JPWO2008146563A1 - 切削インサートおよび切削工具並びにそれを用いた切削方法 - Google Patents

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Abstract

本発明の切削インサートは、略多角形状の上面と、下面と、逃げ面を有した側面と、上面と側面との交差部に形成された切刃と、を有している。前記切刃は、第1切刃と、第2切刃と、第1切刃と第2切刃との間に位置し前記略多角形の角部に位置する第3切刃と、を有している。前記逃げ面は、前記第1切刃に対応する第1逃げ面と、前記第2切刃に対応する第2逃げ面と、を有している。前記第1逃げ面は、前記第1切刃と接続する上逃げ面と、該上逃げ面の前記下面側に位置する中逃げ面と、該中逃げ面の前記下面側に位置する下逃げ面と、を有している。前記上逃げ面の逃げ角をα、前記中逃げ面の逃げ角をβ、前記下逃げ面の逃げ角をγ、前記第2逃げ面の逃げ角をεとしたとき、前記α,β,γおよびεが、α<β<γ<εの関係を満足する。この切削インサートを装着した切削工具およびそれを用いた切削方法である。

Description

本発明は、切削工具に用いられる切削インサートと、この切削インサートを装着した切削工具およびそれを用いた切削方法に関する。
従来から、正面フライスやエンドミル等の切削工具、特に、ホルダに切削インサートを装着して用いる経済性に優れたスローアウェイ式の切削工具が多用されている。
例えば特許文献1には、角隅部の一方に位置する主切刃(第1切刃)と他方に位置する副切刃(第2切刃)とを備えた切削インサートが開示されている。該切削インサートでは、第1切刃に対応する逃げ面と第2切刃に対応する逃げ面とが異なる。
具体的には、特許文献1に記載の切削インサートは、第1切刃に対応する逃げ面が、複数の区域に分割されてなる。該逃げ面のうち第1切刃に接続する逃げ面区域Aの逃げ角が最小である。前記逃げ面区域Aの下側と接続する移行区域Bの逃げ角が最大である。前記移行区域Bの下側と接続する逃げ面区域Cの逃げ角は、移行区域Bの逃げ角よりも小さい。また、第2切刃に対応する逃げ面が、基本的に1つの面で構成されており、逃げ面区域Cの逃げ角と等しくなるよう構成されている。
第1切刃に接続する逃げ面区域Aは、区分Iと区分IIとを有している。区分Iは、厚み方向における寸法が一定となるとともに逃げ角がほぼ0度で一定となるよう構成されている。区分IIは、第2切刃に対応する逃げ面に接続する部分であり、逃げ角が0度から第2切刃に接続する逃げ面の逃げ角へと漸次増大するよう構成されている。また、第2切刃に接続する逃げ面は、厚み方向における寸法および逃げ角が一定となるよう構成されている。そして、この第1切刃に接続する逃げ面区域Aと、第2切刃に接続する逃げ面とは、接続するよう形成されている。
しかしながら、特許文献1に記載の切削インサートは、第1切刃に接続する逃げ面区域Aの下側と接続する移行区域Bが、第1切刃に対応する逃げ面のうち最大の逃げ角を有するよう形成される。すなわち、第1切刃に接続する逃げ面区域Aが本体部の側方に大きく突出した構成となる。そのため、移行区域Bと該移行区域Bの下側と接続する逃げ面区域Cとの接続点において応力が集中してしまい、当該箇所において亀裂が生じやすい。その結果、該亀裂に起因して切刃が欠損しやすいという問題があった。
特開平7−276130号公報
本発明の課題は、複数の面を有する第1切刃(主切刃)に対応する逃げ面に応力が集中するのを低減できる切削インサートおよび切削工具並びにそれを用いた切削方法を提供することである。
本発明の切削インサートは、略多角形状の上面と、下面と、逃げ面を有した側面と、前記上面と前記側面との交差部に形成された切刃と、を有している。前記切刃は、第1切刃と、第2切刃と、前記第1切刃と前記第2切刃との間に位置し且つ上面視において前記略多角形の角部に位置する第3切刃と、を有している。前記逃げ面は、前記第1切刃に対応する第1逃げ面と、前記第2切刃に対応する第2逃げ面と、前記第3切刃に対応する第3逃げ面と、を有している。前記第1逃げ面は、前記第1切刃と接続する上逃げ面と、該上逃げ面の前記下面側に位置する中逃げ面と、該中逃げ面の前記下面側に位置する下逃げ面と、を有している。前記上逃げ面の逃げ角をα、前記中逃げ面の逃げ角をβ、前記下逃げ面の逃げ角をγ、前記第2逃げ面の逃げ角をεとしたとき、前記α,β,γおよびεが、α<β<γ<εの関係を満足する。
本発明の切削工具は、ホルダと、該ホルダの先端に装着された前記切削インサートと、を有し、前記切削インサートの第2切刃が、前記ホルダの軸線に対して略垂直に位置している。
本発明の被削材の切削方法は、以下の(i)〜(iii)の工程を備える。
(i)前記切削工具と被削材のうち少なくとも一方を回転させ、前記被削材と前記切削工具とを近接させる工程。
(ii)前記切削工具の切刃を前記被削材の表面に接触させ、前記被削材を切削する工程。
(iii)前記被削材から前記切削工具を離間させる工程。
本発明によれば、複数の面を有する第1切刃に対応する逃げ面に応力が集中することを低減して、切刃の欠損を抑制することができ、優れた加工精度を発揮することができる。
本発明の一実施形態にかかる切削インサートを示す斜視図である。 (a)は、図1に示す切削インサートの平面図であり、(b)は、その側面図である。 (a)は、図2(a)のA−A線断面図であり、(b)は、図2(a)のB−B線断面図であり、(c)は、図2(a)のC−C線断面図である。 図2(a)に示す切削インサートの溝部付近を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態にかかる切削工具を示す斜視図である。 (a)〜(c)は、本発明の一実施形態にかかる切削方法を示す概略説明図である。
<切削インサート>
以下、本発明の切削インサート(以下、インサートと言う。)の一実施形態について図1〜図4を参照して詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態のインサート1は、略多角形状の上面と、下面8と、側面と、を有した本体部7を備えている。該本体部7は、上面の少なくとも一部に形成されたすくい面2と、側面の少なくとも一部に形成された逃げ面3と、すくい面2と逃げ面3との交差部に形成された切刃4と、を有している。
切刃4は、第1切刃41と、第2切刃42と、第3切刃43と、を有している。第3切刃43は、第1切刃41と第2切刃42との間に位置しかつ上面視において略多角形の角部に位置している。第1切刃41は、主切刃として機能する。第2切刃42は、さらい刃として機能する。第3切刃43は、コーナー切刃として機能する。第3切刃43は、第1切刃41と第2切刃42とを接続するよう形成されている。具体的には、第3切刃43の一端は第1切刃41と接続し、第3切刃43の他端は第2切刃42と接続している。
上面は、上述の通り略多角形状、具体的には略正方形状をなすよう形成されている。この上面を有する本体部7には、上面の中央部から下面8まで貫通する貫通穴50が形成されている。この貫通穴50は、インサート1を後述するホルダ11に固定する固定ネジ51を挿通するためのものである。インサート1は、貫通穴50の中心軸に対して90度回転対称な形状である。したがって、インサート1には、図2(a)に示すように、上面視において前記略正方形の4つの角部に各々第3切刃43が位置するよう切刃4が4つ形成されている。すなわち、インサート1は、第1切刃41と、第2切刃42と、第3切刃43と、をそれぞれ4つずつ有している。
第1切刃41および第2切刃42は、図2(a)に示すように、上面視において鈍角をなすよう配置されている。上面視において第1切刃41と、第2切刃42とが鈍角をなすよう配置されているとは、第1切刃41を延長した仮想延長線L1と、第2切刃42を延長した仮想延長線L2とのなす角θ1が鈍角であることを意味する。なお、ここでいう第1切刃41の仮想延長線L1とは、第1切刃41の一端P1から他端P2までを結んで得られる直線を、接続する第3切刃43側に延ばした仮想延長線である。第2切刃42の仮想延長線L2についても、第1切刃41の仮想延長線L1と同様に規定される。
つまり、本実施形態では、仮想延長線L1と、仮想延長線L2とのなす角θ1が鈍角となるよう第1切刃41および第2切刃42が各々形成されている。前記角θ1としては、90度〜135度が好ましい。また、仮想延長線L1は、隣接する切刃4をなす他の第1切刃41とは略90度をなす。
第1切刃41は、隣り合う切刃4の第2切刃42とのなす角θ2が鈍角をなすよう、該第2切刃42に接続して配置されている。これにより、切刃強度が高い第1切刃41と、切削抵抗が低い第2切刃42とを最大限に長くすることができる。したがって、切り込み量や送り量が大きな切削条件下など、より厳しい切削条件下においても、安定した切削加工が可能となる。前記角θ2としては、135度〜179度が好ましい。
そして、インサート1は、図1に示すように、逃げ面3が、第1切刃41に対応する第1逃げ面31と、第2切刃42に対応する第2逃げ面32と、第3切刃43に対応する第3逃げ面33と、を有している。本実施形態では、これら3つの逃げ面(31,32,33)のうち第1逃げ面31が、以下のような逃げ角の大小関係をなす3つの面を有して形成されている。
すなわち、第1逃げ面31は、図2(b)に示すように、上逃げ面31Aと中逃げ面31Bと下逃げ面31Cとを有している。上逃げ面31Aは、第1切刃41と接続している。中逃げ面31Bは、上逃げ面31Aの下面8側に位置するとともに逃げ角が上逃げ面31Aの逃げ角よりも大きい。下逃げ面31Cは、中逃げ面31Bの下面8側に位置するとともに逃げ角が中逃げ面31Bの逃げ角よりも大きい。
つまり、図3(a)に示すように、第1切刃41および下面8に対して略垂直な任意の断面において、上逃げ面31Aの逃げ角をα、中逃げ面31Bの逃げ角をβ、下逃げ面31Cの逃げ角をγ、としたとき、第1逃げ面31は、逃げ角の大小関係がα<β<γとなる3つの面(上逃げ面31A,中逃げ面31B,下逃げ面31C)を有して形成されている。
ここでいう各逃げ面における逃げ角とは、下面8に対して略垂直であり第1切刃41を通る線L3と、各逃げ面とのなす角度のことを意味する。逃げ角αとしては0度〜1度、逃げ角βとしては、2度〜4度、逃げ角γとしては、10度〜12度が好ましい。なお、上逃げ面31Aの下面8側と中逃げ面31Bとは、R面を介して接続されていてもよい。中逃げ面31Bと下逃げ面31Cとの接続も同様である。
本実施形態では、さらに、図3(b)に示すように、第2逃げ面32の逃げ角をε、としたとき、第2逃げ面32は、第1逃げ面31との逃げ角の大小関係が、α<β<γ<εとなるよう形成されている。ここでいう第2逃げ面32における逃げ角εとは、下面8に対して略垂直であり第2切刃42を通る線L4と、第2逃げ面32とのなす角度のことを意味する。逃げ角εとしては、13度〜15度が好ましい。
ここで、第1逃げ面31が有する3つの面は、本体部7の厚み方向における上面側から順に説明すると、各々以下のような機能を有する面である。
まず、上逃げ面31Aは、3つの面のうち最も上方に位置し、第1切刃41に接続する逃げ面である。該上逃げ面31Aは、切削時にインサート1が被削材に食い付く際、線接触ではなく面接触するよう最も逃げ角が小さくなるよう形成された面である。この上逃げ面31Aによって、切削時のビビリ振動を抑制することができる。
次に、上逃げ面31Aの下面8側に位置する中逃げ面31Bは、上逃げ面31Aよりも逃げ角を大きくとることで、不要な切削負荷の増加を抑制した上で、第1切刃41の切刃強度を向上させる機能を有する。すなわち、後述するようにインサート1をホルダ11に装着した際の実逃げ角を極力小さくするよう中逃げ面31Bの逃げ角を設定することができる。
最後に、3つの面のうち最も下面8側に位置し、中逃げ面31Bの下面8側に位置する下逃げ面31Cは、3つの面のうち最大の逃げ角を有して形成される。これにより、被削材との干渉を低減させることができる。
第1逃げ面31が、このような逃げ角α,β,γを有した逃げ面構成を有することにより、切削時に大きな負荷のかかる第1切刃41に対応する逃げ面の一部が本体部7の外方に突出した形状になることなく、複数の面からなる第1逃げ面31の各面の接続点に局所的に応力が集中することを低減できる。さらには、さらい刃として機能する第2切刃42に接続する第2逃げ面32が第1逃げ面31の逃げ角α,β,γよりも大きな逃げ角εを備えて形成されるため、第2切刃42にかかる切削抵抗を低減でき、仕上げ面精度が向上する。その結果、インサート1は、応力集中によって逃げ面3の局部に亀裂や切刃4の欠損が生じる事を低減できるとともに、加工精度に優れる。したがって、工具寿命が長く、かつ、優れた切削性能を発揮させることができる。
ここで、本実施形態においては、上逃げ面31Aおよび中逃げ面31Bおよび下逃げ面31Cの各逃げ角α,β,γは、いずれも一定となるよう構成されている。このような構成とすることで、第1切刃41の全長に渡って切刃強度を向上させることができ、第1切刃41の一部の切刃強度の低減によって切刃の欠けが生じる事を抑制できる。なお、ここでいう逃げ角が一定とは、本体部7の幅方向、すなわち、厚み方向に直交する方向に沿って、逃げ角が一定であることをいう。また、各逃げ角は実質的に一定であればよい。すなわち、各逃げ角は、任意の値に±2度を含むものであっても構わない。
第2逃げ面32の逃げ角εは一定である。これにより、第2切刃42の全長に渡って切削抵抗の低減が図れるため、仕上げ面精度を向上させる効果が高まる。また、第2切刃42は、全長に渡って大きな逃げ角εを備えるため、切削時の被削材との干渉を低減する作用が高まり、その結果、仕上げ面精度の更なる向上が図れる。
第1逃げ面31の上逃げ面31Aは、逃げ角αが0度であることが望ましい。これにより、切削時のビビリ振動の低減を図ることができる。また、被削材への食い付きを良好にすることができる。逃げ角αが0度をなす上逃げ面31Aは、線接触を面接触とするのに必要な厚み方向における寸法を備えるよう形成すればよい。上逃げ面31Aの厚み方向における寸法S1としては、0.1〜0.2mmが好ましい。
上逃げ面31Aの逃げ角αを0度とするときには、図2(b),図3(a)に示すように、側面視において、上逃げ面31Aの厚み方向における寸法S1、および中逃げ面31Bの厚み方向における寸法S2をいずれも一定とする。ここでいう逃げ面の厚み方向における寸法が一定とは、本体部7の幅方向、すなわち、厚み方向に直交する方向に沿って、逃げ面の寸法が一定であることをいう。そして、上逃げ面31Aの厚み方向における寸法S1を中逃げ面31Bの厚み方向における寸法S2よりも小さくする。すなわち、前記寸法S1,S2において、S1<S2の関係式を満足させる。これにより、切削負荷が低減でき、かつ、被削材への干渉やビビリ振動を抑制することができる。その結果、加工精度の向上が図れる。
つまり、第1切刃41に接続する上逃げ面31Aを、中逃げ面31Bよりも厚み方向における寸法が小さく、且つ逃げ角が0度である面構成にすることで、切削開始時に被削材に対してインサート1が面接触することが可能になる。そのため、第1切刃41の被削材への過大な食い込みを抑制でき、切削時のビビリ振動を抑制することができる。さらに、この上逃げ面31Aの下面8側に位置する中逃げ面31Bを、上逃げ面31Aより厚み方向における寸法が大きく、且つ逃げ角が0度より大きな面構成にすることで、第1切刃41の切刃強度を向上する効果が高まる。
また、側面視において、第1逃げ面31の下逃げ面31Cの厚み方向における寸法S3は、上逃げ面31Aの上端から中逃げ面31Bの下端までの厚み方向における寸法よりも大きい。すなわち、下逃げ面Cの厚み方向における寸法S3は、上逃げ面31Aおよび中逃げ面31Bの厚み方向における寸法S1,S2の合計よりも大きい。つまり、前記寸法S1〜S3が、式:S3>(S1+S2)を満足する。これにより、切削時のビビリ振動を抑制する機能を備えた上逃げ面31Aと、切刃強度の向上を図る機能を備えた中逃げ面31Bとが所定幅で形成される。また、上述したように被削材との干渉を低減させる逃がし機能を備えた下逃げ面31Cの寸法が第1逃げ面31のうち最も大きく確保される。そのため、被削材との干渉を低減する効果が高まり、仕上げ面精度の向上がより一層図れる。このように、インサート1は、上逃げ面31A、中逃げ面31Bおよび下逃げ面31Cを併せ持つことで、優れた切削性能を発揮することができる。また加えて、下逃げ面31Cは、ホルダ11に対する拘束面としても機能するため、拘束面を広く確保できる。したがって、ホルダ11への拘束力が向上し、インサート1を安定してホルダ11へ固定することもできる。
第2逃げ面32は単一の面からなる。これにより、第2逃げ面の形状が単純になり、亀裂の発生を低減できるとともに、インサート1の加工が容易となり、経済的に優れる。また、第2切刃42の全長に渡って優れた切れ味を発揮させることが可能になるとともに、被削材との干渉を低減させる効果が高まる。
第3逃げ面33の逃げ角は、第1逃げ面31から第2逃げ面32に向かうにつれて増加する。これにより、切刃強度に優れた第1切刃41と、切削抵抗が低く切れ味に優れた第2切刃42とを兼ね備えた切刃構成を有することができる。また、コーナー切刃である第3切刃43の特性も優れたものとすることができる。すなわち、第3逃げ面33の逃げ角を前記所定の逃げ角にすると、第1切刃41側において切刃強度を向上させることができるとともに、第2切刃42側において切削抵抗の低減がはかれる。
第3逃げ面33は、図2(b)および図3(c)に示すように、第1逃げ面31の上逃げ面31Aおよび中逃げ面31Bおよび下逃げ面31Cに各々対応するよう厚み方向に並んで配置された3つの面(33A,33B,33C)を有している。これら第3逃げ面33の3つの面は、上面側に位置する面33Aの逃げ角が下面8側に位置する面33Cの逃げ角よりも小さく、側面視において、厚み方向における寸法がいずれも一定となるよう形成されている。
これにより、角部に位置する第3切刃43に接続する第3逃げ面33においても、上面側から順次、切削時のビビリ振動を抑制する機能を備えた面33Aと、切刃強度の向上を図る機能を備えた面33Bと、被削材との干渉を低減する機能を備えた面33Cと、を備えた逃げ面構成とすることができる。したがって、第1切刃41に加えて角部に位置する第3切刃43においても、切削時のビビリ振動を低減でき、切刃強度の向上が図れ、被削材との干渉を低減することができる。
さらに、第3逃げ面33の3つの面(33A,33B,33C)が第1逃げ面31の各逃げ面(31A,31B,31C)に各々対応するよう形成される。これにより、第1逃げ面31と第2逃げ面32との接続部において、欠損の起因となる境界点を最小限にすることができ、亀裂による欠損を低減させることができる。
一方、従来のインサートでは、第1切刃に対応する第1逃げ面と、第2切刃に対応する第2逃げ面とが接続して形成されていたため、第1逃げ面の逃げ角の最大が、第2逃げ面の逃げ角と同一の大きさを有して形成されていた。そのため、さらい刃として機能する第2切刃に対応する第2逃げ面の逃げ角が、第1切刃の切刃強度の観点から制限されてしまい、加工精度の向上には限界があった。
本実施形態の逃げ面3は、切刃4の第1切刃41に対応する第1逃げ面31と、隣り合う切刃4の第2切刃42に対応する第2逃げ面32と、の間に位置する第4逃げ面34を有している。該第4逃げ面34は、第1逃げ面31から第2逃げ面32に向かうにつれて逃げ角が増加する。これにより、小さな逃げ角を有した第1逃げ面31と、大きな逃げ角を有した第2逃げ面32との間に、逃げ角が第2逃げ面32に近づくにつれて増加する第4逃げ面34が、遷移面として形成される。そのため、第1切刃41全長における切刃強度の向上と、第2切刃42全長における加工精度の向上の両方を兼ね備えることができる。
また、図2(b)に示すように、側面視において、第4逃げ面34の幅方向における寸法、すなわち、厚み方向に直交する方向における寸法が、上面側において最小である。これにより、逃げ角が切刃4に沿って大きく徐変する第4逃げ面34の厚み方向に直交する方向における寸法が、上面側において最も小さくなる。そのため、切削時に大きな負荷がかかる第1切刃41の切刃強度や第2切刃42の切れ味に及ぼす影響を低減させることができる。すなわち、切刃4の全長に渡って切刃強度に優れた第1切刃41と、切削抵抗の小さな第2切刃42とを両立させることができる。
第4逃げ面34は、第1逃げ面31の上逃げ面31Aおよび中逃げ面31Bおよび下逃げ面31Cと各々対応する3つの面(34A,34B,34C)を有している。これにより、第4逃げ面34と第1逃げ面31との接続部、および第4逃げ面34と第2逃げ面32との接続部において、欠損の起因となる境界点を低減させることができ、該境界点に起因する亀裂によって切刃が欠損することを低減させることができる。
一方、本体部7は、第1逃げ面31上に厚み方向に沿って延びる溝部5を有している。該溝部5は、すくい面2に一端を有し第1切刃41を分断するよう形成されている。本実施形態では、第1切刃41に対して2つの溝部5が第1逃げ面31上に形成されている。したがって、第1切刃41は、3つの切刃部分(411,411,411)に分断されている。
これにより、第1切刃41の3つの切刃部分は、いずれも上記逃げ角の大小関係を有しているとともに、切刃長さが短い。そのため、各切刃部分の全長に渡って切刃強度を確保しつつ、切削加工時の切削抵抗の低減が図れる。その結果、高送り加工などのより厳しい切削条件下においても優れた切削性能を発揮することができる。
溝部5は、図1,図2(a)および図4に示すように、上面視において、逃げ面3から本体部7の内方に向かって伸びるよう形成されている。溝部5は、相対向する側壁面5a,5bと、この側壁面5a,5b間に位置する底面5cとを有している。側壁面5a,5bおよび底面5cは、インサート1の厚み方向に延びる面である。
側壁面5a,5bのうち、第3切刃43側に位置する側壁面5aは、上面視において、第2切刃42に対して略平行となるよう形成されている。このような構成により、外周切刃角を有してホルダ11に装着されるインサート1であっても、非切削部とインサート1との干渉を抑制することができる。そのため、切屑を幅方向に分断して切削抵抗の低減を図ることができ、仕上げ面精度を向上させる効果が高まる。加えて、生成される切屑は、厚みが薄く、幅が小さなものとなるため、切屑排出性を向上させることができる。
溝部5の側壁面5aと第2切刃42とが略平行であるとは、両者が実質的に平行であればよい。すなわち、インサート1の大きさにもよるが、溝部5の側壁面5aが副切刃42に対して0度〜2度傾斜したものであってもよい。このような場合においても、上記と同様の効果を奏すことができる。
より具体的には、上面視において、溝部5の側壁面5aと第2切刃42とが略平行であるとは、図4に示すように、溝部5の側壁面5aとすくい面2との交差稜線のうち、直線部分の仮想延長線Y2が、第2切刃42と略平行であれば良い。ここでいう仮想延長線Y2が第2切刃42と略平行であるとは、両者が互いに実質的に平行であればよい。すなわち、仮想延長線Yが第2切刃42に対して0度〜2度傾斜したものであってもよい。なお、側壁面5aが曲面をなす場合には、上面視において、切刃部分411の端部に形成された曲線状切刃部411’Aと、側壁面5aとの接続点における接線を仮想延長線Y2にすることができる。
一方、側壁面5aに対向する側壁面5bは、上面視において、第2切刃42に対して略平行に形成されている。つまり、本実施形態においては、側壁面5a,5bは互いに略平行となるよう形成されている。これにより、本体部7の強度の向上が図れる。
なお、上面視において、側壁面5bと第2切刃42とが略平行であるとは、側壁面5bとすくい面2との交差稜線のうち、直線部分の仮想延長線Y1が、第2切刃42と略平行であれば良い。ここでいう仮想直線Y1が第2切刃42と略平行であるとは、両者が互いに実質的に平行であればよい。すなわち、仮想直線Y1が第2切刃42に対して0度〜2度傾斜したものであっても良い。その他の構成は、前記した側壁面5aと第2切刃42とが略平行である場合と同様に規定される。
また、第1切刃41を分断するよう複数形成された各溝部5の側壁面は、互いに略平行となるよう形成されている。これにより、切屑の排出方向を安定化させることができる。したがって、切屑排出性の向上が図れる。なお、各溝部5の側壁面が互いに略平行とは、各溝部5における側壁面5aがそれぞれ略平行であり、各溝部5における側壁面5bがそれぞれ略平行であることを意味する。ここでも各溝部5における一の側壁面5aが他の側壁面5aに対して0度〜2度傾斜したものであってもよく、各溝部5における一の側壁面5bが他の側壁面5bに対して0度〜2度傾斜したものであってもよい。
図4に示すように、上面視において、第1切刃41を構成する3つの切刃部分411のうち両端が溝部5に接続される切刃部分411’は、両端に曲線状切刃部411’A、411’Aを有している。このような構成により、切刃部分411’の両端にかかる大きな応力を分散させることができる。すなわち、切刃部分411’の両端の切刃強度を高めることができる。そのため、切刃の欠損を低減させることができる。
切刃部分411’の2つの曲線状切刃部411’A、411’Aは、上面視において、円弧状をなすよう形成されている。これにより応力を分散させる効果が高まる。
2つの曲線状切刃部411’A、411’Aが上面視において円弧状をなす場合、以下の関係を有するのが好ましい。すなわち、2つの曲線状切刃部411’A、411’Aのうち、第3切刃43側に位置するものを曲線状切刃部411’A1とし、他方を曲線状切刃部411’A2としたとき、曲線状切刃部411’A1の曲率半径R1が曲線状切刃部411’A2の曲率半径R2よりも大きいのが好ましい。すなわち、前記曲率半径R1,R2が、R1>R2の関係式を満足するのが好ましい。
これにより、切刃部分411’の両端部分において、被削材との接触長さをそろえることができ、生成される切屑の排出方向を安定させることができる。より詳細な理由としては、以下の理由が挙げられる。
上述したように、溝部5は、側壁面5a,5bが第2切刃42と略平行に形成されている。そのため、溝部5は、第2切刃42と鈍角をなす第1切刃41に対して、切刃部分411’の両端で溝部5の側壁面5a,5bとなす角度が異なる。すなわち、図4に示すように、切刃部分411’の第3切刃43側に位置する端部は、溝部5の側壁面5bと鈍角をなすよう接続される。一方、切刃部分411’の他の端部は、溝部5の側壁面5aと鋭角をなすよう接続される。
具体的には、第1切刃41と第2切刃42とのなす角度をθ1(鈍角)とすれば、切刃部分411’は、切刃部分411’の第3切刃43側に位置する端部において、溝部5の側壁面5bと角度θ1(鈍角)をなすよう形成される。一方、切刃部分411’は、切刃部分411’の他の端部において、溝部5の側壁面5aと角度(180度−θ1)(鋭角)をなすよう形成される。
ここでいう切刃部分411’と溝部5の側壁面5a,5bとのなす角度とは、図4に示すように、切刃部分411’のうち直線状の切刃部分の仮想延長線Xと、仮想延長線Y1,Y2とのなす角度のことである。
このように、本実施形態では、切刃部分411’の両端において、溝部5の側壁面5a,5bと異なる角度(鋭角・鈍角)をなすよう、切刃部分411’が形成される。そこで、本実施形態では、このような角度をなす切刃部分411’と溝部5の側壁面5a,5bとを、上記のような曲率半径R1,R2を有した曲線状切刃部411’A1,411’A2で接続している。すなわち、R1>R2となるよう切刃部分411’が形成される。
したがって、同一の曲率半径Rを有した円弧状で形成する場合に比べて、溝部5とのなす角度が大きな(鈍角である)端部に位置する曲線状切刃部411’A1をより曲率半径Rが大きな円弧状で形成することで、切削時の切屑との接触長さをより長くしている。一方、溝部5とのなす角度が小さな(鋭角である)端部に位置する曲線状切刃部411’A2をより曲率半径Rが小さな円弧状で形成することで、切削時の切屑との接触長さをより短くしている。
このような構成とすることで、溝部5となす角度が異なる切刃部分411’の両端部で、切削時に切屑と接触する長さをそろえることができる。したがって、切刃部分411’の両端にかかる切削負荷をそろえることができる。さらに、切刃部分411’の両端部における切屑排出方向が安定し、切屑排出性の向上が図れる。
加えて、第3切刃43側に位置する曲線状切刃部411’A1の曲率半径R1がより大きくなるよう形成することで、大きな切削負荷のかかる第3切刃43側に位置する曲線状切刃部411’A1の切刃強度をより向上させることができる。そのため、切刃の欠損を低減させることができ、工具寿命の向上が図れる。
一方、溝部5は、下面8に他端を有している。すなわち、溝部5は、すくい面2から下面8に渡って第1逃げ面31上に形成されている。該溝部5は、図2(b)に示すように、第1逃げ面31の中逃げ面31Bと下逃げ面31Cとの境界部31Dから下面8に向かうにつれて幅が大きい。これにより、インサート1の厚み方向全体にわたって非切削部とインサート1との干渉を低減することができる。そのため、インサート1の欠損を抑制することができる。ここでいう溝部5の幅とは、境界部31D,下面8において、第1逃げ面31に平行な方向における溝部5の最大寸法のことを意味する。
切屑排出性を向上させるために、図1および図2(a)に示すように、すくい面2上にブレーカーとして機能する突起部6を形成している。突起部6の数や形状については、適宜選択することができる。本実施形態のように溝部5によって第1切刃41が分断された形状をなす場合には、各分断された個々の切刃に対応して突起部6を設けることが好ましい。これにより、分断された切刃によって各々生成された切屑を対応する突起部6に接触させ、安定してカールさせることができる。したがって、優れた切屑排出性を発揮することができる。また、第2切刃42および第3切刃43にも、各々対応する突起部6を設けている。これにより、切屑排出性を向上させる効果を高めることができる。
<切削工具>
次に、図5を参照して、本発明の切削工具の一実施形態について説明する。同図に示すように、本実施形態の切削工具10は、ホルダ11と、該ホルダ11の先端に装着された上記インサート1と、を有している。インサート1は、該インサート1の貫通穴50に固定ネジ51を挿入し、該ネジ51の先端をホルダ11のインサート装着座部に形成された図示しないネジ孔に螺合させることによって、ホルダ11の先端に装着されている。
本実施形態では、ホルダ11に8つのインサート1が装着されている。装着された各インサート1は、第2切刃42が、ホルダ11の軸線Sに対して略垂直に位置している。このような構成をなす切削工具10は、逃げ面3上で発生する亀裂や、該亀裂を起因とする切刃4の欠損を抑制できる。また、切刃強度に優れた第1切刃を有し且つさらい刃として機能する第2切刃42の切れ味を確保したインサート1を備えてなるため、工具寿命の向上によって加工効率が高まるとともに、仕上げ面精度の高い切削加工を行うことができる。なお、第2切刃42がホルダ11の軸線Sに対して略垂直であるとは、両者が互いに実質的に垂直であればよい。すなわち、副切刃42と軸線Sとのなす角度が90±2度であればよい。
インサート1とホルダ11との間にはシート部材12を介在させている。このような構成とすることで、インサート1が欠損した場合に、ホルダ11に損傷が及ぶことを低減させることができる。したがって、ホルダ11の寿命を長くすることができる。すなわち、体積が大きなホルダ11ではなく体積が比較的小さなシート部材12を交換することで、切削性能の改善が図れる。したがって、作業効率の向上が図れるとともに、加工コストの低減が図れる。
<切削方法>
次に、図6(a)〜(c)を参照して、本発明の切削方法の一実施形態について説明する。本実施形態にかかる被削材の切削方法は、以下の(i)〜(iii)の工程を備える。
(i)図6(a)に示すように、切削工具10をホルダ11の軸線Sを中心に矢印D方向に回転させ、矢印E方向に動かし、被削材100に切削工具10を近接させる工程。
(ii)図6(b)に示すように、インサート1の切刃4を被削材100の表面に接触させ、切削工具10を矢印F方向に動かし、被削材100を切削する工程。
(iii)図6(c)に示すように、切削工具10を矢印G方向に動かし、被削材100から切削工具10を離間させる工程。
このような構成により、優れた切刃強度および仕上げ面精度を有した切削工具を用いることで、加工効率および加工精度の高い切削加工が実現できる。
なお、前記(i)の工程では、切削工具10および被削材100の少なくとも一方を回転させればよい。また、切削工具10と被削材100とは相対的に近づけばよく、例えば被削材100を切削工具10に近づけてもよい。これと同様に、前記(iii)の工程では、被削材100と切削工具10とは相対的に遠ざかればよく、例えば被削材100を切削工具10から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、切削工具10および/または被削材100を回転させた状態を保持して、被削材100の異なる箇所にインサート1の切刃4を接触させる工程を繰り返せばよい。使用している切刃が摩耗した際には、インサート1を貫通穴50の中心軸に対して90度回転させ、未使用の切刃を用いればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態を例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば前記した実施形態では、上面視において略正方形状をなす上面を備えた4コーナー仕様のインサートを例示したが、本発明はこれに限らず、上面は上面視が菱形、三角形、など他の形状であっても構わない。
また、前記した実施形態のように、略多角形の複数の角部の全てに第3切刃43が形成されていなくともよい。すなわち、上面視が略正方形状をなす上面において、上面視で対角に位置する2つの角部に第3切刃43が形成された構成であってもよい。
また、前記した実施形態においては、溝部5および突起部6のいずれもが形成されたインサートを例示したが、本発明はこれに限らず、溝部5が形成されていないもの、突起部6が形成されていないもの、あるいは、いずれも形成されていないものであっても構わない。
前記した実施形態においては、第1逃げ面31の3つの逃げ面の各逃げ角α,β,γがいずれも一定である構成を例示したが、本発明はこれに限らず、いずれかの面またはすべての面の逃げ角が徐変する構成を有したものであっても構わない。
前記した実施形態では、溝部5の第3切刃43側に位置する側壁面5aが、上面視において、第2切刃42に対して略平行となるよう形成されている場合について説明したが、側壁面5aは、溝部内部に向かうにつれて第2切刃42に近づくよう形成されていてもよい。ここでいう側壁面5aが第2切刃42に近づくとは、溝部開口における側壁面5aと第2切刃42との間の距離よりも、底面5c側における側壁面5aと第2切刃42との間の距離の方が、短いことを意味する。底面5c側における側壁面5aと第2切刃42との長さは、インサートの強度を低下させない限り、任意の長さを採用することができる。
前記した実施形態では、側壁面5aに対向する側壁面5bが、上面視において、第2切刃42に対して略平行となるよう形成されている場合について説明したが、側壁面5bは、溝部内部に向かうにつれて第2切刃42から遠ざかるよう形成されていてもよい。ここでいう側壁面5bが第2切刃42から遠ざかるとは、溝部開口における側壁面5bと第2切刃42との間の距離よりも、底面5c側における側壁面5bと第2切刃42との間の距離の方が、長いことを意味する。
前記した実施形態では、溝部の数が2つである場合について説明したが、溝部の数は、インサートの強度を低下させず、かつ切削抵抗を低減する上で、通常、2〜6つ程度、好ましくは2〜4つの範囲で任意に選定することができる。
より具体的には、上面視において、溝部5の側壁面5aと第2切刃42とが略平行であるとは、図4に示すように、溝部5の側壁面5aとすくい面2との交差稜線のうち、直線部分の仮想延長線Y2が、第2切刃42と略平行であれば良い。ここでいう仮想延長線Y2が第2切刃42と略平行であるとは、両者が互いに実質的に平行であればよい。すなわち、仮想延長線Yが第2切刃42に対して0度〜2度傾斜したものであってもよい。なお、側壁面5aが曲面をなす場合には、上面視において、切刃部分411の端部に形成された曲線状切刃部411’Aと、側壁面5aとの接続点における接線を仮想延長線Y2にすることができる。

Claims (13)

  1. 略多角形状の上面と、
    下面と、
    逃げ面を有した側面と、
    前記上面と前記側面との交差部に形成された切刃と、を有し、
    前記切刃は、第1切刃と、第2切刃と、前記第1切刃と前記第2切刃との間に位置し且つ上面視において前記略多角形の角部に位置する第3切刃と、を有し、
    前記逃げ面は、前記第1切刃に対応する第1逃げ面と、前記第2切刃に対応する第2逃げ面と、前記第3切刃に対応する第3逃げ面と、を有し、
    前記第1逃げ面は、前記第1切刃と接続する上逃げ面と、該上逃げ面の前記下面側に位置する中逃げ面と、該中逃げ面の前記下面側に位置する下逃げ面と、を有し、
    前記上逃げ面の逃げ角をα、前記中逃げ面の逃げ角をβ、前記下逃げ面の逃げ角をγ、前記第2逃げ面の逃げ角をεとしたとき、前記α,β,γおよびεが、α<β<γ<εの関係を満足する切削インサート。
  2. 前記第2逃げ面の逃げ角が一定である請求項1記載の切削インサート。
  3. 前記第1逃げ面の前記上逃げ面の逃げ角が0度であり、
    側面視において、前記第1逃げ面の前記上逃げ面および前記中逃げ面の厚み方向における寸法はいずれも一定であり、且つ、
    前記第1逃げ面の前記上逃げ面の厚み方向における寸法は、前記第1逃げ面の前記中逃げ面の厚み方向における寸法よりも小さい請求項1または2記載の切削インサート。
  4. 側面視において、前記第1逃げ面の前記下逃げ面の厚み方向における寸法は、前記第1逃げ面の前記上逃げ面の上端から前記中逃げ面の下端までの厚み方向における寸法よりも大きい請求項1〜3のいずれかに記載の切削インサート。
  5. 前記第3逃げ面の逃げ角は、前記第1逃げ面から前記第2逃げ面に向かうにつれて増加する請求項1〜4のいずれかに記載の切削インサート。
  6. 前記第3逃げ面は、隣接する前記第1逃げ面の上逃げ面および中逃げ面および下逃げ面に各々対応するよう厚み方向に並んで配置された3つの面を有し、
    前記第3逃げ面の3つの面は、前記上面側に位置する面の逃げ角が前記下面側に位置する面の逃げ角よりも小さくなるよう形成された請求項1〜5のいずれかに記載の切削インサート。
  7. 前記切刃は、前記略多角形の角部のうち隣り合う2つの角部に前記第3切刃が各々位置するよう少なくとも2つ設けられ、
    前記2つの切刃は、一方の切刃の前記第1切刃が他方の切刃の前記第2切刃に隣接するよう配置されており、
    前記逃げ面は、前記一方の切刃の第1切刃に対応する前記第1逃げ面と前記他方の切刃の第2切刃に対応する第2逃げ面との間に位置し、前記第1逃げ面から前記第2逃げ面に向かうにつれて逃げ角が増加する第4逃げ面を有している請求項1〜6のいずれかに記載の切削インサート。
  8. 側面視において、前記第4逃げ面の幅方向における寸法が、前記上面側において最小である請求項7記載の切削インサート。
  9. 前記第4逃げ面は、前記第1逃げ面の上逃げ面および中逃げ面および下逃げ面と各々対応する3つの面を有している請求項7または8記載の切削インサート。
  10. 前記第1逃げ面上に厚み方向に沿って延びるとともに、前記上面に一端を有し前記第1切刃を分断するよう形成された溝部を、更に有している請求項1〜9のいずれかに記載の切削インサート。
  11. 前記溝部は、前記下面に他端を有し、前記中逃げ面と前記下逃げ面との境界部から前記下面に向かうにつれて幅が大きい請求項10記載の切削インサート。
  12. ホルダと、該ホルダの先端に装着された請求項1〜11のいずれかに記載の切削インサートと、を有し、
    前記切削インサートの第2切刃が、前記ホルダの軸線に対して略垂直に位置している切削工具。
  13. 請求項12記載の切削工具と被削材のうち少なくとも一方を回転させ、前記被削材と前記切削工具とを近接させる工程と、
    前記切削工具の切刃を前記被削材の表面に接触させ、前記被削材を切削する工程と、
    前記被削材から前記切削工具を離間させる工程と、
    を備えた被削材の切削方法。
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