JP2020151107A - 自己注射用補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】針キャップに直接触れずに針から針キャップを抜くことができ、針キャップが抜かれた後に鋭利な針先が露出しない自己注射用補助具を提供する。【解決手段】針先がキャップに覆われたシリンジに取り付けて使用する自己注射用補助具1は、シリンジの少なくとも一部を収容可能な筒状構造を有する本体10と、本体に対して相対移動可能に取り付けられたスライド部20と、把持部53を有し、スライド部に支持されて本体内に配置された一対のチャック部材50A、50Bとを備える。本体内には、チャック部材の動作を規定する動作規定部が設けられ、スライド部を本体に対して相対移動することにより、チャック部材を、把持部が接近し、キャップを把持可能な第一状態と、第一状態よりも把持部間の距離が長く、把持したキャップをリリース可能な第二状態とに配置可能に構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、自己注射用補助具、より詳しくは、薬剤が充填されたプレフィルドシリンジに装着して使用する自己注射用補助具に関する。
従来、患者が簡便に自己注射を行うために、薬剤が充填されたプレフィルドシリンジに装着して使用する補助具が知られている。
例えば、特許文献1に記載の補助具は、注射器を固定する本体と、本体に対して開閉自在である透明なカバーとを備える。カバーは、注射器が正しい位置で本体に固定されている場合に、本体に対して閉鎖およびロックされることができる。補助具はさらに、注射器の針キャップを抜去するための針キャップ抜去機構部と、本体に対するカバーの閉鎖動作に応じて、針キャップ抜去機構部を動作させる動作機構部とを備える。
特許文献1に記載の補助具は、カバーの開閉に連動するカムによって、注射器の針キャップに係止する爪部を有する針キャップ抜去機構部を付勢して、針キャップを押し出す。これにより、患者は針キャップに直接触れずに針から針キャップを抜くことができる。
特開2011−98133号公報
特許文献1に記載の補助具は、上記の利点を有するものの、針キャップが抜かれた後に鋭利な針先が視認可能に露出する。そのため、患者が自己注射する際に心理的負担となって、スムーズな自己注射の妨げになることがある。
上記事情を踏まえ、本発明は、針キャップに直接触れずに針から針キャップを抜くことができ、針キャップが抜かれた後に鋭利な針先が露出しない自己注射用補助具を提供することを目的とする。
本発明は、針先がキャップに覆われたシリンジに取り付けて使用する自己注射用補助具である。この自己注射用補助具は、シリンジの少なくとも一部を収容可能な筒状構造を有する本体と、本体に対して相対移動可能に取り付けられたスライド部と、把持部を有し、スライド部に支持されて本体内に配置された一対のチャック部材とを備える。
本体内には、チャック部材の動作を規定する動作規定部が設けられ、スライド部を本体に対して相対移動することにより、チャック部材を、把持部が接近し、キャップを把持可能な第一状態と、第一状態よりも把持部間の距離が長く、把持したキャップをリリース可能な第二状態とに配置可能に構成されている。
本発明の自己注射用補助具は、プレフィルドシリンジの針キャップに直接触れずに針から針キャップを抜くことができ、針キャップが抜かれた後に鋭利な針先が露出しない。
本発明の一実施形態に係る自己注射用補助具を示す図である。 プレフィルドシリンジの一例を示す図である。 同自己注射用補助具の内部を示す図である。 同自己注射用補助具のチャック部材を示す図である。 同自己注射用補助具の爪部材を示す図である。 同自己注射用補助具の第一部材の内面を示す図である。 同自己注射用補助具のスライド部を示す図である。 同自己注射用補助具の使用時の一過程を示す図である。 第一状態における同自己注射用補助具の内部を示す図である。 使用時の一過程における同自己注射用補助具の内部を示す図である。 第二状態における同自己注射用補助具の内部を示す図である。 同自己注射用補助具の使用時の一過程を示す図である。
本発明の一実施形態について、図1から図12を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る自己注射用補助具(以下、単に「補助具」と称する。)1を示す図である。補助具1は、薬剤があらかじめ充填された所定のプレフィルドシリンジと組み合わせて使用することにより、患者自身が行う自己注射を簡便にする。
図2に、補助具1の対象であるプレフィルドシリンジ(以下、単に「シリンジ」と称する。)の一例を示す。図2に示すシリンジ100は、薬剤が充填されたシリンダ部101と、シリンダ部101に接続された針(不図示)と、シリンダ部101内に薬剤を押し出すためのプランジャ102とを備えている。針は、キャップ103に覆われており、使用前における衛生性および安全性が保持されている。
補助具1は、図1に示すように、本体10と、本体10に取り付けられたスライド部20とを備えている。
本体10は前部および後部に開口を有する筒状の構造物であり、シリンジ100のシリンダ部101を収容可能な内部空間を有する。本体10の後部には、幅方向に突出したガイド11が設けられている。
スライド部20は、筒部(後述)と、筒部の前側に設けられたプレート22とを有し、筒部の後側が本体10の前部開口から本体10内に進入している。
本体10およびスライド部20の材質に特に制限はないが、樹脂成型により製造するのが好適である。
図3は、補助具1の断面図である。本体10およびスライド部20の内部には、一対のチャック部材50A、50Bが配置されている。
図4に、一対のチャック部材の一方であるチャック部材50Aを示す。チャック部材50Aは、第一腕部51と、第二腕部52と、把持部53とを有する。
第一腕部51は、一方向に延びる略直線状の部位である。第一腕部51の第一端部51aには、第一腕部の長手方向と直交する方向(直交方向)に延びる円柱状の突起55が形成されている。突起55は、直交方向両側にそれぞれ1つずつ設けられている。
第二腕部52は、一方向に延びる略直線状の部位である。第二腕部52は、第一端部52aにおいて、第一腕部51の第二端部51bと接続されている。第一腕部51と、第二腕部とは一定の角度をなして接続されている。このため、第一腕部51が延びる方向と第二腕部52が延びる方向とは異なっている。第一腕部51と第二腕部52との接続部位には、直交方向に延びてチャック部材50Aを貫通する軸孔56が形成されている。
把持部53は、第二腕部52の第二端部52bに設けられている。把持部53は、半円状の切り欠き53aを有する。把持部53には、金属製の爪部材が取り付けられている。
図5に爪部材57を示す。爪部材57は、略半円状の切り欠き57aを有し、切り欠き57aの周縁から複数の把持突起57bが突出している。爪部材57は、切り欠き57aの向きと切り欠き53aとの向きが一致するように取り付けられている。
チャック部材50Bは、チャック部材50Aと同形同大の部材であり、チャック部材50Aと同様に爪部材57が取り付けられている。チャック部材50A、50Bは、図3に示すように、互いの把持部53を対向させた状態で本体10内に配置されている。
チャック部材50A、50Bは、樹脂や金属等で形成できるが、樹脂成型により形成するのが簡便である。
本体10は、図1に示すように、下側の第一部材31と、上側の第二部材61とを一体にすることにより形成されている。本実施形態において、ガイド11は、第一部材31にのみ形成されているが、第二部材61に形成されたり、両方に分割して形成されたりしてもよい。
図6に第一部材31の内面を示す。内面には、前後方向に延びる仕切り41が形成されている。本体10の内部空間は、仕切り41により、幅方向中央部のシリンジ収容部42と、シリンジ収容部42を挟んで対向する一対のレール部43との3つの空間に分けられている。
シリンジ収容部42には、第一舌片44と、第二舌片45とが形成されている。第一舌片44は、補助具1の使用時にスライド部20と係合する。第二舌片45は、収容されたシリンジ100のシリンダ部101と係合する。
各レール部43には、チャック部材50A、50Bの動きを規定するレール(動作規定部)と、係合凹部46とが形成されている。係合凹部46は、第二部材61との嵌合に使われる。
レールは溝状の構造であり、前側の第一レール32と、後ろ側の第二レール33とを有する。本実施形態では、レールとなる領域の周囲を凸条で囲んだ構成としているが、レールとなる領域のみを周囲より低くした構成としてもよい。いずれの構成も、樹脂の射出成型等により容易に実現できる。
第一レール32は、前端部32aと、中間部32bと、後端部32cとを有する。中間部32bは本体10の前後方向に直線状に延びている。前端部32aおよび後端部32cは、それぞれ中間部32bと角度をなして、本体10の幅方向(左右方向)外側に延びている。
第二レール33は、前端部33aと、中間部33bと、後端部33cとを有する。中間部33bは本体10の前後方向に直線状に延びている。前端部33aおよび後端部33cは、それぞれ中間部33bと角度をなして、本体10の幅方向内側に延びている。
中間部32bと中間部33bとは、本体10の幅方向において同一の位置にある。
2つのレール部43にそれぞれ設けられた第一レール32および第二レール33は、本体10の筒状構造の中心軸線X1に対して線対称となっている。
図示を省略するが、第二部材61の内面形状も、第一部材31と略同一であり、仕切りと、2つの舌片と、二組の第一レール32および第二レール33と同一形状のレールとを有する。ただし、第二部材61には、係合凹部46に代えて係合凹部46と係合可能な係合突起が形成されている。
本体10は、第一部材31の係合凹部46に第二部材61の係合突起を係合させることにより形成されている。本体10内において、第一部材31のレールと第二部材61のレールとは正対する位置関係にあり、本体10の前後方向における位置および左右方向における位置が一致している。
図7に、スライド部20を示す。プレート22は中央部に貫通孔22aを有し、本体10の内部に入らない外形を有する。プレート22の前面には、複数のリブ22bが略同心円状に形成されており、自己注射時のすべり止めとして機能する。リブ22bは設けられなくてもよい。
筒部21の上面21aおよび下面21b(不図示)には、それぞれ2つの軸孔23が貫通している。筒部21において、プレート22付近の外面には、本体10の第一舌片44と係合する突起24が形成されている。上面21aおよび下面21bの後側は、本体内の仕切り41と干渉しないように、一部切り欠かれている。
一対のチャック部材50A、50Bは、筒部21内に通された状態で、軸孔23に通された軸部材25(図3参照)が軸孔56に通されることにより、スライド部20に支持されている。チャック部材50A、50Bは、スライド部20に対して、軸部材25を中心に回動可能である。各軸孔23は、スライド部20の左右方向に長い長円形であるため、軸部材25およびチャック部材50A、50Bは、軸孔23の範囲において移動可能である。
チャック部材50A、50Bに通された軸部材25の両端部は、それぞれ第一部材31および第二部材61の第一レール32内に配置されている。さらに、チャック部材50A、50Bの突起55は、それぞれ第一部材31および第二部材61の第二レール33内に配置されている。
軸部材25および突起55は、それぞれ第一レール32内および第二レール33内を移動できる。これにより、本体内におけるチャック部材50A、50Bの挙動が規定される。
本体10およびスライド部20にチャック部材50A、50Bが取り付けられた状態において、本体10およびスライド部20の上下方向とチャック部材50A、50Bの直交方向とが一致している。
上記のように構成された補助具1の使用時の動作について説明する。
まず使用者は、スライド部20のプレート22を本体10に接近させ、補助具1を初期状態にする。初期状態では、スライド部20の突起24と本体10の第一舌片44とが係合し、スライド部20が本体10に対して容易に相対移動しないように仮止めされる。
使用者は、一方の手で初期状態の補助具1を把持し、他方の手でシリンジ100を保持する。続いて、図8に示すように、シリンジ100のフランジ104と本体10のガイド11との向きを合わせ、本体10の後部開口にキャップ103側からシリンジ100を進入させる。
シリンジ100は、本体10内のシリンジ収容部42に進入する。シリンジ100が所定量本体10内に進入すると、シリンダ部101と第二舌片45とが係合し、シリンジ100が本体10に対して一時的に固定される。
初期状態の補助具1にシリンジ100が一時的に固定された状態では、プレート22の貫通孔22aからキャップ103の一部が突出している。
補助具1の初期状態において、チャック部材50A、50Bの突起55は、第二レール33の後端部33cに位置し、軸部材25は、第一レール32の後端部32cに位置する。その結果、チャック部材50A、50Bの第一腕部51は、図3に示すように、本体10の中心軸線X1とは非平行状態となり、把持部53側でより離間した位置関係に配置される。
把持部53は、初期状態において、キャップ103(不図示)と接触しない位置関係にあるため、上述したシリンジ100の進入操作を妨げない。
初期状態の補助具1のプレート22に対して、使用者が本体10から離間する方向に力を加えると、突起24と第一舌片44との係合が解除され、スライド部20が本体10に対して前進する。
スライド部20が一定量前進すると、チャック部材50A、50Bの突起55は、第二レール33の中間部33bに到達し、軸部材25は、第一レール32の中間部32bに到達する。その結果、チャック部材50A、50Bの第一腕部51は、図9に示すように、本体10の中心軸線X1と平行(略平行を含む)状態となり、把持部53がキャップ103(不図示)に接触する(第一状態)。本実施形態の第一状態においては、爪部材57の把持突起57bが適度にキャップ103に食い込むことにより、把持部53がキャップ103を確実に把持する。
使用者がさらにスライド部20を前進させると、チャック部材50A、50Bは、キャップ103を把持したまま本体10に対して前進する。このとき、突起55が中間部33b内を移動し、軸部材25が中間部32b内を移動するため、図10に示すように、第一腕部51の平行状態が保持される。シリンジ100のシリンダ部101は、本体10に固定されているため、把持部53に把持されたキャップ103は、チャック部材50A、50Bの前進に伴ってシリンダ部101から離間し、徐々にシリンジ100から抜けていく。
使用者がさらにスライド部20を前進させると、チャック部材50A、50Bの突起55は第二レール33の中間部33bから前端部33aに移動し、軸部材25は第一レール32の中間部32bから前端部32aに移動する。その結果、2つの第一腕部51の状態は、図11に示すように、初期状態と同様の非平行状態になり、把持部53の間隔が開いてキャップ103がリリースされる(第二状態)。シリンジ100から抜けたキャップ103は落下して、シリンジ100からのキャップ103の取り外しが完了する。
第二状態においては、シリンジ100の位置は変化していないが、スライド部20が本体10に対して前進しているため、シリンジ100の針先は、スライド部20の筒部21内に位置し、鋭利な針先が補助具1外に露出していない。
使用者は、補助具1を把持して、プレート22を腹部等の所定の注射部位の皮膚に押し当てる。すると、スライド部20が本体10内に徐々に収容される。その結果、シリンジ100の針先105はプレート22に対して相対的に前進し、図12に示すように、貫通孔22aから突出して注射部位に刺入される。
スライド部20が本体10内に収容されるに伴って、チャック部材50A、50Bは上述したのと逆の流れで動作しつつ本体10に対して後退するが、キャップ103が存在しないため、シリンジ100とは干渉せず、自己注射操作を妨げない。
針先105が注射部位に刺入された状態で、使用者がプランジャ102を押し込むと、シリンダ部101内に充填された薬液が注射部位に注入される。
使用者が補助具1ごとシリンジ100を注射部位から抜去すると、補助具1を使用したシリンジ100の自己注射が終了する。使用者は、シリンジ100を補助具1から抜去して廃棄する。プレフィルドシリンジとして、自己注射後に針がシリンダ部内に収容される構造のものを使用すると、使用後の廃棄も安全に行えるため、好ましい。
以上説明したように、本実施形態の補助具1は、プレフィルドシリンジに装着することにより、直接触れずにキャップを針から抜くことができる。さらに、キャップが取り外された後に針先が視認可能に露出しないため、鋭利な針先が使用者に心理的負担を与えない。その結果、簡便かつスムーズに自己注射を行うことができる。
また、チャック部材50A、50Bがキャップ103を把持し、キャップ103を抜き、把持したキャップ103をリリースする一連の動作が、本体10内に形成された第一レール32および第二レール33により円滑に制御される。したがって、使用者は、スライド部20を本体10に対して前進させるというシンプルな操作のみで、チャック部材50A、50Bに上述の一連の動作を行わせて、簡便にキャップを取り外すことができる。
第一状態および第二状態における把持部間の距離、キャップを外す際のチャック部材の前進距離等は、第一レールおよび第二レールの各部の態様を適宜設定することにより、容易に調節できる。したがって、どのようなプレフィルドシリンジにも補助具1の構造を適用できる。
さらに、把持部53は、キャップ103の外周面を直接把持しているため、シリンダ部と装着されたキャップとの間に隙間がない場合であっても、問題なくキャップを取り外すことができる。
加えて、本体10がガイド11を有するため、補助具1に対してシリンジを確実に好適な向きで取り付けることができ、取り付け後のシリンジと補助具との意図しない相対回転等も好適に防止できる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせなども含まれる。以下にその一部を例示するが、これはすべてではなく、他の変更も可能である。また、これらの変更が適宜組み合わされてもよい。
本発明の補助具において、キャップを把持する部分の構成は、キャップの寸法や材質等を考慮して適宜設定できる。例えば、爪部材はゴムなどの他の材料で形成されてもよい。あるいは、爪部材を設けず、チャック部材の把持部に直接把持突起を形成したりしてもよい。
上述した実施形態では、スライド部の一部が本体内に進入する例を示したが、スライド部が本体に対して相対移動可能でさえあればよいため、本体の一部がスライド部内に進入する構成であってもよい。ただし、実施形態で示した構造の方が、補助具の外面に段差や突出等が生じにくいため、使用者が把持および操作しやすいという利点がある。
チャック部材の具体的形状や、第一状態および第二状態における第一腕部の状態なども、上述した実施形態の内容に限られず、適宜変更できる。例えば、第一状態において第一腕部が非平行であってもよいし、第二状態において第一腕部が平行であってもよい。
本発明の補助具の対象は、上述したプレフィルドシリンジには限られない。例えば、医師や看護師等が空のシリンジに薬剤を引き込み、キャップで針先を覆った後に本発明の補助具を装着して自己注射を行うことも可能である。
1 自己注射用補助具
10 本体
20 スライド部
32 第一レール(動作規定部)
33 第二レール(動作規定部)
50A、50B チャック部材
53 把持部
100 プレフィルドシリンジ(シリンジ)
103 キャップ
105 針先

Claims (3)

  1. 針先がキャップに覆われたシリンジに取り付けて使用する自己注射用補助具であって、
    前記シリンジの少なくとも一部を収容可能な筒状構造を有する本体と、
    前記本体に対して相対移動可能に取り付けられたスライド部と、
    把持部を有し、前記スライド部に支持されて前記本体内に配置された一対のチャック部材と、
    を備え、
    前記本体内に、前記チャック部材の動作を規定する動作規定部が設けられ、
    前記スライド部を前記本体に対して相対移動することにより、前記チャック部材を、
    前記把持部が接近し、前記キャップを把持可能な第一状態と、
    前記第一状態よりも前記把持部間の距離が長く、把持した前記キャップをリリース可能な第二状態と、
    に配置可能に構成されている、
    自己注射用補助具。
  2. 前記スライド部の一部が前記本体の内部に位置することにより、前記スライド部が前記本体に対して相対移動可能に構成されている、
    請求項1に記載の自己注射用補助具。
  3. 前記動作規定部は、前記本体内に形成されたレールであり、
    前記チャック部材の一部が前記レール内に配置され、前記スライド部の前記相対移動に伴って前記レール内を移動することにより、前記チャック部材が前記第一状態および前記第二状態に配置される、
    請求項1に記載の自己注射用補助具。
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