JPWO2009066664A1 - メカニカルシール及びタンデムシール - Google Patents

メカニカルシール及びタンデムシール Download PDF

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Abstract

本発明は、シールの圧力が低い場合や高い場合等どのような条件でも適切な摺動特性が得られるメカニカルシールを提供する。本発明においては、固定環46の摺動面462に、外部と連通しておらず回転軸が回転した場合に動圧作用により摺動面の接触抵抗を低減するように作用する第1の溝463と、外部から圧力が導入されて常に静圧作用により摺動面の接触抵抗を低減するように作用する第2の溝464とをともに形成しているので、どのような状態でも摺動面の負荷が低減された適切なドライ接触状態での封止流体の封止が可能なメカニカルシールを提供することができる。

Description

本発明は、通常の状態ではドライ接触(ドライコンタクト)状態で使用されるメカニカルシールに関する。また、例えば石油化学プラント等において使用されるポンプのような液化ガス等を封止対象とする装置の軸封装置として用いられて好適なタンデムシールに関する。
メカニカルシールを軸方向二段に同じ向きに配置したタンデムシールは、流体の圧力を二分して摺動面の圧力負荷を軽減できるため高圧シールに有効である。また、封止流体側(機内側)のシール(一次側シール)に漏れが発生した場合でも大気側のシール(二次側シール)がバックアップとなり、2組のシールで確実に流体の漏れを防止することができる。そのためタンデムシールは、例えば石油化学プラント等において使用されるポンプのような液化ガス等を封止対象とする装置の軸封装置として用いられている。
そのようなポンプ用のタンデムシールの二次シールに使用されるメカニカルシールにおいて、特に通常の使用状態においてドライ接触状態で使用されるメカニカルシールにおいては、その摺動特性が非常に重要である。
従来、そのようなメカニカルシールの摺動特性を改善するためには、例えば、潤滑油を含浸した摺動材(例えば多孔質カーボン等)を用いたり、摺動材の摺動面に溝を形成して摺動により生じる動圧により摺動面間に浮上力を作用させて非接触とする等の方法がしばしば採られている。また、摺動面に形成した全周溝に貫通孔を介して一時シール側の圧力を導入し、この圧力によって摺動面の接触面圧を下げて負荷を減らし、ドライ接触状態での摺動特性を向上する方法も提案されている(例えば、日本国特許出願公開2006−83889号公報(特許文献1)及び日本国特許出願公開2006−83893号公報(引用文献2)参照)。
特開2006−83889号公報 特開2006−83893号公報
しかしながら、潤滑油を含浸した摺動材を使用するメカニカルシールにおいては、使用時の温度が比較的低い低温用途では粘性が高くなり、反対に使用時の温度が比較的高い高温用途では油が抜けてしまう場合があるという課題がある。また、油がプロセス液と反応する可能性があるためにその使用条件には制限があり、適用可能な対象が限られるという課題もある。
また、摺動材の摺動面に溝を形成して摺動による動圧により摺動面の負荷を低減する方法では、摺動面の速度が遅い時には摺動面に浮力が十分に働かず、接触摺動により性能の低下を招いたり、また、通常運転時には、隙間を有するため漏れが生じるという課題がある。
また、摺動面に形成した全周溝に一次シール側の圧力を導入する形態のメカニカルシールにおいても、一次シールに高圧が加わった場合には浮上力が過度に大きくなって摺動面の面開きを起こす可能性があり、また反対に、一次シールの圧力が低過ぎる場合には摺動面への負荷低減作用が無くなり過負荷状態となって早期に摩耗が進むという課題がある。
このように、従来のドライコンタクトメカニカルシールにおいては、使用温度、摺動速度あるいは一時側圧力等が変化した場合に摺動特性が影響を受けてしまい、適切な摺動特性を維持することが難しかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、低温用途や高温用途、摺動面の速度が遅い場合や早い場合、あるいは、一次側シールの圧力が低い場合や高い場合等のいずれの条件においても、また、そのような条件が変動した場合においても、適切な摺動特性が得られる、すなわち、摺動面の負荷が低減された適切なドライ接触状態での封止流体の封止が可能なメカニカルシール及びタンデムシールを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のメカニカルシールは、ハウジングと、当該ハウジングを通過する回転軸との間を封止するメカニカルシールであって、前記回転軸に当該回転軸と一体的に回転可能に設置され、前記回転軸の軸方向の一方の端部に摺動面を有する回転環と、前記ハウジングに設置され、前記回転環の前記摺動面に対向配置されて当該摺動面と摺動する摺動面を有する固定環とを有し、前記回転環の前記摺動面及び前記固定環の前記摺動面のいずれか一方又は両方に、周方向に沿って所定の範囲で凹部に形成され外部と連通していない第1の溝と、周方向に沿って所定の範囲で凹部に形成されるとともに外部から圧力を導入可能に当該外部と連通している第2の溝とが、各々1つ以上形成されていることを特徴とする。
このような構成の本発明のメカニカルシールによれば、摺動面に、外部と連通しておらず回転軸が回転した場合に動圧作用により摺動面の接触抵抗を低減するように作用する第1の溝と、外部から圧力が導入されて常に静圧作用により摺動面の接触抵抗を低減するように作用する第2の溝とをともに形成しているので、どのような状態でも摺動面の負荷が低減された適切なドライ接触状態での封止流体の封止が可能なメカニカルシールを提供することができる。すなわち、低温用途や高温用途、摺動面の速度が遅い場合や早い場合、あるいは、一次側シールの圧力が低い場合や高い場合等のいずれの条件においても、また、そのような条件が変動した場合においても、適切な摺動特性が得られるメカニカルシールを提供することができる。
好適には、本発明のメカニカルシールは、前記第2の溝は、当該メカニカルシールが封止する高圧側の空間と連通していることを特徴とする。
このような構成の本発明のメカニカルシールによれば、高圧側の空間と第2の溝とを連通させることにより、第2の溝において前述したような静圧作用を発揮させることができる。
また好適には、本発明のメカニカルシールは、前記第2の溝が形成されている前記回転環又は前記固定環は、前記高圧側の空間と前記第2の溝とを連通する連通孔を有することを特徴とする。
このような構成の本発明のメカニカルシールによれば、単に連通孔を形成して高圧側の空間と第2の溝とを連通させることにより、第2の溝において前述したような静圧作用を発揮させることができる。
また好適には、本発明のメカニカルシールは、前記連通孔は、直径が3mm以下にの孔であることを特徴とする。
このような構成の本発明のメカニカルシールによれば、連通孔の口径を小径にして連通孔に圧力抵抗を持たせているので、仮に高圧側の空間が高圧になり過ぎた場合においても、摺動面に過度の圧力が作用して面開き等が生じることを防ぐことができる。
また好適には、本発明のメカニカルシールは、前記連通孔に、前記第2の溝に導入される圧力を制御するオリフィスが具備されていることを特徴とする。
このような構成の本発明のメカニカルシールによれば、連通孔にオリフィスを設置することにより連通孔に圧力抵抗を持たせているので、仮に高圧側の空間が高圧になり過ぎた場合においても、摺動面に過度の圧力が作用して面開き等が生じることを防ぐことができる。
また好適には、本発明のメカニカルシールは、前記第1の溝及び前記第2の溝は、ともに前記固定環の前記摺動面に形成されていることを特徴とする。
このような構成の本発明のメカニカルシールによれば、シール内の高圧な空間の圧力を安定的に第2の溝に導入することができるとともに、簡単な構成で第1の溝及び第2の溝を有するメカニカルシールを提供することができる。
また好適には、本発明のメカニカルシールは、前記第1の溝が、前記第2の溝よりも多数形成されていることを特徴とする。
このような構成の本発明のメカニカルシールによれば、動圧溝たる第1の溝には回転軸が回転した時に動圧が作用し、その強さは摺動面の周方向の凹凸の数、すなわち溝の数に大きく影響するため、その数を増やすことにより、第1の溝による動圧を効果的に発揮させることができる。
また好適には、本発明のメカニカルシールは、前記第2の溝の各々は前記第1の溝の各々よりも、前記摺動面における開口面積が広く形成されていることを特徴とする。
このような構成の本発明のメカニカルシールによれば、静圧溝たる第2の溝には、導入される圧力が作用し、その強さは作用面積すなわち溝の開口面積に大きく影響するため、その面積を広くすることにより、第2の溝による静圧を効果的に発揮させることができる。
また好適には、本発明のタンデムシールは、ハウジングと当該ハウジングを通過する回転軸との間を、機内側の一次側メカニカルシールと機外側の二次側メカニカルシールとの軸方向二段のメカニカルシールで封止するタンデムシールであって、前記二次側メカニカルシールが請求項1〜8のいずれかに記載のメカニカルシールであり、前記第2の溝は、前記一次側メカニカルシールと前記二次側メカニカルシールとの間の中間室の圧力を導入可能に当該中間室と連通していることを特徴とする。
このような構成の本発明のタンデムシールによれば、低温用途や高温用途、摺動面の速度が遅い場合や早い場合、あるいは、一次側シールの圧力が低い場合や高い場合等のいずれの条件においても、また、そのような条件が変動した場合においても、適切な摺動特性が得られるタンデムシールを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態のタンデムシールの構成を示す図であって、タンデムシールを軸心を通る平面で切断した断面図である。 図2は、図1に示したタンデムシールの二次側メカニカルシール付近の拡大図である。 図3Aは、図2に示した二次側メカニカルシールの固定環の構造を示す図であって、固定環の正面図である。 図3Bは、図2に示した二次側メカニカルシールの固定環の構造を示す図であって、図3AのA−O−A’に沿った断面図である。 図4Aは、図2示した二次側メカニカルシールの固定環の他の例を示す図であって、固定環の正面図である。 図4Bは、図2示した二次側メカニカルシールの固定環の他の例を示す図であって、図4AのA−O−A’に沿った断面図である。
本発明の一実施形態について、図1〜図3Bを参照して説明する。
本実施形態においては、液化ガス等を封止対象とするポンプの軸封装置として用いられるタンデムシールを例示して本発明を説明する。
図1は、そのタンデムシール1の構成を示す図であって、タンデムシール1を軸心を通る平面で切断した断面図である。
タンデムシール1は、ポンプの軸孔部11と、ポンプ内のポンプ機構を回転させる回転軸2との間に配設され、ポンプ室からの封止流体の漏洩を防止する。本実施形態において回転軸2は、その軸心がほぼ水平になるように設置される。
なお、図1においては、図面左側が封止流体が存在するポンプ室側(機内側)であり、図面右側が大気側(機外側)である。
図1に示すように、タンデムシール1は、主な構成部として、軸封部ハウジング10、軸スリーブ20、一次側メカニカルシール30及び二次側メカニカルシール40を有する。
軸封部ハウジング10は、回転軸2の軸封位置の外周を包囲するように設けられ、シールカバー12〜14を有する。軸封部ハウジング10のシールカバー12〜14は、螺子部材15,16によって軸方向に互いに連結され、ポンプの軸孔部11の機外側に取り付けられる。ポンプ軸孔部11及びシールカバー12〜14の間は、それぞれOリング17〜19によって密封される。
軸スリーブ20は、回転軸2の一次側メカニカルシール30及び二次側メカニカルシール40の設置位置に、換言すれば回転軸2の軸封部ハウジング10の内周側にあたる位置に、外挿されている。
軸スリーブ20は、機外側の端部21aの外周に配置されたスリーブカラー22と、スリーブカラー22を機外側端部21aに固定するセットスクリュ23と、このスリーブカラー22を機外側端部21aに開設された固定用孔を貫通して回転軸2に固定するセットスクリュ24とによって、回転軸2に一体的に固定されている。
また、軸スリーブ20と回転軸2の外周面との間は、Oリング25によって密封されている。
タンデムシール1の主体をなす軸方向に二段のメカニカルシール30及び40、すなわち機内側(封止流体側)の一次側メカニカルシール30と、機外側(大気側)の二次側メカニカルシール40は、軸封部ハウジング10と軸スリーブ20との間の軸周空間に設置される。
一次側メカニカルシール30は、軸スリーブ20の機内側の端部外周に固定され回転軸2とともに回転する回転環31と、軸封部ハウジング10の最も機内側のシールカバー12の内周に配置された非回転の固定環33とを有する。回転環31と固定環33とは、スプリング37の軸方向付勢力によって対向端面同士で密接し、摺動面30Sを形成する。
回転環31は、軸スリーブ20の機内側の端部に形成されたフランジ部21bに背面を支持され、軸スリーブ20との間をOリング32により封止され、さらにノックピン21cにより軸スリーブ20と円周方向に係合されて回転軸2と一体的に回転する。
シールカバー12の内周凹部には、環状ケース34がOリング35を介して嵌合されるとともにノックピン12aにより回り止めされている。固定環33は、この環状ケース34にOリング36を介して軸方向に移動可能な状態に支持される。固定環33は、ノックピン34aにより回り止めされ、環状ケース34に円周方向に複数配置されたスプリング37によって回転環31側へ付勢される。
このような構成の一次側メカニカルシール30に対して、機内のポンプ室の被送流体(封止流体)の一部は、一次側メカニカルシール30の外周空間Aに送られる。外周空間Aに送られた封止流体は、環状ケース34の外周部に開設された通液孔34b及びシールカバー12に設けられたフラッシング排出孔51を通過してポンプ室へ還流され、これによりフラッシングが行われる。すなわち、本実施形態のタンデムシール1においては、封止流体の一部が一次側メカニカルシール30の回転環31と固定環33の外周を経由して流れることによって、摺動面30Sを潤滑するとともに、摺動熱を有効に除去する。
二次側メカニカルシール40は、軸封部ハウジング10の中間のシールカバー13の内周に配置されて軸スリーブ20に固定され回転軸2とともに回転する回転環41と、軸封部ハウジング10の最も機外側のシールカバー14の内周に配置された非回転の固定環46とを有する。回転環41と固定環46とは、スプリング48の軸方向付勢力によって対向端面同士で密接し、摺動面40Sを形成する。
本発明のメカニカルシールに係る二次側メカニカルシール40について、さらに図2、図3A及び図3Bを参照して詳細に説明する。
図2は、図1に示したタンデムシール1の二次側メカニカルシール40付近の拡大図であり、図3A及び図3Bは、二次側メカニカルシール40の固定環46の構造を示す図であって、図3Aは固定環46の正面図であり、図3Bは図3AのA−O−A’に沿った断面図である。
図1及び図2に示すように、回転環41は、軸スリーブ20における軸方向中間位置にOリング43を介して外挿されてセットスクリュ44により固定されたカラー42にOリング45を介して支持され、さらにノックピン42aにより円周方向に係合され、回転軸2と一体的に回転する。
固定環46は、シールカバー14の内周凹部にOリング47を介して軸方向移動可能な状態に嵌合されるとともにノックピン14aにより回り止めされており、シールカバー14に円周方向に複数配置されたスプリング48によって回転環41側へ付勢されている。
図3A及び図3Bに示すように、固定環46の摺動面462上には、単なる凹部として形成された溝(第1の溝又は動圧溝と称する場合もある。)463と、固定環46の摺動面462の背面に貫通する細孔465が形成された溝(第2の溝又は静圧溝と称する場合もある。)464とが形成されている。第1の溝463は、換言すれば、固定環46の背面と連結していない溝である。
第2の溝464に形成されている細孔465は、直径が3mm以下の小径の管であって、固定環46の摺動面462側に形成される第2の溝464の底部と、固定環46の背面とを貫通する。
図1及び図2に示すように、固定環46がタンデムシール1の二次側メカニカルシール40に組み込まれた場合、二次側メカニカルシール40の摺動面40Sの外周側はタンデムシール1の後述する中間室Bとなり、摺動面40Sの内周側が機外側大気空間となる。そして図示のごとく固定環46の背面側空間は、中間室Bに連通している。なお、通常中間室Bの圧力は機外側の大気圧より高圧である。
このような構成の固定環46においては、中間室Bの圧力が細孔465を介して摺動面462側に形成された第2の溝464に導入され、固定環46と回転環41との接触負荷を下げるように作用する。この状態は、回転軸2が回転しているか否かに関わらず中間室Bの圧力が大気圧よりも高ければ常に作用するものであり、従って第2の溝464は、常に中間室Bの圧力が接触負荷を低減するように作用する静圧溝として作用する。
一方で、固定環46の摺動面462に形成された第1の溝463、すなわち中間室B等の高圧な空間と連通していない溝463は(図3A及び図3B参照)、回転軸2が回転した場合に、溝内に浸入した流体(本実施形態においては後述する中間液CL)による摺動面40Sの相対摺動による動圧が、固定環46と回転環41との接触負荷を下げるように作用する。従って第1の溝463は、回転軸2が回転した場合に接触負荷を低減するように作用する動圧溝として作用する。
なお、第1の溝463及び第2の溝464の数、第1の溝463及び第2の溝464の各々の長さ、幅、内径(外径)、及び、1つの第2の溝464に対する細孔465の数等は、中間室Bの圧力や圧力変動、回転軸2の回転速度、要求される摺動面40Sの面圧や摩耗性能等々によって適切な形態に設定される。
図1に戻って、タンデムシール1においては、軸封部ハウジング10と軸スリーブ20との間の軸周空間が一次側メカニカルシール30と二次側メカニカルシール40とで仕切られることによって、一次側メカニカルシール30の摺動面30Sの内周空間から二次側メカニカルシール40の摺動面40Sの外周空間にかけて中間室Bが形成される。
本実施形態のタンデムシール1においては、中間室Bには、Nガス等の不活性ガスを供給するか、大気の状態である。
また、本実施形態のタンデムシール1においては、軸封部ハウジング10のシールカバー13には、中間室Bの円周方向上端位置に開口した第1ガスベントライン52が開設されている。この第1ガスベントライン52は、図示されていない漏洩ガス回収部へ接続されている。
また、タンデムシール1において、封止流体が一次側メカニカルシール30から中間室Bへ漏洩した場合、この封止流体は、この中間室Bが機内のポンプ室よりも低圧であることによって気化する。気化したガスは、二次側メカニカルシール40によって機外への漏洩は防止され、気化により発生したガス(漏洩ガス)は、中間室Bの上端位置に開口した第1ガスベントライン52から効率良く排出される。
また、本実施形態のタンデムシール1においては、中間室Bの一次側メカニカルシール30と二次側メカニカルシール40との間には、環状の仕切板54が配置され、軸封部ハウジング10におけるシールカバー12にボルト55を介して固定されている。この仕切板54の内周縁は、回転軸2の軸スリーブ20の外周面に径方向の微小隙間Gを介して近接対向している。
また、軸封部ハウジング10のシールカバー12には、中間室Bの仕切板54よりも一次側メカニカルシール30側に開口した第2ガスベントライン57が開設されており、この第2ガスベントライン57は、図示しない漏洩ガス回収部へ接続されている。
中間室BへNガスを供給すれば中間室の漏洩ガス濃度は低減され、漏洩ガスの大部分は、一次側メカニカルシール30側に開口した第2ガスベントライン57へ誘導されて排出され、機外の図示されていない漏洩ガス回収部へ回収される。
従って、このような構成は、封止流体が高圧であって、一次側メカニカルシール30からの漏れが発生するおそれがあるような場合に極めて有効である。
また、軸封部ハウジング10のシールカバー14の内周部には、円周方向に連続した冷却水ジャケットCが形成されており、この冷却水ジャケットCには、外部からの冷却水が通水孔58を通じて流通させることができるようになっている。なお、この冷却水による冷却は、漏洩ガスの発火点の高低を考慮して行われる場合があり、必須なものではない。
この冷却水ジャケットCに通水孔58を通じて外部から冷却水を流通させることによって、シールカバー14の内周壁を介して中間室Bの冷却を行うことができる。その結果、二次側メカニカルシール40の摺動面40Sの摺動発熱を有効に除去することができる。
本実施形態のタンデムシール1は、このような構成を有するが、そのタンデムシール1は、セッティング治具60によりポンプの軸孔部11に組み付けられる。
セッティング治具60は、それぞれボルト61を介して、軸封部ハウジング10のシールカバー14の機外側の端部に複数取付可能になっている。また、その内周部は、スリーブカラー22の外周面に形成された係合突起22aと軸方向に係合されるようになっている。
タンデムシール1の組み付けの際には、セッティング治具60の内周部をスリーブカラー22の係合突起22aと係合させるとともに、シールカバー12〜14をボルト61で軸封部ハウジング10に固定することによって、セッティング治具60及びスリーブカラー22を介して、軸封部ハウジング10に対する軸スリーブ20の軸方向相対位置が規定されることになる。
また、一次側メカニカルシール30における回転環31は、軸スリーブ20におけるフランジ部21bに固定され、二次側メカニカルシール40における回転環41は、軸スリーブ20における段差部21dにカラー42を介して固定されるものであるため、セッティング治具60で軸封部ハウジング10に対する軸スリーブ20の軸方向相対位置が規定されることによって、これら回転環31,41の軸方向取付位置も規定されることになる。
またこれにより、軸封部ハウジング10側に保持される両メカニカルシール30及び40の固定環33,46の背面側のコイルスプリング37,48が所定の軸方向長さに圧縮され、これによって、両メカニカルシール30及び40の摺動面30S,40Sに所定の密接荷重が与えられる。
タンデムシールが図1に示される状態に組み立てられた後は、セッティング治具60は取り外される。
以上説明したように、本実施形態のタンデムシール1においては、二次側メカニカルシール40の固定環46の摺動面462に、相対的に高圧な中間室Bと細孔465を介して連通する第2の溝464と、そのような連通孔が形成されていない第1の溝463とを混在配置している。また、その細孔465は、直径が3mm以下の小径に構成されている。
従って、一次側メカニカルシール30における機内側と中間室Bとの圧力条件等により結果的に中間室Bの圧力が高圧となる場合には、細孔465を介して第2の溝464に圧力が導入され、第2の溝464を介して回転環41と固定環46との間の摺動面40Sに高圧が作用する。その結果、摺動面40Sの接触負荷は下げられ、極低い面圧の接触摺動状態となり、望ましいドライ運転状態をすることができる。
一方、中間室Bの圧力が高くなり過ぎたとしても、細孔465の径は所定の小径に制限しているため、細孔465を介しての第2の溝464における中間室Bの圧力の作用には圧損が生じる。その結果、摺動面40Sに作用する過度な浮上力は低減され、面開きや過度な中間液Bの漏洩等は防止できる。
また、中間室Bの圧力が大気圧とほぼ同じ程度の低圧状態の場合には、第2の溝464による上述のような摺動面の負荷低減効果はほぼ得られないが、固定環46の摺動面462には、他の空間と連通していない第1の溝463が形成されているため、回転軸2が回転した場合には動圧が発生し、これにより摺動面の負荷が低減される。従って、このような場合にも良好なドライ接触運運転が可能である。
なお、このような作用効果は、固定環46の摺動面462に全周にわたる溝を形成した場合には得られないものであり、本実施形態のタンデムシール1のように、周方向に沿って所定の長さに規定された溝によって初めて奏されるものである。
また、このような構成のタンデムシール1(あるいはメカニカルシール)においては、摺動面の負荷は常に低い状態に保たれるため、回転環41あるいは固定環46として潤滑油を含浸させる等の処理、あるいは、そのような潤滑油含浸カーボン等を摺動材として用いる等の対応をする必要がない。従って、簡単で低コストのメカニカルシール及びタンデムシールを提供することができる。
また、このような構成のタンデムシール1においては、摺動面462に形成する溝の数、長さ、幅、内径(外径)、1つの第2の溝464に対する細孔465の数、細孔465の径等の圧力抵抗を調整することにより、任意の摺動特性のメカニカルシールを構成することができる。例えば、高圧になるまで極力摺動面の開きを抑制したいというような要望や、周速が速い時においても特に低い面圧を実現したいというような要望等、適用する装置ごとに要求される種々の要望に対して、適切に特性を調整して所望の性能のメカニカルシールを構成することができる。従って、極めて適用性の高いメカニカルシール、さらにはそれを用いたタンデムシールを提供することができる。
なお、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって本発明を何ら限定するものではない。本実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含み、また任意好適な種々の改変が可能である。
例えば、前述したタンデムシール1の二次側メカニカルシール40の固定環46においては、細孔465の径を小径に制限することにより、細孔465に圧力抵抗を持たせ、中間室Bの圧力が高くなり過ぎたとしても第2の溝464に中間室Bの圧力が直接的に作用しない構成としている。しかし、細孔465あるいは第2の溝464に対する圧力抵抗の持たせ方は、他の方法でもよい。
例えば、細孔465の任意の位置にオリフィスを取り付け、これにより中間室Bの圧力が高くなり過ぎたとしても第2の溝464に中間室Bの圧力が直接的に作用することを防ぎ、摺動面40Sに過度な浮上力が作用するのを防ぐようにしてもよい。
また、固定環46の摺動面462に形成する第1の溝463及び第2の溝464の形状
配置等は任意である。
そのような変形の一例として、図3A及び図3Bに示した固定環46とは異なる構成の固定環46bを図4A及び図4Bに示す。
図4A及び図4Bは、二次側メカニカルシール40の固定環の他の例(46b)を示す図であって、図4Aは固定環46bの正面図であり、図4Bは図4AのA−O−A’に沿った断面図である。
図4A及び図4Bに示す固定環46bにおいても、摺動面462b上に、単なる凹部として形成された第1の溝463bと、背面に貫通する細孔465bが形成された第2の溝464bとが形成されている。しかし、これら第1の溝463b及び第2の溝464bの周方向の長さ、数、及び配置が、図3A及び図3Bに示した固定環46とは異なる。
図4A及び図4Bに示す固定環46bは、図3A及び図3Bに示す固定環46と比較して、第1の溝463bについては周方向の長さを短くして数を増やし、第2の溝464bについては周方向の長さの長くして数を減らしている。
動圧溝たる第1の溝463bは、回転軸2が回転した時に動圧が発生するものであり、圧力の強さは周方向の凹凸に、すなわち溝の数に大きく影響する。一方、静圧溝たる第2の溝464bは、中間室Bから導入される圧力を摺動面462bに作用させるものであるから、その圧力の強さは作用面積すなわち溝の開口面積に大きく影響する。従って、動圧溝たる第1の溝463b及び静圧溝たる第2の溝464bの性能を効果的に発揮させるためには、例えば図4A及び図4Bに示すような固定環46bの構成とするのも好適である。
また、図4A及び図4Bに示す固定環46bにおいては、細孔465bの背面側の端部に拡径部466bが形成されている。この拡径部466bは、オリフィスを設置するために構成したものである。前述したように、オリフィス等により細孔465bの圧力抵抗を制御する場合には、例えばこのような拡径部466bにそのための部材を配設するのが好適である。
また、前述した実施形態においては、動圧溝たる第1の溝463及び静圧溝たる第2の溝464を、いずれも固定環46の摺動面462に形成した。しかしながら、これらは、回転環41の摺動面に形成してもよい。また、回転環41の摺動面と固定環46の摺動面の両方に形成するようにしてもよい。第1の溝463及び第2の溝464の各々が対向する面が平面であれば、第1の溝463及び第2の溝464は、回転環41及び固定環46のどちらに、どのような配置で設置してもよい。
また、前述した実施形態において、第2の溝464は細孔465を介してタンデムシール1の中間室と連通し、中間室の圧力を第2の溝464に導入する構成であった。しかしながら、第2の溝464に作用される圧力の圧力源はこれに限られるものではなく、任意の圧力源を用いてよい。例えば、より高圧である可能性の高い機内側の圧力を導入してもよいし、別途圧力源を設けてこれから圧力を導入するようにしてもよい。
また、前述した実施形態は、本発明に係るメカニカルシールをタンデムシール1の二次側メカニカルシール40に適用した例であった。しかしながら、本発明の適用範囲はこれに限られるものではない。タンデムシール1の一次側メカニカルシール30に適用してもよいし、単独のシール装置に適用してもよい。
産業上の利用分野
本発明のシール装置は、石油化学プラント等において使用するポンプ、送風機及び攪拌機等において使用することができる。

Claims (9)

  1. ハウジングと、当該ハウジングを通過する回転軸との間を封止するメカニカルシールであって、
    前記回転軸に当該回転軸と一体的に回転可能に設置され、前記回転軸の軸方向の一方の端部に摺動面を有する回転環と、
    前記ハウジングに設置され、前記回転環の前記摺動面に対向配置されて当該摺動面と摺動する摺動面を有する固定環とを有し、
    前記回転環の前記摺動面及び前記固定環の前記摺動面のいずれか一方又は両方に、周方向に沿って所定の範囲で凹部に形成され外部と連通していない第1の溝と、周方向に沿って所定の範囲で凹部に形成されるとともに外部から圧力を導入可能に当該外部と連通している第2の溝とが、各々1つ以上形成されていることを特徴とするメカニカルシール。
  2. 前記第2の溝は、当該メカニカルシールが封止する高圧側の空間と連通していることを特徴とする請求項1に記載のメカニカルシール。
  3. 前記第2の溝が形成されている前記回転環又は前記固定環は、前記高圧側の空間と前記第2の溝とを連通する連通孔を有することを特徴とする請求項2に記載のメカニカルシール。
  4. 前記連通孔は、直径が3mm以下の孔であることを特徴とする請求項3に記載のメカニカルシール。
  5. 前記連通孔に、前記第2の溝に導入される圧力を制御するオリフィスが具備されていることを特徴とする請求項3に記載のメカニカルシール。
  6. 前記第1の溝及び前記第2の溝は、ともに前記固定環の前記摺動面に形成されていることを特徴とする請求項1〜5に記載のメカニカルシール。
  7. 前記第1の溝が、前記第2の溝よりも多数形成されていることを特徴とする請求項1〜6に記載のメカニカルシール。
  8. 前記第2の溝の各々は前記第1の溝の各々よりも、前記摺動面における開口面積が広く形成されていることを特徴とする請求項1〜8に記載のメカニカルシール。
  9. ハウジングと当該ハウジングを通過する回転軸との間を、機内側の一次側メカニカルシールと機外側の二次側メカニカルシールとの軸方向二段のメカニカルシールで封止するタンデムシールであって、
    前記二次側メカニカルシールが請求項1〜8のいずれかに記載のメカニカルシールであり、前記第2の溝は、前記一次側メカニカルシールと前記二次側メカニカルシールとの間の中間室の圧力を導入可能に当該中間室と連通していることを特徴とするタンデムシール。
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