JPWO2013080718A1 - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2013080718A1
JPWO2013080718A1 JP2012550231A JP2012550231A JPWO2013080718A1 JP WO2013080718 A1 JPWO2013080718 A1 JP WO2013080718A1 JP 2012550231 A JP2012550231 A JP 2012550231A JP 2012550231 A JP2012550231 A JP 2012550231A JP WO2013080718 A1 JPWO2013080718 A1 JP WO2013080718A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
width direction
column
capsule
vehicle width
extension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012550231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5737297B2 (ja
Inventor
広行 服部
広行 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2012550231A priority Critical patent/JP5737297B2/ja
Publication of JPWO2013080718A1 publication Critical patent/JPWO2013080718A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5737297B2 publication Critical patent/JP5737297B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/19Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable incorporating energy-absorbing arrangements, e.g. by being yieldable or collapsible
    • B62D1/195Yieldable supports for the steering column
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/184Mechanisms for locking columns at selected positions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

ステアリング装置は、ステアリングシャフトと、ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムと、コラムに取付けられたブラケットと、ブラケットのフランジ部を挟持する上側挟持板と下側挟持板を有し、車体に固定可能に構成されたカプセルと、車体前方側への衝撃力でフランジ部がカプセルから離脱するように、フランジ部とカプセルとを連結する結合部と、フランジ部の前端部に形成され、車幅方向に沿って変化する曲率半径を有するR部と、エネルギー吸収部材と、を備える。エネルギー吸収部材は、カプセルに係止された後側部と、後側部から前方に延びる前方延長部と、R部の前方で折り曲げられた折り返し部と、コラムの中心軸線に対して車幅方向に傾斜して後方に延びる後方延長部と、を有する。

Description

本発明はステアリング装置、特に、二次衝突時に運転者に加わる衝撃力を緩和するための衝撃エネルギー吸収機構を備えたステアリング装置に関する。
二次衝突時に運転者に加わる衝撃力を緩和するために、コラムが二次衝突時の衝撃力で車体前方側にコラプス移動する時に、塑性変形して二次衝突時の衝撃荷重を緩和する衝撃エネルギー吸収機構を備えたステアリング装置がある。
このようなステアリング装置では、所定の衝撃エネルギーの吸収特性を得るために、コラプス移動ストロークの途中で衝撃エネルギーの吸収特性を変化させている。例えば、特許文献1に開示されたステアリング装置は、二個の衝撃エネルギー吸収部材を車体上下方向に重ねて配置するとともに、車体前後方向に位置をずらして配置して、二次衝突時に衝撃エネルギー吸収部材が塑性変形を開始するタイミングをずらすことによって、コラプス移動ストロークの途中で衝撃エネルギーの吸収特性を変化させている。
しかし、特許文献1のステアリング装置では、二個の衝撃エネルギー吸収部材を用いるため製造コストが上昇する。また、二個の衝撃エネルギー吸収部材を車体上下方向に重ねて配置するとともに、車体前後方向に位置をずらして配置するため、衝撃エネルギー吸収部材を収容するための、車体上下方向及び車体前後方向のスペースが大きくなり、コラムが大型化して、重量が大きくなってしまう。
日本国特開2007−223486号公報
本発明は、構造が簡単で軽量であり、二次衝突時のコラプス移動ストロークの途中で衝撃エネルギーの吸収特性を変化させることを可能にしたステアリング装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様によれば、ステアリング装置は、ステアリングホイールが装着可能に構成された後部を有するステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムと、フランジ部を有し、前記コラムに取付けられたブラケットと、前記フランジ部を挟持する上側挟持板と下側挟持板を有し、車体に固定可能に構成された左右のカプセルと、車体前方側への衝撃力で前記フランジ部が前記カプセルから離脱するように、前記フランジ部とカプセルとを連結する結合部と、前記フランジ部の前端部に形成され、車幅方向に沿って変化する曲率半径を有するR部と、前記フランジ部の前方への移動によって前記R部でしごかれて塑性変形するように構成されたエネルギー吸収部材と、を備える。前記エネルギー吸収部材は、前記カプセルに係止された後側部と、前記後側部から前方に延びる前方延長部と、前記R部の前方で折り曲げられた折り返し部と、前記コラムの中心軸線に対して車幅方向に傾斜して後方に延びる後方延長部と、を有する。
前記エネルギー吸収部材は、前記左右のカプセルの各々に対して設けられていてもよい。
前記エネルギー吸収部材は、一本のワイヤーを折り曲げて形成されていてもよい。例えば、前記後側部は、前記カプセルの後端面に係止され、前記前方延長部は、前記カプセルの車幅方向内側面に沿って前方に延びる内側前方延長部と、前記カプセルの車幅方向外側面に沿って前方に延びる外側前方延長部と、を有し、前記折り返し部は、前記内側前方延長部から連続する内側折り返し部と、前記外側前方延長部から連続する外側折り返し部と、を有し、前記後方延長部は、前記内側折り返し部から連続する内側後方延長部と、前記外側折り返し部から連続する外側後方延長部と、を有している。前記内側後方延長部は、前記コラムの中心軸線に対して車幅方向外側に傾斜して延び、前記外側後方延長部は、前記コラムの中心軸線に対して車幅方向内側に傾斜して車体後方側に延びている。
本発明の一態様によれば、ステアリング装置は、車幅方向に変化する曲率半径を有するR部と、ブラケットのフランジ部の車体前方側への移動によってR部でしごかれて塑性変形して二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収するように構成されたエネルギー吸収部材と、を備えている。
R部の曲率半径を車幅方向に変化させることによって、二次衝突時のコラプス移動ストロークの途中で衝撃エネルギーの吸収特性を変化させることが可能になる。また、エネルギー吸収部材は、一本のワイヤーで形成可能であるため、エネルギー吸収部材を収容するための車体上下方向及び車体前後方向のスペースが抑制され、コラムが軽量化される。さらに、構造が簡単なため、製造コストの上昇を抑えることができる。
本発明の実施例に係るステアリング装置の斜視図である。 図1のステアリング装置の一部の平面図である。 図2のIII−III断面図である。 図2に示される左右のカプセルの一方のカプセルに係合するエネルギー吸収部材の近傍の構造を示す平面図である。 図4のV矢視側面図である。 図4のカプセルにエネルギー吸収部材を組み付ける前の状態を示す平面図である 図6AのB−B断面図である。 図6AのC−C断面図である。 図6AのD−D断面図である。 二次衝突してコラムが車体前方側のコラプス移動端までコラプス移動した状態を示す平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。以下の実施例に係るステアリング装置は、ステアリングホイールのチルト位置とテレスコピック位置の両方が調整可能に構成されている。
図1に示すように、実施例に係るステアリング装置は、コラムアシスト型ラックピニオン式パワーステアリング装置である。即ち、パワーステアリング装置は、ステアリングホイール101の操作力を軽減するために、電動アシスト機構102がコラム105に取付けられている。電動アシスト機構102の操舵補助力は、ステアリングシャフトに付与され、中間シャフト106を介して、ステアリングギヤ103のラックを往復移動させ、タイロッド104を介して車輪を操舵する。
図2乃至図7は、図1のステアリング装置のコラム105近傍の構造を示す。以下の記載において、「前」と「後」は、ステアリング装置が取り付けられる車体の前後方向を基準とする。
図2乃至図7に示すように、コラム105は、円筒状のアウターコラム42と、アウターコラム42の前部(図2における左側)に設けられたインナーコラム43を有する。ステアリングシャフト41は、ステアリングホイール101が装着されるように構成された後部を有し、アウターコラム42に回転可能に支持されている。アウターコラム42は、上部車体取付けブラケット21(以下、ブラケット)のチルト調整用長溝26、26(図3参照)に案内されて、チルト調整可能である。チルト調整用長溝26、26は、ブラケット21の側板21b、21bに形成されている。
アウターコラム42の前部には、インナーコラム43が軸方向にテレスコピック移動可能に内嵌している。インナーコラム43の前部には、電動アシスト機構102(図1参照)が取付けられている。電動アシスト機構102は、車体11(図3参照)に固定された下部車体取付けブラケットに、チルト中心軸を中心としてチルト可能に軸支されている。
アウターコラム42の下壁には、アウターコラム42の内周面421(図3参照)まで貫通するスリット422が形成されている。さらに、アウターコラム42は、長軸方向がアウターコラム42の軸心に平行(図3の紙面に直交する方向)に延在するように形成されたテレスコピック調整用長溝423、423を備えている。
チルト調整用長溝26、26、及び、テレスコピック調整用長溝423、423には、図3における左側から締付けロッド51が挿通されている。締付けロッド51の左端部(図3における左端部)の外周には、固定カム52、可動カム53、及び操作レバー54がこの順で外嵌されている。締付けロッド51の右端部(図3における右端部)には、調整ナット55が外嵌されている。調整ナット55の内周部に形成された雌ねじが、締付けロッド51の右端部に形成された雄ねじ56にねじ込まれて、調整ナット55の左端面が右側の側板21bの外側面に当接している。
操作レバー54は、可動カム53の左端面に固定されている。可動カム53は、操作レバー54によって一体的に操作され、可動カム53と固定カム52によって、カムロック機構が構成されている。
操作レバー54の揺動操作によって、ブラケット21のが、アウターコラム42の側面をクランプする。をアウターコラム42のチルト位置は、アウターコラム42がアンクランプされている時に調整される。また、アウターコラム42がクランプされることによって、アウターコラム42の内周面421が縮径して、アウターコラム42がインナーコラム43の外周面をクランプする。アウターコラム42のテレスコピック位置は、インナーコラム43がアンクランプされている時に調整される。
ブラケット21は、車体11に固定される。ブラケット21の側板21b、21bの上部には、フランジ部21aが設けられている。車体11とブラケット21との取付け構造は、フランジ部21aに形成された左右の切欠き溝23、23(図2及び図3参照)と、切欠き溝23、23の両側縁部にそれぞれ嵌め込まれた左右のカプセル24、24とを有し、アウターコラム42の軸心に対して、車幅方向(図3の左右方向)に対称に構成されている。
ブラケット21とアウターコラム42は、金属等の導電性材料で構成されている。切欠き溝23、23は、フランジ部21aの後側で開口している。切欠き溝23、23には、金属(例えば、アルミニウム、亜鉛合金ダイカスト等の軽合金)等の導電性材料で構成されたカプセル24、24が嵌め込まれている。カプセル24、24は、各々4本の剪断ピン24c(結合部の例)によって、フランジ部21aに結合されている。カプセル24、24は、カプセル24に形成された長溝状のボルト孔24dに挿通されたボルト25、及び、ナット27(図3参照)によって、車体11に固定されている。
図2乃至図5に示すように、カプセル24は、上側挟持板24aと下側挟持板24bとを有する。フランジ部21aは、上側挟持板24aと下側挟持板24bが切欠き溝23の両側縁部を挟持するように、上側挟持板24aと下側挟持板24bとの間に挿入される。
カプセル24は、上側挟持板24aと下側挟持板24bとを連結する連結部24eを有する。連結部24eの車幅方向の両側面は、切欠き溝23の車幅方向の両側面に挟み込まれている。連結部24eの車幅方向の寸法は、上側挟持板24aと下側挟持板24bの車幅方向の寸法よりも、小さい。連結部24eの両側面は、連結部24eの前側(図4における左側)の幅が最も狭く、連結部24eの後方側(図4における右側)に向かって連結部24eの幅が徐々に広くなるように、傾斜面に形成されている。
フランジ部21aの切欠き溝23は、連結部24eの傾斜面に沿って、形成されている。そのため、ブラケット21のコラプス移動時には、ブラケット21は、連結部24e、24eから離脱して、車体前方側に移動する。
フランジ部21aの前端(図2における左側)の車幅方向中央部には、フランジ部21aの前端から下方にL字形に折り曲げられた折り曲げ部21c、21c(図3参照)が形成されている。また、フランジ部21aの前端の車幅方向の左右両端部にも、切欠き溝23、23の前方において、フランジ部21aの前端から下方にL字形に折り曲げられた折り曲げ部21d、21d(図3参照)が形成されている。
折り曲げ部21d、21d及び折り曲げ部21c、21cは、ブラケット21の剛性を大きくしている。左右両端部の折り曲げ部21d、21dは、中央部の折り曲げ部21c、21cよりも後側(図2における右側)に引っ込んで形成されている。また、図4に示すように、折り曲げ部21dの車幅方向の幅W1は、カプセル24の車幅方向の幅W2よりも若干大きい。
図5乃至図6Dに示すように、左右両端の折り曲げ部21d、21dには、フランジ部21a、21aと折り曲げ部21d、21dとの接続部にR部22が形成されている。R部22は、R部22の曲率半径が、折り曲げ部21dの車幅方向の中央部から両端に向かって徐々に大きくなるように形成されている。
すなわち、図6Bに示すように、R部22は、折り曲げ部21dの車幅方向の中央部のR部22の曲率半径R1が最も小さくなるように形成されている。図6Cに示すように、車幅方向の中央部から両端に向かって若干離れた箇所のR部22の曲率半径R2は、中央部のR部22の曲率半径R1よりも若干大きい。図6Dに示すように、車幅方向の中央部から両端に向かって最も離れたた二箇所のR部22の曲率半径R3は、最も大きい。すなわち、R部22は、R部22の曲率半径は、折り曲げ部21dの車幅方向の両端から中央部に向かって徐々に小さくなるように形成されている。
エネルギー吸収部材31、31は、カプセル24、24と折り曲げ部21d、21dとの間に取付けられている。エネルギー吸収部材31は、後側部311、前方延長部312、313、折り返し部314、315、及び後方延長部316、317を有する。エネルギー吸収部材31の後側部311は、カプセル24の上側挟持板24aの後端面241に係止されている。エネルギー吸収部材31は、一本のワイヤーを折り曲げて形成されている。
前方延長部312、313は、ワイヤーを後側部311の車幅方向の両端で前方に略直角に折り曲げて形成されている。車幅方向内側の前方延長部312(内側前方延長部)は、カプセル24の車幅方向内側面242に沿って前方に延びている。ワイヤーは、内側前方延長部312の前端部から下方に折り曲げられ、R部22の前方に設けられる折り返し部314(内側折り返し部)と、折り返し部314から後方に延びる後方延長部316(内側後方延長部)とが形成される。内側後方延長部316は、アウターコラム42の中心軸線424(図2参照)に対して車幅方向外側に傾斜して形成されている。
同様に、車幅方向外側の前方延長部313(外側前方延長部)は、カプセル24の車幅方向外側面243に沿って前方に延びている。ワイヤーは、外側前方延長部313の前端部から下方に折り曲げられ、R部22の前方に設けられる折り返し部315(外側折り返し部)と、折り返し部315から後方に延びる後方延長部(外側後方延長部)317とが形成される。外側後方延長部317は、アウターコラム42の中心軸線424(図2参照)に対して車幅方向内側に傾斜して形成されている。
後方延長部316、317は、折り曲げ部21dに形成された切欠き孔21e(図3、図5参照)を貫通して車体後方側に延びている。二次衝突時にフランジ部21a、21aが車体前方側へ移動した時に、切欠き孔21eが後方延長部316、317を案内して、後方延長部316、317がR部22で円滑にしごかれて塑性変形して、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収するようにしている。
二次衝突時の衝撃で運転者がステアリングホイール101に衝突し、車体前方側に強い衝撃力が加わると、ブラケット21が車体前方側にコラプス移動して、剪断ピン24cが剪断する。剪断ピン24cが剪断すると、カプセル24は車体11側に残り、ブラケット21のフランジ部21aが車体前方側にコラプス移動する。
すると、図7に示すように、エネルギー吸収部材31の後方延長部316、317が折り曲げ部21dのR部22でしごかれて塑性変形して、二次衝突時の衝撃エネルギーを吸収する。R部22の曲率半径は、折り曲げ部21dの車幅方向の両端から中央部に向かって徐々に小さくなるように形成されている。後方延長部316は、アウターコラム42の中心軸線424に対して車幅方向外側に傾斜して車体後方側に延びている。後方延長部317は、アウターコラム42の中心軸線424に対して車幅方向内側に傾斜して車体後方側に延びている。
そのため、フランジ部21aが車体前方側にコラプス移動するに従って、後方延長部316、317がR部22によってしごかれる位置が、折り曲げ部21d、21dの車幅方向の両端から中央部に向かって徐々に移動する。R部22の曲率半径は、折り曲げ部21d、21dの車幅方向の両端から中央部に向かって徐々に小さくなるように形成されているため、後方延長部316、317を塑性変形させて折り曲げるためのエネルギーが徐々に大きくなる。
すなわち、折り曲げ部21d、21dのR部22の曲率半径を、車幅方向に沿って変化させることによって、二次衝突時のコラプス移動ストロークの途中で衝撃エネルギーの吸収特性を変化させることが可能になる。また、一本のワイヤーを折り曲げて形成されたエネルギー吸収部材31で済むため、エネルギー吸収部材31を収容するための車体上下方向及び車体前後方向のスペースが抑制され、コラムが軽量化される。さらに、構造が簡単なため、製造コストの上昇を抑えられる。
上記実施例では、ブラケット21の一部としてR部22が設けられているが、R部は、樹脂や金属等で別部材として製作し、ブラケット21に取り付けられるように構成されていてもよい。上記実施例では、車体前方側への所定の衝撃力でカプセルから離脱可能に、フランジ部をカプセルに連結する結合部として剪断ピンを使用しているが、剪断ピンの代わりに、カプセルとフランジ部を圧入によって結合し、フランジ部がこの圧入部でカプセルから離脱し、車体前方側にコラプス移動するようにしてもよい。また、上記実施例では、チルト位置とテレスコピック位置が調整可能なステアリング装置に本発明を適用した例について説明したが、本発明は、テレスコピック位置だけの調整が可能なテレスコピック式のステアリング装置、チルト位置もテレスコピック位置も調整できないステアリング装置に適用してもよい。
本発明は、2011年12月2日出願の日本特許出願2011−264211号に基づき、その内容は参照としてここに取り込まれる。
本発明は、ステアリング装置に適用可能である。
101 ステアリングホイール
105 コラム
11 車体
21 上部車体取付けブラケット(ブラケット)
21b 側板
21d 折り曲げ部
22 R部
24 カプセル
24a 上側挟持板
24b 下側挟持板
24c 剪断ピン(結合部)
241 後端面
242 内側面
243 外側面
31 エネルギー吸収部材
311 後側部
312、313 前方延長部
314、315 折り返し部
316、317 後方延長部
41 ステアリングシャフト
42 アウターコラム
424 中心軸線
43 インナーコラム
本発明の一態様によれば、ステアリング装置は、ステアリングホイールが装着可能に構成された後部を有するステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムと、フランジ部を有し、前記コラムに取付けられたブラケットと、前記フランジ部を挟持する上側挟持板と下側挟持板を有し、車体に固定可能に構成された左右のカプセルと、車体前方側への衝撃力で前記フランジ部が前記カプセルから離脱するように、前記フランジ部とカプセルとを連結する結合部と、前記フランジ部の前端部に形成され、前記フランジ部の車幅方向の両端から中央部に向かって徐々に小さくなる曲率半径を有するR部と、前記フランジ部の前方への移動によって前記R部でしごかれて塑性変形するように構成されたエネルギー吸収部材と、を備える。前記エネルギー吸収部材は、前記カプセルに係止された後側部と、前記後側部から前方に延びる前方延長部と、前記R部の前方で折り曲げられた折り返し部と、前記コラムの中心軸線に対して車幅方向に傾斜して後方に延びる後方延長部と、を有する。
本発明の一態様によれば、ステアリング装置は、ステアリングホイールが装着可能に構成された後部を有するステアリングシャフトと、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムと、フランジ部を有し、前記コラムに取付けられたブラケットと、前記フランジ部を挟持する上側挟持板と下側挟持板を有し、車体に固定可能に構成された左右のカプセルと、車体前方側への衝撃力で前記フランジ部が前記カプセルから離脱するように、前記フランジ部とカプセルとを連結する結合部と、前記フランジ部と、前記フランジ部の前端から下方にL字形に折り曲げられた折り曲げ部と、の接続部に形成され、前記フランジ部の車幅方向の両端から中央部に向かって徐々に小さくなる曲率半径を有するR部と、前記フランジ部の前方への移動によって前記R部でしごかれて塑性変形するように構成されたエネルギー吸収部材と、を備える。前記エネルギー吸収部材は、前記カプセルに係止された後側部と、前記後側部から前方に延びる前方延長部と、前記R部の前方で折り曲げられた折り返し部と、前記コラムの中心軸線に対して車幅方向に傾斜して後方に延びる後方延長部と、を有する。
操作レバー54の揺動操作によって、ブラケット21のが、アウターコラム42の側面をクランプする。アウターコラム42のチルト位置は、アウターコラム42がアンクランプされている時に調整される。また、アウターコラム42がクランプされることによって、アウターコラム42の内周面421が縮径して、アウターコラム42がインナーコラム43の外周面をクランプする。アウターコラム42のテレスコピック位置は、インナーコラム43がアンクランプされている時に調整される。

Claims (3)

  1. ステアリングホイールが装着可能に構成された後部を有するステアリングシャフトと、
    前記ステアリングシャフトを回転可能に支持するコラムと、
    フランジ部を有し、前記コラムに取付けられたブラケットと、
    前記フランジ部を挟持する上側挟持板と下側挟持板を有し、車体に固定可能に構成された左右のカプセルと、
    車体前方側への衝撃力で前記フランジ部が前記カプセルから離脱するように、前記フランジ部とカプセルとを連結する結合部と、
    前記フランジ部の前端部に形成され、車幅方向に沿って変化する曲率半径を有するR部と、
    前記カプセルに係止された後側部と、前記後側部から前方に延びる前方延長部と、前記R部の前方で折り曲げられた折り返し部と、前記コラムの中心軸線に対して車幅方向に傾斜して後方に延びる後方延長部と、を有し、前記フランジ部の前方への移動によって前記R部でしごかれて塑性変形するように構成されたエネルギー吸収部材と、を備えた、ステアリング装置。
  2. 前記エネルギー吸収部材は、前記左右のカプセルの各々に対して設けられている、請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記エネルギー吸収部材は、一本のワイヤーを折り曲げて形成され、
    前記後側部は、前記カプセルの後端面に係止され、
    前記前方延長部は、前記カプセルの車幅方向内側面に沿って前方に延びる内側前方延長部と、前記カプセルの車幅方向外側面に沿って前方に延びる外側前方延長部と、を有し、
    前記折り返し部は、前記内側前方延長部から連続する内側折り返し部と、前記外側前方延長部から連続する外側折り返し部と、を有し、
    前記後方延長部は、前記内側折り返し部から連続する内側後方延長部と、前記外側折り返し部から連続する外側後方延長部と、を有し、
    前記内側後方延長部は、前記コラムの中心軸線に対して車幅方向外側に傾斜して延び、
    前記外側後方延長部は、前記コラムの中心軸線に対して車幅方向内側に傾斜して車体後方側に延びている、請求項2に記載のステアリング装置。
JP2012550231A 2011-12-02 2012-10-25 ステアリング装置 Active JP5737297B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012550231A JP5737297B2 (ja) 2011-12-02 2012-10-25 ステアリング装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011264211 2011-12-02
JP2011264211 2011-12-02
PCT/JP2012/077585 WO2013080718A1 (ja) 2011-12-02 2012-10-25 ステアリング装置
JP2012550231A JP5737297B2 (ja) 2011-12-02 2012-10-25 ステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2013080718A1 true JPWO2013080718A1 (ja) 2015-04-27
JP5737297B2 JP5737297B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=48535189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012550231A Active JP5737297B2 (ja) 2011-12-02 2012-10-25 ステアリング装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8985629B2 (ja)
EP (1) EP2786914B1 (ja)
JP (1) JP5737297B2 (ja)
CN (1) CN103313905B (ja)
WO (1) WO2013080718A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016186149A1 (ja) * 2015-05-19 2016-11-24 日本精工株式会社 ステアリング装置
CN107531267B (zh) * 2015-05-19 2019-03-19 日本精工株式会社 转向装置
JP6620880B2 (ja) * 2016-03-15 2019-12-18 日本精工株式会社 ステアリング装置
GB201705272D0 (en) * 2016-07-07 2017-05-17 Trw Steering Systems Poland Sp Z O O A steering column assembly
FR3076524B1 (fr) * 2018-01-09 2020-01-10 Jtekt Europe Support de colonne de direction comportant un guidage des lames deformables d’absorption de choc
US11186307B2 (en) * 2019-10-31 2021-11-30 Steering Solutions Ip Holding Corporation Rake lever assembly
JP6831982B1 (ja) * 2020-07-31 2021-02-24 株式会社協和エクシオ パラペット吊り下げ式アンテナ架台

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09272448A (ja) * 1996-04-10 1997-10-21 Nippon Seiko Kk 衝撃吸収式ステアリングコラム装置
JP2007015670A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2007223486A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2007283826A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2008222014A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Nsk Ltd 衝撃吸収式ステアリングコラム装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5961146A (en) * 1996-01-18 1999-10-05 Nsk Ltd. Shock absorbing type steering column assembly
US6086486A (en) * 1998-05-04 2000-07-11 Adjustotee Llc Adjustable practice tee
JP5105232B2 (ja) * 2007-06-06 2012-12-26 日本精工株式会社 ステアリングコラム装置
CN102112362B (zh) * 2009-04-20 2014-04-30 日本精工株式会社 方向盘的位置调节装置
JP5528868B2 (ja) * 2010-03-19 2014-06-25 株式会社ジェイテクト ステアリング装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09272448A (ja) * 1996-04-10 1997-10-21 Nippon Seiko Kk 衝撃吸収式ステアリングコラム装置
JP2007015670A (ja) * 2005-07-11 2007-01-25 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2007223486A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2007283826A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2008222014A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Nsk Ltd 衝撃吸収式ステアリングコラム装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2786914A1 (en) 2014-10-08
US20140217713A1 (en) 2014-08-07
WO2013080718A1 (ja) 2013-06-06
CN103313905B (zh) 2016-01-13
EP2786914B1 (en) 2017-12-06
EP2786914A4 (en) 2016-03-23
CN103313905A (zh) 2013-09-18
JP5737297B2 (ja) 2015-06-17
US8985629B2 (en) 2015-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5737297B2 (ja) ステアリング装置
JP5333417B2 (ja) ステアリング装置
JP5614486B2 (ja) ステアリング装置
JP2012111494A (ja) ステアリング装置
JP2014104871A (ja) ステアリングコラム用支持装置
JP5293643B2 (ja) ステアリング装置
JP2011042305A (ja) ステアリング装置
JP2011025856A (ja) ステアリング装置
JP4940693B2 (ja) ステアリング装置
JP6020206B2 (ja) 衝撃吸収式ステアリング装置
JP5212403B2 (ja) ステアリング装置
JP4635772B2 (ja) ステアリング装置
JP5692252B2 (ja) ステアリング装置
JP5692251B2 (ja) ステアリング装置
JP5692250B2 (ja) ステアリング装置
JP5724636B2 (ja) 衝撃吸収式ステアリング装置
JP2008013110A (ja) 衝撃吸収式ステアリングコラム装置
JP5691880B2 (ja) 衝撃吸収式ステアリング装置
JP5413526B2 (ja) ステアリング装置
JP5413525B2 (ja) ステアリング装置
JP5413527B2 (ja) ステアリング装置
JP2012006550A (ja) 衝撃吸収式ステアリング装置
JP5664499B2 (ja) ステアリング装置
JP5712767B2 (ja) 衝撃吸収式ステアリング装置
JP2012066775A (ja) 衝撃吸収式ステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5737297

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250