JP2005129356A - シールドコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 電線が正規の配索経路から外れて屈曲されたときにその電線の樹脂被覆を保護する。
【解決手段】 電線25に接続された端子金具20を後方からハウジング10に挿入し、複数の電線25を一括して包囲するシールド部材15の端末に固着したシールドシェル16をハウジング10の外周に取り付けたものである。電線25が正規の配索経路から外れるように屈曲させられても、樹脂被覆25bは外筒部36Bにょってシールドシェル16との干渉から保護される。尚、シールドシェルとの干渉から保護する形態としては、樹脂被覆25bがシールドシェル16と干渉しないようにする場合と、樹脂被覆25bがシールドシェル16と干渉してもその樹脂被覆の傷付きを回避する場合とを含む。
【選択図】 図2
Description
前記電線が正規の配索経路から外れるように屈曲させられたときに前記樹脂被覆を前記シールドシェルとの干渉から保護する保護手段を備えているところに特徴を有する。
電線が正規の配索経路から外れるように屈曲させられても、樹脂被覆は保護手段によりシールドシェルとの干渉から保護される。ここで、シールドシェルとの干渉から保護するとは、樹脂被覆がシールドシェルと干渉しないようにする場合と、樹脂被覆がシールドシェルと干渉してもその樹脂被覆がシールドシェルによって傷付けられることを回避する場合を含む。
電線が屈曲させられると、保護手段が変形して樹脂被覆とシールドシェルとの間に介在するようになるので、樹脂被覆とシールドシェルとの干渉を回避することができる。
ゴム栓ホルダが保護手段を兼ねているので、保護手段としての専用部品を設ける場合に比べて、部品点数が少なくて済む。
シールドシェルがハウジングの外周に取り付けられた金属材であるため、電線がハウジングの後端面の近傍で前方へ折り返すように屈曲させられたときには、樹脂被覆がシールドシェルの後端のエッジに対して突き刺さるように当接する虞がある。その点本発明では、保護手段としての外筒部が、電線の外周から径方向外方へ離間しているとともに、シールドシェルの後端よりも後方へ延出した形態となっていて、その外筒部の延出端の近傍において電線が屈曲されるようにしているので、電線は、シールドシェルに対してその外周面に沿うような姿勢で当接するようになる。したがって、樹脂被覆がシールドシェルの後端のエッジに当たっても、シールドシェルの後端のエッジによって傷を付けられる虞はない。
外筒部は径方向において内筒部よりも外側に離間した位置にあるが、内筒部の延出端は外筒部の延出端よりも前方へ奥まって位置しているので、電線を屈曲して配索する場合に外筒部の存在によって配索経路の設定の自由度が低下することはない。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図6を参照して説明する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
10…ハウジング
16…シールドシェル
25…電線
25b…樹脂被覆
26…ゴム栓
30…ゴム栓ホルダ
33B…外側半円部
36A…内筒部
36B…外筒部
Claims (5)
- 外周が絶縁用の樹脂被覆で覆われた電線に接続された端子金具を後方からハウジング内に挿入するとともに、複数本の前記電線を一括して包囲するシールド部材に固着された金属製のシールドシェルを前記ハウジングの外周に取り付けたものにおいて、
前記電線が正規の配索経路から外れるように屈曲させられたときに前記樹脂被覆を前記シールドシェルとの干渉から保護する保護手段を備えていることを特徴とするシールドコネクタ。 - 前記保護手段が、前記電線が屈曲させられたときに、その電線からの押圧力を受けることで前記シールドシェルと前記樹脂被覆との間に介在するように変形し得るようになっていることを特徴とする請求項1記載のシールドコネクタ。
- 前記保護手段を、前記電線を貫通させた状態で前記ハウジングの後端部に嵌合されているゴム栓を抜け止めするためのゴム栓ホルダに形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシールドコネクタ。
- 前記ゴム栓ホルダが、前記電線の外周に沿って後方へ延出する内筒部と、前記内筒と略同心であって前記ハウジングの内周に沿って後方へ延出する外筒部とを備えており、前記外筒部の延出端を前記シールドシェルの後端よりも後方へ突出させ、前記外筒部を前記保護手段としたことを特徴とする請求項3記載のシールドコネクタ。
- 前記内筒部の延出端を前記外筒部の延出端よりも前方に位置させたことを特徴とする請求項4記載のシールドコネクタ。
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- 2003-10-23 JP JP2003363700A patent/JP2005129356A/ja active Pending
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