JPWO2013179542A1 - ネットワークシステム、経路制御装置、経路制御方法及びプログラム - Google Patents

ネットワークシステム、経路制御装置、経路制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

通信ネットワークにおいて柔軟なルーティングを実現することができるネットワークシステム、経路制御装置、経路制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。本発明にかかるネットワークシステムは、基地局(11)と、ゲートウェイ(12)と、基地局(11)とゲートウェイ(12)との間の通信経路を制御する経路制御装置(13)とを備えるネットワークシステムである。経路制御装置(13)は、基地局(11)とゲートウェイ(12)との間の経路を、基地局(11)と通信を行う通信端末(101)を識別する第1の識別情報と対応づけられ、ネットワークシステム内において一意に識別される第2の識別情報を用いて経路制御を行うように構成されるものである。

Description

本発明はネットワークシステムに関し、特にフローコントロールが実行されるネットワークシステムに関する。
近年、複数の仮想マシンを1台の物理サーバ上で稼働させることにより、柔軟なシステム構成を実現することが提案されている。このようなシステムでは、稼働中の仮想マシンを止めずに他の物理サーバや、メモリ領域に仮想マシンを移動させるライブマイグレーション技術によって障害回避やシステムの負荷分散等を実現している。
特許文献1には、複数のコンピュータがネットワークを介して接続されたコンピュータシステムにおいて、ネットワークの管理及びコンピュータの管理を一元的に管理するために、VM(Virtual Machine)管理装置及びオープンフローコントローラを用いてコンピュータシステムを管理する構成が開示されている。オープンフローコントローラは、パケットのMACアドレスに応じて、通信を行う仮想マシンを切り替えることにより、仮想マシンのマイグレーションに伴うネットワーク側から見た仮想マシンの停止を短縮することができる。
ここで、上述したオープンフローコントローラは、OpenFlowコンソーシアムにより標準スペックが策定される技術である。OpenFlowを用いたネットワークにおいては、OpenFlowコントローラを用いてネットワークを集中制御することによって、ネットワークの運用を簡素化する。さらに、OpenFlowを用いたネットワークにおいては、フロー単位で経路制御を行うことにより、柔軟なルーティングを実現することができるため、耐障害性を高めることができる。
特開2011−070549号公報
ここで、OpenFlowを用いた制御を行う対象となるネットワークとして、3GPP(3rd Generation Partnership Project) EPS( Evolved Packet System )アーキテクチャがあげられる。3GPPの技術仕様書において規定されているEPSは、LTE( Long Term Evolution )、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、GERAN(GSM(登録商標) EDGE Radio Access Network)、およびWiFi(登録商標)などに代表されるNon−3GPPアクセスなどで実現される高速無線通信と、EPC( Evolved Packet Core )で提供される柔軟なコアネットワークとで構成される。3GPP EPSアーキテクチャでは、端末と通信する基地局と、外部網と接続されるゲートウェイ装置(PGW: Packet Data Network GW )との間のユーザデータ伝送路には、モビリティアンカー装置として動作するSGW( Serving GW )が介在する。つまり、ユーザデータは、移動通信装置を示すUEと、LTEに用いられる基地局( eNB:eNodeB )、W−CDMAに用いられる基地局装置( RNS )、もしくは、GERANに用いられる基地局装置(BSS)のいずれかと、SGWと、PGWとを介して転送される。ここで、ユーザデータ伝送路上に多くの処理装置が配置されると、OPEX(Operation Expence)及びCAPEX(Capital Expence)悪化、つまり設備投資および運用コストが過剰になるという問題を引き起こすとともに、ユーザデータの伝送に遅延を生じさせるという問題がある。そこで、柔軟なルーティングを実現することができるOpenFlowを3GPP EPSアーキテクチャに導入したネットワークの運用が望まれている。
本発明はこのような課題を解決するために、通信ネットワークにおいて柔軟なルーティングを実現することができるネットワークシステム、経路制御装置、経路制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかるネットワークシステムは、基地局と、ゲートウェイと、前記基地局と前記ゲートウェイとの間の通信経路を制御する経路制御手段を備えるネットワークシステムであって、前記経路制御手段は、前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路を、前記基地局と通信を行う通信端末を識別する第1の識別情報と対応づけられ、前記ネットワークシステム内において一意に識別される第2の識別情報を用いて経路制御を行うように構成されるものである。
本発明の第2の態様にかかる経路制御装置は、基地局とゲートウェイとの間の通信経路を制御する経路制御装置であって、前記経路制御装置は、前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路を、前記基地局と通信を行う通信端末を識別する第1の識別情報と対応づけられ、前記ネットワークシステム内において一意に識別される第2の識別情報を用いて経路制御を行うものである。
本発明の第3の態様にかかる経路制御方法は、基地局と、ゲートウェイと、前記基地局と前記ゲートウェイとの間の通信経路を制御する経路制御方法であって、前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路を、前記基地局と通信を行う通信端末を識別する第1の識別情報と対応づけられ、前記ネットワークシステム内において一意に識別される第2の識別情報を用いて経路制御を行うものである。
本発明の第4の態様にかかるプログラムは、基地局と、ゲートウェイと、前記基地局と前記ゲートウェイとの間における通信経路の制御をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路を、前記基地局と通信を行う通信端末を識別する第1の識別情報と対応づけられ、前記ネットワークシステム内において一意に識別される第2の識別情報を用いて経路制御を行うステップ、をコンピュータに実行させるものである。
本発明により、通信ネットワークにおいて柔軟なルーティングを実現することができるネットワークシステム、経路制御装置、経路制御方法及びプログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかるネットワークシステムの構成図である。 実施の形態1にかかるネットワークシステムの構成図である。 実施の形態1にかかるルーティング制御方法を説明する図である。 実施の形態1にかかるパケットデータの構成図である。 実施の形態1にかかるパケットデータの構成図である。 実施の形態1にかかるネットワークシステムの構成図である。 実施の形態1にかかるネットワークシステムの構成図である。 実施の形態1にかかるプロトコルスタックを説明する図である。 実施の形態1にかかるプロトコルスタックを説明する図である。 実施の形態1にかかるeNBとPGWとの間のRouterの配置を説明する図である。 実施の形態1にかかるIPアドレスを説明する図である。 実施の形態1にかかる経路選択に用いられるルーティング情報を説明する図である。 実施の形態1にかかるUE(User Equipment)のアタッチ処理の流れを説明する図である 実施の形態1にかかるRouterにおけるルーティングポリシーの更新処理を説明する図である。 実施の形態1にかかるデフォルトAPN以外のAPNに接続する場合の処理の流れを説明する図である。 実施の形態1にかかるハンドオーバ時の経路制御処理の流れを説明する図である。 実施の形態1にかかるハンドオーバ時の経路制御処理の流れを説明する図である。 実施の形態1にかかるハンドオーバ処理前後及びハンドオーバ中におけるユーザトラヒックのルーティング経路を説明する図である。 実施の形態1にかかるMMEが変更される場合のハンドオーバ時の経路制御処理の流れを説明する図である。 実施の形態1にかかるMMEが変更される場合のハンドオーバ時の経路制御処理の流れを説明する図である。 実施の形態1にかかるeNB間において実行されるハンドオーバ時の経路制御処理の流れを説明する図である。 実施の形態1にかかるeNB間において実行されるハンドオーバ時の経路制御処理の流れを説明する図である。 実施の形態1にかかるUEがIdle状態へ遷移する場合の処理の流れを説明する図である。 実施の形態1にかかるNW Triggered Service Request処理の流れを説明する図である。 実施の形態1にかかるNW Triggered Service Request処理の流れを説明する図である。 実施の形態2にかかるeNBとPGWとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成図である。 実施の形態2にかかるRNCとPGWとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成図である。 実施の形態2にかかるRNCとGGSNとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成図である。 実施の形態2にかかるeNBとPGWとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成図である。 実施の形態2にかかるRNCとPGWとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成図である。 実施の形態2にかかるRNCとGGSNとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本発明は、OpenFlow、VXLAN(Virtual eXtensible Local Area Network)、NVGRE(Network Virtualization using Generic Routing)、DOVE、Cisco NEXUS、Juniper QFabric(登録商標)等に適用することが可能である。下記の実施の形態においては、主にOpenFlowを用いた例について説明する。はじめに、本発明の実施の形態1にかかるネットワークシステムの構成例について説明する。
図1のネットワークシステムは、基地局11と、ゲートウェイ12と、経路制御装置13とを備えている。基地局11は、主に移動通信ネットワークにおいて用いられる装置であり、通信端末101との間で無線通信を行う。ゲートウェイ12は、移動通信ネットワーク内の通信装置と、移動通信ネットワークとは異なる外部ネットワークとの間における通信を中継する。外部ネットワークは、例えば、基地局11が属する移動通信ネットワークとは異なる移動通信ネットワークであってもよく、プロバイダ等が管理するIPネットワーク等であってもよい。
経路制御装置13は、基地局11とゲートウェイ12との間の通信経路を制御する。具体的には、経路制御装置13は、基地局11と通信を行う通信端末101を識別する第1の識別情報と、第1の識別情報に対応付けられ、移動通信ネットワーク内において一意に識別される第2の識別情報とを用いて経路制御を行う。第1の識別情報及び第2の識別情報は、例えばIPアドレスであってもよい。さらに、第1の識別情報は、複数のレイヤに関する識別情報を組み合わせた情報であってもよい。たとえば第1の識別情報は、IPアドレスと無線チャネルを識別する情報とが組み合わされた情報であってもよい。また、第2の識別情報は、例えば、装置を識別する装置識別情報や、フローを識別するフロー識別情報等であってもよく、これらの情報は、ラベル等を用いて示されてもよい。
以上説明したように、図1のネットワークシステムにおいては、経路制御装置13を用いることにより、基地局11とゲートウェイ12との間の経路を、柔軟に設定することができる。例えば、基地局11とゲートウェイ12との間において、経由する装置に障害が発生した場合に、障害箇所を迂回して通信経路を設定することにより、基地局11とゲートウェイ12との間の通信経路を確保することができる。
続いて、図2を用いて、3GPPにおいて規定されているネットワークシステムの構成例について説明する。図2のネットワークシステムは、eNB(eNodeB)21〜23と、Router24及び25と、PGW26及び27と、HSS(Home Subscriber Server)28と、Combo Controller node(以下、コンボノードと称する)30と、Service Server41とから構成される。eNB21〜23と、Router24及び25と、PGW26及び27と、HSS28と、コンボノード30とは、3GPP EPS( Evolved Packet System )アーキテクチャを構成する。
コンボノード30は、pSGW(pseudo-Serving gateway)31と、MME(Mobile Management Entity)32と、FC(Flow Controller)33と、PCRF(Policy and Charging Rules Function)34とを備えている。
eNB21〜23は、無線方式として、3GPPにおいて規定されているLTE方式を用いて通信端末101と通信を行う基地局である。通信端末101は、携帯電話端末等の移動通信端末や、MTC(Machine Type Communication)に用いられる端末を含む。MTCに用いられる端末は、例えば、無線通信機能を搭載した自動販売機等、移動する頻度が少ない端末であってもよい。
PGW26及び27は、EPSと、External networkに配置されているService server41と、の間のインタフェース機能を有する論理ノードである。つまり、EPS内の通信装置とService server41との間におけるデータの送受信は、PGW26又は27を介しておこなわれる。
Service Server41は、External network内に配置されているサーバ装置であって、例えば、Webサーバや、動画データを保持するストレージ装置等であってもよい。
Router24及び25は、eNB21〜23と、PGW26及び27との間におけるデータ伝送を行う。Router24は、eNB21〜23と接続され、eNB21〜23から送信されるデータを受信し、さらに、eNB21〜23を宛先とするデータを、eNB21〜23へ分配する。Router25はPGW26及び27と接続され、PGW26及び27から送信されるデータを受信し、さらに、PGW26及び27を宛先とするデータを、PGW26及び27へ分配する。
本図においては、Router24及び25のみが示されているが、eNB21〜23と、PGW26及び27との間には、3以上のRouterがルートを選択可能に配置されてもよい。さらに、eNB21〜23と、PGW26及び27との間に配置された複数のRouterは、メッシュ形式に接続されてもよい。eNB21〜23と、PGW26及び27との間に配置された複数のRouterをメッシュ形式に接続することにより、次のようなメリットがある。
eNB21〜23と、PGW26及び27とが階層構造として例えば3階層構造を用いて接続されている場合、例えば、eNB21及び22は、SGW、SGSN(Serving GPRS Support Node)等のゲートウェイを介して、PGW26と接続され、eNB23もSGW、SGSN等のゲートウェイを介して、PGW27と接続される。なお、eNB21とSGWとの間、さらに、SGWとPGWとの間は、Routerを介して接続されている。この場合、SGW、SGSN等のゲートウェイに障害が発生した場合、eNB21〜23とPGW26及び27との間の通信を維持できなくなるおそれがある。これに対して、eNB21〜23と、PGW26及び27との間に配置されるRouterをメッシュ形式に接続することにより、eNB21〜23と、PGW26及び27との間のいずれかの箇所に障害が発生した場合においても、障害が発生した箇所を迂回することにより、eNB21〜23と、PGW26または27との間の通信を維持することができる。
コンボノード30は、eNB21〜23と、PGW26及び27との間に配置されているRouterのルーティングテーブル等を更新し、eNB21〜23と、PGW26及び27との間の経路制御を行う。eNB21〜23と、PGW26及び27との間の経路制御は、主にFC33を用いて実行される。
ルーティングテーブルは、例えば通信端末に割り当てられているIPアドレス及びeNBもしくはPGWに割り振られているFlow Labelと、送信先情報と、を対応付けて管理してもよい。例えば、Router24及び25は、送信先の通信端末のIPアドレスがIPアドレス#Aであり、送信先のeNBのFlow LabelがFlow Label#Aである場合、データをeNB21へ送信するということが設定されたルーティングテーブルを保持してもよい。さらに、送信先の通信端末のIPアドレスがIPアドレス#Aであり、送信先のeNBのFlow LabelがFlow Label#Bである場合、データをeNB22へ送信するということが設定されたルーティングテーブルを保持してもよい。また、Router24及び25は、通信端末のIPアドレスが任意のIPアドレスであり、Flow LabelがFlow Label#Cである場合、データをPGW26へ送信するということが設定されたルーティングテーブルを保持してもよい。つまり、通信端末のIPアドレスによらず、Flow Labelのみを用いてeNBとPGWとの間の通信経路が設定されてもよい。
Flow Labelは、OpenFlowコントローラであるFC33が管理しているLabelである。FC33は、それぞれの装置を一意に識別するように、Flow Labelを管理する。また、Router24及び25は、OpenFlowコントローラによって制御されるFlow Router(FR)であり、IPアドレスと共にFlow Labelに基づいたルーティングの実行も可能とする。
次に、コンボノード30に備えられるpSGW31、MME32及びPCRF34の機能概要について説明する。pSGW31は、通信端末101に対して着信メッセージを送信する際に用いられる。通信端末101に対して着信メッセージが発生した場合、MME32は、eNB21〜23のいずれかが管理するセルに属する通信端末101に対して、ページング信号を送信する。通信端末101に対して着信メッセージが発生した場合、通信端末101に対する着信メッセージは、宛先をpSGW31として送信される。コンボノード30は、pSGW31を宛先とする着信メッセージを受信する。次に、MME32は、通信端末101を呼び出すために、eNB21〜23に対してページング信号を送信する。eNB21〜23のいずれかに接続している通信端末101がページング信号を受信すると、通信端末101は、接続しているeNBを介してMME32へ応答信号を送信する。これにより、MME32は、通信端末101がどのeNBに接続されているかが分かる。MME32は、通信端末101が接続されているeNBをpSGW31へ通知する。pSGW31は、通知されたeNBを介して通信端末101へ着信メッセージを送信する。このようにpSGW31を用いることにより、通信端末101に対する着信処理を行うことができる。
PCRF34は、ポリシー制御及び課金制御を実行する。例えば、PCRF34は、データ伝送に適用されるポリシー制御情報をeNB21もしくはPGW26等へ通知してもよい。eNB21もしくはPGW26等は、通知されたポリシー制御情報に基づいて、データ伝送を実行する。
続いて、HSS28について説明を行う。HSS28は、通信端末101等の加入者情報を管理する装置である。さらに、HSS28は、通信端末101が在圏するエリアのeNBを管理するMMEの識別情報等を管理してもよい。
コンボノード30を用いて、上述したルーティング制御を行うメリットについて、図3を用いて説明する。
図3のネットワークシステムは、EPS10と、External network1と、External network2とから構成される。EPS10は、図2において説明したように、eNB21と、PGW26と、PGW27と、HSS28と、Combo Controller30とを備えている。さらに、EPS10は、eNB21と、PGW26及び27との間のデータ伝送を行うために、Router81〜83を備えている。
External network1は、Service Server41を備えている。External network1は、例えば、IMS(IP Multimedia Subsystem)であってもよい。External network2は、Service Server42を備えている。External network2は、例えば、プロバイダによって管理されているネットワークであり、いわゆるインターネット上のネットワークであってもよい。ここで、Service Server41及び42は、同一のIPアドレスを有すると仮定する。Service Server41及び42のIPアドレスは、例えば、192.168.0.5と定められてもよい。さらに、PGW26には、Flow Label ABCが割り当てられており、PGW27にはFlow Label DEFが割り当てられている。
通信端末に割り当てられたIPアドレスを用いてデータ伝送を行う場合、異なるネットワークにおいて同一のIPアドレスが存在すると、通信端末を一意に識別することができない。ここで、Flow Labelを用いることにより、通信端末を一意に識別することができる。つまり、Router81〜83は、宛先IPアドレス:192.168.0.5及びFlow Label:ABCがパケットに設定されている場合、パケットをPGW26へ転送する。PGW26は、宛先IPアドレス:192.168.0.5に基づいて、パケットをService Server41へ送信する。
Router81〜83は、宛先IPアドレス:192.168.0.5及びFlow Label:DEFがパケットに設定されている場合、パケットをPGW27へ転送する。PGW27は、宛先IPアドレス:192.168.0.5に基づいて、パケットをService Server42へ送信する。
このようにして、宛先IPアドレスが重複する場合においても、EPS内において一意に識別されるFlow Labelを用いることにより、通信端末を特定し、データを伝送することができる。
続いて、図4及び図5を用いて、パケットデータの構成例について説明する。はじめに、図4を用いて、Up Link trafficの例について説明する。Up Link trafficは、通信端末から、移動通信ネットワークに対して送信されるデータを示す。通信端末101は、Service Server41を識別するIPアドレスを、IP headerに設定する。さらに、通信端末101は、パケットデータをeNB21へ送信する。eNB21は、受信したパケットデータに、さらにPGW26を識別するFlow Labelを設定し、パケットデータをRouter24へ送信する。eNB21は、宛先IPアドレスと、Flow Labelとの対応表を管理し、受信したパケットデータに設定されているIPアドレスに対応するFlow Labelを設定するようにしてもよい。もしくは、eNB21は、コンボノード30からFlow Labelを取得してもよい。IPアドレスが複数ある場合、通信端末101において指定されるAPN(Access Point Name)に基づいて、PGWに設定されているFlow Labelを選択してもよい。
Router24は、パケットデータに設定されたIPアドレス及びFlow Labelに基づいて、パケットデータをPGW26へ送信する。PGW26は、Flow Labelを取り除く必要がある場合は受信したパケットデータからFlow Labelを取り除き、Flow Labelを取り除いたパケットデータをService Server41へ送信する。
次に、図5を用いて、Down Link trafficの例について説明する。Down Link trafficは、移動通信ネットワークから通信端末101へ送信されるデータを示す。Service Server41は、通信端末101を識別するIPアドレスを、IP headerに設定する。さらに、Service Server41は、パケットデータをPGW26へ送信する。PGW26は、受信したパケットデータに、さらにeNB21を識別するFlow Labelを設定し、パケットデータをRouter24へ送信する。PGW26は、宛先IPアドレスと、Flow Labelとの対応表を管理し、受信したパケットデータに設定されているIPアドレスに対応するFlow Labelを設定するようにしてもよい。もしくは、PGW26は、コンボノード30からFlow Labelを取得してもよい。
Router24は、パケットデータに設定されたIPアドレス及びFlow Labelに基づいて、パケットデータをeNB21へ送信する。eNB21は、Flow Labelを取り除く必要がある場合は受信したパケットデータからFlow Labelを取り除き、Flow Labelを取り除いたパケットデータを通信端末101へ送信する。
続いて、図6を用いて、図2とは異なる、3GPPにおいて規定されているネットワークシステムの構成例について説明する。図6のネットワークシステムは、図2におけるeNB21〜23の代わりに、RNC(Radio Network Controller)51〜53が用いられている。さらに、本図のネットワークシステムは、図2におけるMME32の代わりに、SGSN35が用いられている。RNC51〜53は、主に3Gシステムにおいて用いられる基地局を制御する。例えば、RNC51〜53は、基地局間におけるハンドオーバ制御等を行う。SGSN35は、3Gシステムに用いられる無線アクセスシステムと接続され、U−Planeデータ及びC−Planeデータのデータ処理を行う。本図におけるその他の構成は、図2と同様であるため、詳細な説明を省略する。
続いて、図7を用いて、図2及び図6とは異なる3GPPにおいて規定されているネットワークシステムの構成例について説明する。図7のネットワークシステムは、図6におけるPGW26及び27の代わりにGGSN(Gateway GPRS Support Node)61及び62が用いられている。さらに、本図のネットワークシステムは、図6のコンボノード30と異なり、コンボノード30においてpSGW31を備えていない。GGSN61及び62は、External networkとのインタフェース機能を有する論理ノードであって、その機能は3GPP技術仕様書に規定されている。また、GGSN61及び62は、SGWと通信を行うことはない。そのため、pSGW31は、コンボノード30に備えられていない。本図において、pSGW31が担う着信メッセージに関する処理はSGSN35が行う。本図におけるその他の構成は、図6と同様であるため、詳細な説明を省略する。また、RNC51〜53の代わりにBSC(Base Station Controller)を用いることによって、いわゆる2Gシステムへ本発明を適用することも可能である。
続いて、図8を用いて、通信端末と、eNBと、PGWとの間のプロトコルスタックについて説明する。通信端末とeNBとの間に用いられるL1/MACは、eNBとPGWとの間に用いられるL1/L2と対応づけられる。さらに、通信端末とeNBとの間に用いられるRLC(Radio Link Control)、PDCP(Packet Data Control Protocol)及びUser IPは、eNBとPGWとの間に用いられるUser IP+Flow labelと対応づけられる。User applicationは、eNBにおいては処理されず透過される。図9は、図8におけるeNBの代わりにRNCを用いており、プロトコルスタックは、図8と同様である。なお、PGWの代わりにGGSNが用いられてもよい。
User IP+Flow labelは、EPS内において一意に識別される識別情報である。つまり、図8及び図9のプロトコルスタックを用いることにより、eNBまたはRNCと、PGWとの間の経路制御を行う際には、EPS内において一意に識別されるUser IP+Flow labelが用いられる。User IP+Flow labelを用いることにより、User IP、PDCP及びRLCと複数のレイヤ情報を用いる必要がないため、eNBまたはRNCと、PGWとの間に配置される装置における処理の簡略化を図ることができる。ただし、User IPのみでEPS内において一意に識別される場合、Flow lableは無くてもよい。
続いて、図10及び図11を用いて、eNBとPGWとの間の経路制御方法について説明する。図10は、eNB21〜23とPGW26及び27との間にRouter111〜118が配置されているネットワークシステムの構成例を示している。eNB21〜23は、それぞれRouter111〜114と接続されている。PGW26及び27は、それぞれRouter115〜118と接続されている。さらに、Router111は、Router115〜118と接続されている。同様に、Router112〜114も、それぞれRouter115〜118と接続されている。
図11は、EPS内にNAT Routingが行われる場合のeNB21〜23、PGW26及びPGW27に割り当てられるIPアドレスの構成例について示している。IPアドレスは、経由するルータを識別するビット空間A及びBと、eNB21〜23、PGW26及びPGW27を識別するビット空間Cとを含む。ビット空間A〜Cは、IPアドレスの中で、任意の位置に設定される。
例えば、eNB21は、ビット空間Cとして定義されている下位4ビットに0001が設定される。さらに、Router111を経由する場合、ビット空間Aに2ビットの00が設定される。同様に、Router112〜114を経由する場合、ビット空間Aに、01〜11が設定される。さらに、Router115を経由する場合、ビット空間Bに2ビットに00が設定される。同様に、Router116〜118を経由する場合、ビット空間Bに、01〜11が設定される。これらを組み合わせることにより、eNB21には、ビット空間A及びBの組み合わせが異なる複数のIPアドレスが割り当てられる。eNB22、eNB23、PGW26及びPGW27も同様に、ビット空間A及びBの組み合わせた異なる複数のIPアドレスが割り当てられる。
例えば、PGW26からeNB21に対してデータを送信する場合の宛先IPアドレスについて説明する。PGW26とeNB21との間のRouterとして、Router111とRouter115とが用いられる場合、PGW26は、宛先IPアドレスとして、ビット空間Aに00を設定し、ビット空間Bに00を設定し、ビット空間Cに0001を設定する。このようにIP宛先IPアドレスが構成されることにより、PGW26は、ビット空間Bに基づいて、パケットデータをRouter115へ送信する。さらに、Router115は、ビット空間Aに基づいて、パケットデータをRouter111へ送信する。さらに、Router111は、ビット空間Cに基づいて、パケットデータをeNB21へ送信する。
また、ビット空間A+B+Cの7ビットが、Flow labelとして用いられてもよい。eNB21〜23と、PGW26及び27との間は、このように設定されたFlow labelを用いて経路選択が行われる。さらに、Down Link trafficに対してeNB21〜23は、NAT機能によりIPヘッダーのDestination IPアドレスに設定されているeNB21〜23に割り当てられたIPアドレスを通信端末101に割り当てられたUser IPアドレスに変更してパケットデータを通信端末101に送信する。また、Up Link trafficに対してPGW26及び27も同様に、NAT機能によりIPヘッダーのDestination IPアドレスに設定されているPGW26、または27に割り当てられたIPアドレスをService Server41に割り当てられたDestination IPアドレスに変更してパケットデータをService Server41に送信する。
ここで、コンボノード30を用いた経路変更方法の一例について説明する。例えば、Router111に障害が発生した場合、コンボノード30は、Router115〜118に対して、ビット空間Aに00が設定されているFlow labelについて、ビット空間Aを01に書き換えるように指示信号を送信してもよい。これにより、PGW26とeNB21との間の経路は、障害が発生しているRouter111を経由せず、Router112を経由するように変更される。
上記の例においては、ビット空間A+B+Cの7ビットをFlow labelとして用いているが、Flow labelとして、ビット空間A+B+Cの7ビットを含む32ビットのIPアドレスが用いられてもよい。ビット空間A+B+Cの7ビットを含む32ビットのIPアドレスは、EPS内において一意に識別されるため、EPS内におけるGlobal IPと定義する。Global IPのアドレス形式は、閉空間内に用いられるPrivate IPであってもよく、インターネットに接続されているユーザ全体の中で一意に識別されるいわゆるGlobal IPであってもよい。
続いて、図12を用いて、eNB21〜23と、PGW26及び27との間の経路選択に用いられるルーティング情報(RI)の例について説明する。UP Link(UL) routingは、eNB21〜23からPGW26及び27の方向に流れるデータ通信であり、DOWN Link(DL) routingは、PGW26及び27からeNB21〜23の方向に流れるデータ通信とする。さらに、通信端末101に割り当てられるIPアドレスをUser IP addressとし、Service Server41に割り当てられるIPアドレスをDestination IP addressとする。
はじめに、Destination IP address及びUser IP addressが、複数のネットワーク間において重複なく一意に識別される場合、eNB21〜23と、PGW26及び27との間の経路選択に用いられるULのルーティング情報(ULRI)は、Destination IP addressとなる。さらに、Destination IP address及びUser IP addressが、重複なく一意に識別される場合、eNB21〜23と、PGW26及び27との間の経路選択に用いられるDLのルーティング情報は、User IP addressとなる。
次に、Destination IP address及びUser IP addressが重複している可能性があり、eNB21〜23と、PGW26及び27との間の経路選択においてFlow labelのみを用いる場合、ULRIは、Flow label 1が用いられ、DLRIは、Flow label 2が用いられる。
次に、Destination IP address及びUser IP addressが重複している可能性があり、eNB21〜23と、PGW26及び27との間の経路選択においてIPアドレスと1つのFlow labelとを用いる場合、ULRIは、Destination IP addressとFlow label 1とが用いられ、DLRIは、User IP addressとFlow label 1とが用いられる。
次に、Destination IP address及びUser IP addressが重複している可能性があり、eNB21〜23と、PGW26及び27との間の経路選択においてIPアドレスと2つのFlow labelとを用いる場合、ULRIは、Destination IP addressとFlow label 1とが用いられ、DLRIは、User IP addressとFlow label 2とが用いられる。
次に、Destination IP address及びUser IP addressが重複している可能性がある場合に、NAT routingを行う場合、ULRIは、Global IP address 1が用いられ、DLRIは、Global IP address 2が用いられる。
続いて、図13を用いて本発明の実施の形態1にかかる、UE(User Equipment)のアタッチ処理の流れについて説明する。UEは、3GPPのシステムにおいて用いられる移動通信装置等を示す呼称である。また、本図においては、pSGW31、MME32、FC33及びPCRF34は、同一装置を用いて構成されているとする。pSGW31、MME32、FC33及びPCRF34を用いて構成される装置をコンボノードと称する。
はじめに、UEは、移動通信ネットワークへの登録を要求するために、ATTACH信号をコンボノード(MME32)へ送信する(S11)。ここで、コンボノード(MME32)とは、コンボノードにおけるMME32の機能を用いることを示している。以下に記載するコンボノード(FC33)及びコンボノード(pSGW31)についても同様である。次に、コンボノード(MME32)は、ATTACH信号を送信したUEに関して、認証処理等を実行する(Authentication/Security procedure ;S12)。
次に、コンボノード(MME32)は、UEの加入者情報等を取得するために、HSS(Home Subscriber Server)28に対してUpdate Location request を送信する(S13)。HSS28は、Update Location request への応答信号としてUpdate Location ack を送信する(S14)。Update Location ack には、UEが接続するAPN(Access Point Name)に関する情報が含まれている。
次に、コンボノード(MME32)は、APN情報に基づいて、UEが接続するPGWを選択する(S15)。具体的には、コンボノード(MME32)は、通知されたAPNに対応するPGWのIPアドレスを抽出する。さらに、コンボノード(MME32)は、ルーティング情報(RI)と、UEを識別するUser IP(UIP)アドレスとを決定する。ルーティング情報(RI)は、図12において説明したULRI及びDLRIを含む。ここで、さらに、コンボノード(MME32)は、NAT機能を実行する際に用いられるGlobal IP(GIP)アドレスを抽出してもよい。GIPは、例えば、eNB21を識別するGIPと、PGW26を識別するGIPとを含む。
次に、コンボノード(PCRF34)は、UEとPGW26との間においてEPSベアラを確立するために、PGW26へPCC Rules Provision を送信する(S16)。PCC Rules Provision には、コンボノード(MME32)において決定されたRI及びUIPが含まれる。さらに、PCC Rules Provision には、適用されるQoS及び課金(Charging)情報が含まれてもよい。さらに、PCC Rules Provision には、NAT機能を実行する際に用いられる、eNB21及びPGW26を識別するためのGIPが含まれてもよい。PGW26は、コンボノード(PCRF34)へPCC Rules Provision への応答信号としてPCC Rules Provision Ack を送信する(S17)。本図においては、コンボノード(MME32)において、RI及びUIP等が決定される例について説明したが、PGW26においてRI及びUIP等が決定される場合、PCC Rules Provision Ack には、PGW26において抽出されたRI及びUIP等が設定されてもよい。
次に、コンボノード(MME32)は、eNB21に対して、Initial Context Setup Request/Attach Accept を送信する(S18)。Initial Context Setup Request/Attach Accept には、コンボノード(MME32)において決定されたRI及びUIPと、QoS情報とが含まれている。さらに、Initial Context Setup Request/Attach Accept には、NAT機能を実行する際に用いられる、eNB21及びPGW26を識別するためのGIPが含まれてもよい。
次に、eNB21は、UEに対して、RRC Connection Reconfiguration を通知する(S19)。RRC Connection Reconfiguration には、UEを識別するためにMME32において割り当てられたUIPが含められてもよい。次に、UEは、eNB21に対してRRC Connection Reconfiguration Complete を送信する(S20)。次に、eNB21は、コンボノード(MME32)に対して、Initial Context Setup Response を送信する(S21)。
続いて、図14を用いて、NAT Routingが行われない場合のRouter24及び25におけるルーティングポリシーの更新処理について説明する。コンボノード(MME32)へ、図13のInitial Context Setup Response が送信された後、コンボノード(FC33)は、Router24に対してRouting policy update を送信する(S22)。Routing policy update には、eNB21へルーティングするためのDLRIと、PGW26へルーティングするためのULRIとが含まれている。同様に、コンボノード(FC33)は、Router25に対してRouting policy update を送信する(S23)。Routing policy update には、eNB21へルーティングするためのDLRIと、PGW26へルーティングするためのULRIとが含まれている。Router24及び25は、Routing policy update の応答信号としてRouting policy update ack をコンボノード(FC33)へ送信する(S24、S26)。
NAT Routingが行われる場合、図14に示す処理は行われず、eNB21は、ステップS21の後に、通知されたGIPを用いてNAT Routingを実行し、PGW26は、ステップS17の後に、通知されたGIPを用いてNAT Routingを実行する。
続いて、図15を用いて、デフォルトAPN以外のAPNに接続する場合の処理の流れについて説明する。デフォルトAPNとは、ATTACHにおいてUEの接続先として決定されるAPNである。はじめに、UEは、コンボノード(MME32)へ、PDN Connectivity Request (S31)を送信する。PDN Connectivity Request には、接続を希望するAPNが含まれている。以降のステップS32〜S42の処理は、図13及び図14のステップS15〜S25と同様であるため、詳細な説明を省略する。
続いて、図16及び図17を用いてハンドオーバ時の経路制御処理の流れについて説明する。図16及び図17は、S1インタフェースを用いたハンドオーバ時(S1 based HO)の経路制御処理の流れについて示している。S1インタフェースは、eNBとMMEとの間のインタフェースである。本図においては、eNB21がUEの移動元のeNB(Source eNB)であり、eNB22がUEの移動先のeNB(Target eNB)であるとする。
はじめに、eNB21は、コンボノード(MME32)へ、Handover required を送信する(S51)。次に、コンボノード(MME32)は、移動先のeNBであるeNB22へHandover request を送信する(S52)。Handover request には、RI、UIPもしくはQoS情報等が含まれていてもよい。さらに、Handover request には、NAT機能を実行する際に用いられる、eNB22及びPGW26を識別するためのGIPが含まれてもよい。次に、eNB22は、コンボノード(MME32)へ、Handover request ack を送信する(S53)。
次に、コンボノード(FC33)は、eNB22と接続されるRouter124に対してRouting policy update を送信する(S54)。Routing policy update には、eNB22へルーティングするためのDLRIと、PGW26へルーティングするためのULRIとが含まれている。次に、Router124は、コンボノード(FC33)へ、Routing policy update ack を送信する(S55)。
次に、コンボノード(FC33)は、Router24に対して、ハンドオーバ対象となるUEを宛先として、ステップS39において通知されたDLRIを用いてデータが送信された場合に、そのデータをRouter124へルーティングさせるように制御するためにRouting policy update を送信する(S56)。次に、Router24は、コンボノード(FC33)へ、Routing policy update ack を送信する(S57)。
次に、コンボノード(FC33)は、ハンドオーバの実行を指示するためeNB21へHandover command を送信する(S58)。さらに、eNB21は、UEへHandover command を送信する(S59)。また、ステップS54〜S57は、NAT Routingが行われない場合に実行される処理である。NAT Routingが行われる場合、ステップS54〜S57は実行されず、ステップS53の後に、eNB22は、ステップS52において通知されたGIPを用いてNAT Routingを実行する。
続いて、図17を用いて、ステップS60以降の処理について説明する。Handover command を受信したUEは、移動先のeNB22に対して、Handover confirm を送信する(S60)。
次に、eNB22は、UEがeNB22に管理されるエリアへハンドオーバしたことを通知するためにコンボノード(MME32)へ、Handover Notify を送信する(S61)。次に、コンボノード(FC33)は、Router25へRouting policy update を送信する(S62)。Routing policy update には、eNB22へルーティングするためのDLRIが含まれている。次に、Router25は、コンボノード(FC33)へ、Routing policy update ack を送信する(S63)。
次に、コンボノード(FC33)は、Router24に対して、UEのハンドオーバに伴い不要となったDLRI及びULRIを削除することを通知するために、Routing policy removal を送信する(S64)。次に、Router24は、不要となったDLRI及びULRIを削除し、コンボノード(FC33)へRouting policy removal ack を送信する(S65)。ステップS62〜S65は、NAT Routingが行われない場合の処理について説明している。ここで、NAT Routingが行われる場合の処理について、ステップS66及びS67を用いて説明する。NAT Routingが行われる場合、コンボノード(MME32)は、PGW26に対して、eNB124へルーティングするためのDLRIを含むRouting policy update を通知する(S66)。さらに、PGW26は、Routing policy update ack をコンボノード(MME32)へ通知する(S67)。
続いて、図18を用いて、ハンドオーバ処理前後及びハンドオーバ中におけるユーザトラヒックのルーティング経路について説明する。図18においては、ハンドオーバ処理前は、PGW26から、Router24及びeNB21を介してUEにユーザトラヒックが送信されていることが示されている。ハンドオーバ処理中は、PGW26から送信されたユーザトラヒックは、Router24からRouter124へ転送され、Router24、Router124及びeNB22を介してUEへ送信されていることが示されている。ハンドオーバ処理後は、PGW26から、Router124及びeNB22を介してUEにユーザトラヒックが送信されていることが示されている。このようにしてハンドオーバ中において、Router24からRouter124に対して、データを転送させることにより、UEに対するパケットロスを低減させることができる。
次に、図19及び図20を用いて、MMEが変更される場合のハンドオーバ時(S1 based HO MME change)の経路制御処理の流れについて説明する。はじめに、eNB21は、コンボノード(MME32)へ、Handover required を送信する(S71)。ここで、コンボノード(MME32)は、ハンドオーバに伴いUEの移動管理を他のコンボノード(MME132)へ変更する場合、コンボノード(MME132)へ、Forward relocation request を送信する(S72)。Forward relocation request を受信したコンボノードは、pSGW131、MME132、FC133及びPCRF134を同一装置とする装置である。Forward relocation request には、OpenFlow ルールが含まれている。OpenFlow ルールは、Routerにおいて適用されているデータパケットの制御ルールである。例えば、OpenFlow ルールは、コンボノード(FC33)がRouter24、124及び25へ通知したルーティングポリシーであってもよい。
ステップS73は、図16のステップS52〜S57と同様であるため詳細な説明を省略する。ステップS73の後、コンボノード(MME132)は、コンボノード(MME32)へForward relocation response を送信する(S74)。
ステップS75及びS76は、図16のステップS58及びS59と同様であるため詳細な説明を省略する。
次に、図20を用いて、ステップS76以降の処理について説明する。Handover command を受信したUEは、移動先のeNB22に対して、Handover confirm を送信する(S77)。
次に、eNB22は、UEがeNB22に管理されるエリアへハンドオーバしたことを通知するためにコンボノード(MME132)へ、Handover Notify を送信する(S78)。次に、コンボノード(MME132)は、コンボノード(MME32)へForward relocation complete Notification を送信する(S79)。次に、コンボノード(MME32)は、コンボノード(MME132)へForward relocation complete Ack を送信する(S80)。ステップS81の処理は、図17のステップS62〜S67と同様であるため、詳細な説明を省略する。
次に、図21及び図22を用いて、eNB間において実行されるハンドオーバ時(X2 based HO)の経路制御処理の流れについて説明する。X2インタフェースは、eNB間に設定されるインタフェースである。はじめに、eNB21は、移動先のeNBであるeNB22に対して、Handover request を送信する(S91)。次に、eNB22は、eNB21に対してHandover request Ack を送信する(S92)。次に、eNB21は、UEに対して、RRC connection reconfiguration を送信する(S93)。次に、UEは、eNB22に対して、RRC reconfiguration complete を送信する(S94)。
次に、eNB22は、コンボノード(MME32)に対して、Path switch request を送信する(S95)。Path switch request は、ハンドオーバ対象となるUEを宛先とするデータを、eNB22へ送信することを要求する信号である。
ステップS96〜S99は、図16のステップS54〜S57と同様であるため詳細な説明を省略する。また、ステップS100及びS101は、図17のステップS62及びS63と同様であるため詳細な説明を省略する。
続いて、図22を用いてステップS101以降の処理について説明する。ステップS101の後に、コンボノード(MME32)は、eNB22に対してPath switch request Ack を送信する(S102)。Path switch request Ackには、RI、UIP及びQoS情報等が含まれてもよい。さらに、Path switch request Ackには、NAT機能を実行する際に用いられる、eNB22及びPGW26を識別するためのGIPが含まれてもよい。
ステップS103〜S106は、図17のステップS64〜S67と同様であるため詳細な説明を省略する。
続いて、図23を用いてUEがIdle状態へ遷移する場合の処理の流れについて説明する。はじめに、UEがIdle状態へ遷移等することにより、移動通信システムとUEとの間のコネクションを解放する場合、eNB21は、コンボノード(MME32)へ、S1-AP:S1 UE Context Release request を送信する(S111)。次に、コンボノード(MME32)は、eNB21へS1-AP:S1 UE Context Release Command を送信する(S92)。次に、eNB21は、UEへRRC Connection Release を送信する(S113)。次に、eNB21は、UEとのリソースを解放したことを通知するために、コンボノード(MME32)へS1-AP:S1 UE Context Release Complete を送信する(S114)。
次に、コンボノード(FC33)は、Router24に対して、不要となったDLRI及びULRIを削除することを通知するために、Routing policy removal を送信する(S115)。次に、Router24は、不要となったDLRI及びULRIを削除し、コンボノード(FC33)へRouting policy removal ack を送信する(S116)。
次に、コンボノード(FC33)は、Router25に対して、UE1宛のデータをコンボノード(pSGW31)へルーティングさせることを示すDLRIを含むRouting policy update を送信する(S117)。次に、Router25は、コンボノード(FC33)に対して、Routing policy update ack を送信する(S118)。
ここで、ステップS115〜S118は、NAT Routingが行われない場合の処理について説明している。ここで、NAT Routingが行われる場合の処理について、ステップS119及びS120を用いて説明する。NAT Routingが行われる場合、コンボノード(MME32)は、PGW26に対して、コンボノード(pSGW31)へルーティングするためのDLRIを含むRouting policy update を通知する(S119)。さらに、PGW26は、Routing policy update ack をコンボノード(MME32)へ通知する(S120)。
続いて、図24及び図25を用いて、External networkからUEに対してDL trafficが到達した場合のNW Triggered Service Request処理の流れについて説明する。はじめに、コンボノード(MME32及びpSGW31)は、PGW26からDownlink Dataを受信する。(S121)。次に、コンボノード(MME32)は、eNB21へPaging信号を送信する(S122)。さらに、eNB21もUEへPaging信号を送信する(S123)。
次に、図25において、UEは、コンボノード(MME32)へ、Service Request を送信する(S124)。ここで、関連するノードにおいて、UEの認証等の処理が実行される(S125)。
次に、コンボノード(MME32)は、eNB21へS1-AP:Initial Context Setup Request を送信する(S126)。S1-AP:Initial Context Setup Request には、RI、UIP及びQoS情報等が含まれる。さらに、S1-AP:Initial Context Setup Request には、NAT機能を実行する際に用いられる、eNB21及びPGW26を識別するためのGIPが含まれてもよい。
次に、eNB21は、UEへRadio bearer establishment を送信する(S127)。
次に、eNB21は、コンボノード(MME32)へ、S1-AP:Initial Context Setup Complete を送信する(S128)。ステップS129〜S132は、図14のステップS22〜S25と同様であるため説明を省略する。さらに、ステップS133及びS134は、図17のステップS66及びS67と同様であるため詳細な説明を省略する。
以上説明したように、本発明の実施の形態1にかかる移動通信システムを用いることにより、eNBとPGWとの間をRouterを用いて接続されている場合において、コンボノードを用いてRouterのルーティングテーブルを制御することができる。さらに、コンボノードは、eNB及びPGWに対して、ルーティング情報を通知することができる。これにより、UEとService serverとの間の経路を一意に設定することができる。
(実施の形態2)
続いて、図26を用いて、eNBとPGWとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成例について説明する。具体的には、本図においては、eNB21〜23のうち、eNB23と、PGW141とが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置されることが示されている。PGW141は、Service server142が配置されているExternal networkと、EPSとの間のゲートウェイとして動作する。このような構成の場合、コンボノード(FC33)は、Service server142宛のデータを、eNB23へルーティングするように、Router24のルーティングテーブルを制御する。
このようなネットワークシステムを構成することにより、EPS内を伝送するパケットを減少させることが可能であり、External networkとの間で効率的なトラヒック伝送を実現することができる。
さらに、図27を用いて、RNCとPGWとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成例について説明する。図27においては、図26のeNB21〜23の代わりに、RNC51〜53が用いられている。その他の構成は、図26と同様である。
さらに、図28を用いて、RNCとGGSNとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成例について説明する。図28においては、図27のPGW141の代わりに、GGSN151が用いられている。また、コンボノード30は、pSGW31に関する機能が搭載されていない点において図27のコンボノード30と異なる。その他の構成は図26と同様である。
続いて、図29を用いて、eNBとPGWとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成例について、図26のネットワークシステムと異なる例について説明する。図29においては、Service server162が、EPS内に配置されている例を示している。さらに、Service server162へアクセスするためのインタフェースとして、PGW161が用いられてもよい。また、本図においては、Service server162と接続するために、PGWを用いない構成としてもよい。つまり、本図においては、Service server162が、External networkではなく、移動通信キャリア等が管理するネットワークシステム内に配置されている点において、図26のネットワークシステムと異なる。その他の構成については、図26と同様である。
さらに、図30を用いて、RNCとPGWとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成例について、図27のネットワークシステムと異なる例について説明する。図30においては、図29と同様に、Service server162が、EPS内に配置されている例を示している。その他の構成については、図27と同様である。
さらに、図31を用いて、RNCとGGSNとが同一装置、もしくは、地理的、ネットワークトポロジー的に近隣に配置される場合のネットワークシステムの構成例について、図28のネットワークシステムと異なる例について説明する。図31においては、図29と同様に、Service server162が、EPS内に配置されている例を示している。その他の構成については、図28と同様である。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、図13〜25のコンボノードにおける処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。)
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年5月31日に出願された日本出願特願2012−125230を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 External network
2 External network
10 EPS
11 基地局
12 ゲートウェイ
13 経路制御装置
21 eNB
22 eNB
23 eNB
24 Router
25 Router
26 PGW
27 PGW
28 HSS
30 コンボノード
31 pSGW
32 MME
33 FC
34 PCRF
35 SGSN
41 Service Server
42 Service Server
51〜53 RNC
61 GGSN
62 GGSN
81 Router
82 Router
83 Router
101 通信端末

Claims (21)

  1. 基地局と、ゲートウェイと、前記基地局と前記ゲートウェイとの間の通信経路を制御する経路制御手段を備えるネットワークシステムであって、
    前記経路制御手段は、
    前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路を、前記基地局と通信を行う通信端末を識別する第1の識別情報と対応づけられ、前記ネットワークシステム内において一意に識別される第2の識別情報を用いて経路制御を行うように構成される、ネットワークシステム。
  2. 前記第2の識別情報は、前記第1の識別情報と、前記基地局と前記通信端末との間の無線パラメータとに対応付けられる、請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記基地局と前記ゲートウェイとの間にデータ転送装置をさらに備え、
    前記経路制御手段は、
    前記基地局及び前記ゲートウェイへ前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報を通知するとともに、前記データ転送装置へ前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報が設定されたデータの経路制御情報を通知する、請求項1又は2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記基地局は、
    前記通信端末から送信される第1のデータに前記第2の識別情報を設定し、前記第2の識別情報が設定された第2のデータを前記ゲートウェイへ送信し、
    前記ゲートウェイは、
    前記第2のデータから前記第2の識別情報を削除した前記第1のデータを前記ネットワークシステムとは異なる外部ネットワークに配置されている外部装置へ送信する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  5. 前記ゲートウェイは、
    前記ネットワークシステムとは異なる外部ネットワークに配置されている外部装置から送信される第3のデータに前記第2の識別情報を設定し、前記第2の識別情報が設定された第4のデータを前記基地局へ送信し、
    前記基地局は、
    前記第4のデータから前記第2の識別情報を削除した前記第3のデータを前記通信端末へ送信する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  6. 前記経路制御手段は、
    前記基地局及び前記ゲートウェイを制御する移動制御装置と、前記基地局及び前記ゲートウェイの間に配置されたデータ転送装置を制御するフロー制御装置と、を有するように構成される請求項1乃至5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  7. 前記通信端末と前記基地局との間に無線ベアラが設定されていない状態において、前記通信端末を宛先とする着信データが発生した場合、
    前記通信端末と前記基地局との間に無線ベアラが設定されるまでの間、前記着信データを保持するサービングゲートウェイをさらに備え、
    前記経路制御手段は、
    前記移動制御装置と、前記フロー制御装置と共に前記サービングゲートウェイを有するように構成される、請求項6に記載のネットワークシステム。
  8. 基地局と、ゲートウェイと、前記基地局と前記ゲートウェイとの間においてデータを中継する複数のデータ転送装置と、前記基地局と前記ゲートウェイとの間の通信経路を制御する経路制御手段を備えるネットワークシステムであって、
    前記経路制御手段は、
    前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路において経由する前記データ転送装置を指定され、前記ネットワークシステム内において一意に識別される第3の識別情報を用いて経路制御を行うように構成される、ネットワークシステム。
  9. 前記第3の識別情報は、IPアドレス内の任意のビットが前記データ転送装置を識別するビットとして設定される、請求項8に記載のネットワークシステム。
  10. 前記基地局及び前記ゲートウェイは、経由する前記データ転送装置に応じて異なる複数の前記第3の識別情報に対応する複数のIPアドレスが設定される、請求項9に記載のネットワークシステム。
  11. 基地局とゲートウェイとの間の通信経路を制御する経路制御装置であって、
    前記経路制御装置は、
    前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路を、前記基地局と通信を行う通信端末を識別する第1の識別情報と対応づけられ、前記基地局、ゲートウェイ及び前記経路制御装置を有するネットワークシステム内において一意に識別される第2の識別情報を用いて経路制御を行う、経路制御装置。
  12. 前記第2の識別情報は、前記第1の識別情報と、前記基地局と前記通信端末との間の無線パラメータとに対応付けられる、請求項11に記載の経路制御装置。
  13. 前記経路制御装置は、
    前記基地局及び前記ゲートウェイへ前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報を通知するとともに、前記基地局と前記ゲートウェイとの間に配置されたデータ転送装置へ前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報が設定されたデータの経路制御情報を通知する、請求項11又は12に記載の経路制御装置。
  14. 前記経路制御装置は、
    前記基地局及び前記ゲートウェイを制御する移動制御装置と、前記基地局及び前記ゲートウェイの間に配置されたデータ転送装置を制御するフロー制御装置と、を有するように構成される請求項11乃至13のいずれか1項に記載の経路制御装置。
  15. 前記経路制御装置は、
    前記移動制御装置と前記フロー制御装置と共に、前記通信端末と前記基地局との間に無線ベアラが設定されていない状態において、前記通信端末を宛先とする着信データが発生した場合に、前記通信端末と前記基地局との間に無線ベアラが設定されるまでの間、前記着信データを保持するサービングゲートウェイを有するように構成される、請求項14に記載の経路制御装置。
  16. データを中継する複数のデータ転送装置を用いて構成される基地局とゲートウェイとの間の通信経路を制御する経路制御装置あって、
    前記経路制御装置は、
    前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路において経由する前記データ転送装置を指定され、前記基地局及び前記ゲートウェイを有するネットワークシステム内において一意に識別される第3の識別情報を用いて経路制御を行う、経路制御装置。
  17. 前記第3の識別情報は、IPアドレス内の任意のビットが前記データ転送装置を識別するビットとして設定される、請求項16に記載の経路制御装置。
  18. 基地局と、ゲートウェイと、前記基地局と前記ゲートウェイとの間の通信経路を制御する経路制御方法であって、
    前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路を、前記基地局と通信を行う通信端末を識別する第1の識別情報と対応づけられ、前記基地局及び前記ゲートウェイを有するネットワークシステム内において一意に識別される第2の識別情報を用いて経路制御を行う、経路制御方法。
  19. データを中継する複数のデータ転送装置を用いて構成される基地局とゲートウェイとの間の通信経路を制御する経路制御方法あって、
    前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路において経由する前記データ転送装置を指定され、前記基地局及び前記ゲートウェイを有するネットワークシステム内において一意に識別される第3の識別情報を用いて経路制御を行う、経路制御方法。
  20. 基地局と、ゲートウェイと、前記基地局と前記ゲートウェイとの間における通信経路の制御をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路を、前記基地局と通信を行う通信端末を識別する第1の識別情報と対応づけられ、前記基地局及び前記ゲートウェイを有するネットワークシステム内において一意に識別される第2の識別情報を用いて経路制御を行うステップ、をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体。
  21. データを中継する複数のデータ転送装置を用いて構成される基地局とゲートウェイとの間における通信経路の制御をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体であって、
    前記基地局と前記ゲートウェイとの間の経路において経由する前記データ転送装置を指定され、前記基地局及び前記ゲートウェイを有するネットワークシステム内において一意に識別される第3の識別情報を用いて経路制御を行うステップ、をコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的なコンピュータ可読媒体。
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