JPWO2015099089A1 - 体内埋込スペーサー - Google Patents

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Abstract

体内に留置可能で、留置後に容易に摘出可能なスペーサーを提供する。体内埋込スペーサーは、一又は複数箇所で折り返されて若しくは折り曲げられて、相互に隣接する部分区間を形成するチューブと、前記チューブの形状を維持するために、前記部分区間を横断する方向に沿って設けられる固定糸と、解除可能な状態で前記固定糸を係止するためのトリガー糸とを備える。

Description

本発明は、体内埋込スペーサーに関する。
悪性腫瘍などに対する治療法の1つとして、粒子線治療がある。粒子線治療は、重粒子などの粒子線を悪性腫瘍などに照射することで、悪性腫瘍などの細胞を死滅させる治療法である。粒子線治療では、悪性腫瘍などの周囲の正常な器官等にも粒子線が照射されることにより、悪性腫瘍などの周囲の正常な器官等が損傷することがある。
粒子線治療では、腫瘍と接する位置に消化管があると腫瘍に照射された粒子線によって消化管が損傷し、消化管穿孔を起こすおそれがあるため、腫瘍と消化管(腸管)との間に空間を作成することによって消化管に粒子線の線量が集中しない工夫が求められる。そこで、粒子線による消化管の損傷を低減するため、腫瘍と正常な組織との間にスペーサーを埋め込むことが行われている。
図1は、体内における腫瘍と正常な器官等との間に埋め込まれるスペーサーの例を示す図である。図1の例では、腫瘍と正常な器官等との間に、スペーサーが埋め込まれている。また、腫瘍に対して体外から粒子線が照射されている。粒子線が照射される範囲である照射野の大きさは、腫瘍の大きさよりも大きくなる。腫瘍と正常な器官等との間にスペーサーが埋め込まれることで、腫瘍に照射される粒子線が、正常な器官等に照射されることを低減する。
国際公開第2011/055670号 特開平11−253564号公報
通常、腫瘍と腸管(消化管)との間に作成された空間を埋めるスペーサーとしてゴアテックスなどの人工物が使用される。スペーサーとしての人工物は、粒子線照射前に、開腹手術をして、体内に埋め込まれる。人工物は、身体にとって異物であるため、治療後に体外に摘出することが求められる。治療後に人工物を摘出する際には、改めて開腹手術をすることが求められる。開腹手術は、患者にとって負担となるため、開腹手術の回数を低減することが求められる。
また、腫瘍と正常な器官である消化管との間に空間を作成するために、腫瘍から正常な器官である消化管を剥離する際に腸管の損傷があると、感染を起こすことがある。このため、腸管に損傷がある場合、腸管に感染がある場合には、人工物を体内に留置することは難しい。
本発明は、体内に留置可能で、留置後に容易に摘出可能な体内埋込スペーサーを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
一又は複数箇所で折り返されて若しくは折り曲げられて、相互に隣接する部分区間を形成するチューブと、
前記チューブの形状を維持するために、前記部分区間を横断する方向に沿って設けられる固定糸と、
解除可能な状態で前記固定糸を係止するためのトリガー糸とを備える
体内埋込スペーサーとする。
本発明によれば、体内に留置可能で、留置後に容易に摘出可能な体内埋込スペーサーを提供することができる。
図1は、腫瘍と正常な器官等との間に埋め込まれるスペーサーの例を示す図である。 図2は、スペーサーの構成例を示す図である。 図3は、スペーサーのチューブの例を示す図である。 図4は、折り返し部分で折り返したチューブの例を示す図である。 図5は、第1固定糸の例を示す図である。 図6は、チューブに対する第1固定糸を通す位置の例を示す図である。 図7は、チューブの中央部に第1固定糸を通した例を示す図である。 図8は、チューブの中央部に2組の固定糸を通した例を示す図である。 図9は、第1固定糸に第2固定糸を通す例を示す図である。 図10は、トリガー糸を通す位置を示す図である。 図11は、トリガー糸を第2固定糸に通す例を示す図である。 図12は、第1結び目及び第2結び目の例を示す図である。 図13は、図12の状態におけるチューブの中央部の断面図の例を示す図である。 図14は、スペーサーの製作用工具の例を示す図である。 図15は、図14のスペーサーの製作用工具の使用例を示す図である。 図16は、変形例1のスペーサーの構成例を示す図である。 図17は、変形例2のスペーサーの構成例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。開示の構成の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
〔実施形態〕
(構成例)
図2は、本実施形態のスペーサーの構成例を示す図である。図2のスペーサー1は、チューブ10、第1固定糸21、第2固定糸22、トリガー糸30を含む。1本の第1固定糸21と1本の第2固定糸22との組を、まとめて、固定糸20ともいう。図2の例では、スペーサー1は、2組の固定糸20を含むが、スペーサー1は、2組以上の固定糸20を含んでもよい。図2の例では、スペーサー1は1本のトリガー糸を含むが、スペーサー1は、複数本のトリガー糸30を含んでもよい。図2において、第1固定糸21または第2固定糸22における点線は、第1固定糸21または第2固定糸22がチューブ10の裏側を通っていることを意味する。
チューブ10は、弾性を有し、複数回折り返されている。チューブ10が複数回折り返されることによって、チューブ10の折り返された部分同士が接近または隣接して波形の構造体が形成される。以下、チューブ10が折り返されて形成される部分区間を単に部分区間と呼ぶ。また、チューブ10の両端部を除く波形の構造体をチューブ10の面状部分と呼ぶことにする。なお、波形の構造体は、筏状ということもできる。ただし、チューブ10は少なくとも1回折り返されて、隣接する部分区間が形成されたものであってもよい。また、チューブ10は、一又は複数箇所で折り曲げられて、隣接する部分区間が形成されたものであってもよい。さらに、チューブ10は、折り返し部分と折り曲げ部分の両方を含んでいてもよい。固定糸20は、チューブ10の面状部分において、チューブ10の外面に沿ってチューブ10を横断する方向に、折り返されたチューブ10の隣接する部分区間に対して、上記面状部分の一方の面から見た手前側(表面側)と背面側とを交互に縫うように通され、チューブ10の面状部分の形状を固定する。第1固定糸21と第2固定糸22とは、部分区間に対して、互いにチューブ10外面の反対面に接触するように面状部分を通される。また、第1固定糸21と第2固定糸22は、それぞれ一端で折り返され、折り返し部分でループを形成するとともに、ループを先端とする2本組の糸、すなわち、二重線形状で、面状部分を通される。そして、面状部分の一方の端のチューブ10の部分区間からさらに延伸した位置で、第1固定糸21の先端のループに第2固定糸22の先端のループが通されることにより、第1固定糸21の先端が第2固定糸22に係止される。一方、第2固定糸22の先端のループは、面状部分の一方の端のチューブ10の部分区間からさらに延伸した位置で、トリガー糸30に係止されている。
すなわち、トリガー糸30は、面状部分の一方の端から延伸した第2固定糸22の先端のループに通される。トリガー糸30と、第2固定糸22との係止の仕方に限定はない。例えば、第2固定糸22の先端のループで、第2固定糸22の2本組の糸をさらに折り返して2本組の糸それぞれにループを形成して、それぞれのループにトリガー糸30を通すようにしてもよい。このようなトリガー糸30と第2固定糸22との係止形状のため、トリガー糸30を引き抜くことで、係止が解除される。そして、トリガー糸30が、引き抜かれて、第2固定糸22から外れることにより、第1固定糸21及び第2固定糸22の係止が解除可能となる。例えば、トリガー糸30を引き抜くことで、第1固定糸21及び第2固定糸22の係止が解除される。固定糸20の係止が解除されることにより、チューブ10の形状の固定が解かれる。
面状部分における、トリガー糸30によって固定糸20が係止される側(第1側部と呼ぶ)に対して、他方の側(第2側部と呼ぶ)の端のチューブ10の部分区間と、当該部分区間に隣接する部分区間(第2側部で端から2番目の部分区間)との間では、第1固定糸21と第2固定糸22とが結ばれて、第1結び目が作られる。第1側部と第2側部とは、面状部分の両側の側部となっている。
第1結び目では、チューブ10及びトリガー糸30が容易に外れないように、第1固定糸21と第2固定糸22とが結ばれる。さらに、第2側部の端のチューブ10の部分区間の外側に、第1結び目から出た第1固定糸21及び第2固定糸22を回し、第1固定糸21と第2固定糸22とが結ばれて、第2結び目が作られる。なお、第1結び目および第2結び目の結び方に限定があるわけではない。第1結び目と第2結び目とによって、面状部分における他方の端のチューブに、固定糸20が固定される。一方、トリガー糸30が引き抜かれた時に、第1固定糸21と第2固定糸22とが、第1結び目よりトリガー糸30側で開放される。
図2の例では、トリガー糸30及びチューブ10、折り返されたチューブ10同士は、離間しているが、第1結び目の位置で固定糸20を結ぶ際に固定糸20を強く引くことで、トリガー糸30及びチューブ10、折り返されたチューブ10同士は、密着する。また、チューブ10の途中に実線と破線による楕円が記載されているが、これは、チューブ10の断面がほぼ円形であることを容易に認識できるように記載されているものであり、当該箇所でチューブが接合等されていることを示すものではない。他の図においても、同様である。
図2のスペーサー1の構成は、図2に示される例に限らず、適宜構成要素の省略、置換、追加が行われてもよい。
チューブ10として、開腹手術で用いられるドレーンと同様の、生体適合性シリコン素材からなるチューブが用いられる。チューブ10として、例えば、19Fr生体適合性シリコンチューブが使用される。チューブ10は、弾性を有し、折り曲げ可能である。チューブ10として、他の生体適合性のチューブが使用されてもよい。
固定糸20として、例えば、4−0号ナイロン糸が使用される。トリガー糸30として、例えば、0号ナイロン糸が使用される。固定糸20またはトリガー糸30として使用されるナイロン糸は、生体に使用されうる糸である。また、固定糸20またはトリガー糸30として、他の生体適合性の糸が使用されてもよい。
図3乃至図13を用いて、スペーサー1の構成について、詳細に説明する。
図3は、スペーサー1のチューブ10の例を示す図である。スペーサー1に使用されるチューブ10は、第1端部、中央部、第2端部と呼ばれる部分を有する。第1端部は、チューブ10の一方の端部である。第2端部は、チューブ10の他方の端部である。中央部は、第1端部と第2端部との間の部分である。中央部は、複数の折り返し部分を含む。中央部は、折り返し部分でほぼ180度折り返される。チューブ10の第1端部の一部は、スペーサー1が体内に埋め込まれた際、体外に導かれる。第1端部は、通常、端から30cmから40cm程度、体外に導かれる。チューブ10の中央部は、複数の折り返し部分で、折り返される。図2で説明したように、チューブ10の中央部は、固定糸20によって、固定される。図3のチューブ10の第1端部、中央部、第2端部の長さは、実際の長さを表すものではない。第1端部、中央部、第2端部の長さは、適宜、変更される。他の図におけるチューブ10についても同様である。
図4は、折り返し部分で折り返したチューブ10の例を示す図である。本実施形態において、チューブ10は、断面円形状のものが用いられている。断面円形状とは、チューブの長手方向に直交する面で当該チューブを切断した時の断面の形状が円形状であることをいう。図4の例では、チューブ10は中央部の複数の折り返し部分で、それぞれ、ほぼ180度折り返されている。また、図4の例では、チューブ10は4箇所で折り返され、チューブ10の中央部には、ほぼ平行に5列のチューブ10の部分区間が並び、波形の構造体を形成し、概略、山と谷を含む面状になっている。すなわち、断面円形状のチューブ10は、複数箇所で折り返されることで、相互に隣接する部分区間によって山状と谷状の構造体を形成する。チューブ10の中央部の5列の部分区間を、それぞれ、第2端部に近い方から、第1平行部、第2平行部、第3平行部、第4平行部、第5平行部と呼ぶ。チューブ10は、第1端部側と第2端部側とで通気可能に折り返される。通気可能にすることで、スペーサー1を体内に埋め込んだ際に、チューブ10の体外の一端(第1端部側)から陰圧をかけ、腹腔内の汚染物(血液、膿、浸出液、消化液等)を、体内に残るチューブの一端(第2端部側)から吸引して、体外に導くことができる。ただし、本発明においてチューブ10は、断面円形状のものに限定されない。例えば、チューブ10は、断面三角形状、断面四角形状、断面五角形状、その他多角形状の断面を有するものであってもよい。断面三角形状などとは、チューブの長手方向に直交する面で当該チューブを切断した時の断面の形状が三角形状などであることをいう。
図5は、第1固定糸の例を示す図である。第1固定糸21は、図2で説明したように、一端、例えば、切断された糸のほぼ中央で折り曲げられて使用される。ここでは、図5のように、折り曲げられた部分を山折部分、山折部分の反対側を解放部分とする。第2固定糸22についても第1固定糸21と同様にする。
図6は、チューブに対する第1固定糸を通す位置の例を示す図である。第1固定糸21は、図6の矢印100が示すように、第1固定糸21の山折部分を先頭にして、第1平行部の表側、第2平行部の裏側、第3平行部の表側、第4平行部の裏側、第5平行部の表側を通る。
図7は、チューブの中央部に第1固定糸を通した例を示す図である。図7のように、図6の矢印100に従って、第1固定糸21がチューブ10の中央部に通される。図7のように、第5平行部側に第1固定糸21の山折部分が存在し、第1平行部側に第1固定糸21の解放部分が存在する。第1固定糸21は、チューブ10の平行部分をチューブの長手方向とほぼ直交して通される。図7において、第1固定糸21における点線は、チューブ10の裏側を第1固定糸21が通っていることを意味する。他の図においても同様である。
図8は、チューブの中央部に2組の固定糸を通した例を示す図である。第1固定糸21については、図7に示す例と同じである。第2固定糸22は、第2固定糸22の山折部分を先頭にして、第1平行部の裏側、第2平行部の表側、第3平行部の裏側、第4平行部の表側、第5平行部の裏側を通る。第2固定糸22は、第1固定糸21と互い違いになるように、チューブ10の平行部分をチューブの長手方向とほぼ直交して通される。第5平行部側に第2固定糸22の山折部分が存在し、第1平行部側に第2固定糸22の解放部分が存在する。このように、固定糸20(第1固定糸21及び第2固定糸22)は、折り返されたチューブ10の形状をより強く維持するために、部分区間を横断する方向で山状と谷状の構造に沿って設けられていることが好ましい。つまり、固定糸20は、チューブの外面に密着して取り付けられていることが好ましい。
図9は、第1固定糸に第2固定糸を通す例を示す図である。第1固定糸21の山折部分の内側に、第2固定糸22の山折部分が通される。これにより、第1固定糸21が第2固定糸22で係止される。
図10は、トリガー糸を通す位置の例を示す図である。トリガー糸30は、第2固定糸22の山折部分を折り返して作られる2つの輪の中に通される。図10の例では、第2固定糸22を紙面裏側に折り返し、2つの輪を作る(図10の「A」と「B」)。次に、トリガー糸30を、図10の「A」の輪の紙面裏側から表側に向けて通し、さらに、「B」の輪の紙面表側から裏側に向けて通す。複数の第2固定糸22が存在する場合は、これを繰り返す。
図11は、トリガー糸を第2固定糸に通す例を示す図である。トリガー糸30が第2固定糸に通されることによって、第2固定糸22がトリガー糸によって係止される。また、トリガー糸が引き抜かれると、第2固定糸22が開放される。さらに、第2固定糸22が開放されるのにともなって、第1固定糸21も開放される。トリガー糸30の第2固定糸22への通し方は、これに限定されるものではない。例えば、トリガー糸30が単に第2固定糸の山折部分の内側を通ってもよい。この状態で、チューブ10が第1端部側から引っ張られると、折り返し部分が伸ばされて、チューブ10の形状が元の形状に戻る。
図12は、第1結び目及び第2結び目の例を示す図である。第1固定糸21及び第2固定糸22は、チューブ10の第1平行部の周囲の2箇所で結ばれて、第1平行部に固定される。2箇所の結ばれる箇所を、第1結び目、第2結び目とする。第1結び目は、第1平行部と第2平行部との間に存在する。第2結び目は、第1結び目と第1平行部を挟んで反対側に存在する。第1結び目では、トリガー糸、第5平行部、第4平行部、第3平行部、第2平行部が、容易に外れないように、第1固定糸21と第2固定糸22とが結ばれる。結び方は特に限定されない。図12の例では、トリガー糸30及び中央部のチューブ10、中央部のチューブ10同士は、離間しているが、第1結び目の位置で固定糸20を結ぶ際に固定糸20を引くことで、トリガー糸30及びチューブ10、隣接した折り返されたチューブ10同士は、密着する。第2結び目では、チューブ10の第1平行部に、固定糸20が固定されるように、第1固定糸21と第2固定糸とを結ぶ。ただし、第1結び目及び第2結び目では、チューブ10の内部の空間が、潰されて無くならないように第1固定糸21と第2固定糸とが結ばれる。これによって、チューブ10の第1端部と第2端部との間で、通気可能にされる。
第1固定糸21及び第2固定糸22の解放部分を、第1平行部と第2平行部との間の第1結び目の位置まで折り返して、第1結び目の位置に結び目を作ることで、第2結び目の位置に結び目を作ることなく、第1固定糸21及び第2固定糸22をチューブ10の第1平行部に固定してもよい。
図13は、図12の状態におけるチューブの中央部の断面図の例を示す図である。図13では、第1固定糸は実線で、第2固定糸22は点線で、示されている。第1結び目は、第1平行部と第2平行部との間に存在し、第2結び目は、第1結び目と第1平行部を挟んで反対側に存在する。
スペーサー1は、図12や図13に示すような構成をしている。チューブ10の折り返し回数や、固定糸20の数は、スペーサー1の大きさによって、適宜変更され得る。また、第2固定糸22の本数が多くなると、トリガー糸30と第2固定糸22との間の摩擦が大きくなり、トリガー糸30を引き抜きにくくなるおそれがある。この場合、トリガー糸30の本数を増やすことができる。複数本のトリガー糸30にすることで、トリガー糸30を引き抜きにくくなることを防ぐことができる。また、トリガー糸30の第2固定糸22への通し方を変更することで、トリガー糸30と第2固定糸22との間の摩擦を減らしてもよい。
図14は、スペーサーの製作用工具の例を示す図である。スペーサーの製作用工具は、支持台と、複数の棒とを含む。複数の棒の長さは、ほぼ同じである。複数の棒は、平行になるように、ほぼ等間隔に並べられ、棒の一方の端が、支持台によって固定される。棒と支持台の固定の仕方に限定がある訳ではない。例えば、棒の端部を雄ねじ状にねじ山を形成し、支持台に設けたねじ穴にねじ止めしてもよい。また、棒の端部を先細りのテーパー状として、支持台に設けた穴に嵌合してもよい。棒を支持台に固定するための補助部材、例えば、断面L字型の金具等を用いてもよい。棒として、変形しにくい金属などが用いられる。図14の例では、棒の本数は、4本であるが、4本に限定されるものではない。図14において、それぞれの棒を、左側から、第1棒、第2棒、第3棒、第4棒とする。
図15は、図14のスペーサーの製作用工具の使用例を示す図である。図15の例では、スペーサーの製作用工具には、チューブ10が取り付けられている。チューブ10は、第1端部の側から、第1棒の裏側、第2棒の表側、第3棒の裏側、第4棒の表側を通っている。さらに、チューブ10は、折り返されて、第4棒の裏側、第3棒の表側、第2棒の裏側、第1棒の表側を通り、再び、折り返されている。同様にして、合計4回折り返されて、チューブ10が、スペーサーの製作用工具に取り付けられている。図15において、棒の中の点線は、チューブ10が棒の表側を通っていることを表している。
ここで、支持台の側(第2端部の側)から、第4棒に沿って、支持台と反対側に向かって、第1固定糸21を通すことで、図7のように、第1固定糸21をチューブ10の中央部に通すことができる。同様にして、第3棒に沿って、支持台の側から、第2固定糸22を支持台と反対側に向かって通すことで、図8のように、第2固定糸22をチューブ10の中央部に通すことができる。図14のスペーサーの製作用工具を使用することで、容易にチューブ10の間に固定糸20を通すことができる。固定糸を通した後に、支持台を引き抜くことで、チューブ10と固定糸20とを図8のような状態にすることができる。また、製作用工具にチューブ10を固定したまま、固定糸を通し、トリガー糸を通し、第1結び目を作り、第2結び目を作った後に、製作されたスペーサー1を製作用工具から取り外してもよい。
また、スペーサーの製作用工具の棒の裏側の位置に、製作しようとするスペーサーの実物大の設計図を置いておくことができる。実物大の設計図をスペーサーの製作用工具の棒の裏側の位置に置くことで、設計図に合わせて、スペーサーを製作することが容易になる。
製作後、体内に埋め込む前に、スペーサー1は、無菌滅菌処理されることが望ましい。無菌滅菌処理の方法は、特に限定されない。
(使用例)
スペーサー1は、開腹手術によって、図1と同様に、体内の腫瘍と正常な器官等との間に埋め込まれる。腫瘍は、粒子線等を照射する対象である。スペーサー1により体内の腫瘍と正常な器官等との間に空間を形成することで、粒子線治療等の際に粒子線等が正常な器官等に照射されないようにする。スペーサー1のチューブ10の一端(図2のチューブ10の左端の一端)及びトリガー糸30の一端(図2のトリガー糸の左端の一端)は、体外に導かれて固定される。チューブ30は、体表面に開けた穴から体外に導かれる。チューブ30を体外に導く方法は、開腹手術でドレーンチューブを体外に導く方法と同様である。スペーサー1の大きさがスペーサー1を埋め込む位置の大きさに合わせられて、スペーサー1は製作される。
体外に導かれたチューブ10の一端に、陰圧パックを接続することなどにより、チューブ10に陰圧をかけ、腹腔内の汚染物(血液、膿、浸出液、消化液等)を、体内に残るチューブの一端から吸引して、体外に導くことができる。腹腔内の汚染物を体外に誘導することで、腹腔内の感染を制御することができる。従って、腸管等に損傷がある場合、腸管等に感染がある場合であっても、スペーサー1を体内に埋め込むことができる。スペーサー1は、特に、照射による損傷を受けやすい腸、胃等の消化管と腫瘍とを隔離する場合において、好適である。
スペーサー1は、重粒子線治療、放射線治療、陽子線治療、IMRT(Intensity-Modulated Radiation Therapy: 強度変調放射線治療)、などの際のスペーサーとして使用可能である。
治療後に、スペーサー1を体外に取り出すには、次の手順で行う。(1)体外のトリガー糸30を引いて、トリガー糸30をすべて体外に取り出す。これにより、第2固定糸22がトリガー糸30から外れる。また、第1固定糸21も第2固定糸22から容易に外れるようになる。(2)チューブ10を引いて、チューブ10をすべて体外に取り出す。このとき、チューブ10には、第1結び目および第2結び目によって、固定糸20が固定されているため、チューブ10を取り出すのに伴って、固定糸20も取り出される。トリガー糸30が引き抜かれた時に、第1固定糸21と第2固定糸22とが、第1結び目よりトリガー糸30側で開放される。このため、チューブ10の弾性によりチューブ10の各平行部同士の密着が解かれ、チューブ10は1本のチューブとして取り出される。これにより、再度の開腹手術をすることなく、スペーサー1のすべてが体外に取り出される。
(実施形態の作用、効果)
本実施形態のスペーサーは、感染を伴う術野でも留置が可能で、留置後に開腹手術を行わなくても摘出可能である。スペーサー1の材料は、通常、手術において腹腔内で使用されている素材を用いて作成可能であるため、安全である。
スペーサー1のチューブ10の面状部分が、腸管などの正常な器官等と腫瘍との間に空間を形成することで、腸管などの正常な器官等に粒子線等が照射されないようにすることができる。
スペーサー1のチューブ10の両端間で通気可能であるため、スペーサー1のチューブ10に陰圧をかけて腹腔内の汚染物を体外に導くことで感染を制御できるため、スペーサー1は感染創がある部位にも使用され得る。
(変形例1)
ここで、上記のスペーサー1の変形例1を説明する。変形例1は、上記のスペーサー1と共通点を有する。ここでは、主に、変形例1とスペーサー1との相違点ついて説明し、共通点については説明を省略する。
図16は、変形例1のスペーサーの構成例を示す図である。図16のスペーサー1Aは、チューブ10、第1固定糸21、第2固定糸22、トリガー糸30を含む。1本の第1固定糸21と1本の第2固定糸22との組を、まとめて、固定糸20ともいう。図16のスペーサー1Aは、2本のチューブ10を含む。図16のスペーサー1Aは、図2のスペーサー1の2つ分を、1つのトリガー糸30で結合している。スペーサー1Aの各チューブの形状は、スペーサー1と同様である。即ち、各チューブ10は、2つの端部と、当該端部の間の面状に形成された面状部分とを含む。また、スペーサー1と同様に、固定糸20が、第1結び目及び第2結び目により、各チューブ10に固定される。また、各チューブ10は、固定糸20がチューブ10の外面に沿って、チューブ10の手前側と背面側とを交互に縫うように通されることによって面状部分の形状を維持される。図16の例では、スペーサー1Aは、各チューブ10に対して、2組の固定糸20を含むが、スペーサー1Aは、各チューブ10に対して、2組以上の固定糸20を含んでもよい。一方のチューブ10の固定糸20がトリガー糸30に係止される部分と他方のチューブ1の固定糸20がトリガー糸30に係止される部分が隣接し、かつ、一方のチューブ10の第2結び目と他方のチューブの第2結び目とが互いに最も離れるように各チューブ10を配置して、共通のトリガー糸30が、各スペーサー1の固定糸20を係止する。図16の例では、各チューブ10の形状を維持する固定糸が、1本のトリガー糸30で係止されている。固定糸20の係止の方法は、上記のスペーサー1と同様である。図16の例では、隣接するチューブ同士の間隔が空いているが、実際には隣接するチューブ同士が密着するように形成される。これによって、2つのチューブ10による面状部分が一体化して、より大きな面状部分が形成される。
スペーサー1Aの各チューブ10の一端(図16の各チューブ10の左端の一端)及びトリガー糸30の一端(図16のトリガー糸30の左端の一端)は、体外に導かれて固定される。チューブ30は、体表面に開けた穴から体外に導かれる。
図16の例では、各固定糸20は、結び目を設けたチューブの外面のみを縫うように通されているが、各固定糸20は、結び目を設けたチューブ以外のチューブの外面も縫うように通されてもよい。このようにすることで、2つのチューブがより安定して密着することができる。
スペーサー1Aのように、2つのチューブ10を使用することで、より大きなスペーサーを作成することができる。また、スペーサー1Aのように、2つのチューブ10が用いられることで、腹腔内の2箇所から、腹腔内の汚染物を体外に導くことができる。また、スペーサー1Aでは、例えば、一方のチューブ10が何らかの原因により通気不能になったとしても、他方のチューブ10を使用することにより、腹腔内の汚染物を体外に導くことができる。
(変形例2)
ここで、上記のスペーサー1の変形例2を説明する。変形例2は、上記のスペーサー1と共通点を有する。ここでは、主に、変形例2とスペーサー1との相違点ついて説明し、共通点については説明を省略する。
図17は、変形例2のスペーサーの構成例を示す図である。図17のスペーサー1Bは、チューブ10、第1固定糸21、第2固定糸22、トリガー糸30を含む。図17のスペーサー1Bのチューブ10は、2つの端部と、当該端部の間の渦巻状に形成された渦巻状部分とを含む。スペーサー1Bの渦巻状部分は、スペーサー1の面状部分に対応する。このように、スペーサー1Bは、チューブ10を折り曲げたり折り返したりすることによって渦巻状に形成されていてもよい。スペーサー1Bでは、チューブ10の渦巻状部分が第1固定糸21及び第2固定糸22によって渦巻き形状を維持される。チューブ10の渦巻状部分は、ほぼ平面上で、中心部のチューブの周囲をチューブで取り巻くようにして形成される。固定糸20は、チューブ10の渦巻状部分の最外周の周囲で第1結び目及び第2結び目により固定される。チューブ10の渦巻状部分は、固定糸20が渦巻状部分の外周側から中心に向かって、チューブ10の外面に沿って、渦巻状のチューブ10の手前側と背面側とを交互に縫うように通されることによって形状を維持される。チューブ10の渦巻状部分は、複数の固定糸20によって形状を維持される。図17の例では、固定糸20の組数は4組であるが、固定糸20の組数は4組限定されるものではない。各固定糸20は、トリガー糸30によって、係止される。図17の例では、隣接するチューブ同士の間隔が空いているが、実際には隣接するチューブ同士が密着するように形成される。
スペーサー1Bのチューブ10の一方の端部は、渦巻状部分の中心部から渦巻状部分の外周の外側に延伸される。トリガー糸30は、渦巻状部分の中心部にから延伸されるチューブ10に沿って配置される。渦巻状部分の中心部から外側に延伸されるチューブ10の一方の端部(図17のチューブ10の左端の一端)は、トリガー糸30の一端(図17のトリガー糸30の左端の一端)とともに、体外に出される。チューブ10の他方の端部は、渦巻状部分の外周から、外周の接線方向に向けて延伸される。チューブ10の他方の端部は、体内に置かれる。
スペーサー1Bのようにすることで、チューブ10の一方の端部を、スペーサー1Bの渦巻状部分の中心付近から取り出すことができる。身体等の状況に応じて、スペーサー1、スペーサー1A、または、スペーサー1Bを使用することで、スペーサーの設置位置やチューブを引き出す身体の位置の自由度が増す。
上記の実施形態、各変形例は、可能な限り組み合わせられ得る。各スペーサーは、体内埋込スペーサーの一例である。
1 スペーサー
10 チューブ
20 固定糸
21 第1固定糸
22 第2固定糸
30 トリガー糸
1A スペーサー
1B スペーサー

Claims (8)

  1. 一又は複数箇所で折り返されて若しくは折り曲げられて、相互に隣接する部分区間を形成するチューブと、
    前記チューブの形状を維持するために、前記部分区間を横断する方向に沿って設けられる固定糸と、
    解除可能な状態で前記固定糸を係止するためのトリガー糸とを備える
    体内埋込スペーサー。
  2. 前記固定糸は、第1固定糸と第2固定糸とを含み、前記各部分区間において第1固定糸と第2固定糸とが互いにチューブの反対側の外面に接するように設けられる請求項1に記載の体内埋込スペーサー。
  3. 第1固定糸と第2固定糸とは、それぞれ、前記複数の隣接する部分区間について、前記構造体の一方の面に対する表側と背面側とに交互に設けられる請求項2に記載の体内埋込スペーサー。
  4. 前記チューブは、両端間で通気可能に、折り返される
    請求項1から3のいずれか1項に記載の体内埋込スペーサー。
  5. 前記固定糸によって形状を維持される前記チューブを2組含み、前記チューブの形状を維持する各前記固定糸はそれぞれ前記トリガー糸によって係止される
    請求項1から4のいずれか1項に記載の体内埋込スペーサー。
  6. 前記チューブの形状は、渦巻状に形成される
    請求項1から4のいずれか1項に記載の体内埋込スペーサー。
  7. 一又は複数箇所で折り返されて若しくは折り曲げられて、相互に隣接する部分区間を形成するチューブと、前記チューブの形状を維持するために、前記部分区間を横断する方向に沿って設けられる固定糸と、解除可能な状態で前記固定糸を係止するためのトリガー糸とを備える体内埋込スペーサーを、前記チューブの一端と前記トリガー糸の一端とを体外に導いて体内に埋め込み、
    前記トリガー糸の前記一端を引いて前記トリガー糸を体外に取り出すことで、前記固定糸を解除し、
    前記チューブの前記一端を引いて前記チューブ及び前記固定糸を体外に取り出すことを含む、
    体内埋込スペーサー取り出し方法。
  8. 一又は複数箇所で折り返されて若しくは折り曲げられて、相互に隣接する部分区間を形成するチューブと、前記チューブの形状を維持するために、前記部分区間を横断する方向に沿って設けられる固定糸と、解除可能な状態で前記固定糸を係止するためのトリガー糸とを備え、前記チューブが両端間で通気可能に折り返される体内埋込スペーサーを、前記チューブの一端と前記トリガー糸の一端とを体外に導いて体内に埋め込み、
    前記チューブの前記一端に陰圧をかけて、前記チューブの他端から前記体内の汚染物を体外に吸引することを含む、
    体内埋込スペーサーによる汚染物吸引方法。
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