JPWO2017138480A1 - フレネルレンズ及びフレネルレンズの製造方法 - Google Patents

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Abstract

フレネルレンズを介して視認される画像に発生する、レンズの中心に向かって伸びるフレアを抑制できるフレネルレンズ及びフレネルレンズの製造方法を提供する。各レンズ部(22)には、レンズ面(24)及び非レンズ面(26)が形成されている。非レンズ面(26)は、ライズ面(26a)及び連結面(26b)を含む。ライズ面(26a)は、フレネルレンズ(1)の光軸に沿った面である。連結面(26b)は、レンズ部(22)の頂部(22a)に形成されている、当該レンズ部(22)のレンズ面(24)と当該レンズ部(22)のライズ面(26a)とを連結する、フレネルレンズ(1)の径方向に広がる幅を有する面である。連結面(26b)を通る、フレネルレンズ(1)の光軸に沿った位置に光吸収部(12)が設けられている。

Description

本発明は、フレネルレンズ及びフレネルレンズの製造方法に関する。
複数の凸状のレンズ部が同心状に連続的に形成されているフレネルレンズを介して視認される画像の画質の向上に関する技術が知られている。例えば特許文献1〜7には、フレネルレンズのライズ面上に光吸収部を設けることで、フレネルレンズを介して視認される画像の画質を向上させる技術が記載されている。なおフレネルレンズではなく回折格子レンズに関する技術の一例ではあるが、特許文献8には、輪体の幅方向の端部近傍における透過率を、幅方向の中央部近傍における透過率よりも小さくすることで、縞状フレア光の発生を抑制する技術が記載されている。
特開2015−59959号公報 特開2006−39146号公報 特開2002−277614号公報 特開2002−182012号公報 特開平8−136707号公報 特開平7−306307号公報 特開平6−250003号公報 国際公開第11/86654号
例えば射出成形などによりフレネルレンズを成形する場合には、レンズ部の頂部の表面は湾曲する。そしてこのような頂部を光が透過することで、フレネルレンズを介して視認される画像にレンズの中心に向かって伸びるフレアが発生することがある。
フレネルレンズを介して視認される画像の画質の向上のためにはこのようなフレアの発生は抑制できることが望ましい。しかし上記特許文献1〜8に記載されている技術では、レンズ部の頂部によって発生する上述のフレアの抑制は行われていなかった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的の一つは、フレネルレンズを介して視認される画像に発生する、レンズの中心に向かって伸びるフレアを抑制できるフレネルレンズ及びフレネルレンズの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るフレネルレンズは、複数の凸状のレンズ部が同心状に連続的に形成されているフレネルレンズであって、前記各レンズ部には、レンズ面及び非レンズ面が形成されており、前記非レンズ面は、ライズ面及び連結面を含み、前記ライズ面は、前記フレネルレンズの光軸に沿った面であり、前記連結面は、前記レンズ部の頂部に形成されている、当該レンズ部の前記レンズ面と当該レンズ部の前記ライズ面とを連結する、前記フレネルレンズの径方向に広がる幅を有する面であり、前記連結面を通る、前記フレネルレンズの光軸に沿った位置に光吸収部が設けられている。
本発明の一態様では、前記光吸収部は、前記連結面上に形成されている。
この態様では、前記連結面は、前記フレネルレンズの光軸に垂直な平坦面であってもよい。
また本発明の一態様では、前記光吸収部は、前記レンズ部の内部に形成されている。
また、本発明に係るフレネルレンズの製造方法は、複数の凸状のレンズ部が同心状に連続的に形成されている本体部を形成する工程と、前記レンズ部の表面をマスクで覆う工程と、前記マスクから前記レンズ部の頂部を露出させる工程と、前記マスク及び露出された前記頂部の上に、光吸収部を形成する工程と、前記頂部の上に形成された前記光吸収部を残しつつ、前記マスクを除去する工程と、を含む。
本発明の一態様では、前記頂部を露出させる工程では、前記マスク及び前記頂部を研磨して、湾曲形状である前記頂部を平坦化させる。
また本発明に係る別のフレネルレンズの製造方法は、複数の凸状のレンズ部が同心状に連続的に形成されているフレネルレンズの製造方法であって、透明な基体上に同心状に光を吸収する材料を配置する工程と、前記材料を透明材で覆う工程と、前記透明材を前記レンズ部に成形する工程と、を含み、前記成形する工程では、前記レンズ部の頂部を通る、前記フレネルレンズの光軸に沿った位置に前記材料が配置されるよう、前記透明材を前記レンズ部に成形する。
本発明の一実施形態に係るフレネルレンズの一例を模式的に示す平面図である。 図1に例示するフレネルレンズのII−II線断面図である。 図1及び図2に例示するフレネルレンズの部分拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るフレネルレンズの製造方法の一例を模式的に示す工程図である。 本発明の一実施形態に係るフレネルレンズの製造方法の一例を模式的に示す工程図である。 本発明の一実施形態に係るフレネルレンズの製造方法の一例を模式的に示す工程図である。 本発明の一実施形態に係るフレネルレンズの製造方法の一例を模式的に示す工程図である。 本発明の一実施形態に係るフレネルレンズの使用態様の一例を模式的に示す説明図である。 本発明の別の一実施形態に係るフレネルレンズの一例を示す部分拡大断面図である。 本発明の別の一実施形態に係るフレネルレンズの製造方法の一例を模式的に示す工程図である。 本発明の別の一実施形態に係るフレネルレンズの製造方法の一例を模式的に示す工程図である。 本発明の別の一実施形態に係るフレネルレンズの製造方法の一例を模式的に示す工程図である。 本発明のさらに別の一実施形態に係るフレネルレンズの一例を示す部分拡大断面図である。 本発明のさらに別の一実施形態に係るフレネルレンズの一例を示す部分拡大断面図である。 本発明のさらに別の一実施形態に係るフレネルレンズの一例を示す部分拡大断面図である。 本発明のさらに別の一実施形態に係るフレネルレンズの一例を示す部分拡大断面図である。 本発明のさらに別の一実施形態に係るフレネルレンズの一例を示す部分拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るフレネルレンズ1の一例を模式的に示す平面図である。図2は、図1に例示するフレネルレンズ1のII−II線断面図である。図3は、図1及び図2に例示するフレネルレンズ1の部分拡大断面図である。
本実施形態に係るフレネルレンズ1は、本体部10と、光吸収部12と、を含んでいる。本体部10は、透明の樹脂製であり、例えば、アクリル、環状オレフィンコポリマー、シクロオレフィンポリマー、プリカーボネートなどを含んで構成されている。なお本体部10は透明であればよく、例えばガラス製であってもよい。
本体部10には、基体20、及び、複数の凸状のレンズ部22が含まれる。そして複数の凸状のレンズ部22は、基体20上に、同心状に(ここでは例えば同心円状に)且つ径方向に連続的に形成されている。また本体部10の断面は全体として鋸歯状となっている。
各レンズ部22には、フレネルレンズ1において凸レンズとして機能するレンズ面24(有効面)と、凸レンズとして機能しない非レンズ面26(無効面)と、が形成されている。レンズ面24は、フレネルレンズ1に相当する凸レンズの表面の一部に対応付けられる面である。非レンズ面26は、フレネルレンズ1に相当する凸レンズの表面の一部には対応付けられない面である。また非レンズ面26は、フレネルレンズ1の光軸に沿って立ち上がる面であるライズ面26aと、レンズ面24とライズ面26aとを連結する連結面26bと、を含んでいる。図3に示すように本実施形態に係る連結面26bは、レンズ部22の頂部22aに形成されている、フレネルレンズ1の光軸に対して垂直な平坦面となっている。
そして本実施形態では、連結面26b上に光吸収部12が形成されている。本実施形態に係る光吸収部12は、例えば、カーボンブラックなどの塗料、微小なカーボンナノチューブなどといった、光を吸収する材料を含んで構成されている。なお光吸収部12は、光を透過も反射もしない部材であれば、例えば金属などであっても構わない。
本実施形態に係るフレネルレンズ1は、図3に示すように、連結面26bを通る、フレネルレンズ1の光軸に沿った位置に光吸収部12が設けられている。そのためフレネルレンズ1の光軸に沿って頂部22aに向かう光は、光吸収部12で吸収され、遮光されることとなる。そのため本実施形態に係るフレネルレンズ1によれば、頂部22aを光が透過することで発生する、フレネルレンズ1を介して視認される画像においてレンズの中心に向かって伸びるフレアを抑制できることとなる。例えば射出成形などによりフレネルレンズ1を成形する場合には、成形品における材料の充填不足などにより頂部22aが丸く湾曲し、いわゆる頂点だれが発生する。本実施形態に係るフレネルレンズ1によれば、このような頂部22aの湾曲によって発生する、フレネルレンズ1を介して視認される画像においてレンズの中心に向かって伸びるフレアを抑制できることとなる。
以下、図4A〜図4Dを参照しながら、本実施形態に係るフレネルレンズ1の製造工程の一例について説明する。
まず、射出成形やプレス成形などにより、図4Aに示すような、複数の凸状のレンズ部22が同心状に連続的に形成されている、基体20とレンズ部22とを含む本体部10が形成される。なお図4Aに示すレンズ部22の頂部22aは、上が凸の湾曲形状となっている。なお本体部10の成型方法は特に問わない。
そして、レンズ部22の表面が、図4Bに示すように樹脂等のマスク30で覆われる。
そして、マスク30及びレンズ部22の頂部22aを研磨することなどにより、図4Cに示すように、頂部22aがマスク30から露出される。なおここで例えばマスク30及び頂部22aを切断することで、頂部22aがマスク30から露出されるようにしてもよい。また本実施形態では、この工程において、上が凸の湾曲形状であった頂部22aが平坦化されることとなる。
そして、図4Dに示すように、マスク30及び露出された頂部22aの上に光吸収部12が形成される。ここでは例えばカーボンブラックなどの黒色塗料が塗布される。
そして、頂部22aの上に形成された光吸収部12を残しつつ、マスク30が除去されることで、図3に示すフレネルレンズ1が製造されることとなる。
なお上述の製造工程において、熱を加えると自己剥離するような特性を持つ樹脂をマスク30として用いてもよい。この場合には、熱を加えることで光吸収部12が形成されたマスク30が本体部10から除去(剥離)されることとなる。
また上述の製造工程において、化学的に溶剤に溶けるような特性を持つ樹脂をマスク30として用いてもよい。この場合には、図4Dに示すものを当該溶剤に浸すことで光吸収部12が形成されたマスク30が本体部10から除去(剥離)されることとなる。
また上述の製造工程において、テープではがれる樹脂をマスク30として用いてもよい。この場合には、上面からテープを貼り付けて当該テープをはがすことで光吸収部12が形成されたマスク30が本体部10から除去(剥離)されることとなる。
なお、頂部22aが露出された際に、露出された頂部22a上に、例えばモスアイ構造などといった微細なパターンがエッチング処理などにより形成されてもよい。あるいは、例えば露出された頂部22aに、切削加工目の形成、やすりがけ、サンドブラストなどが行われることで、微細な凹凸面が形成されていてもよい。こうすればアンカー効果により、マスク30の除去において、頂部22aに形成された光吸収部12がマスク30と併せて剥離されるおそれが低減されることとなる。また連結面26bで反射する光の光量を抑えられることとなる。
図5は、本実施形態に係るフレネルレンズ1の使用態様の一例を模式的に示す説明図である。図3に示すように、本実施形態に係るフレネルレンズ1には、同心状に(ここでは例えば同心円状に)、光吸収部12が形成される。ここで例えば図5に示すように、本実施形態に係るフレネルレンズ1をヘッドマウントディスプレイ(HMD)における、表示部40に表示される映像を拡大する用途で使用することとする。この場合は図5に示すように、フレネルレンズ1と表示部40との間の距離に比べて、ユーザの視点42とフレネルレンズ1との間の距離は短い。そのためユーザは本実施形態に係るフレネルレンズ1を介して表示部40に表示される映像を視認しても、光吸収部12の存在は気にならないこととなる。
以下、本発明の別の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明の別の一実施形態に係るフレネルレンズ101の一例を示す部分拡大断面図である。図6に示すフレネルレンズ101は、本体部110と、光吸収部112と、を含んでいる。本実施形態に係る本体部110は、透明な平板である基体120と、複数の凸状のレンズ部122と、から構成されている。本体部110は、図3に示す本体部10と同様、透明の樹脂製である。本体部110には、複数の凸状のレンズ部122が同心状に(ここでは例えば同心円状に)連続的に形成されており、本体部110の断面は全体として鋸歯状となっている。
それぞれのレンズ部122には、図3に示すレンズ面24と同様のレンズ面124と、図3に示す非レンズ面26と同様の非レンズ面126と、が形成されている。また非レンズ面126は、フレネルレンズ101の光軸に沿った面であるライズ面126aと、レンズ面124とライズ面126aとを連結する連結面126bと、を含んでいる。図6に示すように本実施形態に係る連結面126bは、レンズ部122の頂部122aに形成されており、上が凸の湾曲形状となっている。
そして本実施形態では、連結面126bを通る、フレネルレンズ101の光軸に沿った位置に光吸収部112が設けられている。また本実施形態に係る光吸収部112は、図6に示すように、ライズ面126aの径方向内側近傍である、レンズ部122の内部に、同心筒状に(ここでは例えば同心円筒状に)配置されている。光吸収部112は、光を吸収する材料を含んで構成されており、例えば、カーボンナノチューブ、カーボン粒子などである。また光吸収部112は、可視光を吸収し、紫外線を透過する材料を含んで構成されていてもよい。
本実施形態に係るフレネルレンズ101は、連結面126bを通る、フレネルレンズ101の光軸に沿った位置に光吸収部112が設けられている。そのためフレネルレンズ101の光軸に沿って頂部122aに向かう光は、光吸収部112で吸収され、遮光されることとなる。そのため本実施形態に係るフレネルレンズ101によれば、頂部122aを光が透過することで発生する、フレネルレンズ101を介して視認される画像においてレンズの中心に向かって伸びるフレアを抑制できることとなる。
また本実施形態に係るフレネルレンズ101は、レンズ部122のレンズ面124及び非レンズ面126側の表面に、外部からレンズ部122に入射する光の反射を抑制する反射防止膜150が形成されている。
なお本実施形態では、基体120、レンズ部122、及び、光吸収部112の屈折率は同じであることが望ましい。こうすれば、光吸収部112に入射する光の反射が抑制されることとなる。
以下、図7A〜図7Cを参照しながら、本実施形態に係るフレネルレンズ101の製造工程の一例について説明する。
まず、図7Aに示すように、透明な基体120上に、ナノインプリント技術等により、同心状に(ここでは例えば同心円状に)、光を吸収する材料である光吸収部112が配置される。なお光吸収部112の幅は例えば20μmであり、光吸収部112の高さは例えば250μmである。
そして、図7Bに示すように、透明の樹脂製である透明材152で光吸収部112が覆われる。
そして、図7Bに示すように、型(ここでは例えば金型154)の位置決めが行われる。ここでは例えば、フレネルレンズ101の光軸に沿った位置(例えばフレネルレンズ101の光軸に沿った上方)に、金型154において頂部122aを形成する部分(例えば凹部156)が配置されるよう金型が位置決めされる。
そしてフレネルレンズ101の光軸に沿って、型(ここでは例えば金型154)を下方に動かして、透明材152がプレスされることで、図7Cに示すように、透明材152がレンズ部122に成形される。この工程では、レンズ部122の頂部122aを通る、フレネルレンズ1の光軸に沿った位置に光吸収部112が配置されるよう、透明材152がレンズ部122に成形される。
そして、レンズ部122のレンズ面124及び非レンズ面126側の表面に、外部からレンズ部122に入射する光の反射を抑制する反射防止膜150が塗布されて、図6に示すフレネルレンズ101が製造されることとなる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図8に例示するフレネルレンズ201のように、レンズ面224とライズ面226aとを連結する、上が凸の湾曲形状である連結面226b上に、光吸収部212が形成されていてもよい。
また例えば、図9に例示するフレネルレンズ301のように、連結面326bを通る、フレネルレンズ301の光軸に沿った、基体320上の位置に、遮光パターンである光吸収部312が印刷されるようにしてもよい。
また例えば、図10に例示するフレネルレンズ401のように光吸収部412が配置されていてもよい。光吸収部412は、レンズ部422の連結面426bを通る、フレネルレンズ401の光軸に沿った位置から、隣のレンズ部422のレンズ面424を通る、フレネルレンズ401の光軸に沿った位置にまで連続して配置されている。こうすれば例えばライズ面426aで反射する光が光吸収部412で吸収されることとなる。
また例えば、図11に例示するフレネルレンズ501のように、光吸収部512の断面がT字形状であっても構わない。また例えば、図12に例示するフレネルレンズ601のように、光吸収部612の断面がL字形状であっても構わない。図11に示す光吸収部512も図12に示す光吸収部612も、フレネルレンズの光軸に沿った位置から、隣のレンズ部のレンズ面を通る、フレネルレンズの光軸に沿った位置にまで連続して配置されている。
また以上で説明した実施形態を適宜自由に組み合わせても構わない。例えば、光吸収部12、光吸収部112、光吸収部212、光吸収部312、光吸収部412、光吸収部512、光吸収部612、のうちの互いに異なる複数を備えたフレネルレンズを構成してもよい。
また本実施形態に係るフレネルレンズは、上述のように円形である必要はなく、例えば方形であっても構わない。
また、上記の具体的な文字列や数値及び図面中の具体的な文字列や数値は例示であり、これらの文字列や数値には限定されない。

Claims (7)

  1. 複数の凸状のレンズ部が同心状に連続的に形成されているフレネルレンズであって、
    前記各レンズ部には、レンズ面及び非レンズ面が形成されており、
    前記非レンズ面は、ライズ面及び連結面を含み、
    前記ライズ面は、前記フレネルレンズの光軸に沿った面であり、
    前記連結面は、前記レンズ部の頂部に形成されている、当該レンズ部の前記レンズ面と当該レンズ部の前記ライズ面とを連結する、前記フレネルレンズの径方向に広がる幅を有する面であり、
    前記連結面を通る、前記フレネルレンズの光軸に沿った位置に光吸収部が設けられている、
    ことを特徴とするフレネルレンズ。
  2. 前記光吸収部は、前記連結面上に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフレネルレンズ。
  3. 前記連結面は、前記フレネルレンズの光軸に垂直な平坦面である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のフレネルレンズ。
  4. 前記光吸収部は、前記レンズ部の内部に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフレネルレンズ。
  5. 複数の凸状のレンズ部が同心状に連続的に形成されている本体部を形成する工程と、
    前記レンズ部の表面をマスクで覆う工程と、
    前記マスクから前記レンズ部の頂部を露出させる工程と、
    前記マスク及び露出された前記頂部の上に、光吸収部を形成する工程と、
    前記頂部の上に形成された前記光吸収部を残しつつ、前記マスクを除去する工程と、
    を含むことを特徴とするフレネルレンズの製造方法。
  6. 前記頂部を露出させる工程では、前記マスク及び前記頂部を研磨して、湾曲形状である前記頂部を平坦化させる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のフレネルレンズの製造方法。
  7. 複数の凸状のレンズ部が同心状に連続的に形成されているフレネルレンズの製造方法であって、
    透明な基体上に同心状に光を吸収する材料を配置する工程と、
    前記材料を透明材で覆う工程と、
    前記透明材を前記レンズ部に成形する工程と、を含み、
    前記成形する工程では、前記レンズ部の頂部を通る、前記フレネルレンズの光軸に沿った位置に前記材料が配置されるよう、前記透明材を前記レンズ部に成形する、
    ことを特徴とするフレネルレンズの製造方法。
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