JPWO2016117645A1 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

使用帯域がシステム帯域の一部の狭帯域に制限される場合であっても、通信を適切に行うこと。システム帯域の一部の狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末であって、所定サブフレームで送信されるページング情報を受信する受信部と、ページング情報に基づいて取得したCFI(Control Format Indicator)値の情報を用いて下り共有チャネル及び/又は拡張下り制御チャネルの受信を制御する制御部と、を有し、受信部は、所定サブフレームにおいて開始位置が固定して割当てられた共通サーチスペースを検出し、共通サーチスペースで指示されたページング情報を受信する。

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTEからの更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システム(例えば、LTEアドバンスト(以下、「LTE−A」と表す)、FRA(Future Radio Access)等ともいう)も検討されている。
ところで、近年、通信装置の低コスト化に伴い、ネットワークに繋がれた装置が、人間の手を介さずに相互に通信して自動的に制御を行う機器間通信(M2M:Machine-to-Machine)の技術開発が盛んに行われている。特に、3GPP(Third Generation Partnership Project)は、M2Mの中でも機器間通信用のセルラシステムとして、MTC(Machine Type Communication)の最適化に関する標準化を進めている(非特許文献2)。MTC端末は、例えば電気(ガス)メータ、自動販売機、車両、その他産業機器等の幅広い分野への利用が考えられている。
コストの低減及びセルラシステムにおけるカバレッジエリアの改善の観点から、MTC端末の中でも、簡易なハードウェア構成で実現可能な低コストMTC端末(low-cost MTC UE)の需要が高まっている。低コストMTC端末は、上りリンク(UL)及び下りリンク(DL)の使用帯域を、システム帯域の一部に制限することで実現される。システム帯域は、例えば、既存LTE帯域(20MHz)、コンポーネントキャリア(CC)等に相当する。
しかし、使用帯域がシステム帯域の一部に制限される場合、既存システムで利用する信号やチャネルを受信することが出来なくなる。例えば、既存システムにおいて、下り制御チャネル(PDCCH)を構成するOFDMシンボル数を示すCFI(Control Format Indicator)がPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)で送信される。
ユーザ端末は、PCFICHで送信されるCFIに基づいて、所定の送信時間間隔(例えば、サブフレーム)におけるPDCCHのOFDMシンボル数を判断することができる。また、各サブフレームにおけるPDSCHは、各サブフレームのPDCCHを構成するOFDMシンボルを除いた残りのOFDMシンボルから構成される。そのため、ユーザ端末は、CFIに基づいて下り共有チャネル(PDSCH)の開始位置を判断することが可能となる。
しかしながら、PCFICHはシステム帯域に渡って配置されるため、使用帯域が狭帯域に制限されるユーザ端末(例えば、MTC端末)は、既存のPCFICHでCFIを検出することが出来なくなる。その結果、ユーザ端末は、各サブフレームにおいてPDSCH(又はEPDCCH)の開始シンボル(starting symbol)を把握することができず、通信を適切に行うことができなくなるおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、使用帯域がシステム帯域の一部の狭帯域に制限される場合であっても、通信を適切に行うことができるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るユーザ端末は、システム帯域の一部の狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末であって、所定サブフレームで送信されるページング情報を受信する受信部と、ページング情報に基づいて取得したCFI(Control Format Indicator)値の情報を用いて下り共有チャネル及び/又は拡張下り制御チャネルの受信を制御する制御部と、を有し、前記受信部は、所定サブフレームにおいて開始位置が固定して割当てられた共通サーチスペースを検出し、共通サーチスペースで指示されたページング情報を受信することを特徴とする。
本発明によれば、使用帯域がシステム帯域の一部の狭帯域に制限される場合であっても、通信を適切に行うことができる。
下りリンクのシステム帯域に対する狭帯域の配置例を示す図である。 MTC端末におけるPDSCHの割り当ての一例を示す図である。 既存のPCFICHの割当ての一例を示す図である。 PDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置(CFI値)を固定的に割当てる場合の一例を示す図である。 ページング情報でシステム情報変更通知を受けたユーザ端末の動作を説明する図である。 ページング情報でシステム情報変更通知を受けたユーザ端末の動作の一例を示す図である。 ページング情報を指定するCSS又はページング情報を固定的に割当てる場合の一例を示す図である。 ページング情報に含まれるRACH要求を受けたユーザ端末の動作を説明する図である。 CFI値の変更通知を含むページング情報を受けたユーザ端末の動作の一例を示す図である。 CFI値に関する情報を含むページング情報を受けたユーザ端末の動作の一例を示す図である。 RRC接続状態のMTC端末のCFI値の更新方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
MTC端末の低コスト化のために、ピークレートの減少、リソースブロックの制限、受信RF制限によって端末の処理能力を抑えることが検討されている。例えば、下りデータチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)を用いたユニキャスト送信で最大トランスポートブロックサイズが1000ビット、下りデータチャネルを用いたBCCH送信で最大トランスポートブロックサイズが2216ビットに制限される。また、下りデータチャネルの帯域幅が6リソースブロック(RB(Resource Block)、PRB(Physical Resource Block)ともいう)に制限される。さらに、MTC端末における受信RF(Radio Frequency)が1に制限される。
また、低コストMTC端末(low-cost MTC UE)は、既存のユーザ端末よりもトランスポートブロックサイズ、リソースブロックが制限されるため、LTEのRel.8〜11セルには接続できない。このため、低コストMTC端末は報知信号によってアクセス許可が通知されているセルのみに接続される。さらに、下りデータ信号だけでなく、下りリンクで送信される各種制御信号(システム情報、下り制御情報)や、上りリンクで送信されるデータ信号や各種制御信号についても、規定の狭帯域(例えば、1.4MHz)に制限することが考えられている。
このように帯域が制限されたMTC端末は、既存のユーザ端末との関係を考慮してLTEのシステム帯域で動作させる必要がある。例えば、システム帯域において、帯域が制限されたMTC端末と帯域が制限されない既存のユーザ端末との間で、周波数多重をサポートすることが想定される。また、帯域が制限されたユーザ端末は、上りリンクと下りリンクにおいて、所定の狭帯域のRFのみをサポートすることが想定される。ここで、MTC端末は、サポートする最大の帯域がシステム帯域の一部の狭帯域である端末であり、既存のユーザ端末は、サポートする最大の帯域がシステム帯域(例えば、20MHz)である端末である。
すなわち、MTC端末の使用帯域の上限は狭帯域に制限され、既存のユーザ端末の使用帯域の上限はシステム帯域に設定される。MTC端末は、狭帯域を基準として設計されているため、ハードウェア構成を簡略化して、既存のユーザ端末よりも処理能力が抑えられている。なお、MTC端末は、低コストMTC端末、MTC UEなどと呼ばれてもよい。既存のユーザ端末は、ノーマルUE、non−MTC UE、Category 1 UEなどと呼ばれてもよい。
ここで、図1を参照して、下りリンクにおけるシステム帯域に対する狭帯域の配置について説明する。図1Aでは、MTC端末の使用帯域がシステム帯域の一部の狭帯域(例えば、1.4MHz)に制限される場合を示している。狭帯域がシステム帯域の所定の周波数位置に固定されると、周波数ダイバーシチ効果が得られないため、周波数利用効率が低下するおそれがある。一方で、図1Bに示すように、使用帯域となる狭帯域の周波数位置がサブフレーム毎に変化すると、周波数ダイバーシチ効果が得られるため、周波数利用効率の低下が抑えられる。本実施の形態では、図1A又は図1Bのいずれの構成を適用してもよい。
ところで、MTC端末は、図1に示すように所定の狭帯域(例えば、1.4MHz)のみしかサポートしていないため、広帯域のPDCCHで送信される下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)を検出できない。そこで、MTC端末に対しては、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)を用いて、下り(PDSCH)と上り(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)のリソース割り当てを行うことが考えられる。
図2は、MTC端末におけるEPDCCHとPDSCHの割り当ての一例を示す図である。EPDCCHはPDSCHの割り当てリソースに関するDCIを含む。ユーザ端末は、DCIに含まれる割り当てリソースに関する情報に基づいてPDSCHを検出する。なお、無線基地局は、EPDCCHとPDSCHを同じサブフレームの狭帯域に割当ててもよいし、異なるサブフレームに割当ててもよい。異なるサブフレームにEPDCCHとPDSCHを割当てる場合には、EPDCCHをPDSCHより時間的に前のサブフレームに割当てることができる。
また、EPDCCHは、拡張制御チャネル要素(ECCE:Enhanced Control Channel Element)で構成され、ユーザ端末はサーチスペースをモニタリング(ブラインド複合)して下り制御情報を取得する。サーチスペースとしては、各UEに個別に設定されるUE固有サーチスペース(USS:UE specific Search Space)と、各UEに共通に設定される共通サーチスペース(CSS:Common Search Space)を設定することができる。なお、拡張制御チャネルに設定するサーチスペースは、CSSを設けずUSSのみ設けてもよいし、CSSとUSSの両方を設けた構成とすることができる。
また、ユーザ端末は、PDSCH及び/又はEPDCCHを受信するために、サブフレームにおいてPDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置(starting symbol)を把握する必要がある。上述したように、既存システムでは、PDSCHの開始位置を判断するために用いるCFIがPCFICHで送信される。
しかし、図3に示すようにPCFICHはシステム帯域に渡って送信されるため、使用帯域が狭帯域に制限されるユーザ端末(例えば、MTC端末)は、既存のPCFICHで送信されるCFIを適切に検出することが出来ない。そのため、MTC端末の無線通信において、PDSCH及び/又はEPDCCHのシンボルの開始位置を適切に把握するための方法が必要となる。
MTC端末がPDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置を把握するために、サブフレームにおけるPDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置(先頭位置)を固定的に設定することが考えられる。例えば、セル毎にCFI値をそれぞれ固定的に設定することが考えられる。図4は、セル毎にCFI値を固定して設定する場合の一例を示している。
図4Aは、MTC端末に送信する下り信号、下りチャネル(例えば、PDSCH及び/又はEPDCCH)の開始位置をサブフレームの先頭シンボル(シンボル#0)から2シンボル目(CFI=1)とする場合を示している。この場合、制御領域(例えば、既存PDCCH)用に利用するシンボル数は1以下となる。1サブフレームがシンボル#0〜#13から構成される場合、シンボル#0に既存PDCCH等が配置され、シンボル#1がPDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置(starting symbol)となる。
図4Bは、MTC端末に送信するデータ信号(例えば、PDSCH)の開始位置をサブフレームの先頭シンボルから3シンボル目(CFI=2)とする場合を示している。この場合、制御領域(例えば、既存PDCCH)用に利用するシンボル数は2以下となる。1サブフレームがシンボル#0〜#13から構成される場合、シンボル#0、#1に既存PDCCH等が配置され、シンボル#2がPDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置(starting symbol)となる。
なお、セル毎に固定的に設定するPDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置(CFI値)は、セルにおけるトラヒック量等に基づいて決定することが想定される。例えば、MTC端末が少ないセル(例えば、Rural areasのセル)ではCFI値を小さく設定し、MTC端末が多いセル(例えば、Urban areasのセル)ではCFI値を大きく設定することが考えられる。
このように、MTC端末の無線通信において、セル毎にPDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置を固定的に設定することにより、MTC端末がPDSCHやEPDCCHを適切に受信することが可能となる。
しかし、PDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置を固定的に設定する場合、無線基地局におけるスケジューリングが制限される。また、通信状況等に応じて制御領域用のシンボル数(PDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置)を柔軟に制御できないため、リソースの利用効率を十分に図ることが出来ないという問題がある。
そこで、本発明者等は、既存のPCFICHを用いずにPDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置に関する情報(CFI値の情報)をMTC端末に通知することにより、PDSCH及び/又はEPDCCHの割当てを柔軟に制御することを見出した。この場合、MTC端末は、無線基地局から通知されたCFI値の情報に基づいてCFI値の更新(アップデート)を制御する。
具体的に、本発明者等は、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)及び/又はEPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)の開始位置に関する情報を、PCFICHでなく、MIB(Master Information Block)及び/又はSIB(System Information Block)を利用してMTC端末に通知することができる点に着目した。この場合、少なくともCFI値の更新情報が含まれるシステム情報が割当てられるPDSCHの開始位置(又は、CFI値)を固定的に設定することが考えられる。なお、MIB/SIBとしては、既存システムのMIB/SIBを用いてもよいし、既存システムのMIB/SIBを拡張して用いてもよいし、MTC端末専用のMIB/SIBを新たに規定して用いることができる。
ここで、MIB及び/又はSIBを用いてCFI値の情報を送信する場合に、CFI値を変更する場合(MIB及び/又はSIBを用いてCFI値の変更(アップデート)を行う場合)を想定する。かかる場合、無線基地局は、CFI値の変更を行うために、ユーザ端末にシステム情報の変更(SI change notification)を通知するページング情報(paging message)を通知することが考えられる。ページング情報は、RRCアイドル状態のユーザ端末(例えば、MTC端末)やRRC接続状態のユーザ端末にシステム情報の変更を指示するために利用される情報である。
RRC接続状態(RRC-connected mode)のユーザ端末は、無線基地局にRRC接続した状態のユーザ端末であり、無線基地局からRRCシグナリング等により下り信号を受信できる状態のユーザ端末を指す。RRCアイドル状態(RRC-idle mode)のユーザ端末は、無線基地局にRRC接続していない状態のユーザ端末であり、RRCアイドル状態のユーザ端末はDRX(Discontinuous Reception)受信を行う。また、RRCアイドル状態のユーザ端末は、DRX受信において所定タイミングで送信されるページング情報を受信する。
また、RRCアイドル状態のユーザ端末は、着信(incoming calls)やシステム情報の変更(system information change)等を検出するためにページングチャネルをモニターする。RRC接続状態のユーザ端末は、システム情報の変更等を検出するためにページングチャネル及び/又はSIB1をモニターする。
ページング情報でシステム情報の変更が通知されたユーザ端末は、全てのシステム情報をアップデートするように動作する。例えば、図5に示すように、システム情報の変更を通知するページング情報を受信したユーザ端末は、MIBと複数のSIBを受信することによりシステム情報(CFI値も含まれる)を更新する。このように、CFI値の情報をMIB及び/又はSIBでシグナリングする場合、ページング情報に含まれるシステム情報の変更指示により、MTC端末においてCFI値を適切に更新することできる。
一方で、本発明者等は、ページング情報の割当て領域(ページング情報が配置されるシンボルの開始位置)が変動する場合、MTC端末(特に、RRCアイドル状態のMTC端末)がページング情報を検出できない場合が生じることを見出した。
ページング情報がPDSCHに割当てられて送信される場合、MTC端末はページング情報が割当てられるPDSCHの開始位置を把握する必要がある。しかし、MTC端末がアイドル状態の場合(特に、アイドル状態のMTC端末が移動している場合等)に、MTC端末に対するPDSCHの開始位置(例えば、CFI値)が変更されると、MTC端末がCFI値の変更を適切に把握できなくなる。その結果、MTC端末は、ページング情報適切に受信できなくなることが考えられる。
そこで、本発明者等は、無線基地局とMTC端末との無線通信において、PDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置(CFI値)を変更して制御する場合に、ページング情報の開始位置及び/又は当該ページング情報の割当て情報を指示する制御信号の開始位置を固定的に設定することを着想した。これにより、MTC端末は、RRCアイドル状態である場合であっても、ページング情報を適切に受信することができる。
ページング情報の開始位置は、例えば、ページング情報を配置するPDSCHの開始シンボル(starting symbol for paging info.)とすることができる。また、ページング情報の割当て情報を指示する制御信号の開始位置は、例えば、当該制御信号が割当てられる共通サーチスペースの開始シンボル(starting symbol for CSS)とすることができる。
また、本発明者等は、CFI値を更新する際にページング情報のシステム情報の更新通知(SI change notification)を用いてシステム情報の変更を指示する場合、MTC端末が無駄に全てのシステム情報をアップデートしなければならない点に着目した。
例えば、RRCアイドル状態のユーザ端末は、DRX受信動作において、CFI更新用のシステム情報変更通知を含むページング情報を受信した場合、全てのシステム情報を変更した後にスリープ状態に戻ることとなる(図6A参照)。また、RRC接続状態のユーザ端末は、CFI値更新用のシステム情報変更通知を含むページング情報を受信した場合、全てのシステム情報を変更した後にデータの受信を再開する必要がある(図6B参照)。
そこで、本発明者等は、ページング情報に含まれるシステム情報変更通知(SI change notification)以外の通知方法を用いて、MTC端末のCFI値の更新を制御することを着想した。本実施の一態様として、本発明者等は、ページング情報において、システム情報変更通知フィールド(SI change notification field)以外の情報フィールドにCFIに関する情報を含めてCFI値の更新を制御する。なお、CFIに関する情報としては、CFIの変更有無及び/又はCFI値等のCFIに関する情報を含む。これにより、システム情報のアップデートに要する時間や電力消費の増加を抑制することができる。
以下、本発明の各実施態様を説明する。各実施態様では、使用帯域が狭帯域に制限されたユーザ端末としてMTC端末を例示するが、本発明の適用はMTC端末に限定されない。また、狭帯域を6PRB(1.4MHz)として説明するが、他の狭帯域であっても、本明細書に基づいて本発明を適用することができる。
(第1の態様)
第1の態様では、ページング情報の開始位置及び/又は当該ページング情報を取得するために検出するサーチスペースの開始位置を固定的に設定する場合について説明する。なお、第1の態様は、特にRRCアイドル状態のMTC端末に対して好適に適用することができるが、これに限られない。また、以下の説明では、MTC端末に送信するEPDCCHにおいて共通サーチスペース(CSS:Common Search Space)を設定する場合と、CSSを設定しない場合について説明する。CSSを設定しない場合としては、CSSを利用してページング情報の検出を行わない場合も含むものとする。
<CSSを設定する場合>
CSSを設定する場合、CSSが設定されるシンボルの開始位置(starting symbol)を固定的に設定する(図7A参照)。図7Aでは、CSS用シンボルの開始位置を所定サブフレームの先頭から4シンボル目(シンボル#3)とする場合(CFI=3)を示している。もちろん、固定的に設定するCSS用シンボルの開始位置は他の値(例えば、シンボル#1(CFI=1)、シンボル#2(CFI=2)等)としてもよい。
CSSは、EPDCCHを構成する複数のECCEについて、各MTC端末が共通して検出する領域を指す。具体的には、複数のMTC端末がブラインド復号で検出を試みる領域に相当する。MTC端末は、所定サブフレームにおけるCSSを検出し、検出によって得られる情報(例えば、ページング情報の割当て情報)に基づいてページング情報の検出を行う。なお、EPDCC用に用いるCSSは、eCSSと呼ばれてもよい。
CSSを固定的に設定するサブフレームとしては、少なくともページング情報の割当て情報を含むCSSが設定される所定サブフレームとすることができる。ページングの割当て情報を含むCSSとページング情報が同じサブフレームに割当てられる場合、当該サブフレーム(例えば、PO:Paging Occasion)において、少なくともCSS用シンボルの開始位置を固定的に設定すればよい。MTC端末は、ページング情報が設定されるサブフレーム(PO)に関する情報をSIB等によりあらかじめ受信することができる。また、所定サブフレーム(例えば、PO)に関わらず、全てのサブフレームでCSS用のシンボルの開始位置を固定的に設定することも可能である。
また、CSSを用いてページング情報を検出する場合、ページング情報が割当てられるシンボル(例えば、ページング情報を含むPDSCH)の開始位置も、CSSと同様に固定的に設定してもよい。この場合、CSS用のシンボルとページング情報用のシンボルの開始位置を同一に設定することができる。なお、ページング情報が設定されるシンボルは固定的に設定せず、CSSに基づいて開始位置を特定してもよい。この場合、ページング情報が設定されるシンボルをCSSの開始位置より前に設定することも可能である。
このように、少なくともページング情報の検出に利用するCSS用シンボルの開始位置を固定的に設定することにより、MTC端末は、RRCアイドル状態であってもページング情報を適切に受信することが可能となる。これにより、ページング情報に基づいてCFI値の更新を制御する場合に、MTC端末がCFI値を適切に変更することができる。
<CSSを設定しない場合>
CSSを設定しない場合には、所定サブフレーム(例えば、PO)において、ページング情報が割当てられるシンボル(例えば、ページング情報を含むPDSCH)の開始位置を固定的に設定する(図7B参照)。図7Bでは、ページング情報が割当てられる領域の開始位置を所定サブフレームの先頭から4シンボル目(シンボル#3)とする場合を示している。もちろん、固定的に設定するページング情報用のシンボルの開始位置は他の値(例えば、シンボル#1、シンボル#2等)としてもよい。
このように、所定サブフレームにおけるページング情報の開始位置を固定的に設定することにより、MTC端末はページング情報を適切に検出することができる。なお、ページング情報の割当てに関する情報(例えば、サブフレーム情報等)は、仕様で定義するか、あらかじめMTC端末に通知することができる。
(第2の態様)
第2の態様では、ページング情報に含まれるシステム情報の変更通知(SI change notification)以外の通知方法を用いて、MTC端末にCFIに関する情報を通知する場合について説明する。なお、第2の態様は、特にRRCアイドル状態のMTC端末に対して好適に適用することができるが、RRC接続状態のMTCに適用することも可能である。また、第2の態様は、第1の態様と適宜組み合わせて適用することができる。
<第1の方法>
第1の方法では、ページング情報に含まれるRACH要求(RACH request)に基づいて、MTC端末がCFI値を取得(アップデート)する場合について図8を参照して説明する。
無線基地局は、MTC端末(例えば、RRCアイドル状態)に対してページング情報(paging message)を用いてRACH要求を送信する(ST101)。RACH要求は、ページング情報のラッチ要求フィールド(RACH request field)に設定される。RACH要求を指示されたMTC端末は、ランダムアクセス手順を実施する前に、MIB及び/又はSIBを検出してCFI値(PDSCH及び/又はEPDCCHの開始位置)の情報を取得する(ST102)。
CFI値を取得したMTC端末は、当該CFI値を考慮して信号の送受信(例えば、ランダムアクセス手順)を行う(ST103)。このように、RACH要求に基づいてMTC端末がCFIを更新することにより、MTC端末はランダムアクセス手順において送信されるPDSCHやEPDCCHの開始位置を適切に把握することができる。その結果、周波数利用効率を向上すると共に、ランダムアクセス手順を適切に行うことができる。
第1の方法では、ページング情報に含まれるRACH要求に基づいて、MIB及び/又はSIBを検出してCFI値の情報を取得する。このため、ページング情報に含まれるシステム情報変更通知に基づいてCFI値の情報を取得する場合と比較して、全てのシステム情報の更新は必要とならず、MTC端末側における動作の簡略化や消費電力の低減を図ることができる。
<第2の方法>
第2の方法では、ページング情報においてCFI更新用のフィールド(例えば、「CFI update field」とも呼ぶ)を設定し、ページング情報を用いてMTC端末にCFIに関する情報を通知する場合について説明する。
例えば、無線基地局は、ページングに設定されるCFI更新フィールドを用いてMTC端末にCFI値の変更を通知する。当該ページング情報を受信したMTC端末は、CFI値を更新するためにMIB及び/又はSIBの検出を行う。
図9Aは、RRCアイドル状態のMTC端末が第2の方法を適用する場合を示している。ここでは、CFI値が1から2へ変更する場合を示している。無線基地局は所定サブフレーム(例えば、PO)において、CFI更新フィールドを含むページング情報をMTC端末に送信する。ページング情報によりCFIの変更(CFI change)を通知されたMTC端末は、MIB及び/又はSIBを検出して、変更後のCFI値の情報を取得する。
図9Bは、RRC接続状態のMTC端末が第2の方法を適用する場合を示している。ここでは、CFI値が1から2へ変更する場合を示している。CFI値を変更前は、MTC端末は、CFI値が1であると判断して受信動作等を行う。CFI値を変更する場合、無線基地局は所定サブフレーム(例えば、PO)において、CFI更新フィールド(CFIの変更有)を含むページング情報をMTC端末に送信する。ページング情報によりCFIの変更を通知されたMTC端末は、MIB及び/又はSIBを検出して、変更後のCFI値の情報(ここでは、CFI=2)を取得する。その後、MTC端末は、CFI値が2であると判断して受信動作等を行う。
このように、ページング情報にCFIの更新有無を指示するCFI更新フィールドを設定することにより、MTC端末にCFI更新に関する動作のみ実施させることができる。なお、CFI更新フィールドは、例えば、CFI更新有無を示す1ビットで設定することができる。
第2の方法では、MTC端末は、CFIの更新を指示するページング情報を受信した場合に、CFIを更新するためにMIB及び/又はSIBを受信すればよい。このため、ページング情報に含まれるシステム情報変更通知に基づいてCFI値の情報を取得する場合と比較して、全てのシステム情報の更新は必要とならず、MTC端末側における動作を簡略化することができる。
<第3の方法>
第3の方法では、ページング情報においてCFI更新用のフィールドを設定すると共に、さらに当該CFI更新用フィールドにCFI値の情報を設定する場合について説明する。
例えば、無線基地局は、ページングにおけるCFI更新フィールドを用いてMTC端末にCFI値の情報(例えば、変更後のCFI値)を通知する。MTC端末は、受信したページング情報に基づいてCFI値を更新することができる。CFI更新フィールドは、例えば、2ビットで設定することができる。
図10Aは、RRCアイドル状態のMTC端末が第3の方法を適用する場合を示している。無線基地局は所定サブフレーム(例えば、PO)において、CFI更新フィールド(CFI値の情報)を含むページング情報をMTC端末に送信する。ここでは、CFI値が1から2へ変更する場合を示しており、MTC端末は、受信したページング情報に基づいてCFI値を1から2へ更新する。
図10Bは、RRC接続状態のMTC端末が第3の方法を適用する場合を示している。ここでは、CFI値が1から2へ変更する場合を示している。CFI値の変更前において、MTC端末は、CFI値が1であると判断して無線基地局から送信されるPDSCH及び/又はEPDCCH等を受信する。
CFI値が変更される場合、無線基地局は所定サブフレーム(例えば、PO)において、CFI更新フィールド(CFI値の情報)を含むページング情報をMTC端末に送信する。MTC端末は、受信したページング情報に基づいてCFI値を1から2へ更新する。その後、MTC端末は、CFI値が2であると判断して無線基地局から送信されるPDSCH及び/又はEPDCCH等を受信する。
第3の方法では、CFI値の情報をページング情報でMTC端末に通知するため、MTC端末はページング情報に基づいてCFI値を更新することができる。そのため、第1の方法や第2の方法と比較して、ページング情報を受信した後にCFI値の情報を得るための動作(例えば、MIB及び/又はSIBの受信動作)が不要となる。このため、第1の方法や第2の方法と比較して、MTC端末側における動作を簡略化することができる。
(第3の態様)
第3の態様では、ページング情報に含まれるシステム情報の変更通知(SI change notification)以外の通知方法を用いて、MTC端末にCFIに関する情報を通知する場合について説明する。第3の態様は、特にRRC接続状態のMTC端末に対して好適に適用することができる。また、第3の態様を他の態様で示した構成と適宜組み合わせて適用することができる。
<RRCシグナリング>
無線基地局は、RRC接続状態のMTC端末に対してRRCシグナリングでCFI値の情報を通知することができる(図11A参照)。MTC端末は、RRCシグナリングで通知されたCFI値の情報に基づいてPDSCH等の開始位置を判断し、下りデータを受信する。このように、RRCシグナリングを用いてCFI値の情報をRRC接続状態のMTC端末に通知することにより、周波数リソースを有効に利用すると共に、MTC端末が適切にPDSCH等を受信することが可能となる。
<MIB/SIB>
無線基地局は、RRC接続状態のMTC端末に対して周期的に送信されるMIB及び/又はSIBを用いてCFI値の情報を通知することができる(図11B参照)。この場合、所定周期で送信されるMIB及び/又はSIBにCFI値の情報を含めることができる。所定周期としては、システム情報が変更する期間として設定される報知チャネル修正サイクル(BCCH modification cycle)とすることができる。
MTC端末は、所定周期で送信されるMIB及び/又はSIBに含まれるCFI値の情報に基づいてPDSCH等の開始位置を判断し、下りデータを受信する。このように、周期的に送信されるMIB及び/又はSIBを用いてCFI値の情報をRRC接続状態のMTC端末に通知することにより、周波数リソースを有効に利用すると共に、MTC端末が適切にPDSCH等を受信することが可能となる。
(無線通信システムの構成)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、本発明の実施形態に係る無線通信方法が適用される。なお、上記の各実施形態に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用されてもよい。ここでは、狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末としてMTC端末を例示するが、MTC端末に限定されるものではない。
図12は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。図12に示す無線通信システム1は、マシン通信システムのネットワークドメインにLTEシステムを採用した一例である。当該無線通信システム1では、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。また、LTEシステムが下りリンク及び上りリンク共に最大20MHzのシステム帯域に設定されるものとするが、この構成に限られない。なお、無線通信システム1は、SUPER 3G、LTE−A(LTE-Advanced)、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)等と呼ばれてもよい。
無線通信システム1は、無線基地局10と、無線基地局10に無線接続する複数のユーザ端末20A、20B及び20Cとを含んで構成されている。無線基地局10は、上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
複数のユーザ端末20A、20B及び20Cは、セル50において無線基地局10と通信を行うことができる。例えば、ユーザ端末20Aは、LTE(Rel−10まで)又はLTE−Advanced(Rel−10以降も含む)をサポートするユーザ端末(以下、LTE端末)であり、他のユーザ端末20B、20Cは、マシン通信システムにおける通信デバイスとなるMTC端末である。以下、特に区別を要しない場合は、ユーザ端末20A、20B及び20Cは単にユーザ端末20と呼ぶ。
なお、MTC端末20B、20Cは、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、電気(ガス)メータ、自動販売機等の固定通信端末に限らず、車両等の移動通信端末でもよい。また、ユーザ端末20は、直に他のユーザ端末と通信してもよいし、無線基地局10を介して他のユーザ端末と通信してもよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネル等が用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)、ページングチャネル(PCH:Paging Channel)/ページング情報(Paging information)等が伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)などが伝送される。
下りL1/L2制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)等を含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)等が伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認信号(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCI等の伝送に用いられる。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)等が用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、送達確認信号などが伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブル(RAプリアンブル)が伝送される。
図13は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。なお、送受信部103は、送信部及び受信部で構成される。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御等のRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理等の送信処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。送受信部103は、システム帯域幅より制限された狭い帯域幅(狭帯域幅)で、各種信号を送受信することができる。
例えば、送信部103は、CFIに関する情報が含まれるMIB、SIB、ページング情報等を送信することができる。送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅される。各送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
図14は、本実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図14では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図14に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部(スケジューラ)301と、送信信号生成部(生成部)302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、を備えている。
制御部(スケジューラ)301は、PDSCHで送信される下りデータ信号、PDCCH及び/又はEPDCCHで伝送される下り制御信号のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。また、システム情報、同期信号、ページング情報、CRS(Cell-specific Reference Signal)、CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)等のスケジューリングの制御も行う。また、上り参照信号、PUSCHで送信される上りデータ信号、PUCCH及び/又はPUSCHで送信される上り制御信号、PRACHで送信されるランダムアクセスプリアンブル等のスケジューリングを制御する。
制御部301は、各種信号を狭帯域に割り当ててユーザ端末20に対して送信するように、送信信号生成部302及びマッピング部303を制御する。例えば、制御部301は、下りリンクのシステム情報(MIB、SIB)、ページング情報、EPDCCH等の下り信号を狭帯域幅に割り当てるように制御する。
制御部301は、ページング情報が設定される所定サブフレームにおいて、ページング情報の割当て情報を含むEPDCCHの開始位置(特に、共通サーチスペースの開始位置)を固定的に設定する。この場合、制御部301は、少なくともページング情報が送信される所定サブフレームにおいて共通サーチスペースの開始位置を固定して設定する(第1の態様)。
あるいは、制御部301は、ページング情報が設定される所定サブフレームにおいて、共通サーチスペースは設定せずにページング情報が配置されるシンボルの開始位置(例えば、PCHが割当てられるPDSCHの開始位置)を固定的に設定する(第1の態様)。
また、制御部301は、ランダムアクセス要求を含むページング情報を受信したMTC端末が、ランダムアクセス手順を行う前にMIB及び/又はSIBを受信してCFI値の情報を取得するように制御する。また、制御部301は、ページング情報にCFIに関する情報(CFI変更の有無、CFI値の情報等)を含めて送信するように制御する。
制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、DL信号を生成して、マッピング部303に出力する。例えば、送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下り信号の割り当て情報を通知するDLアサインメント及び上り信号の割り当て情報を通知するULグラントを生成する。また、下りデータ信号には、各ユーザ端末20からのチャネル状態情報(CSI)等に基づいて決定された符号化率、変調方式などに従って符号化処理、変調処理が行われる。
また、送信信号生成部302は、CFIに関する情報を有するページング情報を生成することができる。送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成された下り信号を、所定の狭帯域の無線リソース(例えば、最大6リソースブロック)にマッピングして、送受信部103に出力する。
例えば、マッピング部303は、ページング情報の開始位置及び/又は当該ページング情報の割当て情報を指示する制御信号の開始位置が固定的となるようにマッピングを行う。また、マッピング部303は、CFI値に基づいて下りデータ信号(PDSCH)や下り制御信号(EPDCCH)の開始位置を制御する。なお、マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部304は、ユーザ端末から送信されるUL信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK)、PUSCHで送信されたデータ信号、PRACHで送信されたランダムアクセスプリアンブル等)に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。処理結果は、制御部301に出力される。
また、受信信号処理部304は、受信した信号を用いて受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。
受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置、並びに、測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
図15は、本実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。なお、ここでは詳細な説明を省略するが、通常のLTE端末がMTC端末として振る舞うように動作してもよい。ユーザ端末20は、送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信部203は、送信部及び受信部から構成される。また、ユーザ端末20は、送受信アンテナ201、アンプ部202、送受信部203等を複数備えてもよい。
送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、アンプ部202で増幅される。送受信部203は、アンプ部202で増幅された下り信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。
送受信部203は、所定サブフレームで送信されるページング情報を受信することができる。この場合、送受信部203は、所定サブフレームにおいて開始位置が固定して割当てられた共通サーチスペースを検出し、当該共通サーチスペースで指示されたページング情報を受信することができる。また、送受信部203は、ランダムアクセス要求を含むページング情報を受信した場合にMIB及び/又はSIBを受信してCFI値の情報を取得することができる。
また、送受信部203は、ページング情報に含まれるCFI値の変更に関する情報を受信した場合、MIB及び/又はSIBを受信してCFI値の情報を取得することができる。また、送受信部203は、ユーザ端末がRRC接続状態である場合に、上位レイヤシグナリングに含まれるCFI値の情報を取得することができる。あるいは、ユーザ端末がRRC接続状態である場合に、送受信部203は、所定のタイミングで送信されるMIB及び/又はSIBに含まれるCFI値の情報を取得することができる。
送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
図16は、本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図16においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図16に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、を備えている。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCHで送信された信号)及び下りデータ信号(PDSCHで送信された信号)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御信号や、下りデータ信号に対する再送制御の要否を判定した結果などに基づいて、上り制御信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK)など)や上りデータ信号の生成を制御する。具体的には、制御部401は、送信信号生成部402及びマッピング部403の制御を行う。
制御部401は、ページング情報に基づいて取得したCFI(Control Format Indicator)値の情報を用いて下り共有チャネル及び/又は拡張下り制御チャネルの受信を制御することができる。例えば、制御部401は、ページング情報に含まれる情報に基づいて、MIB及び/又はSIBからCFI値の情報を取得するように制御することができる。
例えば、制御部401は、ランダムアクセス要求(RACH request)を含むページング情報を受信した場合、MIB及び/又はSIBを受信してCFI値の情報を取得するように制御する。あるいは、制御部401は、ページング情報に含まれるCFI値の変更に関する情報を受信した場合、MIB及び/又はSIBを受信してCFI値の情報を取得することができる。あるいは、制御部401は、ページング情報にCFI値の情報が含まれている場合、ページング情報からCFI値の情報を取得することができる。
制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、UL信号を生成して、マッピング部403に出力する。例えば、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、送達確認信号(HARQ−ACK)やチャネル状態情報(CSI)等の上り制御信号を生成する。また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号にULグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。
送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号を無線リソース(最大6リソースブロック)にマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部404は、DL信号(例えば、無線基地局から送信された下り制御信号、PDSCHで送信された下りデータ信号等)に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。受信信号処理部404は、無線基地局10から受信した情報を、制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、ページング情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。
また、受信信号処理部404は、受信した信号を用いて、受信電力(RSRP)、受信品質(RSRQ)やチャネル状態などについて測定してもよい。なお、測定結果は、制御部401に出力されてもよい。
受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置、並びに、測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、無線基地局10やユーザ端末20の各機能の一部又は全ては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、プロセッサ(CPU)と、ネットワーク接続用の通信インターフェースと、メモリと、プログラムを保持したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体と、を含むコンピュータ装置によって実現されてもよい。
ここで、プロセッサやメモリなどは情報を通信するためのバスで接続される。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、CD−ROM、RAM、ハードディスクなどの記憶媒体である。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、入力キーなどの入力装置や、ディスプレイなどの出力装置を含んでいてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサは、オペレーティングシステムを動作させてユーザ端末の全体を制御する。また、プロセッサは、記憶媒体からプログラム、ソフトウェアモジュールやデータをメモリに読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。ここで、当該プログラムは、上記の各実施形態で説明した各動作を、コンピュータに実行させるプログラムであれば良い。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリに格納され、プロセッサで動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。例えば、上述の各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2015年1月23日出願の特願2015−011091に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (10)

  1. システム帯域の一部の狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末であって、
    所定サブフレームで送信されるページング情報を受信する受信部と、
    ページング情報に基づいて取得したCFI(Control Format Indicator)値の情報を用いて下り共有チャネル及び/又は拡張下り制御チャネルの受信を制御する制御部と、を有し、
    前記受信部は、所定サブフレームにおいて開始位置が固定して割当てられた共通サーチスペースを検出し、共通サーチスペースで指示されたページング情報を受信することを特徴とするユーザ端末。
  2. システム帯域の一部の狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末であって、
    所定サブフレームで送信されるページング情報を受信する受信部と、
    ページング情報に基づいて取得したCFI(Control Format Indicator)値の情報を用いて下り共有チャネル及び/又は拡張下り制御チャネルの受信を制御する制御部と、を有し、
    前記受信部は、所定サブフレームにおいて開始位置が固定して割当てられたページング情報を受信することを特徴とするユーザ端末。
  3. 前記共通サーチスペースは、少なくともページング情報が送信される所定サブフレームにおいて開始位置が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 前記受信部は、ランダムアクセス要求を含むページング情報を受信した場合、MIB(Master Information Block)及び/又はSIB(System Information Block)を受信してCFI値の情報を取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のユーザ端末。
  5. 前記受信部は、ページング情報に含まれるCFI値の変更に関する情報を受信した場合、MIB及び/又はSIBを受信してCFI値の情報を取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のユーザ端末。
  6. 前記ページング情報にCFI値の情報が含まれていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のユーザ端末。
  7. ユーザ端末がRRC接続状態である場合に、前記受信部は、上位レイヤシグナリングに含まれるCFI値の情報を取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のユーザ端末。
  8. ユーザ端末がRRC接続状態である場合に、前記受信部は、所定のタイミングで送信されるMIB及び/又はSIBに含まれるCFI値の情報を取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のユーザ端末。
  9. システム帯域の一部の狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末と通信を行う無線基地局であって、
    CFIに関する情報を含むページング情報を生成する生成部と、
    所定サブフレームにおいてページング情報を送信する送信部と、
    CFI(Control Format Indicator)値に基づいて、下り共有チャネル及び/又は拡張下り制御チャネルの割当てを制御する制御部と、を有し、
    前記送信部は、所定サブフレームにおけるページング情報の開始位置を固定的に割当てて送信することを特徴とする無線基地局。
  10. システム帯域の一部の狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末の無線通信方法であって、
    所定サブフレームで送信されるページング情報を受信する工程と、
    所定サブフレームにおいて開始位置が固定して割当てられた共通サーチスペースを検出し、共通サーチスペースで指示されたページング情報を受信する工程と、
    ページング情報に基づいて取得したCFI(Control Format Indicator)値の情報を用いて下り共有チャネル及び/又は拡張下り制御チャネルの受信を制御する工程と、を有することを特徴とする無線通信方法。
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