JPWO2017212334A5 - - Google Patents
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Description
体内器官内のRFアブレーションは、以前に広く説明されており、当技術分野で周知である。広い表面積を伴う細長いまたは広範な損傷が所望される場合、RFエネルギーを利用する2つの主要な技術は、単極アブレーションおよび双極アブレーションである。
それを通って延設する少数の電気ワイヤおよび挿入の薄型外形を有する、単純なデバイスを使用しながら、広い面積を有し、好ましくは、細長いものであるが、随意に、円形または縦長形等の広い表面積を有する、均質な損傷の安全、容易、および迅速な作成を可能にする様式で、中空器官内のアブレーションを可能にする、技術の必要性が残っている。
本デバイスは、全体として中空体内器官を通した電気伝搬が低減されるように、中空体内器官の内壁の中で低減した電気伝搬を有する、電気的にアイソレートされた組織領域の所定のパターンを作成するために構成されてもよい。各電極は、細長い導体を備えてもよい。
電極の表面接触、手技段階の自動化、および種々の他の実施形態を改良および監視するために意図される、上記に対する種々の改良および修正も説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
中空体内器官内の疾患を治療するためのデバイスであって、上記デバイスは、
遠位先端を有するシャフトと、
双極電極の少なくとも1つのセットと、
折り畳みまたは圧縮位置から展開位置まで上記双極電極の少なくとも1つのセットを半径方向に拡張するように構成される拡張可能部材と
を備え、
双極電極の各セットは、少なくとも1つの第1極性電極と、少なくとも1つの第2極性電極とを備え、
上記展開位置では、各第1極性電極は、各第2極性電極と実質的に反対側の上記中空体内器官内の場所に位置付けられるように構成され、
上記展開位置では、各電極対の間の距離は、上記電極のそれぞれの幅の少なくとも10倍である、デバイス。
(項目2)
双極電極の各セットのうちの上記少なくとも1つの第1極性電極の全組織接触面積は、双極電極の同一のセットのうちの上記少なくとも1つの第2極性電極の全表面積と実質的に等しい、項目1に記載のデバイス。
(項目3)
上記デバイスは、全体として上記中空体内器官を通した電気伝搬が低減されるように、上記中空体内器官の内壁の中で低減した電気伝搬を有する電気的にアイソレートされた組織領域の所定のパターンを作成するために構成される、項目1または2のいずれかに記載のデバイス。
(項目4)
各電極は、細長い導体を備える、項目1-3のいずれかに記載のデバイス。
(項目5)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、双極電極の4つのセットを備え、双極電極の2つのセットは、上記展開位置において上記シャフトの縦軸と実質的に平行であるように構成される縦方向電極セットであり、双極電極の2つのセットは、上記展開位置において上記シャフトの縦軸を実質的に横断するように構成される2つの円周方向電極セットである、項目2-4のいずれかに記載のデバイス。
(項目6)
低減した電気伝搬を有する電気的にアイソレートされた組織領域の上記所定のパターンは、8つの縦方向スプラインと、円周方向線とを備える、項目5に記載のデバイス。
(項目7)
縦方向電極の各セットは、上記シャフトの上記遠位先端の周囲に「十字」パターンで配列される4つの遠位電極区画と、上記4つの遠位電極区画の間で等距離に、かつより近位の位置において位置付けられるように配列される、4つの近位電極区画とを備える、項目5に記載のデバイス。
(項目8)
円周方向電極の各セットは、上記展開位置において上記拡張可能要素の周囲の円周方向線の中で相互と反対側に配列される第1対の円周方向電極区画と、上記第1対の円周方向電極の間の間隙の中で相互と反対側に配列される、第2対の円周方向電極区画とを備える、項目5に記載のデバイス。
(項目9)
縦方向電極の各セットは、上記シャフトの上記遠位先端の周囲に「扁平x」パターンで配列される4つの遠位電極区画と、上記4つの近位電極区画のうちの2つが、上記4つの遠位電極区画の間に、かつより近位の位置において位置付けられるように配列される、4つの近位電極区画とを備え、円周方向電極の各セットは、上記展開位置において上記拡張可能要素の周囲の円周方向線の中で相互に隣接して配列される第1対の円周方向電極区画と、上記展開位置において上記拡張可能要素の周囲の円周方向線の中で上記第1対の円周方向電極区画と反対側で相互に隣接して配列される、第2対の円周方向電極区画とを備える、項目5に記載のデバイス。
(項目10)
上記電極は、フレキシブルプリント回路材料を備える、項目1-7のいずれかに記載のデバイス。
(項目11)
上記縦方向電極は、フレキシブルプリント回路材料を備え、上記円周方向電極は、ワイヤまたは編組を備える、項目5-7のいずれかに記載のデバイス。
(項目12)
各セットのうちの全ての第1極性電極区画および各セットのうちの全ての第2極性電極区画は、上記シャフトの上記遠位先端に位置するプリント回路基板を介して、相互に接続されるが、いかなる他の電極区画にも接続されない、項目1-9のいずれかに記載のデバイス。
(項目13)
各電極セットの上記組織接触面積は、1mm2~50mm2である、項目1-10のいずれかに記載のデバイス。
(項目14)
上記シャフトを介して電力をPCBパスに送達するように構成される1つ以上のワイヤをさらに備える、項目11に記載のデバイス。
(項目15)
上記シャフトの上記遠位先端において非外傷性キャップをさらに備える、項目12に記載のデバイス。
(項目16)
上記拡張可能部材は、バルーンまたはブラダを備える、項目13に記載のデバイス。
(項目17)
上記電極対の間の上記距離は、少なくとも10mmである、項目1-16のいずれかに記載のデバイス。
(項目18)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、上記拡張可能部材上に印刷される、項目1-17のいずれかに記載のデバイス。
(項目19)
上記拡張可能部材は、非柔軟材料から作製される、項目1-18のいずれかに記載のデバイス。
(項目20)
上記拡張可能部材は、柔軟材料から作製される、項目1-19のいずれかに記載のデバイス。
(項目21)
上記電極は、非対称であるパターンを作成する、項目1-20のいずれかに記載のデバイス。
(項目22)
上記パターンは、上記中空器官の面積を温存するように構成される、項目1-21のいずれかに記載のデバイス。
(項目23)
上記少なくとも1つの第1極性電極は、少なくとも1つの正電極を備える、項目1-22のいずれかに記載のデバイス。
(項目24)
上記少なくとも1つの第2極性電極は、少なくとも1つの負電極を備える、項目1-23のいずれかに記載のデバイス。
(項目25)
上記中空器官は、膀胱、子宮、直腸、大腸または小腸、胃、肺動脈、心房、心室のうちのいずれかであり、上記疾患は、過活動膀胱、排尿筋・括約筋筋失調、過敏性子宮、月経過多、過敏性大腸、肥満、喘息、心房細動、心室頻拍のうちのいずれかである、項目1-24のいずれかに記載のデバイス。
(項目26)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、その表面上に伝導性の可撓性またはゼラチン様材料層を備える、項目1-25のいずれかに記載のデバイス。
(項目27)
上記拡張可能部材は、上記拡張可能部材が外向きに突出するシームを有していないような様式で、ともに溶接される複数の部品を備える、項目1-26のいずれかに記載のデバイス。
(項目28)
上記複数の部品は、鉗子、ローラ、またはクランプのうちの1つ以上のものを使用して、ともに溶接されるフランジを備える、項目27に記載のデバイス。
(項目29)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、上記拡張可能部材が拡張されるときに上記拡張可能部材から突出するように構成される、項目1-28のいずれかに記載のデバイス。
(項目30)
上記少なくとも1つの第1極性電極および上記少なくとも1つの第2極性電極は、上記少なくとも1つの第1極性電極または少なくとも1つの第2極性電極のうちの1つに治療を局限する異なる表面積を有する、項目1-29のいずれかに記載のデバイス。
(項目31)
中空体内器官内の疾患を治療するためのデバイスであって、上記デバイスは、
遠位端、近位端、およびスロットを有するハンドルと、
遠位先端、近位端、ストッパ、および少なくとも1つの開口部を有する内側シャフトと、
上記内側シャフトにわたって摺動可能に位置付けられ、遠位先端、近位端、シール、および外側シャフト基部を有する外側シャフトと、
上記外側シャフトにわたって摺動可能に位置付けられ、遠位端、近位端、および弁を有する外側シースと、
遠位端および近位端をそれぞれ有し、少なくとも1つの電極区画を備える、電極の少なくとも1つのセットと、
遠位脚部および近位脚部を有する、バルーンと
を備え、
上記内側シャフトの上記近位端は、上記ハンドルに接続され、
上記外側シャフト基部はさらに、上記ハンドルの上記スロットを通って摺動可能に突出する後退ノブを備え、
膨張管およびワイヤは、上記ハンドルに進入し、上記内側シャフトに密閉され、
上記バルーンの上記遠位脚部は、上記内側シャフトの上記遠位先端に近接して上記内側シャフトに接続され、上記バルーンの上記近位脚部は、上記外側シャフトの上記遠位先端の近位で上記外側シャフトに接続され、
上記ワイヤは、上記内側シャフトを通過し、上記シャフトの上記遠位先端から外に出て、上記電極の少なくとも1つのセットに接続し、
上記少なくとも1つの電極の上記近位端は、上記バルーンの上記近位脚部の近位で上記外側シャフトにわたって摺動可能に位置付けられるリングとして接続される、デバイス。
(項目32)
上記デバイスは、折り畳みまたは圧縮位置と、展開位置とを有し、さらに、上記内側シャフト遠位先端に接続される非外傷性キャップを備え、
上記非外傷性キャップは、上記折り畳みまたは圧縮位置にあるときに、部分的または完全のいずれかで上記外側シース遠位端を被覆するように構成され、
上記外側シースは、近位に引動されたときに上記電極を露出するように構成され、
上記バルーンは、膨張されたときに上記電極を半径方向に拡張するように構成され、
上記電極は、エネルギーを上記中空器官に送達するように構成され、
上記外側シャフトは、上記後退ノブによって近位に引動されたときに、上記バルーンを伸張し、上記電極を圧潰するように構成される、項目31に記載のデバイス。
(項目33)
上記電極の少なくとも1つのセットは、縦方向電極および円周方向電極を備える、項目31に記載のデバイス。
(項目34)
上記縦方向電極は、フレキシブルプリント回路材料を備える、項目33に記載のデバイス。
(項目35)
上記円周方向電極は、フレキシブルプリント回路材料を備える、項目33に記載のデバイス。
(項目36)
上記円周方向電極は、折り畳み式である、項目33に記載のデバイス。
(項目37)
上記円周方向電極は、少なくとも1つの継合部を有する、項目33に記載のデバイス。
(項目38)
上記少なくとも1つの継合部は、ヒンジを備える、項目37に記載のデバイス。
(項目39)
上記継合部は、縦方向のジグザグ切り込みを伴う上記円周方向電極の面積を備える、項目37に記載のデバイス。
(項目40)
ワイヤは、上記円周方向電極を広げるために使用される、項目33に記載のデバイス。
(項目41)
上記円周方向電極の導体は、プリント回路板(PCB)の裏面上にある、項目40に記載のデバイス。
(項目42)
上記電極は、非対称であるパターンを作成する、項目31-40のいずれかに記載のデバイス。
(項目43)
上記パターンは、上記中空器官の面積を温存するように構成される、項目42に記載のデバイス。
(項目44)
上記ストッパは、上記ハンドルが遠位に押動されたときに、上記バルーンが半径方向にさらに拡張し、上記電極をさらに半径方向に拡張させるように構成されるように、上記内側シャフト上で遠位に位置付けられる、項目31-43のいずれかに記載のデバイス。
(項目45)
上記バルーンは、柔軟材料から作製される、項目31-44のいずれかに記載のデバイス。
(項目46)
上記バルーンは、非柔軟材料から作製される、項目31-45のいずれかに記載のデバイス。
(項目47)
上記中空器官は、膀胱、子宮、直腸、大腸または小腸、胃、肺動脈、心房、心室のうちのいずれかであり、上記疾患は、過活動膀胱、排尿筋・括約筋筋失調、過敏性子宮、月経過多、過敏性大腸、肥満、喘息、心房細動、心室頻拍のうちのいずれかである、項目31-46のいずれかに記載のデバイス。
(項目48)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、その表面上に伝導性の可撓性またはゼラチン様材料層を備える、項目31-47のいずれかに記載のデバイス。
(項目49)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、拡張されたときに上記拡張可能部材から突出するように構成される、項目31-48のいずれかに記載のデバイス。
(項目50)
中空体内器官内の疾患を治療するための方法であって、上記方法は、
上記中空体内器官の中に拡張可能部材を位置付けることと、
上記中空体内器官の中で上記拡張可能部材を拡張させ、上記中空体内器官の中で折り畳みまたは圧縮位置から展開位置まで双極電極の少なくとも1つのセットを拡張させることであって、上記双極電極の少なくとも1つのセットは、少なくとも1つの第1極性電極と、少なくとも1つの第2極性電極とを備える、ことと
を含み、
各第1極性電極は、上記双極電極の少なくとも1つのセットが上記中空体内器官の中で上記展開位置にあるときに、各第2極性電極と実質的に反対側の上記中空体内器官内の場所に位置付けられ、
上記展開位置で、各第1極性電極と上記第1極性電極の反対側の上記第2極性電極との間の距離は、上記第1極性電極および第2極性電極のそれぞれの幅の少なくとも10倍である、方法。
(項目51)
上記双極電極の少なくとも1つのセットを用いて、全体として上記中空体内器官を通した電気伝搬が低減されるように、上記中空体内器官の内壁の中で低減した電気伝搬を有する電気的にアイソレートされた組織領域の所定のパターンを作成することをさらに含む、項目50に記載の方法。
(項目52)
上記所定のパターンは、少なくとも1つの縦方向スプラインと、少なくとも1つの円周方向線とを備える、項目51に記載の方法。
(項目53)
上記所定のパターンは、「十字」パターンまたは「扁平x」パターンを備える、項目51に記載の方法。
(項目54)
各電極セットの上記組織接触面積は、1mm2~50mm2である、項目50に記載の方法。
(項目55)
上記少なくとも1つの第1極性電極と上記少なくとも1つの第2極性電極との間の上記距離は、少なくとも10mmである、項目50に記載の方法。
(項目56)
上記中空器官は、膀胱、子宮、直腸、大腸または小腸、胃、肺動脈、心房、心室のうちのいずれかであり、上記疾患は、過活動膀胱、排尿筋・括約筋筋失調、過敏性子宮、月経過多、過敏性大腸、肥満、喘息、心房細動、心室頻拍のうちのいずれかである、項目50に記載の方法。
(項目57)
上記拡張可能部材は、バルーンを備え、上記拡張可能部材を拡張させることは、上記バルーンを膨張させることを含む、項目50に記載の方法。
(項目58)
上記双極電極の少なくとも1つのセットに接続され、そこに電力を送達する、少なくとも1つの縦方向コネクタを介して、上記双極電極の少なくとも1つのセットを通電させることをさらに含む、項目50に記載の方法。
(項目59)
非外傷性シース先端は、上記拡張可能部材の遠位端を被覆する、項目50に記載の方法。
(項目60)
上記拡張可能部材が上記中空体内器官の中で拡張された後に、上記拡張可能部材の周囲の流体を除去することをさらに含む、項目50に記載の方法。
(項目61)
上記中空体内器官の中で上記拡張可能部材を拡張させることは、上記双極電極の少なくとも1つのセットを上記中空体内器官の内面に共形化させることを含む、項目50に記載の方法。
(項目62)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、その表面上に伝導性の可撓性またはゼラチン様材料層を備える、項目61に記載の方法。
(項目63)
上記拡張可能部材は、上記拡張可能部材が外向きに突出するシームを有していないような様式で、ともに溶接される複数の部品を備える、項目50に記載の方法。
(項目64)
上記複数の部品は、鉗子、ローラ、またはクランプのうちの1つ以上のものを使用して、ともに溶接されるフランジを備える、項目63に記載の方法。
(項目65)
上記中空体内器官の中で上記拡張可能部材を拡張させることは、上記双極電極の少なくとも1つのセットを上記拡張可能部材から突出させることを含む、項目50に記載の方法。
(項目66)
上記少なくとも1つの第1極性電極および上記少なくとも1つの第2極性電極は、上記少なくとも1つの第1極性電極または少なくとも1つの第2極性電極のうちの1つに治療を局限する異なる表面積を有する、項目50に記載の方法。
(項目67)
上記少なくとも1つの第1極性電極は、少なくとも1つの正電極を備える、項目50に記載の方法。
(項目68)
上記少なくとも1つの第1極性電極は、少なくとも1つの負電極を備える、項目50に記載の方法。
(項目69)
中空体内器官内の疾患を治療するためのデバイスであって、上記デバイスは、
遠位先端を有するシャフトと、
上記中空体内器官内で半径方向に拡張するように構成される上記シャフト上に配置される拡張可能部材と、
上記拡張可能部材内の光源と
を備え、
上記拡張可能部材の少なくとも一部は、上記光源から生成される光が、上記拡張可能部材から投影し、上記中空体内器官の内面の照射またはアブレートのうちの1つ以上のものを行うことを可能にするように、半透明または透明である、デバイス。
(項目70)
中空体内器官内の疾患を治療するための方法であって、上記方法は、
上記中空体内器官の中に拡張可能部材を位置付けることと、
上記中空体内器官の中で上記拡張可能部材を拡張させることと、
上記拡張可能部材内から、半透明である上記拡張可能部材の少なくとも一部を通して光を投影し、上記中空体内器官の内面の照射またはアブレートのうちの1つ以上のものを行うことと
を含む、方法。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
中空体内器官内の疾患を治療するためのデバイスであって、上記デバイスは、
遠位先端を有するシャフトと、
双極電極の少なくとも1つのセットと、
折り畳みまたは圧縮位置から展開位置まで上記双極電極の少なくとも1つのセットを半径方向に拡張するように構成される拡張可能部材と
を備え、
双極電極の各セットは、少なくとも1つの第1極性電極と、少なくとも1つの第2極性電極とを備え、
上記展開位置では、各第1極性電極は、各第2極性電極と実質的に反対側の上記中空体内器官内の場所に位置付けられるように構成され、
上記展開位置では、各電極対の間の距離は、上記電極のそれぞれの幅の少なくとも10倍である、デバイス。
(項目2)
双極電極の各セットのうちの上記少なくとも1つの第1極性電極の全組織接触面積は、双極電極の同一のセットのうちの上記少なくとも1つの第2極性電極の全表面積と実質的に等しい、項目1に記載のデバイス。
(項目3)
上記デバイスは、全体として上記中空体内器官を通した電気伝搬が低減されるように、上記中空体内器官の内壁の中で低減した電気伝搬を有する電気的にアイソレートされた組織領域の所定のパターンを作成するために構成される、項目1または2のいずれかに記載のデバイス。
(項目4)
各電極は、細長い導体を備える、項目1-3のいずれかに記載のデバイス。
(項目5)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、双極電極の4つのセットを備え、双極電極の2つのセットは、上記展開位置において上記シャフトの縦軸と実質的に平行であるように構成される縦方向電極セットであり、双極電極の2つのセットは、上記展開位置において上記シャフトの縦軸を実質的に横断するように構成される2つの円周方向電極セットである、項目2-4のいずれかに記載のデバイス。
(項目6)
低減した電気伝搬を有する電気的にアイソレートされた組織領域の上記所定のパターンは、8つの縦方向スプラインと、円周方向線とを備える、項目5に記載のデバイス。
(項目7)
縦方向電極の各セットは、上記シャフトの上記遠位先端の周囲に「十字」パターンで配列される4つの遠位電極区画と、上記4つの遠位電極区画の間で等距離に、かつより近位の位置において位置付けられるように配列される、4つの近位電極区画とを備える、項目5に記載のデバイス。
(項目8)
円周方向電極の各セットは、上記展開位置において上記拡張可能要素の周囲の円周方向線の中で相互と反対側に配列される第1対の円周方向電極区画と、上記第1対の円周方向電極の間の間隙の中で相互と反対側に配列される、第2対の円周方向電極区画とを備える、項目5に記載のデバイス。
(項目9)
縦方向電極の各セットは、上記シャフトの上記遠位先端の周囲に「扁平x」パターンで配列される4つの遠位電極区画と、上記4つの近位電極区画のうちの2つが、上記4つの遠位電極区画の間に、かつより近位の位置において位置付けられるように配列される、4つの近位電極区画とを備え、円周方向電極の各セットは、上記展開位置において上記拡張可能要素の周囲の円周方向線の中で相互に隣接して配列される第1対の円周方向電極区画と、上記展開位置において上記拡張可能要素の周囲の円周方向線の中で上記第1対の円周方向電極区画と反対側で相互に隣接して配列される、第2対の円周方向電極区画とを備える、項目5に記載のデバイス。
(項目10)
上記電極は、フレキシブルプリント回路材料を備える、項目1-7のいずれかに記載のデバイス。
(項目11)
上記縦方向電極は、フレキシブルプリント回路材料を備え、上記円周方向電極は、ワイヤまたは編組を備える、項目5-7のいずれかに記載のデバイス。
(項目12)
各セットのうちの全ての第1極性電極区画および各セットのうちの全ての第2極性電極区画は、上記シャフトの上記遠位先端に位置するプリント回路基板を介して、相互に接続されるが、いかなる他の電極区画にも接続されない、項目1-9のいずれかに記載のデバイス。
(項目13)
各電極セットの上記組織接触面積は、1mm2~50mm2である、項目1-10のいずれかに記載のデバイス。
(項目14)
上記シャフトを介して電力をPCBパスに送達するように構成される1つ以上のワイヤをさらに備える、項目11に記載のデバイス。
(項目15)
上記シャフトの上記遠位先端において非外傷性キャップをさらに備える、項目12に記載のデバイス。
(項目16)
上記拡張可能部材は、バルーンまたはブラダを備える、項目13に記載のデバイス。
(項目17)
上記電極対の間の上記距離は、少なくとも10mmである、項目1-16のいずれかに記載のデバイス。
(項目18)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、上記拡張可能部材上に印刷される、項目1-17のいずれかに記載のデバイス。
(項目19)
上記拡張可能部材は、非柔軟材料から作製される、項目1-18のいずれかに記載のデバイス。
(項目20)
上記拡張可能部材は、柔軟材料から作製される、項目1-19のいずれかに記載のデバイス。
(項目21)
上記電極は、非対称であるパターンを作成する、項目1-20のいずれかに記載のデバイス。
(項目22)
上記パターンは、上記中空器官の面積を温存するように構成される、項目1-21のいずれかに記載のデバイス。
(項目23)
上記少なくとも1つの第1極性電極は、少なくとも1つの正電極を備える、項目1-22のいずれかに記載のデバイス。
(項目24)
上記少なくとも1つの第2極性電極は、少なくとも1つの負電極を備える、項目1-23のいずれかに記載のデバイス。
(項目25)
上記中空器官は、膀胱、子宮、直腸、大腸または小腸、胃、肺動脈、心房、心室のうちのいずれかであり、上記疾患は、過活動膀胱、排尿筋・括約筋筋失調、過敏性子宮、月経過多、過敏性大腸、肥満、喘息、心房細動、心室頻拍のうちのいずれかである、項目1-24のいずれかに記載のデバイス。
(項目26)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、その表面上に伝導性の可撓性またはゼラチン様材料層を備える、項目1-25のいずれかに記載のデバイス。
(項目27)
上記拡張可能部材は、上記拡張可能部材が外向きに突出するシームを有していないような様式で、ともに溶接される複数の部品を備える、項目1-26のいずれかに記載のデバイス。
(項目28)
上記複数の部品は、鉗子、ローラ、またはクランプのうちの1つ以上のものを使用して、ともに溶接されるフランジを備える、項目27に記載のデバイス。
(項目29)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、上記拡張可能部材が拡張されるときに上記拡張可能部材から突出するように構成される、項目1-28のいずれかに記載のデバイス。
(項目30)
上記少なくとも1つの第1極性電極および上記少なくとも1つの第2極性電極は、上記少なくとも1つの第1極性電極または少なくとも1つの第2極性電極のうちの1つに治療を局限する異なる表面積を有する、項目1-29のいずれかに記載のデバイス。
(項目31)
中空体内器官内の疾患を治療するためのデバイスであって、上記デバイスは、
遠位端、近位端、およびスロットを有するハンドルと、
遠位先端、近位端、ストッパ、および少なくとも1つの開口部を有する内側シャフトと、
上記内側シャフトにわたって摺動可能に位置付けられ、遠位先端、近位端、シール、および外側シャフト基部を有する外側シャフトと、
上記外側シャフトにわたって摺動可能に位置付けられ、遠位端、近位端、および弁を有する外側シースと、
遠位端および近位端をそれぞれ有し、少なくとも1つの電極区画を備える、電極の少なくとも1つのセットと、
遠位脚部および近位脚部を有する、バルーンと
を備え、
上記内側シャフトの上記近位端は、上記ハンドルに接続され、
上記外側シャフト基部はさらに、上記ハンドルの上記スロットを通って摺動可能に突出する後退ノブを備え、
膨張管およびワイヤは、上記ハンドルに進入し、上記内側シャフトに密閉され、
上記バルーンの上記遠位脚部は、上記内側シャフトの上記遠位先端に近接して上記内側シャフトに接続され、上記バルーンの上記近位脚部は、上記外側シャフトの上記遠位先端の近位で上記外側シャフトに接続され、
上記ワイヤは、上記内側シャフトを通過し、上記シャフトの上記遠位先端から外に出て、上記電極の少なくとも1つのセットに接続し、
上記少なくとも1つの電極の上記近位端は、上記バルーンの上記近位脚部の近位で上記外側シャフトにわたって摺動可能に位置付けられるリングとして接続される、デバイス。
(項目32)
上記デバイスは、折り畳みまたは圧縮位置と、展開位置とを有し、さらに、上記内側シャフト遠位先端に接続される非外傷性キャップを備え、
上記非外傷性キャップは、上記折り畳みまたは圧縮位置にあるときに、部分的または完全のいずれかで上記外側シース遠位端を被覆するように構成され、
上記外側シースは、近位に引動されたときに上記電極を露出するように構成され、
上記バルーンは、膨張されたときに上記電極を半径方向に拡張するように構成され、
上記電極は、エネルギーを上記中空器官に送達するように構成され、
上記外側シャフトは、上記後退ノブによって近位に引動されたときに、上記バルーンを伸張し、上記電極を圧潰するように構成される、項目31に記載のデバイス。
(項目33)
上記電極の少なくとも1つのセットは、縦方向電極および円周方向電極を備える、項目31に記載のデバイス。
(項目34)
上記縦方向電極は、フレキシブルプリント回路材料を備える、項目33に記載のデバイス。
(項目35)
上記円周方向電極は、フレキシブルプリント回路材料を備える、項目33に記載のデバイス。
(項目36)
上記円周方向電極は、折り畳み式である、項目33に記載のデバイス。
(項目37)
上記円周方向電極は、少なくとも1つの継合部を有する、項目33に記載のデバイス。
(項目38)
上記少なくとも1つの継合部は、ヒンジを備える、項目37に記載のデバイス。
(項目39)
上記継合部は、縦方向のジグザグ切り込みを伴う上記円周方向電極の面積を備える、項目37に記載のデバイス。
(項目40)
ワイヤは、上記円周方向電極を広げるために使用される、項目33に記載のデバイス。
(項目41)
上記円周方向電極の導体は、プリント回路板(PCB)の裏面上にある、項目40に記載のデバイス。
(項目42)
上記電極は、非対称であるパターンを作成する、項目31-40のいずれかに記載のデバイス。
(項目43)
上記パターンは、上記中空器官の面積を温存するように構成される、項目42に記載のデバイス。
(項目44)
上記ストッパは、上記ハンドルが遠位に押動されたときに、上記バルーンが半径方向にさらに拡張し、上記電極をさらに半径方向に拡張させるように構成されるように、上記内側シャフト上で遠位に位置付けられる、項目31-43のいずれかに記載のデバイス。
(項目45)
上記バルーンは、柔軟材料から作製される、項目31-44のいずれかに記載のデバイス。
(項目46)
上記バルーンは、非柔軟材料から作製される、項目31-45のいずれかに記載のデバイス。
(項目47)
上記中空器官は、膀胱、子宮、直腸、大腸または小腸、胃、肺動脈、心房、心室のうちのいずれかであり、上記疾患は、過活動膀胱、排尿筋・括約筋筋失調、過敏性子宮、月経過多、過敏性大腸、肥満、喘息、心房細動、心室頻拍のうちのいずれかである、項目31-46のいずれかに記載のデバイス。
(項目48)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、その表面上に伝導性の可撓性またはゼラチン様材料層を備える、項目31-47のいずれかに記載のデバイス。
(項目49)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、拡張されたときに上記拡張可能部材から突出するように構成される、項目31-48のいずれかに記載のデバイス。
(項目50)
中空体内器官内の疾患を治療するための方法であって、上記方法は、
上記中空体内器官の中に拡張可能部材を位置付けることと、
上記中空体内器官の中で上記拡張可能部材を拡張させ、上記中空体内器官の中で折り畳みまたは圧縮位置から展開位置まで双極電極の少なくとも1つのセットを拡張させることであって、上記双極電極の少なくとも1つのセットは、少なくとも1つの第1極性電極と、少なくとも1つの第2極性電極とを備える、ことと
を含み、
各第1極性電極は、上記双極電極の少なくとも1つのセットが上記中空体内器官の中で上記展開位置にあるときに、各第2極性電極と実質的に反対側の上記中空体内器官内の場所に位置付けられ、
上記展開位置で、各第1極性電極と上記第1極性電極の反対側の上記第2極性電極との間の距離は、上記第1極性電極および第2極性電極のそれぞれの幅の少なくとも10倍である、方法。
(項目51)
上記双極電極の少なくとも1つのセットを用いて、全体として上記中空体内器官を通した電気伝搬が低減されるように、上記中空体内器官の内壁の中で低減した電気伝搬を有する電気的にアイソレートされた組織領域の所定のパターンを作成することをさらに含む、項目50に記載の方法。
(項目52)
上記所定のパターンは、少なくとも1つの縦方向スプラインと、少なくとも1つの円周方向線とを備える、項目51に記載の方法。
(項目53)
上記所定のパターンは、「十字」パターンまたは「扁平x」パターンを備える、項目51に記載の方法。
(項目54)
各電極セットの上記組織接触面積は、1mm2~50mm2である、項目50に記載の方法。
(項目55)
上記少なくとも1つの第1極性電極と上記少なくとも1つの第2極性電極との間の上記距離は、少なくとも10mmである、項目50に記載の方法。
(項目56)
上記中空器官は、膀胱、子宮、直腸、大腸または小腸、胃、肺動脈、心房、心室のうちのいずれかであり、上記疾患は、過活動膀胱、排尿筋・括約筋筋失調、過敏性子宮、月経過多、過敏性大腸、肥満、喘息、心房細動、心室頻拍のうちのいずれかである、項目50に記載の方法。
(項目57)
上記拡張可能部材は、バルーンを備え、上記拡張可能部材を拡張させることは、上記バルーンを膨張させることを含む、項目50に記載の方法。
(項目58)
上記双極電極の少なくとも1つのセットに接続され、そこに電力を送達する、少なくとも1つの縦方向コネクタを介して、上記双極電極の少なくとも1つのセットを通電させることをさらに含む、項目50に記載の方法。
(項目59)
非外傷性シース先端は、上記拡張可能部材の遠位端を被覆する、項目50に記載の方法。
(項目60)
上記拡張可能部材が上記中空体内器官の中で拡張された後に、上記拡張可能部材の周囲の流体を除去することをさらに含む、項目50に記載の方法。
(項目61)
上記中空体内器官の中で上記拡張可能部材を拡張させることは、上記双極電極の少なくとも1つのセットを上記中空体内器官の内面に共形化させることを含む、項目50に記載の方法。
(項目62)
上記双極電極の少なくとも1つのセットは、その表面上に伝導性の可撓性またはゼラチン様材料層を備える、項目61に記載の方法。
(項目63)
上記拡張可能部材は、上記拡張可能部材が外向きに突出するシームを有していないような様式で、ともに溶接される複数の部品を備える、項目50に記載の方法。
(項目64)
上記複数の部品は、鉗子、ローラ、またはクランプのうちの1つ以上のものを使用して、ともに溶接されるフランジを備える、項目63に記載の方法。
(項目65)
上記中空体内器官の中で上記拡張可能部材を拡張させることは、上記双極電極の少なくとも1つのセットを上記拡張可能部材から突出させることを含む、項目50に記載の方法。
(項目66)
上記少なくとも1つの第1極性電極および上記少なくとも1つの第2極性電極は、上記少なくとも1つの第1極性電極または少なくとも1つの第2極性電極のうちの1つに治療を局限する異なる表面積を有する、項目50に記載の方法。
(項目67)
上記少なくとも1つの第1極性電極は、少なくとも1つの正電極を備える、項目50に記載の方法。
(項目68)
上記少なくとも1つの第1極性電極は、少なくとも1つの負電極を備える、項目50に記載の方法。
(項目69)
中空体内器官内の疾患を治療するためのデバイスであって、上記デバイスは、
遠位先端を有するシャフトと、
上記中空体内器官内で半径方向に拡張するように構成される上記シャフト上に配置される拡張可能部材と、
上記拡張可能部材内の光源と
を備え、
上記拡張可能部材の少なくとも一部は、上記光源から生成される光が、上記拡張可能部材から投影し、上記中空体内器官の内面の照射またはアブレートのうちの1つ以上のものを行うことを可能にするように、半透明または透明である、デバイス。
(項目70)
中空体内器官内の疾患を治療するための方法であって、上記方法は、
上記中空体内器官の中に拡張可能部材を位置付けることと、
上記中空体内器官の中で上記拡張可能部材を拡張させることと、
上記拡張可能部材内から、半透明である上記拡張可能部材の少なくとも一部を通して光を投影し、上記中空体内器官の内面の照射またはアブレートのうちの1つ以上のものを行うことと
を含む、方法。
所望の効果を生じるために、電極の間の距離は、好ましくは、細長い電極の場合、典型的には、電極の幅(またはワイヤ電極の場合はその直径)であり得る、電極の関連寸法の少なくとも10倍となるはずである。本明細書に説明される用途では、距離は、典型的には、1~10cmであってもよい。
鉗子232が、図16dに示される一方で、ローラ234は、図16eに示される。鉗子232は、典型的には、その遠位端に一対の並置要素233を伴って、1つの側面に湾曲した、1つ以上の細長い部材231を備えてもよい。
Claims (12)
- 中空体内器官内の疾患を治療するためのデバイスであって、前記デバイスは、
遠位先端を有するシャフトと、
双極電極の少なくとも1つのセットと、
折り畳みまたは圧縮位置から展開位置まで前記双極電極の少なくとも1つのセットを半径方向に拡張するように構成される拡張可能部材と
を備え、
双極電極の各セットは、少なくとも1つの第1極性電極と、少なくとも1つの第2極性電極とを有し、
双極電極の各セットのうちの前記少なくとも1つの第1極性電極の全組織接触面積は、双極電極の同一のセットのうちの前記少なくとも1つの第2極性電極の全表面積と実質的に等しく、
前記双極電極は、前記中空体内器官をアブレートし所定のパターンに従って前記中空体内器官を複数の電気的にアイソレートされた組織領域に分割するように、前記所定のパターンに配列されて、アブレートされ前記複数の電気的にアイソレートされた組織領域へと分割された後での前記中空体内器官の内壁の中における前記複数の電気的にアイソレートされた組織領域の全てを介する電気伝搬がアブレートされ前記複数の電気的にアイソレートされた組織領域へと分割される前での前記中空体内器官と比較して低くなるようにし、
各電極は、細長い導体であり、
前記双極電極の少なくとも1つのセットを構成する各電極は、相互に実質的に等しい表面積を有し、前記双極電極の少なくとも1つのセットを構成する各電極は、前記中空体内器官の内部において、実質的に対向する場所に、相互から、前記電極の幅の少なくとも10倍となる距離を置いて位置付けられる、デバイス。 - 前記電極は、フレキシブルプリント回路材料である、請求項1に記載のデバイス。
- 各セットのうちの全ての第1極性電極区画および各セットのうちの全ての第2極性電極区画は、前記シャフトの前記遠位先端に位置するプリント回路基板を介して、相互に接続されるが、いかなる他の電極区画にも接続されない、請求項1-2のいずれかに記載のデバイス。
- 各電極セットの前記組織接触面積は、1mm2~20mm2である、請求項1-3のいずれかに記載のデバイス。
- 電力をプリント回路基板に送達するために前記シャフトを通過するように構成される1つ以上のワイヤをさらに備える、請求項1-4のいずれかに記載のデバイス。
- 前記シャフトの前記遠位先端において非外傷性キャップをさらに備える、請求項1-5のいずれかに記載のデバイス。
- 前記拡張可能部材は、非柔軟材料から作製されるバルーンまたはブラダである、請求項1-6のいずれかに記載のデバイス。
- 前記拡張可能部材は、柔軟材料から作製される、請求項1-6のいずれかに記載のデバイス。
- 前記双極電極の少なくとも1つのセットは、前記拡張可能部材上に印刷される、請求項1-8のいずれかに記載のデバイス。
- 前記電極は、非対称であるパターンを作成する、請求項1-9のいずれかに記載のデバイス。
- 前記中空体内器官は、膀胱、子宮、直腸、大腸または小腸、胃、肺動脈、心房、心室のうちのいずれかであり、前記疾患は、過活動膀胱、排尿筋・括約筋筋失調、過敏性子宮、月経過多、過敏性大腸、肥満、喘息、心房細動、心室頻拍のうちのいずれかである、請求項1-10のいずれかに記載のデバイス。
- 前記双極電極の少なくとも1つのセットは、その表面上に伝導性の可撓性またはゼラチン様材料層をさらに備える、請求項1-11のいずれかに記載のデバイス。
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