JPWO2015198506A1 - 多芯ケーブルのシール構造 - Google Patents

多芯ケーブルのシール構造 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015198506A1
JPWO2015198506A1 JP2016515568A JP2016515568A JPWO2015198506A1 JP WO2015198506 A1 JPWO2015198506 A1 JP WO2015198506A1 JP 2016515568 A JP2016515568 A JP 2016515568A JP 2016515568 A JP2016515568 A JP 2016515568A JP WO2015198506 A1 JPWO2015198506 A1 JP WO2015198506A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheath
holder
electric wire
cap
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016515568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6066249B2 (ja
Inventor
洋和 小森
洋和 小森
平井 宏樹
宏樹 平井
知之 坂田
知之 坂田
東小薗 誠
誠 東小薗
正人 筒木
正人 筒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP6066249B2 publication Critical patent/JP6066249B2/ja
Publication of JPWO2015198506A1 publication Critical patent/JPWO2015198506A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/17Protection against damage caused by external factors, e.g. sheaths or armouring
    • H01B7/28Protection against damage caused by moisture, corrosion, chemical attack or weather
    • H01B7/282Preventing penetration of fluid, e.g. water or humidity, into conductor or cable
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/013Sealing means for cable inlets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/02Cable terminations
    • H02G15/04Cable-end sealings
    • H02G15/043Cable-end sealings with end caps, e.g. sleeve closed at one end
    • H02G15/046Cable-end sealings with end caps, e.g. sleeve closed at one end with bores or protruding portions allowing passage of cable conductors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/08Cable junctions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/0207Wire harnesses
    • B60R16/0215Protecting, fastening and routing means therefor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/007Devices for relieving mechanical stress
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/08Cable junctions
    • H02G15/10Cable junctions protected by boxes, e.g. by distribution, connection or junction boxes
    • H02G15/113Boxes split longitudinally in main cable direction

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)

Abstract

多芯ケーブル(11)のシール構造(12)は、第1〜第4電線(13A,13B,13C,13D)がシース(14)で包囲された多芯ケーブル(11)と、シース(14)の端部(14A)に外嵌されると共に第1〜第4電線(13A,13B,13C,13D)のそれぞれが貫通される第1〜第4貫通孔(22A,22B,22C,22D)を有するゴム栓(15)と、ゴム栓(15)に外嵌されてゴム栓(15)を内方に押圧するキャップ(17)と、シース(14)を保持するシース保持部(60)を有すると共にキャップ(17)を保持するキャップ保持部(62)を有するホルダ(52)と、備える。

Description

本発明は、多芯ケーブルのシール構造に関する。
従来、多芯ケーブルの端末部分の止水構造として、特開2012−182924(特許文献1)に記載のものが知られている。多芯ケーブルは、複数本の電線を絶縁樹脂材料からなるシースで被覆してなる。多芯ケーブルの端末から引き出された複数本の電線は、複数本の電線間に配置されて電線を1本ずつ仕切る仕切壁を備え、この仕切壁を電線間に配置した状態で加熱溶融されることにより、電線間に充填されるホットメルトブロックにより止水されている。
特開2012−182924号公報
しかしながら上記の構成によると、ホットメルトを加熱溶融するための時間が必要となるので、作業効率が低下するという問題があった。
そこで、仮想的な技術として、多芯ケーブルのシースの端末にシール部材を取り付けることにより、複数の電線の相互間を止水することが考えられる。このようなシール部材としては、シースの端部に外嵌されるゴム栓と、このゴム栓に外嵌されてゴム栓をシースに押圧すると共に複数の電線に押圧するキャップと、を備える構成が考えられる。キャップによって、ゴム栓がシースに押圧されると共に複数の電線に押圧されることにより、多芯ケーブルにおける複数の電線の分岐部分において、シース内部に水が浸入することを抑制できることが期待された。
また、上記の仮想的な技術によれば、ホットメルトを加熱溶融させるための時間が必要ないので、作業効率を向上させることができると期待された。
しかしながら上記の仮想的な技術によると、電線、又はキャップに対して外部から力が加えられた場合に、キャップが、ゴム栓に対する正規の嵌合位置から外れてしまい、ゴム栓に対して押圧力が十分に加わらなくなることが懸念される。すると、ゴム栓とシースとの間、及び、ゴム栓と複数の電線との間が十分に密着されず、ゴム栓とシースとの間、及び、ゴム栓と複数の電線との間から水が浸入することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものである。
本発明は、多芯ケーブルのシール構造であって、複数の電線がシースで包囲された多芯ケーブルと、前記シースの端部に外嵌されると共に前記複数の電線のそれぞれが貫通される複数の貫通孔を有するゴム栓と、前記ゴム栓に外嵌されて前記ゴム栓を内方に押圧するキャップと、前記シースを保持するシース保持部を有すると共に前記キャップを保持するキャップ保持部を有するホルダと、備える。
本発明によれば、シースがシース保持部により保持されると共にキャップがキャップ保持部により保持されることにより、シースとキャップとの相対的な位置が保持されるようになっている。これにより、キャップによって、ゴム栓が、シース及び複数の電線に対して確実に押圧される。この結果、多芯ケーブルにおける複数の電線の分岐部分を確実にシールすることができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記ホルダには、前記複数の貫通孔から導出された前記複数の電線をガイドする電線配索部が形成されていることが好ましい。
上記の態様によれば、ゴム栓に形成された複数の貫通孔から導出された複数の電線は、電線配索部によって所定の位置に確実に配設される。これにより、電線が捻回したり、絡まったりすることが抑制される。この結果、電線に不要な力が加わることが抑制されるので、複数の電線と、ゴム栓との間を確実にシールすることができる。
前記ホルダは車両に取り付けられるブラケットを有することが好ましい。
上記の態様によれば、車両が走行中に振動した場合であっても、ホルダが振動することを抑制することができる。これにより、ホルダのシース保持部によって保持されたシースと、ホルダのキャップ保持部によって保持されたキャップとの間の領域において、シース、複数の電線、ゴム栓、及びキャップが、それぞれに異なった振動をすることが抑制される。この結果、シースとゴム栓との間、及び複数の電線のそれぞれとゴム栓との間が、確実にシールされる。
前記シース保持部には、その内側に前記シースが配された状態において前記シースの周方向に沿って延びる保持リブが内方に突出して設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、シースはシース保持部内において保持リブにより押圧され、しっかり固定される。
前記ホルダは、互いに組み付けられる第1ホルダおよび第2ホルダを備えてなり、前記シース保持部は、前記第1ホルダに設けられた第1シース保持部と、前記第2ホルダに設けられた第2シース保持部と、により構成されており、前記保持リブは、前記第1シース保持部に設けられた第1保持リブと、前記第2シース保持部に設けられた第2保持リブと、により構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、シースおよびキャップを含む多芯ケーブルにおける複数の電線の分岐部分を、第1ホルダおよび第2ホルダの間に挟み込めばよいから、分岐部分のホルダに対する組み付け作業を容易に行うことができる。
前記第1保持リブおよび前記第2保持リブは、前記第1ホルダおよび前記第2ホルダが組み付けられた状態において互い違いになる位置に配されていることが好ましい。
このような構成によれば、シースはシース保持部内において蛇行するように配されるから、シース保持部内に、よりしっかり固定される。
前記シース保持部のうち、前記キャップ保持部側の端部、または、前記キャップ保持部側の端部に隣接する位置には、前記シース保持部の内側に前記シースが配された状態において前記シースの周方向に沿って延びる姿勢ガイドリブが、前記第1シース保持部および前記第2シース保持部の互いに対向する同位置に内方に突出して設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、シースのゴム栓からの導出姿勢が姿勢ガイドリブにより正規姿勢に案内され、保持されるから、シースの導出姿勢が傾くことによるシースのゴム栓との密着性の低下を抑制することができ、シースとゴム栓との間のシール性をさらに向上させることができる。
本発明によれば、多芯ケーブルにおける複数の電線の分岐部分のシール性を向上させることができる。
実施形態1に係る多芯ケーブルにシール部材を組み付けた状態を示す斜視図 多芯ケーブルにシール部材を組み付けた状態を示す平面図 図5におけるIII−III線断面図 図5におけるIV−IV線断面図 シール部材を示す正面図 図2におけるVI−VI線断面図 図2におけるVII−VII線断面図 ゴム栓を示す背面図 ゴム栓を示す正面図 ゴム栓を示す斜視図 ゴム栓を示す平面図 キャップを示す背面図 キャップを示す斜視図 ガイド部材を示す斜視図 多芯ケーブルのシール構造を示す断面図 下ホルダに、シール部材が取り付けられた多芯ケーブルを組み付けた状態を示す平面図 下ホルダと上ホルダとを示す分解斜視図 シースを皮剥ぎされた多芯ケーブルにおいて、複数の電線にガイド部材を取り付けた状態を示す斜視図 多芯ケーブルのシースの端部にゴム栓を外嵌させた状態を示す斜視図 下ホルダを示す平面図 完成形態のホルダおよび多芯ケーブルを示す斜視図 実施形態2の多芯ケーブルのシール構造を示す断面図 参考例の多芯ケーブルのシール構造を示す断面図
<実施形態1>
本発明を、多芯ケーブル11のシール構造12に適用した実施形態1を、図1ないし図21を参照しつつ説明する。本実施形態は、例えば、車両(図示せず)に搭載された、電気パーキングブレーキ用のワイヤーハーネスに使用することができる。図15に示すように、シール構造12は、多芯ケーブル11と、多芯ケーブル11のシース14の端部14Aに外嵌されたゴム栓15と、ゴム栓15に外嵌されたキャップ17と、多芯ケーブル11とキャップ17とを保持するホルダ52と、を備える。以下の説明においては、図6における上方を上方とし、図6における下方を下方とする。
(多芯ケーブル11)
図1〜図4に示すように、本実施形態に係る多芯ケーブル11は、複数の電線13A,13B,13C,13D(本実施形態では4つ)が絶縁性の合成樹脂製のシース14で包囲された構成となっている。電線13A,13B,13C,13Dは、金属製の芯線(図示せず)の外周が合成樹脂製の絶縁被覆(図示せず)で覆われた構成となっている。多芯ケーブル11の断面形状は円形状をなしている。
図6〜図7に示すように、4本の電線13A,13B,13C,13Dは、異なる外径寸法を有する2種の電線13A,13B,13C,13Dを含む。本実施形態においては、電気パーキングブレーキ用のモータに接続される第1電線13A、及び第2電線13Bと、アンチロックブレーキシステムのセンサ用の第3電線13C、及び第4電線13Dが含まれる。第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dの断面形状は円形状をなしている。
第1電線13Aと第2電線13Bの外径寸法は、第3電線13Cと第4電線13Dの外径寸法よりも大きく設定されている。第1電線13Aの外径寸法と、第2電線13Bの外径寸法とは同じに設定されている。また、第3電線13Cの外径寸法と、第4電線13Dの外径寸法とは同じに設定されている。多芯ケーブル11のシース14の端部14Aからは第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが導出されて、それぞれ分岐されている。
(シール部材10)
図1〜図4に示すように、多芯ケーブル11のシース14の端部14Aにおいて、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが分岐された領域には、シール部材10が取り付けられている。シール部材10によって、シース14の端部14Aから水、油等の液体がシース14内に浸入することが抑制されるようになっている。シール部材10は、シース14の端部14Aに外嵌されるゴム栓15と、ゴム栓15の内部に取り付けられるガイド部材16と、ゴム栓15に外嵌されるキャップ17と、を備える。
(ゴム栓15)
図3及び図4に示すように、シース14の端部14Aには、ゴム栓15が外嵌されている。ゴム栓15は、シース14の端部14Aに外嵌されるシース外嵌部18を有する。シース外嵌部18は、シース14の端部14Aと反対側(図3における左側)に延びて、シース14の端部14Aと反対方向(図3における左方)に開口するフード状に形成されている。シース外嵌部18の端縁部には、シース外嵌部18の径方向の外方に突出するフランジ部19が形成されている。シース外嵌部18は、自然状態において実質的に円筒形状に形成されている。
(シース側リップ20)
図3、図4及び図8に示すように、シース外嵌部18の内周には、内方に突出する複数のシース側リップ20が、シース外嵌部18の周方向に沿って環状に形成されている。シース外嵌部18がシース14の端部14Aに外嵌された状態で、シース側リップ20は、シース14の外周に密着するようになっている。これにより、ゴム栓15と、シース14との間がシールされる。
(電線貫通部21)
図3、図4及び図9に示すように、ゴム栓15には、シース外嵌部18と反対側の端部に、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dのそれぞれが貫通される、複数(本実施形態では4つ)の貫通孔22A,22B,22C,22Dを有する電線貫通部21が設けられている。複数の貫通孔22A,22B,22C,22Dは、第1電線13Aが貫通される第1貫通孔22Aと、第2電線13Bが貫通される第2貫通孔22Bと、第3電線13Cが貫通される第3貫通孔22Cと、第4電線13Dが貫通される第4貫通孔22Dと、を含む。
図9に示すように、電線貫通部21の断面形状は、角の丸められた台形状に形成されている。電線貫通部21の断面形状は、長辺23と、この長辺23に平行であって長辺23よりも短い短辺24と、長辺23の端部と短辺24の端部とを連結する2つの斜辺25と、を備える。
電線貫通部21には、長辺23寄りの位置に、第1貫通孔22A及び第2貫通孔22Bが、長辺23の延びる方向(図9における上下方向)に沿って並んで形成されている。また、電線貫通部21には、短辺24寄りの位置に、第3貫通孔22C及び第4貫通孔22Dが、短辺24の延びる方向(図9における上下方向)に沿って並んで形成されている。
第1貫通孔22Aの内径寸法は、第1電線13Aの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図9及び図10に示すように、第1貫通孔22Aの内周には、第1電線13Aの外周に密着する第1電線側リップ26Aが、第1貫通孔22Aの周方向に沿って環状に形成されている。第1電線側リップ26Aは、第1貫通孔22Aの内部に第1電線13Aが貫通された状態で、第1電線13Aの外周に密着するようになっている。これより、第1電線13Aとゴム栓15との間がシールされる。
第2貫通孔22Bの内径寸法は、第2電線13Bの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図9及び図10に示すように、第2貫通孔22Bの内周には、第2電線13Bの外周に密着する第2電線側リップ26Bが、第2貫通孔22Bの周方向に沿って環状に形成されている。第2電線側リップ26Bは、第2貫通孔22Bの内部に第2電線13Bが貫通された状態で、第2電線13Bの外周に密着するようになっている。これにより、第2電線13Bとゴム栓15との間がシールされる。
第3貫通孔22Cの内径寸法は、第3電線13Cの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図9及び図10に示すように、第3貫通孔22Cの内周には、第3電線13Cの外周に密着する第3電線側リップ26Cが、第3貫通孔22Cの周方向に沿って環状に形成されている。第3電線側リップ26Cは、第3貫通孔22Cの内部に第3電線13Cが貫通された状態で、第3電線13Cの外周に密着するようになっている。これにより、第3電線13Cとゴム栓15との間がシールされる。
第4貫通孔22Dの内径寸法は、第4電線13Dの外径寸法よりもやや大きく形成されている。図9及び図10に示すように、第4貫通孔22Dの内周には、第4電線13Dの外周に密着する第4電線側リップ26Dが、第4貫通孔22Dの周方向に沿って環状に形成されている。第4電線側リップ26Dは、第4貫通孔22Dの内部に第4電線13Dが貫通された状態で、第4電線13Dの外周に密着するようになっている。これにより、第4電線13Dとゴム栓15との間がシールされる。
図3及び図4に示すように、ゴム栓15には、シース外嵌部18の内部であって、シース側リップ20と、電線貫通部21との間の位置に、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dがそれぞれ挿通される複数(本実施形態では4つ)のガイド孔38A,38B,38C,38Dを有するガイド部材16が保持される保持部28が形成されている。
(キャップ17)
図3及び図4に示すように、ゴム栓15には合成樹脂製のキャップ17が外嵌されている。キャップ17は、シース14の端部14Aから、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが導出された側(図3における右側)からゴム栓15に外嵌されている。キャップ17は、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dが導出された側からシース14側に向かって(図3における左方)に開口されている。キャップ17の開口端縁は、ゴム栓15のフランジ部19に当接している。
キャップ17には、キャップ17の開口端縁側(図3における左側)の位置に、ゴム栓15のシース外嵌部18に外嵌される大径部30が形成されている。図12に示すように、大径部30の断面形状は、シース外嵌部18の外形状に倣って、円形状に形成されている。大径部30の内周は、シース外嵌部18の外周に形成された複数(本実施形態では3つ)の大径部側リップ31と密着するようになっている。図10及び図11に示すように、大径部側リップ31は、シース外嵌部18の外周面に、外方に突出すると共に、シース外嵌部18の周方向に沿って形成されている。大径部側リップ31と、キャップ17の大径部30の内周とが密着することにより、キャップ17の大径部30と、ゴム栓15のシース外嵌部18との間がシールされる。
図6及び図12に示すように、キャップ17の大径部30が、ゴム栓15のシース外嵌部18に外嵌された状態で、大径部30はシース外嵌部18を、シース外嵌部18の径方向の内方に押圧するようになっている。これにより、シース外嵌部18は、シース14の外周に外方から押圧されるようになっている。これにより、シース外嵌部18のシース側リップ20は、シース14の外周に確実に密着されるようになっている。
図3及び図4に示すように、キャップ17の内部には、大径部30よりも、キャップ17の開口方向と反対側(図3における右側)の位置に、ゴム栓15の電線貫通部21に外嵌される小径部34が形成されている。小径部34の外径寸法は、大径部30の外径寸法よりも小さく設定されている。図12に示すように、小径部34の断面形状は、電線貫通部21の外形状に倣って、角の丸められた台形状に形成されている。
図3及び図4に示すように、小径部34の内周は、電線貫通部21の外周に形成された複数(本実施形態では3つ)の小径部側リップ35と密着するようになっている。図10及び図11に示すように、小径部側リップ35は、電線貫通部21の外周面に、外方に突出すると共に、電線貫通部21の周方向に沿って形成されている。小径部側リップ35と、キャップ17の小径部34の内周とが密着することにより、キャップ17の小径部34と、ゴム栓15の電線貫通部21との間がシールされる。
図3及び図4に示すように、キャップ17の小径部34が、ゴム栓15の電線貫通部21に外嵌された状態で、小径部34は電線貫通部21を、電線貫通部21の径方向の内方に押圧するようになっている。これにより、電線貫通部21は外方から圧縮される。これにより、第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dの内周に形成された第1〜第4電線側リップ26A,26B,26C,26Dは、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれの外周に確実に密着されるようになっている。
図3及び図4に示すように、キャップ17は、キャップ17の開口方向と反対側の位置に、奥壁36が形成されている。図13に示すように、奥壁36には、第1電線13A、第2電線13B、第3電線13C、及び第4電線13Dのそれぞれがキャップ17から導出される、第1導出孔37A、第2導出孔37B、第3導出孔37C、及び第4導出孔37Dが、奥壁36を貫通して形成されている。
図3及び図4に示すように、ゴム栓15に形成された第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、キャップ17に形成された第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれとが、整合するようになっている。詳細に説明すると、第1貫通孔22Aと第1導出孔37Aとが整合し、第2貫通孔22Bと第2導出孔37Bとが整合し、第3貫通孔22Cと第3導出孔37Cとが整合し、第4貫通孔22Dと第4導出孔37Dとが整合するようになっている。
図7に示すように、キャップ17には、小径部34の外面から小径部34の径方向外方に突出する2つの係止突起50A,50Bが形成されている。2つの係止突起50A,50Bのうち、一方の係止突起50Aは小径部34の長辺23側から突出しており、他方の係止突起50Bは小径部34の短辺24側から突出している。2つの係止突起50A,50Bは板状をなしており、全体として、概ね長方形状をなしている(図7参照)。
図6に示すように、キャップ17には、大径部30の外周に、上方に突出する回り止め突起51が形成されている。回り止め突起51は、大径部30の開口する方向(図2における左右方向)に延びるリブ状をなしている。
(ガイド部材16)
図14に示すように、ガイド部材16は合成樹脂製であって、第1電線13Aが挿通される第1ガイド孔38Aと、第2電線13Bが挿通される第2ガイド孔38Bと、第3電線13Cが挿通される第3ガイド孔38Cと、第4電線13Dが挿通される第4ガイド孔38Dと、が貫通されている。
図3及び図4に示すように、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれとが、整合するようになっている。詳細に説明すると、第1貫通孔22Aと第1ガイド孔38Aとが整合し、第2貫通孔22Bと第2ガイド孔38Bとが整合し、第3貫通孔22Cと第3ガイド孔38Cとが整合し、第4貫通孔22Dと第4ガイド孔38Dとが整合するようになっている。
(ホルダ52)
図17に示すように、ホルダ52は、下ホルダ52A(第1ホルダの一例)と、この下ホルダ52Aに組み付けられる上ホルダ52B(第2ホルダの一例)と、を備える。
(下ホルダ52A)
図17及び図20に示すように、下ホルダ52Aは、底壁と、底壁の側縁から上方に立ち上がる側壁と、を備える。側壁には、第1電線13A及び第2電線13Bが導出されるモータ用電線導出口55Aと、第3電線13C及び第4電線13Dが導出されるセンサ用電線導出口56Aとが、半円形状に陥没して開口されている。また、モータ用電線導出口55A及びセンサ用電線導出口56Aが形成された側壁とは異なる側壁には、モータ又はセンサと異なる機器に接続される電線(図示せず)のための、予備導出口57Aが半円形状に陥没して開孔されている。
モータ用電線導出口55A、センサ用電線導出口56A、及び予備導出口57Aの内周面には、図示しないコルゲートチューブを保持するための複数の保持溝58が形成されている。
下ホルダ52Aの側壁のうち、モータ用電線導出口55A、センサ用電線導出口56A、及び予備導出口57Aが形成されたものとは異なる側壁には、外方に突出する延出部59Aが形成されている。延出部59Aの断面形状は略半円形状に形成されている。延出部59Aの先端部寄りの位置には、多芯ケーブル11のシース14が保持される第1シース保持部60Aが形成されている。
第1シース保持部60Aは、シース14の外径よりやや大きい内径を有する断面略半円形状に形成されており、その内周には、内方に突出すると共にその周方向(シース14が配された状態におけるシース14の周方向)に沿って伸びる第1保持リブ61Aが設けられている。第1保持リブ61Aは、延出部59Aの延びる方向(シース14の延び方向)について、間隔を空けて複数(本実施形態では2つ)並んで形成されている。
また、第1シース保持部60Aのうち延出部59Aの基部側(後述するキャップ保持部62側)の端部には、内方に突出するとともに第1シース保持部60Aの周方向に沿って伸びる第1姿勢ガイドリブ61Cが設けられている。この第1姿勢ガイドリブ61Cは、シース14のゴム栓15からの導出姿勢を正規姿勢にガイドし、保持するためのものである。
さらに、第1シース保持部60Aのうち延出部59Aの先端部には、内方に突出するとともに第1シース保持部60Aの周方向に沿って伸びる第1端部リブ61Eが設けられている。
これら第1保持リブ61A、第1姿勢ガイドリブ61C、および、第1端部リブ61Eは、互いに平行に配されており、シース14の外周に対して図17の下方から当接するようになっている。
延出部59Aのうち側壁寄りの位置から、下ホルダ52Aのうち延出部59Aからやや内側の位置に亘って、キャップ17が保持されるキャップ保持部62が形成されている。キャップ保持部62のうち、側壁よりも下ホルダ52Aの内側の位置には、底壁から上方に突出する隔壁63が形成されている。隔壁63によって囲まれた領域内には、キャップ17の小径部34が収容されるようになっている。隔壁63には、キャップ17が隔壁63の内部に収容された状態で、キャップ17の係止突起50A,50Bに対応する位置に、係止突起50A,50Bが挿入される係止溝64が、隔壁63の上端縁から下方に延びて形成されている。
隔壁63の内部にキャップ17が収容された状態で、係止突起50A,50Bは係止溝64の内部に挿入されている。これにより、係止突起50A,50Bが、係止溝64の内側面に対して、係止突起50A,50Bの厚み方向から当接することにより、キャップ17とホルダ52との相対的な位置がずれることが抑制されるようになっている。
係止溝64は、隔壁63のうち、下ホルダ52Aの側壁のやや内側の位置に形成されている。これにより、キャップ17に加えられた力が、下ホルダ52Aの側壁によって受けられるようになっている。
係止溝64の幅寸法は、係止突起50A、50Bの厚さ寸法と、同じか、やや大きく設定されている。係止溝64の開口縁部には、係止突起50A、50Bをガイドするための傾斜面が、上方に拡径して形成されている。
図16、図17及び図20に示すように、下ホルダ52Aの底壁には、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dから導出された複数の第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dを所定の配索経路にガイドするための、第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bが形成されている。第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bは、底壁から上方に立ち上がる壁状に形成されている。第2電線配索部65Bは、センサ用電線導出口56Aに近い側に設けられている。
第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bは、キャップ保持部62の近傍の位置から、モータ用電線導出口55Aの近傍の位置まで、緩やかに曲がって形成されている。第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bは、上方から見て略S字状に形成されている。第1電線配索部65Aと第2電線配索部65Bとの間には、第1電線13A、及び第2電線13Bが収容されるようになっている。これにより、第1電線13Aと第2電線13Bは、キャップ17からモータ用電線導出口55Aに至る配索経路に配索されている。
第2電線配索部65Bには、センサ用電線導出口56Aの近傍の位置に、センサ用電線導出口56Aに向かって延びるガイド突起66が形成されている。キャップ17から導出された第3電線13Cと第4電線13Dは、第2電線配索部65Bに当接すると共にガイド突起66と当接することによりガイドされ、キャップ17からセンサ用電線導出口56Aに至る配索経路に配索されている。
下ホルダ52Aの側壁には、ブラケット67が下方に突出して形成されている。ブラケット67にはボルト挿通孔68が貫通して形成されている。ボルト挿通孔68内にボルト(図示せず)が挿通されて、車両にねじ止めされることにより、ホルダ52が車両に対して固定されるようになっている。
(上ホルダ52B)
図17に示すように、上ホルダ52Bは、上壁と、上壁の端縁から下方に延びる側壁と、を備える。上ホルダ52Bの側壁には、下ホルダ52Aの側壁に形成された複数のロック部69に対応する位置に、複数のロック受け部70が形成されている。ロック部69とロック受け部70とが弾性的に係合することにより、下ホルダ52Aと上ホルダ52Bとが組み付けられるようになっている。
上ホルダ52Bの側壁には、下ホルダ52Aと上ホルダ52Bとが組み付けられた状態で、下ホルダ52Aの、モータ用電線導出口55A、センサ用電線導出口56A、予備導出口57A、及び延出部59Aに対応する位置に、それぞれ、モータ用電線導出口55B、センサ用電線導出口56B、予備導出口57B、及び延出部59Bが形成されている。
上ホルダ52Bの延出部59Bには、下ホルダ52Aと上ホルダ52Bとが組み付けられた状態において、第1シース保持部60Aと対応する位置に、第2シース保持部60Bが設けられている(図15参照)。これら第1シース保持部60Aと第2シース保持部60Bとが組み合わされることにより、ホルダ52のシース保持部60が構成される。
第2シース保持部60Bは、シース14の外径よりやや大きい内径を有する断面略半円形状に形成されており、その内周には、内方に突出すると共にその周方向(シース14が配された状態におけるシース14の周方向)に沿って伸びる2つの第2保持リブ61Bが並んで形成されている。これらの第2保持リブ61Bは、下ホルダ52Aと上ホルダ52Bとが組み付けられた状態において、下ホルダ52Aの第1保持リブ61Aと互い違いになる位置に設けられている(図15参照)。
また、第2シース保持部60Bのうち、延出部59Bの基部側(後述するキャップ保持部62側)の端部には、内方に突出するとともに第2シース保持部60Bの周方向に沿って伸びる第2姿勢ガイドリブ61Dが設けられている。この第2姿勢ガイドリブ61Dは、下ホルダ52Aの第1姿勢ガイドリブ61Cと対向する同位置に設けられており、下ホルダ52Aと上ホルダ52Bとが組み付けられた状態において、第1姿勢ガイドリブ61Cと連続するように設定されている。
さらに、第2シース保持部60Bのうち延出部59Bの先端部には、内方に突出するとともに第2シース保持部60Bの周方向に沿って延びる第2端部リブ61Fが設けられている。この第2端部リブ61Fは、下ホルダ52Aの第1端部リブ61Eと対向する同位置に設けられており、下ホルダ52Aと上ホルダ52Bとが組み付けられた状態において、第1端部リブ61Eと連続するように設定されている。
なお、これらの第1保持リブ61A,第2保持リブ61B,第1姿勢ガイドリブ61C,第2姿勢ガイドリブ61D、第1端部リブ61E,第2端部リブ61Fは、いずれも、第1シース保持部60Aまたは第2シース保持部60Bの内壁からの突出高さが同等となるように設定されている。
またこれらのリブ61A〜61Fは、下ホルダ52Aと上ホルダ52Bとが組み付けられた状態において、シース14の外周に当接するとともに、若干押圧する高さ寸法とされており、これにより、シース14がシース保持部60内においてしっかり保持され、多芯ケーブル11とホルダ52との相対的な位置がずれることが抑制されるようになっている(図15参照)。
特に、第1および第2姿勢ガイドリブ61C,61Dは、シース14のゴム栓15からの導出部に隣接した位置において、シース14の外周に対してシース14の伸び方向における同位置で全周に当接し、押圧することにより、シース14のゴム栓15からの導出姿勢を傾けることなく、正規の姿勢に保持するようになっている。
上ホルダ52Bの延出部59Bには、キャップ17がキャップ保持部62に収容された状態において、キャップ17の回り止め突起51に対応する位置に、回り止め孔71が貫通して形成されている(図17参照)。回り止め孔71の内部に回り止め突起51が挿入されて、回り止め突起51が回り止め孔71の内周面に当接することにより、キャップ17がキャップ保持部62内においてキャップ17の大径部30の周方向に回転することが抑制されるようになっている。
また、回り止め孔71が上ホルダ52Bに設けられていることにより、ホルダ52に対して、キャップ17(シール部材10)を、上下方向について確実に位置合わせすることができる。これにより、キャップ17から導出される第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dと、第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bとの位置合わせも容易に行うことができる。
(製造工程)
続いて、本実施形態の製造工程の一例について説明する。なお、本実施形態の製造工程は、以下の記載に限定されない。
まず、多芯ケーブル11のシース14を、公知の手法により、皮剥ぎする。これより、シース14の端部14Aから第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dが導出された状態にする。
次に、図18に示すように、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれに、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを挿通される。詳細には、第1ガイド孔38Aに第1電線13Aを挿通させ、第2ガイド孔38Bに第2電線13Bを挿通させ、第3ガイド孔38Cに第3電線13Cを挿通させ、第4ガイド孔38Dに第4電線13Dを挿通させる。
次に、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれに、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを挿通させる。詳細には、第1貫通孔22Aに第1電線13Aを挿通させ、第2貫通孔22Bに第2電線13Bを挿通させ、第3貫通孔22Cに第3電線13Cを挿通させ、第4貫通孔22Dに第4電線13Dを挿通させる。その後、ゴム栓15をガイド部材16の位置にまで移動させる。
次に、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、ガイド部材16の第1〜第4ガイド孔38A,38B,38C,38Dのそれぞれとが、整合した配置になるように、ゴム栓15とガイド部材16との相対的な位置を調整する。その後、図19に示すように、ゴム栓15をシース14の端部14Aにまで移動させ、シース14の端部14Aに、ゴム栓15のシース外嵌部18を外嵌させる。
次に、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれに、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれを挿通させる。詳細には、第1導出孔37Aに第1電線13Aを挿通させ、第2導出孔37Bに第2電線13Bを挿通させ、第3導出孔37Cに第3電線13Cを挿通させ、第4導出孔37Dに第4電線13Dを挿通させる。その後、キャップ17を、シース14の端部14Aに外嵌されたゴム栓15の位置にまで移動させる。
次に、ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれとが、整合した配置になるように、ゴム栓15とキャップ17との相対的な位置を調整する。ゴム栓15の第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれと、キャップ17の第1〜第4導出孔37A,37B,37C,37Dのそれぞれとが整合した状態で、キャップ17をゴム栓15に外嵌する。その後、キャップ17を、ゴム栓15のフランジ部19に当接するまで押し込む(図1参照)。
続いて、図16に示すように、下ホルダ52Aの第1シース保持部60Aに多芯ケーブル11シース14を載置すると共に、キャップ保持部62に、キャップ17の回り止め突起51が上方を向く姿勢でキャップ17を載置する。このとき、キャップ17の係止突起50A,50Bが係止溝64に上方から挿入されるようにする。これにより、キャップ17が下ホルダ52Aに対して相対的に移動しないように保持される。
次に、キャップ17から導出された第1電線13A及び第2電線13Bを第1電線配索部65Aと第2電線配索部65Bとの間に配置し、モータ用電線導出口55Aへと配索する。また、キャップ17から導出された第3電線13C及び第4電線13Dを、第2電線配索部65B、及びガイド突起66に沿わせながら、センサ用電線導出口56Aへと配索する。
続いて、上ホルダ52Bを下ホルダ52Aに対して上方から組み付ける。このとき、ロック部69とロック受け部70とが弾性的に係合することにより、上ホルダ52Bと下ホルダ52Aとが一体に組み付けられる(図15及び図21参照)。
このようなホルダ52の組み付け状態において、シース保持部60の第1保持リブ61A,第2保持リブ61B,第1姿勢ガイドリブ61C,第2姿勢ガイドリブ61D、第1端部リブ61E,第2端部リブ61Fは、いずれも、シース14の外周に当接するとともに押圧しており、これにより、シース14はシース保持部60内において動かないように保持されている。
特に、第1姿勢ガイドリブ61Cおよび第2姿勢ガイドリブ61Dは、シース14のゴム栓15からの導出部と隣接する位置において、シース14の外周に対して、シース14の伸び方向における同位置で全周に当接することにより、シース14を保持するようになっている。これにより、シース14のゴム栓15からの導出姿勢が傾くことなく、正規の姿勢に保持されるようになっている。すなわち、多芯ケーブル11とホルダ52との相対的な位置がずれることが抑制されるようになっている。
このようにして、多芯ケーブル11のシール構造12が完成する。
(本実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態に係る多芯ケーブル11のシール構造12は、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dがシースで包囲された多芯ケーブル11と、シース14の端部14Aに外嵌されると共に第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれが貫通される第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dを有するゴム栓15と、ゴム栓15に外嵌されてゴム栓15を内方に押圧するキャップ17と、シース14を保持するシース保持部60を有すると共にキャップ17を保持するキャップ保持部62を有するホルダ52と、備える。
本実施形態によれば、シース14がシース保持部60により保持されると共にキャップ17がキャップ保持部62により保持されることにより、シース14とキャップ17との相対的な位置が保持されるようになっている。これにより、キャップ17によって、ゴム栓15が、シース14及び第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dに対して確実に押圧される。この結果、多芯ケーブル11における第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dの分岐部分を確実にシールすることができる。
また、本実施形態によれば、ホルダ52には、第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dのそれぞれから導出された第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dを所定の配索経路にガイドする第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bが形成されている。これにより、ゴム栓15に形成された第1〜第4貫通孔22A,22B,22C,22Dから導出された第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dは、第1電線配索部65A及び第2電線配索部65Bによって所定の位置に確実に配設される。これにより、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dが捻回したり、絡まったりすることが抑制される。この結果、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dに不要な力が加わることが抑制されるので、第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dと、ゴム栓15との間を確実にシールすることができる。
また、本実施形態によれば、シース保持部60には複数の保持リブ61A,61Bが内方に突出して設けられているから、シース14はシース保持部60内において、複数の保持リブ61A,61Bにより押圧され、しっかり固定される。すなわち、電線13とゴム栓15とのシール性がより向上する。
また、ホルダ52は、下ホルダ52Aおよび上ホルダ52Bを組み付ける構成とされており、シース14およびキャップ17を含む多芯ケーブル11における第1〜第4電線13A、13B、13C、13Dの分岐部分を、単に下ホルダ52Aの所定位置に配し、上ホルダ52Bで挟み込みこむだけでよいから、分岐部分のホルダ52に対する組み付け作業を容易に行うことができる。
また、第1保持リブ61Aおよび第2保持リブ61Bは、下ホルダ52Aおよび上ホルダ52Bが組み付けられた状態において互い違いになる位置に配されているから、シース14はシース保持部60内において若干蛇行するように配されることとなり、シース保持部60内に、よりしっかり固定することができる。
ところで、シース14がシース保持部60内において蛇行して配される場合、シース14のゴム栓15からの導出部分に応力がかかり、導出姿勢が傾くことが懸念される(図23参照)。このようにシース14のゴム栓15に対する姿勢が傾くと、シース14およびゴム栓15、ひいては、電線13およびゴム栓15のシール性が低下する虞がある。
このような懸念に対し、本実施形態によれば、シース保持部60のうちキャップ保持部62側の端部に、第1姿勢ガイドリブ61Cおよび第2姿勢ガイドリブ61Dを設ける構成とされている。このような構成によれば、シース14のゴム栓15からの導出部分の近傍は、第1姿勢ガイドリブ61Cおよび第2姿勢ガイドリブ61Dにより押圧され、その導出姿勢が正規姿勢に案内されつつ保持されるから、シース14とゴム栓15との間のシール性を確実に保つことができる。
また、本実施形態によれば、ホルダ52は車両に取り付けられるブラケット67を有する。これにより、車両が走行中に振動した場合であっても、ホルダ52が振動することを抑制することができる。これにより、ホルダ52のシース保持部60によって保持されたシース14と、ホルダ52のキャップ保持部62によって保持されたキャップ17との間の領域において、シース14、第1〜第4電線13A,13B,13C,13D、ゴム栓15、及びキャップ17が、それぞれに異なった振動をすることが抑制される。この結果、シース14とゴム栓15との間、及び第1〜第4電線13A,13B,13C,13Dのそれぞれとゴム栓15との間が、確実にシールされる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図22および図23によって説明する。なお、以下においては実施形態1と異なる構成についてのみ説明するものとし、実施形態1と同様の構成には同一符号を付すこととし、重複する説明を省略する。
本実施形態の多芯ケーブル11のシール構造12は、ホルダ152に設けられる第1保持リブ161Aおよび第2保持リブ161Bの、シース保持部60の内壁からの突出高さが、実施形態1のものよりも高く設定されているところが、上記実施形態1と相違する。
多芯ケーブル11をこのようなホルダ152で保持した場合、多芯ケーブル11のシース14は、図22に示すように、保持リブ161A,161Bにより強く押圧されて変形するとともに、電線13を押さえつけて湾曲させることが考えられる。
ところで、このようにシース14が保持リブ161A,161Bに強く押さえつけられる場合であって、シース保持部60に姿勢ガイドリブ61C,61Dが設けられていない場合には、例えば図23に示すように、シース14(多芯ケーブル11)がシース保持部60内において蛇行して配されてシース14のゴム栓15からの導出部分に応力がかかり、その導出姿勢が傾くことが懸念される。このようにシース14(多芯ケーブル11)のゴム栓15に対する姿勢が傾くと、ゴム栓15とシース14とのシール性、ひいては、ゴム栓15と電線13とのシール性が低下する虞がある。
このような懸念に対し、本実施形態によれば、シース保持部60のうちキャップ保持部62側の端部に、第1姿勢ガイドリブ61Cおよび第2姿勢ガイドリブ61Dを設ける構成とされている。このような構成によれば、シース14のゴム栓15からの導出部分の近傍は、第1姿勢ガイドリブ61Cおよび第2姿勢ガイドリブ61Dにより押圧され、もって、その導出姿勢が正規姿勢に案内されつつ保持されるから、シース14とゴム栓15との間のシール性を確実に保つことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
キャップ17は、ホルダ52に対して、ねじ止めされていてもよい。また、ホルダ52に形成されたボスをキャップ17に形成された貫通孔内に挿通させ、このボスの先端を加熱、加熱して圧潰させることにより、キャップ17がホルダ52に固定される構成としてもよい。また、キャップ17とホルダ52とをリベットにより固定してもよい。このように、キャップ17は、ホルダ52に対して、公知の手法により取り付けることができる。
ホルダ52には、1つの電線配索部が形成される構成としてもよく、また、3つ以上の電線配索部が形成される構成としてもよい。また、ホルダ52に電線配索部を設けない構成としてもよい。
本実施形態においては、電線配索部は、下ホルダ52Aの底壁から突出する壁状に形成される構成としたが、これに限られず、電線配索部は、下ホルダ52Aの底壁から突出する柱状であってもよい。この場合、電線配索部の断面形状は、円形状、長円形状、楕円形状でもよく、また、三角形状、四角形状等の多角形状であってもよい。
本実施形態においては、ホルダ52に1つのブラケット67が形成されていたが、これに限られず、ホルダ52に2つ以上のブラケット67が形成される構成としてもよい。また、ホルダ52にブラケット67を設けない構成としてもよい。
多芯ケーブル11に配された複数の電線は、2本〜3本、又は5本以上であってもよい。
複数の電線は、2種類の外径寸法を有する電線を含む構成であったが、これに限られず、3種類以上の外径寸法を有する電線を含む構成としてもよい。
複数の電線の外径寸法は全て同じであってもよい。
電線はシールド電線でもよい。また、電線は、複数の金属細線が撚り合わされた芯線を備えた撚線であってもよく、また、金属棒材を芯線とするいわゆる単芯線であってもよい。このように電線としては、必要に応じて任意の電線を適宜に選択することができる。
多芯ケーブル11は、いわゆるキャブタイヤケーブルであってもよく、また、複数の電線の外周がシールド層で包囲された多芯のシールド電線であってもよい。このように多芯ケーブル11としては、必要に応じて任意の多芯ケーブルを適宜に選択することができる。
本実施形態に係るシール部材10によれば、水、油、有機溶媒等、必要に応じて任意の液体をシールすることができる。
本実施形態に係る多芯ケーブル11のシール構造12は、必要に応じて、車両に対して任意の姿勢で組み付けることができる。
シース保持部60には、必ずしも保持リブ61A、61Bや姿勢ガイドリブ61C,61D、端部リブ61E,61Fを設けなくてもよく、これらの一部または全てを省略することもできる。
また保持リブ61A,61Bを設ける場合、その位置や数は上記実施形態に限るものではなく、適宜変更することができる。例えば、下ホルダ52A,上ホルダ52Bの互いに対向する同位置に設ける構成としてもよい。
あるいは、複数の保持リブ61A,61Bの突出高さを変化させることにより、シース保持部60内でシースを蛇行させるように配する構成とすることもできる。
姿勢ガイドリブ61C、61Dは、シース保持部60の端部に限らず、端部と隣接する位置に設けてもよい。すなわち、シース14のゴム栓15からの導出姿勢を正規姿勢に案内・保持できる位置であればよい。
11:多芯ケーブル
12:シール構造
13A:第1電線
13B:第2電線
13C:第3電線
13D:第4電線
14:シース
15:ゴム栓
17:キャップ
22A:第1貫通孔
22B:第2貫通孔
22C:第3貫通孔
22D:第4貫通孔
52:ホルダ
52A:下ホルダ(第1ホルダ)
52B:上ホルダ(第2ホルダ)
60:シース保持部
60A:第1シース保持部
60B:第2シース保持部
61A:第1保持リブ
61B:第2保持リブ
61C:第1姿勢ガイドリブ
61D:第2姿勢ガイドリブ
61E:第1端部リブ
61F:第2端部リブ
62:キャップ保持部
65A:第1電線配索部
65B:第2電線配索部
67:ブラケット
本発明は、多芯ケーブルのシール構造であって、複数の電線がシースで包囲された多芯ケーブルと、前記シースの端部に外嵌されると共に前記複数の電線のそれぞれが貫通される複数の貫通孔を有するゴム栓と、前記ゴム栓に外嵌されて前記ゴム栓を内方に押圧するキャップと、前記シースを保持するシース保持部を有すると共に前記キャップを保持するキャップ保持部を有するホルダと、備え、前記ホルダは、互いに組み付けられる第1ホルダおよび第2ホルダを備えてなる
本発明によれば、シースがシース保持部により保持されると共にキャップがキャップ保持部により保持されることにより、シースとキャップとの相対的な位置が保持されるようになっている。これにより、キャップによって、ゴム栓が、シース及び複数の電線に対して確実に押圧される。この結果、多芯ケーブルにおける複数の電線の分岐部分を確実にシールすることができる。
また、このような構成によれば、シースおよびキャップを含む多芯ケーブルにおける複数の電線の分岐部分を、第1ホルダおよび第2ホルダの間に挟み込めばよいから、分岐部分のホルダに対する組み付け作業を容易に行うことができる。
前記シース保持部は、前記第1ホルダに設けられた第1シース保持部と、前記第2ホルダに設けられた第2シース保持部と、により構成されており、前記保持リブは、前記第1シース保持部に設けられた第1保持リブと、前記第2シース保持部に設けられた第2保持リブと、により構成されていることが好ましい。
本発明は、多芯ケーブルのシール構造であって、複数の電線がシースで包囲された多芯ケーブルと、前記シースの端部に外嵌されると共に前記複数の電線のそれぞれが貫通される複数の貫通孔を有するゴム栓と、前記ゴム栓に外嵌されて前記ゴム栓を内方に押圧するキャップと、前記シースを保持するシース保持部と、前記キャップを保持するキャップ保持部と、前記複数の貫通孔から導出された前記複数の電線をガイドする電線配索部と、を有するホルダと、を備え、前記ホルダは、互いに組み付けられる第1ホルダおよび第2ホルダを備えてなる。

Claims (7)

  1. 複数の電線がシースで包囲された多芯ケーブルと、
    前記シースの端部に外嵌されると共に前記複数の電線のそれぞれが貫通される複数の貫通孔を有するゴム栓と、
    前記ゴム栓に外嵌されて前記ゴム栓を内方に押圧するキャップと、
    前記シースを保持するシース保持部を有すると共に前記キャップを保持するキャップ保持部を有するホルダと、
    を備えた多芯ケーブルのシール構造。
  2. 前記ホルダには、前記複数の貫通孔から導出された前記複数の電線をガイドする電線配索部が形成された請求項1に記載の多芯ケーブルのシール構造。
  3. 前記ホルダは車両に取り付けられるブラケットを有する請求項1または請求項2に記載の多芯ケーブルのシール構造。
  4. 前記シース保持部には、その内側に前記シースが配された状態において前記シースの周方向に沿って延びる保持リブが内方に突出して設けられている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の多芯ケーブルのシール構造。
  5. 前記ホルダは、互いに組み付けられる第1ホルダおよび第2ホルダを備えてなり、
    前記シース保持部は、前記第1ホルダに設けられた第1シース保持部と、前記第2ホルダに設けられた第2シース保持部と、により構成されており、
    前記保持リブは、前記第1シース保持部に設けられた第1保持リブと、前記第2シース保持部に設けられた第2保持リブと、により構成されている請求項4に記載の多芯ケーブルのシール構造。
  6. 前記第1保持リブおよび前記第2保持リブは、前記第1ホルダおよび前記第2ホルダが組み付けられた状態において互い違いになる位置に配されている請求項5に記載の多芯ケーブルのシール構造。
  7. 前記シース保持部のうち、前記キャップ保持部側の端部、または、前記キャップ保持部側の端部に隣接する位置には、前記シース保持部の内側に前記シースが配された状態において前記シースの周方向に沿って延びる姿勢ガイドリブが、前記第1シース保持部および前記第2シース保持部の互いに対向する同位置に内方に突出して設けられている請求項5または請求項6に記載の多芯ケーブルのシール構造。
JP2016515568A 2014-06-26 2014-12-25 多芯ケーブルのシール構造 Active JP6066249B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014131702 2014-06-26
JP2014131702 2014-06-26
PCT/JP2014/084297 WO2015198506A1 (ja) 2014-06-26 2014-12-25 多芯ケーブルのシール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6066249B2 JP6066249B2 (ja) 2017-01-25
JPWO2015198506A1 true JPWO2015198506A1 (ja) 2017-04-20

Family

ID=54937620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016515568A Active JP6066249B2 (ja) 2014-06-26 2014-12-25 多芯ケーブルのシール構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9905337B2 (ja)
EP (1) EP3145041B1 (ja)
JP (1) JP6066249B2 (ja)
CN (1) CN106471690B (ja)
WO (1) WO2015198506A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101868075B1 (ko) * 2009-08-21 2018-06-18 씨엠피 프로덕츠 리미티드 케이블 글랜드를 위한 충전기 조립체
JP6213447B2 (ja) * 2014-10-31 2017-10-18 住友電装株式会社 ハーネス
CN105576594B (zh) * 2016-01-29 2018-08-03 浙江老百姓泵业有限公司 一种具有二次防水装置的电缆及其电缆二次防水方法
JP6434475B2 (ja) * 2016-12-06 2018-12-05 矢崎総業株式会社 外装端部用キャップ及びワイヤハーネス
JP6763346B2 (ja) * 2017-01-23 2020-09-30 株式会社オートネットワーク技術研究所 電磁シールド部品及びワイヤハーネス
JP6809427B2 (ja) * 2017-09-28 2021-01-06 豊田合成株式会社 ステアリングホイール
CN207819033U (zh) * 2018-01-18 2018-09-04 漳州立达信光电子科技有限公司 一种导线防拉组件及照明装置
JP2019220248A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 住友電装株式会社 多芯電線の防水構造
JP7206849B2 (ja) * 2018-11-27 2023-01-18 日立金属株式会社 ワイヤハーネス
JP7472760B2 (ja) * 2020-11-18 2024-04-23 住友電装株式会社 フェライトコア
JP2023038467A (ja) * 2021-09-07 2023-03-17 株式会社プロテリアル ワイヤハーネス及びケーブルの防水構造
JP2023177388A (ja) * 2022-06-02 2023-12-14 住友電装株式会社 ワイヤハーネス
CN116525194B (zh) * 2023-04-10 2024-04-26 济南马世基智能环保科技有限公司 一种高载流量风力发电机组用电力电缆

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05198335A (ja) * 1991-07-20 1993-08-06 Hawke Cable Glands Ltd 電気ケーブルバリヤパッキン押え
JP2003189455A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 機器用シールドコネクタ装置
JP2011113938A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ
JP2012182924A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd 線間止水用のホットメルトブロックおよび該ホットメルトブロックを用いた多芯ケーブルの端末止水方法ならびに端末止水構造
JP2013097898A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd シール部材
JP2013134944A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1590413A (en) * 1926-06-29 Bionobs to n
US3816642A (en) * 1971-01-21 1974-06-11 Itt Flexible insulating sheath for direct buried power lines
GB1413311A (en) * 1972-05-04 1975-11-12 British Insulated Callenders Electric cables
US4732628A (en) * 1980-04-24 1988-03-22 Thomas & Betts Corporation Method of sealing and repairing electrical cables
DE4029082A1 (de) * 1990-09-13 1992-03-19 Rose Walter Gmbh & Co Kg Vorrichtung zum abdichten von in eine kabelmuffe einlaufenden kabeln
GB9400659D0 (en) * 1994-01-14 1994-03-09 Bicc Plc Mineral insulated cable termination
JP3427949B2 (ja) * 1994-07-19 2003-07-22 住友電装株式会社 グロメット
JP2937230B2 (ja) * 1994-08-02 1999-08-23 矢崎総業株式会社 コネクタ防水用シール部品
US5750933A (en) * 1995-11-03 1998-05-12 Progressive Tool & Industries Company Weld cable end
US5886300A (en) * 1996-04-30 1999-03-23 The Whitaker Corporation Plug for a sealing grommet
GB0001362D0 (en) * 2000-01-22 2000-03-08 Hawke Cable Glands Ltd Cable gland assemblies
CN101604792A (zh) * 2004-08-04 2009-12-16 潘都依特有限公司 电线密封罩
US20070102188A1 (en) * 2005-11-01 2007-05-10 Cable Components Group, Llc High performance support-separators for communications cable supporting low voltage and wireless fidelity applications and providing conductive shielding for alien crosstalk
GB2425365A (en) 2005-04-23 2006-10-25 British Engines Ltd Seal for cable gland assembly and tool therefor
JP4482668B2 (ja) * 2005-08-05 2010-06-16 昭和電線ケーブルシステム株式会社 コネクタ
DE102006036621A1 (de) * 2005-09-22 2007-03-29 Hew-Kabel/Cdt Gmbh & Co. Kg Hochflexible geschirmte elektrische Datenleitung
US7232347B1 (en) * 2006-01-06 2007-06-19 Moore Boyd B Seal for confined electrical conductor cable
US7829790B2 (en) * 2008-10-22 2010-11-09 Harris Corporation Multi-function cable studs and methods of assembling the same
KR101868075B1 (ko) * 2009-08-21 2018-06-18 씨엠피 프로덕츠 리미티드 케이블 글랜드를 위한 충전기 조립체
US8538553B2 (en) * 2009-10-06 2013-09-17 Pacesetter, Inc. MRI compatible implantable lead
JP5278303B2 (ja) * 2009-12-24 2013-09-04 日立電線株式会社 ワイヤハーネス及びその製造方法
WO2012074685A2 (en) * 2010-11-29 2012-06-07 3M Innovative Properties Company Strain relief device
JP5768380B2 (ja) 2011-01-19 2015-08-26 住友電装株式会社 ワイヤハーネス用のプロテクタ
CN202076549U (zh) * 2011-02-17 2011-12-14 泰科电子(上海)有限公司 电缆连接器密封结构和电缆连接器
BR112013024020B1 (pt) * 2012-06-15 2022-06-28 João Martins Neto Prensa-cabo com indicador de aperto
US8816196B2 (en) * 2012-10-04 2014-08-26 Itt Manufacturing Enterprises Llc Pressure balanced connector termination
CN103794922B (zh) * 2012-10-31 2016-06-01 Ls电线有限公司 电动车充电器的连接器
JP6008249B2 (ja) * 2013-07-04 2016-10-19 住友電装株式会社 グロメット
JP5994758B2 (ja) * 2013-09-19 2016-09-21 日立金属株式会社 ハーネス
US9231397B2 (en) * 2014-01-13 2016-01-05 Avc Industrial Corp. Cable gland assembly
US9601914B2 (en) * 2014-01-13 2017-03-21 Avc Industrial Corp. Cable and flexible conduit gland assembly
JP2015159694A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 住友電装株式会社 電線の冷却装置
JP6135570B2 (ja) * 2014-03-20 2017-05-31 住友電装株式会社 ワイヤハーネス
US10148077B2 (en) * 2014-04-08 2018-12-04 Te Connectivity Corporation Sealing systems and methods for elongate members
JP6256308B2 (ja) * 2014-11-06 2018-01-10 住友電装株式会社 ワイヤハーネスのシールド構造
JP2016213976A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 住友電装株式会社 電線保護部材

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05198335A (ja) * 1991-07-20 1993-08-06 Hawke Cable Glands Ltd 電気ケーブルバリヤパッキン押え
JP2003189455A (ja) * 2001-12-14 2003-07-04 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 機器用シールドコネクタ装置
JP2011113938A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Japan Aviation Electronics Industry Ltd コネクタ
JP2012182924A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd 線間止水用のホットメルトブロックおよび該ホットメルトブロックを用いた多芯ケーブルの端末止水方法ならびに端末止水構造
JP2013097898A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Sumitomo Wiring Syst Ltd シール部材
JP2013134944A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
US9905337B2 (en) 2018-02-27
EP3145041A4 (en) 2018-01-17
CN106471690B (zh) 2018-11-16
EP3145041A1 (en) 2017-03-22
WO2015198506A1 (ja) 2015-12-30
CN106471690A (zh) 2017-03-01
JP6066249B2 (ja) 2017-01-25
US20170117070A1 (en) 2017-04-27
EP3145041B1 (en) 2018-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6066249B2 (ja) 多芯ケーブルのシール構造
KR101118392B1 (ko) 그로밋
JP5176698B2 (ja) グロメット
JP5862710B2 (ja) シール部材
JP2016213976A (ja) 電線保護部材
JP2009296736A (ja) グロメット
KR101089468B1 (ko) 그로밋
JP5829240B2 (ja) 端子台を備えたモータ
EP2847839B1 (en) Wire harness waterproofing structure
JP6210330B2 (ja) 多芯ケーブルのシール構造、及び、シール部材
JP6422257B2 (ja) グロメット及びこのグロメットを用いたワイヤハーネス
JP2017099205A (ja) 電線外装材およびワイヤハーネス
JP4858403B2 (ja) ワイヤハーネス用のグロメット
WO2016104241A1 (ja) 多芯ケーブルのシール構造
JP2018120743A (ja) ワイヤハーネス
US10312673B2 (en) Shield conduction path
JP6070467B2 (ja) グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
JP6498742B1 (ja) 保護部品及び保護方法
JP2005129356A (ja) シールドコネクタ
JP6135461B2 (ja) グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
JP6090096B2 (ja) グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
JP7236618B2 (ja) ワイヤハーネス
JP6815721B2 (ja) グロメット
KR102289756B1 (ko) 복합 하네스
JP2011233404A (ja) シールド導電体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160318

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160318

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6066249

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150