JPWO2013136406A1 - データ同期再生装置、データ同期再生方法およびデータ同期制御プログラム - Google Patents

データ同期再生装置、データ同期再生方法およびデータ同期制御プログラム Download PDF

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Abstract

画像フレームと数値データを高速に同期再生することができるデータ同期再生装置を提供することを目的とする。そのため、本発明のデータ同期再生装置1では、カメラ31〜3nが監視対象物61〜6pを撮影した複数の画像フレームを含む画像データと、監視対象物から時系列に取得した複数の数値データを含むプロセスデータと記憶したデータ記憶部113bと、画像データを再生させると共に、画像フレームのフレーム番号およびフレーム周期と、数値データのサンプリング間隔およびレコード番号に基づいて、画像データと数値データとを同期再生等するためのデータ同期制御プログラムが格納されたプログラム記憶部113aと、そのデータ同期制御プログラム等を実行するCPU111と、を有する。

Description

本発明は、カメラが監視対象を撮影した複数の画像フレームを含む画像データと、監視対象から時系列に取得した複数の数値データを含むプロセスデータとを同期させて表示するデータ同期再生装置、データ同期再生方法およびデータ同期制御プログラムに関する。
データ同期再生装置として、例えば、プラントに異常が発生した場合に、異常発生時のプラントの数値データと、画像フレームとをプラント監視用のモニタによって表示すると共に、記憶装置にその数値データと画像フレームとを別ファイルとして記憶し、異常究明のために履歴情報画面を展開する場合には、その異常発生時の数値データと画像フレームとを同時に表示して、きめの細かいプラント監視を可能にした先行技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−34181号公報
しかし、前述の特許文献1のデータ同期再生装置では、プラントに異常が発生した場合のみ、プラントの数値データと画像フレームとを表示すると共に記憶するようにしたので、異常発生時以外の通常運転時における数値データと画像フレームとを後から確認することはできない、という課題があった。
特に、前述の特許文献1のデータ同期再生装置では、異常発生時のプラントの数値データと画像フレームとを後から確認する場合、各数値データのレコードと、各画像フレームに付加された日時情報に基づいて同期再生するようにしていたため、監視対象が増えたり、通常運転時における数値データおよび画像フレームも記憶する場合、ファイル数やファイルの記憶容量が増加するので、長期間にわたるデータを記憶し、後から画像フレームと数値データとを同期再生する場合に、非常に大きなサイズの記憶装置が必要になるという課題がある。
また、特許文献1のデータ同期再生装置では、数値データと画像フレームとに日時情報を付加することにより同期再生を行うので、画像保存の際にMPEG−4等の画像フレームの圧縮復号化技術を利用できず、画像再生の際にQuick Time(登録商標)プレイヤー等の汎用の画像データ再生プログラムを利用できないので、開発コストが増大するという課題があった。
さらに、画像フレームと数値データとを同期再生する場合に、各数値データのレコードと、各画像フレームに付加された日時情報とを照合しながら再生を行うので、高速な同期再生や頭出しが困難であるという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、画像データに含まれる画像フレームと、プロセスデータに含まれるデータとを高速に同期再生することができるデータ同期再生装置、データ同期再生方法およびデータ同期制御プログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係るデータ同期再生装置の第1の特徴は、カメラが監視対象を撮影した複数の画像フレームを、各画像フレームに時系列にフレーム番号を付けて前記画像フレームのフレーム周期と共に画像データとして記憶する画像データ記憶部と、前記監視対象から取得した経時的変化のあったデータを、基準時点からの経過時間と共にプロセスデータとして記憶するプロセスデータ記憶部と、前記画像データ記憶部に記憶されている前記画像データをモニタに出力して再生すると共に、再生する画像フレームのフレーム番号を出力する画像データ再生部と、前記フレーム周期に基づいて、前記画像データ再生部から出力された前記フレーム番号に対応する前記画像フレームの先頭フレームからの相対時間を算出し、この算出された先頭フレームからの相対時間に基づいて、前記データを前記モニタに再生するデータ同期再生制御部と、を有することにある。
また、本発明に係るデータ同期再生装置の第2の特徴は、前記データ同期再生制御部は、前記モニタに表示されている前記プロセスデータの特定のタイミングが指定された場合、前記基準時点から前記指定されたタイミングまでの相対時間を算出し、この算出した相対時間と前記画像フレームのフレーム周期とに基づいて前記フレーム番号を算出し、この算出した前記フレーム番号を前記画像データ再生部に出力し、前記算出したフレーム番号を有する前記画像データを再生させることにある。
また、本発明に係るデータ同期再生装置の第3の特徴は、さらに、前記モニタに表示されている前記プロセスデータにおいて、外部入力により別ファイルとして記憶するデータの時間が指定された場合、その指定された時間の先頭及び後尾における前記基準時点からの相対時間と前記画像フレームのフレーム周期に基づいて、前記指定された時間に対応する前記画像フレームのフレーム番号を算出し、この算出したフレーム番号に対応する画像フレームを選択する同期画像フレーム選択部と、外部入力により指定された時間に対応する前記データと、前記同期画像フレーム選択部によって選択された前記画像フレームとを同一ファイルとして記憶する同期保存制御部と、を有することにある。
また、本発明に係るデータ同期再生装置の第4の特徴は、さらに、外部入力に基づき、前記画像データ再生部によって前記画像データが表示される画像データ再生エリアと、前記データ同期再生制御部によって前記プロセスデータが表示されるプロセスデータ再生エリアとを前記モニタ上に設定すると共に、前記画像データ再生エリアにおいて所定の条件内で、再生すべき画像データの数および大きさを設定する画面レイアウト設定部、を有することにある。
また、本発明に係るデータ同期再生方法の第1の特徴は、カメラが監視対象を撮影した複数の画像フレームを、各画像フレームに時系列にフレーム番号を付けて前記画像フレームのフレーム周期と共に画像データとして画像データ記憶部に記憶させる画像データ記憶ステップと、前記監視対象から取得した経時的変化のあったデータを、基準時点からの経過時間と共にプロセスデータとしてプロセスデータ記憶部に記憶させるプロセスデータ記憶ステップと、前記画像データ記憶部に記憶されている前記画像データをモニタに出力して再生すると共に、再生する画像フレームのフレーム番号を出力する画像データ再生ステップと、前記フレーム周期に基づいて、前記画像データ再生ステップにより出力された前記フレーム番号に対応する前記画像フレームの先頭フレームからの相対時間を算出し、この算出された先頭フレームからの相対時間に基づいて、前記データを前記モニタに再生するデータ同期再生制御ステップと、を有することにある。
また、本発明に係るデータ同期再生方法の第2の特徴は、前記データ同期再生制御ステップは、前記モニタに表示されている前記プロセスデータの特定のタイミングが指定された場合、前記基準時点から前記指定されたタイミングまでの相対時間を算出し、この算出した相対時間と前記画像フレームのフレーム周期とに基づいて前記フレーム番号を算出し、この算出した前記フレーム番号を出力し、前記算出したフレーム番号を有する前記画像データを前記画像データ再生ステップにより再生させることにある。
また、本発明に係るデータ同期再生方法の第3の特徴は、さらに、前記モニタに表示されている前記プロセスデータにおいて、外部入力により別ファイルとして記憶するデータの時間が指定された場合、その指定された時間の先頭及び後尾における前記基準時点からの相対時間と前記画像フレームのフレーム周期に基づいて、前記指定された時間に対応する前記画像フレームのフレーム番号を算出し、この算出したフレーム番号に対応する画像フレームを選択する同期画像フレーム選択ステップと、外部入力により指定された時間に対応する前記データと、前記同期画像フレーム選択ステップによって選択された前記画像フレームとを同一ファイルとして記憶させる同期保存制御ステップと、を有することにある。
また、本発明に係るデータ同期再生方法の第4の特徴は、さらに、外部入力に基づき、前記画像データ再生ステップによって前記画像データが表示される画像データ再生エリアと、前記データ同期再生制御ステップによって前記プロセスデータが表示されるプロセスデータ再生エリアとを前記モニタ上に設定すると共に、前記画像データ再生エリアにおいて所定の条件内で、再生すべき画像データの数および大きさを設定する画面レイアウト設定ステップ、を有することにある。
また、本発明に係るデータ同期制御プログラムの第1の特徴は、コンピュータに、カメラが監視対象を撮影した複数の画像フレームを、各画像フレームに時系列にフレーム番号を付けて前記画像フレームのフレーム周期と共に画像データとして画像データ記憶部に記憶させる画像データ記憶ステップと、前記監視対象から取得した経時的変化のあったデータを、基準時点からの経過時間と共にプロセスデータとしてプロセスデータ記憶部に記憶させるプロセスデータ記憶ステップと、前記画像データ記憶部に記憶されている前記画像データをモニタに出力して再生すると共に、再生する画像フレームのフレーム番号を出力する画像データ再生ステップと、前記フレーム周期に基づいて、前記画像データ再生ステップにより出力された前記フレーム番号に対応する前記画像フレームの先頭フレームからの相対時間を算出し、この算出された先頭フレームからの相対時間に基づいて、前記データを前記モニタに再生するデータ同期再生制御ステップと、を実行させることにある。
また、本発明に係るデータ同期制御プログラムの第2の特徴は、前記データ同期再生制御ステップは、前記モニタに表示されている前記プロセスデータの特定のタイミングが指定された場合、前記基準時点から前記指定されたタイミングまでの相対時間を算出し、この算出した相対時間と前記画像フレームのフレーム周期とに基づいて前記フレーム番号を算出し、この算出した前記フレーム番号を出力し、前記算出したフレーム番号を有する前記画像データを前記画像データ再生ステップにより再生させることにある。
また、本発明に係るデータ同期制御プログラムの第3の特徴は、さらに、前記モニタに表示されている前記プロセスデータにおいて、外部入力により別ファイルとして記憶するデータの時間が指定された場合、その指定された時間の先頭及び後尾における前記基準時点からの相対時間と前記画像フレームのフレーム周期に基づいて、前記指定された時間に対応する前記画像フレームのフレーム番号を算出し、この算出したフレーム番号に対応する画像フレームを選択する同期画像フレーム選択ステップと、外部入力により指定された時間に対応する前記データと、前記同期画像フレーム選択ステップによって選択された前記画像フレームとを同一ファイルとして記憶させる同期保存制御ステップと、を実行させることにある。
また、本発明に係るデータ同期制御プログラムの第4の特徴は、さらに、外部入力に基づき、前記画像データ再生ステップによって前記画像データが表示される画像データ再生エリアと、前記データ同期再生制御ステップによって前記プロセスデータが表示されるプロセスデータ再生エリアとを前記モニタ上に設定すると共に、前記画像データ再生エリアにおいて所定の条件内で、再生すべき画像データの数および大きさを設定する画面レイアウト設定ステップ、を実行させることにある。
本発明のデータ同期再生装置、データ同期再生方法およびデータ同期制御プログラムによれば、時刻情報に基づくのではなく、画像データに含まれる画像フレームのフレーム番号と、プロセスデータの基準時点からの経過時間とに基づいて、画像フレームとデータとを同期させて再生するので、データ及び画像フレームに時刻情報を付加する必要がない。
そのため、ファイル数やファイルの記憶容量を低減でき、従来と同じ記憶容量の記憶装置で従来よりも長期間にわたる記憶と同期再生が可能となる。
また、監視対象から取得した経時的変化のあったデータを記憶するので、連続的に長期間に渡って経時的変化がなかった場合、データ容量を大幅に削減することができる。
さらに、画像保存の際にMPEG−4等の画像フレームの圧縮復号化技術を利用できるので、画像再生の際にQuick Time(登録商標)プレイヤー等の汎用の画像データ再生プログラムを利用することができ、これにより開発コストが低減することができる。
また、時刻情報を用いることなく、データと画像フレームとを高速に同期再生したり、頭出ししたりすることができる。
本発明に係るデータ同期再生装置を含むオンラインデータ管理システムの構成例を示す図である。 本発明に係るデータ同期再生装置の構成例を示すブロック図である。 データ同期再生装置のデータ記憶部に記憶されている画像データとプロセスデータとのファイル形式の一例を示す図である。 画像データのデータ構造の一例を示す図である。 プロセスデータのデータ構造の一例を示す図である。 実施形態1のデータ同期再生装置によるデータ同期表示処理の手順を示すフローチャートである。 画像データから数値データへの同期再生処理した際の具体例を示す図である。 実施形態1のデータ同期再生装置のデータ同期表示処理の手順を示すフローチャートである。 数値データから画像データへの同期再生処理した際の具体例を示す図である。 実施形態1のデータ同期再生装置のモニタに表示された表示画面の一例を示す図である。 実施形態1のデータ同期再生装置のモニタに表示された表示画面の他の例を示す図である。 実施形態1のデータ同期再生装置のモニタに表示された表示画面の他の例を示す図である。 実施形態1のデータ同期再生装置のモニタに表示された表示画面の他の例を示す図である。 実施形態1のデータ同期再生装置のモニタに表示された表示画面の他の例を示す図である。
(実施形態1)
以下、本発明に係るデータ同期再生装置、データ同期再生方法およびデータ同期制御プログラムの実施形態1について説明する。
<構成の説明>
図1は、本発明に係るデータ同期再生装置を含むオンラインデータ管理システムの構成例を示す図である。
このオンラインデータ管理システムは、例えば、加熱された鉄・ステンレス・アルミのスラブ(鋼片)を圧延機で圧延し、厚さ数mm〜十数mmの熱延コイルに仕上る熱間圧延プラントシステムや、熱間圧延プラントや冷間圧延プラントで製造されたコイルを最終製品に仕上げるために、酸洗・焼鈍・めっき・塗装・切断などをおこなうプロセスラインプラントシステム等における各監視対象を撮影した画像データと、各監視対象から取得したプロセスデータとを、モニタ上に同期表示させて管理するものである。
図1において、このオンラインデータ管理システムは、本発明に係るデータ同期再生装置1と、複数台のITV(Industrial Television)カメラ21〜2m(mは自然数。)と、カメラ切り替え器3と、ディジタル画像変換ユニット4と、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)等の制御機器51〜5n(nは自然数。)とが接続されて構成されており、圧延機やプレス機、それらの機械を駆動するモータやピストン等の各監視対象物61〜6p(pは自然数。)の動作状態や制御状態等を、複数台のITVカメラ21〜2mが撮影した画像データと、制御機器51〜5nが取得したプロセスデータとにより監視するシステムである。
ここで、例えば、データ同期再生装置1と、ディジタル画像変換ユニット4とは、イーサネット(登録商標)等のLAN7により接続されている一方、データ同期再生装置1と、制御機器51〜5nとは、LAN7とは別の制御用ネットワーク8により接続されている。なお、制御機器51〜5nがLAN7に接続可能である場合には、制御用ネットワーク8はLAN7に置き換え可能となる。
また、本発明に係るデータ同期再生装置1は、装置本体11に、モニタ(ディスプレイ)12や、キーボード13、マウス14等が接続されたコンピュータ装置から構成されている。そして、このデータ同期再生装置1は、ディジタル画像変換ユニット4によってアナログ映像信号からディジタル映像信号に変換された複数台のITVカメラ21〜2mからの画像データと、制御機器51〜5nから取得した複数の数値データを含むプロセスデータとを入力して、モニタ12に通常表示したり、同期表示処理等するものである。本発明にかかるデータ同期再生装置1の構成や動作、画像データ、プロセスデータの構成等については、後述する。
ITVカメラ21〜2mは、複数の監視対象物61〜6pを撮影してPALやNTSC形式等のアナログ映像信号を出力するもので、固定式のカメラでも、制御信号を送ることにより、パン、チルト、ズーム等の遠隔操作が可能なカメラでも良い。なお、ITVカメラ21〜2mには、音声マイクが設けられていても、設けられていなくてもどちらでも良い。また、ITVカメラ21〜2mは、各監視対象物61〜6pに対し1台ずつ設けられていても良いし、複数台設けられていても良い。
カメラ切り替え器3は、複数台のITVカメラ21〜2mの映像信号のうちから、モニタ12に表示する所定数(本実施形態1では、例えば、4台とする。)の映像信号を切り替えて出力するものである。なお、モニタ12に表示する映像信号の数に制限がない場合や、ITVカメラ21〜2mの台数がその所定数以下の場合、さらにはこの切替え機能をディジタル画像変換ユニット4やデータ同期再生装置1に持たせる場合には、カメラ切り替え器3は省略しても勿論よい。
ディジタル画像変換ユニット4は、複数台のITVカメラ21〜2mから出力されたNTSCやPAL形式のアナログの映像信号を、MPEG−4等のディジタルの画像データに圧縮符号化してデータ同期再生装置1へ出力するものである。なお、複数台のITVカメラ21〜2mがカメラ内部で撮影した映像信号のA/D変換を行い、ディジタル形式の画像データを出力可能な場合は、ディジタル画像変換ユニット4は、省略可能である。
制御機器51〜5nは、それぞれ、モータや、加熱機、油圧機などの各監視対象物61〜6pの動作をプログラムにより制御するもので、それぞれのI/O(入出力)ユニット511〜5n1を介し各監視対象物61〜6pから後述する所定のサンプリング間隔で時系列に検出した数値データを含むプロセスデータを取得するものである。
図2は、本発明に係るデータ同期再生装置1の構成例を示すブロック図である。
前述したように、このデータ同期再生装置1は、装置本体11に、モニタ(ディスプレイ)12や、キーボード13、マウス14等が接続されたコンピュータ装置から構成されるものである。
装置本体11は、図2に示すように、CPU111と、メモリ112と、HDDや大容量メモリ等の記憶部113と、外部機器インターフェース(以下、I/Fと略す。)部114と、制御ネットワークI/F部115と、LANI/F部116等とを、内部バス117を介し接続して構成されている。
CPU111は、記憶部113のプログラム記憶部113aに記憶された各種アプリケーションプログラムのうち、画像データ再生プログラムを実行することにより本発明の画像データ再生部として機能すると共に、データ同期制御プログラムを実行することにより、本発明のデータ同期再生制御部、同期画像フレーム選択部、同期保存制御部、および画面レイアウト設定部として機能するものである。
メモリ112は、CPU111が各種アプリケーションプログラムを実行する際にデータを一時記憶したり展開等する演算エリア等として使用するものである。
記憶部113は、プログラム記憶部113aと、データ記憶部113bとを有する。
プログラム記憶部113aは、OS(オペレーティングシステム)や、CPU111を本発明の画像データ再生部として機能させるための画像データ再生プログラムと、CPU111を本発明のデータ同期再生制御部、同期画像フレーム選択部、同期保存制御部、および画面レイアウト設定部として機能させるためのデータ同期制御プログラム等のアプリケーションプログラムを格納している。なお、本実施形態1では、画像データ再生プログラムとして、本装置専用にプログラミングした画像データ再生プログラムでも、あるいはQuick Time(登録商標)プレイヤー等の汎用の画像データ再生プログラムを使用するようにしても良い。
データ記憶部113bは、本発明の画像データ記憶部として、複数台のITVカメラ21〜2mが複数の監視対象物61〜6pを撮影しA/D変換された複数の画像フレームを含む画像データを記憶すると共に、本発明のプロセスデータ記憶部として、制御機器51〜5nが複数の監視対象物61〜6pから時系列に取得した複数の数値データを含むプロセスデータとを記憶するものである。
なお、本実施形態1では、1つの記憶部113の中に、プログラム記憶部113aと、データ記憶部113bとを設けているが、プログラム記憶部113aと、データ記憶部113bとは、それぞれ、別の記憶部として構成しても勿論よい。
外部機器I/F部114は、モニタ12や、キーボード13、マウス14等の外部機器と装置本体11とを接続するためのインターフェースである。
制御ネットワークI/F部115は、制御ネットワーク19と装置本体11とを接続するためのインターフェースである。
LANI/F部116は、LAN7と装置本体11とを接続するためのインターフェースである。
図3A〜図3Cは、それぞれ、データ同期再生装置1のデータ記憶部113bに記憶されている画像データとプロセスデータとのファイル形式と、画像データおよびプロセスデータのデータ構造の一例を示す図である。
図3Aに示すように、データ同期再生装置1の記憶部113のデータ記憶部113bでは、複数台のITVカメラ21〜2mが複数の監視対象物61〜6pを撮影した複数の画像フレームを含む画像データD1と、制御機器51〜5nが複数の監視対象物61〜6pから時系列に取得した複数の数値データを含むプロセスデータD2とを、1つのデータファイルDf内に、2つのセクションS1、S2にて記憶している。ここで、画像データD1と、プロセスデータD2とは、別ファイルの別セクションに記憶するようにしても勿論良い。
図3Bは、データ記憶部113bに記憶されている画像データD1のデータ構造を示す図である。
図3Bに示すように、画像データD1は、複数台のITVカメラ21〜2mそれぞれから出力されたアナログの映像信号がディジタル画像変換ユニット4によりMPEG−4符号化方式等のディジタルの画像データに変換されたもので、画像ヘッダ情報D11と、各ITVカメラ21〜2mが対象とする監視対象物61〜6pを撮影したフレーム番号♯1〜q(qは自然数。)の複数の画像フレームD12から構成されている。なお、ここでは、説明の便宜上、1つの画像データD1のみ示しているが、実際には、複数台のITVカメラ21〜2m毎に画像データD1がある。
画像ヘッダ情報D11は、本実施形態1の場合、図3Bに示すように、少なくとも、この画像データD1を構成する画像フレームD12の1フレームあたりの時間であるフレーム周期Tfと、画像データD1を構成する複数の画像フレームD12の全フレーム数qとを有する。なお、この画像ヘッダ情報D11には、画像データD1を出力したITVカメラ21〜2mを識別するためのカメラ識別情報や、同一のITVカメラ21〜2mからの画像データD1であっても、日時の異なる画像データD1を識別すための日時識別情報を含めるようにしても勿論よい。また、さらに、この画像ヘッダ情報D11に、対応するプロセスデータD2とリンクするためのリンク情報等を含めるようにしても勿論よい。
ここで、本実施形態1では、画像フレームD12のフレーム周期Tfは、例えば、1フレーム=1/30秒にしている。なお、1/30秒は一例であり、画像フレームD12のフレーム周期Tfは、1/60秒でも、1/50秒等でも勿論よい。
画像フレームD12は、ITVカメラ21〜2mが撮影したアナログ形式の映像信号をディジタル画像変換ユニット4がMPEG−4等の動画像圧縮方式により高能率圧縮符号化したデータであり、その他の圧縮符号化形式、例えば、H.264符号化方式や、フレーム間予測を行わないMotion JPEG等でも勿論よく、要は、LAN7により伝送されるディジタル画像データの形式であれば良い。なお、複数の画像フレームD12それぞれに、通常の復号再生用に、復号時刻情報(DTS)や、再生時刻情報(PTS)等の時刻情報が付与されていても勿論よいが、本実施形態1におけるプロセスデータとの同期再生処理には、復号時刻情報(DTS)や再生時刻情報(PTS)等の時刻情報は使用しない。
このように、本実施形態1では、画像データD1は、時刻情報を持っていないか、時刻情報を持っていてもプロセスデータD2との同期再生には使用しない。そのため、本実施形態1では、画像データD1とプロセスデータD2との同期再生処理の際には、画像データD1に対応するプロセスデータD2のプロセスデータヘッダ情報D21に格納されたサンプリング開始時刻Ts1を、画像データD1の先頭時刻(基準時点)、すなわちフレーム番号♯1の画像フレームD12の再生開始情報として使用する。そして、フレーム番号♯1の画像フレームD12以降のフレーム番号♯2〜pの画像フレームD12のフレーム再生開始時刻は、フレーム番号♯1の画像フレームD12の再生開始時刻として使用するサンプリング開始時刻Ts1と、各画像フレームD12のフレーム番号♯等とに基づいて後述するように計算する。そのため、本実施形態1では、プロセスデータD2との同期再生処理には、各画像フレームD12の時刻情報は不要であり、たとえ、時刻情報等があったとしても使用(参照)しない。これにより、各画像フレームD12の時刻情報を使用(参照)せずに、フレーム番号に基づいて再生するので、再生や頭出しを高速化することができる。
図3Cは、データ記憶部113bに記憶されているプロセスデータD2のデータ構造を示す図である。
プロセスデータD2は、制御機器51〜5nが複数の監視対象物61〜6pから取得した経時的変化のあった数値データD23から構成されたバイナリデータであり、図3Cに示すように、プロセスデータヘッダ情報D21と、経時的変化のあった場合における制御機器51〜5nが監視対象物61〜6pから取得したレコード番号♯1〜r(rは自然数。)の複数の数値データD23と、この数値データD23に対応するサンプリング開始時刻Ts1(基準時点)からの経過時間番号♯1〜r(rは自然数。)の経過時間D22とを有している。
プロセスデータヘッダ情報D21は、本実施形態1の場合、少なくとも、このプロセスデータD2の取得を開始した時刻であるサンプリング開始時刻Ts1と、監視対象物61〜6pから取得した複数の数値データD23の全レコード数rが格納されている。なお、経過時間番号♯1の経過時間D22は“0”、即ち、サンプリング開始時刻Ts1時点を示しており、レコード番号♯1は、サンプリング開始時刻Ts1時点における監視対象物61〜6pから取得した数値データD23が格納される。
数値データD23は、経時的変化があった場合のみ監視対象物61〜6pから取得されるので、経時的変化がなかった場合には取得されない。そのため、数値データD23に、連続的に長期間に渡って経時的変化がなかった場合、プロセスデータD2のデータ容量を大幅に削減することができる。
このように、画像データD1を構成する複数の画像フレームD12と、プロセスデータD2を構成する複数の数値データD23とは、記録時に、同期が取られてない。そのため、本実施形態1のデータ同期再生装置1は、復号時刻情報(DTS)や、再生時刻情報(PTS)等の画像データD1の時刻情報や、プロセスデータD2のデータ取得時を示す時刻情報を使用せずに、画像データD1を構成する画像フレームD12と、プロセスデータD2を構成する数値データD23とを同期再生処理するためには、同期再生時に同期処理が必要となる。
そこで、本実施形態1のデータ同期再生装置1では、時刻情報を使用または参照せずに、フレーム番号と経過時間とを使用して、画像フレームと数値データとを使用して同期再生処理する。
<動作の説明>
次に、本実施形態1のデータ同期再生装置1におけるデータ同期表示処理について、フローチャートを参照して説明する。
(画像データD1からプロセスデータD2への同期再生動作の説明)
まず、本実施形態1のデータ同期再生装置1における画像データに基づくプロセスデータの同期再生動作について、フローチャートを参照して説明する。
図4は、本実施形態1のデータ同期再生装置1によるデータ同期表示処理の手順を示すフローチャートである。
まず、ユーザがデータ同期再生装置1のキーボード13やマウス14等を操作して、同期再生ボタン(図示せず。)等をクリック(選択)して、装置本体11に対し、画像データD1とプロセスデータD2との同期再生指示が入力すると(S400“YES”)、CPU111は、プログラム記憶部113aに格納された画像データ再生プログラムと、データ同期制御プログラムとを起動して同期再生処理を開始する。
つまり、装置本体11のCPU111は、まず、画像データ再生プログラムを実行することにより画像データ再生部として機能して、データ記憶部113bに記憶された画像データD1の画像データヘッダ情報D11と、プロセスデータD2のプロセスデータヘッダ情報D21を読み出し、メモリ112に一時保存して、画像データヘッダ情報D11に含まれるフレーム周期Tfを取得する(S410)。ここで、CPU111は、前述したように、フレーム周期Tfとして例えば1/30秒を取得する。
なお、CPU111は、S400の処理の前に、このS410の処理により、予め、フレーム周期Tfを取得するようにしても勿論よい。また、CPU111は、画像データヘッダ情報D11に含まれるフレーム周期Tfが既知の場合には、画像データヘッダ情報D11に含まれるフレーム周期Tfを取得する必要はない。
次に、CPU111は、画像データ再生プログラムの実行により本発明の画像データ再生部として機能して、OSのタイマ(図示せず。)を利用して、画像データD1のフレーム周期Tfである1/30秒間隔でタイマーイベント信号を発生する(S420)。
そして、CPU111は、フレーム周期Tfである1/30秒間隔でタイマーイベント信号を発生すると(S430“YES”)、本発明の画像データ再生部として機能して、データ記憶部113bに記憶された画像データD1を構成する画像フレームD12を読み出し、その画像フレームD12がMPEG−4形式等によりエンコードされていれば、その画像フレームD12をMPEG−4形式等でデコードして、モニタ12に再生すると共に、再生した画像フレームD12のフレーム番号を出力する(S440)。その際、ユーザによりフレーム番号等により再生開始の画像フレームが指定されている場合には、指定されている画像フレームから再生を行う。なお、画像フレームD12の指定は、フレーム番号等に限らず、キーボード13やマウス14により、モニタ12に表示された表示画面上でカーソルにより指定しても良いし、画像フレームD12が指定されない場合は、画像データD1における先頭の画像フレームD12、すなわちフレーム番号♯1の画像フレームD12から再生を開始する。なお、この段階では、画像データD1は、プロセスデータD2と非同期に再生される。
それと同時に、CPU111は、本発明にかかるデータ同期制御プログラムを実行することにより本発明のデータ同期再生制御部として機能して、まずは、現在再生している画像フレームD12のフレーム番号と、フレーム周期Tfとを取得する(S450)。ここで、このS450の処理でも、S410の処理と同様に、CPU111は、画像データヘッダ情報D11に含まれるフレーム周期Tfが既知の場合には、既知のフレーム周期Tfを使用する。
次いで、CPU111は、本発明のデータ同期再生制御部として、現在再生している画像フレームD12のフレーム番号と、フレーム周期Tfを基に、「先頭画像フレームからの相対時間」を、次式(1)により算出する(S460)。
先頭画像フレームからの相対時間=フレーム番号×フレーム周期Tf・・・(1)
次に、CPU111は、本発明のデータ同期再生制御部として、前式(1)から求めた「先頭画像フレームからの相対時間」を、メモリ112等に一時記憶しておいたプロセスデータD2の経過時間D22と比較して、現在表示している画像フレームD12に同期する数値データD23を抽出する(S470)。経過時間D22及び数値データD23は、経時的変化があった場合のみ監視対象物61〜6pから取得されるので、「先頭画像フレームからの相対時間」と一致する経過時間D22が存在しているとは限らない。そこで、CPU111は、「先頭画像フレームからの相対時間」と、経過時間番号♯1〜rの順に経過時間D22の値とを比較することにより、「先頭画像フレームからの相対時間」を超えない範囲で最長の経過時間D22に対応する数値データD23を抽出する。
そして、CPU111は、抽出された数値データD23に基づいて表示する(S480)。これにより、CPU111は、時刻情報を参照せずに、画像フレームD12のフレーム番号と、経過時間D22とに基づいて、現在表示している画像フレームD12に時間的に同期した数値データD23を同期して再生することができる。その際、CPU111は、例えば、プロセスデータD2をグラフ形式等で表示している場合には、そのレコード番号の数値データD23をグラフ形式等に変換し、グラフで表示する範囲に含まれる値を更新して、グラフの表示を更新する。なお、数値データD23が複数のアイテム♯1〜sから構成されている場合には、複数のアイテム♯1〜sをグラフに反映させる。
そして、CPU111は、ユーザにより同期再生中止指示が入力されるか、あるいは現在再生している画像データD1の最終画像フレームD12まで再生が終了するまで(S490“NO”)、フレーム周期Tfである1/30秒間隔でタイマーイベント信号が発生する毎に(S430“YES”)、前述したS440〜S480までの処理により、フレーム番号とレコード番号とを対応させた画像フレームD12と数値データD23との同期再生処理を行う。
そのため、本実施形態1のデータ同期再生装置1では、時刻情報を参照せずに、画像データD1のフレーム番号と経過時間D22とを対応させて、画像データD1を構成する画像フレームD12と、プロセスデータD2を構成する数値データD23とを同期させて再生することができる。
そして、CPU111は、ユーザにより同期再生中止指示が入力されるか、あるいは現在再生している画像データD1の最終画像フレームD12まで再生が終了した場合(S490“YES”)、同期再生処理を終了する。
(画像データD1からプロセスデータD2への同期再生の具体例)
次に、画像データD1からプロセスデータD2への同期再生の具体例を図示して説明する。
図5は、画像データD1からプロセスデータD2への同期再生処理した際の具体例を示している。なお、図5では、画像データD1の画像データヘッダ情報D11と、プロセスデータD2のプロセスデータヘッダ情報D21とは、省略して示している。
図5に示すように、本実施形態1のデータ同期再生装置1では、例えば、画像データD1のうち先頭画像フレームから3フレーム目のフレーム番号♯3の画像フレームを再生しているとすると、本実施形態1では、フレーム周期Tfは1/30秒なので、CPU111は、フレーム番号♯1の先頭画像フレームD12からの相対時間を、前記式(1)により、3×1/30秒=100(m秒)と算出する。
次に、CPU111は、フレーム番号♯1の先頭画像フレームD12からの相対時間である100(m秒)は、経過時間番号#10の92(m秒)より長く、経過時間番号#11の127(m秒)より短いので、経過時間番号#10に対応する数値データ#10を抽出する。
従って、本実施形態1のデータ同期再生装置1によれば、画像データD1を構成する画像フレームD12とプロセスデータD2を構成する数値データD23とは、記録時に同期が取られていなかったとしても、画像フレームD12や数値データD23の時刻情報を使用せずに、画像フレームD12のフレーム番号と経過時間D22等を使用して、画像フレームD12と数値データD23とを同期再生することができる。
その結果、本実施形態1のデータ同期再生装置1によれば、画像データD1とプロセスデータD2の同期再生処理に、双方のデータの時刻情報を参照する必要がなくなるので、画像データD1やプロセスデータD2のシンタックス(構造)や、ヘッダ情報を解析して探し出す必要がなくなり、高速に同期再生処理を実行することが可能となる。
(プロセスデータD2から画像データD1への同期再生動作の説明)
次に、本実施形態1のデータ同期再生装置1におけるプロセスデータD2から画像データD1の同期再生処理について、フローチャートを参照して説明する。
図6は、本実施形態1のデータ同期再生装置1によるデータ同期表示処理の手順を示すフローチャートである。
ユーザがモニタ12に表示されたプロセスデータD2の表示エリアにおいて、例えば、スクロールバーやカーソル等をマウス14やキーボード13等により移動させることで、プロセスデータD2における数値データD23のあるタイミングを指定して、指定したタイミングの数値データD23と画像フレームD12との同期再生指示が装置本体11に入力すると(S600“YES”)、CPU111は、データ同期制御プログラムの実行によりデータ同期再生制御部として機能して、まずは、マウス14やキーボード13等により移動されたスクロールバーやカーソルの位置の先頭レコードからの相対時間を算出する(S610)。具体的には、CPU111は、サンプリング開始時刻Ts1(基準時点)からのスクロールバーやカーソルの位置が示すタイミングまでの時間を相対時間として算出する。
また同時に、CPU111は、データ同期再生制御部として機能して、画像データD1の画像データヘッダ情報D11からフレーム周期Tfを取得する(S620)。なお、CPU111は、これらサンプリング間隔Ts2やフレーム周期Tfを既に記憶等しており、既知である場合には、これらの取得処理を省略しても勿論よい。
次に、CPU111は、データ同期再生制御部として機能して、次式(2)に示すように、算出された「先頭レコードからの相対時間」を、画像フレームD12の1フレームあたりの時間であるフレーム周期Tfで除算することにより、現在している数値データに同期した「同期すべき画像フレームのフレーム番号」を算出する(S640)。
同期すべき画像フレームのフレーム番号=先頭レコードからの相対時間÷フレーム周期Tf・・・(2)
そして、CPU111は、画像データ再生部として機能して、前記式(2)により算出したフレーム番号に基づいて、データ記憶部113bに記憶された画像データD1のうちから、該当するフレーム番号の画像フレームD12を読み出し同期再生する(S640)。具体的には、CPU111は、「先頭レコードからの相対時間」に対応する数値データD23と、該当するフレーム番号の画像フレームD12とを同期再生する。例えば、CPU111は、「先頭レコードからの相対時間」と、経過時間番号♯1〜rの順に経過時間D22の値とを比較することにより、「先頭レコードからの相対時間」を超えない範囲で最長の経過時間D22に対応する数値データD23を抽出し、この抽出された数値データD23と、「同期すべき画像フレームのフレーム番号」の画像フレームD12とを同期再生する。
これにより、本実施形態1によれば、経過時間と、画像フレームD12のフレーム番号とにより、数値データD23と画像フレームD12との同期処理が可能となる。
(プロセスデータD2から画像データD1への同期再生の具体例)
次に、プロセスデータD2から画像データD1への同期再生の具体例を図示して説明する。
図7は、プロセスデータD2から画像データD1への同期再生処理した際の具体例を示している。なお、図7も、図5と同様に、画像データD1の画像データヘッダ情報D11と、プロセスデータD2のプロセスデータヘッダ情報D21とは、省略して示している。
つまり、本実施形態1のデータ同期再生装置1では、例えば、図7に示すように、プロセスデータD2のうち、ユーザがモニタ12に表示されたプロセスデータD2の表示エリアにおいて、マウス14やキーボード13等によりスクロールバーやカーソル等を移動させて、タイミングが指定されると、CPU111は、例えば、先頭レコードからの相対時間を、指定された位置に基づいて、134(m秒)として算出する。
そして、先頭レコードからの相対時間が134(m秒)の数値データD23に同期すべき画像フレームD12のフレーム番号は、フレーム周期Tfが1/30秒なので、前記式(2)により、134m秒÷(1/30秒)=4.02≒4となり、先頭の画像フレームD12より4番目のフレーム番号♯4の画像フレームD12が、先頭レコードからの相対時間が134(m秒)に対応する数値データD23と同期再生されることになる。
従って、本実施形態1のデータ同期再生装置1によれば、画像フレームD12のフレーム番号と先頭レコードからの相対時間等を使用して、カーソルの位置を指定するだけで、対応する画像データD1の画像フレームD12を同期再生することができる。
なお、本実施形態1のデータ同期再生装置1では、記憶部113のデータ記憶部113bに、制御機器51〜5nが複数の監視対象物61〜6pから時系列に取得した複数の数値データを含むプロセスデータD2を記憶したが、プロセスデータD2に含まれるデータは、数値データに限らず、ビットデータやテキストデータであってもよい。
(表示画面の具体例)
次に、本実施形態1のデータ同期再生装置1のモニタ12に表示される表示画面の具体例について説明する。
図8〜図12は、それぞれ、本実施形態1のデータ同期再生装置1のモニタ12に表示された表示画面121〜125の具体例を示す図である。なお、図8〜図12に示す表示画面121〜125は、本実施形態1のデータ同期再生装置1のCPU111が、プログラム記憶部113aに格納されたデータ同期制御プログラムを実行することにより画面レイアウト設定部として機能して設定や変更する表示画面の一例である。つまり、図8〜図12に示す表示画面121〜125は、CPU111が、画面レイアウト設定部として機能して、ユーザの指示に基づき画像データが表示される画像データ再生エリアと、プロセスデータが表示されるプロセスデータ再生エリアとをモニタ12上に設定すると共に、画像データ再生エリアにおいて所定の条件内で、再生すべき画像データの数および大きさを設定して表示した表示画面の一例である。
図8に示す表示画面121では、画面レイアウト設定部として機能して表示画面121の中央より上側に画像データ表示エリア121aを設ける一方、表示画面121の中央より下側にプロセスデータ表示エリア121bを設けている。そして、この表示画面121では、画像データ表示エリア121aに、4つの画像データ表示ウインドウ121a1〜121a4が設けられ、この4つの画像データ表示ウインドウ121a1〜121a4に、複数台のITVカメラ21〜2mのうち、カメラ切替器3がユーザからの指示や自動的に切り替えられた、例えばカメラ番号♯1〜4(camera1〜4)の4台のITVカメラからの動画像の画像データD1が表示されている。
また、この表示画面121では、プロセスデータ表示エリア121bには、カメラ切替器3に切り替えられたカメラ番号♯1〜4(camera1〜4)の4台のITVカメラが撮影している監視対象物のプロセスデータD2が再生されている。ここで、プロセスデータ表示エリア121bにおける図上水平方向の横軸は、時間軸を示している一方、図上垂直方向の縦軸は、プロセスデータD2を構成する数値データD23の値(レベル)を示している。
そして、4つの画像データ表示ウインドウ121a1〜121a4それぞれで再生される画像データD1と、プロセスデータ表示エリア121bにて再生されているプロセスデータD2とは、データ同期再生制御部として機能するCPU111により、前述のように画像フレームD12と、数値データD23とが同期されて再生される。
なお、この表示画面121のプロセスデータ表示エリア121bには、再生するプロセスデータD2の時刻を変更するため図上、水平方向に移動するプロセスデータ時刻変更バー121b2等が表示されている。ユーザは、プロセスデータ時刻変更バー121b2を、キーボード13やマウス14により表示画面121上でカーソル(図示せず)を操作してプロセスデータD2の時間軸の拡大・縮小や拡大表示を実行することができる。
また、図8において、121b3は、プロセスデータ表示エリア121bに表示されているプロセスデータの抜出し記録(スナップショット)開始位置を指定する抜出し記録開始位置指定バー、121b4は、プロセスデータ表示エリア121bに表示されているプロセスデータの抜出し記録終了位置を指定する抜出し記録終了位置指定バーであり、後述する実施形態12の抜出し記録(スナップショット)にて使用するバーで、実施形態1では使用しない。ユーザは、プロセスデータ表示エリア121bにおいてこれらのバーを、前述したようにユーザがマウス14やキーボード13等を使用することにより移動させることができる。
図9に示す表示画面122では、プロセスデータD2を拡大して表示するため、表示画面122全体に、プロセスデータ表示エリア122bを拡大した状態を示している。そのため、図9に示す表示画面122では、図8に示す表示画面121では表示画面121の中央より上側半分に存在した画像データ表示エリア121aが表示できないため、プロセスデータ表示エリア122bに重ねて画像データ表示エリア122aを表示し、そのデータ表示エリア122aに、4つの画像データ表示ウインドウ122a1〜122a4を設けている。
図10に示す表示画面123では、図8に示す表示画面121と同様に、表示画面123の中央より上側に画像データ表示エリア123aを設ける一方、表示画面123の中央より下側にプロセスデータ表示エリア123bを設けている。そして、この表示画面123では、画像データ表示エリア123aに2つの画像データ表示エリア123a1,123a2を設け、画像データ表示エリア123a1にはカメラ番号♯1のITVカメラ21からの動画像の画像データD1を表示する一方、画像データ表示エリア123a2には同じカメラ番号♯1のITVカメラ21(camera1)からの静止画の画像データD1を表示している。また、この表示画面123では、プロセスデータ表示エリア123bには、画像データ表示エリア123a1に表示されたカメラ番号♯1のITVカメラ21からの動画像の画像データD1に同期し、かつ、カメラ番号♯1のITVカメラ21が撮影している監視対象物から制御機器が取得したプロセスデータD2が表示される。なお、プロセスデータ表示エリア123bは、図8,図9に示す表示画面121,122のプロセスデータ表示エリア121b,122bと何ら変わりがない。
図11に示す表示画面124では、図8に示す表示画面121等と同様に、表示画面124の中央より上側に画像データ表示エリア124aを設ける一方、表示画面124の中央より下側にプロセスデータ表示エリア124bを設けている。そして、この表示画面124では、画像データ表示エリア124aに、図10に示す表示画面123と同様に、2つの画像データ表示エリア124a1を設け、画像データ表示エリア124a1にはカメラ番号♯1のITVカメラ21からの動画像の画像データD1を表示する一方、画像データ表示エリア124a2には同じカメラ番号♯1のITVカメラ21(camera1)からの撮影時刻を別にする4つの静止画の画像データD1を表示している。
また、プロセスデータD2に、例えば圧延されている圧延材のロット番号などのテキストデータが含まれている場合、プロセスデータ表示エリア124bに、テキストデータ124cを表示している。
なお、プロセスデータ表示エリア124bは、図8〜図10に示す表示画面121〜123のプロセスデータ表示エリア121b〜123bと何ら変わりがない。
図12に示す表示画面125では、図8に示す表示画面121等と同様に、表示画面125の中央より上側に画像データ表示エリア125aを設ける一方、表示画面125の中央より下側にプロセスデータ表示エリア125bを設けている。そして、この表示画面125では、画像データ表示エリア125aに、例えば、4台のカメラ映像から2台のカメラ映像を選択するためのカメラ映像指定ボタン125a1と、そのカメラ映像指定ボタン125a1によって選択されたカメラ番号♯1,3の2台のITVカメラ21,23(camera1,3)からの動画像データが画像データ表示エリア125a2,125a3に表示される。このようにすると、この表示画面125の画像データ表示エリア125a2,125a3のウインドウの大きさは、図10に示す表示画面123における画像データ表示エリア123a1,123a2のウインドウよりは小さいもの、図8に示す表示画面121における画像データ表示エリア123a1〜121a4のウインドウよりは大きくなるので、画像データD1が見易くなる。なお、この表示画面125では、プロセスデータ表示エリア125bは、図8〜図11に示す表示画面121〜124のプロセスデータ表示エリア121b〜124bと何ら変わりがない。
以上説明したように、本実施形態1のデータ同期再生装置1によれば、画像データD1を構成する画像フレームD12のフレーム番号やフレーム周期Tfと、プロセスデータD2を構成する数値データD23の経過時間やサンプリング間隔Ts2等とを使用して、画像フレームD12と数値データD23との同期再生が可能となり、図8〜図12に示す表示画面121〜125に示すような表示画面をモニタ12に表示することができる。その結果、本実施形態1のデータ同期再生装置1によれば、画像データD1と数値データD23の同期再生処理に、双方のデータの時刻情報を参照する必要がなくなるので、ファイル数やファイルの記憶容量を低減でき、従来と同じ記憶容量の記憶装置で従来よりも長期間にわたる記憶と同期再生が可能となる。
また、数値データD23は、経時的変化があった場合のみ監視対象物61〜6pから取得され、記憶されるので、数値データD23に、経時的変化がなかった場合、経過時間D22のデータ容量を大幅に削減することができる。
さらに、画像保存の際にMPEG−4等の画像フレームの圧縮復号化技術を利用できるので、画像再生の際にQuick Time(登録商標)プレイヤー等の汎用の画像データ再生プログラムを利用することができ、これにより開発コストが低減することができる。
また、時刻情報を用いることなく、データと画像フレームとを高速に同期再生したり、頭出ししたりすることができる。
(実施形態2)
実施形態1では、時刻情報を参照せずに、画像フレームD12のフレーム番号と、経過時間とを用いた画像データD1とプロセスデータD2との同期再生処理について説明したが、これに限らない。
本実施形態2では、実施形態1の機能に追加して、さらに、プロセスデータD2から指定した時間の数値データD23の抜き出し記録、すなわちスナップショット記録すべき数値データD23の時間を指定することにより、その指定された時間の数値データD23に同期した画像フレームD12を自動的に記憶することができる本実施形態2のデータ同期再生装置を例に挙げて説明する。
よって、本実施形態2のデータ同期再生装置では、実施形態1のデータ同期再生装置1の機能に対し、さらに、スナップショット記録の機能を追加したものであり、プログラム記憶部113aに記憶されたデータ同期制御プログラムには、このスナップショット記録の機能である同期保存制御部として機能させるためのプログラムも含まれているものとする。なお、実施形態2のデータ同期再生装置の構成は、実施形態1のものと同様なので、図1および図2に示す実施形態1の構成を参照して、特徴ある動作のみを説明する。
つまり、実施形態2のデータ同期再生装置1では、ユーザがモニタ12に表示されたプロセスデータ表示エリア121bにおいて、マウス14やキーボード13等を使用することにより移動させて、例えば、図8に示すように、抜出し記録開始位置指定バー121b3および抜出し記録終了位置指定バー121b4を、プロセスデータD2から抜き出して別途記録するプロセスデータD2の時間を指定する。そして、ユーザが保存ボタン(図示せず)等をクリックすると、CPU111は、プログラム記憶部113aに記憶されているデータ同期制御プログラムを実行して、まずは同期画像フレーム選択部として機能して、ユーザにより指定された時間の数値データD23のレコード番号を、前記実施形態1の同期再生の場合と同様に、前記数式(2)等により、その指定された時間の数値データD23に同期した範囲の画像フレームD12のフレーム番号に変換する。具体的には、CPU111は、指定された時間の先頭及び後尾における先頭レコードからの相対時間と、画像フレームD12のフレーム周期に基づいて、指定された時間に対応する画像フレームD21のフレーム番号を算出する。
次に、CPU111は、データ同期制御プログラムの実行により同期保存制御部として機能して、ユーザによって指定された時間の数値データD23と、その指定された時間の数値データD23に同期した画像フレームD12とを対応させて、画像データD1やプロセスデータD2のデータファイルDfとは、別のデータファイルDfとして、すなわち画像データD1やプロセスデータD2のデータファイルDfからユーザによって指定された時間の数値データD23と、その指定された時間の数値データD23に同期した画像フレームD12とを抜き出したような形でデータ記憶部113bに記憶する。
そのため、実施形態2のデータ同期再生装置1では、メールプログラム等によりそのファイルを、電子メール等に添付してインターネットやイントラネット等のネットワークを介して、他のコンピュータ装置に送信することも可能となる。
これにより、ユーザが指定した時間の数値データD23と、その時間の数値データD23に同期した画像フレームD12と記憶されたファイルを受信した当該他のコンピュータ装置では、実施形態1や実施形態2のデータ同期再生装置1と同様の画像データD1とプロセスデータD2の同期再生機能を有すれば、受信したファイルからユーザが指定した時間の数値データD23と、その指定された時間の数値データD23に同期した画像フレームD12とを同期再生して、リモート診断などを実行することが可能となる。
1 データ同期再生装置
11 装置本体
12 モニタ
13 キーボード
14 マウス
111 CPU(画像データ再生部、データ同期再生制御部、同期画像フレーム選択部、同期保存制御部、画面レイアウト設定部)
112 メモリ
113 記憶部
113a プログラム記憶部
113b データ記憶部(画像データ記憶部、プロセスデータ記憶部)
114 外部機器I/F部
115 制御ネットワークI/F部
116 LANI/F部
21〜2m ITVカメラ(mは自然数。)
3 カメラ切替器
4 ディジタル画像変換ユニット
51〜5n 制御機器(nは自然数。)
61〜6p 監視対象物61〜6p(pは自然数。)
産業上の利用の可能性
本発明は、プラントを監視するオンラインデータ管理システム等に適用することができる。

Claims (12)

  1. カメラが監視対象を撮影した複数の画像フレームを、各画像フレームに時系列にフレーム番号を付けて前記画像フレームのフレーム周期と共に画像データとして記憶する画像データ記憶部と、
    前記監視対象から取得した経時的変化のあったデータを、基準時点からの経過時間と共にプロセスデータとして記憶するプロセスデータ記憶部と、
    前記画像データ記憶部に記憶されている前記画像データをモニタに出力して再生すると共に、再生する画像フレームのフレーム番号を出力する画像データ再生部と、
    前記フレーム周期に基づいて、前記画像データ再生部から出力された前記フレーム番号に対応する前記画像フレームの先頭フレームからの相対時間を算出し、この算出された先頭フレームからの相対時間に基づいて、前記データを前記モニタに再生するデータ同期再生制御部と、
    を有することを特徴とするデータ同期再生装置。
  2. 請求項1記載のデータ同期再生装置において、
    前記データ同期再生制御部は、
    前記モニタに表示されている前記プロセスデータの特定のタイミングが指定された場合、前記基準時点から前記指定されたタイミングまでの相対時間を算出し、この算出した相対時間と前記画像フレームのフレーム周期とに基づいて前記フレーム番号を算出し、この算出した前記フレーム番号を前記画像データ再生部に出力し、前記算出したフレーム番号を有する前記画像データを再生させる
    ことを特徴とするデータ同期再生装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のデータ同期再生装置において、さらに、
    前記モニタに表示されている前記プロセスデータにおいて、外部入力により別ファイルとして記憶するデータの時間が指定された場合、その指定された時間の先頭及び後尾における前記基準時点からの相対時間と前記画像フレームのフレーム周期に基づいて、前記指定された時間に対応する前記画像フレームのフレーム番号を算出し、この算出したフレーム番号に対応する画像フレームを選択する同期画像フレーム選択部と、
    外部入力により指定された時間に対応する前記データと、前記同期画像フレーム選択部によって選択された前記画像フレームとを同一ファイルとして記憶する同期保存制御部と、
    を有することを特徴とするデータ同期再生装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載のデータ同期再生装置において、さらに、
    外部入力に基づき、前記画像データ再生部によって前記画像データが表示される画像データ再生エリアと、前記データ同期再生制御部によって前記プロセスデータが表示されるプロセスデータ再生エリアとを前記モニタ上に設定すると共に、前記画像データ再生エリアにおいて所定の条件内で、再生すべき画像データの数および大きさを設定する画面レイアウト設定部、
    を有することを特徴とするデータ同期再生装置。
  5. カメラが監視対象を撮影した複数の画像フレームを、各画像フレームに時系列にフレーム番号を付けて前記画像フレームのフレーム周期と共に画像データとして画像データ記憶部に記憶させる画像データ記憶ステップと、
    前記監視対象から取得した経時的変化のあったデータを、基準時点からの経過時間と共にプロセスデータとしてプロセスデータ記憶部に記憶させるプロセスデータ記憶ステップと、
    前記画像データ記憶部に記憶されている前記画像データをモニタに出力して再生すると共に、再生する画像フレームのフレーム番号を出力する画像データ再生ステップと、
    前記フレーム周期に基づいて、前記画像データ再生ステップにより出力された前記フレーム番号に対応する前記画像フレームの先頭フレームからの相対時間を算出し、この算出された先頭フレームからの相対時間に基づいて、前記データを前記モニタに再生するデータ同期再生制御ステップと、
    を有することを特徴とするデータ同期再生方法。
  6. 請求項5記載のデータ同期再生方法において、
    前記データ同期再生制御ステップは、
    前記モニタに表示されている前記プロセスデータの特定のタイミングが指定された場合、前記基準時点から前記指定されたタイミングまでの相対時間を算出し、この算出した相対時間と前記画像フレームのフレーム周期とに基づいて前記フレーム番号を算出し、この算出した前記フレーム番号を出力し、前記算出したフレーム番号を有する前記画像データを前記画像データ再生ステップにより再生させる
    ことを特徴とするデータ同期再生方法。
  7. 請求項5または請求項6記載のデータ同期再生方法において、さらに、
    前記モニタに表示されている前記プロセスデータにおいて、外部入力により別ファイルとして記憶するデータの時間が指定された場合、その指定された時間の先頭及び後尾における前記基準時点からの相対時間と前記画像フレームのフレーム周期に基づいて、前記指定された時間に対応する前記画像フレームのフレーム番号を算出し、この算出したフレーム番号に対応する画像フレームを選択する同期画像フレーム選択ステップと、
    外部入力により指定された時間に対応する前記データと、前記同期画像フレーム選択ステップによって選択された前記画像フレームとを同一ファイルとして記憶させる同期保存制御ステップと、
    を有することを特徴とするデータ同期再生方法。
  8. 請求項5〜請求項7のいずれか一の請求項に記載のデータ同期再生方法において、さらに、
    外部入力に基づき、前記画像データ再生ステップによって前記画像データが表示される画像データ再生エリアと、前記データ同期再生制御ステップによって前記プロセスデータが表示されるプロセスデータ再生エリアとを前記モニタ上に設定すると共に、前記画像データ再生エリアにおいて所定の条件内で、再生すべき画像データの数および大きさを設定する画面レイアウト設定ステップ、
    を有することを特徴とするデータ同期再生方法。
  9. コンピュータに、
    カメラが監視対象を撮影した複数の画像フレームを、各画像フレームに時系列にフレーム番号を付けて前記画像フレームのフレーム周期と共に画像データとして画像データ記憶部に記憶させる画像データ記憶ステップと、
    前記監視対象から取得した経時的変化のあったデータを、基準時点からの経過時間と共にプロセスデータとしてプロセスデータ記憶部に記憶させるプロセスデータ記憶ステップと、
    前記画像データ記憶部に記憶されている前記画像データをモニタに出力して再生すると共に、再生する画像フレームのフレーム番号を出力する画像データ再生ステップと、
    前記フレーム周期に基づいて、前記画像データ再生ステップにより出力された前記フレーム番号に対応する前記画像フレームの先頭フレームからの相対時間を算出し、この算出された先頭フレームからの相対時間に基づいて、前記データを前記モニタに再生するデータ同期再生制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするデータ同期制御プログラム。
  10. 請求項9記載のデータ同期制御プログラムにおいて、
    前記データ同期再生制御ステップは、
    前記モニタに表示されている前記プロセスデータの特定のタイミングが指定された場合、前記基準時点から前記指定されたタイミングまでの相対時間を算出し、この算出した相対時間と前記画像フレームのフレーム周期とに基づいて前記フレーム番号を算出し、この算出した前記フレーム番号を出力し、前記算出したフレーム番号を有する前記画像データを前記画像データ再生ステップにより再生させる
    ことを特徴とするデータ同期制御プログラム。
  11. 請求項9または請求項10記載のデータ同期制御プログラムにおいて、さらに、
    前記モニタに表示されている前記プロセスデータにおいて、外部入力により別ファイルとして記憶するデータの時間が指定された場合、その指定された時間の先頭及び後尾における前記基準時点からの相対時間と前記画像フレームのフレーム周期に基づいて、前記指定された時間に対応する前記画像フレームのフレーム番号を算出し、この算出したフレーム番号に対応する画像フレームを選択する同期画像フレーム選択ステップと、
    外部入力により指定された時間に対応する前記データと、前記同期画像フレーム選択ステップによって選択された前記画像フレームとを同一ファイルとして記憶させる同期保存制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするデータ同期制御プログラム。
  12. 請求項9〜請求項11のいずれか一の請求項に記載のデータ同期制御プログラムにおいて、さらに、
    外部入力に基づき、前記画像データ再生ステップによって前記画像データが表示される画像データ再生エリアと、前記データ同期再生制御ステップによって前記プロセスデータが表示されるプロセスデータ再生エリアとを前記モニタ上に設定すると共に、前記画像データ再生エリアにおいて所定の条件内で、再生すべき画像データの数および大きさを設定する画面レイアウト設定ステップ、
    を実行させることを特徴とするデータ同期制御プログラム。
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