JPWO2012140780A1 - スライドファスナー用スライダー - Google Patents

Abstract

カバー部材の変形を防止することができ、引手の挿通間隙への挿入を容易にすることができるスライドファスナー用スライダーを提供する。胴体２０と、胴体２０の上面に立設される柱部３１に揺動可能に支持されるロック部材４０と、胴体２０の上面に前端部が固定されて片持状に取り付けられ、柱部３１及びロック部材４０を上方から覆うカバー部材５０と、カバー部材５０の後端部と胴体２０との間に形成され、引手１５の軸部１５ａが挿通される間隙Ｓを開閉する開閉部材６０と、を備え、カバー部材５０は、カバー部材５０の後端部に形成され、胴体２０と略平行に形成される第１面８１と、第１面８１の後端部から所定の角度で後上りに延びる第２面８２と、を有し、開閉部材６０は、第１面８１と上下方向でラップして、第１面８１と略平行に形成される第３面８３と、第３面８３の後端部から所定の角度で後下りに延びる第４面８４と、を有する。

Description

本発明は、スライドファスナー用スライダーに関し、より詳細には、引手を胴体に容易に着脱することが可能なスライドファスナー用スライダーに関する。

従来のスライドファスナー用スライダーとしては、胴体と、胴体に揺動可能に支持されるロック部材と、胴体の上面に前端部が固定されて片持状に取り付けられるカバー部材と、カバー部材の後端部と胴体の上翼板との間に形成される間隙を開閉するように胴体に摺動可能に設けられる開閉部材と、開閉部材を間隙の閉鎖位置に付勢するコイルばねと、を備え、胴体とカバー部材との間に引手を着脱可能に保持するものが知られている（例えば、特許文献１参照）。

ところで、上記特許文献１に記載のスライドファスナー用スライダーでは、大量のスライダーが同時にバレル研磨される際に、スライダーのカバー部材が他の多数のスライダーから荷重を受けたり、スライダーが装着された衣服がクリーニングされる際に、スライダーのカバー部材が水分を含んだ衣服から荷重を受けたりして、カバー部材が変形してしまう可能性があった。

そこで、他の従来のスライドファスナー用スライダーとして、カバー部材と開閉部材が係止することで、カバー部材に引張荷重や押圧荷重が加わったとしても、カバー部材の変形を防止することができるものが知られている（例えば、特許文献２参照）。

日本国特開２００８−２２８８０８号公報 国際公開第２０１０／０５８４６５号パンフレット

しかしながら、上記特許文献２に記載のスライドファスナー用スライダーでは、引手をスライダーに装着させる際に、引手の軸部をカバー部材と上翼板との間の挿通間隙に挿入し難く、その改善が求められていた。

本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カバー部材の変形を防止することができ、引手の挿通間隙への挿入を容易にすることができるスライドファスナー用スライダーを提供することにある。

本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
（１）胴体と、胴体の上面に立設される柱部に揺動可能に支持されるロック部材と、胴体の上面に前端部が固定されて片持状に取り付けられ、柱部及びロック部材を上方から覆うカバー部材と、カバー部材の後端部と胴体との間に形成され、引手の軸部が挿通される間隙を開閉する開閉部材と、を備え、開閉部材が胴体に対して前後方向に摺動可能に設けられるスライドファスナー用スライダーであって、カバー部材は、カバー部材の後端部に形成され、胴体と略平行に形成される第１面と、第１面の後端部から所定の角度で後上りに延びる第２面と、を有し、開閉部材は、第１面と上下方向でラップして、第１面と略平行に形成される第３面と、第３面の後端部から所定の角度で後下りに延びる第４面と、を有することを特徴とするスライドファスナー用スライダー。
（２）第２面の第１面に対する角度は、第４面の第３面に対する角度よりも小さく設定されることを特徴とする（１）に記載のスライドファスナー用スライダー。
（３）カバー部材は、天板と、天板の両側縁から下方に延びる左右一対の側面板と、天板の前端部から下方に延びる前面板と、天板の後端部から下方に延びる後面板と、を有し、第２面は、後面板の下端面の全面により形成されることを特徴とする（１）又は（２）に記載のスライドファスナー用スライダー。

本発明のスライドファスナー用スライダーによれば、カバー部材は、カバー部材の後端部に形成され、胴体と略平行に形成される第１面と、第１面の後端部から所定の角度で後上りに延びる第２面と、を有し、開閉部材は、第１面と上下方向でラップして、第１面と略平行に形成される第３面と、第３面の後端部から所定の角度で後下りに延びる第４面と、を有するため、カバー部材の後端部に上方からの力が加わった場合、カバー部材の第１面と開閉部材の第３面が接触して、カバー部材の変形を防止することができる。また、後上りに延びる第２面と後下りに延びる第４面により、引手の軸部を受け入れる部分を広くすることができるので、引手の挿通間隙への挿入を容易にすることができる。

本発明に係るスライドファスナー用スライダーの一実施形態を示す分解斜視図である。 図１に示すスライドファスナー用スライダーの引手が装着されていない状態の縦断面図である。 図２のＡ−Ａ線断面図である。 図２に示すカバー部材の先端部の周辺の拡大縦断面図である。 カバー部材の第１面が開閉部材の第２面に接触した状態を示す拡大縦断面図である。 引手の軸部が挿通間隙に押し込まれた状態を説明するスライダーの縦断面図である。 引手の軸部が開閉部材の谷部に入り込んだ状態を説明するスライダーの縦断面図である。 引手の軸部が挿通間隙に更に押し込まれた状態を説明するスライダーの縦断面図である。 引手の軸部がロック部材の作動凹部に収容された状態を説明するスライダーの縦断面図である。

以下、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以後の説明において、上側とは図２の紙面に対して上側、下側とは図２の紙面に対して下側、前側とは図２の紙面に対して左側、後側とは図２の紙面に対して右側、右側とは図２の紙面に対して奥側、左側とは図２の紙面に対して手前側とする。また、スライダーの左右方向は幅方向ともいう。

本実施形態のスライドファスナー用スライダー１０は、自動停止機能付きのスライダーであって、図１及び図２に示すように、胴体２０を備えており、この胴体２０は、上下方向に離間して並行に配置される上翼板２１及び下翼板２２と、上翼板２１及び下翼板２２を前端部において連結する案内柱２３と、上翼板２１の左右両側縁に沿って下方に向けて突設される上側フランジ２４ａと、下翼板２２の左右両側縁に沿って上方に向けて突設される下側フランジ２４ｂと、を備える。これにより、胴体２０の前部には案内柱２３により分離された左右の肩口２５が形成され、胴体２０の後部には後口２６が形成される。そして、上翼板２１と下翼板２２との間には、左右の肩口２５と後口２６とを連通する略Ｙ字状のエレメント案内路２７が形成され、このエレメント案内路２７は、不図示のファスナーエレメント列を挿通させる通路を構成する。

また、スライドファスナー用スライダー１０は、上翼板２１の上面の前端部に立設される柱部３１に上下に揺動可能に支持されるロック部材４０と、上翼板２１の上面の前端部に前端部が固定されて片持状に取り付けられ、柱部３１及びロック部材４０を上方から覆うカバー部材５０と、カバー部材５０の後端部と上翼板２１との間に形成され、引手１５の軸部１５ａが挿通される間隙Ｓ（以下、「挿通間隙Ｓ」と称する）を開閉する開閉部材６０と、を備える。

柱部３１は、ロック部材４０が嵌め込み可能な間隔をあけて離間した左右の壁部３１ａ，３１ｂと、左右の壁部３１ａ，３１ｂ間に形成される支持凸部３２と、を有する。

ロック部材４０は、図１及び図２に示すように、胴体２０の柱部３１に支持される基部４１と、基部４１から後方に向けてそれぞれ延び、上下方向に対向して配置される上片部４２及び下片部４３と、上片部４２と下片部４３との間に形成され、引手取付状態において、後口２６側に向かって開口し、引手１５の軸部１５ａを収容する作動凹部４４と、を有する。また、下片部４３の先端部には、上翼板２１に形成される爪穴３３を介してエレメント案内路２７に入り込む爪部４５が下方に向けて形成されている。また、基部４１の下面には、柱部３１の支持凸部３２と嵌り合う支持凹部４１ａが形成されている。支持凹部４１ａは、支持凸部３２に上下方向に揺動可能に支持される。また、爪穴３３は、上翼板２１の上面からエレメント案内路２７に貫通している。

カバー部材５０は、図１〜図３に示すように、上向きに凸状に湾曲した天板５１と、天板５１の両側縁から下方に延びる左右一対の側面板５２と、天板５１の前端部から下方に延びる前面板５３と、天板５１の後端部から下方に延びる後面板５４と、を有する。また、カバー部材５０の中間部において左右一対の側面板５２の下端面には、退避部５５及び引手収容部５６が、胴体２０に対向して下向きに凹状に形成されている。また、退避部５５と引手収容部５６との間には、下方に延びる突片５７が形成されている。

また、左右一対の側面板５２の前端側下端部には、上翼板２１の前端部に形成される嵌合溝３４に嵌合する嵌合片５８がそれぞれ形成されている。そして、この嵌合片５８を嵌合溝３４に嵌合し、左右一対の側面板５２を柱部３１の左右の壁部３１ａ，３１ｂの外側面に形成される凹部３１ｃにかしめることによって、カバー部材５０は、その前端部が上翼板２１の前端部に固定され、胴体２０に対して前後方向に沿って片持状に取り付けられる。また、嵌合溝３４は、柱部３１の左右にそれぞれ形成され、胴体２０の前後方向に延びている。また、嵌合片５８は、カバー部材５０の左右一対の側面板５２の下端から側方へ突出している。

また、ロック部材４０とカバー部材５０との間には、ロック部材４０の爪部４５がエレメント案内路２７に入り込むように付勢する長方形の板ばね７０が設けられている。この板ばね７０の前後端部には、係止凹部７１がそれぞれ形成されており、この前後の係止凹部７１を、カバー部材５０の天板５１の前後に形成される係止凸部５１ａにそれぞれ係止させることにより、カバー部材５０内に板ばね７０が装着される。また、係止凸部５１ａは、カバー部材５０の内部（天板５１、左右一対の側面板５２、前面板５３、及び後面板５４により囲まれた空間内）に配置されている。

開閉部材６０は、図１及び図２に示すように、胴体２０に取り付けられた状態においてロック部材４０と接触しないように、平面視略Ｕ字状に形成されており、開閉部材６０の後端部に形成され、側面視略台形状の第１閉鎖部６１と、開閉部材６０の前端部に形成され、側面視略台形状の第２閉鎖部６２と、第１閉鎖部６１と第２閉鎖部６２との間に形成される凹状の谷部６３と、を有する。

また、開閉部材６０の両側面の下端部には、上翼板２１の後部上面に前後方向に沿って形成されるガイド溝３５にスライド可能に嵌合するガイド部６４がそれぞれ形成されている。これにより、開閉部材６０は、胴体２０に対して前後方向に摺動可能に設けられる。また、開閉部材６０の前端部とガイド溝３５内に形成されるばね保持溝３５ａとの間には、コイルばね１２が縮設されており、開閉部材６０は、このコイルばね１２の付勢力により、後口２６側に常時付勢されている。

また、上翼板２１の上面の後端部には、開閉部材６０を挿通間隙Ｓを閉鎖する間隙閉鎖位置にて停止すると共に、開閉部材６０のガイド溝３５からの離脱を阻止する左右一対のストッパ３６が形成されている。そして、開閉部材６０を挿通間隙Ｓを開放する間隙開放位置へとスライドさせ、引手１５の軸部１５ａを挿通間隙Ｓに挿通させることにより、軸部１５ａは、ロック部材４０の作動凹部４４内に収容される。

そして、本実施形態では、図４に示すように、カバー部材５０の左右一対の側面板５２の後端側下端面に、上翼板２１と略平行の第１面８１が形成されると共に、カバー部材５０の後面板５４の下端面に、第１面８１の後端部から所定の角度で後上りに延びる第２面８２が形成されている。また、第２面８２は、直線状に延びる傾斜面である。また、第２面８２は、胴体２０の後方側に向けて胴体２０から漸次離間するように延びる面である。また、第２面８２は、第１面８１に対して１０度〜２０度の角度θ１で上り傾斜する面である。

また、開閉部材６０の第１閉鎖部６１は、第１閉鎖部６１の上面であり、第１面８１と上下方向でラップして、第１面８１と略平行に形成される第３面８３と、第１閉鎖部６１の後面であり、第３面８３の後端部から所定の角度で後下りに延びる第４面８４と、を有する。また、第４面８４は、直線状に延びる傾斜面である。また、第４面８４は、胴体２０の後方側に向けてカバー部材５０から漸次離間するように延びる面である。また、第４面８４は、第３面８３に対して６０度〜７０度の角度θ２で下り傾斜する面である。

このため、カバー部材５０の後端部に上方からの力が加わったとしても、図５に示すように、カバー部材５０の第１面８１が開閉部材６０の第３面８３に接触するので、カバー部材５０の変形が防止される。

また、本実施形態では、カバー部材５０の第２面８２と開閉部材６０の第４面８４とのなす角度は、約８０度に設定されている。また、この角度は、７０度〜９０度（θ１+θ２）の範囲が好ましい。これにより、引手１５の軸部１５ａを受け入れる部分を広くすることができるので、引手１５の挿通間隙Ｓへの挿入を容易にすることができる。また、第２面８２の角度θ１は、第４面８４の角度θ２よりも小さく設定されている。

また、本実施形態では、第２面８２は、カバー部材５０の後面板５４の下端面の全面により形成されている。なお、これに限定されず、第２面８２は、後面板５４の下端面を越えて左右の側面板５２の下端面に達する面であってもよい。また、第２面８２の始点、即ち、第１面８１と第２面８２との交点は、開閉部材６０の第３面８３と第４面８４との交点よりも胴体２０の後方側に配置されている。また、後面板５４の下端面（第２面８２）は、第３面８３の上方に位置せず、第３面８３よりも胴体２０の後方、且つ第４面８４の上方に位置している。

ここで、本実施形態におけるカバー部材５０の前端部とは、前面板５３及び左右の側面板５２の嵌合片５８を含む部分のことである。また、カバー部材５０の後端部とは、後面板５４及び左右の側面板５２の第１面８１を含む部分のことである。また、カバー部材５０の中間部とは、上記カバー部材５０の前端部と後端部との間の部分のことである。

次に、図６〜図９を参照して、スライドファスナー用スライダー１０に引手１５を取り付ける手順を説明する。

まず、図６に示すように、引手１５の軸部１５ａを挿通間隙Ｓ内に後方から前方に押し込むことにより、開閉部材６０が前方にスライドして、引手１５の軸部１５ａがカバー部材５０の退避部５５内に入り込むと共に、図７に示すように、開閉部材６０が後方にスライドして、引手１５の軸部１５ａが開閉部材６０の第１閉鎖部６１及び第２閉鎖部６２間の谷部６３に入り込む。

次いで、図８に示すように、引手１５の軸部１５ａを挿通間隙Ｓ内において更に前方に押し込むことにより、開閉部材６０が前方にスライドして、引手１５の軸部１５ａがカバー部材５０の引手収容部５６内にロック部材４０を上方に持ち上げながら入り込むと共に、図９に示すように、開閉部材６０が後方にスライドして、引手１５の軸部１５ａがロック部材４０の作動凹部４４内に収容される。

以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー用スライダー１０によれば、カバー部材５０は、カバー部材５０の後端部に形成され、上翼板２１と略平行に形成される第１面８１と、第１面８１の後端部から所定の角度で後上りに延びる第２面８２と、を有し、開閉部材６０は、第１面８１と上下方向でラップして、第１面８１と略平行に形成される第３面８３と、第３面８３の後端部から所定の角度で後下りに延びる第４面８４と、を有するため、カバー部材５０の後端部に上方からの力が加わった場合、カバー部材５０の第１面８１と開閉部材６０の第３面８３が接触して、カバー部材５０の変形を防止することができる。また、後上りに延びる第２面８２と後下りに延びる第４面８４により、引手１５の軸部１５ａを受け入れる部分を広くすることができるので、引手１５の挿通間隙Ｓへの挿入を容易にすることができる。

なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。

１０ スライドファスナー用スライダー
２０ 胴体
２１ 上翼板
３１ 柱部
４０ ロック部材
５０ カバー部材
５１ 天板
５２ 側面板
５３ 前面板
５４ 後面板
６０ 開閉部材
６１ 第１閉鎖部
６２ 第２閉鎖部
８１ 第１面
８２ 第２面
８３ 第３面
８４ 第４面
１５ 引手
１５ａ 軸部
Ｓ 挿通間隙
θ１ 第２面の角度
θ２ 第４面の角度

本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
（１）胴体と、胴体の上面に立設される柱部に揺動可能に支持されるロック部材と、胴体の上面に前端部が固定されて片持状に取り付けられ、柱部及びロック部材を上方から覆うカバー部材と、カバー部材の後端部と胴体との間に形成され、引手の軸部が挿通される間隙を開閉する開閉部材と、を備え、開閉部材が胴体に対して前後方向に摺動可能に設けられるスライドファスナー用スライダーであって、カバー部材は、カバー部材の後端部に形成され、胴体と略平行に形成される第１面と、第１面の後端部から所定の角度で後上りに延びる第２面と、を有し、開閉部材は、第１面と上下方向でラップして、第１面と略平行に形成される第３面と、第３面の後端部から所定の角度で後下りに延びる第４面と、を有し、カバー部材は、天板と、天板の両側縁から下方に延びる左右一対の側面板と、天板の前端部から下方に延びる前面板と、天板の後端部から下方に延びる後面板と、を有し、第２面は、後面板の下端面の全面により形成され、第１面は、左右一対の側面板の後端側下端面に形成されることを特徴とするスライドファスナー用スライダー。
（２）第２面の第１面に対する角度は、第４面の第３面に対する角度よりも小さく設定されることを特徴とする（１）に記載のスライドファスナー用スライダー。

Claims (3)

1. 胴体（２０）と、
   前記胴体の上面に立設される柱部（３１）に揺動可能に支持されるロック部材（４０）と、
   前記胴体の上面に前端部が固定されて片持状に取り付けられ、前記柱部及び前記ロック部材を上方から覆うカバー部材（５０）と、
   前記カバー部材の後端部と前記胴体との間に形成され、引手（１５）の軸部（１５ａ）が挿通される間隙（Ｓ）を開閉する開閉部材（６０）と、を備え、
   前記開閉部材が前記胴体に対して前後方向に摺動可能に設けられるスライドファスナー用スライダー（１０）であって、
   前記カバー部材は、前記カバー部材の後端部に形成され、前記胴体と略平行に形成される第１面（８１）と、前記第１面の後端部から所定の角度で後上りに延びる第２面（８２）と、を有し、
   前記開閉部材は、前記第１面と上下方向でラップして、前記第１面と略平行に形成される第３面（８３）と、前記第３面の後端部から所定の角度で後下りに延びる第４面（８４）と、を有することを特徴とするスライドファスナー用スライダー。
2. 前記第２面（８２）の前記第１面（８１）に対する角度（θ１）は、前記第４面（８４）の前記第３面（８３）に対する角度（θ２）よりも小さく設定されることを特徴とする請求項１に記載のスライドファスナー用スライダー（１０）。
3. 前記カバー部材（５０）は、天板（５１）と、前記天板の両側縁から下方に延びる左右一対の側面板（５２）と、前記天板の前端部から下方に延びる前面板（５３）と、前記天板の後端部から下方に延びる後面板（５４）と、を有し、
   前記第２面（８２）は、前記後面板（５４）の下端面の全面により形成されることを特徴とする請求項１又は２に記載のスライドファスナー用スライダー（１０）。

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