JPWO2007043508A1 - 撮像装置 - Google Patents

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匡章 土田
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Abstract

汎用性に優れ、複数枚のレンズを駆動する場合でも十分な駆動力を発揮できるアクチュエータを搭載した撮像装置を提供するために、最も像面側に配置された第4レンズL4の径より、その他のレンズ径を小さくし、その差を利用して、アクチュエータ30を配置しコイル33の巻線数を増大させて4枚のレンズL1〜L4を駆動するのに必要なアクチュエータ30の駆動力を確保できると共に、SMIA95などの規格に合わせた、それより小さい寸法のソケット40に装着することができ、汎用性の高い撮像装置とすることができる。

Description

本発明は、撮像装置に関し、例えばCCD型イメージセンサあるいはCMOS型イメージセンサ等の固体撮像素子を用いた撮像装置などに用いられると好適な撮像装置に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)型あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の固体撮像素子を用いた撮像装置の高性能化に伴い、オートフォーカス機構(以降AF機構という)を備えた撮像装置が搭載された携帯電話が普及しつつある。ここで、撮像装置を携帯電話などに搭載する場合において、ソケット取り付けを前提としたカメラモジュール規格(例えばSMIA95)があるため、この規格に従って撮像装置を設計すると、ソケット挿入の互換性があるために、汎用性の高い撮像装置を得ることが出来る(特許文献1参照)。
特開2004−153855号公報
ところで、複数のレンズを備えた撮像装置において、1枚のレンズを光軸方向に移動させてフォーカシングを行う場合、レンズの移動により光軸のチルトやシフトが生じると、光学性能が劣化する恐れがある。かかる問題は、アクチュエータとしてボイスコイルモータを用いてレンズを移動させた場合に生じやすい。これに対し、フォーカシング時に複数のレンズ全てを光軸方向に移動させる試みがあり、それによればレンズ間の光軸のチルトやシフトが抑制されるので、高い光学性能を得ることができる。ところが、複数枚のレンズ全てを移動させるためには、アクチュエータの駆動力を高める必要が生じる。
例えばボイスコイルモータの場合、コイル巻線数の増大、コイル長の増大、電流の増大、磁束密度の高密度化などにより駆動力を高めることができる。しかしながら、一般的に磁束密度は磁石の性能に依存して決まるものであるので、その高密度化を大幅に図ることは困難である。また電流を増大させると発熱量が増大し、駆動対象がプラスチックレンズの場合には、光学性能の低下を招く恐れがある。これに対し、コイル巻線数の増大、コイル長の増大は比較的容易にできるが、アクチュエータの大型化を招くこととなり、規格のソケットに装着できない恐れがある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、汎用性に優れ、複数枚のレンズを駆動する場合でも十分な駆動力を発揮できるアクチュエータを搭載した撮像装置を提供することを目的とする。
請求の範囲第1項に記載の撮像装置は、
ソケットに取り付けられる筐体と、前記筐体に対して光軸方向に移動可能な可動レンズを少なくとも1つ含む撮影レンズと、前記可動レンズを光軸方向に駆動するアクチュエータと、を有し、前記撮影レンズのうち、最も像面側に配置された最終レンズの径が最も大きく構成され、前記最終レンズと前記最終レンズ以外のレンズとの径の差を利用して、前記アクチュエータを配置したことを特徴とする。
携帯電話などに搭載する撮像装置であっても撮像素子の大きさは可能な限り大きな方が画素数、ダイナミックレンジ等の面で有利であるが、撮像素子が大きいと撮影レンズも大きくなりがちである。そこで、本発明者は、撮像素子に対応して、撮像素子直前の最終レンズの径を大きくし、テレセントリック特性を確保しつつ、その前方のレンズ群を小径のレンズで構成した撮影レンズとし、最終レンズと前方のレンズとの径の差を利用して、アクチュエータを配置することにより、全体として小型の撮像装置を創成したのである。
請求の範囲第2項に記載の撮像装置は、
ソケットに取り付けられる筐体と、前記筐体に対して光軸方向に移動可能な可動レンズを少なくとも1つ含む撮影レンズと、前記可動レンズを光軸方向に駆動するアクチュエータと、を有し、前記アクチュエータを、前記ソケットの取り付け方向に見たときに、前記アクチュエータの一部は、前記ソケットより外方にはみ出していることを特徴とする。
本発明者は、少なくとも前記筐体のソケット取り付け部が、規格に適合した寸法を有すれば、規格のソケットに取り付けることができることに着目した。より具体的には、前記アクチュエータを、前記ソケットの取り付け方向に見たときに、前記アクチュエータの一部は、前記ソケットより外方にはみ出すような設計とすることで、高い駆動力のアクチュエータを備えながらも、それより小さい寸法のソケットに装着できる撮像装置を創成したのである。
請求の範囲第3項に記載の撮像装置は、
ソケットに取り付けられる筐体と、前記筐体に対して光軸方向に移動可能な可動レンズを少なくとも1つ含む撮影レンズと、前記可動レンズを光軸方向に駆動するアクチュエータと、を有し、前記撮影レンズのうち、最も像面側に配置された最終レンズの径が最も大きく構成され、前記アクチュエータを、前記ソケットの取り付け方向に見たときに、前記アクチュエータの一部は、前記ソケットより外方にはみ出していることを特徴とする。
本発明者は、最終レンズの径を最も大きくしてテレセントリック特性を確保しつつ、その前方のレンズ群を小径のレンズで構成した撮影レンズとし、最終レンズと前方のレンズとの径の差を利用して、アクチュエータを配置し、ソケットの取り付け方向に見たときアクチュエータの一部がソケットより外方にはみ出すような設計とすることで、高い駆動力のアクチュエータを備えながらも、それより小さい寸法のソケットに装着できる撮像装置を創成したのである。
請求の範囲第4項に記載の撮像装置は、請求の範囲第1項〜第3項のいずれかに記載の発明において、前記最終レンズは、中心が負、周辺が正の屈折力を有する面形状であることを特徴とする。
請求の範囲第5項に記載の撮像装置は、請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の発明において、前記撮影レンズは4枚構成であり、最も物体側に配置された第1レンズは、正の屈折力を有するレンズであることを特徴とする。
請求の範囲第6項に記載の撮像装置は、請求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載の発明において、前記撮影レンズは、物体側から順に、正、負、正、負の屈折力のレンズで構成されていることを特徴とする。
請求の範囲第7項に記載の撮像装置は、請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の発明において、前記アクチュエータは円筒状であり、前記ソケットは矩形状の取り付け面を有することを特徴とする。
請求の範囲第8項に記載の撮像装置は、請求の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の発明において、前記アクチュエータはボイスコイルモータであることを特徴とする。
請求の範囲第9項に記載の撮像装置は、請求の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の発明において、前記アクチュエータは圧電素子を用いたものであることを特徴とする。
本発明によれば、汎用性に優れ、複数枚のレンズを駆動する場合でも十分な駆動力を発揮できるアクチュエータを搭載した撮像装置を提供することができる。
第1の実施の形態に係る撮像装置50の斜視図である。 図1の撮像装置50をII−II線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。 第2の実施の形態に係る撮像装置50の斜視図である。 図3の撮像装置50をII−II線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。 撮像装置50を携帯端末としての携帯電話機100に装備した状態を示す図である。 携帯電話機100の制御ブロック図である。
符号の説明
10 撮像レンズ
20 組立筐体
21 外筒
21A ボックス部
21B 上筒
21a フランジ部
21b 凹部
22 移動筒
22a 大円筒部
22b 小円筒部
22c フランジ部
22d 保持部材
27 ばね部材
28 ばね部材
30 アクチュエータ
31 ヨーク
32 磁石
33 コイル
40 ソケット
41 底面
41a 金属端子
42 側面
42a 係合部
50 撮像装置
51 イメージセンサ
51a 光電変換部
52 基板
52a 外部接続用端子
60 入力部
70 表示部
80 無線通信部
92 記憶部
100 携帯電話機
101 制御部
B 接着剤
BT ボタン
F カットフィルタ
H1+、H2+、H1−、H2− 配線
L1〜L4 レンズ
S 開口絞り
W ワイヤ
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態にかかる撮像装置を含む撮像装置50の斜視図であり、装着されるソケットと共に示しており、図2は、図1の撮像装置50をII−II線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。
図1に示すように、ソケット40は、矩形状の底面(取り付け面ともいう)41と、その周囲に形成された側面42とからなるボックス状であり、底面41には後述する携帯電話機と電気的に接続され、上方に向かって斜めに延在する複数の金属端子41aを有している。又、各側面42の内壁には、「く」字状に曲がったばね板からなる複数の係合部42aが形成されている。
図1及び図2に示す、第1の実施の形態に係る撮像装置50は、光電変換部51aを有する固体撮像素子としてのCMOS型イメージセンサ51と、このイメージセンサ51の光電変換部51aに被写体像を撮像させる撮像レンズとしての撮像レンズ10と、イメージセンサ51と撮像レンズ10との間に配置されたIRカットフィルタFと、上面にイメージセンサ51を保持すると共に、下面にその電気信号の送受を行う外部接続用端子52aを有する基板52と、撮像レンズを支持する組立筐体20と、フォーカシングレンズを駆動するアクチュエータ(フォーカスアクチュエータともいう)30とを備え、これらが一体的に形成されている。尚、本撮像装置50の光軸方向高さΔは、10mm以下である。
上記イメージセンサ51は、その受光側の平面の中央部に、画素(光電変換素子)が2次元的に配置された、受光部としての光電変換部51aが形成されており、その周囲には信号処理回路(不図示)が形成されている。かかる信号処理回路は、各画素を順次駆動し信号電荷を得る駆動回路部と、各信号電荷をデジタル信号に変換するA/D変換部と、このデジタル信号を用いて画像信号出力を形成する信号処理部等から構成されている。また、イメージセンサ51の受光側の平面の外縁近傍には、多数のパッド(図示略)が配置されており、ワイヤWを介して基板52に接続されている。イメージセンサ51は、光電変換部51aからの信号電荷をデジタルYUV信号等の画像信号等に変換し、ワイヤWを介して基板52上の所定の回路に出力する。ここで、Yは輝度信号、U(=R−Y)は赤と輝度信号との色差信号、V(=B−Y)は青と輝度信号との色差信号である。なお、撮像素子は上記CMOS型のイメージセンサに限定されるものではなく、CCD等の他のものを使用しても良い。
基板52は、表面に設けられた多数の信号伝達用パッドを有しており、これが前述したイメージセンサ51からのワイヤWと接続され、且つ裏面の複数並んで配置された外部接続用端子52aと接続されている。撮像装置50が、ソケット40に装着されたとき、外部接続用端子52aは、金属端子41aにそれぞれ接触するようになっている。
基板52は、外部接続用端子52aを介して外部回路(例えば、撮像装置を実装した上位装置が有する制御回路)とを接続し、外部回路からイメージセンサ51を駆動するための電圧やクロック信号の供給を受けたり、また、デジタルYUV信号を外部回路へ出力したりすることを可能とする。
遮光性部材からなる組立筐体20は、イメージセンサ51を囲うようにして配置され基板52に対して接着剤Bを用いて下端が接着されてなる矩形状のボックス部21Aと、ボックス部21Aの上部に取り付けられた上筒21Bとからなる外筒21を含む。図1に示すように、ボックス部21Aの対向する側面には、ソケット40の係合部41aに対応した凹部21bが形成されている。
図2において、ボックス部21Aの内周から光軸直交方向に延在するフランジ部21aには、IRカットフィルタFが取り付けられている。
組立筐体20に対して移動可能に配置された移動筒22は、大円筒部22aと、その上端に連結された小円筒部22bと、その上端に形成されたフランジ部22cと、大円筒部22aを塞ぐようにして取り付けられる保持部材22dとを有し、物体側から第1レンズL1,第2レンズL2,第3レンズL3,第4レンズL4の順序で、これらを固定的に内包保持している。フランジ部22cの中央開口が開口絞りSとなっている。保持部材22dは、第4レンズL4のフランジ部の下面に取り付けられている。
移動筒22の小円筒部22bの光軸直交方向外方には、円筒状のアクチュエータ30が配置されている。アクチュエータ30は、大円筒部22aの上端に取り付けられたコイル33と、上筒21Bの上端に取り付けられた磁石32と、上筒21Bに取り付けられ磁石32とコイル33の周囲を覆うヨーク31とからなっている。
径の異なるドーナツ円板同士を連結位置の位相をずらせて連結した形状のばね部材27は、その外周側を上筒部21Bの下端近傍に固定し、その内周側を保持部材22dの下面に固定している。一方、ばね部材27に類似の形状を有するばね部材28は、その外周側をヨーク31の上面に固定し、その内周側を移動筒22の上端に固定している。ばね部材27,28は、移動筒22が光軸方向に移動することに応じて付勢力を発生するようになっている。
アクチュエータ30のコイル33のプラス端子は、移動筒22の大円筒部22aの外壁を延在する配線H1+を介してばね部材27に接続されている。更に、ばね部材27は、上筒21Bの外壁を貫通し更にボックス部21Aの外壁を延在するH2+を介して基板52に接続されている。又、コイル33のマイナス端子は、移動筒22の小円筒部22bの外壁を延在する配線H1−を介してばね部材28に接続されている。ばね部材28はヨーク31,上筒21B、ボックス部21Aの外壁を延在するH2−を介して基板52に接続されている。ボイスコイルモータの駆動原理は良く知られているので省略するが、外部よりばね部材27,28,配線H1+、H2+、H1−、H2−を介してコイル33に電力を供給することで発生する磁力により、磁石32に対してコイル33を、供給された電力に応じて変位させることができるものである。
撮像レンズ10は、物体側より順に、開口絞りS、正の屈折力を有し物体側に凸面を向けた第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2,正の屈折力を有する第3レンズL3、負の屈折力を有する第4レンズL4とを有している。各レンズL1、L2、L3、L4は、互いにフランジ部同士を嵌合させることで位置決めされ、その光軸が一致した状態で移動筒22に保持されている。ここで、第1レンズL1に正レンズを採用することにより光学系の全長を短くすることができる。また撮像素子を用いた撮像装置の光学系としてはテレセントリック特性の確保は重要である。本実施の形態においては、撮像素子への入射角をほぼ光軸と平行にするため、第4レンズL4の有効径を撮像素子の対角方向の長さとほぼ同じに構成し、更に、第4レンズL4は中心が負、周辺を正の屈折力を持つようにすることにより撮像素子を用いる撮像装置として良好なテレセントリック特性を得ている。更に、第4レンズL4を上記のようにすることで、その前方の第1レンズL1〜第3レンズL3の有効径を小さくすることができる。また4枚構成の光学系とすることでレンズ性能を向上させることができ、光軸方向に移動させることにより、被写体の鮮明な画像を得ることが可能となる。本実施の形態では、レンズL1、L2、L3、L4がフォーカシングレンズ(可動レンズともいう)を構成するが、レンズL3,4に比べ、レンズL1,L2の外径を小さくしているため、この外径差を利用して、より巻線数が多く厚みのあるコイル33を移動筒22に組み込めるようになっている。
この撮像レンズ10は、開口絞りS及び各レンズL1、L2、L3、L4を光学系として、固体撮像素子に対して被写体像の結像を行うためのものである。開口絞りSは、撮像レンズ全系のFナンバーを決定する部材である。
撮像レンズ10とイメージセンサ51との間において外筒21のフランジ部21aに保持されたIRカットフィルタFは、例えば略矩形状や円形状に形成された部材である。
さらに、第3レンズL3と第4レンズL4との間に、遮光マスクが配置されていてもよく、それにより固体撮像素子に近い第4レンズL4有効径の外側に不要光が入射することを防止し、ゴーストやフレアの発生を抑えることができる。
撮像装置50をソケット40に装着する態様について説明する。図1において、撮像装置50のボックス部21Aをソケット40側に向け、基板52を底板41に向かって押圧する。すると、基板52の裏面に形成された外部接続用端子52a(図2)が、金属端子41aに接触して信号の授受が可能となる。又、側面42の係合部42aが、弾性変形することでボックス部21Aの通過を許容すると共に、凹部21bが対向する位置にきたときには、弾性変形より復帰することで凹部21bに係合し、それによりソケット40から撮像装置50が抜け出ることを抑制する。
即ち、第1の実施の形態に係る撮像装置は、撮影レンズのうち、最も像面側に配置された最終レンズである第4レンズL4の径を最も大きく構成し、第4レンズL4とそれ以外のレンズとの径の差を利用して、アクチュエータ30を配置している。これにより、全体として小型の撮像装置を創成することができ、4枚のレンズL1〜L4を駆動するのに必要なアクチュエータ30の駆動力を確保できると共に、SMIA95などの規格に合わせたソケット40に装着することができ、汎用性の高い撮像装置を得ることができる。
以下、第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。図3は、第2の実施の形態にかかる撮像装置を含む撮像装置50の斜視図であり、装着されるソケットと共に示しており、図4は、図3の撮像装置50をII−II線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。
なお、説明の重複を避けるため、同機能部材には同符号を付与し、図1、図2と異なる部分について説明する。
図3に示す、ソケット40は、図1に示したソケットと同様のものであり、説明は省略する。
図3及び図4に示す、第2の実施の形態に係る撮像装置50は、上記第1の実施の形態に係る撮像装置での説明と同様の、光電変換部51aを有する固体撮像素子としてのCMOS型イメージセンサ51と、このイメージセンサ51の光電変換部51aに被写体像を撮像させる撮像レンズとしての撮像レンズ10と、イメージセンサ51と撮像レンズ10との間に配置されたIRカットフィルタFと、上面にイメージセンサ51を保持すると共に、下面にその電気信号の送受を行う外部接続用端子52aを有する基板52と、撮像レンズを支持する組立筐体20と、フォーカシングレンズを駆動するアクチュエータ(フォーカスアクチュエータともいう)30とを備え、これらが一体的に形成されている。尚、本撮像装置50の光軸方向高さΔは、10mm以下である。
移動筒22の小円筒部22bの光軸直交方向外方には、円筒状のアクチュエータ30が配置されている。アクチュエータ30は、大円筒部22aの上端に取り付けられたコイル33と、上筒21Bの上端に取り付けられた磁石32と、上筒21Bに取り付けられ磁石32とコイル33の周囲を覆うヨーク31とからなっている。
この、第2の実施の形態に係る撮像装置50は、図3及び図4から明らかであるが、ヨーク31の最大外径Dは、基板52及びボックス部21Aの一辺の長さLより大きくなっている。なお、磁石32を移動筒22に取り付けて、コイル33を上筒21Bに取り付けても良い。
アクチュエータ30のコイル33のプラス端子は、移動筒22の大円筒部22aの外壁を延在する配線H1+を介してばね部材27に接続されている。更に、ばね部材27は、上筒21Bの外壁を貫通し更にボックス部21Aの外壁を延在するH2+を介して基板52に接続されている。又、コイル33のマイナス端子は、移動筒22の小円筒部22bの外壁を延在する配線H1−を介してばね部材28に接続されている。ばね部材28はヨーク31,上筒21B、ボックス部21Aの外壁を延在するH2−を介して基板52に接続されている。ボイスコイルモータの駆動原理は良く知られているので省略するが、外部よりばね部材27,28,配線H1+、H2+、H1−、H2−を介してコイル33に電力を供給することで発生する磁力により、磁石32に対してコイル33を、供給された電力に応じて変位させることができるものである。
撮像レンズ10は、物体側より順に、開口絞りS、正の屈折力を有し物体側に凸面を向けた第1レンズL1、負の屈折力を有する第2レンズL2,正の屈折力を有する第3レンズL3、負の屈折力を有する第4レンズL4とを有している。各レンズL1、L2、L3、L4は、互いにフランジ部同士を嵌合させることで位置決めされ、その光軸が一致した状態で移動筒22に保持されている。ここで、第1レンズL1に正レンズを採用することにより光学系の全長を短くすることができる。また撮像素子を用いた撮像装置の光学系としてはテレセントリック特性の確保は重要である。本実施の形態においては、撮像素子への入射角をほぼ光軸と平行にするため、第4レンズL4の有効径を撮像素子の対角方向の長さとほぼ同じに構成し、更に、第4レンズL4は中心が負、周辺を正の屈折力を持つようにすることにより撮像素子を用いる撮像装置として良好なテレセントリック特性を得ている。更に、第4レンズL4を上記のようにすることで、その前方の第1レンズL1〜第3レンズL3の有効径を小さくすることができる。また4枚構成の光学系とすることでレンズ性能を向上させることができ、光軸方向に移動させることにより、被写体の鮮明な画像を得ることが可能となる。本実施の形態では、レンズL1、L2、L3、L4がフォーカシングレンズ(可動レンズともいう)を構成するが、レンズL3,4に比べ、レンズL1,L2の外径を小さくしているため、この外径差を利用すると共に、アクチュエータ30を、ソケット40の取り付け方向に見たときに、アクチュエータ30の一部が、ソケット40より外方にはみ出すように構成することにより、より巻線数が多く厚みのあるコイル33を移動筒22に組み込むことができる。
撮像装置50をソケット40に装着する態様について説明する。図3において、撮像装置50のボックス部21Aをソケット40側に向け、基板52を底板41に向かって押圧する。すると、基板52の裏面に形成された外部接続用端子52a(図4)が、金属端子41aに接触して信号の授受が可能となる。又、側面42の係合部42aが、弾性変形することでボックス部21Aの通過を許容すると共に、凹部21bが対向する位置にきたときには、弾性変形より復帰することで凹部21bに係合し、それによりソケット40から撮像装置50が抜け出ることを抑制する。
即ち、第2の実施の形態に係る撮像装置によれば、ヨーク31の最大外径Dが、基板52及びボックス部21Aの一辺の長さLより大きくなっており、即ちアクチュエータ30は、取り付け方向(ここでは光軸方向)に見たときに、ボックス部21Aをはみ出して形成されている。従って、コイル33の巻線数を増大させて4枚のレンズL1〜L4を駆動するのに必要なアクチュエータ30の高い駆動力を確保できると共に、SMIA95などの規格に合わせた、それより小さい寸法のソケット40に装着することができ、汎用性の高い撮像装置を得ることが可能となる。
更に、最終レンズである第4レンズL4の径を最も大きくしてテレセントリック特性を確保しつつ、第4レンズL4と前方のレンズとの径の差を利用して、アクチュエータ30を配置し、ソケット40の取り付け方向に見たときアクチュエータ30の一部がソケット40より外方にはみ出すよう構成することで、より駆動力を高めたアクチュエータを備えつつ、それより小さい寸法のソケットに装着できる汎用性の高い撮像装置を得ることが可能となる。
上述した第1及び第2の実施の形態に係る撮像装置50の使用態様について説明する。図5は、撮像装置50を携帯端末としての携帯電話機100に装備した状態を示す図である。また、図6は携帯電話機100の制御ブロック図である。
撮像装置50は、例えば、撮像レンズにおける外筒21の物体側端面が携帯電話機100の背面(液晶表示部側を正面とする)に設けられ、液晶表示部の下方に相当する位置になるよう配設される。
撮像装置50の外部接続用端子52aは、ソケット40を介して携帯電話機100の制御部101と接続され、輝度信号や色差信号等の画像信号を制御部101側に出力する。
一方、携帯電話機100は、図6に示すように、各部を統括的に制御すると共に、各処理に応じたプログラムを実行する制御部(CPU)101と、番号等をキーにより支持入力するための入力部60と、所定のデータの他に撮像した画像や映像等を表示する表示部70と、外部サーバとの間の各種清報通信を実現するための無線通信部80と、携帯電話機100のシステムプログラムや各種処理プログラム及び端末ID等の必要な諸データを記憶している記憶部(ROM)91と、制御部101によって実行される各種処理プログラムやデータ、若しくは処理データ、或いは撮像装置50により撮像データ等を一時的に格納する作業領域として用いられる及び一時記憶部(RAM)92とを備えている。
携帯電話機100を把持する撮影者が、被写体に対して撮像装置50の撮像レンズ10の光軸を向けると、イメージセンサ51に画像信号が取り込まれるが、例えば像面AF処理などを行うことで、ピントズレを検出できる。制御部101は、このピントズレを解消する方向にレンズL1〜L4を駆動するように、アクチュエータ30に対して電力を供給するので、外部接続用端子52aより配線H1+、H2+、H1−、H2−を介してコイル33に電力が供給される。このとき、磁石32の周囲に配置されたヨーク31により磁束密度が高められ、効率よく電力を磁力に変換できる。これにより発生した磁力と、変形したばね部材27,28の付勢力とを釣り合わせることにより、移動筒22と共に最適な合焦位置にレンズL1〜L4を移動させ且つ保持することができるので、適切なオートフォーカス動作を実現できる。なお、電力供給の中断により、アクチュエータ30の駆動力が消失すれば、移動筒22は元の位置へと復帰する。
所望のシャッタチャンスで、図5に示すボタンBTを撮影者が押すことでレリーズが行われ、画像信号が撮像装置50に取り込まれることとなる。撮像装置50から入力された画像信号は、ソケット40を介して上記携帯電話機100の制御系に送信され、記憶部92に記憶されたり、或いは表示部70で表示され、さらには、無線通信部80を介して映像情報として外部に送信されることとなる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。例えば、可動レンズはレンズL1〜L4のいずれか1枚以上であれば良く、更にレンズ総数は4枚に限られない。
また、本実施の形態においては、アクチュエータとしてボイスコイルモータを用いた例で説明したが、例えば、特許3141714号公報、特許3266025号公報等に記載されているような、圧電素子に軸部材を取り付けたアクチュエータを用いてレンズ群を移動させる構成でもよいし、ステッピングモータを用いた構成も可能である。

Claims (9)

  1. ソケットに取り付けられる筐体と、
    前記筐体に対して光軸方向に移動可能な可動レンズを少なくとも1つ含む撮像レンズと、
    前記可動レンズを光軸方向に駆動するアクチュエータと、を有し、
    前記撮像レンズのうち、最も像面側に配置された最終レンズの径が最も大きく構成され、
    前記最終レンズと前記最終レンズ以外のレンズとの径の差を利用して、前記アクチュエータを配置したことを特徴とする撮像装置。
  2. ソケットに取り付けられる筐体と、
    前記筐体に対して光軸方向に移動可能な可動レンズを少なくとも1つ含む撮像レンズと、
    前記可動レンズを光軸方向に駆動するアクチュエータと、を有し、
    前記アクチュエータを、前記ソケットの取り付け方向に見たときに、前記アクチュエータの一部は、前記ソケットより外方にはみ出していることを特徴とする撮像装置。
  3. ソケットに取り付けられる筐体と、
    前記筐体に対して光軸方向に移動可能な可動レンズを少なくとも1つ含む撮像レンズと、
    前記可動レンズを光軸方向に駆動するアクチュエータと、を有し、
    前記撮像レンズのうち、最も像面側に配置された最終レンズの径が最も大きく構成され、
    前記アクチュエータを、前記ソケットの取り付け方向に見たときに、前記アクチュエータの一部は、前記ソケットより外方にはみ出していることを特徴とする撮像装置。
  4. 前記最終レンズは、中心が負、周辺が正の屈折力を有する面形状であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮影レンズは4枚構成であり、最も物体側に配置された第1レンズは、正の屈折力を有するレンズであることを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮影レンズは、物体側から順に、正、負、正、負の屈折力のレンズで構成されていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記アクチュエータは円筒状であり、前記ソケットは矩形状の取り付け面を有することを特徴とする請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記アクチュエータはボイスコイルモータであることを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記アクチュエータは圧電素子を用いたものであることを特徴とする請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載の撮像装置。
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