JPWO2006118180A1 - 撮像装置及び携帯情報端末装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の撮像装置及び携帯情報端末装置は、光路となる開口部(21a)をもつ基板(21),基板に対して開口部から外れた退避位置と開口部に臨む位置とを移動自在に支持された赤外光カットフィルタ羽根(23),赤外光カットフィルタ羽根(23)を駆動する第1電磁駆動源(26)を含む羽根駆動ユニット20、開口部を通る光路上に配置されたレンズ光学系(32,33,34)、レンズ光学系を通して被写体を撮像する撮像素子(42)、羽根駆動ユニット(20)及び撮像素子(42)を駆動制御する制御手段(51)を備え、制御手段は、赤外光使用時において、赤外光カットフィルタ羽根(23)を退避位置に移動させるように第1電磁駆動源(26)を駆動制御する。このように、開口部から退避可能に赤外光カットフィルタ羽根を設けたことにより、通常の撮影を行えると共に、認証の際の生体情報(血管画像)を撮影することもできる。

Description

本発明は、操作者の認証機能を備えた撮像装置に関し、特に、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置に搭載されて操作者の認証の際に生体情報を撮影して認証を行う撮像装置及びこれを搭載した携帯情報端末装置に関する。
操作者を識別する従来の認証装置としては、携帯電話機の側面に操作者の指の静脈形状、脈波、指紋等の生体情報を読み取るセンサを設け、センサにより読み取られた情報を、WEBサーバ及び管理サーバを含むユーザ管理システムに送信して、操作者の認証を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この装置に採用されているセンサでは、操作者の指の静脈等に関する生体情報を、如何なる構成により読み取る(撮像する)のか、具体的な構成が開示されていない。
また、他の識別装置としては、操作者の指に赤外光及び可視光をそれぞれ照射する光源、指からの光を可視光と赤外光とに分離するダイクロイックミラー、ダイクロイックミラーの後方に配置されたレンズ、レンズの後方に配置されたCCD(撮像素子)等を備え、指の血管画像を撮像することで、登録されている血管画像と照合して、個人の認証を行うものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この装置では、部品点数も多く、構造が複雑であり、携帯電話機等に搭載するのは困難である。
さらに、他の識別装置としては、操作者の指に照明光を照射するための光源及び光ファイバーからなる照明手段、指を透過した白色光から可視光をカットする可視光カットフィルタ、可視光カットフィルタの後方に配置されたレンズ及びCCD等を備え、CCDにより指の血管画像を撮像して、登録された血管画像と照合して、個人の認証を行うものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、この装置では、赤外光がCCD(撮像素子)に常時進入する構成になっているため、血管画像を撮影するためだけにCCDを用いることはできても、通常の被写体を撮影すると画像の鮮明度が低下して、通常のデジタルカメラ(撮像装置)として適用することは困難である。
一方、通常のデジタルカメラにおいては、CCD(撮像素子)の前方に、赤外光を遮断する赤外光カットフィルタが配置されているが、この赤外光カットフィルタと上述の可視光カットフィルタを併せ持つ構成では、血管画像等を鮮明に撮影することが難しく、構造が複雑になり、装置の大型化、高コスト化を招く。
特開2004−344375号公報 特開平11−203452号公報 特開平7−21373号公報
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構成部品を極力削減して、構造の簡略化、低コスト化を図り、簡易な手法にて操作者の認証が行えると共に通常の被写体の撮影も行うことができ、特に携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置に搭載可能な小型の撮像装置及びこれを搭載した携帯情報端末装置を提供することにある。
本発明の撮像装置は、光路となる開口部を有する基板,基板に対して開口部から外れた退避位置と開口部に臨む位置とを移動自在に支持された羽根部材,及び羽根部材を駆動する電磁駆動源を含む羽根駆動ユニットと、開口部を通る光路上に配置されたレンズ光学系と、レンズ光学系を通して被写体を撮像する撮像素子と、羽根駆動ユニット及び撮像素子を駆動制御する制御手段とを備え、上記羽根部材は、撮像素子への赤外光の進入を遮断する赤外光カットフィルタ羽根を含み、上記制御手段は、赤外光使用時において、赤外光カットフィルタ羽根を退避位置に移動させるべく電磁駆動源を駆動制御するようになっている。
この構成によれば、例えば、操作者がこの撮像装置の電源を入れて、赤外光を使用する操作者の認証モードになると、制御手段が赤外光カットフィルタ羽根を駆動して開口部から外れた退避位置に移動させ、開口部の前面に置かれた操作者の指等を透過した赤外光は、レンズを経て撮像素子に進入し血管画像を結像させる。したがって、この血管画像を予め登録された画像と照合して認証を行うことができる。一方、認証で許可された後に一般の撮影を行う通常モードでは、赤外光カットフィルタ羽根は、開口部に望む位置に位置決めされているため、撮像素子に進入する赤外光が遮断されて、被写体の鮮明なカラー撮影画像を得ることができる。
このように、赤外光カットフィルタ羽根を開口部に対して可動としたことにより、赤外光を使用しない通常モードにおいて通常の撮影を行えると共に、赤外光を使用する認証モードにおいて操作者の生体情報(血管画像)を撮影することもできる。
上記構成の撮像装置において、電磁駆動源は、赤外光使用時以外において、非通電の状態で、赤外光カットフィルタ羽根を開口部に臨む位置に位置決めして保持する、構成を採用することができる。
この構成によれば、赤外光を使用しないで通常の被写体を撮影する通常モードでは、赤外光カットフィルタ羽根は、非通電の状態で開口部に臨む位置に位置決めされて保持されるため、消費電力を低減することができ、この撮像装置が携帯電話機等の小型の携帯情報端末装置に搭載される際に、電源を小型化でき、全体の小型化に寄与する。
上記構成の撮像装置において、赤外光カットフィルタ羽根は、レンズ光学系に対して被写体側寄り又は撮像素子側寄りあるいはレンズ光学系内に介在する位置のいずれかに配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、レンズ光学系の後方に撮像素子が配置される状態で、赤外光カットフィルタ羽根を、レンズ光学系よりも前側、レンズ光学系よりも後側、あるいは、レンズ光学系のレンズとレンズの間に配置するため、仕様に応じた自由な配置が可能になる。特に、撮像素子側寄りに配置することにより、赤外光を使用しないで通常の撮影を行う通常モードにおいて撮像素子に赤外光が進入するのをより確実に防止することができる。
上記構成の撮像装置において、羽根部材は、赤外光カットフィルタ羽根の他に、開口部を開閉するシャッタ羽根を含み、電磁駆動源は、赤外光カットフィルタ羽根を駆動する第1電磁駆動源、シャッタ羽根を駆動する第2電磁駆動源を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1電磁駆動源により赤外光カットフィルタ羽根を駆動すると共に、第2電磁駆動源によりシャッタ羽根を開閉駆動することでシャッタ機能が得られるため、赤外光を使用しない通常の撮影でシャッタ機能を用いることができるのは勿論のこと、赤外光を使用する認証モードにおける生体の撮影でも、必要であればシャッタ機能を作動させることができる。
上記構成の撮像装置において、赤外光カットフィルタ羽根及びシャッタ羽根は、レンズ光学系に対して被写体側寄り又は撮像素子側寄りあるいはレンズ光学系内に介在する位置のいずれかに配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、レンズ光学系の後方に撮像素子が配置される状態で、赤外光カットフィルタ羽根及びシャッタ羽根を一緒に、レンズ光学系よりも前側、レンズ光学系よりも後側、あるいは、レンズ光学系のレンズとレンズの間に配置するため、小型化及び構造の簡素化を達成しつつ仕様に応じた自由な配置が可能になる。特に、撮像素子側寄りに配置することにより、赤外光を使用しないで通常の撮影を行う通常モードにおいて撮像素子に赤外光が進入するのをより確実に防止することができる。
上記構成の撮像装置において、赤外光カットフィルタ羽根及びシャッタ羽根の一方は、レンズ光学系に対して被写体側寄りに配置され、赤外光カットフィルタ羽根及びシャッタ羽根の他方は、レンズ光学系に対して撮像素子側寄りに配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、赤外光カットフィルタ羽根とシャッタ羽根を離して、それぞれレンズ光学系の前側か後側に配置するため、レンズ光学系の前側の隙間及びレンズ光学系の後側の隙間(バックフォーカス)が狭い場合に適している。
上記構成の撮像装置において、羽根部材は、赤外光カットフィルタ羽根の他に、開口部を所定の口径に絞るか又は開口部を覆って光量を減少させる光量調整羽根を含み、電磁駆動源は、赤外光カットフィルタ羽根を駆動する第1電磁駆動源、光量調整羽根を駆動する第3電磁駆動源を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1電磁駆動源により赤外光カットフィルタ羽根を駆動すると共に、第3電磁駆動源により光量調整羽根を駆動することで光量調節機能が得られるため、赤外光を使用しない通常の撮影で光量調節機能を用いることができるのは勿論のこと、赤外光を使用する認証モードでの生体の撮影でも、必要であれば光量調節機能を作動させることができる。
上記構成の撮像装置において、赤外光カットフィルタ羽根及び光量調整羽根は、レンズ光学系に対して被写体側寄り又は撮像素子側寄りあるいはレンズ光学系内に介在する位置のいずれかに配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、レンズ光学系の後方に撮像素子が配置される状態で、赤外光カットフィルタ羽根及び光量調整羽根を一緒に、レンズ光学系よりも前側、レンズ光学系よりも後側、あるいは、レンズ光学系のレンズとレンズの間に配置するため、小型化及び構造の簡素化を達成しつつ仕様に応じた自由な配置が可能になる。特に、撮像素子側寄りに配置することにより、赤外光を使用しないで通常の撮影を行う通常モードにおいて撮像素子に赤外光が進入するのをより確実に防止することができる。
上記構成の撮像装置において、赤外光カットフィルタ羽根及び光量調整羽根の一方は、レンズ光学系に対して被写体側寄りに配置され、赤外光カットフィルタ羽根及び光量調整羽根の他方は、レンズ光学系に対して撮像素子側寄りに配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、赤外光カットフィルタ羽根と光量調整羽根を離して、それぞれレンズ光学系の前側か後側に配置するため、レンズ光学系の前側の隙間及びレンズ光学系の後側の隙間(バックフォーカス)が狭い場合に適している。
上記構成の撮像装置において、羽根部材は、赤外光カットフィルタ羽根の他に、開口部を開閉するシャッタ羽根、開口部を所定の口径に絞るか又は開口部を覆って光量を減少させる光量調整羽根を含み、電磁駆動源は、赤外光カットフィルタ羽根を駆動する第1電磁駆動源、シャッタ羽根を開閉駆動する第2電磁駆動源、光量調整羽根を駆動する第3電磁駆動源を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1電磁駆動源により赤外光カットフィルタ羽根を駆動すると共に、第2電磁駆動源によりシャッタ羽根を開閉駆動することでシャッタ機能が得られ、第3電磁駆動源により光量調整羽根を駆動することで光量調節機能が得られるため、赤外光を使用しない通常の撮影でシャッタ機能及び光量調調節機能を用いることができるのは勿論のこと、赤外光を使用する認証モードにおける生体の撮影でも、必要であればシャッタ機能及び光量調節機能を作動させることができる。
上記構成の撮像装置において、赤外光カットフィルタ羽根、シャッタ羽根、及び光量調整羽根の支軸は、開口部の周囲に配列され、第1電磁駆動源、第2電磁駆動源、及び第3電磁駆動源は、開口部の周囲に配列されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、赤外光カットフィルタ羽根及び第1電磁駆動源、シャッタ羽根及び第2電磁駆動源、光量調整羽根及び第3電磁駆動源を含む構成において、これらを開口部の周りに配列したことにより、開口部を中心として部品の集約化を行え、撮像装置の小型化、さらには撮像装置を搭載する携帯電話機等の小型化を達成できる。
上記構成の撮像装置において、赤外光カットフィルタ羽根、シャッタ羽根、及び光量調整羽根は、レンズ光学系に対して被写体側寄り又は撮像素子側寄りあるいはレンズ光学系内に介在する位置のいずれかに配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、レンズ光学系の後方に撮像素子が配置される状態で、赤外光カットフィルタ羽根、シャッタ羽根、及び光量調整羽根を一緒に、レンズ光学系よりも前側、レンズ光学系よりも後側、あるいは、レンズ光学系のレンズとレンズの間に配置するため、小型化及び構造の簡素化を達成しつつ仕様に応じた自由な配置が可能になる。特に、撮像素子側寄りに配置することにより、赤外光を使用しないで通常の撮影を行う通常モードにおいて撮像素子に赤外光が進入するのをより確実に防止することができる。
上記構成の撮像装置において、赤外光カットフィルタ羽根は、レンズ光学系に対して被写体側及び撮像素子側の一方側寄りに配置され、シャッタ羽根及び光量調整羽根は、レンズ光学系に対して被写体側及び撮像素子側の他方側寄りに配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、シャッタ羽根及び光量調整羽根を一緒にして赤外光カットフィルタ羽根から離し、それぞれレンズ光学系の前側か後側に配置するため、レンズ光学系の前側の隙間及びレンズ光学系の後側の隙間(バックフォーカス)が狭い場合に適している。
上記構成の撮像装置において、赤外光カットフィルタ羽根は、所定の口径をなす開口を画定する一対の羽根と、一対の羽根に挟まれて接合された赤外光カットフィルタを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、赤外光カットフィルタが一対の羽根に挟まれた積層構造をなすため、機械的強度が高くなり、又、赤外光カットフィルタに傷が付くのを防止でき、さらに、打ち抜き型等を共用でき製造コスト等を低減できる。
上記構成の撮像装置において、赤外光カットフィルタ羽根は、所定の口径をなす開口を画定する羽根と、開口を少なくとも覆うように羽根の一方側の面に接合された赤外光カットフィルタを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、積層構造の赤外光カットフィルタ羽根に比べて、薄型化、軽量化、さらには撮像装置を薄型化することができる。
上記構成の撮像装置において、操作者に関する情報を予め記憶する記憶手段と、赤外光使用時において撮像素子により撮像された操作者の画像情報を記憶手段の情報と比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて操作者の適否を判定する判定手段を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、操作が許可される操作者の情報(例えば、指の血管画像に関する情報)を記憶手段に予め記憶しておき、操作者が電源を入れて操作しようとしたとき、撮像素子でその操作者の指等の情報(例えば血管画像)を撮像し、比較手段によりその撮像画像を記憶された画像と比較して、判定手段によりその操作者が本来許可される者か否かその適否が判定される。このように、赤外光を使用する認証モードにおいて、操作者の認証が一連の処理に基づいて確実に行われるため、認証を迅速にかつ高精度に行うことができる。
本発明の携帯情報端末装置は、光路となる開口部を有する基板,基板に対して開口部から外れた退避位置と開口部に臨む位置とを移動自在に支持された羽根部材,及び羽根部材を駆動する電磁駆動源を含む羽根駆動ユニットと、開口部を通る光路上に配置されたレンズ光学系と、レンズ光学系を通して被写体を撮像する撮像素子と、羽根駆動ユニット及び撮像素子の駆動制御並びに全体の制御を司る制御手段とを備え、上記羽根部材は、撮像素子への赤外光の進入を遮断する赤外光カットフィルタ羽根を含み、上記制御手段は、赤外光使用時において、赤外光カットフィルタ羽根を退避位置に移動させるべく電磁駆動源を駆動制御するようになっている。
この構成によれば、操作者がこの携帯情報端末装置の電源を入れて、赤外光を使用する操作者の認証モードになると、制御手段が赤外光カットフィルタ羽根を駆動して開口部から外れた退避位置に移動させ、開口部の前面に置かれた操作者の指等を透過した赤外光は、レンズを経て撮像素子に進入し血管画像を結像させる。したがって、この血管画像を予め登録された画像と照合して認証を行うことができる。一方、認証で許可された後に赤外光を使用しないで一般の撮影を行う通常モードでは、赤外光カットフィルタ羽根は、開口部に望む位置に位置決めされているため、撮像素子に進入する赤外光が遮断されて、被写体の鮮明なカラー撮影画像を得ることができる。
このように、赤外光カットフィルタ羽根を開口部に対して可動としたことにより、携帯情報端末装置において、赤外光を使用しない通常モードにおいて通常の撮影を行えると共に、赤外光を使用する認証モードにおいて操作者の生体情報(血管画像)を撮影することもできる。
上記構成の携帯情報端末装置において、操作者に関する情報を予め記憶する記憶手段と、赤外光使用時において撮像素子により撮像された操作者の画像情報を記憶手段の情報と比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて操作者の適否を判定する判定手段を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、操作が許可される操作者の情報(例えば、指の血管画像に関する情報)を記憶手段に予め記憶しておき、操作者が電源を入れて操作しようとしたとき、撮像素子でその操作者の指等の情報(例えば血管画像)を撮像し、比較手段によりその撮像画像を記憶された画像と比較して、判定手段によりその操作者が本来許可される者か否かその適否が判定される。このように、赤外光を使用する認証モードにおいて、操作者の認証が一連の処理に基づいて確実に行われるため、認証を迅速にかつ高精度に行うことができる。
上記構成の携帯情報端末装置において、判定手段の判定結果に関する情報を表示する表示手段を含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、表示手段(例えば、液晶モニター等)が判定結果に関する情報を表示するため、例えば、操作者が本来承認されない不適な者であるとき、そのことを警告することができる。
上記構成の携帯情報端末装置において、制御手段は、判定手段が操作者を不適と判定したとき、その操作者によるそれ以後の操作を不能に設定する、構成を採用することができる。
この構成によれば、判定手段が操作者を不適と判定したとき、制御手段がそれ以後の操作を不能(例えば、電源を自動的にオフにする)にするため、許可されない者が勝手に携帯情報端末装置を操作するのを防止することができる。
上記構成をなす本発明の撮像装置及び携帯情報端末装置によれば、構成部品を極力削減して、構造の簡略化、低コスト化を達成しつつ、簡易な手法にて操作者の認証が行えると共に通常の被写体の撮影も行うことができる撮像装置を得ることができ、又、この撮像装置を搭載することにより、認証機能及び撮影機能を兼ね備えた小型の携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置が得られる。
本発明に係る撮像装置を搭載した携帯情報端末装置としての携帯電話機を示す正面図である。 図1の携帯電話機に搭載された撮像装置を示す部分断面図である。 図1の携帯電話機に搭載された撮像装置の分解斜視図である。 撮像装置の一部をなす羽根駆動ユニットを示す平面図である。 撮像装置の一部をなす羽根駆動ユニットを示す分解斜視図である。 撮像装置の一部をなす羽根駆動ユニットに含まれる赤外光カットフィルタ羽根の分解斜視図である。 赤外光カットフィルタ羽根を駆動する第1電磁駆動源を示す分解斜視図である。 シャッタ羽根を駆動する第2電磁駆動源及び光量調整羽根を駆動する第3電磁駆動源を示す分解斜視図である。 図1に示す携帯電話機に含まれる制御回路を示すブロック図である。 撮像装置を搭載する携帯電話機における認証モードでの制御動作を示すフローチャートである。 赤外光カットフィルタ羽根の他の実施形態を示す分解斜視図である。 光量調整羽根としてのNDフィルタ羽根を示す斜視図である。 光量調整羽根としてのNDフィルタ羽根の他の実施形態を示す斜視図である。 撮像装置の他の実施形態を示す部分断面図である。 撮像装置のさらに他の実施形態を示す部分断面図である。 撮像装置のさらに他の実施形態を示す部分断面図である。
符号の説明
1 携帯電話機の本体
2 ヒンジ部
3 携帯電話機の蓋体
3b 撮影窓
10 撮像装置
20,20´,20´´ 羽根駆動ユニット
21 地板(基板)
21a 開口部
21c,21d,21d 支軸
22 裏板(基板)
22a 開口部
23 赤外光カットフィルタ羽根(羽根部材)
23´ 一対の羽根
23´´ 赤外光カットフィルタ
24 シャッタ羽根(羽根部材)
25 絞り羽根(羽根部材、光量調整羽根)
26 第1電磁駆動源
27 第2電磁駆動源
28 第3電磁駆動源
30,130,230,330 レンズユニット
31,131,231,331 レンズ枠
32,132,232,332 第1レンズ(レンズ光学系)
33,133,233,333 第2レンズ(レンズ光学系)
34,134,234,334 第3レンズ(レンズ光学系)
40 撮像ユニット
41 回路基板
42 CCD(撮像素子)
50 制御回路
51 制御手段(CPU)
52 CCD駆動回路
53 第1駆動回路
54 第2駆動回路
55 第3駆動回路
56 画像処理回路
57 記憶手段
58 比較手段
59 判定手段
60 表示手段
123 赤外光カットフィルタ羽根(羽根部材)
123´ 羽根
123´´ 赤外光カットフィルタ
125,225 NDフィルタ羽根(羽根部材、光量調整羽根)
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ここでは、本発明に係る撮像装置を携帯情報端末装置としての携帯電話機に搭載した場合について説明する。
この携帯電話機は、図1に示すように、複数の操作釦1aが配置され内部に各種の制御回路、電子部品等が収容された本体1、本体1に対してヒンジ部2を介して開閉自在に結合されると共に情報を表示するための液晶表示部3aをもつ蓋体3、蓋体3の撮影窓3bの後方に内蔵された撮像装置10等を備えている。尚、撮像装置10は、本体1あるいはヒンジ部2に内蔵されてもよい。
撮像装置10は、図2及び図9に示すように、撮影窓3bに近い側から順に配置された、羽根駆動ユニット20、レンズ光学系を形成するレンズユニット30、撮像ユニット40等を備えて、カメラユニットを形成している。
羽根駆動ユニット20は、図2ないし図4に示すように、光軸方向Lにおいてレンズユニット30よりも被写体側に配置されており、光路となる開口部21a,22aを有する基板としての地板21及び裏板22、開口部21a,22aから外れた退避位置と開口部21a,22aに臨む位置とを移動自在に地板21に支持された羽根部材としての赤外光カットフィルタ羽根23,シャッタ羽根24,及び光量調整羽根としての絞り羽根25、赤外光カットフィルタ羽根23を駆動する第1電磁駆動源26、シャッタ羽根24を駆動する第2電磁駆動源27、絞り羽根25を駆動する第3電磁駆動源28等により形成されている。
地板21は、図2、図3、図4、図5、図7、図8に示すように、略円板状に形成され、その中央に形成された光路となる開口部21a、開口部21aの周りに形成された略扇状の3つの貫通孔21b、一方の面から突出して形成され赤外光カットフィルタ羽根23,シャッタ羽根24,絞り羽根25をそれぞれ回動自在に支持する4つの支軸21c,21d,21d,21e、他方の面から突出して形成され3つの電磁駆動源26,27,28をそれぞれ固定するための6つの取付けボス部21f等を備えている。
裏板22は、図5に示すように、略円板状に形成され、その中央に形成された光路となる開口部22a、開口部22aの周りに形成され後述する駆動ピン262b,272b,282bを通す3つの長孔22b、長孔22bの近傍に形成され支軸21c,21d,21d,21eをそれぞれ嵌合させる4つの円孔22c,22d,22d,22e、ネジBを通す3つのネジ孔22f等を備えている。
そして、地板21と裏板22とは、図2に示すように、赤外光カットフィルタ羽根23、シャッタ羽根24、絞り羽根25を回動自在に収容する羽根室Wを画定するように、ネジBにより締結されている。尚、開口部21a,22aは、撮像装置10が携帯電話機に搭載された状態で、撮影窓3bと同軸上(光軸L上)に配置されるようになっている。
赤外光カットフィルタ羽根23は、赤外光がCCD42へ進入するのを遮断するものであり、図4ないし図6に示すように、プラスチックもしくは金属材料により形成された一対の羽根23´の間にフィルム状の赤外光カットフィルタ23´´を挟み、接着、溶着、カシメ等の手法を用いて一体的に接合したものであり、光路となる開口部21a,22aよりも大きい口径をもつ開口23a、支軸21cを通す円孔23b、駆動ピン262bを通す長孔23cを有する。
そして、赤外光カットフィルタ羽根23は、図4に示すように、円孔23bに支軸21cが挿入され、長孔23cに駆動ピン262bが挿入され、支軸21c回りに回動自在に支持されており、駆動ピン262bが所定範囲を往復動することにより、図4に示すように開口部21aに臨む位置と、開口部21aから外れた退避位置との間を移動するようになっている。
ここでは、赤外光カットフィルタ羽根23は、同一の輪郭をなす一対の羽根23´及び赤外光カットフィルタ23´´の積層構造をなすため、機械的強度が高くなり、又、赤外光カットフィルタ23´´に傷が付くのを防止でき、さらに、打ち抜き型等を共用でき製造コスト等を低減できる。
シャッタ羽根24は、開口部21a,22aを開閉するものであり、図4及び図5に示すように、薄板状のプラスチックもしくは金属材料により形成された一対の羽根からなり、支軸21dを通す円孔24b、駆動ピン272bを通す長孔24cを有する。
そして、シャッタ羽根24は、図4に示すように、円孔24bに支軸21dが挿入され、長孔24cに駆動ピン272bが挿入され、支軸21d回りに回動自在に支持されており、駆動ピン272bが所定範囲を往復動することにより、図4に示すように開口部21aから外れた退避位置(開放位置)と開口部21aに臨む位置(閉鎖位置)との間を移動するようになっている。
絞り羽根25は、開口部21a,22aを所定の口径に絞って通過する光量を調節するものであり、図4及び図5に示すように、薄板状のプラスチックもしくは金属材料により形成された一枚の羽根からなり、開口部21aの口径よりも小さい口径をなす絞り開口25a、支軸21eを通す円孔25b、駆動ピン282bを通す長孔25cを有する。
そして、絞り羽根25は、図4に示すように、円孔25bに支軸21eが挿入され、長孔25cに駆動ピン282bが挿入され、支軸21e回りに回動自在に支持されており、駆動ピン282bが所定範囲を往復動することにより、図4に示すように開口部21aから外れた退避位置(非絞り位置)と開口部21aに臨む位置(絞り位置)との間を移動するようになっている。
第1電磁駆動源26は、赤外光カットフィルタ羽根23を駆動するものであり、図4及び図7に示すように、地板21に連結される上下枠部材261、N極及びS極に着磁された磁石部262a及び駆動ピン262bを有するロータ262、励磁用のコイル263、ロータ262と同軸に配置された円筒状のヨーク264、鉄ピン(不図示)等により形成されている。尚、ヨーク264は、コイル263の外側において、上側の枠部材261に取り付けられて磁路を形成するものであり、鉄ピン(不図示)は、ロータ262との間で磁気的吸引力を生じさせて、非通電の状態で作動範囲の両端に駆動ピン262bを停止させて保持するように形成されている。
そして、第1電磁駆動源26はネジBにより地板21に固定され、ロータ262は、駆動ピン262bが赤外光カットフィルタ羽根23の長孔23cに挿入されて、扇状の貫通孔21bで規制される範囲において回動し、赤外光カットフィルタ羽根23を開口部21aに臨む位置と退避位置との間で移動させるようになっている。
第2電磁駆動源27は、シャッタ羽根24を駆動するものであり、図4及び図8に示すように、地板21に連結される押え板271、N極及びS極に着磁された磁石部272a及び駆動ピン272bを有するロータ272、励磁用のコイル273、略U字状に形成されたヨーク274等により形成されている。尚、ヨーク274は、ロータ272との間で磁気的吸引力を生じさせて、非通電の状態で作動範囲の両端に駆動ピン272bを停止させて保持するように形成されている。
そして、第2電磁駆動源27はネジBにより地板21に固定され、ロータ272は、駆動ピン272bがシャッタ羽根24の長孔24cに挿入されて、扇状の貫通孔21bで規制される範囲において回動し、シャッタ羽根24を開口部21aに臨む位置と退避位置との間で移動させるようになっている。
第3電磁駆動源28は、絞り羽根25を駆動するものであり、図4及び図8に示すように第2電磁駆動源27と同一の構成に形成されて、地板21に連結される押え板281、N極及びS極に着磁された磁石部282a及び駆動ピン282bを有するロータ282、励磁用のコイル283、略U字状に形成されたヨーク284等により形成されている。尚、ヨーク284は、ロータ282との間で磁気的吸引力を生じさせて、非通電の状態で作動範囲の両端に駆動ピン282bを停止させて保持するように形成されている。
そして、第3電磁駆動源28はネジBにより地板21に固定され、ロータ282は、駆動ピン282bが絞り羽根25の長孔25cに挿入されて、扇状の貫通孔21bで規制される範囲において回動し、絞り羽根25を開口部21aに臨む位置と退避位置との間で移動させるようになっている。
ここで、赤外光カットフィルタ羽根23、シャッタ羽根24、及び絞り羽根25は、図4に示すように、開口部21aの周りに配置された支軸21c,21d,21eに回動自在に支持されて周方向に配列された状態となっている。また、第1電磁駆動源26、第2電磁駆動源27、及び第3電磁駆動源28も、図4に示すように、開口部21aの周りにおいて周方向に配列された状態となっている。
このような配置構成を採用することで、開口部21aを中心として部品の集約化を行うことができ、撮像装置10の小型化、さらには撮像装置10を搭載する携帯電話機等の小型化を達成できる。
レンズユニット30は、図2及び図3に示すように、光軸方向Lにおいて撮像ユニット40(CCD42)よりも被写体側に配置されており、レンズ枠31、レンズ枠31にそれぞれ固定された,第1レンズ32、第2レンズ33、及び第3レンズ34等により形成されている。すなわち、第1レンズ32、第2レンズ33、及び第3レンズ34によりレンズ光学系が形成されている。
撮像ユニット40は、図2及び図3に示すように、光軸方向Lにおいてレンズ光学系(第1レンズ32、第2レンズ33、第3レンズ34)の後方に配置されて、レンズ枠31の後端に接合された回路基板41、回路基板41に対して固定された撮像素子としてのCCD42、回路基板41上に設けられた各種の配線及び電子部品並びに制御回路50等により形成されている。すなわち、CCD42は、レンズ光学系を通して被写体を撮像するようになっている。
尚、撮像素子としては、CCD42に限らず、CMOS、その他の素子を適用することができる。
制御回路50は、図9に示すように、電磁駆動源26,27,28及びCCD42等の駆動制御さらには全体の制御を司る制御手段(CPU)51、CCD42を駆動制御するCCD駆動回路52、第1電磁駆動源26を駆動制御する第1駆動回路53、第2電磁駆動源27を駆動制御する第2駆動回路54、第3電磁駆動源28を駆動制御する第3駆動回路55、CCD42により撮像された撮像画像を処理する画像処理回路56、操作者に関する情報(指の血管画像に関する情報等)を予め記憶する記憶手段57、赤外光を使用する操作者の認証モードにおいてCCD42により撮像された操作者の画像情報(指の血管画像に関する情報)を記憶手段58に記憶された情報(操作が許可される操作者の画像情報(指の血管画像に関する情報)と比較する比較手段58、比較手段58の比較結果に基づいて操作者の適否を判定する判定手段59等を備えている。
ここで、制御回路50は、携帯電話機の本体1又は蓋体3に直接配置され、各種の配線を介して、CCD42及び羽根駆動ユニット20を駆動制御するようにしてもよい。
また、制御回路50により制御されるものとして、図9に示すように、判定手段59の判定結果に関する情報を表示する表示手段60が、携帯電話機の本体1又は蓋体3に設けられて、操作者にその情報を告知するようになっている。尚、表示手段60としては、携帯電話機の液晶表示部3aを兼用してもよく、専用の表示モニターを採用してもよい。
次に、この撮像装置10が携帯電話機に搭載されて、認証のための撮影を行う場合の動作の一例について、図10に示すフローチャートを参照しつつ説明する。尚、それぞれの駆動制御は、制御手段(CPU)51が司る。
先ず、携帯電話機の電源がオンにされると(ステップS1)、自動的に操作者が登録された者か否かの識別を行うように赤外光を使用する認証モードになる(ステップS2)。尚、この認証モードにおいて、操作者が許可されない限り、次の操作を行うことはできない(操作釦1aを押しても何ら反応しない)ようになっている。
続いて、第1電磁駆動源26が通電されて、赤外光カットフィルタ羽根23が開口部21aから外れた退避位置に移動する(ステップS3)。このとき、通電が断たれた状態でも、赤外光カットフィルタ羽根23は退避位置に保持される。
そして、操作者が指を撮影窓3bに近接させると、所定のタイミングで認証のための画像が撮影される(ステップS4)。このとき、外部から指に照射される光に含まれる赤外光は、指を透過した後、レンズ光学系(第1レンズ32、第2レンズ33、第3レンズ34)を経てCCD42に入射し、CCD42は血管画像を結像させて撮像する。そして、撮像された画像は、記憶手段57に予め記憶された情報と比較され得るように画像処理回路56にて所定の処理が施される。
そして、比較手段58により、CCD42により撮像された操作者の画像(指の血管画像)に関する情報と予め記憶手段57に登録された操作者の血管画像に関する情報とが比較され、判定手段59により、両情報が一致するか否かの判定(照合)が行われる(ステップS5)。
ここで、不一致(不適)と判断された場合は、その認証の回数Nがカウントされ(ステップS6)、N<N1のときは再びステップS2に戻って認証モードを繰り返す。そして、N≧N1のときは認証が不許可となり、電源が自動的にオフとされる(ステップS7)。すなわち、判定手段59が操作者を不適と判定したとき、その操作者によるそれ以後の操作が不能に設定される。これにより、許可されない者が勝手に携帯電話機を操作するのを防止することができる。
このとき、表示手段60により、判定結果に関する情報(例えば、当該操作者は登録された操作者ではないため操作が許可されない、という趣旨の情報)を表示するようにして、警告することもできる。
このように、CCD42による操作者の指の血管画像等の撮像→比較手段58による記憶情報と撮像情報との比較→判定手段59による判定というように、操作者の認証が一連の処理に基づいて確実に行われるため、認証を迅速にかつ高精度に行うことができる。
一方、ステップS5において、画像が一致すると判断された場合は、第1電磁駆動源26が通電されて、赤外光カットフィルタ23が開口部21aに臨む位置に移動する(ステップS8)。そして、第1電磁駆動源26が非通電とされても、赤外光カットフィルタ羽根23は開口部21aに臨む位置に停止した状態で保持される。
これにより、赤外光を使用しないで通常の被写体を撮影できる通常モードに移行する(ステップS9)。この通常モードは最も長く持続される状態であるため、非通電状態で赤外光カットフィルタ羽根23を保持することにより、消費電力を低減でき、それ故に、電源等の小型化を達成できる。
そして、この通常モードにおいて、被写体を撮影したい場合は、レリーズ動作を行うことにより、第2電磁駆動源27が通電されて、シャッタ羽根24が開口部21aを閉鎖してシャッタ動作を完了する。また、必要に応じて光量を調節するために、予め第3電磁駆動源28が通電されて、絞り羽根25が開口部21aに望む絞り位置に移動し、その後、第2電磁駆動源27が通電されて、シャッタ羽根24が開口部21aに臨む閉鎖位置に移動してシャッタ動作を完了する。
この赤外光を使用しない通常モードでは、赤外光カットフィルタ羽根23は、開口部21aに望む位置に位置決めされているため、CCD42に進入する赤外光が遮断されて、被写体の鮮明なカラー撮影画像を得ることができる。
尚、このようなシャッタ動作あるいは絞り動作は、赤外光を使用する認証モードにおいて必要な場合は、同様のシャッタ動作又は絞り動作が行われるように駆動制御されてもよい。
このように、赤外光カットフィルタ羽根23を開口部21aに対して可動としたことにより、赤外光を使用しない通常モードにおいて通常の撮影を行えると同時に、赤外光を使用する認証モードにおいて操作者の生体情報(血管画像)を撮影することもできる。
図11は、赤外光カットフィルタ羽根の他の実施形態を示すものである。この実施形態においては、赤外光カットフィルタ羽根123は、プラスチックもしくは金属材料により形成された一つの羽根123´と、羽根123´の裏面に接合されたフィルム状の赤外光カットフィルタ123´´により形成されている。
羽根123´は、開口部21aよりも大きい口径をなす開口123a、支軸21cを通す円孔123b、駆動ピン262bを通す長孔123cを備えている。
赤外光カットフィルタ123´´は、開口123aを少なくとも覆うように、羽根123´の一方側の面(裏面)に接着、溶着、カシメ等の手法を用いて接合されている。
また、この赤外光カットフィルタ123を採用するとき、裏板22´には、赤外光カットフィルタ123´´との干渉を避けるために、長孔形状の開口部22a´が形成されている。赤外光カットフィルタ羽根123は、積層構造の赤外光カットフィルタ羽根23に比べて、薄型化、軽量化されるため、撮像装置10の薄型化に寄与する。
図12は、撮像装置10に適用される光量調整羽根として、絞り羽根25に替えてNDフィルタ羽根125を採用する場合の実施形態を示すものである。
NDフィルタ羽根125は、図12に示すように、プラスチックもしくは金属材料により形成された一対の羽根125´の間にフィルム状のNDフィルタ125´´を挟み、接着、溶着、カシメ等の手法を用いて一体的に接合したものであり、光路となる開口部21a,22aよりも大きい口径をもつ開口125a、支軸21eを通す円孔125b、駆動ピン282bを通す長孔125cを有する。
この場合も、赤外光カットフィルタ羽根23と同様に、積層構造をなすため機械的強度が高くなり、又、NDフィルタ125´´に傷が付くのを防止でき、さらに、打ち抜き型等を共用でき製造コスト等を低減できる。
図13は、撮像装置10に適用される光量調整羽根として、絞り羽根25に替えてNDフィルタ羽根225を採用する場合の他の実施形態を示すものである。
NDフィルタ羽根225は、図13に示すように、プラスチックもしくは金属材料により形成された一つの羽根225´と、羽根225´の裏面に接合されたフィルム状のNDフィルタ225´´により形成されている。羽根225´は、開口部21aよりも小さい(又は大きい)口径をなす開口225a、円孔225b、長孔225cを備え、NDフィルタ225´´は、開口225aを少なくとも覆うように、接着、溶着、カシメ等の手法を用いて接合されている。このNDフィルタ羽根225は、前述のNDフィルタ羽根125に比べて薄型化、軽量化される。
図14は、本発明に係る撮像装置10の他の実施形態を示すものであり、羽根駆動ユニットの配置位置を変更及びそれに伴ってレンズユニットを変更した以外は、前述の図2に示す実施形態と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施形態においては、図14に示すように、レンズユニット130が、レンズ枠131、レンズ枠131にそれぞれ固定された,第1レンズ132、第2レンズ133、及び第3レンズ134等により形成されている。すなわち、第1レンズ132、第2レンズ133、及び第3レンズ134によりレンズ光学系が形成されている。
そして、羽根駆動ユニット20が、光軸方向Lにおいて、レンズ光学系(第1レンズ132、第2レンズ133、及び第3レンズ134)よりもCCD42(撮像素子)側寄りに配置されている。
これによれば、レンズ光学系(第1レンズ132、第2レンズ133、及び第3レンズ134)の後方にCCD42(撮像素子)が配置される状態で、羽根駆動ユニット20の羽根部材(赤外光カットフィルタ羽根23,シャッタ羽根24、及び絞り羽根25)が全て一緒にレンズ光学系(第1レンズ132、第2レンズ133、及び第3レンズ134)よりも後側に配置されるため、全体の薄型化を達成しつつ、特に撮影窓3bと第1レンズ132の間隔が狭い場合に適した配置となり、又、特に赤外光フィルタ羽根23がCCD42側寄りに配置されるため、赤外光を使用しないで通常の撮影を行う通常モードにおいて、CCD42に赤外光が進入するのをより確実に防止することができる。
図15は、本発明に係る撮像装置10のさらに他の実施形態を示すものであり、羽根駆動ユニットの配置位置を変更及びそれに伴ってレンズユニットを変更した以外は、前述の図2に示す実施形態と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施形態においては、図15に示すように、レンズユニット230が、レンズ枠231、レンズ枠231にそれぞれ固定された,第1レンズ232、第2レンズ233、及び第3レンズ234等により形成されている。すなわち、第1レンズ232、第2レンズ233、及び第3レンズ234によりレンズ光学系が形成されている。
そして、羽根駆動ユニット20の羽根部材(赤外光カットフィルタ羽根23、シャッタ羽根24、及び絞り羽根25)が、光軸方向Lにおいて、レンズ光学系内に介在するように、すなわち、第1レンズ232と第2レンズ233の間に位置付けられるように配置されている。
これによれば、レンズ光学系(第1レンズ232、第2レンズ233、及び第3レンズ234)の後方にCCD42(撮像素子)が配置される状態で、羽根駆動ユニット20の羽根部材(赤外光カットフィルタ羽根23,シャッタ羽根24、及び絞り羽根25)が全て一緒にレンズ光学系内に介在するように(すなわち、第1レンズ232と第2レンズ233の間に)配置されるため、特に第1レンズ232と第2レンズ233の間隔が比較的広い場合に適した配置となり、レンズ同士の間隔を有効に利用して全体の薄型化を達成することができる。
図16は、本発明に係る撮像装置10のさらに他の実施形態を示すものであり、羽根駆動ユニットの配置位置を変更及びそれに伴ってレンズユニットを変更した以外は、前述の図2に示す実施形態と同一であるため、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施形態においては、図16に示すように、レンズユニット330が、レンズ枠331、レンズ枠331にそれぞれ固定された,第1レンズ332、第2レンズ333、及び第3レンズ334等により形成されている。すなわち、第1レンズ332、第2レンズ333、及び第3レンズ334によりレンズ光学系が形成されている。
そして、羽根駆動ユニットの羽根部材が、光軸方向Lにおいて、レンズ光学系(第1レンズ332、第2レンズ333、及び第3レンズ334)よりもCCD42(撮像素子)側寄りに配置される羽根駆動ユニット20´と、レンズ光学系(第1レンズ332、第2レンズ333、及び第3レンズ334)よりも被写体側寄りに配置される羽根駆動ユニット20´´に分離して配置されている。
羽根駆動ユニット20´は、図16に示すように、赤外光カットフィルタ羽根23、第1電磁駆動源26、地板21、裏板22等により形成されている。そして、赤外光カットフィルタ羽根23は、光軸方向Lにおいて、レンズ光学系(第1レンズ332、第2レンズ333、及び第3レンズ334)よりもCCD42側寄りに配置された状態となっている。
羽根駆動ユニット20´´は、図16に示すように、シャッタ羽根24、絞り羽根25、第2電磁駆動源27、第3電磁駆動源28、地板21、裏板22等により形成されている。そして、シャッタ羽根24及び絞り羽根25は、光軸方向Lにおいて、レンズ光学系(第1レンズ332、第2レンズ333、及び第3レンズ334)よりも被写体側寄りに配置された状態となっている。
これによれば、シャッタ羽根24及び絞り羽根25を一緒にして赤外光カットフィルタ羽根23から離し、シャッタ羽根24及び絞り羽根25をレンズ光学系(第1レンズ332、第2レンズ333、及び第3レンズ334)の前側に、赤外光カットフィルタ羽根23をレンズ光学系(第1レンズ332、第2レンズ333、及び第3レンズ334)の後側に配置するため、撮影窓3bと第1レンズ332の間の隙間及び第3レンズ334とCCD42の間の隙間(バックフォーカス)が狭い場合に適しており、又、赤外光フィルタ羽根23がCCD42側寄りに配置されるため、赤外光を使用しないで通常の撮影を行う通常モードにおいて、CCD42に赤外光が進入するのをより確実に防止することができる。
この実施形態においては、赤外光カットフィルタ羽根23をレンズ光学系に対してCCD42側寄りに配置しかつシャッタ羽根24及び絞り羽根25をレンズ光学系に対して被写体側寄りに配置した場合を示したが、これに限定されるものではなく、逆に、赤外光カットフィルタ羽根23をレンズ光学系に対して被写体側寄りに配置しかつシャッタ羽根24及び絞り羽根25をレンズ光学系に対してCCD42側寄りに配置してもよい。
以上述べた実施形態においては、撮像装置10が、羽根部材として、赤外光カットフィルタ羽根23、シャッタ羽根24、及び絞り羽根25を含み、かつ、電磁駆動源として、第1電磁駆動源26、第2電磁駆動源27、及び第3電磁駆動源28を含む場合を示したが、これに限定されるものではなく、羽根部材及び電磁駆動源として、赤外光カットフィルタ羽根23及び第1電磁駆動源26だけを含む構成、又は、赤外光カットフィルタ羽根23及び第1電磁駆動源26の他にシャッタ羽根24及び第2電磁駆動源27を含む構成、又は、赤外光カットフィルタ羽根23及び第1電磁駆動源26の他に絞り羽根25及び第3電磁駆動源28を含む構成を採用してもよい。
そして、このような羽根部材及び電磁駆動源の構成において、羽根部材を、レンズ光学系に対して被写体側寄りの位置、又は、レンズ光学系に対してCCD42(撮像素子)側寄りの位置、あるいは、レンズ光学系内に介在する位置のいずれかに配置するようにしてもよい。
これによれば、レンズ光学系の後方に撮像素子(CCD42)が配置される状態で、赤外光カットフィルタ羽根23、シャッタ羽根24、絞り羽根25を配置する際の自由度が増え、小型化及び構造の簡素化を達成しつつ、レンズ光学系の仕様に応じて自由に配置することができる。
尚、上記実施形態では口径板を備えていないが、口径板を備え露光のための開口径をこの口径板により規制するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、撮像装置10を携帯電話機に搭載した場合を示したが、これに限定されるものではなく、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ等その他の携帯情報端末装置に搭載してもよい。
以上述べたように、本発明の撮像装置は、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレーヤ等の携帯情報端末装置に搭載されて操作者の認証のための撮影を行う場合に適用できるのは勿論のこと、その他の医療機器あるいはオフィスでの認証システム等に採用されて、通常の撮影と認証用の撮影を行うのに有用である。

Claims (20)

  1. 光路となる開口部を有する基板、前記基板に対して前記開口部から外れた退避位置と前記開口部に臨む位置とを移動自在に支持された羽根部材、前記羽根部材を駆動する電磁駆動源を含む羽根駆動ユニットと、
    前記開口部を通る光路上に配置されたレンズ光学系と、
    前記レンズ光学系を通して被写体を撮像する撮像素子と、
    前記羽根駆動ユニット及び撮像素子を駆動制御する制御手段と、を備え、
    前記羽根部材は、前記撮像素子への赤外光の進入を遮断する赤外光カットフィルタ羽根を含み、
    前記制御手段は、赤外光使用時において、前記赤外光カットフィルタ羽根を前記退避位置に移動させるべく、前記電磁駆動源を駆動制御する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記電磁駆動源は、前記赤外光使用時以外において、非通電の状態で、前記赤外光カットフィルタ羽根を前記開口部に臨む位置に位置決めして保持する、
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の撮像装置。
  3. 前記赤外光カットフィルタ羽根は、前記レンズ光学系に対して被写体側寄り又は前記撮像素子側寄りあるいは前記レンズ光学系内に介在する位置のいずれかに配置されている、
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の撮像装置。
  4. 前記羽根部材は、前記赤外光カットフィルタ羽根の他に、前記開口部を開閉するシャッタ羽根を含み、
    前記電磁駆動源は、前記赤外光カットフィルタ羽根を駆動する第1電磁駆動源、前記シャッタ羽根を駆動する第2電磁駆動源を含む、
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の撮像装置。
  5. 前記赤外光カットフィルタ羽根及び前記シャッタ羽根は、前記レンズ光学系に対して被写体側寄り又は前記撮像素子側寄りあるいは前記レンズ光学系内に介在する位置のいずれかに配置されている、
    ことを特徴とする請求の範囲第4項に記載の撮像装置。
  6. 前記赤外光カットフィルタ羽根及び前記シャッタ羽根の一方は、前記レンズ光学系に対して被写体側寄りに配置され、
    前記赤外光カットフィルタ羽根及び前記シャッタ羽根の他方は、前記レンズ光学系に対して前記撮像素子側寄りに配置されている、
    ことを特徴とする請求の範囲第4項に記載の撮像装置。
  7. 前記羽根部材は、前記赤外光カットフィルタ羽根の他に、前記開口部を所定の口径に絞るか又は前記開口部を覆って光量を減少させる光量調整羽根を含み、
    前記電磁駆動源は、前記赤外光カットフィルタ羽根を駆動する第1電磁駆動源、前記光量調整羽根を駆動する第3電磁駆動源を含む、
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の撮像装置。
  8. 前記赤外光カットフィルタ羽根及び前記光量調整羽根は、前記レンズ光学系に対して被写体側寄り又は前記撮像素子側寄りあるいは前記レンズ光学系内に介在する位置のいずれかに配置されている、
    ことを特徴とする請求の範囲第7項に記載の撮像装置。
  9. 前記赤外光カットフィルタ羽根及び前記光量調整羽根の一方は、前記レンズ光学系に対して被写体側寄りに配置され、
    前記赤外光カットフィルタ羽根及び前記光量調整羽根の他方は、前記レンズ光学系に対して前記撮像素子側寄りに配置されている、
    ことを特徴とする請求の範囲第7項に記載の撮像装置。
  10. 前記羽根部材は、前記赤外光カットフィルタ羽根の他に、前記開口部を開閉するシャッタ羽根、前記開口部を所定の口径に絞るか又は前記開口部を覆って光量を減少させる光量調整羽根を含み、
    前記電磁駆動源は、前記赤外光カットフィルタ羽根を駆動する第1電磁駆動源、前記シャッタ羽根を開閉駆動する第2電磁駆動源、前記光量調整羽根を駆動する第3電磁駆動源を含む、
    ことを特徴とする請求の範囲第1に記載の撮像装置。
  11. 前記赤外光カットフィルタ羽根、前記シャッタ羽根、及び前記光量調整羽根の支軸は、前記開口部の周囲に配列され、
    前記第1電磁駆動源、前記第2電磁駆動源、及び前記第3電磁駆動源は、前記開口部の周囲に配列されている、
    ことを特徴とする請求の範囲第10項に記載の撮像装置。
  12. 前記赤外光カットフィルタ羽根、前記シャッタ羽根、及び前記光量調整羽根は、前記レンズ光学系に対して被写体側寄り又は前記撮像素子側寄りあるいは前記レンズ光学系内に介在する位置のいずれかに配置されている、
    ことを特徴とする請求の範囲第10項に記載の撮像装置。
  13. 前記赤外光カットフィルタ羽根は、前記レンズ光学系に対して被写体側及び前記撮像素子側の一方側寄りに配置され、
    前記シャッタ羽根及び前記光量調整羽根は、前記レンズ光学系に対して被写体側及び前記撮像素子側の他方側寄りに配置されている、
    ことを特徴とする請求の範囲第10項に記載の撮像装置。
  14. 前記赤外光カットフィルタ羽根は、所定の口径をなす開口を画定する一対の羽根と、前記一対の羽根に挟まれて接合された赤外光カットフィルタと、を含む、
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の撮像装置。
  15. 前記赤外光カットフィルタ羽根は、所定の口径をなす開口を画定する羽根と、前記開口を少なくとも覆うように前記羽根の一方側の面に接合された赤外光カットフィルタと、を含む、
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の撮像装置。
  16. 操作者に関する情報を予め記憶する記憶手段と、赤外光使用時において前記撮像素子により撮像された操作者の画像情報を前記記憶手段の情報と比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて操作者の適否を判定する判定手段と、を含む、
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の撮像装置。
  17. 光路となる開口部を有する基板、前記基板に対して前記開口部から外れた退避位置と前記開口部に臨む位置とを移動自在に支持された羽根部材、前記羽根部材を駆動する電磁駆動源を含む羽根駆動ユニットと、
    前記開口部を通る光路上に配置されたレンズ光学系と、
    前記レンズ光学系を通して被写体を撮像する撮像素子と、
    前記羽根駆動ユニット及び撮像素子を駆動制御並びに全体の制御を司る制御手段と、を備え、
    前記羽根部材は、前記撮像素子への赤外光の進入を遮断する赤外光カットフィルタ羽根を含み、
    前記制御手段は、赤外光使用時において、前記赤外光カットフィルタ羽根を前記退避位置に移動させるべく、前記電磁駆動源を駆動制御する、
    ことを特徴とする携帯情報端末装置。
  18. 操作者に関する情報を予め記憶する記憶手段と、赤外光使用時において前記撮像素子により撮像された操作者の画像情報を前記記憶手段の情報と比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて操作者の適否を判定する判定手段と、を含む、
    ことを特徴とする請求の範囲第17項に記載の携帯情報端末装置。
  19. 前記判定手段の判定結果に関する情報を表示する表示手段を含む、
    ことを特徴とする請求の範囲第17項に記載の携帯情報端末装置。
  20. 前記制御手段は、前記判定手段が操作者を不適と判定したとき、前記操作者によるそれ以後の操作を不能に設定する、
    ことを特徴とする請求の範囲第18項に記載の携帯情報端末装置。

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