JPWO2015060172A1 - 通信制御方法、ネットワーク装置、及び基地局 - Google Patents

通信制御方法、ネットワーク装置、及び基地局 Download PDF

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Abstract

通信制御方法は、オフ対象セル#2をオフ状態に設定する場合に、近隣セル#1の送信電力を上昇させることによりオフ対象セル#2のカバレッジを近隣セル#1が補うための方法である。通信制御方法は、オフ対象セル#2に接続するUE100が、近隣セル#1からの無線信号の受信電力である近隣セル受信電力をオフ対象セル#2に通知するステップと、オフ対象セル#2を介して近隣セル受信電力を取得するサーバ400が、取得した近隣セル受信電力に基づいて、近隣セル#1の送信電力の上昇量を決定するステップと、を備える。

Description

本発明は、移動通信システムにおいて用いられる通信制御方法、ネットワーク装置、及び基地局に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、ネットワークの消費電力を削減する省電力(エナジーセービング)技術が導入されている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、通信トラフィックの少ない夜間などにおいて、基地局が管理しているセルをオフ状態(Deactivate)に設定する。
また、3GPPでは、リリース12以降において、改良されたエナジーセービング技術が導入される予定である。例えば、一のセルをオフ状態に設定する場合に、近隣セルの送信電力を上昇させる。これにより、オフ状態に設定されるセル(以下、「オフ対象セル」という)のカバレッジを近隣セルが補うように、近隣セルのカバレッジを拡張できる。
3GPP技術報告書 「TR 36.927 V11.0.0」 2012年9月
上述したセルカバレッジ拡張手法においては、近隣セルの送信電力の上昇量が不適切である場合には、オフ対象セルに接続する全てのユーザ端末を必ずしも近隣セルのカバレッジに含めることができない。その結果、ユーザ端末において通信断が生じる問題がある。
そこで、本発明は、オフ対象セルのカバレッジを近隣セルが適切に補うことができる通信制御方法、ネットワーク装置、及び基地局を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る通信制御方法は、オフ対象セルをオフ状態に設定する場合に、近隣セルの送信電力を上昇させることにより前記オフ対象セルのカバレッジを前記近隣セルが補うための方法である。前記通信制御方法は、ネットワーク装置が、前記オフ対象セルに接続するユーザ端末から、前記近隣セルからの無線信号の受信電力である近隣セル受信電力を取得するステップAと、前記ネットワーク装置が、前記近隣セル受信電力に基づいて、前記近隣セルの送信電力の上昇量を決定するステップBと、を備える。
第2の特徴に係るネットワーク装置は、オフ対象セルをオフ状態に設定する場合に、近隣セルの送信電力を上昇させることにより前記オフ対象セルのカバレッジを前記近隣セルが補うための装置である。前記ネットワーク装置は、前記オフ対象セルに接続するユーザ端末から通知される近隣セル受信電力を、前記オフ対象セルを介して取得し、前記取得した近隣セル受信電力に基づいて、前記近隣セルの送信電力の上昇量を決定する。
第3の特徴に係る基地局は、送信電力の上昇が可能な基地局である。前記送信電力の上昇は、前記基地局が管理するセル以外のセルに接続しているユーザ端末の近隣セル受信電力に基づくものである。前記近隣セル受信電力は、前記基地局が管理するセルからの無線信号の受信電力を含む。
実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 実施形態に係るUEのブロック図である。 実施形態に係るeNBのブロック図である。 実施形態に係るサーバのブロック図である。 実施形態に係る無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 実施形態に係る無線フレームの構成図である。 実施形態に係る動作環境を示す図である。 実施形態に係るサーバの処理概要を説明するための図である。 実施形態に係るセル拡張動作を説明するための図である。 実施形態に係る動作シーケンス図である。 実施形態に係るサーバにおける処理内容を説明するための図である(その1)。 実施形態に係るサーバにおける処理内容を説明するための図である(その2)。 実施形態に係るメッセージ構成を説明するための図である。 実施形態の変更例を説明するための図である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る通信制御方法は、オフ対象セルをオフ状態に設定する場合に、近隣セルの送信電力を上昇させることにより前記オフ対象セルのカバレッジを前記近隣セルが補うための方法である。前記通信制御方法は、前記オフ対象セルに接続するユーザ端末が、前記近隣セルからの無線信号の受信電力である近隣セル受信電力を前記オフ対象セルに通知するステップAと、前記オフ対象セルを介して前記近隣セル受信電力を取得するネットワーク装置が、前記取得した近隣セル受信電力に基づいて、前記近隣セルの送信電力の上昇量を決定するステップBと、を備える。
実施形態では、前記オフ対象セルに複数のユーザ端末が接続する場合に、前記ステップAにおいて、前記複数のユーザ端末のそれぞれは、前記近隣セル受信電力を前記オフ対象セルに通知し、前記ステップBにおいて、前記ネットワーク装置は、前記複数のユーザ端末のそれぞれについて取得した前記近隣セル受信電力に基づいて、前記複数のユーザ端末の全てを前記近隣セルのカバレッジに含めるように、前記近隣セルの送信電力の上昇量を決定する。
実施形態では、前記近隣セルは、第1基地局により管理されている。前記オフ対象セルは、第2基地局により管理されている。前記ネットワーク装置は、前記第1基地局及び前記第2基地局と通信可能なサーバである。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記ネットワーク装置が、前記決定した近隣セルの送信電力の上昇量を示す電力制御情報を前記第1基地局に通知するステップと、前記電力制御情報を受信した前記第1基地局が、前記受信した電力制御情報に基づいて前記近隣セルの送信電力を上昇させるステップと、をさらに備える。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記近隣セルが送信電力を上昇させるべき時刻である電力上昇時刻を示す情報を前記ネットワーク装置から前記第1基地局に通知するステップと、前記オフ対象セルをオフ状態に設定すべき時刻であるオフ時刻を示す情報を前記ネットワーク装置から前記第2基地局に通知するステップと、をさらに備える。
実施形態では、前記オフ対象セル及び前記近隣セルは、同一の周波数に属している。前記電力上昇時刻及び前記オフ時刻は、略等しい時刻に設定される。
実施形態では、前記通信制御方法は、前記電力上昇時刻において前記第1基地局が前記近隣セルの送信電力を上昇させるステップと、前記オフ時刻において前記第2基地局が前記オフ対象セルをオフ状態に設定するステップと、前記オフ対象セルに接続する前記ユーザ端末が前記オフ対象セルから前記近隣セルへのハンドオーバを行うステップと、をさらに備える。
実施形態に係るネットワーク装置は、オフ対象セルをオフ状態に設定する場合に、近隣セルの送信電力を上昇させることにより前記オフ対象セルのカバレッジを前記近隣セルが補うための装置である。前記ネットワーク装置は、前記オフ対象セルに接続するユーザ端末から通知される近隣セル受信電力を、前記オフ対象セルを介して取得する制御部を備える。前記制御部は、前記取得した近隣セル受信電力に基づいて、前記近隣セルの送信電力の上昇量を決定する。
[実施形態]
以下において、本発明をLTEシステムに適用する場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。図1に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、セル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための計測制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20によりLTEシステムのネットワークが構成される。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。SGWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。
また、EPC20は、サーバ400を含む。サーバ400は、例えばオペレータにより管理される保守監視サーバである。サーバ400の構成については後述する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、複数のアンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150は記憶部に相当する。プロセッサ160(及びメモリ150)は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
複数のアンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ101から送信する。また、無線送受信機110は、複数のアンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、該操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示すUE位置情報(経度・緯度など)を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、複数のアンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。メモリ230は記憶部に相当する。プロセッサ240(及びメモリ230)は、制御部を構成する。
複数のアンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換して複数のアンテナ201から送信する。また、無線送受信機210は、複数のアンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して近隣eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、サーバ400のブロック図である。図4に示すように、サーバ400は、ネットワークインターフェイス410、メモリ420、及びプロセッサ430を備える。メモリ420は記憶部に相当する。プロセッサ430(及びメモリ420)は、制御部を構成する。
ネットワークインターフェイス410は、eNB200との通信に用いられる。メモリ420は、プロセッサ430により実行されるプログラム、及びプロセッサ430による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ430は、メモリ420に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサ430は、後述する各種の処理を実行する。
図5は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図5に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式)及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御信号(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100は接続状態(RRC接続状態)であり、そうでない場合、UE100はアイドル状態(RRCアイドル状態)である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図6は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図6に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのサブキャリア及び1つのシンボルによりリソースエレメントが構成される。
UE100に割り当てられる無線リソースのうち、周波数リソースはリソースブロックにより構成され、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により構成される。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に制御信号を伝送するための物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)として使用される領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主にユーザデータを伝送するための物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)として使用できる領域である。また、セル固有参照信号などの参照信号(RS)が分散して配置される。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に制御信号を伝送するための物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)として使用される領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主にユーザデータを伝送するための物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)として使用できる領域である。
(実施形態に係る通信制御方法)
実施形態に係る通信制御方法は、改良されたエナジーセービング技術に関する。例えば、一のセルをオフ状態に設定する場合に、近隣セルの送信電力を上昇させる。これにより、オフ状態に設定されるセル(オフ対象セル)のカバレッジを近隣セルが補うように、近隣セルのカバレッジを拡張する。
図7乃至図9を用いて、実施形態に係る通信制御方法を説明する。図7は、実施形態に係る動作環境を示す図である。図8は、実施形態に係るサーバ400の処理概要を説明するための図である。図9は、実施形態に係るセル拡張動作を説明するための図である。
図7に示すように、セル#1乃至セル#3が隣接して配置されており、セル#1乃至セル#3を異なるeNB200(eNB200−1乃至200−3)が管理する動作環境を想定する。セル#1乃至セル#3は、同じ周波数に属する。セル#1には、UE100が接続している。
また、セル#2及びセル#3はオフ対象セルであり、セル#1は近隣セルである。以下においては、オフ対象セル(セル#2及びセル#3)のうち主としてセル#2に着目して説明する。
サーバ400は、eNB200−1乃至200−3との通信が可能である。サーバ400は、オフ対象セル#2をオフ状態に設定する場合に、近隣セル#1の送信電力を上昇させることによりオフ対象セル#2のカバレッジを近隣セル#1が補うためのネットワーク装置に相当する。
実施形態に係る通信制御方法は、オフ対象セル#2に接続するUE100が、近隣セル#1からの無線信号の受信電力である近隣セル受信電力をオフ対象セル#2に通知するステップAを備える。近隣セル受信電力は、例えば参照信号受信電力(RSRP)である。このようなRSRPの通知は、計測報告(Measurement Report)と称される。UE100の計測報告は、近隣セル受信電力だけでなく、サービングセル(すなわち、セル#2)の受信電力を含んでもよい。
サーバ400は、オフ対象セル#2を介して近隣セル受信電力(計測報告)を取得する。実施形態に係る通信制御方法は、サーバ400が、取得した近隣セル受信電力に基づいて、近隣セル#1の送信電力の上昇量を決定するステップBを備える。このように、オフ対象セル#2に接続するUE100の受信状態を考慮して近隣セル#1の送信電力の上昇量を決定することにより、近隣セル#1の送信電力の上昇量を適切な値に設定できる。よって、オフ対象セル#2のカバレッジを近隣セル#1が適切に補うことができる。なお、「近隣セル#1の送信電力」とは、主として、近隣セル#1が送信する報知信号の送信電力である。報知信号とは、参照信号、同期信号、システム情報などである。
実施形態では、オフ対象セル#2に複数のUE100が接続する場合に、ステップAにおいて、複数のUE100のそれぞれは、近隣セル受信電力をオフ対象セル#2に通知する。ステップBにおいて、サーバ400は、複数のUE100のそれぞれについて取得した近隣セル受信電力に基づいて、複数のUE100の全てを近隣セル#1のカバレッジに含めるように、近隣セル#1の送信電力の上昇量を決定する。これにより、オフ対象セル#2に接続する全てのUE100を近隣セル#1のカバレッジに含めることができる。
図8に示すように、サーバ400は、オフ対象セル#2に接続するUE100からの計測報告のうち、近隣セル#1のRSRPに基づいて、近隣セル#1の送信電力の上昇量を決定する。送信電力の上昇量を決定するための処理の具体例については後述する。また、サーバ400は、近隣セル#1のRSRPに基づいて、近隣セル#1の電力上昇により当該UE100を近隣セル#1のカバレッジに含めることができるか否かを判断してもよい。
図9に示すように、実施形態に係る通信制御方法は、サーバ400が、決定した近隣セル#1の送信電力の上昇量を示す電力制御情報をeNB200−1に通知するステップと、電力制御情報を受信したeNB200−1が、受信した電力制御情報に基づいて近隣セル#1の送信電力を上昇させるステップと、をさらに備える。
また、実施形態に係る通信制御方法は、近隣セル#1が送信電力を上昇させるべき時刻である電力上昇時刻を示す情報をサーバ400からeNB200−1に通知するステップと、オフ対象セル#2をオフ状態に設定すべき時刻であるオフ時刻を示す情報をサーバ400からeNB200−2に通知するステップと、をさらに備える。これにより、電力上昇時刻及びオフ時刻をサーバ400が指定できる。
実施形態では、電力上昇時刻及びオフ時刻は、略等しい時刻に設定される。上述したように、近隣セル#1及びオフ対象セル#2は同じ周波数に属するため、オフ時刻よりも電力上昇時刻が早いと、近隣セル#1がオフ対象セル#2に対して強い干渉を与える虞がある。これに対し、オフ時刻よりも電力上昇時刻が遅いと、オフ対象セル#2に接続するUE100において通信断が生じ得る。よって、電力上昇時刻及びオフ時刻を略等しい時刻に設定することが望ましい。
実施形態に係る通信制御方法は、電力上昇時刻においてeNB200−1が近隣セル#1の送信電力を上昇させるステップと、オフ時刻においてeNB200−2がオフ対象セル#2をオフ状態に設定するステップと、オフ対象セル#2に接続するUE100がオフ対象セル#2から近隣セル#1へのハンドオーバを行うステップと、をさらに備える。これにより、オフ対象セル#2に接続するUE100が、拡張された近隣セル#1に接続するよう切り替えられるため、当該UE100における通信断を回避できる。
(実施形態に係る動作具体例)
図10は、実施形態に係る動作シーケンス図である。
図10に示すように、ステップS1において、UE100は、eNB200−2(セル#2)との接続を確立して、通信を行っている。
ステップS2において、eNB200−2は、計測報告の送信を指示するための計測指示情報をUE100に送信する。
ステップS3において、UE100は、計測指示情報に基づいて、eNB200−1(セル#1)、eNB200−2(セル#2)、及びeNB200−3(セル#3)のそれぞれから受信する参照信号(RS)の受信電力計測を行う。
ステップS4において、UE100は、計測結果を含む計測報告をeNB200−2に送信する。
ステップS5において、計測報告を受信したeNB200−2は、受信した計測報告をサーバ400に送信(転送)する。
ステップS6において、計測報告を受信したサーバ400は、受信した計測報告に基づいて、eNB200−1(セル#1)の送信電力の上昇量を決定する。当該処理の詳細については後述する。
ステップS7において、サーバ400は、eNB200−2及びeNB200−3のそれぞれに対して、オフ(Switch Off)指示を送信する。オフ指示は、オフ時刻を示す情報を含む。オフ時刻を示す情報は、オフ時刻を直接的に示す情報に限らず、オフ時刻を間接的に示す情報であってもよい。オフ時刻を間接的に示す情報とは、例えばオフ指示を受信してからオフ実行までの経過時間を示すタイマ値である。このようなタイマ値により、eNB200が時刻同期していない場合であっても、オフ時刻を指定できる。
ステップS8において、サーバ400は、eNB200−1に対して、電力上昇(Power Up)指示を送信する。電力上昇指示は、送信電力の上昇量を示す情報と、電力上昇時刻を示す情報と、を含む。サーバ400がeNB200−1(セル#1)の送信電力を把握している場合には、eNB200−1(セル#1)の送信電力を直接的に指定してもよい。電力上昇時刻を示す情報は、電力上昇時刻を直接的に示す情報に限らず、電力上昇時刻を間接的に示す情報であってもよい。電力上昇時刻を間接的に示す情報とは、例えば電力上昇指示を受信してから電力上昇実行までの経過時間を示すタイマ値である。このようなタイマ値により、eNB200が時刻同期していない場合であっても、電力上昇時刻を指定できる。
ステップS9において、電力上昇指示を受信したeNB200−1は、電力上昇指示に基づいてセル#1の送信電力を上昇させる。具体的には、eNB200−1は、電力上昇指示で指定される電力上昇時刻において、電力上昇指示に応じて指定される上昇量だけセル#1の送信電力を上昇させる。
ステップS10において、オフ指示を受信したeNB200−2及びeNB200−3は、オフ指示に基づいてセル#2及びセル#3をオフ状態に設定する。具体的には、eNB200−2及びeNB200−3は、オフ指示で指定されるオフ時刻において、セル#2及びセル#3をオフ状態に設定する。
ステップS11において、UE100は、eNB200−2(セル#2)からeNB200−1(セル#1)へのハンドオーバを行う。例えば、eNB200−1からUE100に対してハンドオーバ指示を送信することによりハンドオーバを行なってもよい。
ステップS12において、UE100は、eNB200−1(セル#1)との接続を確立して、通信を継続する。
次に、上述したステップS6の詳細について説明する。図11及び図12は、サーバ400における処理内容を説明するための図である。
図11に示すように、サーバ400は、eNB200−2及びeNB200−3の何れかに接続する複数のUE100(UE−1,UE−2,・・・)のそれぞれの計測報告を取得する。図11の例では、何れのUE100も、セル拡張を行うeNB200−1についての受信電力がしきい値以上であるため、サーバ400は、セル拡張により全てのUE100をカバレッジに含めることができると判断する。サーバ400は、セル拡張を行うeNB200−1についての受信電力が所定の範囲(例えば、−80[dBm]〜−100[dBm]の範囲)内である場合に、オフ(Switch Off)及び電力上昇(Power Up)を行うと判断してもよい。
また、サーバ400は、セル拡張を行うeNB200−1についての受信電力が最も低いUE100(ここでは、UE−1)を特定する。UE−1の受信電力が所要電力を満たすように送信電力を上昇させれば、セル拡張により全てのUE100をカバレッジに含めることが可能となる。
図12に示すように、サーバ400は、セル拡張を行うeNB200−1の最低受信電力と、セル拡張を行うeNB200−1の送信電力上昇量と、を対応付けたテーブルを予め保持している。当該テーブルにおける送信電力上昇量は、最低受信電力を所要電力(目標値)に合わせるような値が設定されている。図11の例では、eNB200−1についての受信電力に着目すると、UE−1における受信電力が最も低く、−150[dBm]である。よって、サーバ400は、図12に示すテーブルに基づいて、−150[dBm]に対応する50[dBm]をeNB200−1の送信電力上昇量として決定する。
次に、上述した動作シーケンスにおいて用いられるメッセージ構成について説明する。図13は、メッセージ構成を説明するための図である。
図13に示すように、サーバ400からeNB200に対して送信される電力上昇(Power Up)指示は、送信電力の上昇量を示す情報と、電力上昇時刻を示す情報と、を含む。電力上昇指示は、パケットIDをさらに含んでもよい。電力上昇指示を受信したeNB200は、電力上昇応答(Power UP Response)をサーバ400に送信してもよい。電力上昇応答は、電力上昇が可能であるか否かを示す情報を含む。当該情報は、電力上昇が不能である理由を含んでよい。
サーバ400からeNB200に対して送信されるオフ(Switch Off)指示は、オフ時刻を示す情報を含む。オフ指示は、パケットIDをさらに含んでもよい。
(実施形態のまとめ)
上述したように、実施形態に係る通信制御方法は、オフ対象セル#2に接続するUE100が、近隣セル#1からの無線信号の受信電力である近隣セル受信電力をオフ対象セル#2に通知するステップAと、サーバ400が、取得した近隣セル受信電力に基づいて、近隣セル#1の送信電力の上昇量を決定するステップBと、を備える。このように、オフ対象セル#2に接続するUE100の受信状態を考慮して近隣セル#1の送信電力の上昇量を決定することにより、近隣セル#1の送信電力の上昇量を適切な値に設定できる。よって、オフ対象セル#2のカバレッジを近隣セル#1が適切に補うことができる。
[変更例]
上述した実施形態では、セル#1乃至セル#3が同じ周波数に属する動作環境を想定していたが、セル#1乃至セル#3が属する周波数とは異なる周波数に属するセルが存在してもよい。この場合、オフ対象セル#2のセル拡張によりカバレッジに含めることができないUE100が存在する場合に、別周波数のセルへハンドオーバさせることにより、当該UE100の通信を継続可能としてもよい。
図14は、実施形態の変更例を説明するための図である。図14に示すように、UE−5については、セル拡張を行うeNB200−1(セル#1)についての受信電力がしきい値未満であるため、サーバ400は、セル拡張によりUE−5をカバレッジに含めることができないと判断する。また、別周波数のeNB200−4についての受信電力がしきい値以上であるため、サーバ400は、UE−5が別周波数のeNB200−4と接続可能であると判断する。この場合、サーバ400は、UE−5をeNB200−4にハンドオーバするよう制御することにより、UE−5の通信を継続可能とする。
[その他の実施形態]
上述した実施形態では、送信電力上昇量の決定をサーバ400において行う一例を説明したが、送信電力上昇量の決定をeNB200において行なってもよい。この場合、eNB200は、本発明に係るネットワーク装置に相当する。
また、上述した実施形態では、異なるeNB200により複数のセルが管理されていたが、同一のeNB200により複数のセルが管理されてもよい。
上述した各実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。
[付記1]
オフ対象セルをオフ状態に設定する場合に、近隣セルの送信電力を上昇させることにより前記オフ対象セルのカバレッジを前記近隣セルが補うための通信制御方法であって、
ネットワーク装置が、前記オフ対象セルに接続するユーザ端末から、前記近隣セルからの無線信号の受信電力である近隣セル受信電力を取得するステップAと、
前記ネットワーク装置が、前記近隣セル受信電力に基づいて、前記近隣セルの送信電力の上昇量を決定するステップBと、を備えることを特徴とする通信制御方法。
[付記2]
オフ対象セルをオフ状態に設定する場合に、近隣セルの送信電力を上昇させることにより前記オフ対象セルのカバレッジを前記近隣セルが補うためのネットワーク装置であって、
前記オフ対象セルに接続するユーザ端末から通知される近隣セル受信電力を、前記オフ対象セルを介して取得し、
前記取得した近隣セル受信電力に基づいて、前記近隣セルの送信電力の上昇量を決定する
ことを特徴とするネットワーク装置。
[付記3]
送信電力の上昇が可能な基地局であって、
前記送信電力の上昇は、前記基地局が管理するセル以外のセルに接続しているユーザ端末の近隣セル受信電力に基づくものであり、
前記近隣セル受信電力は、前記基地局が管理するセルからの無線信号の受信電力を含む
ことを特徴とする基地局。
[相互参照]
日本国特許出願第2013−221804号(2013年10月25日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明は、無線通信分野において有用である。

Claims (9)

  1. オフ対象セルをオフ状態に設定する場合に、近隣セルの送信電力を上昇させることにより前記オフ対象セルのカバレッジを前記近隣セルが補うための通信制御方法であって、
    ネットワーク装置が、前記オフ対象セルに接続するユーザ端末から、前記近隣セルからの無線信号の受信電力である近隣セル受信電力を取得するステップAと、
    前記ネットワーク装置が、前記近隣セル受信電力に基づいて、前記近隣セルの送信電力の上昇量を決定するステップBと、を備えることを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記オフ対象セルに複数のユーザ端末が接続する場合に、
    前記ステップAにおいて、前記ネットワーク装置は、前記複数のユーザ端末のそれぞれから、前記近隣セル受信電力を取得し、
    前記ステップBにおいて、前記ネットワーク装置は、前記複数のユーザ端末のそれぞれについて取得した前記近隣セル受信電力に基づいて、前記複数のユーザ端末の全てを前記近隣セルのカバレッジに含めるように、前記近隣セルの送信電力の上昇量を決定することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記近隣セルは、第1基地局により管理されており、
    前記オフ対象セルは、第2基地局により管理されており、
    前記ネットワーク装置は、前記第1基地局及び前記第2基地局と通信可能なサーバであることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 前記ネットワーク装置が、前記決定した近隣セルの送信電力の上昇量を示す電力制御情報を前記第1基地局に通知するステップと、
    前記電力制御情報を受信した前記第1基地局が、前記受信した電力制御情報に基づいて前記近隣セルの送信電力を上昇させるステップと、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の通信制御方法。
  5. 前記近隣セルが送信電力を上昇させるべき時刻である電力上昇時刻を示す情報を前記ネットワーク装置から前記第1基地局に通知するステップと、
    前記オフ対象セルをオフ状態に設定すべき時刻であるオフ時刻を示す情報を前記ネットワーク装置から前記第2基地局に通知するステップと、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の通信制御方法。
  6. 前記オフ対象セル及び前記近隣セルは、同一の周波数に属しており、
    前記電力上昇時刻及び前記オフ時刻は、略等しい時刻に設定されることを特徴とする請求項5に記載の通信制御方法。
  7. 前記電力上昇時刻において前記第1基地局が前記近隣セルの送信電力を上昇させるステップと、
    前記オフ時刻において前記第2基地局が前記オフ対象セルをオフ状態に設定するステップと、
    前記オフ対象セルに接続する前記ユーザ端末が前記オフ対象セルから前記近隣セルへのハンドオーバを行うステップと、をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の通信制御方法。
  8. オフ対象セルをオフ状態に設定する場合に、近隣セルの送信電力を上昇させることにより前記オフ対象セルのカバレッジを前記近隣セルが補うためのネットワーク装置であって、
    前記オフ対象セルに接続するユーザ端末から通知される近隣セル受信電力を、前記オフ対象セルを介して取得し、
    前記取得した近隣セル受信電力に基づいて、前記近隣セルの送信電力の上昇量を決定する
    ことを特徴とするネットワーク装置。
  9. 送信電力の上昇が可能な基地局であって、
    前記送信電力の上昇は、前記基地局が管理するセル以外のセルに接続しているユーザ端末の近隣セル受信電力に基づくものであり、
    前記近隣セル受信電力は、前記基地局が管理するセルからの無線信号の受信電力を含む
    ことを特徴とする基地局。
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