JPWO2010079765A1 - 記録用シート及び電飾看板 - Google Patents

記録用シート及び電飾看板 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010079765A1
JPWO2010079765A1 JP2010545755A JP2010545755A JPWO2010079765A1 JP WO2010079765 A1 JPWO2010079765 A1 JP WO2010079765A1 JP 2010545755 A JP2010545755 A JP 2010545755A JP 2010545755 A JP2010545755 A JP 2010545755A JP WO2010079765 A1 JPWO2010079765 A1 JP WO2010079765A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
recording sheet
undercoat layer
recording
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010545755A
Other languages
English (en)
Inventor
靖治 加藤
靖治 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Holdings Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshinbo Holdings Inc filed Critical Nisshinbo Holdings Inc
Publication of JPWO2010079765A1 publication Critical patent/JPWO2010079765A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/502Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording characterised by structural details, e.g. multilayer materials
    • B41M5/506Intermediate layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/04Signs, boards or panels, illuminated from behind the insignia
    • G09F13/08Signs, boards or panels, illuminated from behind the insignia using both translucent and non-translucent layers
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/18Edge-illuminated signs
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M2205/00Printing methods or features related to printing methods; Location or type of the layers
    • B41M2205/38Intermediate layers; Layers between substrate and imaging layer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

【課題】 白色LED光源の電飾看板の分野において、青白さが抑制された自然な色調の画像が提供できる記録用シート及びそれを用いた電飾看板を提供すること。【解決手段】 シート状の基材11の一方の面に、下引き層12及び画像記録層13を順次設けてなり、白色LEDからの光が基材11、下引き層12、画像記録層13を順次透過する電飾看板に用いられる記録用シートであって、基材11に下引き層12を設け画像記録層13を設けない状態で下引き層12側から見た黄色度が5〜13である。【選択図】図1

Description

本発明は、電飾看板に好適に用いられる記録用シート、及びそれを用いた電飾看板に関する。さらに詳しくは、本発明は、白色の発光ダイオード(以下、「白色LED」という。)を光源とする電飾看板に用いても、青白くない自然な色調の画像を提供できる記録用シート、及びそれを用いた電飾看板に関する。
従来、画像を有するシートと光源とを備える電飾看板があり、この電飾看板は、各種の広告、標識、地図等に用いられている。
画像を有するシートとしては、各種のプリンターによって印画されたもの、オフセット印刷機等の印刷機によって印刷されたもの、カッティングシートが貼着されたもの等がある。中でも、インクジェット記録方式、熱転写方式、電子写真方式等の各種の記録方式のプリンターによって印画されたものは、小ロットや短納期にも対応しやすい等の理由から、多用されている。
また、電飾看板としては、従来、光源として蛍光灯が多く用いられてきた。しかし、近年、光源の寿命を延ばす、消費電力を低減する等の目的で、白色LEDを光源とするものが用いられるようになってきた(特許文献1)。
なお、ここで白色LEDとは、LEDを用いて白色光を得るものである。
白色LEDを用いると、上記のような利点を有する一方、蛍光灯の場合と比較して、色味が青白くなるという問題がある。用途により、青白い方がシャープな印象を与えて適する場合もあるが、自然な色調ではない、冷たいという印象を与え、適さない場合も多々ある。特にフルカラーの写真調の画像を用いる場合にその傾向が強い。また、従来の蛍光灯の装置を想定して画像ソフトが調整されている場合、ユーザーが蛍光灯に慣れていて白色LEDの色調に違和感を持つ場合などがあり、白色LED光源を用いながら、蛍光灯同様の色調を有する電飾看板が求められている。
背景に光源を有する表示装置において、色味を補正する方法として、色補正フィルターを用いる方法が提案されている(特許文献2)。これは、ノートパソコンの液晶表示等を主用途としたもので、求められる色味が電飾看板用途と異なるが、電飾看板用に応用する事も可能な技術である。
しかしながら、電飾看板自体にフィルターを設置して青白さを低減させる方法だと、既に電飾看板を購入済みのユーザーは利用できない、青白さが求められるデザインの画像を用いる際に適さない、白色LEDを想定して青白さを抑制した画像ソフトを用いる場合には抑制が過剰になる、装置が高価になる、等の問題がある。そのため、画像が記録されるシートによって補正することが求められている。
電飾看板用途において、記録用シートを改良して見え方を補正する技術は存在する(特許文献3)。この特許文献3で提案されている記録用シートは、基材シートとインク受容層の間に着色剤を含有するプライマー層が設けられているが、含有する着色剤は、白色の顔料又は染料で、その目的は、記録用シートの全光線透過率とプライマー層の全光線透過率を調節することにより、基材のムラやインク受容層の塗工ムラが目立たないようにするためであって、使用する光源に起因する不自然な色味を改良するものではない。従来、白色LED光源の電飾看板において、色味の青白さを記録用シートの改良によって解決する方法は無かった(特許文献1,特許文献4,特許文献5)。
特開2006−202729号公報 特開2004−117542号公報 特許第4001017号公報 特開2006−202725号公報 特開2008−250067号公報
本発明は、白色LED光源の電飾看板の分野において、青白さが抑制された自然な色調の画像が提供できる記録用シート及びそれを用いた電飾看板を提供することをその課題とするものである。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明の記録用シートは、シート状の基材の一方の面に、下引き層及び画像記録層を順次設けてなり、白色LEDからの光が前記基材、前記下引き層、前記画像記録層を順次透過する電飾看板に用いられる記録用シートであって、前記基材に前記下引き層を設け前記画像記録層を設けない状態で前記下引き層側から見た黄色度が5〜13であることを特徴とする。
この発明において、黄色度を、下引き層に着色剤を含有させて5〜13に調整することができる。また、この発明において、基材に下引き層及び画像記録層を順次設けた状態での全光線透過率を20%〜50%にすることができる。
また、この発明において、画像記録層を、インクジェット記録用シートのインク受理層、熱転写記録用シートのインク受容層、又は、電子写真記録方式に用いる被記録材のトナー定着層にすることができる。さらに、この発明の記録用シートを、版を用いる印刷に用いられる被印刷体に適用することができる。
また、上記課題を解決することを目的としてなされた本発明の電飾看板は、シート状の基材の一方の面に、下引き層及び画像記録層を順次設けてなる記録用シートと、前記基材、前記下引き層、前記画像記録層を順次透過する光を照射する光源である白色LEDとを備えた電飾看板であって、前記基材に前記下引き層を設け前記画像記録層を設けない状態で前記下引き層側から見た黄色度が5〜13であることを特徴とする。
この発明において、黄色度を、下引き層に着色剤を含有させて5〜13に調整することができる。また、この発明において、記録用シートの全光線透過率を20%〜50%にすることができる。また、この発明において、画像記録層を、インクジェット記録用シートのインク受理層、熱転写記録用シートのインク受容層、又は、電子写真記録方式に用いる被記録材のトナー定着層にすることができる。さらに、この発明の記録用シートを、版を用いる印刷に用いられる被印刷体に適用することができる。
また、この発明において、記録用シートの光入射側に、光反射板、光拡散板、光拡散反射板の少なくとも一つを配設して、記録用シートに照射される光の照射ムラを抑制するように構成することができる。また、この発明において、白色LEDを、記録用シートに照射される光の照射ムラを抑制すべく複数個配設することができる。また、この発明において、扁平な矩形ボックス状の看板本体の前面壁を記録用シートで形成し、看板本体の両側壁内面に前記白色LEDをそれぞれ配置し、かつ、看板本体の背面壁内面に、反射板を配置して、記録用シートに照射される光の照射ムラを抑制するように構成することができる。
本発明によれば、下引き層に、基材に下引き層のみを設けたときの下引き層側から見た黄色度を5〜13にする着色剤を含有させたので、青白さが抑制された自然な色調の画像が提供できる記録用シート及び電飾看板が得られる。
本発明に係る一実施形態の記録用シートの断面図である。 図1に示した記録用シートを表示シートとして用いた本発明に係る第1実施形態の電飾看板の一部切開斜視図である。 図1に示した記録用シートを表示シートとして用いた本発明に係る第2実施形態の電飾看板の一部切開斜視図である。
以下、本発明に係る記録用シートの一実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の記録用シート1は、白色LEDからの光が透過するシート状の基材11と、基材11の一方の面に設けられた下引き層12と、下引き層12上に設けられた画像記録層13とを備えてなり、白色LEDからの光が基材11、下引き層12、画像記録層13を順次透過する電飾看板に用いられるものである。
まず、基材11の構成について説明すると、基材11としては、電飾看板用途に使用可能な程度の透明性を有するシート状のものであればよく、特に限定されない。プラスチックフィルム、合成紙、紙、布、不織布等を用いることができる。
なかでも、透明性、加工適性、強度等の点から、プラスチックフィルムが好適である。プラスチックフィルムとしては、特に限定されず、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、軟質ポリ塩化ビニル、硬質ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン、ポリイミド、ポリスチレン、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリカーボネート、ポリアクリロニトリル、ポリブテン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル等が挙げられる。
次に、下引き層12について説明すると、下引き層12は、基材11と画像記録層13の間に位置する層である。一般的に、記録用シート1においては、画像記録層13の印画品質と基材11との密着性の強さを両立させにくい。特に基材11がプラスチックフィルムで画像記録層13を塗工によって設ける場合は、その傾向が強い。その為、密着性を強化する目的で、下引き層12を設けることがしばしば行われる。下引き層12は、プライマー層、アンダーコート層、アンカーコート層と称されることもある。また、その目的は密着性の強化に限られず、例えばインクジェット記録用シートにおいては、インクの溶媒の吸収を助けて印画品質の調整に寄与する場合もある。
下引き層12には、黄色味を帯びさせるために着色剤を含有させる。記録用シート1に黄色味を帯びさせる方法としては、本発明のような下引き層12に着色する方法以外にも、基材11自体や画像記録層13に着色する方法、別途着色層を設ける方法、オフセット印刷やグラビア印刷等によっていずれかの層に対して黄色の印刷を施す方法等が考えられる。しかし、一般的に基材11は生産ロットが大きいという問題がある。画像記録層13に着色すると、例えば、昼間の明るいときに電飾看板の光源を消して反射光で鑑賞した時に、画像記録層13の黄色味が強いため、白さが不足し、画像が目立たないという問題がある。また、別途着色層を設けたり印刷を施したりする方法は、コストを増大させるという問題がある。したがって、記録用シート1に黄色味を帯びさせる方法としては、本発明では下引き層12に着色することが好ましいが、下引き層12に着色することに限定されるわけではない。
下引き層12に含有させる着色剤としては、黄色顔料や黄色染料等の黄色の着色剤が考えられる。顔料は染料と比較して褪色しにくいため、より好ましい。
下引き層12に含有させる黄色顔料としては、特に限定されず、公知の種々のものを用いることができる。例えば、C.I.ピグメントイエロー12、同13、同14、同17、同55、同81、同83、同136などのジスアゾ系黄色顔料、C.I.ピグメントイエロー1、同3、同65、同73、同74、同75、同116、同151、同154、同181などのモノアゾ系黄色顔料、C.I.ピグメントイエロー183などのアゾレーキ系黄色顔料、C.I.ピグメントイエロー93、同95などの縮合アゾ系黄色顔料、C.I.ピグメントイエロー109、同110などのイソインドリノン系黄色顔料、C.I.ピグメントイエロー139などのイソインドリン系黄色顔料、C.I.ピグメントイエロー24、同108などの縮合多環系黄色顔料等が挙げられる。
下引き層12に含有させる黄色染料としては、特に限定されず、公知の種々のものを用いることができる。例えば、アゾ染料、アントラキノン染料、縮合多環芳香族カルボニル染料、インジゴイド染料、ポリメチン染料などが挙げられる。
なお、下引き層12の側から見た黄色度を5〜13の範囲に調整するために、本発明では、下引き層12に黄色の着色剤を含有させることが好ましいが、これに限定されず、黄色の着色剤と黄色以外の着色剤とを含有させたり黄色以外の着色剤を含有させたりして黄色度を調整するようにしてもよい。
下引き層12には、着色剤以外の成分として、結着剤、填料が含有され、さらに各種の添加剤を含有させることができる。結着剤としては、酸化澱粉、エステル化澱粉等の澱粉類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール及びその誘導体、ポリビニルピロリドン、カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク、スチレン−アクリル樹脂及びその誘導体、スチレン−ブタジエンラテックス、アクリルエマルジョン、酢酸ビニルエマルジョン、塩化ビニルエマルジョン、ウレタンエマルジョン、アルキッドエマルジョン及びこれらの誘導体等が挙げられる。
填料を添加することにより、インク吸収速度の調整、塗工時のブロッキングの防止、記録用シート1の透明性の調整などの効果を得ることもできる。填料としては、炭酸カルシウム、シリカ、酸化チタン、カオリン等の無機填料、各種のプラスチックピグメントなどが挙げられる。
更に、下引き層12には、必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲で、消泡剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、防腐剤、顔料分散剤、増粘剤などを添加してもよい。
下引き層12の黄色の着色剤の種類や量を調整することにより、本発明の記録用シート1の色味を調整することができる。本発明では記録用シート1の黄色度を規定しているが、本発明における記録用シート1の黄色度とは、基材11に下引き層12のみを設け画像記録層13を設けない状態で、下引き層12の側から見た黄色度をいい、本発明の記録用シート1では、黄色度が5〜13の範囲に調整する。ここでいう黄色度とは、JIS K7105に基づき、透過法にてXYZを測定して下記式により算出するものである。
黄色度=100×(1.28×X−1.06×Z)/Y
ただし、X、Y、ZはC光源(国際照明委員会(略称CIE)により規定されている標準の光の一種)におけるXYZ表色系の三刺激値である。以下、「基材11に下引き層12のみを設け画像記録層13を設けない状態で、下引き層12の側から見た黄色度」のことを、「下引き層12の側から見た黄色度」と表現することがある。
上記の範囲が好ましい理由は、以下の通りである。すなわち、電飾看板として鑑賞される際の記録用シート1の色味やそこに記録または印画された画像の色味は、下引き層12の色味によって調整できる。しかし、記録用シート1全体、すなわち基材11、下引き層12、画像記録層13をすべて備えた状態での全光線透過率にも影響を受ける。なお、ここでいう全光線透過率とは、JIS K7105に基づくものである。
記録用シート1全体の全光線透過率が低い場合には、LEDの青味がかった光の透過を妨げるため、青味がさほど強くなく、下引き層12の黄色味を弱めに調整する方が好ましい。一方、全光線透過率が高い場合には、白色LEDの青味がかった光を透過し易くなるため、青味がいっそう強く、下引き層12の黄色味を強めに調整する方が好ましい。
一方、電飾看板用途においては、本発明者の検討によれば、全光線透過率の好ましい範囲は、20%〜50%である。20%未満だと全体的に暗過ぎる印象になる場合があり、50%を超えると明る過ぎて画像が目立たない印象になる場合がある。
記録用シート1の全光線透過率が好ましい範囲の下限である20%の場合、下引き層12の側から見た黄色度が13未満であると、装置に装着して電飾看板として見た場合の色味が自然で好適である。13を超えると、装置に装着して電飾看板として見た場合の黄色味が強過ぎる印象になる場合がある。
また、記録用シート1の全光線透過率が好ましい範囲の上限である50%の場合、下引き層12の側から見た黄色度が5以上であると、装置に装着して電飾看板として見た場合の色味が自然で良好である。5未満であると、装置に装着して電飾看板として見た場合の青色味が強過ぎる印象になる場合がある。より自然な明るさを得られる点から、記録用シート1全体のより好ましい全光線透過率は30%〜40%であり、その場合により自然な色味を得られる点からより好ましい下引き層12の側から見た黄色度は7〜10である。
ここで、白色LED光源からの光を記録用シートの基材側から照射したときの画像記録層側における色味について、鑑賞される画像を含め、記録用シートの黄色度と全光透過率との関係で、好適な範囲を示すと、次の表1のようになる。
Figure 2010079765
下引き層12における黄色の着色剤の含有比率は、求められる用途に応じて適宜調整すればよいが、下引き層12の側から見た黄色度を好ましい範囲に調整しやすいという点から、下引き層12に対して固形分質量比で0.001〜0.1%であることが好ましい。より好ましくは0.01〜0.05%である。
下引き層12の厚さは、画像記録層13及び基材11との密着強度の点から、1〜20μmが好ましい。
また、下引き層12を形成する方法としては、特に限定されず公知の方法を用いることができ、グラビアコート、グラビアリバースコート、グラビアオフセットコート、ブレードコート、スピンナーコート、ロールコート、リバースロールコート、エアナイフコート、キスコート、ディップコート、シルクスクリーンコート、ワイヤーバーコート、コンマコート、スプレーコート、フロートコート、かけ流しコート等を用いることができる。
次に画像記録層13について説明する。画像記録層13は、目的とする印画方法に適する層を、公知の方法で形成することができる。
例えば記録用シート1がインクジェット記録用シートの場合、各種の公知の填料、結着剤、カチオン化剤等の添加剤によって形成することができる。尚、インクジェット記録用シートの場合の画像記録層13をインク受理層またはインク受容層と称することがある。
インクジェット記録用シートの画像記録層13に用いる填料としては、公知の無機または有機の填料を用いることができ、例えばシリカ、炭酸カルシウム、タルク、クレー、けいそう土、酸化チタン、焼成カオリン、水酸化アルミニウム、ポリスチレン、ポリメタクリレート、などが挙げられる。これらは一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
結着剤としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ゼラチン、ポリビニルアセタール、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン樹脂、これらの共重合物、さらにはスチレン−アクリル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエンゴムなどが挙げられる。これらは一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
添加剤としては、画像のにじみの防止性能や発色を向上させる目的で、カチオン性物質を用いることが好ましい。インクジェット記録用シートの分野で公知のものから選択できる。例えば、好ましくは第4級アンモニウム塩基を有するポリマーであり、特に好ましくは第4級アンモニウム塩基を有するモノマーの単独重合体または他の共重合し得る1または2以上のモノマーとの共重合体である。第4級アンモニウム塩基を有するカチオン性ポリマーの例としては、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、ポリアミンスルホン類、(メタ)アクリル酸アルキル第4級アンモニウム塩または(メタ)アクリルアミドアルキル第4級アンモニウム塩型カチオン性ポリマー、ジメチルアリルアンモニウムクロライドとアクリルアミドの共重合ポリマー、2級アミンとエピハロヒドリンとの反応により得られるカチオン性ポリマーなどが挙げられる。
また、添加剤として、上記のカチオン性物質の他に、画像記録層13の耐水性を向上させる目的で、乳酸アルミニウムや硫酸アルミニウム等のアルミニウム化合物を含有させてもよい。さらには、目的に応じて界面活性剤、紫外線吸収剤、防カビ剤等の各種の添加剤を用いることもできる。
インクジェット記録用シートの場合の填料と結着剤の比率は、インク吸収性と層の強度を両立させる点から、固形分質量比で、結着剤を1とした場合の填料が1〜6の範囲であることが好ましい。より好ましくは2〜4である。
画像記録層13を形成する方法としては、特に制限されず、前記の下引き層12を形成する方法と同様の方法などを用いることができる。
本発明は、インクジェット記録用シート以外に、各種公知の記録用シートに適用することができる。例えば、熱転写受像シートの場合は、特許第4111594号公報に記載されているように基材の少なくとも片面に所定の吸油量の顔料と保水性を有する界面活性剤を含有したインク受理層を有してなる記録用シートにおいて、基材とインク受理層の間に、黄色の着色剤を含有する下引き層を設けることにより、電飾看板用の記録用シートとして用いることができる。また、電子写真方式で印画するシートは、例えば、特開2006−276841号公報に記載されているが、その場合、プラスチックフィルムの少なくとも片面に酸化錫を含有するトナー定着層を設けてなる電子写真用被記録材において、プラスチックフィルムとトナー定着層の間に、黄色の着色剤を含有する下引き層を設けることにより、電飾看板用の記録用シートとして用いることができる。
更に、本発明は、版を用いる印刷に用いられる被印刷体、具体的には、版に付けられたインクを一度ゴムブランケットなどの中間転写体に転写した後、印刷するオフセット印刷や、原版のインクの付く部分が彫り込まれているグラビア印刷などに用いられる被印刷体にも適用することができる。その場合、被印刷体(記録用シート)は、基材と黄色の着色剤を含有する下引き層、及び、画像記録層の3層構成にする必要がある。
したがって、本実施形態の記録用シート1は、下引き層12に、基材11に下引き層12のみを設けたときの下引き層12側から見た黄色度を5〜13にする着色剤を含有させたので、青白さが抑制された自然な色調の画像を提供することが可能となる。
次に、本発明に係る電飾看板について説明する。本発明に係る電飾看板は、本発明に係る記録用シート1を白色LED光源の電飾看板用の装置に装着してなるものである。
電飾看板は、従来、銀行の店舗の看板のような屋外用の大型のもの、店舗内のカウンター上に置く小型のものなど、種々のものが用いられてきている。装置内に光源を有しており、鑑賞者は、画像の背面の光源が発する光を見ることとなる。言い換えれば、画像を透過光で鑑賞する。
この光源として、従来は蛍光灯が一般的であったが、近年は白色LEDを用いるものが増加している。本発明はこれに対応するものである。
画像は、各種の記録方式によって記録用シート1に印画して形成されることが一般的である。印画された記録用シート1は、アクリル板等の透明な板に貼り付けられて装着されたり、差し込みにより装着されたりして使用される。
以下、図2,図3により、前述した本発明に係る記録用シート1を表示シートとして用いた第1実施形態の電飾看板A及び第2実施形態の電飾看板Bについて説明する。なお、本発明に係る電飾看板は、図2,図3に例示した第1実施形態の電飾看板及び第2実施形態の電飾看板に限定されるものではない。
第1実施形態の電飾看板Aは、図2に示すように、扁平な矩形ボックス状に形成された看板本体を備えている。看板本体の前面壁として表示シートHが用いられている。表示シートHは、画像記録層13に画像が付与された記録用シート1の光出射側の面がアクリル板2に貼着されて構成され、このアクリル板2が内壁面となるように配置されている。看板本体の背面壁である基盤3は、表示シートHの背面側に適宜空隙を開けて配設されている。基盤3の内面上には、光源としての白色LED4が配置されている。白色LED4は、記録用シート1に照射される光の照射ムラを抑制するように複数個配置されていることが好ましく、例えば、図示例では上下方向(高さ方向)に等間隔で、かつ左右方向(幅方向)に等間隔に複数個配置されている。
基盤3と表示シートHとの間には、光反射板5と光拡散反射板6が配設されている。光反射板5は、例えば、基盤3の前方に1mm〜数mm程度の間隔を開けて配置されている。光反射板5には、各白色LED4が遊嵌し得る複数の穴が形成されている。光拡散反射板6は、全面に複数の小さな穴が形成されてなるものである。このように、白色LED4、光反射板5、光拡散反射板6を設けることにより、白色LED4から照射された光が、直進する他、光反射板5の前面の反射面で反射されて光拡散反射板6の裏面の反射面との間で反射を繰返しながら光拡散反射板6の小さな穴から透過し表示シートHの背面に照射される光の照射ムラが抑制されるように構成されている。その結果、記録用シート1の画像記録層13を透過する光のムラが抑制され、また、下引き層12で青白さが抑制された自然な色調の色合いで、画像記録層13に印画された画像7もきわめて視認し易く美麗なものとなる。
なお、第1実施形態の電飾看板Aでは、光反射板5と光拡散反射板6とを設けて表示シートHに照射される光の照射ムラを抑制するようにしたが、これに限定されず、表示シートHに照射される光の照射ムラを抑制することができれば、光反射板、光拡散板、光拡散反射板の少なくとも一つを配設するようにしてもよい。例えば、第1実施形態の電飾看板において、光拡散反射板6の代わりに、裏面が反射面になっていない光拡散板(図示せず)を用いてもよいし、光反射板5を設けないで光拡散反射板6のみを設けるようにしてもよいし、光拡散反射板6を設けないで光反射板5のみを設けるようにしてもよい。また、光反射板5と光拡散反射板6をともに設けないで白色LED4のみで表示シートHの裏面を直接照射するようにしてもよい。また、白色LED4のみで表示シートHの裏面を直接照射する場合、複数の白色LED4を基盤3上に文字や記号を描くように並べて配置してもよく、この場合、表示シートHの表面に白色LED4の照射光による文字や記号が浮かび上がるように表示される。また、表示シートHのアクリル板は透明のもの、半透明のもの、或いは、適宜色に着色されたもの等を使用することができる。更に、アクリル板のほか、ポリスチレン,ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの薄いプラスチック板を使用することもできる。
第2実施形態の電飾看板Bは、図3に示すように、前述した第1実施形態の電飾看板Aと同様に扁平な矩形ボックス状の看板本体の前面壁に表示シートHが用いられてなるものである。この電飾看板Bは、基盤3上にLEDを設けないで、左右の側壁すなわち両側壁の内面にそれぞれ白色LED8を複数個配置して構成したものである。白色LED8は、例えば、側壁の長手方向図示例では上下方向(高さ方向)に適宜間隔で複数個配置されたものを、側壁の幅方向(電飾看板Bの厚さ方向)に適宜間隔をあけて2列に配置してなる。基盤3の内面には、光反射板9が配設されている。光反射板9は、表示シートHと対向する面が光反射面9’として形成され、この光反射面9’は、表示シートHの背面に照射される白色LED8からの光の照射ムラが抑制されるように形成されている。光反射面9’は、光の照射ムラを抑制することができれば、特に限定されず、例えば、電飾看板Bの幅方向の中央部を表示シートH側に突出させた断面湾曲状に形成した湾曲面をその幅方向に適宜間隔で複数配置した形状に形成してもよい。このように、光反射板9を設けることにより、白色LED8からの照射光の一部が表示シートHの背面側に直接照射されるが、大半が光反射面9’の複数の湾曲面により反射して電飾看板B内で光が乱反射し表示シートHの背面に照射される光の照射ムラが抑制されるようになっている。その結果、記録用シート1の画像記録層13を透過する光のムラが抑制され、また、下引き層12で青白さが抑制された自然な色調の色合いで、画像記録層13に印画された画像7もきわめて視認し易く美麗なものとなる。なお、電飾看板Bにおいても、光拡散反射板を設けるようにして光の照射ムラを抑制するようにしてもよい。
したがって、本実施形態の電飾看板は、光源として白色LEDを用いても、青味が強過ぎない自然な色味の電飾看板となるので、特に化粧品の看板における人物像、生鮮食品の画像などに用いると、より一層効果的である。
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。なお、実施例及び比較例中の質量部は、固形分量を示すものとする。
〔評価方法〕
各種評価方法は、以下の通りである。
・黄色度(YI値)
JIS K7105に基づき、日清紡績(株)製のカラーマッチングシステム(機種名:調色専科TX)を用いて、透過法にてXYZを測定し下記式によりYI値を算出した。
YI値=100×(1.28×X−1.06×Z)/Y
ただし、X、Y、ZはC光源におけるXYZ表色系の三刺激値である。
・全光線透過率
JIS K7105に基づき、(株)東洋精機製作所製のヘイズメータ(機種名:直読ヘイズメータ)を用いて測定した。
・LED点灯時のシートの色味(相関色温度 K)
得られたそれぞれのインクジェット記録用シートを、アリストジャパン(株)製の電飾看板用の装置(商品名:LEDラスターボード 白色LEDを光源とする 高輝度品 照度2500lx)に装着し、点灯させ、10mm離れて真上から、コニカミノルタセンシング(株)製の色彩照度計(機種名:CL−200)を用いて測定した。
◎:青味と黄味のバランスがよく良好である(相関色温度5500以上7500未満)
○:青味が多めであるが好適と言える水準(相関色温度7500以上8000未満)
○:黄味が多めであるが好適と言える水準(相関色温度5000以上5500未満)
×:青味が強い(相関色温度8000以上)
×:黄味が強い(相関色温度5000未満)
〔実施例1〕
基材として、厚さ100μmのポリエステルフィルム〔東洋紡績社製、商品名:コスモシャインA8300〕を用い、基材の一方の面に、下記の下引き層用塗工液を乾燥後の厚みが10μmになるように塗工し、乾燥処理後、この下引き層上に下記のインク受理層(画像記録層)用塗工液を乾燥後の厚みが25μmになるように塗工し、乾燥処理することにより、インク受理層を設けインクジェット記録用シートを作製した。
下引き層形成後(インク受理層形成前)の下引き層の面のYI値は9.2、インク受理層形成後の全光線透過率は38.8%であった。
〔下引き層用塗工液:下記成分の均一混合液〕
(a)填料
・炭酸カルシウム〔白石工業(株)製、商品名:カルライトSA、固形分濃度100質量%〕11.00質量部
(b)結着剤
・アクリル系樹脂(スチレン−アクリル共重合体)〔BASFディスパージョン(株)製、商品名:アクロナールYJ6221D、固形分濃度49質量%〕54.00質量部
・ポリエステル〔東洋紡績(株)製、商品名:バイロナールMD1200、固形分濃度35質量%〕20.00質量部
(c)黄色顔料 〔山陽色素(株)製、商品名:EMACOL NS YELLOW 4618、固形分濃度25質量%〕0.06質量部
(d)水 15.0質量部
〔インク受理層用塗工液:下記成分の均一混合液〕
(a)填料
・シリカ〔富士シリシア化学(株)製、商品名:サイリシア420、固形分濃度100質量%〕11.00質量部
(b)結着剤
・シラノール変性ポリビニルアルコール〔(株)クラレ製、商品名:クラレRポリマーR−1130、固形分濃度100質量%〕3.80質量部
(c)添加剤
・消泡剤〔サンノプコ(株)製、商品名:SNデフォーマー480、固形分濃度100質量%〕0.10質量部
・水和アルミニウム酸化物〔日産化学工業(株)製、商品名:アルミナゾル200、固形分濃度10質量%〕7.00質量部
・カチオン性高分子〔田岡化学工業(株)製、商品名:スミレーズ1001、固形分濃度30質量%〕2.50質量部
(d)水 75.60質量部
〔実施例2〕
実施例1における下引き層用塗工液として、黄色顔料〔EMACOL NS YELLOW 4618〕を0.02質量部とし、インク受理層の乾燥後の厚みを20μmに代えた以外は、実施例1と同様な操作を行い、インクジェット記録用シートを作製した。
下引き層形成後のYI値は5.4、インク受理層形成後の全光線透過率は48.5%であった。
〔実施例3〕
実施例1における下引き層用塗工液として、黄色顔料〔EMACOL NS YELLOW 4618〕を0.07質量部とし、インク受理層の乾燥後の厚みを60μmに代えた以外は、実施例1と同様な操作を行い、インクジェット記録用シートを作製した。
下引き層形成後のYI値は12.5、インク受理層形成後の全光線透過率は21.0%であった。
〔比較例1〕
実施例1における下引き層用塗工液として、黄色顔料〔EMACOL NS YELLOW 4618〕を含有しない以外は、実施例1と同様な操作を行い、インクジェット記録用シートを作製した。
下引き層形成後のYI値は3.1、インク受理層形成後の全光線透過率は39.7%であった。
上記実施例1〜3及び比較例1で得られたインクジェット記録用シートそれぞれについて、性能評価の結果を表2に示す。
Figure 2010079765
また、目視で判断した結果、実施例1は明るさが適度で、色味も青味と黄味のバランスがよく、非常に優良であった。
実施例2は、実施例1と比較すると明るめで青味が多めであったが好適と言える水準であった。
実施例3は、実施例1と比較すると暗めで黄味が多めであったが好適と言える水準であった。
比較例1は、明るさは適度で優良であったが、青味が強すぎて広告には適さない水準であった。
本発明によれば、白色LEDを光源とする装置に装着した場合に青味が強過ぎない自然な色味の電飾看板となる記録用シートを提供することができ、省エネルギーと優れた画像を両立させる電飾看板を提供することができる。
1 記録用シート
11 基材
12 下引き層
13 画像記録層
2 アクリル板
3 基盤
4,8 白色LED
5 光反射板
6 光拡散反射板
7 画像,文字等
9 光反射板
A,B 電飾看板
H 表示シート

Claims (13)

  1. シート状の基材の一方の面に、下引き層及び画像記録層を順次設けてなり、白色LEDからの光が前記基材、前記下引き層、前記画像記録層を順次透過する電飾看板に用いられる記録用シートであって、
    前記基材に前記下引き層を設け前記画像記録層を設けない状態で前記下引き層側から見た黄色度が5〜13であることを特徴とする記録用シート。
  2. 前記黄色度は、前記下引き層に着色剤を含有させて5〜13に調整される請求項1に記載の記録用シート。
  3. 前記基材に前記下引き層及び前記画像記録層を順次設けた状態での全光線透過率が20%〜50%である請求項1又は2に記載の記録用シート。
  4. 前記画像記録層は、インクジェット記録用シートのインク受理層、熱転写記録用シートのインク受容層、又は、電子写真記録方式に用いる被記録材のトナー定着層である請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録用シート。
  5. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録用シートは、版を用いる印刷に用いられる被印刷体であることを特徴とする記録用シート。
  6. シート状の基材の一方の面に、下引き層及び画像記録層を順次設けてなる記録用シートと、前記基材、前記下引き層、前記画像記録層を順次透過する光を照射する光源である白色LEDとを備えた電飾看板であって、
    前記基材に前記下引き層を設け前記画像記録層を設けない状態で前記下引き層側から見た黄色度が5〜13であることを特徴とする電飾看板。
  7. 前記黄色度は、前記下引き層に着色剤を含有させて5〜13に調整される請求項6に記載の記録用シート。
  8. 前記記録用シートの全光線透過率が20%〜50%である請求項6又は7に記載の電飾看板。
  9. 前記画像記録層は、インクジェット記録用シートのインク受理層、熱転写記録用シートのインク受容層、又は、電子写真記録方式に用いる被記録材のトナー定着層である請求項6〜8のいずれか1項に記載の電飾看板。
  10. 前記記録用シートは、版を用いる印刷に用いられる被印刷体である請求項6〜8のいずれか1項に記載の電飾看板。
  11. 前記記録用シートの光入射側に、光反射板、光拡散板、光拡散反射板の少なくとも一つを配設して、前記記録用シートに照射される光の照射ムラを抑制するように構成した請求項6〜10のいずれか1項に記載の電飾看板。
  12. 前記白色LEDは、前記記録用シートに照射される光の照射ムラを抑制すべく複数個配設されている請求項6〜11のいずれか1項に記載の電飾看板。
  13. 扁平な矩形ボックス状の看板本体の前面壁を前記記録用シートで形成し、前記看板本体の両側壁内面に前記白色LEDをそれぞれ配置し、かつ、前記看板本体の背面壁内面に、反射板を配置して、前記記録用シートに照射される光の照射ムラを抑制するように構成した請求項6〜12のいずれか1項に記載の電飾看板。
JP2010545755A 2009-01-08 2010-01-08 記録用シート及び電飾看板 Pending JPWO2010079765A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002709 2009-01-08
JP2009002709 2009-01-08
PCT/JP2010/000091 WO2010079765A1 (ja) 2009-01-08 2010-01-08 記録用シート及び電飾看板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2010079765A1 true JPWO2010079765A1 (ja) 2012-06-21

Family

ID=42316531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010545755A Pending JPWO2010079765A1 (ja) 2009-01-08 2010-01-08 記録用シート及び電飾看板

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2010079765A1 (ja)
WO (1) WO2010079765A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3180457U (ja) * 2012-10-09 2012-12-20 株式会社ハンデックス 光る広告看板
WO2016017779A1 (ja) * 2014-07-31 2016-02-04 富士フイルム株式会社 電飾用インクジェット記録材料、電飾用画像及びその形成方法、並びに電飾看板
JP6277326B2 (ja) 2015-03-24 2018-02-07 富士フイルム株式会社 電飾用記録シート及びその製造方法、電飾用画像シート及びその製造方法、並びに電飾看板
KR102266790B1 (ko) * 2021-02-08 2021-06-17 한종문 광고용 인쇄물 제작 방법 및 장치

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU616659B2 (en) * 1988-05-18 1991-11-07 Rohm And Haas Company Thermoplastic and thermoset polymer compositions
JP3178029B2 (ja) * 1991-08-30 2001-06-18 東ソー株式会社 耐候性に優れるシ−ト
US6352822B1 (en) * 2000-12-06 2002-03-05 Eastman Kodak Company Polyolefin base display material with tone enhancing layer
JP4001017B2 (ja) * 2003-01-14 2007-10-31 東洋インキ製造株式会社 インクジェット受容シートおよびそれを用いた電飾看板
JP2005174652A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 面発光装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010079765A1 (ja) 2010-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4985809A (en) Surface light source panel
JP5502472B2 (ja) 遮光性装飾シート
BRPI0617966A2 (pt) papel para impressão a jato de tinta
WO2010079765A1 (ja) 記録用シート及び電飾看板
US20030064892A1 (en) Illuminated transparent article having a semi-transparent image thereon
US5273796A (en) Paper translites
JP4001017B2 (ja) インクジェット受容シートおよびそれを用いた電飾看板
JP2011116070A (ja) 画像印刷用シートおよび画像シート
JPH11273433A (ja) 透過表示板作製シート
JPH10151871A (ja) 熱転写記録媒体
JP7021223B2 (ja) シート部材の製造方法
US7286150B2 (en) Thermal transfer printing
KR100996685B1 (ko) 광고용 조명패널, 이를 위한 무늬지 시트, 및 이 무늬지 시트의 제조방법
JP2004226437A (ja) スクリーン印刷表示装置
JP5643383B2 (ja) インクジェット記録シート
KR100255042B1 (ko) 잉크젯프린터용투명필름
KR200367013Y1 (ko) 광고용 시트
JP2001001629A (ja) インクジェット記録用シート
JP2022061325A (ja) 加飾シート及びその製造方法
JP2004170694A (ja) 電飾看板及びそれを形成させるためのインクジェット記録材
JP2588699B2 (ja) 支持シート付裏面印刷用透明フィルム
KR100453588B1 (ko) Pc 실사프린트용 반투광성 적층시트
US6068937A (en) Recording sheet and method of recording image using such recording sheet
JP2010102135A (ja) 面光源装置及び輝度均斉化シート
CN2771902Y (zh) 一种新型彩色双面打印相纸