JPWO2015129195A1 - 無線送信装置、無線受信装置、無線通信システムおよび無線通信方法 - Google Patents

無線送信装置、無線受信装置、無線通信システムおよび無線通信方法 Download PDF

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Abstract

見通し外通信等のマルチフェージング環境においても安定したクロック同期を確保する。送信側において、クロック信号に拡散符号を掛け合わせスペクトラムを拡散させた拡散クロック信号を生成し、情報信号と拡散クロック信号とを重ね合わせた信号を周波数変換して無線送信する。一方、受信側において、無線送信された信号を受信して周波数変換し、2系統に分配する。そして、一方の信号に拡散符号を掛け合わせてスペクトラムを逆拡散することでクロック信号を抽出し、他方の信号に対して抽出したクロック信号を用いてクロック同期させる。

Description

本発明は、無線送信装置、無線受信装置、無線通信システムおよび無線通信方法に関する。
無線通信においては、構造物や自然地形等による反射や屈折、散乱等により複数の異なった経路(マルチパス)を経た到来波が相互に干渉することで、受信レベル(電界強度)が変動する(マルチパスフェージング)。見通し内通信路(Line-Of-Sight communication)では、受信側へ到来する電波のうち、直接波以外のパスから到来する到来波の強度は比較的低いため、位置関係等による伝達特性の変動は少ない。
一方、送受信間に遮蔽物が存在する見通し外(NLOS: Non-Line-Of-Sight)の通信においては、受信側に直接波は到来せず、各パスから到来波の強度に差がないことから、これら各パスからの到来波の相互干渉により、伝達特性は大きく変動する。例えば、受信側の移動により送信側との間の位置関係がわずかに変化しただけでも伝達特性は大きく変動する。このため、見通し外通信においては、マルチパスフェージングの対策として、例えば、フェージングのマージンを考慮した各種設計方式が採用されている。
また、送信対象の情報信号に誤り訂正能力の高い符号化を施して無線送信することで、小さな搬送波対雑音比(C/N:Carrier to Noise)でも動作可能となることが知られている。例えば、加法性白色雑音(AWGN:Additive White Gaussian Noise)伝送路においてBCH(Bose-Chaudhuri-Hocquenghem)符号等の誤り訂正符号を適用した場合、情報ビットレートは低下するものの、C/N値に関するBER(Bit Error Rate)特性が、誤り訂正を適用しない場合と比べて1桁以上改善することが知られている。すなわち、誤り訂正能力の高い符号化を施すことによってBERを下げ、これによって低C/N動作を可能とする。ここで、誤り訂正符号として、低密度パリティ検査(LDPC:Low Density Parity Check)符号等を用いることもできる。
見通し外通信においては、低C/N動作時に、ダウンフェージングが発生しやすい。ダウンフェージングは、レベル変動によって受信電界強度が閾値を所定時間以上継続して下回る状態である。この場合、受信側のベースバンド部でクロック信号を再生することができずにクロック同期が外れる可能性がある。無線受信装置のベースバンド部では、受信信号(ベースバンド信号)に装置クロックを同期させた上で復調処理および復号処理(誤り訂正復号)を行う。従って、ダウンフェージングが発生してクロック再生が行えなくなることにより、ベースバンド部が復号処理を実施できなくなる。
一方、情報信号を直接スペクトラム拡散方式(DS−SS:Direct Sequence Spread Spectrum)により拡散して送信し、受信側でスペクトラム逆拡散することで、見通し外通信におけるマルチパスフェージングの影響を回避することも可能である。例えば、2.4GHz帯での見通し外通信を行う無線LAN(Local Area Network)用の規格であるIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11bにおいては、2次変調としてDS−SS方式を用いる。
DS−SS方式では、送信側において、情報伝送のための1次変調が施された信号(狭帯域変調波)に対して拡散符号による2次変調を施した後、伝送する。例えば、IEEE802.11bでは、1MbpsにDBPSK(Differential Binary Phase Shift Keying)、2MbpsにDQPSK(Differential Quaternary Phase Shift Keying)、5.5/11MbpsにCCK(Complementary Code Keying)と呼ばれる搬送波の位相差を使った1次変調を施す。その後DS−SS方式の2次変調を施し、例えば、20MHzの帯域に拡散する。
S(t)を狭帯域変調波、SPN(t)を1と−1からなる拡散符号、SSS(t)をスペクトラム拡散後の信号、とすると、SSS(t)は、式で与えられる。
(式1)
SS(t)=S(t)×SPN(t)
S(t)の帯域幅をB、SPNの帯域幅をBPNとすると、BPN>>Bとなるような拡散符号が用いられる。BPN/Bを拡散比という。受信側では、送信側でスペクトラム拡散された受信信号SSS(t)に、送信側と同一の拡散符号SPN(t)を同一位相で乗算する。これにより、SPN(t)×SPN(t)=1であることから、式2のように元の信号S(t)が復元される(スペクトラム逆拡散)。
(式2)
SS(t)×SPN(t)={S(t)×SPN(t)}×SPN(t)
=S(t)×{SPN(t)×SPN(t)}
=S(t)
DS−SS方式は、拡散符号として、自己相関特性が強い符号を用いることで、耐干渉能力が向上することが知られている。しかしながら、DS−SS方式の無線通信に対して大容量通信が要求される場合、データ信号の占有帯域幅を広く確保する必要がある。周波数帯域の割り当てが行われている無線通信において、大容量通信に対応させて帯域幅をさらに広帯域化させることは非現実的である。
ここで、特許文献1には、受信信号のS/N(Signal to Noise)比が低い場合に、受信信号に応じて設定された相関しきい値を用いて相関ピークを検出し、同期タイミングの検出精度を向上させる方法が開示されている。特許文献1の技術においては、スペクトラム拡散された受信信号と拡散符号との相関検出値の平均値に、同期/非同期の状態に応じて異なるパラメータを乗算してデフォルト相関しきい値を生成する。そして、ピーク検出期間において、相関検出値とデフォルト相関しきい値とを比較することによって最終相関しきい値を生成し、生成した最終相関しきい値を相関ピーク検出部へ設定する。しかし、特許文献1の技術は、マルチパスフェージング下の通信においては、十分な効果を発揮し得ない。
また、特許文献2、3には、信号捕捉時間を短縮する技術、および、クロック信号の高調波を分散し、使用周波数帯域内に残存する高調波に対する制御を行う技術、がそれぞれ開示されている。さらに、特許文献4には、逆拡散後の受信信号からベースバンド信号を抽出し、抽出されたベースバンド信号から変換した電力値に基づいて、ベースバンド信号のラッチタイミングの基準クロックを生成するタイミング再生装置が開示されている。
特開2007−267132号公報 特開2005−277642号公報 特開2013−145999号公報 特開2009−33702号公報
特許文献1−4にも開示されているように、一般的に、誤り訂正符号を用いることで、低C/Nの状況下でも通信が可能となることが期待できる。しかしながら、見通し外通信等においては、マルチパスフェージング等により受信レベルが大きく変動し、低C/N通信時にダウンフェージングが発生する。この場合、クロック再生を行うことができずにクロック同期が外れ、誤り訂正符号の利点を活かすことができない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、見通し外通信等のマルチフェージング環境においても安定したクロック同期を確保できる無線送信装置、無線受信装置、無線通信システムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る無線送信装置は、クロック信号を生成するクロック生成手段と、前記クロック信号に拡散符号を掛け合わせ、スペクトラムを拡散させた拡散クロック信号を生成する拡散手段と、情報信号と前記拡散クロック信号とを重ね合わせる加算器と、前記加算器の出力信号を周波数変換して、無線信号を無線送信する送信手段と、を備える。
上記目的を達成するために本発明に係る無線受信装置は、情報信号と拡散クロック信号を重ね合わせた信号を含む無線信号を受信して周波数変換し、受信信号として出力する受信手段と、前記出力された受信信号を、2系統に分配する分配器と、前記分配された一方の受信信号に拡散符号を掛け合わせてスペクトラムを逆拡散し、クロック信号を抽出する逆拡散手段と、前記分配された他方の受信信号に対し、前記抽出されたクロック信号を用いてクロック同期させるクロック同期手段と、を備える。
上記目的を達成するために本発明に係る無線通信システムは、無線信号を無線送信する上記の無線送信装置と、前記無線信号を受信する上記の無線受信装置と、を備える。
上記目的を達成するために本発明に係る無線通信方法は、送信側において、クロック信号に拡散符号を掛け合わせスペクトラムを拡散させた拡散クロック信号を生成し、情報信号と前記拡散クロック信号とを重ね合わせた信号を周波数変換して無線信号を無線送信し、受信側において、前記無線信号を受信して周波数変換して2系統に分配し、前記分配された一方の無線信号に拡散符号を掛け合わせてスペクトラムを逆拡散することで前記クロック信号を抽出し、前記分配された他方の無線信号に対し、前記抽出したクロック信号を用いてクロック同期させる。
上述した本発明の態様によれば、見通し外通信等のマルチフェージング環境においても、安定したクロック同期を確保できる。
本発明の一実施形態の無線送信装置100のブロック構成図である。 本発明の一実施形態の拡散部105のブロック構成図である。 本発明の一実施形態の無線受信装置200のブロック構成図である。 本発明の一実施形態のクロック信号のスペクトラム拡散を説明する波形図である。 本発明の一実施形態の、もとのクロック信号と拡散クロック信号の周波数スペクトラムを例示する図である。 本発明の一実施形態のM系列発生回路のブロック構成図である。 本発明の一実施形態の無線送信装置の加算器における信号波形の重ね合わせを模式的に示す図である。 本発明の一実施形態における別の無線送信装置100Bのブロック構成図である。 本発明の一実施形態の逆拡散部209のブロック構成図である。 本発明の一実施形態の別の逆拡散部209のブロック構成図である。 本発明の一実施形態の逆拡散部209への入力信号波形(周波数スペクトラム)および出力信号波形(周波数スペクトラム)を模式的に示す図である。 本発明の別の実施形態の無線送信装置100Cのブロック構成図である。 本発明の別の実施形態の無線受信装置200Bのブロック構成図である。 本発明の無線送信装置1のブロック構成図である。 本発明の無線受信装置2のブロック構成図である。
(第1の実施形態)
本発明に係る第1の実施形態について説明する。本実施形態に係る無線送信装置のブロック構成図を図10Aに、無線受信装置のブロック構成図を図10Bに示す。
図10Aにおいて、無線送信装置1は、クロック生成部11、拡散部12、加算器13および送信部14を備える。
クロック生成部11は、クロック信号(CLK)を生成する。拡散部12は、クロック信号に拡散符号を掛け合わせ、スペクトラムを拡散させた拡散クロック信号(拡散CLK)を生成する。加算器13は、送信対象の情報信号と、拡散クロック信号と、を重ね合わせる。送信部14は、加算器13からの出力を周波数変換(アップコンバージョン)して無線送信する。
一方、図10Bにおいて、無線受信装置2は、受信部21、分配器22、逆拡散部23およびクロック同期部24を備える。
受信部21は、無線送信装置1から無線送信された、情報信号および拡散クロック信号を含んだ無線信号を受信する。受信部21は、受信された無線信号を周波数変換(ダウンコンバージョン)して分配器22へ出力する。分配器22は、入力された無線信号を分岐し、一方の信号(情報信号+拡散クロック信号)を逆拡散部23へ、他方の信号(情報信号+拡散クロック信号)をクロック同期部24へ出力する。
逆拡散部23は、入力された一方の信号に対して送信側と同一の拡散符号を同一位相で掛け合わせてスペクトラム逆拡散を行い、信号からクロック信号(CLK)を抽出する。逆拡散部23は、抽出したクロック信号をクロック同期部24へ出力する。なお、逆拡散部23において抽出したクロック信号を逓倍し、チップレートのタイミングを生成するようにしてもよい。
クロック同期部24は、受信部21から入力された他方の信号に対して、逆拡散部23から入力されたクロック信号を用いてクロック同期処理を施す。
以上のように、本実施形態においては、無線送信装置1の拡散部12がクロック信号をスペクトラム拡散し、情報信号および拡散クロック信号を含んだ無線信号を無線送信する。そして、無線受信装置2の逆拡散部23が、情報信号および拡散クロック信号を含んだ無線信号をスペクトラム逆拡散し、クロック信号を抽出する。
この場合、クロック信号がスペクトラム拡散されて、周波数帯域が拡げられ、パワースペクトラム密度が低くなる。すなわち、クロック信号をDS−SS方式でスペクトラム拡散することにより、クロック信号に対する耐干渉性が向上する。従って、本実施形態においては、マルチパスフェージング等が問題となる見通し外通信等環境下においても、安定したクロック同期を確保できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。先ず、無線送信装置について説明する。本実施形態に係る無線送信装置のブロック構成図を図1Aに示す。図1Aにおいて、無線送信装置100は、符号化部101、変調部102、クロック生成部103、加算器104、拡散部105、DA(Digital to Analog)変換器106、フィルタ107、送信部108および送信空中線113を備える。
符号化部101は、入力されたデータ信号を、例えば、誤り訂正符号を用いて符号化し、符号化した信号を変調部102へ供給する。
クロック生成部103は、クロック信号を生成し、生成したクロック信号を変調部102および拡散部105へ供給する。本実施形態に係るクロック生成部103は、例えば、位相同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)を備え、クロック信号と、拡散部105のチップレートのタイミング信号(クロック信号を拡散率で逓倍した信号)を出力する。なお、クロック生成部103が無線送信装置100の内部クロック信号を生成する機能を備え、クロック生成部103から符号化部101へクロック信号(ビットレート)を供給することもできる。
変調部102は、符号化部101から入力された信号を、クロック生成部103から入力されたクロック信号を用いて変調し、変調した信号を加算器104に供給する。QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)で変調する場合、1シンボル期間あたりの伝送ビット量は2ビットであり、変調部102からは、Gray符号あるいは差動符号のベースバンド信号等が出力される。ここで、本実施形態に係る変調部102は、クロック生成部103から入力されたクロック信号を、例えば、シンボルレートを規定するタイミングクロック信号として用いる。
拡散部105は、入力されたクロック信号に拡散符号を掛け合わせることによって、スペクトラムを拡散させた拡散クロック信号を生成し(DS−SS方式)、生成した拡散クロック信号を加算器104へ出力する。拡散部105のブロック構成図を図1Bに示す。なお、図1Bに拡散部105とあわせてクロック生成部103を示す。
図1Bにおいて、拡散部105は、PN(Pseudo Noise)コード発生器1051および乗算器1052を備える。PNコード発生器1051は、クロック生成部103から入力されたチップレートのタイミング信号から拡散符号(PNコード)を生成して乗算器1052へ出力する。乗算器1052は、入力されたクロック信号(CLK)に入力された拡散符号を乗算し、スペクトラム拡散された拡散クロック信号(拡散CLK)を生成する。
本実施形態において、拡散部105には、クロック生成部103からチップレートのタイミング信号が入力し、PNコード発生器1051および乗算器1052はチップレートで動作する。拡散部105については後述する。
加算器104は、変調部102から入力された変調信号と、拡散部105から入力された拡散クロック信号とを重ね合わせ、デジタルベースバンド信号をDA変換器106へ出力する。加算器104については後述する。
DA変換器106は、入力されたデジタルベースバンド信号を、例えば、チップレートでアナログ信号に変換する。DA変換器106において変換されたアナログ信号は、LPF(Low Pass Filter)等の所定の周波数特性を有するフィルタ107を介して、送信部108へ入力される。
送信部108は、ミキサ109、局部発振器110および電力増幅器112を備える。ここで、ミキサ109および局部発振器110は、入力されたアナログ信号の周波数を所望の無線周波数(RF:Radio Frequency)に周波数変換する周波数変換器111を構成する。送信部108は、ミキサ109において、フィルタ107から入力されたアナログ信号に局部発振器110において生成した局部発振信号を掛け合わせる(アナログ乗算)。送信部108はさらに、ミキサ109からの出力信号を電力増幅器112において電力増幅し、空中線113から無線送信する。
次に、図3A、図3B、図3Cおよび図4を用いて、拡散部105および加算器104の機能について詳細に説明する。
図3Aに示すように、本実施形態に係るクロック信号(CLK)は、1クロックサイクル(Ts=1/fs)のデューティが50%の信号である。また、チップレート(=1/Tc)の拡散符号(PNコード)は、1と−1の値をとる。
拡散部105の乗算器1052は、クロック信号と拡散符号とをチップレートで乗算する。クロック信号のHighが1、Lowが−1である場合、乗算結果は、クロック信号がHighの時間区間は拡散符号と一致し、クロック信号がLowの時間区間は拡散符号の極性を反転した信号となる。
クロック生成部103から出力されたクロック信号の周波数スペクトラムと、拡散部105から出力された拡散クロック信号の周波数スペクトラムを、図3Bに示す。図3Bに示すように、拡散クロック信号の帯域は、2/Tc(Tc:チップレート)となる。なお、図3Bでは、クロック信号の周波数スペクトラムは基本周波数fsのみ示し、例えば、デューティが50%のときに発生する3次(3fs)、5次(5fs)、7次(7fs)等の奇数次高調波は省略した。
PNコード発生器1051をM系列発生回路(シフトレジスタ回路)で構成した場合のブロック構成図を図3Cに示す。M系列発生回路の生成多項式は、式3で与えられる。
(式3)
h(x)=xn+hn-1xn-1+・・・+h1x+1 式(3)
ここで、hn=1、h0=1である。PNコード発生器1051は、D型フリップフロップDの出力が1の時に1を出力し、D型フリップフロップDの出力が0の時に−1を出力する。
そして、加算器104には、変調部102から入力された変調信号と、図3Bで説明した拡散クロック信号(帯域:2/Tc)と、が入力される。加算器104に入力される変調信号および拡散クロック信号を図4の左側に示す。加算器104は、入力された変調信号および拡散クロック信号を周波数領域で加算し、図4の右側に示す周波数スペクトラムを出力する。
次に、本実施形態に係る無線受信装置について説明する。本実施形態に係る無線送信装置のブロック構成図を図2に示す。図2において、無線受信装置200は、受信空中線201、受信部202、フィルタ206、AD(Analog to Digital)変換器207、分配器208、逆拡散部209、クロック同期部210、復調部211および復号部212を備える。
受信空中線201は、無線送信装置100の送信空中線113から無線送信された無線送信信号を受信し、受信部202へ出力する。
受信部202は、低雑音増幅器203、搬送波再生回路205およびミキサ204によって構成される。低雑音増幅器203は、入力された無線送信信号を増幅して搬送波再生回路205およびミキサ204へ出力する。搬送波再生回路205は、入力された信号から搬送波信号を再生してミキサ204へ出力する。ミキサ204は、低雑音増幅器203から入力された信号に、搬送波再生回路205において再生された搬送波信号をアナログ乗算し、中間周波数(IF:Intermediate Frequency)に周波数変換(ダウンコンバージョン)した信号を出力する。
受信部202から出力された信号は、LPF等所定の周波数特性のフィルタ206を介してAD変換器207に入力され、デジタルベースバンド信号に変換される。AD変換器207から出力されたデジタルベースバンド信号は、分配器208において分岐され、一方が逆拡散部209へ、他方がクロック同期部210へ出力される。
逆拡散部209は、拡散符号の位相を検出し、入力されたデジタルベースバンド信号を逆拡散する。図7に示すように、デジタルベースバンド信号(変調信号+拡散クロック信号)がスペクトラム逆拡散されることにより、拡散クロック信号は元のクロック信号(周波数fs)に復元される。一方、変調信号は、逆拡散されることによってスペクトラムが拡散され(帯域:2/Tc,1/Tcはチップレート)、その分、パワースペクトラム密度が低くなる。逆拡散部209は、逆拡散したクロック信号および拡散信号(情報信号)を、クロック同期部210へ出力する。なお、スペクトラム逆拡散された情報信号は、受信系の以降の処理において、クロック信号に影響を与えない。
ここで、拡散符号の同期検出は、スライディング相関器で実現することができる。この場合の逆拡散部209のブロック構成図を図6Aに示す。図6Aの逆拡散部209は、乗算器2090、レプリカPNコード発生器2091、累算器2092、判定回路2095およびタイミング発生回路2096によって構成される。
乗算器2090は、入力されたデジタルベースバンド信号(情報信号+拡散クロック信号)に対して、レプリカPNコード発生器2091から入力された拡散符号(送信側のPNコードと同一のPNコード)を掛け合わせ、累算器2092へ出力する。
累算器2092は、入力されたデジタルベースバンド信号を拡散符号長分(=Lチップ分)、積分することによって、デジタルベースバンド信号と拡散符号との相関値を計算し、判定回路2095へ出力する。本実施形態に係る累算器2092は、加算器2093と、1つ前の信号を保持する記憶回路(D型レジスタ)2094と、により構成される。
判定回路2095は、入力されたデジタルベースバンド信号と拡散符号との相関値を所定の閾値と比較し、同期検出の有無を判定する。判定回路2095は、相関値が閾値以上の場合、拡散符号の位相が同期したものとする。一方、相関値が閾値未満の場合、判定回路2095は、タイミング発生回路2096を用いて、レプリカPNコード発生器2091からの拡散符号の位相を、例えば、1チップずらすことにより、タイミング位相を制御する。
さらに、拡散符号の同期検出を、スライディング相関器以外で実現することもできる。この場合の逆拡散部209のブロック構成図を図6Bに示す。図6Bの逆拡散部209は、タップ付遅延線(tapped delay line)2097において、入力されたデジタルベースバンド信号(情報信号+拡散クロック信号)にチップレートに応じた遅延を付与し、L個の乗算器2098へ順次出力する。これにより、拡散クロック信号から拡散符号(PNコード)が復元される。そして、L個の乗算器2098においてそれぞれ、タップ出力に、タップ付遅延線2097から入力された拡散符号(PNコード)SL-1〜S0を乗算し、加算器2099においてそれらの総和をとる。
これにより、クロックごとに、デジタルベースバンド信号と拡散符号との相関値が出力され、最長でも、タップ付遅延線2097のタップ数分(L)のクロックサイクル内に同期を検出することができる。
図2の説明に戻る。クロック同期部210は、分配器208から入力されたデジタルベースバンド信号について、逆拡散部209より入力されたクロック信号を基に、情報信号とのクロック同期をとる。クロック同期がとられた情報信号は、復調部211において復調され、復号部212において誤り訂正復号される。そして、誤り訂正復号された情報信号は、不図示の情報処理部等へ出力される。
本実施形態によれば、送信側において、クロック信号をDS−SS方式で拡散した後でデータ信号に加算し、受信側において逆拡散してクロック信号を取り出す。これにより、見通し外通信のようなマルチパスフェージングの影響が大きい環境においても、安定したクロック同期を確保できる。安定したクロック同期を確保することにより、データ信号におけるマルチパスフェージングの影響による符号誤りは、誤り訂正符号により訂正でき、装置全体として低C/N動作が可能となる。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態の変形例について説明する。本実施形態に係る無線送信装置100Bのブロック構成図を図5に示す。図5の無線直交変調器100Bにおいて、変調部102Bは、複素包絡線の実数成分である同相成分(In-Phase channel)Iと、虚数成分である直交成分(Quadrature channel)Qの変調信号を出力する。変調信号の同相成分I、直交成分Qはそれぞれ、加算部104、104へ出力される。
加算部104、104はそれぞれ、入力された同相成分I、直交成分Qに拡散部105から入力された拡散クロック信号を加算し、DA変換器106、106へ出力する。DA変換器106、106に入力された信号は、DA変換器106、106においてアナログ信号に変換され、ルート・ナイキスト(root-Nyquist)特性を持つLPFであるフィルタ107、107を介してミキサ109、109へ出力される。
ミキサ109は、入力された信号u(t)に、局部発振器110において生成された局発信号をアナログ乗算する。一方、ミキサ109は、入力された信号u(t)に、局部発振器110において生成され、移相器114においてπ/2位相シフトされた局発信号をアナログ乗算する。
加算器115は、ミキサ109、109から出力された2つのRF信号をアナログ加算し、出力信号s(t)を電力増幅器112へ出力する。出力信号s(t)は、電力増幅器112において電力増幅された後、送信空中線113から無線送信される。
なお、加算器115から出力された出力信号s(t)は、上記のI、Q成分を実数部u(t)、虚数部u(t)とする複素数変調信号z(t)(=u(t)+ju(t),j=−1)へ、局部発振器110から出力された局発信号(exp(j2πft),f:局部発振器110の発振周波数)を複素乗算した値の実数部に対応している。図1のミキサ109を複素乗算回路とし、局部発振器110において生成した局発信号(周波数f)をexp(j2πft)と表すことで、図1は図5に対応する。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について説明する。空中線2面(空間ダイバーシティ)と周波数2波(周波数ダイバーシティ)を用いた4重ダイバーシティによる見通し外通信に適用される無線送信装置100Cおよび無線受信装置200Bのブロック構成図を図8、図9にそれぞれ示す。
なお、空間ダイバーシティのブランチ数Lは2に制限されるものでなく、周波数ダイバーシティのブランチ数Lは2に制限されない。ただし、周波数ダイバーシティのブランチ数Lのとき、L倍の帯域が必要となり周波数効率は低下し、L倍の送信電力が必要となる。
図8では、加算器104、DA変換部106、フィルタ107は1系統のみ示した。図9では、受信部202a〜202dの各々は無線直交復調し、I、Q成分の中間周波数(IF)信号を出力するが、フィルタ206、AD変換器207、分配器208、逆拡散部209、クロック同期部210、適応整合フィルタ(AMF:Adaptive Matched Filter)214は、I、Q成分の複素信号ごとに1系統ずつ示した。
図8において、符号化部101は、疎なパリティ検査行列Hで定義される線形ブロック符号でSum-Product復号という反復復号を用いるLDPC符号化を行う。
変調部102から入力された信号と、拡散部105から入力された拡散クロック信号とが、加算器104で加算され、DA(Digital to Analog)変換器106、フィルタ107を介して、送信部108a、108bに入力される。
送信部(TX)108a、108bはそれぞれ、入力された信号を周波数f1、f2の信号に変換し、電力増幅して送信空中線113a、113bから無線送信する。送信空中線113a、113bから無線送信された2波の信号は、それぞれ異なる伝搬路を伝搬し、空間的に無相関になるように設置された無線受信装置200Bの受信空中線201a、201bで受信される。
図9において、受信空中線201aで受信された信号は、周波数分配器213aで周波数f1、f2に分岐され、周波数f1の信号は受信部(RX)202aに、周波数f2の信号は受信部(RX)202bに、入力される。一方、受信空中線201bで受信された信号は、周波数分配器213bで周波数f1、f2に分岐され、周波数f1の信号は受信部(RX)202cに、周波数f2の信号は受信部(RX)202dに入力される。
受信部202aは、入力された信号に低雑音増幅器を介して搬送波再生回路から入力された信号をミキサにおいてアナログ乗算し、IF信号を出力する。受信部202aから出力されたIF信号は、フィルタ206aにおいてフィルタ処理が施され、AD変換器207aにおいてデジタル信号に変換された後、分配器208aへ出力される。分配器208aは、入力された信号を、逆拡散部209aとクロック同期部210aに分配する。
逆拡散部209aは、入力された一方の信号(受信情報信号+拡散クロック信号)を逆拡散して元のクロック信号を抽出し、抽出したクロック信号をクロック同期部210aへ出力する。クロック同期部210aは、逆拡散部209aから入力されたクロック信号を用いて、入力された他方の信号について、情報信号のクロック同期をとる。
クロック同期部210aにおいてクロック同期された情報信号は、AMF214aにおいて適応整合処理が施され、合成器215へ出力される。なお、AMF214aは公知であり、AMF214aは、適応整合処理として、伝送路応答を推定し、その逆特性を入力信号に畳み込む処理を施す。
他のブランチ、すなわち、受信部202b〜202dへ入力された信号についても、それぞれ同様の処理がなされ、AMF214b〜214dの出力が合成器215に入力される。
合成器215は、各ブランチから入力された4波の信号をダイバーシティ合成する。合成器215では、ダイバーシティ合成として、4つのダイバーシティブランチの中から受信レベルの最も高いブランチを選択する(選択合成)。あるいは、合成器215は、各ブランチの信号を同相化し、重み付け合成して出力する(最大比合成、あるいは、重み付けの値を同一とする)。
合成器215から出力された信号は、判定帰還形等化器(DFE:Decision Feedback Equalizer)216に供給される。DFE216は、公知の構成とされ、過去シンボルの判定値を用いて、合成器215の出力信号から符号間干渉(遅延波成分)を除去し、復調部211へ出力する。DFE216は、例えば、等化フィルタ部、等化フィルタ部の出力からデータを判定する判定部、等化フィルタ部の出力と参照信号の誤差を計算する等化誤差推定部、誤差が最小となるように等化フィルタ部のタップ利得を制御するタップ利得制御部等によって構成される。
復調部211は、入力された信号を復調して復号部212へ出力する。復号部212は、復調された信号をLDPC復号し、情報信号として、不図示の情報処理部等へ出力する。
なお、図9の無線受信装置200Bは、移動端末に実装されてもよい。この場合、受信用の受信空中線201a、201bは、λ/2(λは波長)以上離れていれば、ブランチ間の相関は低くなり、十分なダイバーシティ効果が得られる。
本実施形態によれば、ダイバーシティ技術、適応等化技術等により、フェージング変動に対して、受信特性を改善することができる。
本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
この出願は、2014年2月28日に出願された日本出願特願2014−038949を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本願発明は、マルチパスフェージングが生じる伝搬路での通信に適用して好適とされる。また、本発明の活用例として、対流圏散乱伝搬通信または陸上移動通信等に適用可能である。
1 無線送信装置
2 無線受信装置
11 クロック生成部
12 拡散部
13 加算器
14 送信部
21 受信部
22 分配器
23 逆拡散部
24 クロック同期部
100、100B、100C 無線送信装置
101 符号化部
102 変調部
103 クロック生成部
104、104、104 加算器
105 拡散部
106、106、106 DA変換器
107、107、107 フィルタ
108、108a、108b 送信部
109、109、109 ミキサ
110 局部発振器
111 周波数変換部
112、112a、112b 電力増幅器
113、113a、113b 送信空中線
114 移相器
115 加算器
200、200B 無線受信装置
201 受信空中線
202、202a、202b、202c、202d 受信部
203 低雑音増幅器
204 ミキサ
205 搬送波再生回路
206、206a、206b、206c、206d フィルタ
207、207a、207b、207c、207d AD変換器
208、208a、208b、208c、208d 分配器
209、209a、209b、209c、209d 逆拡散部
210、210a、210b、210c、210d クロック同期部
211 復調部
212 復号部
213a、213b 周波数分配器
214a、214b、214c、214d 適応整合フィルタ
215 合成器
216 DFE
1051 PNコード発生器
1052 乗算器
2090 乗算器
2091 レプリカPNコード発生器
2092 累算器
2093 加算器
2094 D型レジスタ
2095 判定回路
2096 タイミング発生回路
2097 タップ付遅延線
2098 乗算器
2099 加算器

Claims (10)

  1. クロック信号を生成するクロック生成手段と、
    前記クロック信号に拡散符号を掛け合わせ、スペクトラムを拡散させた拡散クロック信号を生成する拡散手段と、
    情報信号と前記拡散クロック信号とを重ね合わせる加算器と、
    前記加算器の出力信号を周波数変換して、無線信号を無線送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする無線送信装置。
  2. 前記加算器は、変調手段で変調された情報信号と、前記拡散クロック信号を重ね合わせる、ことを特徴とする請求項1記載の無線送信装置。
  3. 前記クロック信号は、シンボルレートを規定するタイミングクロック信号として前記変調手段に供給される、ことを特徴とする請求項2記載の無線送信装置。
  4. 情報信号と拡散クロック信号を重ね合わせた信号を含む無線信号を受信して周波数変換し、受信信号として出力する受信手段と、
    前記出力された受信信号を、2系統に分配する分配器と、
    前記分配された一方の受信信号に拡散符号を掛け合わせてスペクトラムを逆拡散し、クロック信号を抽出する逆拡散手段と、
    前記分配された他方の受信信号に対し、前記抽出されたクロック信号を用いてクロック同期させるクロック同期手段と、
    を備えることを特徴とする無線受信装置。
  5. 前記クロック同期された情報信号を、復調手段で復調する、ことを特徴とする請求項4記載の無線受信装置。
  6. 前記復調手段は、シンボルレートを規定するタイミングクロック信号として、前記抽出されたクロック信号を用いる、ことを特徴とする請求項5記載の無線受信装置。
  7. 無線信号を無線送信する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線送信装置と、
    前記無線信号を受信する請求項4乃至6のいずれか1項に記載の無線受信装置と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  8. 送信側において、
    クロック信号に拡散符号を掛け合わせスペクトラムを拡散させた拡散クロック信号を生成し、
    情報信号と前記拡散クロック信号とを重ね合わせた信号を周波数変換して無線信号を無線送信し、
    受信側において、
    前記無線信号を受信して周波数変換して2系統に分配し、
    前記分配された一方の無線信号に拡散符号を掛け合わせてスペクトラムを逆拡散することで前記クロック信号を抽出し、
    前記分配された他方の無線信号に対し、前記抽出したクロック信号を用いてクロック同期させる、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  9. 前記送信側では、変調された情報信号と前記拡散クロック信号とを重ね合わせ、
    前記受信側では、クロック同期された情報信号を、抽出されたクロック信号に基づき、復調する、
    ことを特徴とする請求項8記載の無線通信方法。
  10. 前記クロック信号を、シンボルレートを規定するタイミングクロック信号として用いることによって、前記変調および前記復調を施す、
    ことを特徴とする請求項9記載の無線通信方法。
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