JP4001594B2 - タンデム型ドライコンタクト軸封装置 - Google Patents

タンデム型ドライコンタクト軸封装置 Download PDF

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本発明は、2組のメカニカルシールが回転軸の軸方向に沿って並列配置されており、ポンプやミキサー等の回転機器に使用されるタンデム型ドライコンタクト軸封装置に関する。
従来より、揮発性の液体を扱う産業用プロセスポンプやミキサー等の回転機器の軸封装置として、2組のメカニカルシールが前記回転機器の回転軸の軸方向に沿って並列配置されたタンデム型軸封装置が用いられている。このような軸封装置では、プロセス液が気化することにより発生した気体が大気側に漏れるのを抑制するために、例えば両メカニカルシール間に画成された軸封空間に潤滑油等のサーキュレーション液を充填し、このサーキュレーション液を、大気側のメカニカルシールに設けられたパーシャルインペラによって、軸封装置の外周に配設されたリザーバタンクとの間で強制循環させることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、サーキュレーション液を強制循環させる方式では、リザーバタンクを別途設ける必要があり、そのためのスペースを要するのでシステムのコンパクト化を図ることができず、またコストアップの要因となっていた。さらに、良好なシール効果を得るためには、サーキュレーション液の品質劣化等を常時管理する必要があり、また、使用済のサーキュレーション液を処分しなければならず、手間がかかっていた。
そこで、このようなサーキュレーション液循環方式における問題点を解決するために、二次側(大気側)にドライコンタクトシールを配置したタンデム型軸封装置が提案されている。この軸封装置では、図4に示されるように、回転機器の回転軸50の廻りに配設された軸封部ケーシング51に形成された供給路52を介してパージガスが二次側シール53の外周の領域Fに供給される。このパージガスは、前記軸封ケーシング51の内周面に形成された環状凸部55の先端面55aと、二次側シール53の回転密封環60が固定されるスリーブ50aの環状鍔部62の外周面62aとの間の狭路56を通って回転密封環60の背部の領域Gに至り、ついで軸封ケーシング51に形成された排出路58を通って装置外に排出される。その際、前記狭路56を高速で通過するパージガスの流れによって、プロセス液が気化することにより発生した気体が大気側領域Hに漏れるのを防止している。
特開平7−12238号公報
しかしながら、パージガスの供給口は1箇所であるため、前記二次側シール53の外周全体において均一なガスの流れを作ることは困難であり、そのため前記回転密封環60の密封端面と静止密封環59の密封端面とで形成されるシール面から、前記気化した気体とパージガスとの混合ガスが大気側領域Hに漏れる惧れがある。プロセス液が気化した気体の中には、有害なものがあり、かかる気体の大気中への漏れは好ましくない。
本発明は、このような従来技術の有する問題点を解消するためになされたものであり、プロセス液が気化した気体の大気中への漏れを抑制することができるタンデム型ドライコンタクト軸封装置を提供することを目的としている。
本発明のタンデム型ドライコンタクト軸封装置は、回転機器の機内領域と機外領域とを区画する軸封部ケーシングと、この軸封部ケーシングを洞貫する回転軸との間に、当該回転軸の軸線方向に並列する、機内側の第1メカニカルシール及び機外側の第2メカニカルシールが配置されているタンデム型ドライコンタクト軸封装置であって、
前記第1及び第2メカニカルシールは、それぞれ、前記回転軸に設けられた回転密封環と、前記軸封部ケーシングに設けられた静止密封環と、一方の密封環を他方の密封環へと押圧付勢するスプリングとを備えており、
前記第2メカニカルシールの静止密封環の背部には、当該静止密封環の背面にパージガスを供給する複数の供給ポートが周方向に所定間隔で配設されており、
前記第2メカニカルシールの静止密封環は、この静止密封環の背部領域と、当該静止密封環の密封端面に形成された環状凹溝とを連通する複数の連通路を有しており、且つ
前記環状凹溝の外周壁に複数の切欠又は孔が形成されていることを特徴としている。
本発明のタンデム型ドライコンタクト軸封装置は、第2メカニカルシールの静止密封環の背部において周方向に所定間隔で配設された複数の供給ポートから当該静止密封環の背部領域にパージガスが供給されるので、第2メカニカルシールの背面全体に均一にパージガスを供給することができる。また、第2メカニカルシールの静止密封環の環状凹溝の外周壁に複数の切欠又は孔が形成されているので、第2メカニカルシールの背面に供給されたパージガスは、前記静止密封環の連通路を経由して環状凹溝に至り、ついで前記複数の切欠又は孔から前記環状凹溝の外周外方領域に放射状に噴射される。このパージガスの噴射によって、プロセス液が気化することにより発生した気体が前記環状凹溝内に、すなわち第2メカニカルシールのシール面に浸入して大気領域へ漏れるのを抑制することができる。また、第2メカニカルシールのシール面の摺接作用により生じ、前記環状凹溝内に残っていた磨耗粉を、パージガスの噴射流により環状凹溝外に飛散させ、当該磨耗粉の噛み込みによるシール面の磨耗を防ぐことができる。さらに、パージガスの流れにより前記シール面を効果的に冷却して当該シール面の発熱を抑えることができ、これによりシールの寿命を延ばすことができる。
前記第2メカニカルシールの静止密封環の密封端面の外周外方領域と、当該第2メカニカルシールの回転密封環の背部領域であって前記パージガスの排出口が開口している領域とを連通する流路に絞り部が形成されているのが好ましい。この絞り部を通るパージガスの流れによって、プロセス液が気化することにより発生した気体が、静止密封環の密封端面の外周外方領域に漏れるのを抑制することができる。
また、前記パージガスの供給路が前記軸封部ケーシングに形成されており、この供給路に連通するように環状のガスヘッダーが当該軸封部ケーシングの内周部に設けられており、且つ、前記ガスヘッダーが、前記供給路に連通して接続される広路と、この広路と連通しており、当該広路よりも前記回転軸を基準とした半径方向の寸法が小さい狭路とで構成されているのが好ましい。このように広路と狭路とからなるガスヘッダーを設けると、供給路からガスヘッダーの広路に供給されたパージガスは、広路のほうが狭路よりも圧力損失が小さいので、その多くが前記広路を周方向に流れる。その結果、ガスヘッダーの全周に均等にパージガスを供給することができる。
さらに、前記環状のガスヘッダーが、前記軸封部ケーシングの内周面に形成された環状の深溝と、この深溝と並設された環状の浅溝と、両溝を覆うように前記軸封部ケーシングの内周面に当接して固定された短円筒体とで形成されており、且つ、前記短円筒体における、前記浅溝を覆う部分にパージガスを供給する複数の供給ポートが形成されているのが好ましい。このようにして、軸封部ケーシングに形成した溝とこの溝を覆う短円筒体とでガスヘッダーを構成することで、部品数を減らして構造を簡略化することができる。
本発明のタンデム型ドライコンタクト軸封装置は、第2メカニカルシールの静止密封環の環状凹溝の外周壁の切欠又は孔からパージガスを放射状に外周外方領域に噴射することができ、プロセス液が気化した気体が前記環状凹溝内に、すなわち第2メカニカルシールのシール面に浸入して大気側へ漏れるのを抑制することができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明のタンデム型ドライコンタクト軸封装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るタンデム型ドライコンタクト軸封装置T(以下、単に軸封装置ともいう)の断面説明図である。この軸封装置Tは、ポンプやミキサー等の回転機器の機内領域と機外領域とを区画する軸封部ケーシング1と、この軸封部ケーシング1を洞貫する回転軸2との間に、当該回転軸2の軸線方向に並列する、機内側の第1メカニカルシール3及び機外側の第2メカニカルシール4が配置されているタンデム型ドライコンタクト軸封装置である。なお、図1において、左が機外側、右が機内側である。
機内側の第1メカニカルシール3は、回転軸2のスリーブ2aにOリング5でシールした状態でホロセットボルト8により固定されたリテーナ35に、Oリング6でシールし
た状態で軸線方向摺動可能に且つ相対回転不能に保持された回転密封環7と、前記軸封部ケーシング1にOリング9でシールした状態でピン10により固定された静止密封環11と、前記回転密封環7を静止密封環11へと押圧付勢するスプリング12とを備えている。この第1メカニカルシール3では、両密封環7、11の対向端面である密封端面7a、11aの相対回転摺接作用により、被密封流体領域Aと、後述するパージガスの排出領域Bとをシール(一次シール)している。なお、静止密封環11はセラミックスや超硬合金等の硬質材で作製され、一方、回転密封環7は静止密封環11より比較的軟質の材料、例えばカーボン等で作製されている。
二次シールとして機能する機外側の第2メカニカルシール4は、前記第1メカニカルシール3の前方位置(機外側)に配置されており、当該第1メカニカルシール3と同様に、回転軸2のスリーブ2aにOリング13でシールした状態でピン14により固定された回転密封環15と、前記軸封部ケーシング1にOリング16でシールした状態で軸線方向摺動可能に且つ相対回転不能に固定された静止密封環17と、この静止密封環17を前記回転密封環15へと押圧付勢するスプリング18とを備えている。この第2メカニカルシール4では、両密封環15、17の対向端面である密封端面15a、17aの相対回転摺接作用により、パージガスの排出領域Bと、大気領域Cとをシール(二次シール)している。なお、回転密封環15はセラミックスや超硬合金等の硬質材で作製され、一方、静止密封環17は回転密封環15より比較的軟質の材料、例えばカーボン等で作製されている。
前記第2メカニカルシール4の静止密封環17の密封端面17aには環状凹溝30(図3参照)が形成されており、また当該静止密封環17には、この静止密封環17の背部領域Dと前記環状凹溝30とを連通する複数の連通路31が形成されている。この連通路31の数は、本発明において特に限定されるものではないが、通常、3〜16本程度である。前記連通路30は、環状凹溝30の周方向に均一にパージガスを供給するために、静止密封環17の周方向に等ピッチで形成するのが好ましい。
前記軸封部ケーシング1には、第2メカニカルシール4の静止密封環17の背部領域Dにパージガスを供給する供給路19、及びパージガスの排出領域Bからパージガスを排出する排出路20が形成されている。パージガスとしては、被密封流体領域A又は大気領域Cに漏洩しても支障のないガスが使用されるが、通常、被密封流体と不活性であり且つ無害な窒素ガスが使用される。
前記供給路19は、軸封部ケーシング1の内周部に形成された環状のガスヘッダー21に開口しており、このガスヘッダー21によりパージガスを第2メカニカルシール4の静止密封環17の背面全体に均一に行き渡らせることができる。前記ガスヘッダー21は、パージガスの供給路19が連通して開口する広路21aと、この広路21aよりも半径方向(回転軸2を基準として半径方向のことであり、図1〜2においては上下方向である)の寸法が小さい狭路21bとで構成されており、前記広路21aと狭路21bは互いに連通するように回転軸2の軸方向に沿って並設されている。本実施の形態では、前記広路21a及び狭路21bは、軸封部ケーシング1の内周面1aに形成された環状の深溝と、この深溝と並設された環状の浅溝と、両溝を覆うように前記軸封部ケーシング1の内周面1aに当接して固定された短円筒体24とで形成されている。前記狭路21bは広路21aよりも半径方向の寸法が小さいので、パージガスが通過する際の抵抗、すなわち圧力損失は広路21aを通過する際のものよりも大きくなる。したがって、供給路19から広路21aに供給されたパージガスは、その多くが圧力損失の小さい広路21aを周方向に流れようとし、その結果、環状のガスヘッダー21の全周において均等にパージガスを供給することができる。
パージガスは、前記短円筒体24において、前記浅溝を覆う部分に形成された複数の供給ポート22から静止密封環17の背部の領域Dに供給される。この供給ポート22は、短円筒体24の周方向に沿って所定間隔で配列されており、その形状は、本発明において特に限定されるものではなく、丸孔、長孔、矩形の孔等適宜の形状を採用することができる。また、図1〜3に示される実施の形態のように、短円筒体24の縁部に半円形や矩形の切欠を形成し、この切欠を供給ポート22とすることもできる。図1〜3に示される実施の形態では、短円筒体24の縁部を第2メカニカルシール4の静止密封環17のリテーナ34に当接させて、前記切欠とリテーナ34の表面とで供給ポート22を構成している。
供給ポート22は、短円筒体24の周方向において等ピッチで配置してもよいが、パージガスの供給路19から離れるにしたがい徐々にピッチを小さくすると、さらに均等にパージガスを静止密封環17の背部の領域Dに供給することができる。さらに、等しいピッチで供給ポート22を配置する場合、当該供給ポート22の大きさをすべて同一にしてもよいが、パージガスの供給路19から離れるにしたがい徐々にサイズを大きくすると、より均等にパージガスを静止密封環17の背部の領域Dに供給することができる。なお、供給ポート22のピッチとサイズは、両方とも変化させるようにしてもよい。
前記第2メカニカルシール4の静止密封環17の外周面17bは、Oリング26を介して短円筒体24の内周面24aに当接されているため、当該静止密封環17の背面に供給されたパージガスは、前述した複数の連通路31を経て前記環状凹溝30に至る。この環状凹溝30の外周壁30aには、図3に示されるように、複数の切欠23が周方向に均等に形成されているので、パージガスはこの切欠23から環状凹溝30の外周外方領域Eに放射状に噴射される。このパージガスの噴射によって、プロセス液が気化することにより発生した気体が前記環状凹溝30内に、すなわち第2メカニカルシール4のシール面に浸入して大気領域へ漏れるのを防ぐことができる。また、第2メカニカルシール4のシール面の摺接作用により生じた磨耗粉が前記環状凹溝30内に残っていたとしても、このような磨耗粉は、パージガスの噴射流により環状凹溝30外に排出されるので、当該磨耗粉の噛み込みによるシール面の磨耗を防ぐことができる。さらに、パージガスの流れにより前記シール面を効果的に冷却して当該シール面の発熱を抑えることができ、これによりシールの寿命を延ばすことができる。なお、図1〜3に示される実施の形態では、Oリング26によって静止密封環17の外周面17bと短円筒体24の内周面24aとがシールされており、パージガスは静止密封環17の連通路31にだけ供給されるが、前記切欠23によりパージガスの圧力を逃がすことができるので、静止密封環17が浮き上がる、すなわち密封端面15a、17aが互いに離間するのを防止することができる。
前記切欠23の大きさや数は、当該切欠23から所望の噴射流が得られるように、供給されるパージガスの圧力や当該切欠23に至るまでの圧力損失等を考慮して選定することができる。供給路19におけるパージガスの圧力は、例えば0.3〜0.5kg/cmに設定されるので、直径2mmの連通路31を4本形成する場合、1.5mm×1.5mmの矩形の切欠23を環状凹溝30の外周壁30aに3〜16箇所形成すると、所望の噴射流を得ることができる。なお、切欠に代えて孔を外周壁30aに形成することもできる。孔の形状としては、丸孔、長孔、矩形の孔等適宜の形状を採用することができ、またその大きさは前記切欠と同様にして選定することができる。
本実施の形態では、前記第2メカニカルシール4の静止密封環17の密封端面17aの外周外方領域Eと、当該第2メカニカルシール4の回転密封環17の背部領域であって前記パージガスの排出口20aが開口している領域、すなわちパージガスの排出領域Bとを連通する流路に絞り部25が形成されている。この絞り部25は、回転密封環15が固定されるスリーブ2aの環状鍔部32の外周面32aと、軸封部ケーシング1の内周面に突出形成された環状リブ33の内周面33aとで構成されている。前記絞り部25を通ることでパージガスに圧力損失が発生するため、前記第2メカニカルシール4の静止密封環17の密封端面17aの周辺領域Eにおけるパージガスの圧力Pよりも排出領域Bにおけるパージガスの圧力Pが小さくなる(P<P)。この差圧とパージガスの流れによって、プロセス液が気化することにより発生した気体が、静止密封環17の密封端面17aの外周外方領域Eに漏れるのを抑制することができる。
なお、前述した実施の形態では、溝と短円筒体を用いてパージガスを周方向に供給しているが、これ以外に、例えば前記供給路19に連通して接続された環状のダクト(このダクトの内周面には複数の供給ポートが形成されている)を用いることもできる。
また、第2メカニカルシール4の静止密封環17の外周面17bと、短円筒体24の内周面24aとをOリング26を介して当接させているが、前記切欠23から放射状にパージガスが噴射できるだけの差圧を、環状凹溝30内と当該環状凹溝30の外周外方領域Eとの間に確保できるかぎり、Oリングを省略して外周面17bと内周面24aとの間に若干の隙間を設けることもできる。この隙間を通ることでパージガスに圧力損失が発生するが、この圧力損失よりも、前記供給ポート22から環状凹溝30に至る圧力損失が小さくなるように、前記隙間の大きさや供給ポート22の数等を選定すればよい。
本発明の軸封装置の一実施の形態の断面説明図である。 図1に示される軸封装置の要部断面説明図である。 静止密封環の環状凹溝の外周壁に形成された切欠の例を示す図である。 従来のタンデム型軸封装置の断面説明図である。
符号の説明
1軸封部ケーシング
2回転軸
3第1メカニカルシール
4第2メカニカルシール
7回転密封環(第1メカニカルシール)
11静止密封環(第1メカニカルシール)
12スプリング(第1メカニカルシール)
15回転密封環(第2メカニカルシール)
17静止密封環(第2メカニカルシール)
18スプリング(第2メカニカルシール)
22供給ポート
23切欠
25絞り部
A被密封流体領域
Bパージガスの排出領域
C大気領域

Claims (4)

  1. 回転機器の機内領域と機外領域とを区画する軸封部ケーシングと、この軸封部ケーシングを洞貫する回転軸との間に、当該回転軸の軸線方向に並列する、機内側の第1メカニカルシール及び機外側の第2メカニカルシールが配置されているタンデム型ドライコンタクト軸封装置であって、
    前記第1及び第2メカニカルシールは、それぞれ、前記回転軸に設けられた回転密封環と、前記軸封部ケーシングに設けられた静止密封環と、一方の密封環を他方の密封環へと押圧付勢するスプリングとを備えており、
    前記第2メカニカルシールの静止密封環の背部には、当該静止密封環の背面にパージガスを供給する複数の供給ポートが周方向に所定間隔で配設されており、
    前記第2メカニカルシールの静止密封環は、この静止密封環の背部領域と、当該静止密封環の密封端面に形成された環状凹溝とを連通する複数の連通路を有しており、且つ
    前記環状凹溝の外周壁に複数の切欠又は孔が形成されていることを特徴とするタンデム型ドライコンタクト軸封装置。
  2. 前記第2メカニカルシールの静止密封環の密封端面の外周外方領域と、当該第2メカニカルシールの回転密封環の背部領域であって前記パージガスの排出口が開口している領域とを連通する流路に絞り部が形成されている請求項1に記載のタンデム型ドライコンタクト軸封装置。
  3. 前記パージガスの供給路が前記軸封部ケーシングに形成されており、この供給路に連通するように環状のガスヘッダーが当該軸封部ケーシングの内周部に設けられており、且つ、前記ガスヘッダーが、前記供給路に連通して接続される広路と、この広路と連通しており、当該広路よりも前記回転軸を基準とした半径方向の寸法が小さい狭路とで構成されている請求項1〜2のいずれかに記載のタンデム型ドライコンタクト軸封装置。
  4. 前記環状のガスヘッダーが、前記軸封部ケーシングの内周面に形成された環状の深溝と、この深溝と並設された環状の浅溝と、両溝を覆うように前記軸封部ケーシングの内周面に当接して固定された短円筒体とで形成されており、且つ、前記短円筒体における、前記浅溝を覆う部分にパージガスを供給する複数の供給ポートが形成されている請求項3に記載のタンデム型ドライコンタクト軸封装置。
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