JPWO2017078128A1 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

将来の無線通信システムにおいてHARQ−ACKの送信を適切に行うこと。本発明の一態様に係るユーザ端末は、DL信号を受信する受信部と、前記DL信号に対する送達確認信号の送信を制御する制御部と、を有する。前記受信部は、前記送達確認信号の送信可否に関する情報を上位レイヤシグナリング及び/又は下り制御情報で受信し、前記制御部は、前記送達確認信号の送信可否に関する情報に基づいて前記送達確認信号の送信可否を制御する。

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。また、LTEからの更なる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システム(例えば、LTE−A(LTE-Advanced)、FRA(Future Radio Access)、4G、5Gなどともいう)も検討されている。
ところで、近年、通信装置の低コスト化に伴い、ネットワークに繋がれた装置が、人間の手を介さずに相互に通信して自動的に制御を行う機器間通信(M2M:Machine-to-Machine)の技術開発が盛んに行われている。特に、3GPP(Third Generation Partnership Project)は、M2Mの中でも機器間通信用のセルラシステムとして、MTC(Machine Type Communication)の最適化に関する標準化を進めている(非特許文献2)。MTC用ユーザ端末(MTC UE(User Equipment))は、例えば電気メータ、ガスメータ、自動販売機、車両、その他産業機器などの幅広い分野への利用が考えられている。
MTCでは、コストの低減及びセルラシステムにおけるカバレッジエリアの改善の観点から、簡易なハードウェア構成で実現可能なMTC用ユーザ端末(LC(Low-Cost)−MTC UE)の需要が高まっている。このようなLC−MTC UEの通信方式として、非常に狭い帯域でのLTE通信(例えば、NB−IoT(Narrow Band Internet of Things)、NB−LTE(Narrow Band LTE)、NBセルラIoT(Narrow Band cellular Internet of Things)、クリーンスレート(clean slate)などと呼ばれてもよい)が検討されている。以降、本明細書で記載される「NB−IoT」は、上記NB−LTE、NBセルラIoT、クリーンスレートなど含むものとする。
NB−IoTで通信するユーザ端末(以下、NB−IoT端末という)は、既存のLTEシステムでサポートされる最小のシステム帯域幅(1.4MHz)よりも狭い帯域(例えば、180kHz)の送受信性能を有するユーザ端末として検討されている。
ところで、既存のLTEシステム(LTE Rel.8−12)では、ユーザ端末(UE)と無線基地局(eNB)の無線通信において、信号の受信ミスによる通信品質の劣化を抑制するために、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)がサポートされている。HARQでは、ユーザ端末(又は無線基地局)は、データの受信結果に応じて当該データに関する送達確認信号(HARQ−ACK)をフィードバックし、無線基地局(又はユーザ端末)は、フィードバックされたHARQ−ACKに基づいて、データの再送を制御する。
このように、ハイブリッド自動再送要求を適用することにより、ユーザ端末と無線基地局間の無線通信の通信品質の劣化を効果的に抑制することができるため、将来の無線通信システムにおいてもHARQをサポートすることが想定される。
しかしながら、上記したような将来の無線通信システムにおいて、既存のLTEシステムにおけるHARQ−ACK制御(HARQ−ACKメカニズム)をそのまま適用する場合、十分な通信サービスを提供できないおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、将来の無線通信システムにおいてHARQ制御を適切に行うことができるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的の一とする。
本発明の一態様に係るユーザ端末は、DL信号を受信する受信部と、前記DL信号に対する送達確認信号の送信を制御する制御部と、を有し、前記受信部は、前記送達確認信号の送信可否に関する情報を上位レイヤシグナリング及び/又は下り制御情報で受信し、前記制御部は、前記送達確認信号の送信可否に関する情報に基づいて前記送達確認信号の送信可否を制御することを特徴とする。
本発明によれば、将来の無線通信システムにおいてHARQ−ACKの送信を適切に行うことができる。
NB−IoT端末の使用帯域の説明図である。 既存のLTEシステム(Rel.8−12)におけるHARQ−ACKの送信方法の一例を示す図である。 第1の態様に係るHARQ−ACKの送信方法の一例を示す図である。 第1の態様に係るHARQ−ACKの送信方法の一例を示す図である。 図5A及び図5Bは、第1の態様に係るHARQ−ACKの送信方法の一例を示す図である。 図6Aは、異なるRNTIにHARQ機能のオン又はオフを関連付けたテーブルを示す図であり、図6Bは、HARQ−ACKの送信方法の一例を示す図である。 図7Aは、DCIのビットフィールドにHARQ−ACKの送信可否に関する情報を規定したテーブルを示す図であり、図7Bは、HARQ−ACKの送信方法の一例を示す図である。 図8Aは、PUCCHリソース指定用のビットフィールドにHARQ−ACKの送信可否に関する情報を規定したテーブルを示す図であり、図8Bは、HARQ−ACKの送信方法の他の一例を示す図である。 図9Aは、異なるRNTIにHARQ機能のオン又はオフの指示を関連付けたテーブルを示す図であり、図9Bは、HARQ−ACKの送信方法の他の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
NB−IoT端末では、処理能力の低下を許容して、ハードウェア構成を簡略化することが検討されている。例えば、NB−IoT端末では、既存のユーザ端末(LTE端末)に比べて、ピークレートの減少、トランスポートブロックサイズ(TBS:Transport Block Size)の制限、リソースブロック(RB:Resource Block、PRB:Physical Resource Block等とも呼ばれる)の制限、受信RF(Radio Frequency)の制限などを適用することが検討されている。
使用帯域の上限がシステム帯域(例えば、20MHz(100RB)、1コンポーネントキャリアなど)に設定される既存のユーザ端末とは異なり、NB−IoT端末の使用帯域の上限は所定の狭帯域(例えば、180kHz、1PRB、1.4MHzなど)に制限される。帯域が制限されたNB−IoT端末は、既存のユーザ端末との関係を考慮してLTE/LTE−Aのシステム帯域内で動作させることが検討されている。
例えば、LTE/LTE−Aのシステム帯域において、帯域が制限されたNB−IoT端末と帯域が制限されない既存のユーザ端末との間で、周波数多重がサポートされてもよい。したがって、NB−IoT端末は、サポートする最大の帯域が既存のLTEでサポートされる最小のシステム帯域(例えば、1.4MHz)と同じ又はその一部の狭帯域である端末と表されてもよいし、LTE/LTE−Aでサポートされる最小のシステム帯域(例えば、1.4MHz)と同じ又は当該最小のシステム帯域よりも狭帯域の送受信性能を有する端末と表されてもよい。
図1は、システム帯域内における狭帯域の配置例を示す図である。図1では、LTEシステムの最小のシステム帯域(1.4MHz)に比べて狭い所定の狭帯域(例えば、180kHz)が、システム帯域の一部に設定されている。当該狭帯域は、NB−IoT端末によって検出可能な周波数帯域に相当する。なお、LTEシステムの最小のシステム帯域(1.4MHz)は、LTE Rel.13のLC−MTCの使用帯域でもある。
なお、NB−IoT端末の使用帯域となる狭帯域の周波数位置は、システム帯域内で変化可能な構成とすることが好ましい。例えば、NB−IoT端末は、所定の期間(例えば、サブフレーム)毎に異なる周波数リソースを用いて通信することが好ましい。これにより、NB−IoT端末に対するトラヒックオフロードや、周波数ダイバーシチ効果が実現でき、周波数利用効率の低下を抑制することができる。したがって、NB−IoT端末は、周波数ホッピングや周波数スケジューリングの適用を考慮して、RFの再調整(retuning)機能を有することが好ましい。
なお、下りリンクの送受信に用いられる狭帯域(DL NB:Downlink Narrow Band)と上りリンクの送受信に用いられる狭帯域(UL NB:Uplink Narrow Band)とは異なる周波数帯を用いてもよい。また、DL NBは下り狭帯域と呼ばれてもよいし、UL NBは上り狭帯域と呼ばれてもよい。
NB−IoT端末は、狭帯域に配置される下り制御信号(下り制御チャネル)を用いて下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)を受信するが、当該下り制御信号は、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)と呼ばれてもよいし、MPDCCH(MTC PDCCH)と呼ばれてもよいし、NB−PDCCHと呼ばれても良い。
また、NB−IoT端末は、狭帯域に配置される下りデータ信号(下り共有チャネル)を用いて下りデータを受信するが、当該下りデータ信号は、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と呼ばれてもよいし、MPDSCH(MTC PDSCH)と呼ばれてもよいし、NB−PDSCHと呼ばれても良い。
また、NB−IoT端末向けの上り制御信号(上り制御チャネル)(例えば、PUCCH(Physical Uplink Control Channel))及び上りデータ信号(上り共有チャネル)(例えば、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel))はそれぞれ、MPUCCH(MTC PUCCH)、MPUSCH(MTC PUSCH)、NB−PUSCHなどと呼ばれてもよい。以上のチャネルに限られず、NB−IoT端末が利用するチャネルは、同じ用途に用いられる従来のチャネルにMTCを示す「M」やNB−IoTを示す「N」、または「NB」を付して表されてもよい。
また、NB−IoT UE向けのSIB(System Information Block)が規定されてもよく、当該SIBはMTC−SIB、NB−SIBなどと呼ばれてもよい。
また、NB−IoTでは、カバレッジを拡張するために、複数のサブフレームに渡って同一の下り信号及び/又は上り信号を送受信する繰り返し送信/受信を行うことも検討されている。なお、同一の下り信号及び/又は上り信号が送受信される複数のサブフレーム数は、繰り返し数(repetition number)とも呼ばれる。また、当該繰り返し数は、繰り返しレベルによって示されてもよい。当該繰り返しレベルは、カバレッジ拡張(CE:Coverage Enhancement)レベルとも呼ばれる。
ところで、既存のLTEシステム(LTE Rel.8−12)では、ユーザ端末(UE)と無線基地局(eNB)の無線通信において、信号の受信ミスによる通信品質の劣化を抑制するために、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)がサポートされている。
例えば、ユーザ端末は、無線基地局から送信されたDL信号/DLチャネルの受信結果に基づいて、送達確認信号(HARQ−ACK、ACK/NACK、又はA/Nとも呼ぶ)をフィードバックする。無線基地局は、ユーザ端末から送信される送達確認信号に基づいて再送や新規データ送信を制御する(DL HARQ)。また、無線基地局は、ユーザ端末から送信されたUL信号/ULチャネルの受信結果に基づいて、送達確認信号をフィードバックする。ユーザ端末は、無線基地局から送信される送達確認信号及び/又はUL送信指示に基づいて再送や新規データ送信を制御する(UL HARQ)。
既存のLTEシステムでは、UL送信及びDL送信のTTIが1ms(1サブフレーム)に設定されるため、HARQ−ACKのフィードバックタイミングもサブフレーム単位で制御される。DL HARQでは、FDDを適用するユーザ端末は、DL信号/DLチャネル(例えば、PDSCH)を受信したサブフレームから4ms後のULサブフレームでHARQ−ACKを無線基地局にフィードバックする(図2参照)。また、ユーザ端末からHARQ−ACKを受信した無線基地局は、HARQ−ACKの結果に基づいて4ms以降のDLサブフレームで再送データ又は新規データを送信する。
このように、既存のLTEシステムでは、HARQ−ACKのフィードバックタイミングは、サブフレームを単位として信号を受信してから4ms後のサブフレーム(FDD)となるように定義されている。また、無線基地局及び/又はユーザ端末は信号の送受信に対して所定のHARQ RTT(Round Trip Time)に基づいて再送制御を行っている。RTTとは、通信相手に信号やデータを送信してから応答が返ってくるまでにかかる時間を指す。既存のシステムでは、HARQ−ACKフィードバックを受信してから再送を行うまでの最小時間も同様に定義されている。例えば、無線基地局はユーザ端末からフィードバックされたACK/NACKを受信してから4ms後を最小時間として所定サブフレームで再送を行うように規定されている。
このように、ハイブリッド自動再送要求を適用することにより、ユーザ端末と無線基地局間の無線通信の通信品質の劣化を効果的に抑制することができるため、NB−IoT端末に対してもHARQ−ACK送信をサポートすることが考えられる。IoTでは、デジタルカメラやプリンター等のあらゆる電子機器をインターネットに接続する取り組みが進められている。IoTで要求される多様なサービス品質(QoS(Quality of Service))の例としては、電子機器のステータス情報を定期的に報告したりすることが考えられる。
しかしながら、このようなIoT環境で既存のHARQを適用した場合、オーバーヘッドが増加してしまうという問題がある。オーバーヘッドを減らすためにHARQを適用しないことも考えられるが、通信目的(例えば、緊急時の警報発令)によっては、HARQを適用することが好ましい場合もある。
そこで、本発明者等は、NB−IoT端末に必ずしも常時HARQが適用される必要がない点に着目し、ユーザ端末におけるHARQの適用有無を動的又は準静的に制御して、HARQ−ACK送信可否を制御することを着想した。具体的には、本発明の一態様として、HARQ−ACKの送信可否に関する情報に基づいてHARQ−ACKの送信可否を制御することを着想した。例えば、ユーザ端末は、無線基地局から送信されるHARQ−ACKの送信可否に関する情報に基づいて、DL送信に対するHARQ−ACKの送信可否(送信するかスキップするか)を制御することができる。
このように、HARQ−ACKの送信可否に関する情報に基づいてHARQ−ACKの送信可否を制御することにより、特にNB−IoTのような使用帯域が所定の狭帯域に制限されたネットワーク環境において、オーバーヘッドを低減してHARQ−ACK制御を適切に行うことができる。
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信方法について詳細に説明する。以下の説明では、無線基地局と通信するユーザ端末としてNB−IoT端末を例に挙げて説明するが、これに限られない。本実施の形態は、HARQ−ACK送信を行うユーザ端末であれば適用することができる。また、以下の実施形態では、NB−IoT端末は、既存のLTEシステムの最小のシステム帯域幅(1.4MHz)よりも狭い帯域である180kHz(1リソースブロック(PRB))に使用帯域が制限されるものとして説明するが、本発明の適用はこれに限られない。例えば、以下の実施形態は、既存のLTEシステムの最小のシステム帯域幅(1.4MHz)と同じ帯域に制限されたNB−IoT端末や、180kHzよりも狭い帯域に使用帯域が制限されたNB−IoT端末にも適用可能である。
(第1の態様)
第1の態様では、ユーザ端末が少なくとも上位レイヤシグナリングで通知される情報に基づいてHARQ−ACKの送信可否(HARQ機能のオン/オフ)を制御する場合について説明する。
図3では、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、報知情報)を用いてユーザ端末のHARQ機能のオン/オフを制御する場合におけるHARQ制御の一例を示す。図3の態様では、ユーザ端末が、HARQ−ACKの送信可否に関する情報として、HARQ機能のオン/オフの情報を上位レイヤシグナリングで受信する。
例えば、図3に示すように、期間Aにおいて、ユーザ端末がHARQ機能のオンの情報を上位レイヤシグナリングで受信した場合、ユーザ端末は、PUCCHまたはPUSCHでHARQ−ACKのフィードバックを行う。HARQ−ACKのフィードバック方法は既存のLTEシステムの方法(フィードバックタイミング等)を利用してもよいし、異なる方法を利用してもよい。
一方、期間Bにおいて、ユーザ端末がHARQ機能のオフの情報を上位レイヤシグナリングで受信した場合、ユーザ端末は、PUCCHまたはPUSCHでのHARQ−ACKのフィードバックは行わない(スキップする)。この場合、無線基地局は、ユーザ端末からHARQ−ACKを受信しないため、データ再送は行わず各サブフレームで新規データの送信を行う。ユーザ端末は、無線基地局から新規データが送信されると想定して受信動作(例えば、復調処理等)を行う。
このように、上位レイヤシグナリングを利用して、ユーザ端末にHARQ機能のオン/オフを指示することにより、ユーザ端末におけるHARQ−ACKの送信可否を準静的に制御することができる。
<PUCCHリソースの割当ての有無を利用する場合>
また、第1の態様の他の例として、上位レイヤシグナリングを利用したPUCCHリソースの設定有無に応じてユーザ端末におけるHARQ機能のオン/オフを制御してもよい。以下に、ユーザ端末が上位レイヤシグナリングでPUCCHリソースの割当てがあったか否かでHARQ機能のオン/オフを判断する場合について説明する。
図4の態様では、HARQ−ACKの送信可否に関する情報として、PUCCHリソースの割当ての有無を利用している。ユーザ端末は、PUCCHリソースの割当てがある場合にはHARQ−ACKの送信し、PUCCHリソースの割当てがない場合にはHARQ−ACKの送信を行わないように制御する。ユーザ端末に対するPUCCHリソースの割当て(設定)は、特定のPUCCHリソースの割当てであってもよいし、複数のPUCCHリソース候補の割当て(例えば、ARI:ACK/NACK Resource Indicator)であってもよい。
例えば、図4では、期間Aにおいて、ユーザ端末に上位レイヤシグナリングでPUCCHリソースが割当てられ、期間Bにおいて、上位レイヤシグナリングでPUCCHリソースが割当てられなかった場合を示している。期間Aにおいて、ユーザ端末はHARQ機能をオンすると判断して、PUCCHまたはPUSCHでHARQ−ACKのフィードバックを行う。例えば、ユーザ端末は、上りデータの送信(UL送信指示)がない場合には上位レイヤシグナリングで設定されたPUCCHリソースを利用し、上りデータ送信がある場合にはPUSCHを利用してHARQ−ACKを送信する。
一方、期間Bにおいて、ユーザ端末は、HARQ機能をオフすると判断して、少なくともPUCCHを利用したHARQのフィードバックは行わない(スキップする)ように制御する。このように、PUCCHリソースの割当ての有無に基づいてユーザ端末におけるPUCCHを利用したHARQ−ACKの送信可否を制御することにより、HARQ−ACKの送信可否を暗示的に通知することが可能になる。その結果、ユーザ端末におけるHARQ−ACKのオン/オフ制御のみに利用する情報を不要とすることができる。
なお、PUSCHを利用したHARQ−ACK送信は、PUCCHを利用したHARQ−ACKの送信可否に従ってもよいし(図5A参照)、PUCCHを利用したHARQ−ACKの送信とは独立して制御してもよい(図5B、図6参照)。
図5Aに示すように、上位レイヤシグナリングでPUCCHリソースが割当てられなかった場合、ユーザ端末は、PUSCHがスケジュールされたとしても、HARQ機能をオフすると判断する。そして、ユーザ端末は、PUCCHと同様にPUSCHでのHARQのフィードバックも行わない(スキップする)ように制御する。なお、PUCCHリソースの割当てがある場合には図4の態様と同様に、ユーザ端末はHARQ機能をオンすると判断して、PUCCHまたはPUSCHでHARQのフィードバックを行う。
また、図5Bに示すように、上位レイヤシグナリングでPUCCHリソースが割当てられなかった場合、ユーザ端末は、PUSCHがスケジュールされた場合に当該PUSCHでHARQのフィードバックを行うように制御する。このように、PUSCHのスケジューリングの有無で当該PUSCHを利用したHARQ−ACKの送信可否を制御することも可能である。
さらに、ユーザ端末が受信した上位レイヤシグナリングでPUCCHリソースが割当てられなかった場合において、UL割当て指示が含まれる(設定される)下り制御情報(ULグラント)に基づいてPUSCHを利用したHARQ−ACKの送信可否を制御することも可能である。例えば、HARQ−ACKの送信可否に関する情報として、ULグラントに設定される所定のビットフィールドを用いることができる。
具体的には、所定のビットフィールドが「1」の場合、ユーザ端末は、HARQ機能をオンすると判断して、PUSCHでHARQのフィードバックを行うように制御する。一方、所定のビットフィールドが「0」の場合、ユーザ端末は、HARQ機能をオフすると判断して、PUSCHでHARQのフィードバックを行わない(スキップする)ように制御する。このように、所定のビットフィールドを用いることで明示的にHARQ−ACKの送信可否を制御することも可能である。
あるいは、ユーザ端末は、ULグラントに適用されるセル固有無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)を用いてPUSCHを利用したHARQ−ACK送信可否を制御することができる。例えば、図6Aに示すように、ULグラントに対して、異なる二つのC−RNTIを適用し、各C−RNTIにHARQ機能のオン又はオフの指示を関連付けて設定する。
図6Bに示すように、ユーザ端末は、C−RNTI1が適用されたULグラントを受信した場合、HARQ機能をオンすると判断して、PUSCHでHARQのフィードバックを行うように制御する。一方、ユーザ端末は、C−RNTI2が適用されたULグラントを受信した場合、HARQ機能をオフすると判断して、PUSCHでHARQのフィードバックを行わない(スキップする)ように制御する。このように、ULグラントに適用されるC−RNTIに基づいて暗示的にHARQ−ACKの送信可否を制御することも可能である。
以上のように、第1の態様においては、ユーザ端末がHARQ−ACKの送信可否に関する情報を上位レイヤシグナリングで受信することにより、必要に応じて、HARQ−ACKの送信可否を制御することができる。よって、ユーザ端末は、送達確認信号を必要な場合にのみ送信することで、オーバーヘッドを低減することが可能になる。また、上位レイヤシグナリングを用いて少なくともPUCCHを利用したHARQ−ACK送信可否を制御し、PUSCHを利用したHARQ−ACK送信可否はULグラントを利用して制御することもできる。
(第2の態様)
第1の態様では、ユーザ端末が少なくとも上位レイヤシグナリングで通知される情報に基づいてHARQ−ACKの送信可否を制御する場合について説明した。一方、第2の態様では、ユーザ端末が少なくとも下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)で通知される情報に基づいてHARQ−ACKの送信可否を制御する場合について説明する。
以下に、下り制御情報を用いてユーザ端末にHARQ機能のオン/オフを通知する場合の一例を示す。
図7では、HARQ−ACKの送信可否に関する情報として、DLアサイメントに設定される所定のビットフィールドを用いる場合の一例を示す。具体的には、DLアサイメントに設定される所定のビットフィールドを、HARQ−ACKの送信可否を指定するビットフィールドして新しく定義している(図7A参照)。この場合、DL割当て指示が含まれる(設定される)下り制御情報(DLアサイメント)に基づいて、PUCCH及びPUSCHを利用したHARQ−ACKの送信可否を制御することも可能である。
例えば、所定のビットフィールドが「1」の場合、ユーザ端末は、HARQ機能をオンすると判断して、PUCCH及びPUSCHでHARQのフィードバックを行うように制御する(図7B参照)。一方、所定のビットフィールドが「0」の場合、ユーザ端末は、HARQ機能をオフすると判断して、PUCCH及びPUSCHのいずれにおいてもHARQのフィードバックを行わない(スキップする)ように制御する。このように、所定のビットフィールドを用いることで明示的にHARQ−ACKの送信可否を通知することも可能である。
また、第2の態様の他の例として、DLアサイメントに設定されるPUCCHリソース指定用のビットフィールドを、HARQ−ACKの送信可否に関する情報として用いることも可能である(図8A参照)。つまり、図8では、DL割当て指示が含まれる(設定される)下り制御情報(DLアサイメント)に基づいて、PUCCH及びPUSCHを利用したHARQ−ACKの送信可否を制御することが可能である。なお、ユーザ端末に対するPUCCHリソースの割当て(設定)は、特定のPUCCHリソースの割当てであってもよいし、複数のPUCCHリソース候補の割当て(例えば、ARIやARO(ACK/NACK Resource Offset))であってもよい。
例えば、下り制御情報のARI/AROにおいて、所定のビットフィールドが「00」の場合、ユーザ端末は、HARQ機能をオフすると判断して、PUCCH及びPUSCHでのHARQのフィードバックを行わない(スキップする)ように制御する(図8B参照)。また、所定のビットフィールドが「01」の場合、ユーザ端末は、HARQ機能をオンすると判断する。そして、ユーザ端末は、PUCCHリソース1でHARQのフィードバックを行うと共に、PUSCHでHARQのフィードバックを行うように制御する。また、所定のビットフィールドが「10」の場合、ユーザ端末は、HARQ機能をオンすると判断する。そして、ユーザ端末は、PUCCHリソース2でHARQのフィードバックを行うと共に、PUSCHでHARQのフィードバックを行うように制御する。さらに所定のビットフィールドが「11」の場合、ユーザ端末は、HARQ機能をオンすると判断する。そして、ユーザ端末は、PUCCHリソース3でHARQのフィードバックを行うと共に、PUSCHでHARQのフィードバックを行うように制御する。このように、DLアサイメントに設定されるPUCCHリソース指定用のビットフィールドを用いることによっても暗示的にHARQ−ACKの送信可否を通知することも可能である。
さらに、第2の態様の他の例として、ユーザ端末は、DLアサイメントに適用されるC−RNTIを用いて、PUCCH及びPUSCHを利用したHARQ−ACK送信可否を制御することができる。例えば、図9Aに示すように、DLアサイメントに対して、異なる二つのC−RNTIを適用し、各C−RNTIにHARQ機能のオン又はオフの指示を関連付けて設定する。
ユーザ端末は、C−RNTI1が適用されたDLアサイメントを受信した場合、HARQ機能をオンすると判断して、PUCCH及びPUSCHでHARQのフィードバックを行うように制御する(図9B参照)。一方、ユーザ端末は、C−RNTI2が適用されたDLアサイメントを受信した場合、HARQ機能をオフすると判断して、PUSCHでHARQのフィードバックを行わない(スキップする)ように制御する。このように、DLアサイメントに適用されるC−RNTIに基づいて暗示的にHARQ−ACKの送信可否を通知することも可能である。
以上のように、第2の態様においても、ユーザ端末は、HARQ−ACKの送信可否に関する情報に基づいて、HARQ−ACKの送信可否を制御することができる。よって、ユーザ端末は、送達確認信号を必要な場合にのみ送信することで、オーバーヘッドを低減することが可能になる。
また、その他の例として、UE Capabilityの有無によってHARQ−ACKの送信可否を制御するように構成してもよい。例えば、ユーザ端末が、HARQ−ACKの送信可否を制御できる能力(UE Capability)を有していない場合には、無線基地局は、当該ユーザ端末は常にHARQ機能をオンすると判断して制御(例えば、信号送信)を行う。
一方、ユーザ端末がHARQ−ACKの送信可否を制御できる能力を有している場合、無線基地局は、通信環境等に応じてHARQ−ACK送信可否に関する情報をユーザ端末に通知する。ユーザ端末は、無線基地局から通知されるHARQ−ACK送信可否に関する情報に基づいて、HARQ機能のオン/オフを制御することができる。
(無線通信システム)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述した各態様に係る無線通信方法が適用される。ここでは、狭帯域に使用帯域が制限されたユーザ端末としてNB−IoT UE(NB−IoT端末)を例示するが、これに限定されるものではない。
図10は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。図10に示す無線通信システム1は、マシン通信システムのネットワークドメインにLTEシステムを採用した一例である。当該無線通信システム1では、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。また、LTEシステムが下りリンク及び上りリンク共に最小1.4MHzから最大20MHzまでのシステム帯域に設定されるものとするが、この構成に限られない。
なお、無線通信システム1は、SUPER 3G、LTE−A(LTE-Advanced)、IMT−Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれてもよい。
無線通信システム1は、無線基地局10と、無線基地局10に無線接続する複数のユーザ端末20A、20B及び20Cとを含んで構成されている。無線基地局10は、上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されるものではない。
複数のユーザ端末20(20A−20C)は、セル50において無線基地局10と通信を行うことができる。例えば、ユーザ端末20Aは、LTE(Rel−10まで)又はLTE−Advanced(Rel−10以降も含む)をサポートするユーザ端末(以下、LTE端末)であり、他のユーザ端末20B、20Cは、マシン通信システムにおける通信デバイスとなるNB−IoT端末である。以下、特に区別を要しない場合は、ユーザ端末20A、20B及び20Cは単にユーザ端末20と呼ぶ。
NB−IoT端末20B、20Cは、既存のLTEシステムでサポートされる最小のシステム帯域幅よりも狭帯域(例えば、200kHz)に使用帯域が制限されたユーザ端末である。なお、NB−IoT端末20B、20Cは、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であってもよく、電気メータ、ガスメータ、自動販売機などの固定通信端末に限らず、車両などの移動通信端末でもよい。また、ユーザ端末20は、他のユーザ端末20と直接通信してもよいし、無線基地局10を介して通信してもよい。
無線通信システム1においては、無線アクセス方式として、下りリンクに直交周波数分割多元接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が適用され、上りリンクにシングルキャリア−周波数分割多元接続(SC−FDMA:Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)が伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)が伝送される。
下りL1/L2制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認情報(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCHは、PDSCHと周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどの伝送に用いられる。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上りL1/L2制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHは、上りデータチャネルと呼ばれてもよい。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、送達確認情報(ACK/NACK)などが伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブルが伝送される。
なお、MTC端末/NB−IoT端末向けのチャネルは、MTCを示す「M」やNB−IoTを示す「N」を付して表されてもよく、例えば、MTC端末/NB−IoT端末向けのEPDCCH、PDSCH、PUCCH、PUSCHはそれぞれ、MPDCCH、MPDSCH、MPUCCH、MPUSCHなどと呼ばれてもよい。
無線通信システム1では、下り参照信号として、セル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)、チャネル状態情報参照信号(CSI−RS:Channel State Information-Reference Signal)、復調用参照信号(DMRS:DeModulation Reference Signal)、位置決定参照信号(PRS:Positioning Reference Signal)などが伝送される。また、無線通信システム1では、上り参照信号として、測定用参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)、復調用参照信号(DMRS)などが伝送される。なお、DMRSはユーザ端末固有参照信号(UE-specific Reference Signal)と呼ばれてもよい。また、伝送される参照信号は、これらに限られない。
<無線基地局>
図11は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。なお、送受信部103は、送信部及び受信部で構成される。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理などの送信処理が行われて送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、送受信部103に転送される。
送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。
送受信部(受信部)103は、ユーザ端末から送信されるHARQ−ACKを受信する。また、送受信部(送信部)103は、送達確認信号の送信可否に関するする情報をユーザ端末にL1/L2制御信号(例えば、下り制御情報)や上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング等)を用いて送信することができる。なお、送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置から構成することができる。なお、送受信部103は、一体の送受信部として構成されてもよいし、送信部及び受信部から構成されてもよい。
一方、上り信号については、送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がアンプ部102で増幅される。送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ及びPDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放などの呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)に準拠した光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
図12は、本実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図12では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図12に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部(スケジューラ)301と、送信信号生成部(生成部)302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、を備えている。
制御部(スケジューラ)301は、PDSCHで送信される下りデータ信号、PDCCH及び/又はEPDCCHで伝送される下り制御信号のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。また、システム情報、同期信号、ページング情報、CRS(Cell-specific Reference Signal)、CSI−RS(Channel State Information Reference Signal)等のスケジューリングの制御も行う。また、上り参照信号、PUSCHで送信される上りデータ信号、PUCCH及び/又はPUSCHで送信される上り制御信号等のスケジューリングを制御する。
制御部301は、ユーザ端末からフィードバックされる送達確認信号(HARQ−ACK)に基づいて、下りデータの再送/新規データ送信を制御する。なお、制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、DL信号(下りデータ信号、下り制御信号を含む)を生成して、マッピング部303に出力する。具体的には、送信信号生成部302は、ユーザデータを含む下りデータ信号(PDSCH)を生成して、マッピング部303に出力する。また、送信信号生成部302は、DCI(ULグラント、DLアサイメント)を含む下り制御信号(PDCCH/EPDCCH)を生成して、マッピング部303に出力する。
また、送信信号生成部302は、既存の下り制御情報(DLアサイメント及び/又はULグラント)の一部のビットフィールドを利用して下り制御情報を生成することができる。また、送信信号生成部302は、CRS、CSI−RSなどの下り参照信号を生成して、マッピング部303に出力する。なお、送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成されたDL信号を、所定の無線リソースにマッピングして、送受信部103に出力する。マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部304は、ユーザ端末20から送信されるUL信号(HARQ−ACK、PUSCH等)に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。処理結果は、制御部301に出力される。
受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置、並びに、測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
<ユーザ端末>
図13は、本発明の一実施形態に係るに係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信部203は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、それぞれアンプ部202で増幅される。各送受信部203はアンプ部202で増幅された下り信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。
送受信部(受信部)203は、DLデータ信号(例えば、PDSCH)や、DL制御信号(例えば、ULグラント、DLアサイメント等)等を受信する。また、送受信部(受信部)203は、送達確認信号の送信可否に関する情報を受信することができる。また、送受信部(受信部)203は、送達確認信号の送信を行うリソース及び/又は信号系列に関する情報を既存の下り制御情報(例えば、DLアサイメント)で受信することができる。
また、送受信部(受信部)203は、送達確認信号の送信指示に関する情報を、ULグラント及びDLアサイメントとは異なる下り制御情報で受信することができる。また、送受信部(受信部)203は、送達確認信号の送信を行うリソース及び/又は信号系列に関する情報を送達確認信号の送信指示に関する情報が含まれる下り制御情報で受信することができる。なお、送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
図14は、本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図14においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図14に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、判定部405と、を備えている。なお、受信信号処理部404と送受信部203を用いて受信部を構成してもよい。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCHで送信された信号)及び下りデータ信号(PDSCHで送信された信号)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御信号や、下りデータ信号に対する再送制御の要否を判定した結果などに基づいて、上り制御信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK)など)や上りデータ信号の生成を制御する。具体的には、制御部401は、送信信号生成部402、マッピング部403及び受信信号処理部404の制御を行うことができる。
制御部401は、送達確認信号の送信可否に関する情報に基づいて送達確認信号の送信可否を制御することができる。また、制御部401は、上位レイヤシグナリングでPUCCHリソースが割当てられない場合、少なくともPUCCHを利用した送達確認信号の送信を行わないように制御する(図4参照)。また、この場合、制御部401は、上り共有チャネルを利用した送達確認信号の送信も行わないように制御する(図5A参照)。また、制御部401は、PUSCHがスケジュールされた場合にPUSCHを利用した送達確認信号の送信を行うように制御する(図5B参照)。また、制御部401は、ULグラントに設定される所定のビットフィールドに基づいて送達確認信号の送信可否を制御する。また、制御部401は、ULグラントに適用されるセル固有無線ネットワーク一時識別子に基づいて送達確認信号の送信可否を制御する(図6参照)。
また、制御部401は、DLアサイメントに設定される送達確認信号の送信可否を指定するビットフィールドに基づいて送達確認信号の送信可否を制御する(図7参照)。また、制御部401は、DLアサイメントに設定されるPUCCHリソース指定用のビットフィールドに基づいて送達確認信号の送信可否を制御する(図8参照)。また、制御部401は、下りリンクアサイメントに適用されるセル固有無線ネットワーク一時識別子に基づいて送達確認信号の送信可否を制御する(図9参照)。なお、制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、UL信号を生成して、マッピング部403に出力する。例えば、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、送達確認信号(HARQ−ACK)やチャネル状態情報(CSI)等の上り制御信号を生成する。
また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号にULグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号(上り制御信号及び/又は上りデータ)を無線リソースにマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部404は、DL信号(例えば、無線基地局から送信された下り制御信号、PDSCHで送信された下りデータ信号等)に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。受信信号処理部404は、無線基地局10から受信した情報を、制御部401、判定部405に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。
なお、受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置、並びに、測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
判定部405は、受信信号処理部404の復号結果に基づいて、再送制御判定(ACK/NACK)を行うと共に、判定結果を制御部401に出力する。複数CC(例えば、6個以上のCC)から下り信号(PDSCH)が送信される場合には、各CCについてそれぞれ再送制御判定(ACK/NACK)を行い制御部401に出力する。判定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される判定回路又は判定装置から構成することができる。
(ハードウェア構成)
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施形態における無線基地局、ユーザ端末などは、本発明の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図15は、本発明の一実施形態に係る無線基地局及びユーザ端末のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の無線基地局10及びユーザ端末20は、物理的には、中央処理装置(プロセッサ)1001、主記憶装置(メモリ)1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。
無線基地局10及びユーザ端末20における各機能は、中央処理装置1001、主記憶装置1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、中央処理装置1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、主記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
中央処理装置1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。中央処理装置1001は、制御装置、演算装置、レジスタ、周辺装置とのインターフェースなどを含むプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述のベースバンド信号処理部104(204)、呼処理部105などは、中央処理装置1001で実現されてもよい。
また、中央処理装置1001は、プログラム、ソフトウェアモジュールやデータを、補助記憶装置1003及び/又は通信装置1004から主記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、主記憶装置1002に格納され、中央処理装置1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
主記憶装置(メモリ)1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えばROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc ROM)、ハードディスクドライブなどの少なくとも1つで構成されてもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の送受信アンテナ101(201)、アンプ部102(202)、送受信部103(203)、伝送路インターフェース106などは、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカーなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、中央処理装置1001や主記憶装置1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。なお、無線基地局10及びユーザ端末20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
また、無線基地局10及びユーザ端末20は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、セル、周波数キャリア、キャリア周波数などと呼ばれてもよい。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースは、所定のインデックスで指示されるものであってもよい。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)など)及び/又は無線技術(赤外線、マイクロ波など)を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって)行われてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、MAC(Medium Access Control)シグナリング)、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRCConnectionSetup)メッセージ、RRC接続再構成(RRCConnectionReconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、LTE−B(LTE-Beyond)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、New−RAT(Radio Access Technology)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。例えば、上述の各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2015年11月5日出願の特願2015−217987に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (10)

  1. DL信号を受信する受信部と、
    前記DL信号に対する送達確認信号の送信を制御する制御部と、を有し、
    前記受信部は、前記送達確認信号の送信可否に関する情報を上位レイヤシグナリング及び/又は下り制御情報で受信し、
    前記制御部は、前記送達確認信号の送信可否に関する情報に基づいて前記送達確認信号の送信可否を制御することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記制御部は、上位レイヤシグナリングで上り制御チャネルリソースが割当てられない場合、少なくとも上り制御チャネルを利用した前記送達確認信号の送信を行わないように制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記制御部は、上り共有チャネルを利用した前記送達確認信号の送信も行わないように制御することを特徴とする請求項2に記載のユーザ端末。
  4. 前記制御部は、上り共有チャネルがスケジュールされた場合に前記上り共有チャネルを利用した前記送達確認信号の送信を行うように制御することを特徴とする請求項2に記載のユーザ端末。
  5. 前記制御部は、上りリンクグラントに設定される所定のビットフィールドに基づいて前記送達確認信号の送信可否を制御することを特徴とする請求項2に記載のユーザ端末。
  6. 前記制御部は、上りリンクグラントに適用されるセル固有無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)に基づいて前記送達確認信号の送信可否を制御することを特徴とする請求項2に記載のユーザ端末。
  7. 前記制御部は、下りリンクアサイメントに設定される前記送達確認信号の送信可否を指定するビットフィールド、又は下りリンクアサイメントに設定される上り制御チャネルリソース指定用のビットフィールドに基づいて前記送達確認信号の送信可否を制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  8. 前記制御部は、下りリンクアサイメントに適用されるセル固有無線ネットワーク一時識別子に基づいて前記送達確認信号の送信可否を制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  9. ユーザ端末にDL信号を送信する送信部と、
    前記DL信号に対する送達確認信号を受信する受信部とを有し、
    前記送信部は、前記送達確認信号の送信可否に関する情報を上位レイヤシグナリング及び/又は下り制御情報でユーザ端末に送信することを特徴とする無線基地局。
  10. 無線基地局と通信するユーザ端末の無線通信方法であって、
    DL信号を受信する工程と、
    前記DL信号に対する送達確認信号の送信を制御する工程と、を有し、
    上位レイヤシグナリング及び/又は下り制御情報で通知される情報に基づいて前記送達確認信号の送信可否を制御することを特徴とする無線通信方法。
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