JPWO2018101041A1 - 光ケーブル及び外被除去方法 - Google Patents

光ケーブル及び外被除去方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018101041A1
JPWO2018101041A1 JP2018553758A JP2018553758A JPWO2018101041A1 JP WO2018101041 A1 JPWO2018101041 A1 JP WO2018101041A1 JP 2018553758 A JP2018553758 A JP 2018553758A JP 2018553758 A JP2018553758 A JP 2018553758A JP WO2018101041 A1 JPWO2018101041 A1 JP WO2018101041A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber unit
tensile strength
optical
jacket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018553758A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6527645B2 (ja
Inventor
真之介 佐藤
真之介 佐藤
瑞基 伊佐地
瑞基 伊佐地
富川 浩二
浩二 富川
大里 健
健 大里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6527645B2 publication Critical patent/JP6527645B2/ja
Publication of JPWO2018101041A1 publication Critical patent/JPWO2018101041A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/56Processes for repairing optical cables
    • G02B6/566Devices for opening or removing the mantle
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4429Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
    • G02B6/443Protective covering
    • G02B6/4432Protective covering with fibre reinforcements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4479Manufacturing methods of optical cables
    • G02B6/4486Protective covering
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4479Manufacturing methods of optical cables
    • G02B6/449Twisting

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

【課題】光ファイバの取り出し易い新規な光ケーブルを提供すること。【解決手段】本開示の光ケーブルは、複数の光ファイバを押え巻きテープで包んだ光ファイバユニットと、前記光ファイバユニットの外側に周方向に間隔をあけて配置された少なくとも3本の抗張力体と、前記光ファイバユニット及び前記抗張力体を被覆する外被と、を備える。前記抗張力体は、前記光ファイバユニットと平行に配置されている。前記光ファイバユニットと前記抗張力体との間には前記外被が形成されている。前記光ファイバユニットと前記抗張力体との間に形成された前記外被の内壁面は、前記抗張力体の配置されていない前記外被の内壁面よりも、ケーブル中心に向かって突出している。前記押え巻きテープのうち、前記ケーブル中心に向かって突出した前記内壁面に配置された部位は、前記ケーブル中心に向かって凹んでいる。

Description

本発明は、光ケーブル及び外被除去方法に関する。
特許文献1には、空気圧送でマイクロダクト(細径の管状ダクト)に敷設するための光ファイバケーブルが記載されている。特許文献1には、ルースチューブ(複数の光ファイバを止水可能な充填材とともに収容したチューブ)の周囲に、3本の抗張力体が120°間隔で外被に埋設されることが記載されている。
特許文献2には、複数の光ファイバを押え巻きテープで包んだ光ファイバユニットを外被の内部に収容した光ケーブルが記載されている。特許文献2には、光ファイバユニットを収容した収容部を挟むように、2本の抗張力体が外被に埋設されることが記載されている。
特開2010−204368号公報 特開2015−169756号公報
特許文献1記載の光ファイバケーブルでは、3本の抗張力体が、ルースチューブの周囲に撚り合わされて配置されている。このため、光ファイバケーブルから光ファイバを取り出す際に、外被を除去しただけでは、抗張力体が邪魔になってしまい、光ファイバを取り出すことが難しい。この結果、特許文献1記載の光ファイバケーブルから光ファイバを取り出すためには、抗張力体の切断などが必要になってしまう。
ところで、特許文献1記載の抗張力体は、ルースチューブと接するように撚られて配置されているが、仮に抗張力体の内側がルースチューブではなく特許文献2記載の光ファイバユニット(複数の光ファイバを押え巻きテープで包んだ集合体)のような部材と接触した状態で縦添されていると、光ケーブルが湾曲したときに、抗張力体が内部(光ファイバユニット)に食い込んでしまい、この結果、光ファイバの損傷や、伝送損失の増加を招くおそれがある。
本発明は、光ファイバの取り出し易い新規な光ケーブルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、複数の光ファイバを押え巻きテープで包んだ光ファイバユニットと、前記光ファイバユニットの外側に周方向に間隔をあけて配置された少なくとも3本の抗張力体と、前記光ファイバユニット及び前記抗張力体を被覆する外被と、を備え、前記抗張力体は、前記光ファイバユニットと平行に配置されており、前記光ファイバユニットと前記抗張力体との間には前記外被が形成されており、前記光ファイバユニットと前記抗張力体との間に形成された前記外被の内壁面は、前記抗張力体の配置されていない前記外被の内壁面よりも、ケーブル中心に向かって突出しており、前記押え巻きテープのうち、前記ケーブル中心に向かって突出した前記内壁面に配置された部位は、前記ケーブル中心に向かって凹んでいることを特徴とする光ケーブルである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、光ファイバを取り出すことが容易である。
図1は、本実施形態の光ケーブル100の断面図である。 図2Aは、バンドルユニット11の説明図である。図2Bは、間欠連結型の光ファイバテープ1の説明図である。 図3は、押え巻きテープ14の凹み率の説明図である。 図4A及び図4Bは、本実施形態の光ケーブル100の外被除去方法の説明図である。 図5A及び図5Bは、光ケーブル100の断面の一部拡大図である。 図6は、光ケーブルの曲げ剛性の測定結果のグラフである。 図7は、空気圧送性能の測定結果のグラフである。 図8は、第3実施例の光ケーブルの曲げ剛性の測定結果のグラフである。 図9は、第3実施例の空気圧送性能の測定結果のグラフである。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
複数の光ファイバを押え巻きテープで包んだ光ファイバユニットと、前記光ファイバユニットの外側に周方向に間隔をあけて配置された少なくとも3本の抗張力体と、前記光ファイバユニット及び前記抗張力体を被覆する外被と、を備え、前記抗張力体は、前記光ファイバユニットと平行に配置されており、前記光ファイバユニットと前記抗張力体との間には前記外被が形成されており、前記光ファイバユニットと前記抗張力体との間に形成された前記外被の内壁面は、前記抗張力体の配置されていない前記外被の内壁面よりも、ケーブル中心に向かって突出しており、前記押え巻きテープのうち、前記ケーブル中心に向かって突出した前記内壁面に配置された部位は、前記ケーブル中心に向かって凹んでいることを特徴とする光ケーブルが明らかとなる。このような光ケーブルによれば、光ファイバを取り出すことが容易である。
前記光ケーブルの前記抗張力体の本数は、3本であることが望ましい。これにより、できる限り少ない本数の抗張力体によって、等方的な曲げ方向を有する光ケーブルを得ることができる。
前記押え巻きテープの凹んだ部位の内径をrとし、前記押え巻きテープの凹んでいない部位の内径をRとし、凹み率H(%)をH=(R−r)/R×100としたとき、凹み率H(%)は、20%以下であることが望ましい。これにより、光ファイバの伝送損失の増加を抑制できる。
隣り合う2本の前記抗張力体の外側の接線が、前記光ファイバユニットよりも外側に位置することが望ましい。これにより、光ファイバユニットの損傷を抑制できる。
前記光ファイバユニットの一部が、隣り合う2本の前記抗張力体の外側の接線よりも外側に位置することが望ましい。これにより、光ファイバを取り出すことが容易になる。
(1)複数の光ファイバを押え巻きテープで包んだ光ファイバユニットと、前記光ファイバユニットの外側に周方向に間隔をあけて配置された少なくとも3本の抗張力体と、前記光ファイバユニット及び前記抗張力体を被覆する外被と、を備え、前記抗張力体が、前記光ファイバユニットと平行に配置されている光ケーブルを用意すること、及び(2)工具の刃の刃線が前記光ケーブルの長手方向に対して交差するように前記工具の前記刃を前記光ケーブルの前記外被に当てて、前記工具を前記長手方向に沿って移動させ、前記外被を除去することを行う外被除去方法が明らかとなる。このような外被除去方法によれば、光ファイバを取り出すことが容易である。
前記工具の前記刃を前記抗張力体で案内させながら、前記工具を前記長手方向に沿って移動させることが望ましい。これにより、作業者による外被の除去が容易になる。
前記外被を除去するとき、前記工具の前記刃が隣り合う2本の前記抗張力体に接することが望ましい。これにより、それ以上に工具の刃が深く入り込むことが抑制できる。
前記工具によって前記外被を除去するとき、前記長手方向に移動する前記刃によって前記押え巻きテープが内側に凹むように変形することが望ましい。これにより、光ファイバを取り出すことが容易になる。
===本実施形態===
<光ケーブル100の構成>
図1は、本実施形態の光ケーブル100の断面図である。本実施形態の光ケーブル100は、光ファイバユニット10と、少なくとも3本の抗張力体20と、外被30とを有する。
光ファイバユニット10は、複数の光ファイバ3を押え巻きテープ14で包んだユニット(集合体)である。光ファイバユニット10は、「光ケーブルのコア」、「光ファイバコア」、「コアユニット」、単に「ユニット」などとも呼ばれることもある。本実施形態では、光ファイバユニット10は、複数の光ファイバテープ1をバンドル材12で束ねたバンドルユニット11(図2A参照)を複数備え、複数のバンドルユニット11が押え巻きテープ14に包まれることによって構成されている。なお、押え巻きテープ14に包まれる複数の光ファイバ3の束は、複数のバンドルユニット11で構成したものに限られるものではなく、例えば多数の単心の光ファイバ3を束ねて構成しても良い。
図2Aは、バンドルユニット11の説明図である。バンドルユニット11は、複数の光ファイバ3の束をバンドル材12で束ねた構造である。バンドルユニット11は、「サブユニット」などと呼ばれることもある。バンドル材12は、複数の光ファイバ3を結束可能な糸状、紐状又はテープ状の部材である。バンドル材12の識別色によって他のバンドルユニット11との識別が可能である。但し、バンドル材12に識別マークを形成しても良い。図中のバンドルユニット11は、2本のバンドル材12をSZ状に巻き付けて複数の光ファイバ3を束ねているが、1本のバンドル材12を螺旋状に巻き付けて複数の光ファイバ3を束ねても良い。光ファイバ3の束は、複数枚の間欠連結型の光ファイバテープ1を束ねて構成されている。
図2Bは、間欠連結型の光ファイバテープ1の説明図である。図2Bの右図は、左図である斜視図のA−A又はB−Bにおける断面図である。以下の説明では、図2Bに示す通り、光ファイバテープ1を構成する光ファイバ3に平行な方向を「長手方向」とする。また、光ファイバテープ1を構成する複数の光ファイバ3の並ぶ方向を「幅方向」とする。
間欠連結型の光ファイバテープ1は、複数の光ファイバ3を並列させて間欠的に連結した光ファイバテープ1である。隣接する2心の光ファイバ3は、連結部5によって連結されている。隣接する2心の光ファイバ3を連結する複数の連結部5は、長手方向に間欠的に配置されている。また、光ファイバテープ1の複数の連結部5は、長手方向及び幅方向に2次元的に間欠的に配置されている。連結部5は、連結剤となる紫外線硬化樹脂を塗布した後に紫外線を照射して固化することによって、形成されている。なお、連結部5を熱可塑性樹脂で構成することも可能である。隣接する2心の光ファイバ間の連結部5以外の領域は、非連結部7(分離部)になっている。非連結部7では、隣接する2心の光ファイバ3同士は拘束されていない。これにより、光ファイバテープ1を丸めて筒状(束状)にしたり、折りたたんだりすることが可能になり、多数の光ファイバ3を高密度に収容することが可能になる。光ファイバテープ1から光ファイバ3を単心分離するとき、作業者は、光ファイバ3の間を引き裂くなどして、連結部5を破壊することになる。
なお、間欠連結型の光ファイバテープ1は、図2Bに示すものに限られるものではない。例えば、光ファイバテープ1の心数を変更しても良い。また、間欠的に配置されている連結部5の配置を変更しても良い。
押え巻きテープ14は、複数の光ファイバ3を包む部材である。光ファイバ3を押え巻きテープ14で包むことによって、外被30を構成する溶融樹脂を被覆したときに、外被30の内部に光ファイバ3が埋設されてしまうこと(食い込んでしまうこと)を防止できる。押え巻きテープ14には、ポリイミドテープ、ポリエステルテープ、ポリプロピレンテープ、ポリエチレンテープ等が使用される。この他、押え巻きテープ14として不織布を利用することができる。この場合、不織布は、ポリイミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等をテープ状に形成したものが使用される。押え巻きテープ14は、不織布にポリエステルフィルム等のフィルムを貼り合わせたものでも良い。
押え巻きテープ14は、テープ状の基材に吸水パウダーを付着(又は塗布)させた構成となっている。このため、押え巻きテープ14は、吸水テープとして機能する。吸水パウダーは、吸水性の粒状又は粉状の物質(吸水性物質)である。吸水パウダーは、テープ状の基材の表面に付着(塗布)させても良いし、2枚の不織布で構成されたテープ状の基材の間に挟んで配置させても良い。吸水時(吸水パウダーが吸水したとき)には、粒状又は粉状の吸水パウダーが膨張し、ジェリー状になる(膨潤化)。このような吸水パウダーとしては、例えば粒径5〜30μmのでん粉系、セルロース系、ポリアクリル酸系、ポリビニルアルコール系、ポリオキシエチレン系の高吸水性の材料、もしくはこれらの混合物等を用いることができる。ジェリー状になった吸水パウダーが光ケーブル100の内部の隙間を塞ぐことによって、光ケーブル100を止水できる。なお、基材自体が、吸水性を有しても良い。また、押え巻きテープ14が吸水性を有していなくても良い。
抗張力体20は、外被30の収縮に抗い、外被30の収縮により光ファイバユニット10(特に光ファイバ3)に印加される歪みや曲げを抑制する部材である。抗張力体20は、線状の部材であり、外被30の内部に埋設されている。抗張力体20の材料としては、ノンメタリック材料やメタリック材料が使用可能である。ノンメタリック材料としては、例えばガラスFRP(GFRP)、ケブラー(登録商標)により強化したアラミド繊維強化プラスチック(KFRP)、ポリエチレン繊維により強化したポリエチレン繊維強化プラスチックなどの繊維強化プラスチック(FRP)が使用可能である。メタリック材料としては、鋼線などの金属線が使用可能である。
本実施形態の光ケーブル100は、少なくとも3本の抗張力体20を有する。ここでは、3本の抗張力体20が、外被30の内部に埋設されている。3本の抗張力体20は、周方向に均等な間隔(ここでは120°の間隔)をあけて配置されている。このように、少なくとも3本の抗張力体20が周方向に間隔をあけて配置されることにより、光ケーブル100は、等方的な曲げ方向性を得ることができる。抗張力体20の本数が3本であれば、最も少ない数の抗張力体20によって、等方的な曲げ方向性を有する光ケーブル100を得ることができる。但し、抗張力体20の本数は、3本に限られず、4本以上でも良い。なお、光ケーブル100がN本の抗張力体20を有する場合には、N本の抗張力体20が、周方向に360°/Nの間隔で配置されることになる。例えば、光ケーブル100が4本の抗張力体20を有する場合には、4本の抗張力体20が、周方向に90°間隔で配置されることになる。また、少なくとも3本の抗張力体20で囲まれた領域の内側に、光ファイバユニット10の収容部が形成されている。
ところで、仮に2本の抗張力体20が光ファイバユニット10を挟むように配置されている場合には、光ケーブル100は、特定の方向(2本の抗張力体20を結んだ線を中立軸とする曲げ方向)に曲がりやすく、それ以外の方向には曲がりにくくなってしまう。このようにケーブルの曲げ方向が限定されてしまうと、マイクロダクトへの空気圧送特性が低下してしまう。これに対し、本実施形態の光ケーブル100の場合、等方的な曲げ方向性を得ることができるため、マイクロダクトへの良好な空気圧送特性を実現することができる。
外被30は、光ファイバユニット10及び抗張力体20を被覆する部材である。外被30の外形(断面)は円形状である。外被30の材料としては、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ナイロン(商標登録)、フッ化エチレン又はポリプロピレン(PP)等の樹脂が使用可能であり、ポリエチレン(PE)の場合には、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、若しくは直鎖状低密度ポリエチレンなどが使用可能である。また、外被30の材料として、例えば水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムのような水和金属化合物を難燃剤として含有するポリオレフィンコンパウンドも使用可能である。なお、外被30の中に、光ファイバユニット10及び抗張力体20とは別の部材が埋設されていても良い。
溶融樹脂を押出成形して外被30を形成したとき、冷却時の外被30の収縮によって光ファイバユニット10(特に光ファイバ3)が歪み、この結果、光ファイバ3の信号損失が増加するおそれがある。但し、抗張力体20を外被30に埋設させることによって、外被30の収縮時の負荷が抗張力体20にかかるため、光ファイバユニット10に負荷がかかりにくくなる。
本実施形態では、抗張力体20は、光ファイバユニット10と平行に配置されている。仮に抗張力体20が光ファイバユニット10の外側で撚られている場合には、光ファイバユニット10から光ファイバ3を取り出す際に光ファイバユニット10の外側の抗張力体20が邪魔になり、抗張力体20を切断させる必要が生じるため、作業性が低下してしまう。これに対し、本実施形態では、抗張力体20は光ファイバユニット10と平行に配置されているだけなので、外被30を除去するだけで容易に光ファイバ3を取り出すことができる。なお、本実施形態における光ファイバ3の取り出し方法(光ケーブル100の外被除去方法)については後述する。
本実施形態のように抗張力体20を光ファイバユニット10と平行に配置させた場合において、仮に光ファイバユニット10と抗張力体20との間に外被30を形成せずに、光ファイバユニット10と抗張力体20とが接触した構造にしてしまうと、光ファイバユニット10と抗張力体20との間に隔壁となるものが無いため、光ケーブル100が湾曲したときに、抗張力体20が光ファイバユニット10に食い込んでしまう。この結果、光ファイバ3が損傷したり、光ファイバ3の信号損失が増加したりするおそれがある。なお、仮に抗張力体20が撚られているのであれば、光ファイバユニット10と抗張力体20との間に外被30を形成しなくても、光ケーブル100が湾曲したときに、抗張力体20が光ファイバユニット10に食い込まずに済む。但し、この場合、既に説明したように、光ファイバ3を取り出す際に、抗張力体20を切断させる必要が生じるため、作業性が低下してしまう。
そこで、本実施形態では、抗張力体20が光ファイバユニット10と平行に配置された構成を採用しつつ、光ファイバユニット10(詳しくは押え巻きテープ14)と抗張力体20との間に外被30が形成された構成を採用している。言い換えると、本実施形態では、抗張力体20は、光ファイバユニット10と接触せずに、光ファイバユニット10と平行に配置されている。光ファイバユニット10の押え巻きテープ14と抗張力体20との間に外被30が形成されることによって、この外被30が光ファイバユニット10と抗張力体20とを隔てる隔壁となり、光ケーブル100が湾曲しても、抗張力体20が光ファイバユニット10に食い込むことを抑制できる。
光ファイバユニット10と抗張力体20との間に外被30が形成された構成の場合、抗張力体20の内側に外被30が形成される構成になるため、光ファイバユニット10の収容空間が狭くなってしまう。一方、光ファイバユニット10の収容空間を広くするために、光ファイバユニット10と抗張力体20との間に形成される外被30を薄くしてしまうと、光ファイバユニット10と抗張力体20とを隔てる隔壁としての機能が低下するおそれがある。また、光ファイバユニット10の収容空間を広くするために、光ファイバユニット10と抗張力体20との間に形成される外被30を薄くしてしまうと、外被30の収縮に抗うという抗張力体20の本来の機能を果たせなくなるおそれもある。
これに対し、本実施形態では、光ファイバユニット10と抗張力体20との間に形成された外被30の内壁面は、抗張力体20の配置されていない外被30の内壁面よりも、ケーブル中心に向かって突出するように構成されている。これにより、抗張力体20の周囲(抗張力体20の内側を含む)の外被30の厚さを確保できるため、光ファイバユニット10と抗張力体20とを隔てる隔壁としての機能と、外被30の収縮に抗うという抗張力体20の本来の機能を果たすことができる。また、本実施形態では、押え巻きテープ14のうち、ケーブル中心に向かって突出した外被30の内壁面に配置された部位は、ケーブル中心に向かって凹むように構成されている。これにより、押え巻きテープ14は、外被30の突出していない部位では凹んでいないため、光ファイバユニット10の収容空間の広さを確保することができる。すなわち、本実施形態の光ケーブル100によれば、抗張力体20の周囲(抗張力体20の内側を含む)の外被30の厚さの確保と、光ファイバユニット10の収容空間の広さの確保という、相反する課題の解決を両立させることができる。
図3は、押え巻きテープ14の凹み率の説明図である。図中には、光ケーブル100の断面における押え巻きテープ14の形状が示されている。図中のrは、抗張力体20の内側における押え巻きテープ14の内径を示している。言い換えると、図中のrは、押え巻きテープ14の凹んだ部位の内径を示している。また、図中のRは、抗張力体20の内側以外の部位における押え巻きテープ14の内径を示している。言い換えると、図中のRは、押え巻きテープ14の凹んでいない部位の内径を示している。
ここで、凹み率H(%)を次式のように定義する。
H=(R−r)/R×100
本実施形態の光ケーブル100では、凹み率Hが大きいほど、光ケーブル100の断面積に対する収容空間(外被30の内側の空間、光ファイバユニット10の占める空間)の面積が広がるため、光ケーブル100の外径を細くすることが可能になる。一方、凹み率Hが大き過ぎると、光ケーブル100を曲げたときに光ファイバ3が側圧を受けやすくなってしまい、伝送損失が増加しやすくなってしまうため、凹み率H(%)は20%以下であることが望ましい(後述)。
<光ケーブル100の外被除去方法>
図4A及び図4Bは、本実施形態の光ケーブル100の外被除去方法の説明図である。図4B(外被30の除去作業を横から見た説明図)では、説明の便宜のため、工具50(口出し工具、外被除去工具)のうちの刃51のみが示されている。
本実施形態では、光ケーブル100の外被除去の際に、作業者は、工具50の刃51(平刃)の刃線が長手方向に対して交差するように工具50の刃51を光ケーブル100の外被30に当てて、工具50の刃51を長手方向に沿って移動させ、外被30を除去する。つまり、作業者は、カンナやピーラーで削るようにして、工具50の刃51(平刃)で外被30を除去する。ここでは、工具50を移動させる方向(長手方向)は、刃51(平刃)の刃線と直交する方向である。
本実施形態では、光ファイバユニット10の外側に周方向に間隔をあけて配置された抗張力体20が光ファイバユニット10と平行に配置されているため、作業者は、長手方向に沿って外被30を除去すれば、抗張力体20の隙間から光ファイバユニット10にアクセスすることが可能である。なお、仮に抗張力体20が光ファイバユニット10の外側で撚られている場合には、長手方向に沿って外被30を除去しただけでは、光ファイバユニット10の外側の抗張力体20が邪魔になるため、抗張力体20の隙間から光ファイバユニット10にアクセスすることが困難になる(この結果、抗張力体20の切断などが必要になってしまう。)
加えて、本実施形態では、抗張力体20が光ファイバユニット10と平行に配置されているため、作業者は、工具50の刃51を長手方向に沿って移動させるときに、抗張力体20で刃51を案内させることができる。つまり、抗張力体20は、工具50のガイドとしての機能を有する。また、工具50の刃51は、抗張力体20に接することによって、それ以上に光ケーブル100に深く入り込むことが抑制される。このため、抗張力体20は、光ファイバユニット10の損傷を抑制させる機能も有する。
図5Aは、光ケーブル100の断面の一部拡大図である。図中には、隣り合う2本の抗張力体20の外側の接線が点線で示されている。
工具50の刃51は、2本の抗張力体20に接することによって、それ以上に光ケーブル100に深く入り込むことが抑制される。このため、2本の抗張力体20の外側の接線(図中の点線)は、工具50の刃線の限界深さを示すことになる。
本実施形態では、図5Aに示すように、2本の抗張力体20の外側の接線(図中の点線)が光ファイバユニット10(詳しくは押え巻きテープ14)よりも外側になっている。これにより、工具50の刃51が光ファイバユニット10(特に光ファイバ3)に接触することを抑制できるため、光ファイバユニット10の損傷を抑制できる。但し、作業者は、光ケーブル100から光ファイバ3を取り出すためには、工具50の刃51で外被30を除去した後に、光ファイバユニット10の外側に残った薄肉状の外被30を裂いて光ファイバユニット10にアクセスする必要がある。
一方、図5Bに示すように、2本の抗張力体20の外側の接線が、外被30よりも内側になることがあっても良い。言い換えると、光ファイバユニット10の一部が、2本の抗張力体20の外側の接線よりも外側にはみ出しても良い。図5Bに示す構造であれば、作業者が工具50の刃51で外被30を除去したときに、光ファイバユニット10が露出するため、光ファイバユニット10にアクセスしやすくなるという利点がある。但し、図5Bに示す構造の場合、工具50の刃51が光ファイバユニット10に接触することが起こり得るが、長手方向に移動する刃51によって光ファイバユニット10の押え巻きテープ14が内側に凹むように変形し、これにより、光ファイバユニット10(特に光ファイバ3)の損傷を抑制することができる。特に、本実施形態では、押え巻きテープ14のうち、ケーブル中心に向かって突出した外被30の内壁面に配置された部位は、ケーブル中心に向かって凹むように構成されているため、工具50の刃51が押え巻きテープ14に接触したときに、その接触箇所が内側に凹みやすくなるため、押え巻きテープ14が損傷しにくい。このため、図5Bに示すように、2本の抗張力体20の外側の接線が、外被30よりも内側になることも許容される。
<実施例1>
第1実施例として、図1に示す光ケーブル100を製造した。第1実施例の光ケーブル100には、120°間隔で配置された3本の抗張力体20が光ファイバユニット10と接触せずに光ファイバユニット10と平行に配置されている。第1実施例の光ケーブル100は、72心で構成されている(第1実施例の光ケーブル100の光ファイバユニット10には、72本の光ファイバ3が収容されている)。
また、第1比較例及び第2比較例として、特許文献1(特開2010−204368号公報)に記載の光ケーブルを製造した。第1比較例及び第2比較例の光ケーブルには、120°間隔で配置された3本の抗張力体20が、ルースチューブの外側に撚られた状態で配置されている。第1比較例の光ケーブルは心で構成され、第2比較例の光ケーブルは72心で構成されている(ルースチューブに収容された光ファイバの数は、第1比較例では12本、第2比較例では72本である)。
図6は、光ケーブルの曲げ剛性の測定結果のグラフである。各ケーブルの曲げ剛性の当方性を調べるため、30°刻みで曲げ方向を変えて、それぞれの曲げ方向における光ケーブルの曲げ剛性(単位:N/m2)を測定した。図中に示される通り、第1実施例の光ケーブルは、ほぼ等方的な曲げ剛性が得られることが確認された。(なお、第1実施例の光ケーブル100の曲げ剛性は、第1比較例の4〜5倍であり、第2比較例の1.5〜2倍程度であった。)
図7は、空気圧送性能の測定結果のグラフである。空気圧送性能の測定のため、内径8mmのマイクロダクトを用意し、このマイクロダクトを1周約125mの8字型に敷設し、マイクロダクト内に各光ケーブルを空気圧送して、その距離を測定した。第1実施例の光ケーブルの伝送距離は3000mであり、良好な圧送特性を得られることが確認された(比較例の光ケーブルの伝送距離2500mであった)。
<実施例2>
第2実施例として、凹み率H(%)を異ならせた複数種類の光ケーブル100(図1参照)を製造した。いずれの光ケーブル100も72心で構成されている(光ケーブル100の光ファイバユニット10には、72本の光ファイバ3が収容されている)。
凹み率H(%)による細径効果を確認するため、各光ケーブル100の外径を測定した。そして、凹み率H(%)が0%の光ケーブル(凹みの無い光ケーブル)の外径を基準とし、基準となる光ケーブルの外径に対する各光ケーブル100の外径を細径効果として評価した。
また、各光ケーブル100の空気圧送性能を測定した。空気圧送性能の測定方法は、既に説明した通りである。前述の比較例と同等、若しくは比較例以上の圧送特性があれば、良(○)と評価した。
また、各光ケーブル100の伝送特性を測定した。ドラムに巻き付けた600mの光ケーブル100に対して、測定波長1.55μmとし、温度20℃の環境下での各光ファイバ3の伝送損失(dB/km)を測定し、最も伝送損失の大きい光ファイバ3の伝送損失が0.2dB/km未満であれば良(○)と評価し、0.3dB/km以上であれば不良(×)と評価した。
また、各光ケーブル100の口出し性を評価した。図4A及び図4Bに示すように、工具を用いて光ケーブル100の外被を除去(口出し)したときに光ファイバ3に傷がつくかどうかに基づいて、口出し性を評価した。
凹み率の異なる各光ケーブル100の細径効果、圧送特性、伝送特性及び口出し性の評価結果は、次表に示す通りである。
Figure 2018101041
表1の外径(mm)と細径効果(%)に示す通り、凹み率H(%)が大きいほど、光ケーブル100の外径を細くすることができることが確認された。
また、表1の圧送特性に示す通り、実施例に係る光ケーブル100では、前述の比較例と同等以上の圧送特性が得られることが確認された。特に、凹み率Hが7.5%以上であれば、比較例以上の圧送特性が得られることが確認された。これは、凹み率H(%)が大きいほど、光ケーブル100の外径を細くでき、狭いマイクロダクト内に光ケーブル100を空気圧送しやすくなったためだと考えられる。
一方、表1の伝送特性に示すように、凹み率H(%)が25%以上になると、伝送特性が不良と評価された。伝送特性が悪化した理由は、光ケーブル100を曲げたときに光ファイバ3に側圧がかかったためだと考えられる。このため、凹み率H(%)は、20%以下が望ましいことが確認された。
また、表1の口出し性の評価結果に示される通り、いずれの光ケーブル100においても、光ファイバ3の損傷は確認されなかった。このため、図1に示す構造の光ケーブル100に対して、図4Aに示す外被除去方法が有効であることが確認された。
<実施例3>
第3実施例として、4〜6本の抗張力体が周方向に均等な間隔(抗張力体の数をNとしたとき、周方向に360°/Nの間隔)をあけて配置された光ケーブルを製造した。なお、第3実施例の光ケーブルの構成は、第1実施例の光ケーブルの構成と比べて、抗張力体の数N以外はほぼ同じである。このため、第3実施例においても、抗張力体は光ファイバユニットと平行に配置されており、光ファイバユニットと抗張力体との間には外被が形成されており、光ファイバユニットと抗張力体との間に形成された外被の内壁面は、抗張力体の配置されていない外被の内壁面よりもケーブル中心に向かって突出しており、押え巻きテープのうち、ケーブル中心に向かって突出した外被の内壁面に配置された部位は、ケーブル中心に向かって凹むように構成されている。但し、抗張力体の数Nとしたとき、N=3,4の光ケーブルは72心で構成されているが、N=5,6の光ケーブルは288心で構成されている。
図8は、第3実施例(及び第1実施例)の光ケーブルの曲げ剛性の測定結果のグラフである。各ケーブルの曲げ剛性の当方性を調べるため、30°刻みで曲げ方向を変えて、それぞれの曲げ方向における光ケーブルの曲げ剛性(単位:N/m2)を測定した。図中に示される通り、第3実施例(N=4〜6)の光ケーブルにおいても、第1実施例(N=3)の光ケーブルと同等に、ほぼ等方的な曲げ剛性が得られることが確認された。
図9は、第3実施例(及び第1実施例)の空気圧送性能の測定結果のグラフである。この測定結果に示される通り、第3実施例(N=4,6)の光ケーブルにおいても、第1実施例(N=3)の光ケーブルと同等に、良好な圧送特性を得られることが確認された。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 光ファイバテープ、3 光ファイバ、
5 連結部、7 非連結部、
10 光ファイバユニット、
11 バンドルユニット、12 バンドル材、
14 押え巻きテープ、20 抗張力体、30 外被、
50 工具、51 刃、
100 光ケーブル

Claims (9)

  1. 複数の光ファイバを押え巻きテープで包んだ光ファイバユニットと、
    前記光ファイバユニットの外側に周方向に間隔をあけて配置された少なくとも3本の抗張力体と、
    前記光ファイバユニット及び前記抗張力体を被覆する外被と、
    を備え、
    前記抗張力体は、前記光ファイバユニットと平行に配置されており、
    前記光ファイバユニットと前記抗張力体との間には前記外被が形成されており、
    前記光ファイバユニットと前記抗張力体との間に形成された前記外被の内壁面は、前記抗張力体の配置されていない前記外被の内壁面よりも、ケーブル中心に向かって突出しており、
    前記押え巻きテープのうち、前記ケーブル中心に向かって突出した前記内壁面に配置された部位は、前記ケーブル中心に向かって凹んでいる
    ことを特徴とする光ケーブル。
  2. 請求項1に記載の光ケーブルであって、
    前記光ケーブルの前記抗張力体の本数は、3本であることを特徴とする光ケーブル。
  3. 請求項1又は2に記載の光ケーブルであって、
    前記押え巻きテープの凹んだ部位の内径をrとし、
    前記押え巻きテープの凹んでいない部位の内径をRとし、
    凹み率H(%)をH=(R−r)/R×100としたとき、
    凹み率H(%)は、20%以下であることを特徴とする光ケーブル。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の光ケーブルであって、
    隣り合う2本の前記抗張力体の外側の接線が、前記光ファイバユニットよりも外側に位置することを特徴とする光ケーブル。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の光ケーブルであって、
    前記光ファイバユニットの一部が、隣り合う2本の前記抗張力体の外側の接線よりも外側に位置することを特徴とする光ケーブル。
  6. (1)複数の光ファイバを押え巻きテープで包んだ光ファイバユニットと、前記光ファイバユニットの外側に周方向に間隔をあけて配置された少なくとも3本の抗張力体と、前記光ファイバユニット及び前記抗張力体を被覆する外被と、を備え、
    前記抗張力体が、前記光ファイバユニットと平行に配置されている光ケーブルを用意すること、及び
    (2)工具の刃の刃線が前記光ケーブルの長手方向に対して交差するように前記工具の前記刃を前記光ケーブルの前記外被に当てて、前記工具を前記長手方向に沿って移動させ、前記外被を除去すること
    を行う外被除去方法。
  7. 請求項6に記載の外被除去であって、
    前記工具の前記刃を前記抗張力体で案内させながら、前記工具を前記長手方向に沿って移動させることを特徴とする外被除去方法。
  8. 請求項7に記載の外被除去方法であって、
    前記外被を除去するとき、前記工具の前記刃が隣り合う2本の前記抗張力体に接することを特徴とする外被除去方法。
  9. 請求項6〜8のいずれかに記載の外被除去方法であって、
    前記工具によって前記外被を除去するとき、前記長手方向に移動する前記刃によって前記押え巻きテープが内側に凹むように変形することを特徴とする外被除去方法。
JP2018553758A 2016-12-01 2017-11-15 光ケーブル及び外被除去方法 Active JP6527645B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016233839 2016-12-01
JP2016233839 2016-12-01
PCT/JP2017/041103 WO2018101041A1 (ja) 2016-12-01 2017-11-15 光ケーブル及び外被除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6527645B2 JP6527645B2 (ja) 2019-06-05
JPWO2018101041A1 true JPWO2018101041A1 (ja) 2019-06-24

Family

ID=62242144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018553758A Active JP6527645B2 (ja) 2016-12-01 2017-11-15 光ケーブル及び外被除去方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US10775581B2 (ja)
EP (1) EP3546999B1 (ja)
JP (1) JP6527645B2 (ja)
KR (1) KR102167263B1 (ja)
CN (1) CN109844596B (ja)
AU (1) AU2017369091B2 (ja)
CA (1) CA3045786C (ja)
WO (1) WO2018101041A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7156178B2 (ja) * 2019-06-04 2022-10-19 住友電気工業株式会社 光ファイバケーブル
JP7156181B2 (ja) * 2019-06-19 2022-10-19 住友電気工業株式会社 光ファイバケーブル
JP7310517B2 (ja) * 2019-10-03 2023-07-19 住友電気工業株式会社 光ファイバケーブル
WO2020256019A1 (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 住友電気工業株式会社 光ファイバケーブル
WO2024134731A1 (ja) * 2022-12-19 2024-06-27 日本電信電話株式会社 光ファイバケーブル

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS635313A (ja) * 1986-06-25 1988-01-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケ−ブル
US4805392A (en) * 1987-03-02 1989-02-21 Societa' Cavi Pirelli S.P.A. Optical fiber cable manufacturing apparatus
JP2015041037A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 株式会社フジクラ 光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの中間後分岐方法
JP2015102581A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 株式会社フジクラ 光ファイバケーブル
JP3198825U (ja) * 2015-05-13 2015-07-23 株式会社曙産業 ピーラー
JP2016080747A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 住友電気工業株式会社 光ファイバケーブル

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2170614A (en) * 1985-01-24 1986-08-06 Pirelli General Plc Optical fibre cables
DE4236251A1 (de) 1992-10-20 1994-04-21 Hoechst Ag Vorrichtung zum Entfernen der Schutzhülle von Optischen Fasern
FR2756935B1 (fr) 1996-12-09 1999-01-08 Alsthom Cge Alcatel Cable a fibres optiques renforce, de structure unitube
GB9826263D0 (en) * 1998-11-30 1999-01-20 Pirelli General Plc Optical fibre cable manufacture
US6377738B1 (en) 1998-12-04 2002-04-23 Pirelli Cable Corporation Optical fiber cable and core with a reinforced buffer tube having visible strength members and methods of manufacture thereof
US6771863B2 (en) * 2001-12-14 2004-08-03 Sci Systems, Inc. Fiber optic cable
CN2746406Y (zh) * 2004-11-16 2005-12-14 光元先进科技股份有限公司 光缆结构
GB0600445D0 (en) * 2006-01-11 2006-02-15 Ocean Cable Technologies Ltd Cable Gripper
KR20080098225A (ko) * 2007-05-04 2008-11-07 엘에스전선 주식회사 인장멤버의 구조가 개선된 루즈튜브형 광케이블
JP2010204368A (ja) 2009-03-03 2010-09-16 Fujikura Ltd 単一チューブ型光ファイバケーブル
CN102565972A (zh) * 2010-12-29 2012-07-11 山东太平洋光缆有限公司 铠装野战光缆
MY154403A (en) 2011-03-30 2015-06-16 Fujikura Ltd Coating removal tool used for optical fiber and method of removing coating
JP2013195746A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Fujikura Ltd 光ファイバケーブル及びその製造方法
US8620124B1 (en) 2012-09-26 2013-12-31 Corning Cable Systems Llc Binder film for a fiber optic cable
CN104977677B (zh) 2014-01-02 2018-05-01 宏安集团有限公司 光单元及使用该光单元的光电缆
JP5719052B1 (ja) 2014-03-06 2015-05-13 株式会社フジクラ 光ケーブル
CN105301718A (zh) * 2015-10-30 2016-02-03 成都格瑞思文化传播有限公司 抗压光缆结构

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS635313A (ja) * 1986-06-25 1988-01-11 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ケ−ブル
US4805392A (en) * 1987-03-02 1989-02-21 Societa' Cavi Pirelli S.P.A. Optical fiber cable manufacturing apparatus
JP2015041037A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 株式会社フジクラ 光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの中間後分岐方法
JP2015102581A (ja) * 2013-11-21 2015-06-04 株式会社フジクラ 光ファイバケーブル
JP2016080747A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 住友電気工業株式会社 光ファイバケーブル
JP3198825U (ja) * 2015-05-13 2015-07-23 株式会社曙産業 ピーラー

Also Published As

Publication number Publication date
KR102167263B1 (ko) 2020-10-19
WO2018101041A1 (ja) 2018-06-07
CA3045786A1 (en) 2018-06-07
AU2017369091A1 (en) 2019-06-20
EP3546999A4 (en) 2020-06-24
KR20190030751A (ko) 2019-03-22
EP3546999B1 (en) 2024-03-20
US10775581B2 (en) 2020-09-15
US20190310437A1 (en) 2019-10-10
AU2017369091B2 (en) 2020-04-16
CA3045786C (en) 2022-07-26
CN109844596B (zh) 2020-12-01
JP6527645B2 (ja) 2019-06-05
EP3546999A1 (en) 2019-10-02
CN109844596A (zh) 2019-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6527645B2 (ja) 光ケーブル及び外被除去方法
JP5719052B1 (ja) 光ケーブル
US20190011656A1 (en) Optical fiber cable
JP2011123472A (ja) 光ファイバケーブル及びこの光ファイバケーブルの製造方法
EP3410167B1 (en) Optical fiber cable
WO2018092880A1 (ja) 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法
JP7068114B2 (ja) 光ファイバケーブル
KR102422208B1 (ko) 광섬유 케이블의 제조 방법 및 광섬유 케이블의 제조 장치
JP6163227B1 (ja) 光ケーブルの分割方法
JP4252969B2 (ja) 光ファイバケーブル
JP6967472B2 (ja) 光ファイバケーブル
JP6302120B1 (ja) 光ファイバケーブル
WO2022092019A1 (ja) 光ファイバケーブルおよびコネクタ付きケーブル
JP6374208B2 (ja) 光ファイバケーブル
US20240159980A1 (en) Optical fiber cable with tensile material between the inner reinforcing projection
JP2018112604A (ja) 光ケーブル、及び、光ケーブルの製造方法
JP2023041427A (ja) スロット型光ファイバケーブル
JP2011048258A (ja) 光ファイバドロップケーブル
JP2019152825A (ja) 光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの製造方法
JP2012220856A (ja) ケーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190220

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190220

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190510

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6527645

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250