JPWO2009150867A1 - 溶射材料及びハースロール - Google Patents

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Abstract

【課題】Mn系物質に対する優れた耐ビルドアップ性を有し、かつ耐熱衝撃性、耐摩耗性にも優れた長寿命のハースロールを提供することを目的とする。【解決手段】ハースロールの表面に溶射される溶射材料であって、Alを含有する900℃以上で使用可能な耐熱金属(合金を含む)と、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)及び酸素からなる酸化物と、からなり、Alの含有量をA(モル)、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)の含有量をB(モル)としたときに、0.3≦(A/B)≦4.0なる条件を満足することを特徴とする溶射材料。【選択図】なし

Description

本発明は、連続熱処理炉内に配設される鋼板を搬送するためのハースロール及びその溶射材料に関し、特に、耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れたハースロール及びその溶射材料に関するものである。
鋼板の熱処理炉内に配設されるハースロールは、600〜1300℃の弱酸化性または還元性雰囲気で長時間使用される。このためハースロールの表面には主に次のような特性が要求される。
1)鋼板にはFe酸化物や鉄粉が付着しており、鋼板の搬送時に、これらのFe酸化物や鉄粉がハースロールの表面に凝着堆積してビルドアップを形成する。さらに近年、ハイテン鋼の増加や、炉操業条件その他の変化により、Mn酸化物のビルドアップが問題になっている。したがって、ハースロールには、Fe系及びMn系物質に対する耐ビルドアップ性が要求される。
2)連続炉の内部には異なる温度域が設けられており、連続炉内を搬送される鋼板は前記温度域に応じて温度変化する。したがって、鋼板に接触するハースロールには、温度変化により生じる剥離、割れ等に対する耐熱衝撃性が要求される。
3)搬送時に鋼板がハースロールに接触することにより、ハースロールが摺動摩耗するため、ハースロールには耐摩耗性が要求される。
これらの特性が不十分であると、摺動摩耗、ビルドアップ、熱衝撃により、ハースロール表面の皮膜が剥離するおそれがある。さらに、この皮膜が剥離したハースロールに鋼板が接触した際に、鋼板の表面に疵が生じて品質低下の原因となる。
ハースロール表面の皮膜の剥離を防止する先行技術として、下記の方法が開示されている。特許文献1は、Ti系窒化物又はTi系炭化物からなるセラミック皮膜を有する耐ビルドアップ性と耐摩耗性に優れた熱処理炉用ロールを開示する。Ti系窒化物、Ti系炭化物は耐摩耗性、耐ビルドアップ性に優れた物質である。
特許文献3は、1400℃で安定な金属酸化物(鉄酸化物を除く)層で覆われたTiN粒子が900℃の耐熱金属からなる金属(鉄および鉄合金を除く)マトリックス中に分散したミクロ組織を有する表層と、表層の下地としての結合用金属層の2層からなる表面被覆層を有するハースロールを開示する。皮膜をサーメット化したことと、皮膜とロール母材との間に結合層を設けたことにより、皮膜の耐摩耗性および耐熱衝撃性を向上させている。さらに、TiNを金属で被覆し、溶射時のTiNの酸化を防ぎ、かつ被覆金属が酸化物となりアブレーダブル性を有し、耐ビルドアップ性を向上させるものと期待された。
特許文献2は、Al含有量が10at%以下で、(Al+Cr)含有量が13at%以上かつ31at%以下である一般式MCrAlY(式中MはFe、NiおよびCoからなる群より選ばれた少なくとも1種の金属元素)の耐熱合金に耐酸化マンガン反応性の低い酸化物を重量比5〜90%混合してなるサーメット溶射材料からなる溶射皮膜を有するハースロールを開示する。
特許文献4は、Cr:5〜35質量%、C:3質量%以下含有し、かつ、Ni:3〜25質量%、W:3〜25質量%およびTa:3〜25質量%から選ばれた1種または2種以上を合計で3〜40質量%含有し、残部Coおよび不可避的不純物から成る合金中に、酸化物系セラミックス、炭化物系セラミックスおよび硼化物系セラミックスから選ばれた1種又は数種のセラミックス5〜80質量%を分散した複合材料であって、複合材料中のAl成分がAl換算で1質量%以下からなることを特徴とするハースロールの表面被覆材料を開示する。
特許文献5は、合金粉末およびセラミック粉末を混合してなる、ロール表面に溶射して皮膜を形成する炉内ロール用の溶射粉末であって、前記合金粉末は、合金粉末全量に対してAlが3〜8mass%、残部がCoとNiから選ばれた1種以上からなる合金粉末であって、溶射粉末全量に対して40〜80mass%であり、前記セラミック粉末は、溶射粉末全量に対してそれぞれ10〜30mass%のYとCrからなることを特徴とする溶射粉末を開示する。
特開昭63−250449号公報 特開平8−67960号公報 特開平10−195547号公報 特開平2002−256363号公報 特開平2003−27204号公報
従来、ビルドアップはFeが主成分であったが、近年、ハイテン鋼の増加、炉操業条件その他の変化により、ビルドアップの主成分がFeからMnに変化してきた。
しかしながら、特許文献1の構成では、Ti系窒化物又はTi系炭化物からなる溶射皮膜は、溶射時に酸化しやすく、気孔が多くて非常に脆くなる。そのため、鋼板を搬送する際の摺動摩耗により、ロール表面から溶射皮膜が剥離するおそれがある。したがって、ハースロールを長時間使用することが難しかった。
また、特許文献3の構成では、溶射中のTiNの酸化を十分に防ぐことができず、かつ、溶射材料の飛翔時間があまりにも短い(数msecオーダー)ため、被覆金属がほとんど酸化せず、耐ビルドアップ性が十分といえるものではなかった。また、めっき、PVD、CVD、メカニカルアロイング等の手法を用いて、TiN粒子を金属で被覆する必要があり、結果的に高コストとなり、経済的な面で問題があった。
また、特許文献2の構成では、MCrAlYの割合が多い場合には、耐熱衝撃性、耐摩耗性は向上するものの、Al、Cr含有量を限定したことによる耐ビルドアップ性が十分得られなかった。また、セラミックスの割合が多い場合には、耐熱衝撃性、耐摩耗性が不十分であった。
また、特許文献4の構成では、Alを0%に近づけたことにより、Alに起因するビルドアップは防止できたもの、皮膜の耐酸化性が劣り、その結果、摩耗速度が速くなる等、十分な効果を発揮できなかった。
さらに、特許文献5の構成では、特許文献4における欠点を補うために、マトリックスのAlを特許文献2よりは減じて3〜8%に設定して、Crを無くしたが、Alがある程度含有されているためビルドアップを十分には防止できず、Crが無いため耐酸化性も劣る結果となり、十分な効果を発揮できなかった。
このように従来の方法では、上述の要求される特性のすべてを満足することはできなかった。本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、Mn系物質に対する優れた耐ビルドアップ性を有し、かつ耐熱衝撃性、耐摩耗性にも優れた長寿命のハースロールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明のハースロールの表面に溶射される溶射材料は、Alを含有する900℃以上で使用可能な耐熱金属(合金を含む)と、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)及び酸素からなる酸化物と、からなり、Alの含有量をA(モル)、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)の含有量をB(モル)としたときに、0.3≦(A/B)≦4.0なる条件を満足することを特徴とする。
ここで、前記酸化物は、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)を1種又は2種以上含むとすることができる。また、前記耐熱金属は、MAl(Mは、周期律表の3A族、Ag、Cu及びMnを除く遷移金属元素の1種又は2種以上からなる)又はMAl(RE)(Mは、周期律表の3A族、Ag、Cu及びMnを除く遷移金属元素の1種又は2種以上からなり、(RE)は希土類元素の1種からなる)とすることができる。
上記溶射材料は、ハースロールのロール表面に溶射することができる。また、前記ロール表面の溶射膜の膜厚は、10μm以上1000μm以下に設定するのが好ましい。
本発明によれば、Mn系物質に対する優れた耐ビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性を備え、しかも長寿命のハースロールを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態である耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れたハースロールについて、詳細に説明をする。
(本発明を創作するに至った経緯)
本発明者らの研究の結果、主としてハースロールの表面に生成するMnAl複酸化物がビルドアップの起点となることを確認した。このMnAl複酸化物はロール表面近傍に存在するAlまたは酸化生成するAlと鋼板によってもたらされるMnOが次のような反応で生じるものと推測される。なお、ハースロールの表層にはAlを含む溶射皮膜が形成されており、ハースロールによって搬送される鋼板にはMnが含まれる。
2Al+3MnO→Al+3Mn (MnOをAlが還元しAlを生成)
Mn+1/2O→MnO (Mnの再酸化)
2Al+3/2O→Al (Alが酸化しAlを生成)
Al+MnO→MnAl (生成したAlとMnOによるMnAl複酸化物の生成)
従来技術では、ハースロールに含まれるAlの含有量を減じることにより耐ビルドアップ性を維持している。しかしながら、Alの含有量が低いと皮膜の耐酸化性が不十分となり、Alの含有量が多いと耐ビルドアップ性が不十分となる。そのため、Alの適正な含有量を決定することができなかった。
そこで、本発明者らは、Alの含有量を減じるのではなく、皮膜中に希土類元素及び酸素からなる酸化物を含有させた。これにより、耐熱金属中のAlのうち、耐酸化性を得るのに必要なAlをMnと反応しないように残し、それ以外を MnOと反応しにくい複酸化物に変化させることに成功した。その結果、耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性耐酸化性を両立することが可能になった。また、耐熱金属中のAl含有量に左右されることもなく、また限定する必要もなくなった。
具体的には、以下の式(1)により、Alは、Mnを含まない複酸化物に変化する。
2Al+(RE)2O+3/2O→2(RE)AlO・・・・・・・・・・・(1)
RE:希土類元素
溶射材料の組成について詳細に説明する。本実施形態の耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れたハースロールに適用される溶射材料は、Alを含む900℃以上で使用可能な耐熱金属(合金を含む)と、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)及び酸素からなる酸化物と、からなる。
耐熱金属としては、MAl又はMAlMを用いることができる。Mは、周期律表の3A族、Ag、Cu及びMnを除く遷移金属元素の1種又は2種以上からなり、具体的には、Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Auの1種又は2種以上からなる。
(RE)は、希土類元素の1種からなり、より具体的には、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luの1種からなる。
より好ましくは、耐熱金属として、FeCrAlY、NiCrAlY、CoCrAlY、CoNiCrAlY、FeCrAl、NiCrAl、CoCrAl、CoNiCrAlを用いることができる。また、耐熱性、耐酸化性を向上させるために、耐熱金属中にC,Siなどの非金属を含有させることもできる。
酸化物には、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)を1種又は2種含ませることができる。より好ましくは、酸化物として、Y(酸化物)、La(酸化物)、LaScO(複酸化物)、YScO(複酸化物)を用いることができる。なお、特許請求の範囲に記載の酸化物には複酸化物も含まれるものとする。
溶射材料(耐熱金属)に含まれるAlの含有量をA(モル)、溶射材料に含まれる希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)の含有量をB(モル)としたときに、(A/B)が0.3〜4.0になるようにAl及び希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)の組成比を設定しなければならない。(A/B)が0.3よりも低いと、希土類元素が多すぎて(酸化物が多すぎて)、溶射皮膜の耐熱衝撃値が低くなる。(A/B)が4.0よりも高いと、Alが多すぎて、耐ビルドアップ性が低下する。好ましくは、(A/B)が0.5〜2.0になるようにAl及び希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)の組成比を設定する。
本実施形態の溶射材料は、例えば、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)の酸化物とAlを含む900℃以上で使用可能な耐熱金属粉末とを混合することにより得ることができる。また、Alの複酸化物化を促進するために、微細な希土類元素と微細なAlを含む900℃以上で使用可能な耐熱金属粉末に有機バインダーを加え、造粒することにより得ることもできる。造粒方法には、一般的なスプレー造粒法や、流動層造粒法や、メカニカルアロイング法等を用いることができる。溶射時の加熱により前述の反応が生じ、希土類元素とAlの複酸化物の生成は可能であるが、脱バインダー処理および焼結を行い、溶射材料の段階で希土類元素とAlの複酸化物の生成を促進しておけば、さらに好適である。
本実施形態の溶射材料の溶射法は特に限定しないが、フレーム溶射や、プラズマ溶射や、HVOF溶射や、爆発溶射等が適用できる。その中でも熱影響が少なく、緻密な皮膜が形成可能なHVOF溶射および爆発溶射が好適である。
溶射皮膜の厚さは、好ましくは10mm以上1000mm以下である。10mm未満の場合には、皮膜による効果を発揮できず、1000mmより大きい場合には、残留応力が大きく、皮膜が剥離するおそれがある。
また、熱衝撃特性をさらに向上させるために、溶射皮膜とロール基材との間にM´CrAlY(M´はFe、Ni、Coから選択された1種または2種以上の金属元素)、NiCr合金、ハステロイ合金、インコネル合金、Ni−Al、またはMo等の下地溶射皮膜を介在させてもよい。
以上説明したように、本発明の実施形態による溶射材料により、ハースロール基体表面に溶射皮膜が形成されたことによって、Mnに対する優れた耐ビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性を備え、しかも長寿命のハースロールを提供することが可能となる。
(実施例)
次に、本発明の耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れるハースロール及びその溶射材料について、実施例を示し、より詳細に説明する。ただし、本発明の耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れるハースロール及びその溶射材料は、以下の実施例に限定されるものではない。
本発明の作用効果を確認すべく、SUS304によりテストピース(以下TPという)を製作(耐Mnビルドアップ性試験用:15×15×10mm、耐摩耗性試験用:30×50×5mm、耐熱衝撃性試験用:50×50×10mm、)し、TP表面に溶射法(高速ガス溶射法)により皮膜を形成して、以下の試験を行なった。
(耐Mnビルドアップ性について)
図1は、TPの耐Mnビルドアップ性を評価する試験機の概略図である。2枚の溶射TP11、TP12の溶射膜11A、12Aを対向配置して、溶射膜11A、12Aの間にビルドアップ原料MnO粉を挟み、TP11の上方から荷重を加える。これを電気炉内に配置し、N−5%Hの還元雰囲気中で950℃の一定温度で約25Hr放置した。表1に試験条件を示す。
Figure 2009150867
試験後、TP断面においてEPMA(電子線マイクロアナライザー)面分析を行なう。面分析結果において、Mnの溶射膜への付着厚みと溶射膜内部への浸透深さの合計が30μm以下を良好(○)、20μm以下を優秀(◎)、30μmを超えるものを不良(×)と判定した。
(耐摩耗性について)
図2は、TPの耐摩耗性を評価する試験機の概略図である。耐摩耗性を評価するために次の試験を行なった。図2に図示するように、実験には「スガ式摩耗試験機」を使用した。回転ローラ21の外面には、エメリーペーパー22が巻き付けられている。TP31の溶射皮膜31Aは、エメリーペーパー22に接触している。TP31は、水平方向に往復移動可能である。試験条件を表2に示す。
Figure 2009150867
回転ローラ21を停止した状態で、TP31を水平方向に一往復移動させ、エメリーペーパー22に対して溶射皮膜31Aを摺動させる。次に、回転ローラ21をわずかに回転させ、エメリーペーパー22の未使用の面を溶射皮膜31Aに当接させる。耐摩耗性は、溶射皮膜が1mg摩耗するのに要したTPの往復回数[Double Stroke(DS)/mg]で評価する。TPの往復回数が20DS/mg未満のものは不良(×)、20DS/mg以上のものは良好(○)として評価した。
(耐熱衝撃性)
耐熱衝撃性を評価するために次の試験を行なった。溶射皮膜を積層したTP(50×50×10mm)を電気炉内で加熱後、水冷し、溶射皮膜の剥離の有無で評価を行なった。30回の繰り返し試験で溶射皮膜の剥離が無いものを優秀(◎)、20回の繰り返し試験で溶射皮膜の剥離が無いものを良好(○)、20回未満の繰り返し試験で剥離が発生したものは不良(×)として評価した。表3に試験条件を示す。
Figure 2009150867
表4Aは発明例1〜42を示しており、表4Bは比較例1〜12の組成を示している。表5は、耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性の試験結果及び評価を示しており、表5Aは発明例1〜42を示しており、表5Bは比較例1〜12を示している。全ての評価項目が良好(○)以上である場合には、総合評価良好(○)と評価した。全ての評価項目が良好(○)以上で且つ評価項目のうち2項目以上が優秀(◎)である場合には、総合評価優秀(◎)と評価した。1項目でも不良(×)評価があるものは総合評価不良(×)と評価した。
Figure 2009150867
Figure 2009150867
Figure 2009150867
Figure 2009150867
発明例1〜42は、TP表面に溶射法により溶射皮膜を形成したものであり、厚みは10〜1000μmの範囲に設定されており、耐熱金属に含まれるAl含有量(Aモル)/皮膜中の全希土類元素含有量(Bモル)の値が0.3〜4.0に設定されている。
表5に示すように発明例1〜42は、耐Mnビルドアップ試験、耐摩耗性試験、耐熱衝撃性試験において良好な結果を示した。その内、耐熱金属に含まれるAl含有量(Aモル)/皮膜中の全希土類元素含有量(Bモル)の値が0.5〜2.0の溶射皮膜については、耐Mnビルドアップ試験、耐熱衝撃性試験において評価が優秀(◎)であり、総合評価が優秀(◎)となった。
一方、比較例1、2は、耐熱金属に含まれるAl含有量(Aモル)/皮膜中の全希土類元素含有量(Bモル)の値が0.3〜4.0の範囲外である点で、発明例1〜6と相違する。表5に示すように、比較例1は耐熱衝撃性試験結果が不良、比較例2は耐Mnビルドアップ性試験のMn付着厚みとMn浸透深さの合計が不良であり、総合評価は不良(×)となった。
比較例3、4は、耐熱金属に含まれるAl含有量(Aモル)/皮膜中の全希土類元素含有量(Bモル)の値が0.3〜4.0の範囲外である点で、発明例7〜10と相違する。表5に示すように、比較例3は耐熱衝撃性試験結果が不良、比較例4は耐Mnビルドアップ性試験のMn付着厚みとMn浸透深さの合計が不良であり、総合評価は不良(×)となった。
比較例5、6は、耐熱金属に含まれるAl含有量(Aモル)/皮膜中の全希土類元素含有量(Bモル)の値が0.3〜4.0の範囲外である点で、発明例11〜14と相違する。表5に示すように比較例5は耐熱衝撃性の試験結果が不良、比較例6は耐Mnビルドアップ性試験のMn付着厚みとMn浸透深さの合計が不良であり、総合評価は不良(×)となった。
比較例7、8は、耐熱金属に含まれるAl含有量(Aモル)/皮膜中の全希土類元素含有量(Bモル)の値が0.3〜4.0の範囲外である点で、発明例15〜18と相違する。表5に示すように比較例7は耐熱衝撃性試験結果が不良、比較例8は耐Mnビルドアップ性試験のMn付着厚みとMn浸透深さの合計が不良であり、総合評価は不良(×)となった。
比較例9、10は、耐熱金属に含まれるAl含有量(Aモル)/皮膜中の全希土類元素含有量(Bモル)の値が0.3〜4.0の範囲外である点で、発明例19〜22と相違する。表5に示すように比較例9は耐熱衝撃性試験結果が不良、比較例10は耐Mnビルドアップ性試験のMn付着厚みとMn浸透深さの合計が不良であり、総合評価は不良(×)となった。
比較例11、12は、耐熱金属に含まれるAl含有量(Aモル)/皮膜中の全希土類元素含有量(Bモル)の値が0.3〜4.0の範囲外である点で、発明例23〜26と相違する。表5に示すように比較例11は耐熱衝撃性試験結果が不良、比較例12は耐Mnビルドアップ性試験のMn付着厚みとMn浸透深さの合計が不良であり、総合評価は不良(×)となった。
耐Mnビルドアップ性を評価する試験機の概略図である。 耐摩耗性を評価する試験機の概略図である。
符号の説明
11、12 31 TP
11A、12A 31A 溶射皮膜
21 回転ローラ
22 エメリーペーパー
【0005】
皮膜が形成されており、ハースロールによって搬送される鋼板にはMnが含まれる。
[0025]
2Al+3MnO→Al+3Mn(MnOをAlが還元しAlを生成)
Mn+1/2O→MnO (Mnの再酸化)
2Al+3/2O→Al (Alが酸化しAlを生成)
Al+MnO→MnAl(生成したAlとMnOによるMnAl複酸化物の生成)
[0026]
従来技術では、ハースロールに含まれるAlの含有量を減じることにより耐ビルドアップ性を維持している。しかしながら、Alの含有量が低いと皮膜の耐酸化性が不十分となり、Alの含有量が多いと耐ビルドアップ性が不十分となる。そのため、Alの適正な含有量を決定することができなかった。
[0027]
そこで、本発明者らは、Alの含有量を減じるのではなく、皮膜中に希土類元素及び酸素からなる酸化物を含有させた。これにより、耐熱金属中のAlのうち、耐酸化性を得るのに必要なAlをMnと反応しないように残し、それ以外をMnOと反応しにくい複酸化物に変化させることに成功した。その結果、耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性耐酸化性を全て満たすことが可能になった。また、耐熱金属中のAl含有量に左右されることもなく、また限定する必要もなくなった。
[0028]
具体的には、以下の式(1)により、Alは、Mnを含まない複酸化物に変化する。
2Al+(RE)2O+3/2O→2(RE)AlO・・・・・・・・・・・(1)
RE:希土類元素
[0029]
溶射材料の組成について詳細に説明する。本実施形態の耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れたハースロールに適用される溶射材料は、Alを含む900℃以上で使用可能な耐熱金属(合金を含む)と、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)及び酸素からなる酸化物と、からなる。
[0030]
耐熱金属としては、MAl又はMAl(RE)を用いることができる。Mは、周期律表の3A族、Ag、Cu及びMnを除く遷移金属元素の1種又は2種以上からなり、具体的には、Ti、V、Cr、Fe、Co、Ni、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Hf、Ta、W、Re、Os、Ir、Pt、Auの1種又は2種以上からなる。
[0031]
(RE)は、希土類元素の1種からなり、より具体的には、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、P
【0007】
密な皮膜が形成可能なHVOF溶射および爆発溶射が好適である。
[0037]
溶射皮膜の厚さは、好ましくは10μm以上1000μm以下である。10μm未満の場合には、皮膜による効果を発揮できず、1000μmより大きい場合には、残留応力が大きく、皮膜が剥離するおそれがある。
[0038]
また、熱衝撃特性をさらに向上させるために、溶射皮膜とロール基材との間にM´CrAlY(M´はFe、Ni、Coから選択された1種または2種以上の金属元素)、NiCr合金、ハステロイ合金、インコネル合金、Ni−Al、またはMo等の下地溶射皮膜を介在させてもよい。
[0039]
以上説明したように、本発明の実施形態による溶射材料により、ハースロール基体表面に溶射皮膜が形成されたことによって、Mnに対する優れた耐ビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性を備え、しかも長寿命のハースロールを提供することが可能となる。
[0040]
(実施例)
次に、本発明の耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れるハースロール及びその溶射材料について、実施例を示し、より詳細に説明する。ただし、本発明の耐Mnビルドアップ性、耐熱衝撃性、耐摩耗性に優れるハースロール及びその溶射材料は、以下の実施例に限定されるものではない。
[0041]
本発明の作用効果を確認すべく、SUS304によりテストピース(以下TPという)を製作(耐Mnビルドアップ性試験用:15×15×10mm、耐摩耗性試験用:30×50×5mm、耐熱衝撃性試験用:50×50×10mm、)し、TP表面に溶射法(高速ガス溶射法)により皮膜を形成して、以下の試験を行なった。
[0042]
(耐Mnビルドアップ性について)
図1は、TPの耐Mnビルドアップ性を評価する試験機の概略図である。2枚の溶射TP11、TP12の溶射膜11A、12Aを対向配置して、溶射膜11A、12Aの間にビルドアップ原料MnO粉を挟み、TP11の上方から荷重を加える。これを電気炉内に配置し、N−5%Hの還元雰囲気中で950℃の一定温度で約25Hr放置した。表1に試験条件を示す。
[表1]

Claims (5)

  1. ハースロールの表面に溶射される溶射材料であって、
    Alを含有する900℃以上で使用可能な耐熱金属(合金を含む)と、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)及び酸素からなる酸化物と、からなり、
    Alの含有量をA(モル)、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)の含有量をB(モル)としたときに、0.3≦(A/B)≦4.0なる条件を満足することを特徴とする溶射材料。
  2. 前記酸化物は、希土類元素(Sc、Y、ランタン及びランタノイド)を1種又は2種以上含むことを特徴とする請求項1に記載の溶射材料。
  3. 前記耐熱金属は、MAl(Mは周期律表の3A族、Ag、Cu及びMnを除く遷移金属元素の1種又は2種以上からなる)又はMAl(RE)(Mは周期律表の3A族、Ag、Cu及びMnを除く遷移金属元素の1種又は2種以上からなり、(RE)は希土類元素の1種からなる)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の溶射材料。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載の溶射材料によりロール表面が溶射されたハースロール。
  5. 前記ロール表面の溶射膜は、その膜厚が10μm以上1000μm以下であることを特徴とする請求項4に記載のハースロール。
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