JPWO2013175683A1 - 病理診断結果判定システム、病理診断結果判定方法および病理診断結果判定装置 - Google Patents

病理診断結果判定システム、病理診断結果判定方法および病理診断結果判定装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013175683A1
JPWO2013175683A1 JP2014516635A JP2014516635A JPWO2013175683A1 JP WO2013175683 A1 JPWO2013175683 A1 JP WO2013175683A1 JP 2014516635 A JP2014516635 A JP 2014516635A JP 2014516635 A JP2014516635 A JP 2014516635A JP WO2013175683 A1 JPWO2013175683 A1 JP WO2013175683A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
report
unit
diagnosis
diagnosis result
feature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014516635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5958534B2 (ja
Inventor
丸亀 敦
敦 丸亀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2014516635A priority Critical patent/JP5958534B2/ja
Publication of JPWO2013175683A1 publication Critical patent/JPWO2013175683A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5958534B2 publication Critical patent/JP5958534B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/483Physical analysis of biological material
    • G01N33/4833Physical analysis of biological material of solid biological material, e.g. tissue samples, cell cultures
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0012Biomedical image inspection
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H50/00ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
    • G16H50/20ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for computer-aided diagnosis, e.g. based on medical expert systems
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16ZINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G16Z99/00Subject matter not provided for in other main groups of this subclass
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10024Color image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10056Microscopic image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20081Training; Learning
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20084Artificial neural networks [ANN]
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30004Biomedical image processing
    • G06T2207/30024Cell structures in vitro; Tissue sections in vitro

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

本発明の病理診断結果判定システムは、組織標本画像の病理診断を行い、診断記録情報を生成する診断部と、前記組織標本画像の病理診断結果が記載されたレポートを蓄積するレポート蓄積部と、前記レポート蓄積部に蓄積されているレポートに記載されている診断結果を解析するレポート解析部と、前記レポート解析部で解析された診断結果と、前記診断記録情報とを比較し、診断結果の一致度を判断するレポート検証部とを備えたことを特徴とする。

Description

本発明は、組織標本画像を診断した結果とレポート内容の乖離を発見する病理診断結果判定システム、病理診断結果判定方法および病理診断結果判定装置に関する。
一般的な病理診断方法として、人体より採取された病変組織や細胞などの標本(病理標本)を、ガラスのスライド上に貼り付けて顕微鏡を用いて観察・診断する方法がある。近年、顕微鏡による病理診断以外にも、スライド上の標本をデジタル画像として取り込むスキャナを用いた病理診断(画像診断)が行われている。
通常、顕微鏡やデジタル画像によって病理診断が行われた後、病理医はその結果を病理診断報告書として書面にまとめる。このとき、事務手続き上のミスや書面管理の不徹底により、病理診断結果と病理診断報告書の記載内容に乖離が生じることがある。
この対策として、特開2010−035756号公報では、視線検出を用いて医療診断画像のどの位置のどの特徴、どの程度の時間を見たかを検出し、あらかじめ特徴抽出により設定しておいた要注意領域の見落としの警告をあげる方法が提案されている。この方法は、診断現場に視線検出装置を導入でき、警告を与えるような場合には有効である。
特開2010−035756号公報
しかし、視線検出装置の導入は、経済的負担、病理医への心理的負担があり、このような装置を導入することに抵抗は大きい。本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の病理診断結果判定システムは、組織標本画像の病理診断を行い、診断記録情報を生成する診断部と、組織標本画像の病理診断結果が記載されたレポートを蓄積するレポート蓄積部と、レポート蓄積部に蓄積されているレポートに記載されている診断結果を解析するレポート解析部と、レポート解析部で解析された診断結果と、診断記録情報とを比較し、診断結果の一致度を判断するレポート検証部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の病理診断結果判定方法は、組織標本画像の病理診断を行い、診断記録情報を生成する診断ステップと、組織標本画像の病理診断結果が記載されたレポートをレポート蓄積部に蓄積するレポート蓄積ステップと、レポート蓄積部に蓄積されているレポートに記載されている診断結果を解析するレポート解析ステップと、レポート解析ステップで解析された診断結果と、診断記録情報とを比較し、診断結果の一致度を判断するレポート検証ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明の病理診断結果判定装置は、組織標本画像の病理診断を行い、診断記録情報を生成する診断部と、組織標本画像の病理診断結果が記載されたレポートを蓄積するレポート蓄積部と、レポート蓄積部に蓄積されているレポートに記載されている診断結果を解析するレポート解析部と、レポート解析部で解析された診断結果と、診断記録情報とを比較し、診断結果の一致度を判断するレポート検証部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、組織標本画像を診断した結果とレポート内容の乖離を防止し、誤診リスクの低減を図ることができる。
本発明による病理診断判定システムの第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態の病理診断判定システムの動作手順の例を示すフロー図である。 第1の実施形態の診断部102に記録されている診断結果情報の例を示す説明図である。 第1の実施形態のレポート解析部105に記録されている診断結果情報の例を示す説明図である。 レポート蓄積部104に蓄積されている病理レポートの例を示す説明図である。 組織領域のブロック分割例を示す説明図である。 ブロック番号と注視領域(ROI)の対応付け表の例を示す説明図である。 本発明による病理診断判定システムの第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態の病理診断判定結果システムの動作手順の例を示すフロー図である。 診断情報蓄積部103に記録されている診断記録情報の例を示す説明図である。 診断情報蓄積部103に記録されている診断記録情報の例を示す説明図である。 診断情報蓄積部103に記録されている診断記録情報の例を示す説明図である。 レポート解析部105に記録されている診断記録情報の例を示す説明図である。 各種特徴とその属性情報に対応する重み付け値の例を示す説明図である。 注視領域(ROI)を高倍率で観察した例を示す説明図である。
実施形態1.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明による病理診断判定システムの第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。画像蓄積部101は、病変組織の標本スライドをスキャナなどの撮像装置で読み込み、生成された組織標本画像を蓄積する。
診断部102は、画像蓄積部101に組織標本画像の送信を要求し、得られた組織画像中の組織の輪郭を抽出する。さらに、診断部102は、組織内に存在する各種特徴を抽出する機能を有する。ここで、病理診断に用いる特徴の例としては、核、腺管、印環細胞、粘液、壊死細胞などが挙げられる。
また、診断部102は、画素の色の値で対象領域を含む大まかな領域を限定した後、エッジ抽出フィルタやテンプレートマッチングなどの一般的な画像処理手段を用いて対象領域から特徴領域を抽出する。なお、ここで特徴領域とは、病理診断に用いる特徴を含む領域のことである。
さらに、診断部102は、組織標本画像から抽出された各種特徴を基に注視領域(ROI)を決めて解析し、病理診断を行う。このとき、特徴の色、形などに関する値(特徴量)がまとめて特徴ベクトルとされる。診断部102は、ニューラルネットワーク(NN)やサポートベクターマシン(SVM)などの機械学習方式で予め学習された識別器に特徴ベクトルを入力し、病理診断を行う。
得られた診断結果は、図3aに示すように、組織標本の識別情報(ID)、注視領域(ROI)とともに診断部102に診断記録情報として蓄積される。組織標本識別情報(ID)とは、組織標本を識別するための情報である。本実施形態では、組織標本に識別情報を含んだバーコードが付されている。
注視領域(ROI:Region Of Interest)とは、病理診断上の重要な特徴を含む組織標本画像中の病理診断対象となる領域のことである。また、診断結果とは、組織標本の病理診断結果である。本実施形態では、診断結果は、その組織標本が「悪性」か「良性」かということを示している。
レポート蓄積部104には、病理レポートが蓄積されている。一般に、図4に示すように、病理レポートには、患者情報(組織標本識別情報(ID)、年齢、性別)、病理医情報、標本情報(臓器名、臓器内における生検採取位置、採取方法)、診断情報(診断結果、所見)などのテキスト情報が記載されている。病理レポートには、その他必要に応じて病理診断に必要な項目を追加しても良い。
レポート解析部105は、病理レポートの記載内容を基に、自然言語処理の構文解析により診断結果を抽出する。診断結果は、その組織標本が「悪性」か「良性」かということを示している。診断結果は、図3bに示すように、組織標本の識別情報(ID)、注視領域(ROI)とともにレポート解析部105に診断記録情報として蓄積される。
レポート検証部106は、診断部102に蓄積されている診断結果とレポート蓄積部104に蓄積されている診断記録情報の一致度を判定する。第1の実施形態では、レポート検証部106は、診断部102に蓄積されている診断記録情報とレポート蓄積部104に蓄積されている診断記録情報の一致度を判定する。
図2は、第1実施形態の病理診断判定システムの動作手順の例を示すフロー図である。診断部102は、画像蓄積部101に蓄積された組織標本画像を要求する(S100)。診断部102は、要求した組織標本画像中の組織の輪郭を、先述の特徴抽出と同様の方法で抽出する。さらに診断部102は、組織内に存在する各種特徴を抽出し、各種特徴の属性情報(特徴の密度、特徴の形状、大小などを表す。)である特徴量を算出する(S101a,b)。
また、診断部102は、抽出した各種特徴情報をもとに、注視領域(ROI)を決め、病理診断を行う(S102)。診断部102は、注視領域(ROI)を決定する方法に、特開2009−175040に記載されている手法を用いても良いし、その他の手法を用いても良い。
第1実施形態における診断記録情報とは、組織標本識別情報(ID)、注視領域(ROI)、診断結果に関する情報のことである。診断情報蓄積部103は、診断部102で得られた診断記録情報を、図3aに示すようなテーブルとして蓄積する(S103)。
一方、レポート解析部105は、レポート蓄積部104に蓄積されたレポートを要求する(S200)。レポート解析部105は、レポートに記載されている診断記録情報を抽出し(S201)、図3bに示すようなテーブルとしてレポート解析部105自身に記録する(S202)。
レポート検証部106は、診断部102とレポート解析部105に記録されている診断記録情報(図3a、図3b)とを比較し、両者の一致度を判断する。以下、診断記録情報を比較するフローを説明する。
<組織標本識別情報(ID)の比較>
レポート検証部106は、まず、組織標本識別情報(ID)を比較する(S300)。組織標本識別情報(ID)が一致したら、次に、レポート検証部106は、注視領域(ROI)を比較する(S301)。組織標本識別情報(ID)が一致しなかった場合には、そこでフローは終了する(S303)。
<注視領域の比較>
ステップS300において、組織標本識別情報(ID)が一致したら、次にレポート検証部106は、注視領域(ROI)を比較する(S301)。以下、注視領域(ROI)を比較するフローを説明する。
図5に示すように、レポート検証部106は、診断部102で抽出された組織領域の上端、下端、左端、右端に接する矩形領域(バウンディングボックス)を設定する。レポート検証部106は、この矩形領域内部を複数のブロックに分割する。レポート検証部106は、例えば、縦方向に4分割、横方向に4分割し、合計16個のブロックを生成し、各ブロックに1〜16までの番号を付ける。
病理レポートと各ブロックとの位置情報の対応付けは次のように行われる。病理レポートに記載されている注視領域(ROI)に関する情報は、「右上」のような大まかな位置のみで示されることが多い。図6に示すように注視領域(ROI)とブロック番号の対応をあらかじめ定義しておくことで、病理レポートに記載されている注視領域と組織標本画像中の注視領域との対応関係を特定できる。
一方、レポート解析部105は、病理レポートの構文解析を行い、注視領域(ROI)情報を取得する。例えば、ここで注視領域(ROI)情報として、「右上」という言葉が抽出できたとする。このとき、病理レポートの「右上」に該当する組織標本画像中の位置は図6のようにブロック番号3, 4,8と定義されているため、注視領域(ROI)情報に関して、両者は一致すると判断できる(S301)。ここで、注視領域が一致しなかった場合には、そこでフローは終了する(S303)。
<診断結果の比較>
さらに、レポート検証部106は、診断部102とレポート解析部105に記録されている診断結果を比較する(S302)。両者の診断結果が、「良性」で一致した場合、レポート検証部106は、最終診断結果を「良性」とし、フローが終了する(S303)。
一方、両者の診断結果が、「悪性」で一致した場合、レポート検証部106は、最終診断結果を「悪性」とし、フローが終了する(S303)。ここで、レポート検証部106は、がんの悪性の詳細評価(例えば、グレーディングなど)を行っても良い。このとき、レポート検証部106は、表示画面に診断記録情報を表示しても良い。
また、両者の診断結果が一致しなかった場合には、レポート検証部106は、表示画面に警告表示し、フローが終了する(S303)。
本発明によれば、組織標本画像を診断した結果と病理医が作成したレポート内容の乖離を防止できる。
実施形態2.
第2の実施形態では、レポート蓄積部104に蓄積されている病理レポートの記載内容を基に病理診断に必要な特徴とその属性情報が抽出される。そして、診断情報蓄積部103に蓄積されている診断記録情報に含まれる特徴とその属性情報とが比較され、両者の一致度が判断される。また、このとき両者の一致度に応じたスコアが算出され、算出されたスコアが予め設定された標準値よりも一定値以上かけ離れている場合には、警告表示が行われる。
図7は、本発明による病理診断判定システムの第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。第1の実施形態との違いは、診断部102が、診断特徴認識部112と診断特徴解析部122とを含むことである。さらに、第1の実施形態との違いは、レポート検証部106が、特徴別重要度テーブル記録部126と、スコア算出部136とを含むことである。なお、第1実施形態と共通している構成については、説明を省略する。
診断部102は、診断特徴認識部112と、診断特徴解析部122と、診断記録部132とを含む。
診断特徴認識部112は、画像蓄積部101に組織標本画像の送信を要求し、得られた組織画像中の組織の輪郭を抽出する。さらに、診断特徴認識部112は、組織内に存在する各種特徴を抽出する機能を有する。ここで、病理診断に用いる特徴の例としては核、腺管、印環細胞、粘液、壊死細胞などが挙げられる。特徴抽出の方法は、第1の実施形態と同様の方法が用いられるため、ここでは説明を省略する。
診断特徴解析部122は、診断特徴認識部112で抽出された組織画像中の組織、及び特徴を解析し、病理診断を行う。
診断特徴解析部122は、組織画像中から特徴となる領域を抽出する。そして、診断特徴解析部122は、その領域の形状に関する量(面積、周囲長、円形度、長軸・短軸及びその比、細線化画素数とその測地線、端点、交差点数)、およびその領域内の画素の色要素(RGB、HSV等)の平均値、分散を特徴として計算する。診断特徴解析部122は、それらの値をまとめて特徴量ベクトルとし、閾値処理、もしくはニューラルネットワーク(NN)、サポートベクターマシン(SVM)などに代表される機械学習法を用いて、良性もしくは悪性の程度を判定する。
診断特徴解析部122は、0と1などの2値で程度を判定してもよい。また、診断特徴解析部122は、閾値からの離れ具合や、機械学習法で計算される数値などの連続値を用いて程度を判定してもよい。なお、診断特徴解析部122は、上記方法を含め、一般的に知られた特徴解析方法の技術を利用しても良い。
診断記録部132は、診断特徴解析部122で解析された組織標本画像の組織標本識別情報(ID)、注視領域(ROI)、特徴名、特徴の属性情報などを診断記録情報として記録する。
レポート解析部105は、抽出部115と、記録部125とを含む。
抽出部115は、病理レポートの記載内容を基に、特徴とその特徴の属性情報を自然言語処理の構文解析により抽出する。特徴の属性情報とは、特徴の密度、特徴の形状、大小などを表す。抽出部115は、得られた特徴、及び特徴の属性情報を基に病理診断を行う。診断結果は、図10に示すように、組織標本の識別情報(ID)、注視領域(ROI)とともに診断情報蓄積部103に診断記録情報として蓄積される。
記録部125は、抽出部115で抽出された特徴とその属性情報を図10に示すように記録する。
レポート検証部106は、比較部116と、特徴別重要度テーブル記録部126と、スコア算出部136とを含む。
比較部116は、診断情報蓄積部103に蓄積されている診断記録情報と、レポート解析部105の記録部125に記録されている特徴およびその属性情報とを比較する。
特徴別重要度テーブル記録部126は、スコア算出に用いられる重み付け値を図11に示すように記録する。この重み付け値は、特徴とその属性情報の各々に対応して予め設定されている。
具体的には、胃がん診断における印環細胞や前立腺がん診断におけるcomedo necrosis といったその特徴の有無で悪性判断を強く支持するようなものほど、重み付け値は極めて大きな値を示す。
また、腺管のようにその特徴のみでは悪性判断を必ずしも支持できない特徴もある。この場合、その属性情報による悪性発生率や深刻度(がんであった場合、進行が早いなど)に応じた重み付け値が設定される。例えば、特徴が「腺管」の場合、その属性情報には大きさ、密度、形状などを表す語がある。例えば、「大きさの異なる腺管が密集している」といった所見が病理レポートに記載されていたとする。この場合、図11に示すように、「腺管が密集している」という項目に対して+5、「腺管の大きさが異なる」という項目には+7といった重み付け値が設定される。
スコア算出部136は、比較部116で付与された一致度スコアと、特徴別重要度テーブル記録部126に記録されている重み付け値を用いて、加重和などにより警告スコアを算出する。
一致度スコアとは、特徴を比較したときその一致度により付与されるスコアのことである。診断情報記録部103、及びレポート解析部105の記録部125に記録されている同一の組織標本画像の診断記録情報において、両者の特徴を比較した場合に、両者の特徴が一致した場合には+1、一致しなかった場合には−1がそれぞれ一致度スコアとして付与される。
また、警告スコアとは、特徴の一致度スコアと、図11に示すような予め設定された重み付け値を、特徴、または属性情報の一致項目に乗じ、総和を算出することで導出されるスコアである。警告スコアは、診断情報記録部103、及びレポート解析部105の病理診断結果がどの程度かけ離れているかを示す指標となる。
本例では、胃がんの疑いがある組織標本を用いて病理診断が行われる場合を挙げて説明する。また、特徴として「腺管」、属性情報として「大きさ、形状、密集度など」を用いて病理診断が行われる場合を想定して説明する。
診断特徴認識部112は、組織標本画像中の組織、及び各種特徴領域を抽出する。さらに、診断特徴解析部122は、抽出した各種特徴情報をもとに、注視領域(ROI)を決め病理診断を行う。ここまでのステップは、第1の実施形態と同様のため、説明を省略する。
図12は、診断特徴認識部112で認識された組織標本画像中の組織、及び特徴情報をもとに注視領域(ROI)が複数設定され、そのうち注視領域(ROI)を1つ決定したことを示す説明図である。注視領域(ROI)が決定されると、診断特徴解析部122は、注視領域内に存在する特徴を、診断するために適した倍率に設定する。診断特徴解析部122で行われる注視領域(ROI)の病理診断方法は、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
診断特徴解析部122は、腺管を解析した際に得られた組織標本識別情報(ID)、注視領域(ROI)情報、特徴名とその属性情報を診断情報蓄積部103に送る。診断情報蓄積部103は、送られた情報を図9に示すように記録する。
一方、レポート蓄積部104に蓄積されたレポートは、レポート解析部105に送信される。レポート解析部105の抽出部115は、レポートに記載されている病理標本識別情報(ID)、注視領域(ROI)、特徴名とその属性情報を抽出し、図10に示すようなテーブル形式で記録部125に記録する。
以下、レポート解析部105がレポート蓄積部104に蓄積されているレポートの記載内容を基に、特徴名とその属性情報を抽出するフローを説明する。例えば、病理レポートに、「大きさの異なる腺管が密集している」という所見があるとする。この場合、レポート解析部105は、特徴として「腺管」、属性情報として「大きさが異なる」、「密集」を抽出する。ここで得られた情報は、図10に示すようなテーブル形式でレポート解析部105の記録部125に記録される。
次に、レポート検証部106の比較部116は、記録部125に記録した特徴とその属性情報を含む診断記録情報と、診断情報蓄積部103に蓄積されている診断記録情報とを比較し、両者の一致度を判定する。以下、この判定処理のフローを図8を用いて説明する。
<組織標本識別情報(ID)の比較>
レポート検証部106は、診断情報蓄積部103に蓄積された組織標本識別情報(ID)と、レポート解析部105で解析されたレポートの組織標本識別情報(ID)とを比較する(S600)。一致していた場合、続いてレポート検証部106は、注視領域(ROI)を比較する(S601)。注視領域(ROI)が一致していない場合、ここでフローは終了する(S607)。
<注視領域(ROI)の比較>
レポート検証部106は、診断情報蓄積部103に蓄積された診断記録情報と、レポート解析部105で解析されたレポートの診断記録情報のうち注視領域(ROI)とを比較する(S601)。ここでの比較方法は、第1の実施形態と同様のため、説明を省略する。
<特徴とその属性情報の比較>
レポート検証部106の比較部116は、診断情報蓄積部103に蓄積された情報(図9a)と、レポート解析部105に保存されている特徴とその属性情報(図10)のうち、まず最初に特徴を比較する(S602)。本例の場合、特徴は両者ともに「腺管」である。そのため、比較部116は、特徴が一致すると判断し、特徴の一致度スコアとして+1を付与する。
次に、レポート検証部106の比較部116は、診断情報蓄積部103と、レポート解析部105に記録されている特徴の属性情報とを比較する。レポート検証部106には、予め属性情報の記載ごとに、それに対応する閾値の条件が設定されている。比較部116は、診断記録情報103、及びレポート解析部105に記録されている属性情報がその閾値の条件を満たしているとき、両者が一致していると判断する。
ここで、特徴の属性情報を比較する例として、密度に関する情報を比較する場合について説明する。診断情報蓄積部103には、「密度70%」を表わす情報(図9a)が蓄積されている。これは、注視領域(ROI)全体のうち腺管が占める割合を意味している。一方、レポート解析部105には、「密集している」ことを表わす情報(図10)が保存されている。
このとき、特徴の属性情報である「密度70%」および「密集している」が、ともに予め設定された閾値の条件を満たす。そのため、レポート検証部106は、両者が一致していると判断する。
次に、特徴の属性情報の比較する例として、特徴の大きさに関する情報を比較する場合について説明する。診断情報蓄積部103には、「大きさのばらつき:大」であることを表わす情報(図9a)が蓄積されており、レポート解析部105には、「大きさは異なる」ことを表わす情報(図10)が保存されている。このとき、両者ともに予め設定された閾値の条件を満たす。そのため、レポート検証部106は、両者が一致していると判断する。
さらに、レポート検証部106のスコア算出部136は、各特徴の一致度スコアと、特徴別重要度テーブル記録部126に予め設定された重み付け値とを、特徴、または属性情報の一致項目に乗じ、全体の和を算出することで警告スコアを導出する(S604)。
本例において、特徴は「腺管」で一致していると判断されたため、一致度スコアは+1になる。さらに、特徴別重要度テーブル記録部126に記録された情報から、腺管のうち「大きさが異なる」という項目は重み付け値+7、「密集している」という項目は重み付け値+5になる。
スコア算出部136は、このようにして得られた一致度スコア+1を2つの重み付け値に乗じ、総和を算出することで警告スコアを導出する。ここで算出された警告スコアは、+12になる。なお、スコア算出部136は、レポート文中の特徴と、その属性情報の配列順序により、必要に応じて算出された警告スコアに加点および/または減点してもよい。
レポート検証部106のスコア算出部136で算出された警告スコアは、警告表示部107へと送られる。警告表示部107は、予め設定された閾値とレポート検証部106から送信された警告スコアを比較する(S605)。
警告スコアが閾値と一定以上かけ離れている場合、警告表示部107は、ユーザに対し警告表示を行い(S606)、処理を終了する(S607)。警告スコアが閾値と一定以上かけ離れていない場合、警告表示部107は、そのまま処理を終了する(S607)。いずれの場合においても、警告表示部107は、警告表示と同時に警告スコアを表示してもよい(S607)。
続いて、診断情報蓄積部103に蓄積されている診断記録情報(図9b)と、レポート解析部105に記録されている診断記録情報(図10)における特徴が一致しなかった場合の処理を説明する。
レポート検証部106の比較部116は、診断情報蓄積部103に蓄積された診断記録情報(図9b)と、レポート解析部105に保存されている診断記録情報(図10)のうち、まず最初に特徴を比較する。特徴は、それぞれ「腺管」、「印環細胞」である。そのため、比較部116は、特徴が一致していないと判断し、一致度スコアを−1とする。その結果は、警告表示部107へと送られる。
警告表示部107は、病理診断に用いた特徴が一致しない旨の警告表示を行い(S603)、フローはそのまま終了する(S607)。さらに、警告表示部107は、特徴が一致しなかった旨と、特徴とその属性情報を表示する(S606)。
本実施形態によれば、組織標本画像を診断した結果と病理医が作成したレポート内容の乖離を防止でき、また、病理診断結果のみならず、詳細な理由を評価できる。
実施形態3.
第3実施形態では、レポート蓄積部104に蓄積されているレポートに記載された診断記録情報と、診断情報蓄積部103に蓄積された診断記録情報とが比較され、両者の一致度が判断される。第2実施形態との違いは、診断情報蓄積部103に蓄積されている診断記録情報が複数存在することである。
診断情報蓄積部103とレポート解析部105に記録されている組織標本識別情報(ID)、および、注視領域(ROI)の抽出方法と比較方法は、第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する(S600、S601)。
以下、診断情報蓄積部103に記録されている診断結果情報が複数存在する場合に、特徴とその属性情報を比較するフローを図9、及び図10を用いて説明する。
レポート蓄積部104に蓄積されている病理レポートに、「大きさの異なる腺管が密集している」と記載されている場合を考える。特徴とその属性情報は、第1の実施形態と同様の方法で抽出されるため、ここでは説明を省略する。本例の場合、抽出された特徴は「腺管」、抽出された属性情報は「大きさの異なる」、「密集している」である。
診断情報蓄積部103に記録されていて、レポート蓄積部104に蓄積されている病理レポート(図10)と、病理標本識別情報(ID)、及び注視領域(ROI)が一致したものが、図9に示すように3つ(図9a、図9b、図9c)存在する場合を考える。この場合、該当する診断記録情報の各々について、病理レポートに記載されている特徴とその属性情報が比較される(S602)。
<特徴、及び特徴の属性情報が一致する場合>
レポート検証部106の比較部116は、診断情報蓄積部103に記録された注視領域1と、病理レポートに記載された特徴とその属性情報の比較を行う(S602)。まず最初に、比較部116は、診断情報蓄積部103に蓄積された診断記録情報(図9a)と、レポート解析部105に保存されている診断記録情報(図10)のうちの特徴とを比較する。本例の場合、特徴は両者ともに「腺管」である。そのため比較部116は、特徴が一致すると判断し、一致度スコアを+1とする。
次に、比較部116は、特徴の属性情報を比較する。診断情報蓄積部103には、「密度70%」を表わす情報(図9a)が蓄積され、レポート解析部105には、「密集している」ことを表わす情報(図10)が保存されている。第2の実施形態と同様の方法を用いて、比較部116は、両者が一致していると判断する。
続いて、比較部116は、特徴の大きさに関する情報を比較する。診断情報蓄積部103には、「大きさのばらつきがある」ことを表わす情報が蓄積されており、レポート解析部105には、保「大きさは異なる」ことを表わす情報(図10)が保存されている。この場合も、第2の実施形態と同様の方法を用いて、比較部116は、両者が一致していると判断する。
特徴別重要度テーブル記録部126に記録された情報から、腺管のうち「大きさが異なる」という項目は重み付け値+7、「密集している」という項目は重み付け値+5になる。
スコア算出部136は、このようにして得られた一致度スコア、及び重み付け値を用いて警告スコアを算出する(S604)。警告スコアの算出方法は、第2の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<特徴、及び特徴の属性情報が一致しない場合>
比較部116は、診断情報蓄積部103に蓄積された診断記録情報(図9b)と、レポート解析部105に保存されている診断記録情報(図10)のうちの特徴とを比較する。本例の場合、特徴が異なる。そのため比較部116は、特徴が一致しないと判断し、一致度スコアを−1とする。
特徴の一致度スコアとして−1が付与された場合、それ以後、警告スコアは算出されない。ここで、一致度スコアが−1になる場合、診断情報蓄積部103に蓄積されている診断記録情報に含まれる特徴が、病理レポートには記載されていなかった新たな情報であることを意味する。
警告表示部107は、特徴が一致しなかった旨と、算出された警告スコア、特徴とその属性情報を表示する。このとき、警告表示部107は、一致度の値が低い方から順にこれらの情報を表示させても良い。
また、比較部116は、診断情報蓄積部103に蓄積された診断記録情報(図9c)と、レポート解析部105に保存されている診断記録情報(図10)のうちの特徴を比較する。この方法も、先述した、診断情報蓄積部103に蓄積された診断記録情報(図9b)と、レポート解析部105に保存されている診断記録情報(図10)とを比較する方法と同様である。そのため、ここでは説明を省略する。
以上のように、本実施形態によれば、組織標本画像を診断した結果と病理医が作成したレポート内容の乖離を防止でき、また、病理診断結果のみならず、詳細な理由を評価できる。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年5月24日に出願された日本特許出願2012−118726を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
101 画像蓄積部
102 診断部
103 診断情報蓄積部
104 レポート蓄積部
105 レポート解析部
106 レポート検証部
107 警告表示部
112 診断特徴認識部
122 診断特徴解析部
132 診断記録部
115 抽出部
125 記録部
116 比較部
126 特徴別重要度テーブル記録部
136 スコア算出部

Claims (15)

  1. 組織標本画像の病理診断を行い、診断記録情報を生成する診断部と、
    前記組織標本画像の病理診断結果が記載されたレポートを蓄積するレポート蓄積部と、
    前記レポート蓄積部に蓄積されているレポートに記載されている診断結果を解析するレポート解析部と、
    前記レポート解析部で解析された診断結果と、前記診断記録情報とを比較し、診断結果の一致度を判断するレポート検証部とを備えた
    ことを特徴とする病理診断結果判定システム。
  2. 組織標本画像の病理診断を行い、診断記録情報を蓄積する診断記録蓄積部を備え、
    レポート解析部は、レポート蓄積部に蓄積されているレポートから注視領域、特徴名、及びその属性情報を抽出し、
    レポート検証部は、前記レポート解析部で抽出された注視領域、特徴名、及び当該特徴の属性情報と、前記診断記録蓄積部の診断記録情報とを比較し、特徴名の一致により一致度スコアを設定し、当該一致度スコアと、特徴名及びその属性情報毎に予め設定された重み付け値を用いて警告スコアを算出する
    請求項1に記載の病理診断結果判定システム。
  3. 重み付け値は、特徴と当該特徴の属性情報に応じて設定される請求項2に記載の病理診断結果判定システム。
  4. 診断部は、複数の注視領域を抽出し、
    レポート検証部は、前記複数の注視領域ごとに診断記録情報を比較し、設定された一致度スコアを用いて警告スコアを算出する
    請求項2または請求項3に記載の病理診断結果判定システム。
  5. 一致していない特徴に加え、一致した特徴を警告スコア順に表示する警告表示部を備えた
    請求項4に記載の病理診断結果判定システム。
  6. 組織標本画像の病理診断を行い、診断記録情報を生成する診断ステップと、
    前記組織標本画像の病理診断結果が記載されたレポートをレポート蓄積部に蓄積するレポート蓄積ステップと、
    前記レポート蓄積部に蓄積されているレポートに記載されている診断結果を解析するレポート解析ステップと、
    前記レポート解析ステップで解析された診断結果と、前記診断記録情報とを比較し、診断結果の一致度を判断するレポート検証ステップとを含む
    ことを特徴とする病理診断結果判定方法。
  7. 組織標本画像の病理診断を行い、診断記録情報を診断記録蓄積部に蓄積する診断記録蓄積ステップを含み、
    レポート解析ステップで、レポート蓄積部に蓄積されているレポートから注視領域、特徴名、及びその属性情報を抽出し、
    レポート検証ステップで、前記レポート解析ステップで抽出された注視領域、特徴名、及び当該特徴の属性情報と、前記診断記録蓄積部の診断記録情報とを比較し、特徴名の一致により一致度スコアを設定し、当該一致度スコアと、特徴名及びその属性情報毎に予め設定された重み付け値を用いて警告スコアを算出する
    請求項6に記載の病理診断結果判定方法。
  8. 重み付け値は、特徴と当該特徴の属性情報に応じて設定される請求項7に記載の病理診断結果判定方法。
  9. 診断ステップで、複数の注視領域を抽出し、
    レポート検証ステップで、前記複数の注視領域ごとに診断記録情報を比較し、設定された一致度スコアを用いて警告スコアを算出する
    請求項7または請求項8に記載の病理診断結果判定方法。
  10. 一致していない特徴に加え、一致した特徴を警告スコア順に表示する警告表示ステップを含む
    請求項9に記載の病理診断結果判定方法。
  11. 組織標本画像の病理診断を行い、診断記録情報を生成する診断部と、
    前記組織標本画像の病理診断結果が記載されたレポートを蓄積するレポート蓄積部と、
    前記レポート蓄積部に蓄積されているレポートに記載されている診断結果を解析するレポート解析部と、
    前記レポート解析部で解析された診断結果と、前記診断記録情報とを比較し、診断結果の一致度を判断するレポート検証部とを備えた
    ことを特徴とする病理診断結果判定装置。
  12. 組織標本画像の病理診断を行い、診断記録情報を蓄積する診断記録蓄積部を備え、
    レポート解析部は、レポート蓄積部に蓄積されているレポートから注視領域、特徴名、及びその属性情報を抽出し、
    レポート検証部は、前記レポート解析部で抽出された注視領域、特徴名、及び当該特徴の属性情報と、前記診断記録蓄積部の診断記録情報とを比較し、特徴名の一致により一致度スコアを設定し、当該一致度スコアと、特徴名及びその属性情報毎に予め設定された重み付け値を用いて警告スコアを算出する
    請求項11に記載の病理診断結果判定装置。
  13. 重み付け値は、特徴と当該特徴の属性情報に応じて設定される請求項12に記載の病理診断結果判定装置。
  14. 診断部は、複数の注視領域を抽出し、
    レポート検証部は、前記複数の注視領域ごとに診断記録情報を比較し、設定された一致度スコアを用いて警告スコアを算出する
    請求項12または請求項13に記載の病理診断結果判定装置。
  15. 一致していない特徴に加え、一致した特徴を警告スコア順に表示する警告表示部を備えた
    請求項14に記載の病理診断結果判定装置。
JP2014516635A 2012-05-24 2013-03-07 病理診断結果判定システム、病理診断結果判定方法および病理診断結果判定装置 Active JP5958534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014516635A JP5958534B2 (ja) 2012-05-24 2013-03-07 病理診断結果判定システム、病理診断結果判定方法および病理診断結果判定装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012118726 2012-05-24
JP2012118726 2012-05-24
JP2014516635A JP5958534B2 (ja) 2012-05-24 2013-03-07 病理診断結果判定システム、病理診断結果判定方法および病理診断結果判定装置
PCT/JP2013/001451 WO2013175683A1 (ja) 2012-05-24 2013-03-07 病理診断結果判定システム、病理診断結果判定方法および病理診断結果判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013175683A1 true JPWO2013175683A1 (ja) 2016-01-12
JP5958534B2 JP5958534B2 (ja) 2016-08-02

Family

ID=49623399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014516635A Active JP5958534B2 (ja) 2012-05-24 2013-03-07 病理診断結果判定システム、病理診断結果判定方法および病理診断結果判定装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9383347B2 (ja)
JP (1) JP5958534B2 (ja)
WO (1) WO2013175683A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5557091B2 (ja) * 2010-03-30 2014-07-23 日本電気株式会社 画像処理装置、画像読取装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
WO2015134668A1 (en) * 2014-03-04 2015-09-11 The Regents Of The University Of California Automated quality control of diagnostic radiology
KR20160054992A (ko) * 2014-11-07 2016-05-17 삼성전자주식회사 관심영역의 재검출 회피 장치 및 방법
EP3257016A4 (en) * 2015-02-13 2018-07-18 Prairie Ventures LLC System and method to objectively measure quality assurance in anatomic pathology
CN106296638A (zh) * 2015-06-04 2017-01-04 欧姆龙株式会社 显著性信息取得装置以及显著性信息取得方法
US10360675B2 (en) 2015-06-12 2019-07-23 International Business Machines Corporation Methods and systems for automatically analyzing clinical images using rules and image analytics
US9858385B2 (en) 2015-07-23 2018-01-02 International Business Machines Corporation Identifying errors in medical data
US10025902B2 (en) * 2016-08-12 2018-07-17 Verily Life Sciences Llc Enhanced pathology diagnosis
JP6897042B2 (ja) * 2016-09-27 2021-06-30 日本電気株式会社 画像検査装置、画像検査方法および画像検査プログラム
JP7224757B2 (ja) * 2017-10-13 2023-02-20 キヤノン株式会社 診断支援装置、情報処理方法、診断支援システム及びプログラム
CN108172276A (zh) * 2017-12-01 2018-06-15 杭州远舟医疗科技有限公司 一种红外影像自动评估方法、电子设备及存储介质
US10832808B2 (en) 2017-12-13 2020-11-10 International Business Machines Corporation Automated selection, arrangement, and processing of key images
EP3493213B1 (en) * 2018-02-13 2020-12-30 Siemens Healthcare GmbH Method, system, computer program product and computer-readable medium for supporting a visual analysis of a medical image data set
JP2019170621A (ja) 2018-03-28 2019-10-10 富士フイルム株式会社 読影支援装置、読影支援プログラム
CA3108903A1 (en) * 2018-08-07 2020-02-13 Britescan, Llc Portable scanning device for ascertaining attributes of sample materials
US10740901B2 (en) * 2018-12-17 2020-08-11 Nvidia Corporation Encoder regularization of a segmentation model
JP2023524982A (ja) 2020-05-08 2023-06-14 ペイジ.エーアイ インコーポレイテッド デジタル病理学における顕著な情報を決定するために電子画像を処理するシステム及び方法
JP6908806B1 (ja) * 2020-09-16 2021-07-28 BonBon株式会社 プログラム、情報処理装置、方法
CN112562816A (zh) * 2020-11-13 2021-03-26 陈卫霞 肿瘤影像报告诊断结果与病理结果对应与评价***及方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2918663B2 (ja) * 1990-09-06 1999-07-12 株式会社日立製作所 顕微鏡視野内表示装置及びこれを含む顕微鏡画像処理装置
JP2001059842A (ja) * 1999-08-25 2001-03-06 Nec Corp 病理診断装置
JP3451307B2 (ja) * 1994-01-13 2003-09-29 独立行政法人放射線医学総合研究所 染色体画像表示装置
US20030215936A1 (en) * 2000-12-13 2003-11-20 Olli Kallioniemi High-throughput tissue microarray technology and applications
JP3916395B2 (ja) * 1997-07-17 2007-05-16 アキュメッド インターナショナル インコーポレイテッド 検体の予備処理機能を備えた検査体系
JP2007192821A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Sakura Finetex Usa Inc 生物学的標本を処理するための自動システムおよび方法
JP2011181015A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Olympus Corp 診断情報配信装置および病理診断システム
JP2012073179A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 病理診断支援装置、病理診断支援方法、病理診断支援のための制御プログラムおよび該制御プログラムを記録した記録媒体
WO2012157201A1 (ja) * 2011-05-18 2012-11-22 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6091842A (en) * 1996-10-25 2000-07-18 Accumed International, Inc. Cytological specimen analysis system with slide mapping and generation of viewing path information
US6430309B1 (en) * 1995-09-15 2002-08-06 Monogen, Inc. Specimen preview and inspection system
US6148096A (en) * 1995-09-15 2000-11-14 Accumed International, Inc. Specimen preview and inspection system
JP2010035756A (ja) 2008-08-04 2010-02-18 Fujifilm Corp 診断支援装置及び診断支援方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2918663B2 (ja) * 1990-09-06 1999-07-12 株式会社日立製作所 顕微鏡視野内表示装置及びこれを含む顕微鏡画像処理装置
JP3451307B2 (ja) * 1994-01-13 2003-09-29 独立行政法人放射線医学総合研究所 染色体画像表示装置
JP3916395B2 (ja) * 1997-07-17 2007-05-16 アキュメッド インターナショナル インコーポレイテッド 検体の予備処理機能を備えた検査体系
JP2001059842A (ja) * 1999-08-25 2001-03-06 Nec Corp 病理診断装置
US20030215936A1 (en) * 2000-12-13 2003-11-20 Olli Kallioniemi High-throughput tissue microarray technology and applications
JP2007192821A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Sakura Finetex Usa Inc 生物学的標本を処理するための自動システムおよび方法
JP2011181015A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Olympus Corp 診断情報配信装置および病理診断システム
JP2012073179A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 病理診断支援装置、病理診断支援方法、病理診断支援のための制御プログラムおよび該制御プログラムを記録した記録媒体
WO2012157201A1 (ja) * 2011-05-18 2012-11-22 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置およびその制御方法と制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20150072371A1 (en) 2015-03-12
US9383347B2 (en) 2016-07-05
JP5958534B2 (ja) 2016-08-02
WO2013175683A1 (ja) 2013-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5958534B2 (ja) 病理診断結果判定システム、病理診断結果判定方法および病理診断結果判定装置
KR102043130B1 (ko) 컴퓨터 보조 진단 방법 및 장치
JP4496943B2 (ja) 病理診断支援装置、病理診断支援プログラム、病理診断支援装置の作動方法、及び病理診断支援システム
US20120283574A1 (en) Diagnosis Support System Providing Guidance to a User by Automated Retrieval of Similar Cancer Images with User Feedback
Maduskar et al. Automatic detection of pleural effusion in chest radiographs
JP2012523877A (ja) 臨床決定支援システム及び方法
US20220207730A1 (en) Systems and Methods for Automated Image Analysis
KR102531400B1 (ko) 인공 지능 기반 대장 내시경 영상 진단 보조 시스템 및 방법
Alsubaie et al. A bottom-up approach for tumour differentiation in whole slide images of lung adenocarcinoma
CN113743463B (zh) 一种基于影像数据和深度学习的肿瘤良恶性识别方法和***
TW202105245A (zh) 用於分析活檢樣本影像以決定其癌變機率之方法
US10430905B2 (en) Case search device and method
JP2012179336A (ja) 病理画像診断支援装置
KR20230027164A (ko) 조직 맵 시각화를 생성하기 위해 전자 이미지를 처리하는 시스템 및 방법
KR20130082849A (ko) 진단 근거를 제공하는 의료영상 진단 장치 및 방법
Cano et al. A comparative analysis of sensitivity of convolutional neural networks for histopathology image classification in breast cancer
Yap et al. Breast ultrasound lesions classification: a performance evaluation between manual delineation and computer segmentation
Guo et al. Anatomical landmark segmentation in uterine cervix images using deep learning
US20220277451A1 (en) Systems, methods and apparatuses for visualization of imaging data
Fuhrman et al. Detection and classification of coronary artery calcifications in low dose thoracic CT using deep learning
JP4966843B2 (ja) 細胞検査教育支援システム、中央装置、端末装置及びコンピュータプログラム
Gandomkar et al. Predicting radiologists' true and false positive decisions in reading mammograms by using gaze parameters and image-based features
Kalbhor et al. DeepCerviCancer-deep learning-based cervical image classification using colposcopy and cytology images
Li et al. Comparison of deep learned and texture features in mammographic mass classification
CN116797794B (zh) 基于深度学习的肠癌病理分型***

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5958534

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150