JPWO2017159830A1 - 車両用ホイール - Google Patents

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Abstract

副気室部材(10)は、ウェル部(11c)の外周面(11d)側に配置される下面部(25b)と、下面部(25b)よりも径方向外側に配置される上面部(25a)と、上面部(25a)と下面部(25b)との間に形成される副気室SCと、幅方向両側のそれぞれで下面部(25b)と上面部(25a)とを連結すると共に、ウェル部(11c)に係合する一対の縁部(14a、14b)と、ホイール幅方向Yに沿った一方の縁部(14a)と他方の縁部(14b)との間で、上面部(25a)及び下面部(25b)から副気室SCの内部に窪むことで、上面部(25a)と下面部(25b)とを部分的に結合する複数の結合部(33)とを備え、各結合部(33)の結合点(C1、C2)は、軸直断面における副気室部材(10)の断面主軸の強軸(PA1)上に配置される。

Description

本発明は、車両用ホイールに関する。
従来、タイヤ空気室内での気柱共鳴に起因するロードノイズを低減するホイールとしては、タイヤ空気室と連通孔を介して連通する副気室を有するヘルムホルツレゾネータ(副気室部材)が設けられたものが種々提案されている。
副気室部材は、内側に副気室を有し、ホイールの周方向に沿って長く形成される本体部を備えている(例えば、特許文献1参照)。この本体部の上面側には、下面側に向かって窪んだ複数の上側凸部が形成されている。本体部の下面側には、上側凸部に対応する位置に配置され上側に向かって窪んだ複数の下側凸部が形成されている。対応する各上側凸部と各下側凸部とは、底部同士が互いに接合されている。複数の上側凸部及び下側凸部は、ホイールの周方向に沿って2列配置されている。
特開2015−174495号公報
ところで、ホイールの回転運動によって副気室部材に対して遠心力が作用する際、上側凸部及び下側凸部の結合部位に最大応力が発生すると共に、この結合部位に応力が集中し易いという問題がある。
本発明の一般的な目的は、副気室部材の結合部に対する応力集中を好適に回避することが可能な車両用ホイールを提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明は、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、前記副気室部材は、前記ウェル部の前記外周面側に配置される下面部と、前記下面部よりも径方向外側に配置される上面部と、前記上面部と前記下面部との間に形成される副気室と、幅方向両側のそれぞれで前記下面部と前記上面部とを連結すると共に、前記ウェル部に係合する第1の縁部及び第2の縁部と、ホイール幅方向に沿った前記第1の縁部と前記第2の縁部との間で、前記上面部及び前記下面部から前記副気室の内部に窪むことで、前記上面部と前記下面部とを部分的に結合する複数の結合部と、を備え、前記各結合部の結合点(C1、C2)は、軸直断面における前記副気室部材の断面主軸の強軸(PA1)上に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、各結合部の結合点(C1、C2)を、軸直断面における副気室部材の断面主軸の強軸(PA1)上に配置して副気室内部の応力集中を排除することで、最大遠心力に対する強度耐久性を向上させることができる。さらに、上面部の面剛性が向上するため、消音性能を向上させることができる。このように、本発明では、耐久性能と消音性能とを両立させて調和を図りつつ、両性能を向上させることができる。
また、本発明は、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、前記副気室部材は、前記ウェル部の前記外周面側に配置される下面部と、前記下面部よりも径方向外側に配置される上面部と、前記上面部と前記下面部との間に形成される副気室と、幅方向両側のそれぞれで前記下面部と前記上面部とを連結すると共に、前記ウェル部に係合する第1の縁部及び第2の縁部と、ホイール幅方向に沿った前記第1の縁部と前記第2の縁部との間で、前記上面部及び前記下面部から前記副気室の内部に窪むことで、前記上面部と前記下面部とを部分的に結合する複数の結合部と、を備え、前記下面部から前記結合部の結合点までの離間距離に対し、前記結合部の結合点から軸直断面における前記副気室部材の断面主軸の強軸(PA1)までの離間距離が小さいことを特徴とする。
本発明によれば、結合部の結合点(C1、C2)が、下面部よりも断面主軸の強軸(PA1)に近接する位置に配置されることで、結合部に対する応力集中を好適に回避することができる。
さらに、本発明は、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、前記副気室部材は、前記ウェル部の前記外周面側に配置される下面部と、前記下面部よりも径方向外側に配置される上面部と、前記上面部と前記下面部との間に形成される副気室と、幅方向両側のそれぞれで前記下面部と前記上面部とを連結すると共に、前記ウェル部に係合する第1の縁部及び第2の縁部と、ホイール幅方向に沿った前記第1の縁部と前記第2の縁部との間で、前記上面部及び前記下面部から前記副気室の内部に窪むことで、前記上面部と前記下面部とを部分的に結合する複数の結合部と、を備え、軸直断面において、前記第1縁部から前記第2縁部までの前記結合部を含む前記上面部の質量にタイヤ中心から重心までの半径方向の距離を乗算した値と、軸直断面において、前記第1縁部から前記第2縁部までの前記結合部を含む前記下面部の質量にタイヤ中心から重心までの半径方向の距離を乗算した値とが略同じであることを特徴とする。
本発明によれば、結合部を含んだ上面部と下面部の遠心力に対する質量分布をそれぞれ略同じとすることで、副気室部材に遠心力が作用した際、上面部と下面部のそれぞれに生じる遠心力が略同じ大きさとなる。この結果、本発明では、発生した遠心力に対応する上面部及び下面部のそれぞれの変位量が略同等となり、結合部に発生する応力を抑制して応力集中を回避することができる。
本発明では、副気室部材の結合部に対する応力集中を好適に回避することが可能な車両用ホイールを得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用ホイールの斜視図である。 図1のII−II線に沿った部分拡大縦断面図である。 図2の部分拡大縦断面図である。 第2実施形態に係る車両ホイールに組み込まれた副気室部材の要部拡大断面図である。 (a)は、第3実施形態に係る車両ホイールに組み込まれた副気室部材の要部拡大断面図、(b)は、(a)に示される上面部と下面部とを分離した状態を示す断面模式図である。 比較例1を示す副気室部材の断面模式図である。 比較例2を示す副気室部材の断面模式図である。 本実施形態を示す断面模式図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用ホイールの斜視図である。なお、各図中において、「X」は、ホイール周方向、「Y」は、ホイール幅方向、「Z」は、ホイール径方向、をそれぞれ示している。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用ホイール1は、ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材10をホイール周方向Xに等間隔離間して複数有するものである。ちなみに、本実施形態では、車両用ホイール1のホイール周方向Xに沿って4つの副気室部材10が配置されたものを想定している。なお、図1において、中心軸Oは、図示しないタイヤの中心を示している。
車両用ホイール1は、リム11と、このリム11を図示しないハブに連結するためのディスク12とを備えている。副気室部材10は、リム11におけるウェル部11cの外周面11d上に嵌め込まれて装着されている。
図2は、図1のII−II線に沿った部分拡大縦断面図、図3は、図2の部分拡大縦断面図である。
図2に示されるように、リム11は、ホイール幅方向Yの両端部に形成されるビードシート11a、11b同士の間で、ホイール径方向Zの内側(回転中心側)に向かって窪んだウェル部11cを有している。
ウェル部11cは、タイヤ20をリム11に組み付ける際、タイヤ20のビード部21a、21bを落とし込むために設けられている。
図2に示されるように、この副気室部材10は、一方向に長い部材(図1参照)であって、内側に後記する副気室SCを有する中空の本体部13と、一対の縁部(第1の縁部、第2の縁部)14a、14bとを備えている。一対の縁部14a、14bは、副気室部材10をウェル部11cに係止するものである。
副気室部材10は、その長手方向に湾曲しており、ウェル部11c(図1参照)の外周面11dに取り付けられた際、ホイール周方向Xに沿うように構成されている。本体部13は、その長手方向(ホイール周方向X)の端部に図示しない管体を有し、その内側には副気室SCと連通する連通孔(図示せず)が形成されている。
副気室部材10は、平面視して長い矩形体を呈している。図2及び図3に示されるように、この副気室部材10の本体部13は、ウェル部11cの外周面11d側(図1参照)に沿うように配置された底板からなり、ホイール幅方向Yから断面視してホイール径方向Zの内側に窪む湾曲面で形成された下面部25bを有する。なお、ウェル部11cの外周面11dは、図2に示されるように、下面部25bに対応して、ホイール幅方向Yから断面視してホイール径方向Zの内側に窪む湾曲面で形成されている。
さらに、本体部13は、この下面部25bよりも径方向外側に配置され下面部25bと対向する上板である上面部25aと、上面部25aと下面部25bとの間に形成される副気室SCとを備える。なお、本実施形態において、上面部25a及び下面部25bを構成する樹脂材料は、それぞれ同じ厚さとなっているが、これらの厚さは、相互に異なってもよい。
さらに、副気室部材10の本体部13は、幅方向両側のそれぞれで下面部25bと上面部25aとを連結すると共に、ウェル部11cに係合する一方の縁部14a及び他方の縁部14bと、上面部25a及び下面部25bからそれぞれ副気室SCの内部に窪むことで、上面部25a及び下面部25bを部分的に結合する複数の結合部33とを備えている。
上面部25aは、ウェル部11cの外周面11d側に沿うように配置された下面部25bの上方に位置し、膨らみをもつように湾曲することで副気室SCを形成している。ちなみに、本体部13のホイール周方向Xの端部に配置された図示しない管体の連通孔は、ホイール周方向Xの一端側で副気室SCと連通し、他端側で外部に開口している。
図2及び図3に示されるように、上面部25aには、本体部13を構成する部分に、ホイール幅方向Yに沿って一対の上側凸部33a、33bが形成されている。一対の上側凸部33a、33bは、ホイール幅方向Yに沿った内側の上側凸部33aと、ホイール幅方向Yに沿った外側の上側凸部33bとから構成されている。この一対の上側凸部33a、33bは、上面部25aが下面部25b側に向かって窪むように形成されたものであり、平面視して円形状に形成されている。一対の上側凸部33a、33bは、副気室部材10の長手方向(ホイール周方向X)に沿って本体部13の幅方向に2列で並設されている。
下面部25bには、一対の上側凸部33a、33bと対応する位置に、一対の下側凸部34a、34bが形成されている。上側凸部33a、33bと下側凸部34a、34bとの間には、上側凸部33a、33bと下側凸部34a、34bとをそれぞれ繋ぐ結合部33が位置している。これらの下側凸部34a、34bは、下面部25bが上面部25a側に向かって窪むように形成されたものであり、底面視して円形状に形成されている。これらの下側凸部34a、34bは、その先端部が、上面部25aの上側凸部33a、33bの先端部と一体となって、上面部25a及び下面部25bとを部分的に結合している。
換言すると、上面部25aと下面部25bとは、互いに底部同士で接合された上側凸部33a、33b及び下側凸部34a、34bを介して、一体的且つ部分的に結合されている。また、上側凸部33a、33bと下側凸部34a、34bとの結合部位には、各結合部33の結合点C1、C2が設けられている。
なお、ホイール幅方向Yにおいて、内側に配置される上側凸部33a及び下側凸部34aは、外側に配置される上側凸部33b及び下側凸部34bと比較して、ホイール径方向Zの高さが高くなっている。
ちなみに、副気室SC内で相互に結合された上側凸部33a、33bと下側凸部34a、34bとは、副気室部材10の機械的強度を向上させると共に、副気室SCの容積の変動を抑制して消音機能を発揮させるものである。
本体部13の下面部側(ホイール径方向Zの内側)には、下面部25bが上面部25a側に向かって部分的に窪んでホイール幅方向Yに沿って延在する図示しないビード(いわゆる横ビード)が形成されている。このビードが内側の下側凸部33bと外側の下側凸部34bとをそれぞれ繋ぐ方向に複数形成されることで、下面部25bの面剛性が高められている。
各結合部33を構成する上側凸部33a、33bと下側凸部34a、34bとの結合点C1、C2は、断面主軸上に配置されている。「断面主軸」とは、断面の図心(重心)Gを通る直交する二つの軸のうち、その軸に対する断面2次モーメントが最大・最小となる1組の軸をいう。この1組の軸は、図心Gと直交する断面(軸直角断面)における断面2次モーメントが最大になる強軸PA1と、断面2次モーメントが最小となる弱軸PA2とからなる。本実施形態において、上側凸部33a、33bと下側凸部34a、34bとの結合点C1、C2は、断面主軸の強軸PA1上に配置されている。
本発明の第1実施形態に係る車両用ホイール1は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
本実施形態では、上側凸部33a、33bと下側凸部34a、34bとの結合点C1、C2が、断面主軸の強軸PA1上に配置されることで、結合点C1、C2における応力が小さくなり、結合点C1、C2を含む結合部33に対する応力集中を好適に回避することができる。
また、本実施形態では、副気室SC内部の応力集中を排除することで、最大遠心力に対する強度耐久性を向上させることができる。さらに、上面部25aの面剛性が向上するため、消音性能を向上させることができる。このように、本実施形態では、耐久性能と消音性能とを両立させて調和を図りつつ、両性能を向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る車両用ホイール10aについて説明する。
図4は、第2実施形態に係る車両ホイールに組み込まれた副気室部材の要部拡大断面図である。なお、第2実施形態以降において、第1実施形態と同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態の副気室部材10aは、副気室部材10の軸直断面において、下面部25bから結合部33の結合点C1、C2までの離間距離S2に対し、結合部33の結合点C1、C2から断面主軸の強軸PA1までの離間距離S1が小さくなっている点に特徴がある(S1<S2)。
すなわち、本実施形態では、第1実施形態と異なって結合部33の各結合点C1、C2が断面主軸の強軸PA1上に位置していないが、結合部33の結合点C1、C2から断面主軸の強軸PA1までの離間距離S1が、下面部25bから結合部33の結合点C1、C2までの離間距離S2よりも小さくなっている(S1<S2)。換言すると、結合部33の各結合点C1、C2は、下面部25bよりも断面主軸の強軸PA1に近接する位置に配置されている。
これにより、本実施形態では、結合点C1、C2を含む結合部33に対する応力集中を好適に回避することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る車両用ホイールについて説明する。
図5(a)は、第3実施形態に係る車両ホイールに組み込まれた副気室部材の要部拡大断面図、図5(b)は、図5(a)に示される上面部と下面部とを分離した状態を示す断面模式図である。
本実施形態の副気室部材10bは、軸直断面において、上面部25aの質量に半径方向の距離を乗算した値と、下面部25bの質量に半径方向の距離を乗算した値とが、略同じとなっている点に特徴がある。すなわち、副気室部材10bは、軸直断面において、一方の縁部14aから他方の縁部14bまでの結合部33を含む上面部25aの質量にタイヤ中心O(図1参照)から重心Gまでの半径方向の距離を乗算した値と、一方の縁部14aから他方の縁部14bまでの結合部33を含む下面部25bの質量にタイヤ中心O(図1参照)から重心Gまでの半径方向の距離を乗算した値とが、略同じとなっている。
本実施形態では、結合部33を含んだ上面部25aと下面部25bとの遠心力に対する質量分布をそれぞれ略同じとすることで、副気室部材10bに遠心力が作用した際、上面部25aと下面部25bのそれぞれに生じる遠心力が略同じ大きさとなる。この結果、本実施形態では、発生した遠心力に対応する上面部25a及び下面部25bのそれぞれの変位量が略同等となり、結合点C1、C2を含む結合部33に発生する応力を抑制して応力集中を回避することができる。
なお、本実施形態では、結合部33の結合点C1、C2を基準として、断面を上半分と下半分で分離させたときの上半分と下半分の質量差を最小にしているが、これに限定されるものではない。例えば、結合部33の結合点C1、C2が断面主軸の強軸PA1上に位置しない場合、断面主軸の強軸PA1を基準として、断面を上半分と下半分で分離させたときの上半分と下半分の質量差を最小とするようにしてもよい。
図6は、比較例1を示す副気室部材の断面模式図、図7は、比較例2を示す副気室部材の断面模式図、図8は、本実施形態を示す断面模式図である。
例えば、図6に示される比較例1では、結合部の側壁40と下面部42と結合部位の交差角度θ2が鋭角(θ2<90°)となっている。このため、比較例1では、結合部位に対して応力が集中し易くなっている。これに対して、本実施形態では、図8に示されるように、副気室SCに臨む上側凸部33aと下側凸部34aとの結合部位の交差角度θ1を鈍角(θ1>90°)とすることで、結合部33に対する応力集中を緩和することができる。
さらに、本実施形態では、例えば、図示しない金型によって副気室部材10、10a、10bを射出成形した場合、断面結合部の型抜き勾配βを通常の型抜き勾配α(図7参照)よりも大きくして(α<β)、図8に示されるような扇形形状50とすることで、上面部25aの面剛性を向上させることができる。
1 車両用ホイール
10、10a、10b 副気室部材(ヘルムホルツレゾネータ)
11c ウェル部
11d 外周面
14a、14b 縁部(第1の縁部、第2の縁部)
25a 上面部
25b 下面部
33 結合部
33a、33b 上側凸部
34a、34b 下側凸部
SC 副気室
C1、C2 結合点
PA1 断面主軸の強軸
SC 副気室
S1、S2 離間距離
O 中心軸

Claims (3)

  1. ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、
    前記副気室部材は、
    前記ウェル部の前記外周面側に配置される下面部と、
    前記下面部よりも径方向外側に配置される上面部と、
    前記上面部と前記下面部との間に形成される副気室と、
    幅方向両側のそれぞれで前記下面部と前記上面部とを連結すると共に、前記ウェル部に係合する第1の縁部及び第2の縁部と、
    ホイール幅方向に沿った前記第1の縁部と前記第2の縁部との間で、前記上面部及び前記下面部から前記副気室の内部に窪むことで、前記上面部と前記下面部とを部分的に結合する複数の結合部と、
    を備え、
    前記各結合部の結合点(C1、C2)は、軸直断面における前記副気室部材の断面主軸の強軸(PA1)上に配置されていることを特徴とする車両用ホイール。
  2. ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、
    前記副気室部材は、
    前記ウェル部の前記外周面側に配置される下面部と、
    前記下面部よりも径方向外側に配置される上面部と、
    前記上面部と前記下面部との間に形成される副気室と、
    幅方向両側のそれぞれで前記下面部と前記上面部とを連結すると共に、前記ウェル部に係合する第1の縁部及び第2の縁部と、
    ホイール幅方向に沿った前記第1の縁部と前記第2の縁部との間で、前記上面部及び前記下面部から前記副気室の内部に窪むことで、前記上面部と前記下面部とを部分的に結合する複数の結合部と、
    を備え、
    前記下面部から前記結合部の結合点までの離間距離に対し、前記結合部の結合点から軸直断面における前記副気室部材の断面主軸の強軸(PA1)までの離間距離が小さいことを特徴とする車両用ホイール。
  3. ヘルムホルツレゾネータとしての副気室部材をウェル部の外周面に取り付けた車両用ホイールであって、
    前記副気室部材は、
    前記ウェル部の前記外周面側に配置される下面部と、
    前記下面部よりも径方向外側に配置される上面部と、
    前記上面部と前記下面部との間に形成される副気室と、
    幅方向両側のそれぞれで前記下面部と前記上面部とを連結すると共に、前記ウェル部に係合する第1の縁部及び第2の縁部と、
    ホイール幅方向に沿った前記第1の縁部と前記第2の縁部との間で、前記上面部及び前記下面部から前記副気室の内部に窪むことで、前記上面部と前記下面部とを部分的に結合する複数の結合部と、
    を備え、
    軸直断面において、前記第1縁部から前記第2縁部までの前記結合部を含む前記上面部の質量にタイヤ中心から重心までの半径方向の距離を乗算した値と、軸直断面において、前記第1縁部から前記第2縁部までの前記結合部を含む前記下面部の質量にタイヤ中心から重心までの半径方向の距離を乗算した値とが略同じであることを特徴とする車両用ホイール。
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