材とし、それを錠剤形状に成形したいわゆるプラセボ錠剤が使用される。錠剤製造装置1では、穴53への医薬品有効成分の添加と、錠剤51の表面54a・裏面54bへの印刷処理が共に可能となっている。
図1の錠剤製造装置1は、回転フィーダ2から供給された錠剤51を、円盤状部材を用いた3つの搬送手段(錠剤供給ディスク3及び第1・第2搬送ディスク4,5)によって1個ずつ吸着搬送し、医薬品有効成分の添加と印刷処理の両方を1台の装置にて実施する。錠剤供給ディスク3及び第1・第2搬送ディスク4,5は、それぞれの回転軸31,32,33が直交する形で配設されている。各ディスク3,4,5は、錠剤51の搬送速度が同じになるように同期駆動される。錠剤製造装置1内には、医薬品有効成分の添加を行う薬剤供給装置(供給手段)6と、錠剤51の表・裏面(被印刷面)54a,54bに所望の印刷処理を行うインクジェットヘッド7(印刷手段)が配設されている。錠剤製造装置1では、第2搬送ディスク5に臨んで薬剤供給装置6とインクジェットヘッド7が配されている。錠剤51は、第2搬送ディスク5に搬送されつつ、医薬品有効成分の添加と印刷処理が共に実施される。
錠剤製造装置1において、錠剤51はまず、錠剤供給ディスク3によって回転フィーダ2から錠剤供給部11に吸着搬送される。錠剤供給部11に至った錠剤51は、第1搬送ディスク4に吸着され、錠剤受け渡し部12に搬送される。錠剤受け渡し部12では、第1搬送ディスク4から第2搬送ディスク5へと錠剤51が移送される。第2搬送ディスク5では、錠剤51は、側面52を上下方向に向けた立設状態(立設姿勢)で搬送される。第2搬送ディスク5上の錠剤51は、まず、薬剤供給装置6から医薬品有効成分が吐出供給され、穴53に医薬品有効成分が塗着される。その後、錠剤51は、第2搬送ディスク5に吸着された状態でインクジェットヘッド7に搬送され、表・裏面54a,54bが印刷される。そして、良品のみが良品排出部13から装置外へ送り出される。
図1に示すように、回転フィーダ2には、図示しないホッパから錠剤供給路14を介して、錠剤51が供給される。回転フィーダ2は、いわゆる無振動タイプの回転式パーツフィーダであり、円筒状の筐体15内に、回転円盤16と環状回転板17を同軸状に設けた構成となっている。錠剤51は、錠剤供給路14から回転する回転円盤16上に供給され、回転円盤16の回転に伴って周方向に移動し、環状回転板17側に移動する。環状回転板17上の錠剤51は、環状回転板17の回転に伴って周方向に移動し、錠剤取得部18に送られる。錠剤取得部18に送られた錠剤51は、回転する錠剤供給ディスク3の端面3aに形成された吸着孔(吸着部)19に吸着される。吸着孔19は、真空ポンプ等の吸引装置(図示せず)と接続されている。錠剤供給ディスク3においては、錠剤51は水平姿勢(表面54a,裏面54bを垂直方向上下に向けた状態)にて端面3aに吸着される。
錠剤供給ディスク3に吸着された錠剤51は、錠剤供給ディスク3の回転に伴い、水平姿勢のまま錠剤供給部11に運ばれる。錠剤供給部11に来た錠剤51は、錠剤供給ディスク3から第1搬送ディスク4に移送される。第1搬送ディスク4の端面4aには、周方向に沿って円形の吸着孔(吸着部)21が設けられている。吸着孔21もまた、真空ポンプ等の吸引装置と接続されている。錠剤供給部11に送給された錠剤51は、吸着孔21によって第1搬送ディスク4の端面4aに吸着される。このとき、錠剤51は、表・裏面54a,54bのどちらか一方が吸着された状態で端面4aに保持される。
第1搬送ディスク4の近傍には、側面検査装置22が配置されている。側面検査装置22では、第1搬送ディスク4に吸引支持された錠剤51の側面52の状態(割れ、欠けの有無、穴53の位置など)が検査される(側面検査)。側面検査装置22には、カメラが配されており、撮影された映像は図示しない制御装置に送られ、良・不良の判別が行われる。カメラの撮影範囲には、ライトと、錠剤側面と対向するよう配置された1対のプリズムが設けられている。カメラは、ライトによって照らされた錠剤側面の様子を複数個のプリズムを介して撮影する。側面検査装置22では、錠剤51の外観のみならず、錠剤51の厚さも測定可能であり、寸法不良の判別も行うことができる。ここで異常が検出された錠剤51は不良品として認識され、印刷処理は行わず、第2搬送ディスク5の後段に設けられた不良品排出部23から排出される。
第1搬送ディスク4の後段には、第2搬送ディスク5が配されている。第2搬送ディスク5の端面5aにも、第1搬送ディスク4と同様に、周方向に沿って、吸引装置と接続された円形の吸着孔(吸着部)24が設けられている。第1・第2搬送ディスク4,5の端面4a,5aは、錠剤受け渡し部12にて直交状態に隣接、対向している。錠剤受け渡し部12に搬送されてきた錠剤51は、そこで第2搬送ディスク5の端面5aに形成された吸着孔24に吸着され、第2搬送ディスク5側に移送される。錠剤51は、その表・裏面54a,54bが第1搬送ディスク4に吸着されているため、錠剤受け渡し部12では、第2搬送ディスク5の端面5aに対してその側面52が対向する。従って、第2搬送ディスク5側では、錠剤51の側面52が吸着され、錠剤51は立った状態で端面5aに保持される。
錠剤受け渡し部12の後段には、薬剤供給装置6が配置されている。薬剤供給装置6は、図示しない薬剤貯留部と接続されたノズル25を備えている。薬剤貯留部には、所定の医薬品有効成分や、その他の錠剤構成成分(賦形剤・吸収促進剤・ゲル形成剤・崩壊剤等の各種薬剤)、バインダ成分など(以下、医薬品有効成分等と略記する)が貯留されている。薬剤貯留部では、医薬品有効成分等は、処方に応じて、適切な溶媒に溶解もしくは懸濁された状態となっている。医薬品有効成分等は、薬剤貯留部から、図示しないポンプ等によりノズル25に適宜加圧供給される。薬剤供給装置6は、医薬品有効成分等を連続的に定量供給可能となっている。ノズル25からは、第2搬送ディスク5上の錠剤51に対して、液状若しくは半固形状となった医薬品有効成分等の液滴が一定量吐出され、穴53に供給される。穴53に送入された医薬品有効成分等は乾燥固化し、錠剤51内に保持される。
錠剤製造装置1では、供給する医薬品有効成分の種類を変えることによって、1台の錠剤製造装置にて種類の異なる錠剤を生産することができる。この場合、薬剤供給装置6から供給される医薬品有効成分の種類を変更するだけで、異種の錠剤を生産することができる。従って、異種錠剤の生産にあたり、大幅な設備変更等は不要であり、設備投資費用等の装置コストを低減させることが可能となる。
また、錠剤51では、穴53を複数設けることにより、複数の医薬品有効成分やその他の錠剤構成成分(賦形剤・吸収促進剤・ゲル形成剤・崩壊剤等の各種薬剤)を別途配合することも可能となる。その際、各穴53は独立して設けられているため、配合により変化を生じるような医薬品有効成分の組み合わせ、または医薬品有効成分と賦形剤等の薬剤の組み合わせも添加可能となる。従って、特定の疾病向けの医薬品有効成分の一錠化も可能となり、個々の患者に対するテーラーメイド錠剤の生産も可能となる。また、必要な有効成分が一錠化された錠剤であれば、患者側も複数の錠剤ではなく、それを一錠服用すれば足りるため、服薬負担が軽減される。
具体的には、例えば、現状は、朝3錠(3種類)、昼1錠(1種類)、夜5錠(5種類)を服薬する人が存在したとする。その場合、本発明による錠剤を用いることにより、朝は3種類の医薬品有効成分が配合された1錠、昼も1錠、夜も5種類の医薬品有効成分が配合された1錠を飲むだけで良くなり、服薬時における負担が軽減される。さらに、錠剤数を減らすことができるため、運搬コスト等も軽減される。
薬剤供給装置6の後段には、第2搬送ディスク5に近接して印刷面検査装置26が配置されている。印刷面検査装置26では、第2搬送ディスク5に吸引支持された錠剤51の表・裏面54a,54bの状態が検査される(印刷面検査)。印刷面検査装置26にもカメラが配されており、撮影された映像は図示しない制御装置に送られ、良・不良の判別が行われる。割線のある錠剤51では、印刷面検査装置26により、割線位置の検出も行われる。側面検査装置22の場合と同様に、ここで外観不良が検出された錠剤51は不良品として認識され、印刷処理は行わず、不良品排出部23から排出される。
印刷面検査装置26の後段にはインクジェットヘッド7が配されている。インクジェットヘッド7では、錠剤51の表・裏面54a,54bに所定の印刷処理が施される。この際、錠剤51は、側面52が吸着された形で支持されており、表・裏面54a,54bは全面的に露出した状態にある。このため、錠剤製造装置1では、錠剤51の全面に余すことなく印刷処理が可能であり、錠剤周囲に印刷不能な領域が生じることがない。また、表・裏面54a,54bに対し、同時に印刷処理を行うことが可能である。これにより、印刷面検査装置26で検出された割線の向きに応じて錠剤51の表面54aに印刷される文字の向きと、その裏面54bに印刷される文字の向きを一致させることが可能となる。
このように、錠剤51は、被印刷面が全面的に露出した状態で検査や印刷処理が可能であり、錠剤周囲に検査や印刷が不能となる領域が生じない。また、錠剤製造装置1では、錠剤51の表裏を反転させることなく、表裏両面を印刷でき、錠剤反転に伴うインク転写や印刷のかすれ等のリスクを排除できる。さらに、錠剤51の両面を同時に印刷できるので、表・裏面54a・54bに印刷する文字の向きを一致させることも可能である。
また、錠剤製造装置1では、穴53が錠剤51の側面52に形成されているため、医薬品有効成分等の塗着後も、その乾燥を待たずに印刷処理を行うことができる。このため、錠剤の生産効率の向上を図ることが可能となる。さらに、錠剤製造装置1にて製造された錠剤は、錠剤の表裏面に医薬品有効成分が付着しておらず、医薬品有効成分は穴53内に収容保持される。その結果、運搬中に医薬品有効成分が容器や他の錠剤と接触しにくくなり、有効成分の部位が剥離してしまうのを防止できる。
加えて、医薬品有効成分等の添加と共に印刷処理を実施するため、個々の錠剤について、添加した医薬品有効成分等や製造日時、場所等と対応した印刷表示を行うことができる。従って、錠剤の製造状況を履歴として記録、追跡することもでき、トレーサビリティの確保も可能となる。また、錠剤自体にそれを服薬する順番や、患者の個人名、服用日時、あるいは、それらを示すバーコードや2次元コード等を印刷することにより、錠剤の服薬管理も容易になる。さらに、個人の好きな色やマーク等を指定して印刷することもでき、これにより、更なる視認性向上も図られる。また、過去のアレルギー等の服用トラブルやDNAデータと関連付けした印刷を行うことにより、更なる高度な服用管理も可能となる。さらに、飲む順番に錠剤をPTP包装することにより、服薬管理をさらに容易化することも可能である。なお、口腔内崩壊錠のプラセボ錠剤に医薬品有効成分を添加することにより、服薬自体を容易化することも可能である。
インクジェットヘッド7の後段には、印刷結果を確認する印字検査装置27が配されている。印字検査装置27にもカメラが配されており、撮影された映像は図示しない制御装置に送られる。制御装置にて印刷不良が検出された場合は、次段の不良品排出部23から不良品として排出される。不良品排出部23には、不良品を第2搬送ディスク5上から除去する排出器28が配されている。排出器28は歯車状に形成されており、外周には、径方向に延びる係合突起29が複数設けられている。外観不良や印刷不良と判断された錠剤51が不良品排出部23に来ると、排出器28が回動し、不良錠剤は、係合突起29によって第2搬送ディスク5から落とされ、排除される。一方、良品の錠剤51は、良品排出部13から排出される。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2である錠剤製造装置41について説明する。図4は、錠剤製造装置41の構成を示す説明図である。錠剤製造装置41も、実施の形態1の錠剤製造装置1と同様に3ディスク構成となっている。図4では第2搬送ディスク5の部分のみを示すが、他の部分は図1と同様の構造となっている。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。また、本発明による錠剤製造方法は錠剤製造装置41にても実施可能であり、本発明による錠剤51も錠剤製造装置41にて製造可能である。
錠剤製造装置41では、側面に穴のない錠剤42に対し、装置内で錠剤側面に穴53を形成した上で、同一装置内にて薬剤の添加と印刷処理を行う。実施の形態1の錠剤製造装置1では、錠剤側面の穴53へのAPIの供給と、表裏面54a,54bへの印刷を1つの装置にて行っているが、錠剤製造装置41では穴53も同じ装置内にて形成する。このため、錠剤製造装置41には、穴53を形成するためのレーザ穿孔機(穿孔手段)43がさらに設けられている。レーザ穿孔機43としては、市販のレーザマーカを用いることができ、錠剤側面にレーザ光を照射することにより、径方向に沿って穴53を形成する。
レーザ穿孔機43は、第2搬送ディスク5に近接して、薬剤供給装置6の前段に設けられている。図4に示すように、第2搬送ディスク5の近傍には、第1搬送ディスク4側から順に、印刷面検査装置26、レーザ穿孔機43、薬剤供給装置6、インクジェットヘッド7、印字検査装置27、排出器28が配されている。錠剤製造装置41においても、錠剤受け渡し部12にて、第1搬送ディスク4から第2搬送ディスク5に錠剤42が移送される。第2搬送ディスク5では、錠剤42は、側面44を上下方向に向けた立設状態で搬送される。
第2搬送ディスク5上に吸引支持された錠剤42は、まず、印刷面検査装置26により表・裏面45a,45bの状態が検査される(印刷面検査)。そして、レーザ穿孔機43により、側面44に穴53が形成される。錠剤側面に穴53を形成した後、インクジェットヘッド7によって表・裏面45a,45bが印刷される。その後、薬剤供給装置6から医薬品有効成分が吐出供給され、穴53に医薬品有効成分が塗着される。薬剤塗着後、印字検査装置27によって印刷結果が確認され、印刷不良の場合は不良品排出部23から不良品として排出され、良品のみが良品排出部13から装置外へ送り出される。
このように、錠剤製造装置41では、レーザ穿孔機43によって錠剤側面に穴53を形成するので、側面に穴のない錠剤42にも、1つの装置にて薬剤塗着や印刷処理を行うことができる。従って、本発明による錠剤製造方法の適用対象を拡大でき、本発明による錠剤をより簡単に製造することが可能となる。なお、実施の形態2の錠剤製造装置41では、インクジェットヘッド7によって錠剤の表裏面に印刷処理を行っているが、レーザマーカによって印刷や刻印を行っても良い。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施形態では、錠剤51としてプラセボ錠剤を用いた例を示したが、何らかの薬効成分を含んだ錠剤に穴53を設けて医薬品有効成分等の添加処理を行うことも可能である。また、前述の錠剤製造装置1においては、薬剤供給装置6の後段にインクジェットヘッド7が配されているが、薬剤供給装置6とインクジェットヘッド7の前後関係は任意であり、インクジェットヘッド7を薬剤供給装置6の前段に配しても良い。同様に、錠剤製造装置41におけるインクジェットヘッド7と薬剤供給装置6の位置関係も任意である。さらに、薬剤供給装置6も1個ではなく、複数種類の医薬品有効成分が添加できるように複数個配置しても良く、医薬品有効成分が簡単に交換可能なようにカートリッジ式の薬剤供給装置を使用しても良い。
加えて、錠剤51の穴53は、図2のように、ほぼ錠剤中心まで延びる深いものでなくとも良く、例えば、図3(a)のような浅い穴53であっても良く、その大小は問わず、微小なものでも構わない。また、穴53の形状も、円柱形以外に図3(b)のような半球形、図3(c)のような円錐型、あるいは角穴など種々の形態が採用し得る。なお、穴53に医薬品有効成分等を保持する形態は、穴内部に医薬品有効成分等を充填して固化させる形態や、穴内面を医薬品有効成分等にてコーティングする形態など、種々の態様を採用し得る。
一方、前述の実施形態では、錠剤製造装置1の処理対象を円形の錠剤としたが、本発明による製造装置は、円形錠剤以外にも、オブロング錠やキャブレット錠、多角形錠剤など種々の形状の錠剤に対応可能である。また、インクジェットヘッド7は、表面用7aと裏面用7bが同位置に対向配置されているが、両者をずらして配置しても良く、多色印刷対応のため、ヘッドを複数個配置することも可能である。なお、錠剤製造装置1では、医薬品有効成分等の添加処理と共に印刷処理を行っているが、刻印錠などにおいては、印刷処理は不要で有り、必ずしも装置内にインクジェットヘッド7を備えている必要はない。
本発明は、医薬品錠剤の印刷以外にも、錠剤状に作られた菓子等の食品にも適用可能である。その場合、医薬品有効成分に代えて、各種フレーバの材料を錠剤状の菓子に添加することにより、種々の風味の菓子を1台の装置にて製造することが可能となる。
1 錠剤製造装置 2 回転フィーダ
3 錠剤供給ディスク(搬送手段) 3a 端面
4 第1搬送ディスク(搬送手段) 4a 端面
5 第2搬送ディスク(搬送手段) 5a 端面
6 薬剤供給装置(供給手段)
7 インクジェットヘッド(印刷手段)
7a 表面用インクジェットヘッド
7b 裏面用インクジェットヘッド
11 錠剤供給部 12 錠剤受け渡し部
13 良品排出部 14 錠剤供給路
15 筐体 16 回転円盤
17 環状回転板 18 錠剤取得部
19 吸着孔(吸着部) 21 吸着孔(吸着部)
22 側面検査装置 23 不良品排出部
24 吸着孔(吸着部) 25 ノズル
26 印刷面検査装置 27 印字検査装置
28 排出器 29 係合突起
31 回転軸 32 回転軸
33 回転軸 41 錠剤製造装置
42 錠剤
43 レーザ穿孔機(穿孔手段)
44 側面 45a 表面
45b 裏面 51 錠剤
52 側面 53 穴(凹部)
54a 表面 54b 裏面

Claims (15)

  1. 錠剤を吸着支持しつつ搬送する搬送手段を備えた錠剤製造装置であって、
    前記錠剤はその側面に凹部を有し、
    該錠剤製造装置は、前記搬送手段によって搬送される前記錠剤の前記凹部に対し、所定の液滴を添加可能な供給手段を有することを特徴とする錠剤製造装置。
  2. 請求項1記載の錠剤製造装置において、
    前記凹部は、前記側面に開口し径方向に沿って延びる穴であることを特徴とする錠剤製造装置。
  3. 請求項2記載の錠剤製造装置において、
    前記凹部は、周方向に沿って複数個形成されてなることを特徴とする錠剤製造装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の錠剤製造装置において、
    前記液滴は、所定の医薬品有効成分を含むことを特徴とする錠剤製造装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の錠剤製造装置において、
    該錠剤製造装置は、前記搬送手段に近接して配置され、前記搬送手段によって搬送される前記錠剤の表裏面の少なくとも何れか一方に対し印刷処理が可能な印刷手段をさらに有することを特徴とする錠剤印刷装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の錠剤製造装置において、
    前記搬送手段は、前記錠剤の表裏面全体が露出した状態となるように、該錠剤の側面を吸着支持可能なことを特徴とする錠剤製造装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の錠剤製造装置において、
    前記搬送手段は、円盤状に形成された搬送ディスクであり、
    該搬送ディスクは、その端面に周方向に沿って設けられ、前記錠剤の側面を吸着する吸着部を有することを特徴とする錠剤製造装置。
  8. 錠剤を吸着支持しつつ搬送する搬送手段を備えた錠剤製造装置であって、
    前記錠剤の側面に凹部を形成する穿孔手段と、
    該錠剤製造装置は、前記搬送手段によって搬送される前記錠剤の前記凹部に対し、所定の液滴を添加可能な供給手段と、を有することを特徴とする錠剤製造装置。
  9. 側面に凹部を有する錠剤を吸着支持しつつ搬送し、
    搬送される該錠剤の前記凹部に対し、所定の液滴を添加することを特徴とする錠剤製造方法。
  10. 請求項9記載の錠剤製造方法において、
    前記液滴は、所定の医薬品有効成分を含むことを特徴とする錠剤製造方法。
  11. 請求項9又は10記載の錠剤製造方法において、
    前記錠剤は、側面を吸着支持された状態で搬送され、
    搬送される該錠剤の表裏面の少なくとも何れか一方に対し印刷処理を行うことを特徴とする錠剤製造方法。
  12. 側面に開口し径方向に沿って延びる穴を有する錠剤であって、
    前記穴は、周方向に沿って複数個形成され、
    少なくとも一つの前記穴には、所定の医薬品有効成分が保持されることを特徴とする錠剤。
  13. 請求項12記載の錠剤において、
    前記穴には、異なる種類の医薬品有効成分が保持されることを特徴とする錠剤。
  14. 側面に開口し径方向に沿って延びる穴を備え、該穴に所定の医薬品有効成分が保持される錠剤を使用し、
    前記錠剤の表裏面の少なくとも一方に、前記医薬品有効成分に対応した表示を印刷することにより、該錠剤のトレーサビリティを可能とすることを特徴とする錠剤のトレーサビリティ方法。
  15. 側面に開口し径方向に沿って延びる穴を備え、該穴に所定の医薬品有効成分が保持される錠剤を使用し、
    前記錠剤の表裏面の少なくとも一方に、前記医薬品有効成分に対応した表示を印刷することにより、該錠剤の服用管理を行うことを特徴とする錠剤の服用管理方法。
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