JPWO2010027110A1 - 実験動物用保定器 - Google Patents

実験動物用保定器

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Abstract

本発明は、実験動物を保定する実験動物用保定器1であって、板状の本体2を備え、本体2の中心Cを通る中心線L1から左右いずれかの少なくとも一方に所定の距離離れた位置には、実験動物の後肢が少なくとも膝まで通過可能な径を有する後肢用孔4が設けられていることを特徴とする。

Description

本発明は、ラット、マウス等の実験動物に注射等を行うための実験動物用保定器に関する。
従来、ラットやマウス等の実験動物に対して注射等の手技を行う際に、筒体に実験動物を入れて保定し、中心に孔を設けたエンドプレートから尾を出して、尾の静脈又は動脈に対して、採血や注射等の手技が行える保定器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−47502号公報
ところで、実験動物に麻酔をかける場合、特許文献1に記載の保定器では、静脈注射による麻酔が可能であるが、尾静脈への注射は血管が細くて見えにくく失敗することが多い。そこで、ジエチルエーテル等のガスを用いる吸入麻酔法が広く行われている。
しかしながら、このガスは引火性、爆発性があり手技者にとって危険である。さらに、臭いも不快で手技者にとって有害であるという問題がある。
また、上記ガスの濃度調節は困難であり、麻酔の失敗によって、実験動物が実験終了前に死んでしまうこともある。これは、実験動物にはできるだけ苦痛を与えず、使用する数を最小限にすべきであるという生命倫理上の観点からも問題がある。
この他に、腹腔内注射によって麻酔薬を投与する方法も行われているが、注射針によって腹腔内臓器が損傷されることがある。また麻酔薬が腹腔内臓器をコーティングするように分布するため、麻酔薬が臓器に影響を及ぼす懸念もある。従って、腹腔内臓器を材料として用いるような実験には適していない。
筋肉注射によって麻酔を行えば、上記のような問題は発生しないが、特許文献1に記載の保定器は、エンドプレートから尾しか出せない構造であるので、筋肉注射を行うことはできない。保定器を使わずに手技者が一人で筋肉注射を行うことは、実験動物が暴れる等の理由で非常に困難であり、手技者が手を噛まれてしまう等の問題もある。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、一人でも安全かつ容易に、実験動物に筋肉注射等の手技を行うことができる実験動物用の保定器を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、実験動物を保定する実験動物用保定器であって、板状の本体を備え、前記本体の中心を通る中心線から左右いずれかの少なくとも一方に所定の距離離れた位置には、前記実験動物の後肢が少なくとも膝まで通過可能な径を有する後肢用孔が設けられていることを特徴とする。
なお、「中心」とは、幅方向又は長手方向の少なくともいずれか一方における中心を指す。
本発明の実験動物用保定器によれば、実験動物の後肢を後肢用孔に通すと、後肢を持つ手技者の手は本体によって実験動物から保護される。また、実験動物の後肢が筋肉注射の可能な状態で露出保定される。
前記本体の前記中心線上には、前記実験動物の尾部とほぼ同一の径を有する尾部用孔又は前記実験動物の尾部とほぼ同一の幅を有し、前記本体の周縁まで連続する尾部用溝が設けられてもよい。
前記後肢用孔には、前記後肢を固定するための後肢固定部が設けられてもよい。
本発明の実験動物用保定器は、前記本体の周縁部から前記後肢用孔の設けられた面に対して筒状に延出しており、かつ前記実験動物が反転できない程度の長さの側壁部をさらに備えてもよい。
さらに、本発明の実験動物用保定器は、前記実験動物を内部に収容する筒体をさらに備え、前記本体は前記筒体に着脱可能な形状であってもよい。
本発明の第2の態様は、実験動物を保定するための実験動物用保定器であって、本体と、前記本体の周縁と連続する外周面を形成する筒体とを備え、前記筒体の外周面には、前記実験動物の後肢が少なくとも膝まで通過可能な径を有する後肢用孔が設けられていることを特徴とする。
前記本体と前記筒体とは一体に形成されてもよい。
また、本発明の実験動物用保定器は、前記実験動物を収容可能な第2の筒体を有し、前記筒体に挿入可能に構成された収容部をさらに備えてもよい。
前記収容部は、前記第2の筒体に対して相対移動可能に挿入された押し込み部材を有してもよい。
本発明の実験動物用保定器によれば、手技者が一人でも、実験動物に対して容易かつ安全に筋肉注射等の手技を行うことができる。
本発明の第1実施形態の実験動物用保定器を示す斜視図である。 同実施形態の実験動物用保定器の使用時の動作を説明する斜視図である。 同実施形態の実験動物用保定器の使用時の動作を説明する斜視図である。 同実施形態の実験動物用保定器の使用時の動作を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態の実験動物用保定器を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態の実験動物用保定器を示す斜視図である。 同実施形態の実験動物用保定器の使用時の動作を説明する斜視図である。 本発明の第4実施形態の実験動物用保定器を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態の実験動物用保定器を示す斜視図である。 同実施形態の実験動物用保定器の使用時の動作を説明する図である。 同実施形態の実験動物用保定器の使用時の動作を説明する図である。 同実施形態の実験動物用保定器の使用時の動作を説明する図である。 本発明の変形例の実験動物用保定器を示す部分斜視図である。 本発明の変形例の実験動物用保定器を示す部分斜視図である。 本発明の変形例の実験動物用保定器を示す部分斜視図である。
1、11、21、31、41 実験動物用保定器
2、12、22 本体
3、44 尾部用孔
4、15、27、38、47、47A、47B 後肢用孔
14、14A、25、32、36 尾部用溝
16 舌片(後肢固定部)
17 側壁部
23 筒体
33 蓋部(本体)
34 筒体
42、42A 本体
43 収容部
46、46A 側壁部(筒体)
48 外筒(第2の筒体)
49 押し込み部材
100 マウス(実験動物)
101、201 尾部
102、103、202、203 後肢
200 ラット(実験動物)
本発明の第1実施形態の実験動物用保定器(以下、単に「保定器」と称する。)について、図1及び図2を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の保定器1は、樹脂、金属等で形成された直径約10センチメートルの円形かつ板状の本体2を備えている。
本体2は、紙や木等で形成されてもよいが、使用後に消毒し、再利用可能であるという面からは、樹脂や金属で形成されるのが好ましい。本体2の直径は上記の10センチメートルに限定されないが、手技者の手を良好に保護する観点からは8センチメートル以上、取り扱いを容易にする観点からは15センチメートル以下とするのが好ましい。
なお、上記数値はマウス等を対象とした数値であるが、より大きい、例えばラット等を対象とする場合は、本体の直径を30センチメートル程度に設定するのが好ましい。
また、本体2の厚みも特に限定されないが、後述する使用法との関係から、実験動物の尾部及び後肢を通しやすく、かつ尾部や後肢を固定した際に容易に変形しない程度の剛性を有する程度の厚みを有するのが好ましい。本実施形態の保定器1においては、本体2の厚さは1ミリメートルに設定されている。
本体2の中心Cと周縁の1点を通る第1中心線分L1の中点付近には、直径0.5センチメートルから1センチメートル程度の尾部用孔3が、貫通して設けられている。尾部用孔3の径は上記に限定されないが、対象となる実験動物の尾部の最も太い部分とほぼ同一又はそれよりわずかに大きい径に設定されると、尾部をより良好に固定できる。
なお、ラット等を対象とする場合は、直径を1センチメートルから1.5センチメートル程度に設定するのが好ましい。
第1中心線分L1と中心Cにおいて直交する第2中心線L2上の、尾部用孔3に対して中心Cより左側に所定の距離、例えば1センチメートル離れた位置には、実験動物の後肢を通す直径約2センチメートルの後肢用孔4が設けられている。
ラット等の場合は、中心Cより2センチメートル程度離れた位置に直径3センチメートル程度の後肢用孔4を設けるのが好ましい。
後肢用孔4の径は、後肢に対する筋肉注射を可能とするために、少なくとも対象となる実験動物の後肢が膝まで通過可能な大きさの径に設定される。後肢用孔4の径を、実験動物の後肢を付け根まで通せる、すなわち当該後肢の臀部が後肢用孔4から露出できる程度の大きさに設定すると、より筋肉注射を行いやすくなる。
また、多くの実験動物の後肢の断面は楕円形をしているため、後肢用孔4は楕円形に形成されるのが好ましい。この場合は楕円形の長径を上記数値に設定すればよい。
上記のように構成された保定器1の使用時の動作について、図2Aから図2Cを参照して以下に説明する。ここでは、保定器1を用いてマウスに手技を行う場合を例にとって説明する。
まず、図2Aに示すように、手技者がマウス(実験動物)100の尾部101をつまんで略上方に引き上げ、後肢のみを浮かせて、前肢のみが接地した、いわゆる「手押し車」のような状態にする。このようにするとマウスは本能的に前肢で前方に進もうとするため、後を向きにくくなる。
この状態で、つまんだ尾部101を本体2の尾部用孔3に裏側から通し、図2Bに示すように、尾部用孔3を通したマウス100の尾部101を保持して保定する。この状態で、尾静脈や尾動脈に対して、注射や採血等の手技を行うことができる。
筋肉注射を行う場合は、図2Bの状態を保持しながら、図2Cに示すように、マウス100の左後肢102を後肢用穴4に通して保定する。このとき、左後肢102を固定するだけで、尾部101及び左後肢102を本体2に保定することができる。後肢用孔4からはマウス100の臀部が露出するので、手技者は臀部の筋肉に対して筋肉注射等の手技を行うことができる。
左後肢102を後肢用孔4に通す方法は、手技者が右利きの場合に適している。左利きの手技者が手技を行う場合は、本体2を裏返し、後肢用孔4が、手技者から見て尾部用孔3の右側に位置する状態で、マウス100の右後肢103を後肢用孔4に通すことによって円滑に手技を行うことができる。
本実施形態の保定器1によれば、マウス等の実験動物の尾部を尾部用孔3に通して尾部を保定すると、マウスが本能的に前進しようとするため、手技者が手をかまれる危険が少なくなる。万一、マウスが後を向いた際でも、本体2によって手技者の手が覆われているため、手技者はマウスに手を噛まれにくい。従って、手技者は一人でも容易かつ安全に実験動物を保定することができる。
また、実験動物の尾部を保定しながら、後肢を後肢用孔4に通すことによって、後肢を筋肉注射可能な状態に露出させることができるので、実験動物に対して容易かつ安全に筋肉注射を行うことができる。さらに、後肢用孔4の径が、対象であるマウスの後肢が付け根まで通過する、約2センチメートルに設定されているので、筋肉注射に適した臀部を露出させた状態で実験動物を保定することができる。
次に、本発明の第2実施形態の保定器について、図3を参照して説明する。本実施形態の保定器11と第1実施形態の保定器1との異なるところは、側壁部が設けられている点、尾部用孔に代えて尾部用溝が設けられている点、及び後肢用孔の数及び形状の点である。
図3は本実施形態の保定器11の斜視図である。本実施形態の保定器の本体12は、樹脂等で形成されており、中心Cと本体12の周縁の1点を結ぶ線上には、尾部用孔3の直径と略同一の幅を有する尾部用溝14が、本体12の周縁まで連続して設けられている。
後肢用孔15は、中心Cの左右にそれぞれ1個ずつ、計2個設けられている。各後肢用孔15には、ゴム等の弾性材料からなる略二等辺三角形の8枚の舌片(後肢固定部)16が、後肢用孔15を閉じるように裏側から取付けられている。
また、本体12の周縁からは、厚さ方向、すなわち後肢用孔15が設けられた面に対して垂直方向に略筒状に延出する側壁部17が設けられている。側壁部17の長さは、対象の実験動物の体長を考慮して、実験動物が反転できない程度の長さに設定される。本実施形態においては、10センチメートルの長さに設定されている。側壁部17にも尾部用溝14Aが本体12の尾部用溝14と連続するように端部まで設けられている。
上記のように構成された保定器11の使用時の動作について、図3を参照して説明する。ここでは、保定器11を用いてラットに手技を行う場合を例にとって説明する。
まず手技者がラット(実験動物)200の尾部201をつかみ、側壁部17側から尾部用溝14Aに通して尾部用溝14に保定する。このとき、ラット200は側壁部17によって移動が規制され、反転して手技者側に向くことが困難になる。
尾部201を保定しながら、第1実施形態の保定器1の使用時と同様の操作で、左右いずれかの後肢202を、後肢用孔15を通して露出させる。いずれの後肢用孔15を用いるかは、手技者の利き腕等によって決めればよい。
後肢用孔15から露出したラット200の後肢202は、図3に示すように、後肢用孔15に設けられた舌片16が抵抗となって後肢用孔15に固定され、手技者が手を放しても容易に抜けにくくなる。
本実施形態の保定器11によれば、本体12及び側壁部に設けられた尾部用溝に実験動物の尾部を通して尾部を固定することができるので、より容易に実験動物の保定を行うことができる。
また、側壁部17が本体12の周縁から実験動物が反転できない程度の長さ延出して設けられているため、手技者が手を噛まれる等の危険がより少なくなる。従って、本体12の面積をより小さくして、保定器全体をコンパクトに構成することができる。
さらに、後肢用孔15が左右に設けられているので、手技者の利き腕にかかわらず、本体12を反転させる必要がなく、より扱いやすく保定器を構成することができる。
加えて、後肢用孔15に設けられた舌片16が、露出した実験動物の後肢を抜けにくく固定するので、実験動物を保定した状態で、注射する薬剤の調製等の準備作業を行うことができる。
次に、本発明の第3実施形態の保定器について、図4及び図5を参照して説明する。本実施形態の保定器21と上述の第1実施形態の保定器1との異なるところは、筒体を備えている点、及び後肢用孔の形状である。なお、上述した保定器1と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
図4は保定器21を示す斜視図である。保定器21は、本体22と、本体22が装着される筒体23とを備えている。
本体22は、第1実施形態の保定器1の本体2と同様に、円形の板状の部材で形成されている。本体22には第2実施形態の本体12とほぼ同様に、尾部用溝25が形成されている。尾部用溝25には、ゴム等の弾性材料で形成された2枚の帯状のパッキン26が取り付けられている。パッキン26は、左右から尾部用溝25を塞ぐように取付けられている。
本実施形態の後肢用孔27は、図4に示すように、本体22の中心Cを挟んで尾部用溝25に対向する位置に設けられている。後肢用孔27は、尾部用溝25及び中心Cを通る中心線L3の左右にまたがる楕円形又は長円形に形成されている。
また、本体22の周縁は、全周にわたって厚さ方向に1センチメートル程度突出しており、装着部28が形成されている。本体22は、装着部28を筒体23にかぶせることによって、筒体23に着脱可能になっている。
筒体23は、紙や樹脂、金属等を円筒形に形成して作られており、本体22が装着される端部23Aは開口している。反対側の端部23Bは開口していても、閉じられていてもよいが、後者の方が、筒体23の内部に収容された実験動物がおとなしくなるので好ましい。筒体23の直径及び長さは本体22と略同一に設定されるが、後述するように実験動物を内部に収容した際に、隙間が少なく、実験動物が大きく動けなくなる程度の大きさが好ましい。
また、必要に応じて、筒体23を安置するために台等に載せて固定しても良い。
上記のように構成された保定器21の使用時の動作について、ラットを例にとり、図5を参照して、説明する。
まず、第2実施形態と同様に、手技者がラット200の尾部201をつかみ、尾部用溝25に通して保定する。このとき、尾部202は左右のパッキン26の間に挟まれ、尾部用孔24から抜けにくくなる。
次に、ラット200の下半身を後肢用孔27に通し、図5に示すように、左右の後肢202、203及び臀部を露出させる。この状態で、ラット200を筒体23の内部に収容する。そして、本体22の装着部28を、筒体23の端部23Aにかぶせて、本体22と筒体23とを一体に固定する。このとき、ラット200は、体が筒体23の内壁に接触するため、本能的に安心しておとなしくなる。
手技者は、露出固定されたラット200の尾部や後肢、あるいは臀部に対して、血管や筋肉への注射等の所望の手技を行う。
本実施形態の保定器21によれば、筒体23の内部に実験動物を収納して固定するので、手技者が手を噛まれる危険性を著しく減少することができる。また、尾部及び後肢を露出した状態を比較的長時間保持することができるので、薬剤調製等の準備作業を、余裕をもって行うことができる。
また、後肢用孔27が大きく形成されているので、実験動物の左右の後肢を含む下半身を後肢用孔27から露出させることができる。従って、多数の箇所又は広い範囲に手技を行う場合でも、一回の操作で行うことができる。
さらに、尾部用溝25に設けられたパッキン26によって、保定された実験動物の尾部が抜けにくくなるので、より容易に手技を行うことができる。
次に、本発明の第4実施形態の保定器について、図6を参照して説明する。本実施形態の保定器31と上述の各実施形態の保定器との異なるところは、後肢用孔が筒体に設けられている点である。なお、上述の各実施形態の保定器と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
図6は保定器31を示す斜視図である。保定器31は、尾部用溝32を有する蓋部(本体)33と、蓋部33が装着される筒体34とから構成されている。
蓋部33の形状は第3実施形態における本体22とほぼ同様であるが、尾部用溝25にはパッキンはなく、後肢用孔は設けられていない。また、本体22の装着部28とほぼ同様の態様で厚さ方向に延出する装着部35には、蓋部33と筒体34との位置決めのための係合溝35Aが筒体34の軸線を挟んで対向する位置に2箇所設けられている。
筒体34の長手方向の寸法は、マウス、ラット、モルモット等が収容可能な大きさに設定されている。筒体34において、蓋部33が装着される第1端部34Aは開口しており、反対側の第2端部34Bは略紡錘形に閉じられており、全体として砲弾様の形状を呈している。
筒体34の材質としては、樹脂や金属等を好適に採用することができる。金属で構成すると、高熱滅菌等が可能となり、連続使用に適している。また樹脂を用いて透明に形成すると、内部の実験動物の様子が観察しやすいため便利であるが、連続使用のためにアルコール等を用いて消毒を行うことを考慮すると、耐薬品性等を備えているものが好ましい。どのような材料を用いるかは、保定器31の使用態様等を考慮して適宜決定されてよい。
筒体34の円筒状の外周面には、尾部用溝32とほぼ同一幅の尾部用溝36が軸線方向に延びている。尾部用溝36は、部分的に幅が広くなっており、皮下注射用ポート36Aが設けられている。尾部用溝36と対向する外周面には、腹腔内注射用ポート37が設けられている。
筒体34の第1端部34A付近の外周面には、蓋部33の係合溝35Aと係合可能な係合突起34Cが2箇所設けられている。係合突起34Cは、係合溝35Aと係合された状態で後述する装着操作を行い、蓋部33と筒体34とを一体に固定した際に、蓋部33の尾部用溝32と筒体の尾部用溝36とが連通する位置に設けられている。
筒体34の外周面のうち、尾部用溝36と腹腔内注射用ポート37との間の領域には、後肢用孔38が設けられている。後肢用孔38の形状は、上述の各実施形態と同様でよい。また、左右いずれかに設けられても、両側に設けられてもよい。
上記のように構成された保定器31の使用時の動作について説明する。
まず手技者はマウスやラット等の実験動物の尾部をつかむと、実験動物は本能で前進しようとする。ここで手技者が開口した第1端部34Aを実験動物に向けて筒体34を置くと、実験動物は狭いところに入ろうとする習性によって筒体34の内部に進入していく。そして体が筒体34の内壁に触れる状態となり、実験動物は安心して筒体34内に静止する。このとき、筒体の第2端部34Bは略紡錘状に形成されているので、マウス等の頭部の形状にフィットしやすく、より実験動物が安心しやすい。手技者は、つかんだ尾部を尾部用溝36から出し、後肢を後肢用孔38から出しておく。
次に手技者は尾部を保持しながら、蓋部33の2箇所の係合溝35Aを筒体34の2箇所の係合突起34Cと係合させ、蓋部33を筒体34の軸線まわりに回転させる。すると、図6に示すように、蓋部33の尾部用溝32と筒体34の尾部用溝36とが連通した状態で蓋部33と筒体34とが位置決めされ、一体に固定される。手技者が尾部を尾部用溝36から尾部用溝32に通すと、実験動物が保定器31内で安定した状態で保持される。
この状態にすると、手技者は、後肢用孔38から出た実験動物の後肢に対して容易に薬剤の筋肉内投与等を行うことができる。必要に応じて、皮下注射用ポート36A及び腹腔内注射用ポート37を用いて皮下投与や腹腔内投与を行ってもよい。さらに、上述の各実施形態同様、尾部用溝32から露出した尾部から静脈内投与又は動脈内投与を行うことも可能である。
本実施形態の保定器31によれば、筒体34の外周面に後肢用孔38が設けられているので、実験用動物が筒体34内で落ち着いた際に後肢を後肢用孔38から出す作業を行うことができ、より容易に筋肉内投与を行うことができる。
また、蓋部33に係合溝35Aが設けられ、筒体34に係合突起34Cが設けられているので、両者を係合させることにより、尾部用溝32および36が連通するように蓋部33と筒体34とを容易に位置決めして装着し、かつ一体に固定することができる。
本実施形態では、係合突起34C及び係合溝35Aがそれぞれ2箇所設けられている例を説明したが、尾部用溝等に干渉しないように配置すれば、1箇所であっても、3箇所以上設けられてもよい。ただし、蓋部33の固定及び尾部用溝の位置決め等の効果をより確実にする観点からは、2箇所以上設けられるのが好ましい。
また、本実施形態では、2箇所の係合突起34C及び係合溝35Aが同一形状である例を説明したが、これに代えて、各々の係合突起及び係合溝の形状を異ならせ、一方の係合突起が一方の係合溝とのみ係合可能にしてもよい。このようにすると、筒体34に対する蓋部33の取り付け向きが特定されるので、尾部用溝との位置決めをより確実に行うことができる。
なお、本実施形態の保定器31において、第2端部34Bの形状や、皮下注射用ポート36A及び腹腔内注射用ポート37は必須ではなく、必要に応じて適宜設ければよい。
次に、本発明の第5実施形態の保定器について、図7から図8Cを参照して説明する。本実施形態の保定器41と上述の各実施形態の保定器との異なるところは、動物を筒体に移動させるために一時的に収容するための収容部を備えている点である。なお、上述の各実施形態の保定器と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
図7は、保定器41の構成を示す図である。保定器41は、本体42と、本体42に実験動物を移動させるために一時的に実験動物を収容するための収容部43とを備えて構成されている。
本体42は、略円筒状に形成されており、尾部用孔44が設けられた端面部45と、端面部45の周縁から連続する側壁部(筒体)46とを有している。本体42の長手方向の寸法は、第4実施形態の筒体34と同様であり、ラットやモルモット、及びそれ以下の大きさの実験動物が収容可能である。端面部45と反対側の本体42の端部は開口しており、後述する収容部43を挿入可能になっている。
後肢用孔47は、第4実施形態の後肢用孔38と同様に、側壁部46の端面部45寄りの位置に設けられている。すなわち、後肢用孔47は、略筒状の本体42の外周面を構成する側壁部46に形成されている。さらに側壁部46には、筒体34と同様に、尾部用孔44に連通する尾部用溝36、皮下注射用ポート36A、及び腹腔内注射用ポート37が設けられている。
収容部43は、本体42に挿入可能な外筒(第2の筒体)48と、軸線方向に相対移動可能に外筒48に挿通された押し込み部材49とから構成されている。
外筒48は、ラットやモルモット、及びそれ以下の大きさの実験動物を収容可能な内腔を有し、その外径は本体42の内径よりも小さく設定されている。外筒48の外周面には、尾部を引き出すための切り欠き48Aが形成されている。本実施形態の切り欠きは1箇所に設けられているが、筒体48の軸線を挟んで対向するように2箇所設けられても、3箇所以上に設けられても構わない。さらに、外筒48の外周面には、自身の軸線と略平行に所定の長さの摺動溝48Bが形成されている。
押し込み部材49は、略円柱状の部材で、外筒48の内径よりも小さい外径を有するように形成されている。そして、ピンやボルト等からなる固定部材50の図示しない軸部が、外筒48の外側から摺動溝48Bに挿通され、押し込み部材49に固定されている。これによって、押し込み部材49は、摺動溝48Bが設けられた範囲で外筒48に対して軸線方向に相対移動可能に挿通された状態で外筒48に一体に取り付けられている。
上記のように構成された保定器41の使用時の動作について、マウスを用いる場合を例として図8Aから図8Cを参照して説明する。
まず手技者は、実験動物であるマウス100の尾部101を把持し、図8Aに示すように、収容部43の外筒48に収容する。上述のように、マウス100等の実験動物は、尾部101を把持されると本能的に前進しようとするため、容易に外筒48内に進入させて収容部43に収容することができる。手技者は把持した尾部101を切り欠き48Aから露出させておく。このとき、尾部101を本体42の尾部用溝36から露出させやすいように、切り欠き48Aを上にしてマウス100を外筒48に収容するのが好ましい。
次に、手技者は外筒48内にマウス100を収容したまま、図8Bに示すように、収容部43を外筒48側から本体42に挿入する。そして、切り欠き48Aから露出したマウス100の尾部101を尾部用溝36から本体42の外に引き出す。
図8Cに示すように、手技者が押し込み部材49を外筒48に向かって押し込むように操作すると、押し込み部材49は外筒48の内腔を埋めるように外筒48内に進入する。それに伴い、マウス100は徐々に後退して、外筒48の外に押し出され、本体42内部の端面部45側に移動する。マウス100の尾部101を尾部用孔44まで移動したところで、手技者は後肢用孔47からマウス100の後肢102を出し、手技可能な状態に保定する。保定後、収容部43は、本体42から抜き出してもよいし、マウス100の前進を防止して挙動を安定させるために、手技が終わるまで本体42内に留置してもよい。
保定した状態において、手技者は、筋肉注射、皮下注射、動静脈注射、腹腔内注射等の各種の所望の手技をマウス100に対して行うことができる。
本実施形態の保定器41によれば、押し込み部材49を有する収容部43を備えているので、一端実験動物を収容部43に収容することによって、容易に本体42の内部に移動させて手技を行うことができる。
また、押し込み部材49を外筒48に対して進入させることで、実験動物を本体42の端面部45側に後退移動させることができるので、マウスのように本体42に対して小さい実験動物であっても、好適に端面部45寄りの位置に移動させて、後肢や尾部を露出させることができる。
そして、押し込み部材49の押し込み量を調節することによって、収容する実験動物の大きさに適した大きさに本体42の内部空間の大きさを調節し、本体42内における実験動物の移動を防ぎ、安定した状態で手技を行うことができる。したがって、実験動物の大きさによらず容易に手技が行える保定器とすることができる。
本実施形態では、収容部43において、押し込み部材49が外筒48に一体に取り付けられている例を説明したが、押し込み部材49は必ずしも外筒48と一体である必要はなく、外筒48に挿通可能であれば別体となっていてもよい。ただし、押し込み部材49を外筒48に一体に取り付けると、手技中に押し込み部材49が外筒48から抜けたり、押し込み部材49のみを紛失したりすることがなく、より好ましい。
また、押し込み部材49の端面のうち、実験動物の頭部が接触する、すなわち、実験動物の頭部へ向かう側の端面は、マウス等の頭部にフィットしやすくなるように、第4実施形態の保定器31の筒体34の第2端部34Bのように略紡錘形に内側に凹んで形成されてもよい。
また、本実施形態では、押し込み部材49に固定された固定部材50が外筒48に設けられた摺動溝48B内を移動する例を説明したが、これに代えて、外筒に固定された固定部材が押し込み部材に設けられた摺動溝内を移動するように収容部が構成されてもよい。
以上、本発明について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、本体が平面を有するように形成される例を説明したが、これに代えて、図9に示す変形例のように、本体42Aの外面全体を曲面状に形成し、端面部45Aと側壁部46Aとの境界がなく両者が連続するように本体42Aが構成されてもよい。この場合、端面部45A及び側壁部46Aの両方にかかるような位置に後肢用孔47Aを形成することが容易であるので、後肢用孔の形成位置をさらに最適化することができる。
また、図10に示す変形例のように、後肢用孔47Bを比較的大きく形成し、その一部に図示しない付勢部材で常時閉じるように付勢された扉51を取り付けてもよい。このようにすると、露出した後肢をより好適に固定できるとともに、実験動物の大きさによって後肢用孔の大きさを変えてより適した大きさに調節することができる。
さらに、図11に示すように、筒状の本体又は本体に取り付けられた筒体の開口する端部に樹脂等からなるシート52が取り付けられてもよい。通常、尾部を把持した実験動物に対して尾部を牽引して後退させようとすると、前肢を突っ張って抵抗するが、シート52が設けられていると、シート52を筒状の本体等の開口側に折り返すことで実験動物の前肢の突っ張りを容易に解除することができ、実験動物を後退させながらでも容易に筒体等の内部に収容することができる。
さらに、上記各実施形態では、本体を円形に形成する例を説明したが、本発明はこれには限定されず、四角形や三角形など、あらゆる形状に形成することができる。この場合、本体の長手方向又は幅方向の中心のいずれか一方を中心Cとして設定して、尾部用穴又は尾部用溝、及び後肢用孔を設ければよい。また、筒体や側壁部の形状は、本体の形状に適合するように設定すればよい。
加えて、上記各実施形態では、本体に尾部用孔又は尾部用溝を設けた例を説明したが、本発明はこれには限定されない。実験動物の取り扱いになれた手技者であれば、本体に後肢用孔のみが設けられた本発明の保定器を用いて、実験動物に安全に筋肉注射等の手技を行うことができる。ただし、尾部用孔又は尾部用溝を設けたほうが、手技者の熟練度に関係なくはるかに容易に本発明の保定器を使用できるので、上記いずれかの尾部保定用の構造を、併せて本体に設けるのが好ましい。
上記を含めて、尾部用孔、尾部用溝あるいは後肢用孔等の形成位置や形状等の設置態様等は、各実施形態のものを適宜組み合わせて本発明の保定器を構成することが可能である。
また、上記各実施形態では、マウス及びラットに使用する例を説明したが、大きさを変化させればモルモット等、他の実験動物にも適用可能である。
本発明の実験動物用保定器は、動物実験を行う各種の産業分野において利用可能である。

Claims (10)

  1. 実験動物を保定するための実験動物用保定器であって、
    板状の本体を備え、
    前記本体の中心を通る中心線から左右いずれかの少なくとも一方に所定の距離離れた位置に、前記実験動物の後肢が少なくとも膝まで通過可能な径を有する後肢用孔が設けられていることを特徴とする実験動物用保定器。
  2. 前記本体の前記中心線上には、前記実験動物の尾部とほぼ同一の径を有する尾部用孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の実験動物用保定器。
  3. 前記本体の前記中心線上には、前記実験動物の尾部とほぼ同一の幅を有し、前記本体の周縁まで連続する尾部用溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の実験動物用保定器。
  4. 前記後肢用孔には、前記後肢を固定するための後肢固定部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の実験動物用保定器。
  5. 前記本体の周縁部から前記後肢用孔の設けられた面に対して筒状に延出しており、かつ前記実験動物が反転できない程度の長さの側壁部をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の実験動物用保定器。
  6. 前記実験動物を内部に収容する筒体をさらに備え、前記本体は前記筒体に着脱可能な形状であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の実験動物用保定器。
  7. 実験動物を保定するための実験動物用保定器であって、
    本体と、
    前記本体の周縁と連続する外周面を形成する筒体と、
    を備え、
    前記筒体の外周面には、前記実験動物の後肢が少なくとも膝まで通過可能な径を有する後肢用孔が設けられていることを特徴とする実験動物用保定器。
  8. 請求項7に記載の実験動物用保定器であって、前記本体と前記筒体とが一体に形成されていることを特徴とする実験動物用保定器。
  9. 請求項7又は8に記載の実験動物用保定器であって、
    前記実験部材を収容可能な第2の筒体を有し、前記筒体に挿入可能に構成された収容部をさらに備えることを特徴とする実験動物用保定器。
  10. 請求項9に記載の実験動物用保定器であって、前記収容部は、前記第2の筒体に対して相対移動可能に挿入された押し込み部材を有することを特徴とする実験動物用保定器。
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