JPWO2008149543A1 - せき板取付枠及び型枠工法 - Google Patents
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Abstract
せき板パネルを固定する枠にセパレーターを固定する場合において、セパレーター端部の切断を不要とする。コンクリート型枠工法に用いる、せき板の側縁を固定する枠Xとして、上下に延びる長尺の本体と、前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部10aと、本体表面から背面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部30と、本体背面から前記空洞部30に至る貫通孔からなる、一以上のセパレーター孔21とを設ける。
Description
本発明は建築工事におけるコンクリート型枠工法に用いられるせき板を固定するせき板取付枠及びこれを用いた型枠工法に関し、特に、せき板をコンクリート硬化後に建築物の一部として用いるせき板取付枠及び型枠工法に関する。
従来のコンクリート型枠を用いた工法において、型枠パネルと断熱材パネルを兼用して用いることが行われている。具体的には、下記特許文献1に示されるような型枠パネル兼用の内外装下地部材が製造段階で組み込まれている合成樹脂発泡体の型枠断熱パネルを、組み立てて型枠としてコンクリートを打設する。そして、コンクリート硬化後に、パネルを撤去することなく、予め組み込まれている内外装下地部材に内外装材類を取り付ける。この方法によれば、型枠パネルの撤去作業および断熱材の新たな取り付け作業が不要になり、作業性が高い。
このような内外装下地兼用の型枠パネルを建て込む際には、各パネル間にH型鋼を立て、H型鋼の溝にパネルの側縁部を係合させることで、各パネルを固定している。
また、型枠パネルの建て込みに際しては、対向する型枠パネル同士の幅を一定にするためにセパレーターを固定する必要がある。この場合、型枠パネルに予め孔を開けておき、セパレーターをこの孔に通してボルトで固定するが、コンクリート硬化後は、型枠パネルを取り外すことができないので、セパレーターの型枠パネルから突出する端部は、切断するか、内外装部材の固定に用いられることとなる。
特開平5−171723号
このような内外装下地兼用の型枠パネルを建て込む際には、各パネル間にH型鋼を立て、H型鋼の溝にパネルの側縁部を係合させることで、各パネルを固定している。
また、型枠パネルの建て込みに際しては、対向する型枠パネル同士の幅を一定にするためにセパレーターを固定する必要がある。この場合、型枠パネルに予め孔を開けておき、セパレーターをこの孔に通してボルトで固定するが、コンクリート硬化後は、型枠パネルを取り外すことができないので、セパレーターの型枠パネルから突出する端部は、切断するか、内外装部材の固定に用いられることとなる。
しかし、セパレーター端部の切断作業は手間が掛かり、また、内外装の固定位置とセパレーターの位置が常に一致するわけではないので、セパレーターの端部を内外装の固定に用いることができる場合は多くなく、内外装の固定に用いない場合はやはりセパレーター端部を切断しなければならない。
また、せき板パネルを固定する枠に、セパレーターを固定できればせき板にセパレーターを固定する場合に比較して作業性がよい。即ち、枠を先に立設してから、せき板パネルを固定する場合は、枠を立設した状態でセパレーターを固定することで、作業空間に余裕ができるので、作業が容易になり、また、枠とせき板パネルを順々に固定する場合でも、対向する枠が固定された段階でセパレーターを固定することで、端部での作業となり、やはり、作業が容易となる。
以上のことを鑑みて、本発明は、せき板パネルを固定する枠にセパレーターを固定する場合において、セパレーター端部の切断を不要とすることを課題とする。
また、せき板パネルを固定する枠に、セパレーターを固定できればせき板にセパレーターを固定する場合に比較して作業性がよい。即ち、枠を先に立設してから、せき板パネルを固定する場合は、枠を立設した状態でセパレーターを固定することで、作業空間に余裕ができるので、作業が容易になり、また、枠とせき板パネルを順々に固定する場合でも、対向する枠が固定された段階でセパレーターを固定することで、端部での作業となり、やはり、作業が容易となる。
以上のことを鑑みて、本発明は、せき板パネルを固定する枠にセパレーターを固定する場合において、セパレーター端部の切断を不要とすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、コンクリート型枠工法に用いる、せき板の側縁を固定する枠であって、上下に延びる長尺の本体と、前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部と、本体表面から背面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部と、本体背面から前記空洞部に至る貫通孔からなる、一以上のセパレーター孔とを有するせき板取付枠である。なお、縦溝は側面に穴や切り欠きが形成されていてもよい。
請求項2に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記セパレーター穴は二以上形成されるものであって、前記空洞部は複数のセパレーター穴を包含するように前記本体内部で前記本体の長手方向に延びるように形成されるものである。
請求項3に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記せき板保持部は、前記本体の側面の幅よりも狭い幅に形成され、裏面側に偏った位置に形成されるものである。
請求項4に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記せき板保持部は、第一の縦溝からなる第一保持部と、第一保持部の底面に形成される第一保持部の溝幅よりも狭い溝幅を有する第二の縦溝からなる第二保持部とを有するものである。
請求項1に記載の発明は、コンクリート型枠工法に用いる、せき板の側縁を固定する枠であって、上下に延びる長尺の本体と、前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部と、本体表面から背面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部と、本体背面から前記空洞部に至る貫通孔からなる、一以上のセパレーター孔とを有するせき板取付枠である。なお、縦溝は側面に穴や切り欠きが形成されていてもよい。
請求項2に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記セパレーター穴は二以上形成されるものであって、前記空洞部は複数のセパレーター穴を包含するように前記本体内部で前記本体の長手方向に延びるように形成されるものである。
請求項3に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記せき板保持部は、前記本体の側面の幅よりも狭い幅に形成され、裏面側に偏った位置に形成されるものである。
請求項4に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記せき板保持部は、第一の縦溝からなる第一保持部と、第一保持部の底面に形成される第一保持部の溝幅よりも狭い溝幅を有する第二の縦溝からなる第二保持部とを有するものである。
請求項5に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記セパレーター孔にはセパレーター先端の雄ねじに係合する雌ねじが形成されているものである。
請求項6に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記本体の裏面には、裏面にほぼ垂直に立設される一以上の板状部材を有するものである。
請求項7に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記本体の裏面には、長手方向に延びる蟻溝が形成されるものである。
請求項8に記載の発明は、前記セパレーター孔に替えて、前記空洞部内に立設された雄ねじを有する2の請求項1から4に記載のせき板取り付け枠を一定間隔を空けて裏面同士が向かい合うように対向させ、各裏面同士を板材もしくは棒材により連結固定した、せき板取り付け枠ユニットである。
請求項6に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記本体の裏面には、裏面にほぼ垂直に立設される一以上の板状部材を有するものである。
請求項7に記載の発明は、前記せき板取付枠において、前記本体の裏面には、長手方向に延びる蟻溝が形成されるものである。
請求項8に記載の発明は、前記セパレーター孔に替えて、前記空洞部内に立設された雄ねじを有する2の請求項1から4に記載のせき板取り付け枠を一定間隔を空けて裏面同士が向かい合うように対向させ、各裏面同士を板材もしくは棒材により連結固定した、せき板取り付け枠ユニットである。
請求項9に記載の発明は、前記せき板取付枠とせき板とを係合させて立設するせき板設置工程と、前記せき板取付枠ユニットの前記セパレーター孔に先端が前記空洞部内に収まるようセパレーターを通すセパレーター貫通工程と、空洞部内に突出するセパレータの先端に対し、前記空洞部表面側からフォーム固定具基端部を通し、フォーム固定具により支保工を固定する支保工固定工程と、コンクリートを打設してコンクリート躯体を形成するコンクリート打設工程と、支保工及びフォーム固定具を取り外す除去工程とを有するコンクリート構造物の型枠工法である。
請求項10に記載の発明は、請求項8項に記載のせき板取付枠ユニットとせき板とを係合させて立設するせき板設置工程と、前記空洞部内に突出する雄ねじに対し、前記空洞部表面側からフォーム固定具基端部を通し、フォーム固定具により支保工を固定する支保工固定工程と、コンクリートを打設してコンクリート躯体を形成するコンクリート打設工程と、支保工及びフォーム固定具を取り外す除去工程とを有するコンクリート構造物の型枠工法である。
請求項10に記載の発明は、請求項8項に記載のせき板取付枠ユニットとせき板とを係合させて立設するせき板設置工程と、前記空洞部内に突出する雄ねじに対し、前記空洞部表面側からフォーム固定具基端部を通し、フォーム固定具により支保工を固定する支保工固定工程と、コンクリートを打設してコンクリート躯体を形成するコンクリート打設工程と、支保工及びフォーム固定具を取り外す除去工程とを有するコンクリート構造物の型枠工法である。
請求項1に記載の発明は、せき板を解体せずにコンクリート躯体の一部として残すコンクリート型枠工法において、せき板保持部によりせき板を保持した状態において、セパレーターの端部が空洞部に収まり、この空洞部にフォーム固定具端部を固定して支保工を組むことができ、コンクリート硬化後支保工を解体するとセパレーターの端部が表面側に突出しないので、セパレーターの端部を切断することなく、枠体表面側に内外装材を設けることができる。
請求項2に記載の発明は、空洞部が長手方向に延びるように形成されることで、コンクリート硬化後に内外装仕上げを行う際、この縦方向に延びる空洞部に配線や配管を通すことができる。
請求項3に記載の発明は、前記せき板保持部を前記本体の側面の幅よりも狭い幅に形成され、裏面側に偏っているので、表面側に内外装部材を固定すると、せき板を構成するパネルの表面側と内外装部材の裏面側とに隙間ができ、ここに、内外装仕上げ時に配線や配管を通すことができる。
請求項4に記載の発明は、第一保持部と第二保持部の2つの幅の異なる保持部を有するので、異なる2種類の厚さを有するせき板に用いることができる。
請求項2に記載の発明は、空洞部が長手方向に延びるように形成されることで、コンクリート硬化後に内外装仕上げを行う際、この縦方向に延びる空洞部に配線や配管を通すことができる。
請求項3に記載の発明は、前記せき板保持部を前記本体の側面の幅よりも狭い幅に形成され、裏面側に偏っているので、表面側に内外装部材を固定すると、せき板を構成するパネルの表面側と内外装部材の裏面側とに隙間ができ、ここに、内外装仕上げ時に配線や配管を通すことができる。
請求項4に記載の発明は、第一保持部と第二保持部の2つの幅の異なる保持部を有するので、異なる2種類の厚さを有するせき板に用いることができる。
請求項5に記載の発明は、前記セパレーター孔に雌ネジが形成されることで、セパレーター先端が固定されるので、型枠組み立て時に、セパレーターをボルト等で固定する必要がなくなる。
請求項6に記載の発明は、板状部材を本体の裏面側に有することで、コンクリート打設時に板状部分がコンクリート内に存した状態となり、コンクリート硬化後本体がしっかりとコンクリート躯体に固定できる。
請求項7に記載の発明は、本体の裏面に蟻溝を設けることで、コンクリート打設時にコンクリートが蟻溝内に充填され、この状態でコンクリートが硬化すると、コンクリート躯体から本体が構造的に抜けなくなるので、コンクリート躯体と本体とがしっかりと固定されることになる。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明と同様、コンクリート硬化後は雄ねじが空洞内部に隠れるので、支保工を解体すると直ぐに内外装部材を固定することができる。そして、セパレーターを固定する必要がないので、型枠組み立てに際して、作業労力を低減することができる。
請求項6に記載の発明は、板状部材を本体の裏面側に有することで、コンクリート打設時に板状部分がコンクリート内に存した状態となり、コンクリート硬化後本体がしっかりとコンクリート躯体に固定できる。
請求項7に記載の発明は、本体の裏面に蟻溝を設けることで、コンクリート打設時にコンクリートが蟻溝内に充填され、この状態でコンクリートが硬化すると、コンクリート躯体から本体が構造的に抜けなくなるので、コンクリート躯体と本体とがしっかりと固定されることになる。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明と同様、コンクリート硬化後は雄ねじが空洞内部に隠れるので、支保工を解体すると直ぐに内外装部材を固定することができる。そして、セパレーターを固定する必要がないので、型枠組み立てに際して、作業労力を低減することができる。
請求項9に記載の発明は、支保工を枠本体に固定するので、縦端太材を固定することが不要となり、また、支保工を解体してフォーム固定具を取り外すと、セパレーターが枠の表面側から突出しないようにできるので、セパレーター先端を切断することなく、内外装部材を枠表面に固定することができる。
請求項10に記載の発明は、やはり、支保工を枠本体に固定するので、縦端太材を固定することが不要となり、フォーム固定具を取り外すと、直ちに内外装部材を枠表面に固定することができる。さらに、型枠組み立て時にセパレーターを固定する作業が不要であるので作業労力を低減することができる。
請求項10に記載の発明は、やはり、支保工を枠本体に固定するので、縦端太材を固定することが不要となり、フォーム固定具を取り外すと、直ちに内外装部材を枠表面に固定することができる。さらに、型枠組み立て時にセパレーターを固定する作業が不要であるので作業労力を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1(a)(b)に実施形態1に係るせき板取付枠Xを表す斜視図を示し、図2にせき板取付枠Xの横断面図を示す。図1(a)はせき板取付枠Xを表面側から見た図であり、図1(b)はせき板取付枠Xを裏面側から見た図である。せき板取付枠Xは、本体が長尺の柱状体であり、裏面を構成する長尺の板体11に、2本の断面L字状の長尺のアングル12、12を水平部分が両側に張り出すように対向させて溶接固定されている。板体11には、長手方向に一定間隔で並ぶように、セパレーターを貫通させる孔であるセパレーター孔21が形成されている。また、図1(b)に示すように、板体11の裏面側には、短冊状のアンカー部材14が、セパレーター孔21部分が表出するように間隔を空けて、複数溶接固定されている。なお、アンカー部材14は、セパレーター孔21から側方のずれた位置に設けてもよく、この場合は、セパレーター孔21を避ける必要がないので、上尺の部材としてもよい。また、アングル12、12の前面の間には、複数の長方形状の板体である補強板13が、表面の位置がアングル12の表面の位置と一致するように溶接固定されている。なお、補強板13同士の間に形成される長方形状の開口31は、丁度セパレーター孔21の正面部分に位置するように設定され、また、想定されるフォーム固定具の基端部が入る程度の大きさに設定される。このような構成により、せき板取付枠Xの真ん中には、四角柱状の長手方向に連なる空洞部30が形成され、前面の長方形状の開口から挿入されるフォーム固定具の基端部を内部に収容できるようになっている。また、板体11の両端表側部分と、L字アングル12の裏面と外側面により縦溝部分が形成されるが、この部分がせき板側縁に係合するせき板保持部10aを構成する。
(実施形態1)
図1(a)(b)に実施形態1に係るせき板取付枠Xを表す斜視図を示し、図2にせき板取付枠Xの横断面図を示す。図1(a)はせき板取付枠Xを表面側から見た図であり、図1(b)はせき板取付枠Xを裏面側から見た図である。せき板取付枠Xは、本体が長尺の柱状体であり、裏面を構成する長尺の板体11に、2本の断面L字状の長尺のアングル12、12を水平部分が両側に張り出すように対向させて溶接固定されている。板体11には、長手方向に一定間隔で並ぶように、セパレーターを貫通させる孔であるセパレーター孔21が形成されている。また、図1(b)に示すように、板体11の裏面側には、短冊状のアンカー部材14が、セパレーター孔21部分が表出するように間隔を空けて、複数溶接固定されている。なお、アンカー部材14は、セパレーター孔21から側方のずれた位置に設けてもよく、この場合は、セパレーター孔21を避ける必要がないので、上尺の部材としてもよい。また、アングル12、12の前面の間には、複数の長方形状の板体である補強板13が、表面の位置がアングル12の表面の位置と一致するように溶接固定されている。なお、補強板13同士の間に形成される長方形状の開口31は、丁度セパレーター孔21の正面部分に位置するように設定され、また、想定されるフォーム固定具の基端部が入る程度の大きさに設定される。このような構成により、せき板取付枠Xの真ん中には、四角柱状の長手方向に連なる空洞部30が形成され、前面の長方形状の開口から挿入されるフォーム固定具の基端部を内部に収容できるようになっている。また、板体11の両端表側部分と、L字アングル12の裏面と外側面により縦溝部分が形成されるが、この部分がせき板側縁に係合するせき板保持部10aを構成する。
次に、このせき板取付枠Xを用いたコンクリート構造物の型枠工法について説明する。まず、せき板固定枠Xを裏面を対向させて、型枠を形成する所定位置に設置し、互いのセパレーター孔12に図3に示すように、セパレーターSを通し、セパレーターSの空洞部30内部に突出するセパレーターSの端部に、せき板取付枠Xの表面側の開口31から挿入したフォーム固定具Fの基端部を螺合し固定する。その後、せき板取付枠Xのせき板保持部10aに、せき板Bの端部を係合させる。なお、ここで用いるせき板Bは、断熱材を兼用している。その後、せき板Bの開放されている端部にせき板取付枠Xを固定し、順次、セパレーターS、フォーム固定具Fを固定し、せき板保持部10aに、せき板Bの端部を係合させるという作業を順次繰り返すことで、型枠を形成していく。さらに、フォーム固定具Fを用いて横端太材を一定間隔固定し、その他必要な支保工により型枠を補強する。なお、せき板取付枠Xが縦端太材の役割を果たすので、縦端太材を固定する必要はない。その後、コンクリートを打設し、養生・硬化させる。この状態で、せき板取付枠Xのアンカー部材14はコンクリート内部に埋設された状態となり、せき板取付枠Xはしっかりとコンクリートに固定される。その後、横端太材他の支保工を取り外し、せき板取付枠Xの表面や、せき板Sの表面に内外装部材Nを釘、ビスで固定し仕上げを行う。なお、せき板取付枠Xの空洞部30は、配線や配管を通す空間として利用することも可能である。また、アンカー部材14は、コンクリート面からの分離防止の他に、縦目地を確実に形成できることから誘発目地の役割が期待できる。
(実施の形態1の変形例)
図4(a)に実施形態1に係るせき板取付枠Xの変形例であるせき板取付枠X2の斜視図を示し、図4(b)にせき板取り付け枠X2の横断面図を示す。せき板取付枠X2は、せき板取付枠Xのせき板保持部10aを形成する縦溝の底面に、長尺の板状部材15を立設固定することで、せき板取付枠の幅よりも狭い幅を有する縦溝からなるせき板保持部10bを形成したものである。
このような構成により、図4(c)に示すように、幅の狭いせき板Bを固定できるとともの、内外装部材Nをせき板取付枠X2に固定した際に、せき板と内外装部材Nとの間に空間SPが形成されるので、せき板取付枠X2の空洞部30に加えて、この空間SPを配線等に利用することができる。
図4(a)に実施形態1に係るせき板取付枠Xの変形例であるせき板取付枠X2の斜視図を示し、図4(b)にせき板取り付け枠X2の横断面図を示す。せき板取付枠X2は、せき板取付枠Xのせき板保持部10aを形成する縦溝の底面に、長尺の板状部材15を立設固定することで、せき板取付枠の幅よりも狭い幅を有する縦溝からなるせき板保持部10bを形成したものである。
このような構成により、図4(c)に示すように、幅の狭いせき板Bを固定できるとともの、内外装部材Nをせき板取付枠X2に固定した際に、せき板と内外装部材Nとの間に空間SPが形成されるので、せき板取付枠X2の空洞部30に加えて、この空間SPを配線等に利用することができる。
(実施形態2)
図5(a)(b)に実施形態2に係るせき板取付枠Yの斜視図を示す。図5(a)はせき板取付枠Yを表面側から見た図であり、図5(b)はせき板取付枠Yを裏面側から見た図である。せき板取付枠Yは、本体となる断面長方形状の柱体40の両側面に、縦溝40a、40bを形成した形状を有している。縦溝40aは側方の幅の4分の3程度の幅をもつ溝であり、縦溝40bは、縦溝40aより幅が狭く、縦溝40aの底面に形成される、縦溝40bと一方の内側面を共有する溝である。そして、縦溝40a、40bのそれぞれがせき板側縁に係合する第1及び第2の縦溝としてせき板保持部40a、40bを構成する。柱体40の表面から裏面にかけては、長手方向に並ぶように複数の貫通孔からなるセパレーター孔41が形成される。さらに、柱体40の表面には、セパレーター孔41の位置に、想定されるフォーム固定具の基端部が収まる程度の内径を有するザグリ孔が形成される。このザグリ孔により空洞部45が形成される。また、裏面のセパレーター孔41が並ぶ線に沿って、蟻溝43が形成されている。
図5(a)(b)に実施形態2に係るせき板取付枠Yの斜視図を示す。図5(a)はせき板取付枠Yを表面側から見た図であり、図5(b)はせき板取付枠Yを裏面側から見た図である。せき板取付枠Yは、本体となる断面長方形状の柱体40の両側面に、縦溝40a、40bを形成した形状を有している。縦溝40aは側方の幅の4分の3程度の幅をもつ溝であり、縦溝40bは、縦溝40aより幅が狭く、縦溝40aの底面に形成される、縦溝40bと一方の内側面を共有する溝である。そして、縦溝40a、40bのそれぞれがせき板側縁に係合する第1及び第2の縦溝としてせき板保持部40a、40bを構成する。柱体40の表面から裏面にかけては、長手方向に並ぶように複数の貫通孔からなるセパレーター孔41が形成される。さらに、柱体40の表面には、セパレーター孔41の位置に、想定されるフォーム固定具の基端部が収まる程度の内径を有するザグリ孔が形成される。このザグリ孔により空洞部45が形成される。また、裏面のセパレーター孔41が並ぶ線に沿って、蟻溝43が形成されている。
このせき板取付枠Yを用いたコンクリート構造物の型枠工法は、実施形態1に係るコンクリート構造物の型枠工法とほぼ同様の手順で行われる。即ち、せき板固定枠Yを裏面を対向させて、型枠を形成する所定位置に設置し、互いのセパレーター孔41に図6に示すように、セパレーターSを通し、セパレーターSの空洞部45内部に突出するセパレーターSの端部にフォーム固定具Fの基端部を螺合し固定する。その後、せき板取付枠Yのせき板保持部40a又は40bに、せき板B1又はB2の端部を係合させる。いずれのせき板保持部を用いるかは、固定するせき板の厚さにより適宜選択される。その後、せき板の開放されている端部にせき板取付枠Yを固定し、順次、セパレーターS、フォーム固定具Fを固定し、せき板保持部40a又は40bに、せき板B1又はB2の端部を係合させるという作業を順次繰り返すことで、型枠を形成していく。さらに、フォーム固定具Fを用いて横端太材を一定間隔固定し、その他必要な支保工により型枠を補強する。なお、やはりせき板取付枠Yが縦端太材の役割を果たすので、縦端太材を固定する必要はない。その後、コンクリートを打設し、養生・硬化させる。この状態で、せき板取付枠Yの蟻溝43内にコンクリートが充填された状態となり、せき板取付枠Yはしっかりとコンクリートに固定される。その後、横端太材他の支保工を取り外し、せき板取付枠Yの表面や、せき板Sの表面に内外装部材Nを釘、ビスで固定し仕上げを行う。
せき板取付枠Yは、2つの異なる厚さのせき板に対応できるせき板保持部40a、40bを有するので、状況に応じて、2種類のせき板を選択することができる。なお、せき板保持部の数は、2つに限らず3以上設けてもよい。
せき板取付枠Yは、2つの異なる厚さのせき板に対応できるせき板保持部40a、40bを有するので、状況に応じて、2種類のせき板を選択することができる。なお、せき板保持部の数は、2つに限らず3以上設けてもよい。
(実施形態3)
図7(a)(b)に実施形態3に係るせき板取付枠Zの斜視図を示す。図7(a)はせき板取付枠Zを表面側から見た図であり、図7(b)はせき板取付枠Zを裏面側から見た図である。せき板取付枠Zは、扁平な角パイプ状の柱体51を有する。柱体51の裏面側にセパレーターの端部が係合できるネジ孔からなるセパレーター孔61が、長手方向に複数配列され、表面側には、セパレーター孔61に対向する位置に、想定されるフォーム固定具の基端部が挿入できる開口71が形成されている。このような構成により、柱体51の真ん中には、四角柱状の長手方向に延びる空洞部70が形成され、前面の円形の開口71から挿入されるフォーム固定具の基端部を内部に収容できるようになっている。
柱体51の裏面側には、複数の短冊状の板体である脚板53が、セパレーター孔61部分が表出するように間隔を空けて、複数溶接固定されている。そして、脚板53の柱体51と反対の縁部には長尺の板体である背面板52が溶接固定されている。なお背面板52のセパレーター孔71に対向する位置には、セパレーターを通すための貫通孔62が形成されている。このような構成により、背面板52の表面側と、柱体51の裏面側と、脚板53の側面とで縦溝が形成され、この部分がせき板側縁に係合するせき板保持部50aを構成する。
図7(a)(b)に実施形態3に係るせき板取付枠Zの斜視図を示す。図7(a)はせき板取付枠Zを表面側から見た図であり、図7(b)はせき板取付枠Zを裏面側から見た図である。せき板取付枠Zは、扁平な角パイプ状の柱体51を有する。柱体51の裏面側にセパレーターの端部が係合できるネジ孔からなるセパレーター孔61が、長手方向に複数配列され、表面側には、セパレーター孔61に対向する位置に、想定されるフォーム固定具の基端部が挿入できる開口71が形成されている。このような構成により、柱体51の真ん中には、四角柱状の長手方向に延びる空洞部70が形成され、前面の円形の開口71から挿入されるフォーム固定具の基端部を内部に収容できるようになっている。
柱体51の裏面側には、複数の短冊状の板体である脚板53が、セパレーター孔61部分が表出するように間隔を空けて、複数溶接固定されている。そして、脚板53の柱体51と反対の縁部には長尺の板体である背面板52が溶接固定されている。なお背面板52のセパレーター孔71に対向する位置には、セパレーターを通すための貫通孔62が形成されている。このような構成により、背面板52の表面側と、柱体51の裏面側と、脚板53の側面とで縦溝が形成され、この部分がせき板側縁に係合するせき板保持部50aを構成する。
このせき板取付枠Zを用いたコンクリート構造物の型枠工法も、実施形態1に係るコンクリート構造物の型枠工法とほぼ同様の手順で行われる。即ち、せき板固定枠Zを裏面を対向させて、型枠を形成する所定位置に設置する。なお、この際、図8(a)に示すような断面コの字状の長尺のアングルからなる連結レール200を用いてもよい。連結レール200の底面には、一定間隔で貫通孔204が設けられているので、連結レール200をせき板の設置位置に敷き、この貫通孔204から適当なアンカー部材により連結レール200を地面に固定し、連結レール200の垂直に立った板面に設けられた切り欠き202、203に図の想像線で示すように、せき板取付枠Zの下端を挿入して固定する。
その後、対向して設置されたせき板取付枠Zの互いのセパレーター孔71に図9に示すように、セパレーターSを通し、柱体51の開口71からフォーム固定具Fの基端部を通し、セパレーターSの空洞部70内部に突出するセパレーターSの端部にフォーム固定具Fの基端部を螺合し固定する。その後、せき板取付枠Zのせき板保持部50aに、せき板Bの端部を係合させる。その後、せき板Bの開放されている端部および連結レール200の切り欠き202、203にせき板取付枠Zを固定し、順次、セパレーターS、フォーム固定具Fを固定し、せき板保持部50aに、せき板Bの端部を係合させるという作業を順次繰り返すことで、型枠を形成していく。
その後、対向して設置されたせき板取付枠Zの互いのセパレーター孔71に図9に示すように、セパレーターSを通し、柱体51の開口71からフォーム固定具Fの基端部を通し、セパレーターSの空洞部70内部に突出するセパレーターSの端部にフォーム固定具Fの基端部を螺合し固定する。その後、せき板取付枠Zのせき板保持部50aに、せき板Bの端部を係合させる。その後、せき板Bの開放されている端部および連結レール200の切り欠き202、203にせき板取付枠Zを固定し、順次、セパレーターS、フォーム固定具Fを固定し、せき板保持部50aに、せき板Bの端部を係合させるという作業を順次繰り返すことで、型枠を形成していく。
なお、せき板Bをさらに上方に設置する必要がある場合には、図8(b)に示すような、断面H状の長尺のアングルから構成される中間連結レール300を用いる。即ち、中間連結レール300の垂直に下垂して形成される板面に設けられた切り欠き303、304に既に設置されているせき板取付枠Zの上端を挿入して連結レール300を固定する。そして、この連結レール300の垂直に立って形成される板面に設けられた切り欠き303、304に、新たに上部に設置するせき板取付枠Zの下端を挿入して固定する。以下、上記と同様の手順で、連結レール300の上方にもせき板取付枠Z、せき板Bを固定していくことができる。
せき板Bの設置が完了したら、フォーム固定具Fを用いて横端太材を一定間隔固定し、その他必要な支保工により型枠を補強する。なお、やはりせき板取付枠Zが縦端太材の役割を果たすので、縦端太材を固定する必要はない。その後、コンクリートを打設し、養生・硬化させる。そして、横端太材他の支保工を取り外し、せき板取付枠Zの表面や、せき板Sの表面に内外装部材Nを釘、ビスで固定し仕上げを行う。
せき板Bの設置が完了したら、フォーム固定具Fを用いて横端太材を一定間隔固定し、その他必要な支保工により型枠を補強する。なお、やはりせき板取付枠Zが縦端太材の役割を果たすので、縦端太材を固定する必要はない。その後、コンクリートを打設し、養生・硬化させる。そして、横端太材他の支保工を取り外し、せき板取付枠Zの表面や、せき板Sの表面に内外装部材Nを釘、ビスで固定し仕上げを行う。
また、コーナー部分に関しては、図10に示すような、外隅部せき板取付枠Pを用いる。外隅部せき板取付枠Pは、断面がくの字型のパイプ状の柱体P1を有し、当該柱体の裏面をなす内角側に長尺の板体P2を、当該内角を2分するように設け、板体の縁部に、断面がくの字型のアングルP3を、外角を構成する縁部を板体の縁部とが一致するように固定した構造を有する。
図11に、せき板取付枠Z、外隅部せき板取付枠Pを用いて、構造物をコンクリートにより打設し、内外装仕上げをしたコンクリート構造物のコーナー部分の横断面図を示す。図に示すように、外隅部せき板取付枠Pは、せき板取付枠Zと併せてコーナー部のせき板を保持する役割を有するが、セパレーターは固定されない。また、内側のコーナー部には、せき板面が直角に交わるように形成された、コーナー用せき板CSが用いられる。
図11に、せき板取付枠Z、外隅部せき板取付枠Pを用いて、構造物をコンクリートにより打設し、内外装仕上げをしたコンクリート構造物のコーナー部分の横断面図を示す。図に示すように、外隅部せき板取付枠Pは、せき板取付枠Zと併せてコーナー部のせき板を保持する役割を有するが、セパレーターは固定されない。また、内側のコーナー部には、せき板面が直角に交わるように形成された、コーナー用せき板CSが用いられる。
(実施形態4)
図12に実施形態4に係るせき板取付枠ユニットVの斜視図を示す。せき板取付枠ユニットVは、実施形態3に係るせき板取付定枠ユニットZを裏面同士を対向させて、裏面同士を複数の長尺の板体からなるセパレーター板120により溶接して連結した形状に近似する。相違点は、フォーム固定枠ユニットVには、セパレーターを通すセパレーター孔が設けられておらず、フォーム固定枠Zにおける空洞部のセパレーター貫通孔が設けられていた位置に雄ねじ91が立設して固定されている点である。また、脚板53はセパレーター穴61部分を避ける必要がないので、一枚の長尺な板体により形成される。
図12に実施形態4に係るせき板取付枠ユニットVの斜視図を示す。せき板取付枠ユニットVは、実施形態3に係るせき板取付定枠ユニットZを裏面同士を対向させて、裏面同士を複数の長尺の板体からなるセパレーター板120により溶接して連結した形状に近似する。相違点は、フォーム固定枠ユニットVには、セパレーターを通すセパレーター孔が設けられておらず、フォーム固定枠Zにおける空洞部のセパレーター貫通孔が設けられていた位置に雄ねじ91が立設して固定されている点である。また、脚板53はセパレーター穴61部分を避ける必要がないので、一枚の長尺な板体により形成される。
このせき板取付枠ユニットVを用いたコンクリート構造物の型枠工法について説明する。まず、せき板取付枠ユニットVはセパレーターの代わりをセパレーター板120が担うので、セパレーターの固定作業を要しない。まず、せき板固定枠ユニットVを、型枠を形成する所定位置に設置する。この際、やはり、図8(a)に示す連結レール200を用いるのが望ましい。次に、開口71から図11に示すように、フォーム固定具Fの基端部を通し、空洞部70内部に突出する雄ねじ91にフォーム固定具Fの基端部を螺合し固定する。その後、せき板取付枠ユニットVのせき板保持部50aに、せき板Bの端部を係合させる。その後、せき板Bの開放されている端部および連結レール200の切り欠き202、203にせき板取付枠Vを固定し、順次、フォーム固定具Fを固定し、せき板保持部50aに、せき板Bの端部を係合させるという作業を順次繰り返すことで、型枠を形成していく。なお、せき板Bをさらに上方に設置する必要がある場合には、実施形態3と同様に、図8(b)に示すような、断面H状の長尺のアングルから構成される中間連結レール300を用いればよい。また、コーナー部分に関しては、図10に示すような外隅部せき板取付枠Pを用いて、図11に示すように固定することができる。
せき板Bの設置が完了したら、フォーム固定具Fを用いて横端太材を一定間隔固定し、その他必要な支保工により型枠を補強する。なお、やはりせき板取付枠ユニットVが縦端太材の役割を果たすので、縦端太材を固定する必要はない。その後、コンクリートを打設し、養生・硬化させる。そして、横端太材他の支保工を取り外し、せき板取付枠ユニットVの表面や、せき板Sの表面に内外装部材Nを釘、ビスで固定し仕上げを行う。
せき板取付枠ユニットVは、セパレーターを取り付ける必要がないので、作業効率を高めることができる。
せき板Bの設置が完了したら、フォーム固定具Fを用いて横端太材を一定間隔固定し、その他必要な支保工により型枠を補強する。なお、やはりせき板取付枠ユニットVが縦端太材の役割を果たすので、縦端太材を固定する必要はない。その後、コンクリートを打設し、養生・硬化させる。そして、横端太材他の支保工を取り外し、せき板取付枠ユニットVの表面や、せき板Sの表面に内外装部材Nを釘、ビスで固定し仕上げを行う。
せき板取付枠ユニットVは、セパレーターを取り付ける必要がないので、作業効率を高めることができる。
(実施形態3、4の変形例)
上記実施形態3に係るせき板取付枠Zでは、角パイプ状の柱体51を用いているが、柱体51を図14(a)に示すせき板取付枠Z2のように細長い板状の柱体101としてもよい。このようにすることで、構造を単純化して、製造コストを低減することができる。この場合、柱体101にネジ孔からなるセパレーター孔を形成することができないので、図14(a)に示すように、せき板取付枠Zにおいて背面板52に形成されていた貫通孔62の部分にネジ孔を形成しセパレーター孔112とする。
また、同様に実施形態4に係るせき板取付枠ユニットVにおいても、角パイプ状の柱体51を図14(b)に示すせき板取付枠ユニットV2のように細長い板状の柱体101とすることで、構造を単純に製造コストを低減することができる。この場合、雄ねじ91は、柱体内に設けることができないので、図14(b)に示すように背面板52に設けることとなる。なお、背面板52に雄ねじ52を立設するために、脚板53は、実施形態3に係るせき板取付枠ユニットZのように雄ねじ91の位置を空けるように複数の短冊状の板体により形成される。
上記実施形態3に係るせき板取付枠Zでは、角パイプ状の柱体51を用いているが、柱体51を図14(a)に示すせき板取付枠Z2のように細長い板状の柱体101としてもよい。このようにすることで、構造を単純化して、製造コストを低減することができる。この場合、柱体101にネジ孔からなるセパレーター孔を形成することができないので、図14(a)に示すように、せき板取付枠Zにおいて背面板52に形成されていた貫通孔62の部分にネジ孔を形成しセパレーター孔112とする。
また、同様に実施形態4に係るせき板取付枠ユニットVにおいても、角パイプ状の柱体51を図14(b)に示すせき板取付枠ユニットV2のように細長い板状の柱体101とすることで、構造を単純に製造コストを低減することができる。この場合、雄ねじ91は、柱体内に設けることができないので、図14(b)に示すように背面板52に設けることとなる。なお、背面板52に雄ねじ52を立設するために、脚板53は、実施形態3に係るせき板取付枠ユニットZのように雄ねじ91の位置を空けるように複数の短冊状の板体により形成される。
X、X2、Y、Z、Z2 せき板取付枠
V、V2 せき板取付枠ユニット
B、B1、B2 せき板
S セパレーター
F フォーム固定具
N 内外装部材
10a、10b、50a せき板保持部
14 アンカー部材
21、41、61、112 セパレーター孔
30、45、70 空洞部
31、71 開口
40、51、101 柱体
40a、40b 縦溝
43 蟻溝
91 雄ねじ
120 セパレーター板
V、V2 せき板取付枠ユニット
B、B1、B2 せき板
S セパレーター
F フォーム固定具
N 内外装部材
10a、10b、50a せき板保持部
14 アンカー部材
21、41、61、112 セパレーター孔
30、45、70 空洞部
31、71 開口
40、51、101 柱体
40a、40b 縦溝
43 蟻溝
91 雄ねじ
120 セパレーター板
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、コンクリート型枠工法に用いる、せき板の側縁を固定する枠であって、上下に延びる長尺の本体と、前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部と、本体表面から背面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部と、本体背面から前記空洞部に至る貫通孔からなる、一以上のセパレーター孔とを有し、前記せき板保持部は、第一の縦溝からなる第一保持部と、第一保持部の底面に形成される第一保持部の溝幅よりも狭い溝幅を有する第二の縦溝からなる第二保持部とを有するせき板取り付け枠である。なお、縦溝は側面に穴や切り欠きが形成されていてもよい。
請求項1に記載の発明は、コンクリート型枠工法に用いる、せき板の側縁を固定する枠であって、上下に延びる長尺の本体と、前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部と、本体表面から背面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部と、本体背面から前記空洞部に至る貫通孔からなる、一以上のセパレーター孔とを有し、前記せき板保持部は、第一の縦溝からなる第一保持部と、第一保持部の底面に形成される第一保持部の溝幅よりも狭い溝幅を有する第二の縦溝からなる第二保持部とを有するせき板取り付け枠である。なお、縦溝は側面に穴や切り欠きが形成されていてもよい。
請求項2に記載の発明は、コンクリート型枠工法に用いる、せき板の側縁を固定する枠であって、上下に延びる長尺の本体と、前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部と、本体表面から背面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部と、本体背面から前記空洞部に至る貫通孔からなる、一以上のセパレーター孔とを有し、前記本体の裏面には、長手方向に延びる蟻溝が形成されるせき板取付枠である。
請求項3に記載の発明は、上下に延びる長尺の本体と、前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部と、本体表面から背面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部と、前記空洞部内に立設された雄ねじとを有する、2のせき板取り付け枠を、一定間隔を空けて裏面同士が向かい合うように対向させ、各裏面同士を板材もしくは棒材により連結固定した、せき板取り付け枠ユニットである。
請求項3に記載の発明は、上下に延びる長尺の本体と、前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部と、本体表面から背面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部と、前記空洞部内に立設された雄ねじとを有する、2のせき板取り付け枠を、一定間隔を空けて裏面同士が向かい合うように対向させ、各裏面同士を板材もしくは棒材により連結固定した、せき板取り付け枠ユニットである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のせき板取付枠ユニットとせき板とを係合させて立設するせき板設置工程と、前記空洞部内に突出する雄ねじに対し、前記空洞部表面側からフォーム固定具基端部を通し、フォーム固定具により支保工を固定する支保工固定工程と、コンクリートを打設してコンクリート躯体を形成するコンクリート打設工程と、支保工及びフォーム固定具を取り外す除去工程とを有するコンクリート構造物の型枠工法である。
請求項1に記載の発明は、せき板を解体せずにコンクリート躯体の一部として残すコンクリート型枠工法において、せき板保持部によりせき板を保持した状態において、セパレーターの端部が空洞部に収まり、この空洞部にフォーム固定具端部を固定して支保工を組むことができ、コンクリート硬化後支保工を解体するとセパレーターの端部が表面側に突出しないので、セパレーターの端部を切断することなく、枠体表面側に内外装材を設けることができ、さらに、第一保持部と第二保持部の2つの幅の異なる保持部を有するので、異なる2種類の厚さを有するせき板に用いることができる。
請求項2に記載の発明は、本体の裏面に蟻溝を設けることで、コンクリート打設時にコンクリートが蟻溝内に充填され、この状態でコンクリートが硬化すると、コンクリート躯体から本体が構造的に抜けなくなるので、コンクリート躯体と本体とがしっかりと固定されることになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明と同様、コンクリート硬化後は雄ねじが空洞内部に隠れるので、支保工を解体すると直ぐに内外装部材を固定することができる。そして、セパレーターを固定する必要がないので、型枠組み立てに際して、作業労力を低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明と同様、コンクリート硬化後は雄ねじが空洞内部に隠れるので、支保工を解体すると直ぐに内外装部材を固定することができる。そして、セパレーターを固定する必要がないので、型枠組み立てに際して、作業労力を低減することができる。
請求項4に記載の発明は、やはり、支保工を枠本体に固定するので、縦端太材を固定することが不要となり、フォーム固定具を取り外すと、直ちに内外装部材を枠表面に固定することができる。さらに、型枠組み立て時にセパレーターを固定する作業が不要であるので作業労力を低減することができる。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、上下に延びる長尺の本体と、前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部と、本体表面から裏面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部と、前記空洞部内に立設された雄ねじとを有する、2のせき板取り付け枠を、一定間隔を空けて裏面同士が向かい合うように対向させ、各裏面同士を板材もしくは棒材により連結固定した、せき板取り付け枠ユニットである。
請求項1に記載の発明は、上下に延びる長尺の本体と、前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部と、本体表面から裏面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部と、前記空洞部内に立設された雄ねじとを有する、2のせき板取り付け枠を、一定間隔を空けて裏面同士が向かい合うように対向させ、各裏面同士を板材もしくは棒材により連結固定した、せき板取り付け枠ユニットである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のせき板取り付け枠ユニットにおいて、前記せき板保持部は、第一の縦溝からなる第一保持部と、第一保持部の底面に形成される第一保持部の溝幅よりも狭い溝幅を有する第二の縦溝からなる第二保持部とを有するものである。なお、縦溝は側面に穴や切り欠きが形成されていてもよい。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のせき板取り付け枠ユニットにおいて、前記本体の裏面には、長手方向に延びる蟻溝が形成されるものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のせき板取り付け枠ユニットにおいて、前記本体の裏面には、長手方向に延びる蟻溝が形成されるものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のせき板取付枠ユニットとせき板とを係合させて立設するせき板設置工程と、前記空洞部内に突出する雄ねじに対し、前記空洞部表面側からフォーム固定具基端部を通し、フォーム固定具により支保工を固定する支保工固定工程と、コンクリートを打設してコンクリート躯体を形成するコンクリート打設工程と、支保工及びフォーム固定具を取り外す除去工程とを有するコンクリート構造物の型枠工法である。
請求項1に記載の発明は、せき板を解体せずにコンクリート躯体の一部として残すコンクリート型枠工法において、せき板保持部によりせき板を保持した状態において、雄ねじが空洞部に収まり、この空洞部にフォーム固定具端部を固定して支保工を組むことができ、コンクリート硬化後支保工を解体すると雄ねじが空洞内部に隠れるので、支保工を解体すると直ぐに内外装部材を固定することができる。そして、セパレーターを固定する必要がないので、型枠組み立てに際して、作業労力を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、第一保持部と第二保持部の2つの幅の異なる保持部を有するので、異なる2種類の厚さを有するせき板に用いることができる。
請求項3に記載の発明は、本体の裏面に蟻溝を設けることで、コンクリート打設時にコンクリートが蟻溝内に充填され、この状態でコンクリートが硬化すると、コンクリート躯体から本体が構造的に抜けなくなるので、コンクリート躯体と本体とがしっかりと固定されることになる。
請求項3に記載の発明は、本体の裏面に蟻溝を設けることで、コンクリート打設時にコンクリートが蟻溝内に充填され、この状態でコンクリートが硬化すると、コンクリート躯体から本体が構造的に抜けなくなるので、コンクリート躯体と本体とがしっかりと固定されることになる。
Claims (10)
- コンクリート型枠工法に用いる、せき板の側縁を固定する枠であって、
上下に延びる長尺の本体と、
前記本体の少なくとも一方の側面に形成される、せき板側縁に係合する縦溝からなるせき板保持部と、
本体表面から背面側に向って形成される、フォーム固定具基端部が収まる空間からなる空洞部と、
本体背面から前記空洞部に至る貫通孔からなる、一以上のセパレーター孔と
を有するせき板取り付け枠。 - 前記セパレーター穴は二以上形成されるものであって、前記空洞部は複数のセパレーター穴を包含するように前記本体内部で前記本体の長手方向に延びるように形成されるものである請求項1に記載のせき板取り付け枠。
- 前記せき板保持部は、前記本体の側面の幅よりも狭い幅で、裏面側に偏った位置に形成される請求項1又は2に記載のせき板取り付け枠。
- 前記せき板保持部は、第一の縦溝からなる第一保持部と、第一保持部の底面に形成される第一保持部の溝幅よりも狭い溝幅を有する第二の縦溝からなる第二保持部とを有する請求項1から3のいずれか1項に記載のせき板取り付け枠。
- 前記セパレーター孔には前記セパレーター先端の雄ねじが係合する雌ねじが形成されている請求項1から4のいずれか1項に記載のせき板取り付け枠。
- 前記本体の裏面には、裏面にほぼ垂直に立設される一以上の板状部材を有する請求項1から5のいずれか1項に記載のせき板取り付け枠。
- 前記本体の裏面には、長手方向に延びる蟻溝が形成される請求項1から6のいずれか1項に記載のせき板取付枠
- 前記セパレーター孔に替えて、前記空洞部内に立設された雄ねじを有する2の請求項1から4のいずれか1項に記載のせき板取り付け枠を一定間隔を空けて裏面同士が向かい合うように対向させ、各裏面同士を板材もしくは棒材により連結固定した、
せき板取り付け枠ユニット。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載のせき板取付枠とせき板とを係合させて立設するせき板設置工程と、
前記せき板取付枠の前記セパレーター孔に先端が前記空洞部内に収まるようセパレーターを通すセパレーター貫通工程と、
空洞部内に突出するセパレーターの先端に対し、前記空洞部表面側からフォーム固定具基端部を通し、フォーム固定具により支保工を固定する支保工固定工程と、
コンクリートを打設してコンクリート躯体を形成するコンクリート打設工程と、
支保工及びフォーム固定具を取り外す除去工程と
を有するコンクリート構造物の型枠工法。 - 請求項8項に記載のせき板取付枠ユニットとせき板とを係合させて立設するせき板設置工程と、
前記空洞部内に突出する雄ねじに対し、前記空洞部表面側からフォーム固定具基端部を通し、フォーム固定具により支保工を固定する支保工固定工程と、
コンクリートを打設してコンクリート躯体を形成するコンクリート打設工程と、
支保工及びフォーム固定具を取り外す除去工程と
を有するコンクリート構造物の型枠工法。
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