JPWO2006077645A1 - アンテナ及びこれを搭載するrfid用タグ - Google Patents

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Abstract

限られた面積内にキャパシタンス成分を持つRFID用LSIチップと共振するタグアンテナ及びこれを搭載するRFID用タグであって,アンテナと 前記アンテナと並列接続されるLSIチップを有し,前記アンテナは,前記LSIチップが接続された給電端子と,前記給電端子に接続されたループアンテナと,前記ループアンテナのループをパイバスするパイバス導電路を有して構成される。

Description

本発明は,アンテナ及びこれを搭載するタグに関し,特にRFIDリーダライタとの送受信を行う非接触型タグ用に適したループアンテナで構成されるアンテナ及びこれを搭載するRFID用タグに関する。
近年,家畜動物等の生物を含む物品に物品情報を記憶したタグを付し,この情報を非接触により読み取りデータの管理を行うシステムの導入が広まっている。
かかるシステムの一例として,RF(無線周波数)IDシステムと呼ばれるシステムがある。このシステムでは,UHF帯(860〜960MHz)の無線信号を用いてリーダライタから約1Wの信号を送信する。
タグ側でその信号を基に起動のための電力を生成し,更に信号に含まれる指令情報に対応してタグ側からリーダライタ側へ応答信号を送り返す。これにより,タグ内の情報をリーダライタ側で読み取ることができる。
物品に付されるタグは,アンテナとアンテナに接続される機能チップから構成される。タグとリーダライタ間の通信距離は,タグに内蔵されたアンテナのゲイン,チップの動作電圧や周囲環境に依存するが,およそ3m前後である。
ここで,タグに搭載されるLSIチップ20のインタフェース部は,アンテナとLSIチップの整合を説明する図1に示したように,抵抗Rc(たとえば抵抗値=1000Ω)とキャパシタC(例えばキャパタンス値=0.7pF)の並列接続で等価的に示すことができる。一方,タグに搭載されるアンテナ(タグアンテナという)1は抵抗Ra(例えば抵抗値=1000Ω)と,インダクタL(例えばインダクタンス値=40nH)の並列接続で等価的に示すことができる。
両者を並列接続することにより,キャパシタンス値Cとインダクタンス値Lが共振し,式(1)から分かるように,虚数成分がほぼゼロとなり整合し,タグアンテナ10での受信パワーがLSIチップ20側へ十分に供給されることになる。
Figure 2006077645
タグアンテナ10は,通常,全長λ/2共振型ダイポールアンテナとする場合が最も基本的であり,UHF帯では,およそ150mm必要となる。しかしながら,例えばタグを家畜の耳に貼り付け,管理する場合等を考慮すると,最大直径35mm程度の大きさのタグとして形成することが要求される。
しかし,そのような要求される大きさでλ/2共振型ダイポールアンテナを形成することはほぼ不可能である。
そこで,図2のような,給電端子3に接続されるループアンテナ1で構成されるループアンテナを用いることが考えられる。ループアンテナは,例えば,非特許文献1に解説されている特性を有するものである。すなわち,給電端子3に接続される円形ループ1に一様で同相電流が流れる場合,ループの半径が大きくなるにつれて電力パターンのローブの数が増すことが説明されている。
アンテナ工学ハンドブック,P20−22(平成11年3月5日 オーム社発行)
ここで,上記の通り,RFIDシステムに用いるタグにおいては,図1に示したように,LSIチップ20側のインタフェース部のキャパシタンス値Cとタグアンテナ10のインダクタンス値Lが,使用する周波数で共振することが,チップ20とタグアンテナ10間の整合に関して最も重要である。
これに対し,タグアンテナ10を図2に示すようなループアンテナ構造のみ構成する場合は,図1に示したようなインダクタLの部分を持たないため,LSIチップ20のインタフェース部とは,良好な整合が行われずタグアンテナ10からチップ20側への十分な電力供給がされなくなり,極端に通信距離が落ちるという不都合がある。
また,取り扱いの便宜上,タグアンテナ10を誘電体のケースに収め,ユニットとして用いる場合等,ケースとして使用する誘電体の誘電率や厚さを十分考慮に入れたアンテナ形状にしなければなければならない。
したがって,本発明の目的は,限られた大きさでキャパシタンス成分を持つRFID用LSIチップと共振するタグアンテナとこれを搭載するRFID用タグを提供することにある。
上記課題を達成する本発明に従うアンテナの第1の態様は,給電端子と,前記給電端子に接続されたループアンテナと,前記ループアンテナのループをパイバスするパイバス導電路を
有して構成されることを特徴とする。
上記課題を達成する本発明に従うアンテナの第2の態様は,第1の態様において,前記パイバス導電路を前記ループアンテナの中心から距離Sを有して配置し,前記距離Sの大きさを前記パイバス導電路によるインダクタが,所定のインダクタンス値になるように設定されていることを特徴とする。
上記課題を達成する本発明に従うアンテナの第3の態様は,第2の態様において,前記所定のインダクタンス値は,前記給電端子に接続されるLSIチップのインタフェース部のキャパシタンス値と共振する値であることを特徴とする。
上記課題を達成する本発明に従うRFID用タグの第1の態様は,前記アンテナと並列接続されるLSIチップを有し,前記アンテナは,前記LSIチップが接続された給電端子と,前記給電端子に接続されたループアンテナと,前記ループアンテナのループをパイバスするパイバス導電路を有して構成されることを特徴とする。
上記課題を達成する本発明に従うRFID用タグの第2の態様は,RFID用タグの第1の態様において,前記パイバス導電路を前記ループアンテナの中心から距離Sを有して配置し,前記距離Sの大きさを前記パイバス導電路によるインダクタが,所定のインダクタンス値になるように設定されていることを特徴とする。
上記課題を達成する本発明に従うRFID用タグの第3の態様は,RFID用タグの第2の態様において,前記所定のインダクタンス値は,前記給電端子に接続されるLSIチップのインタフェース部のキャパシタンス値と共振する値であることを特徴とする。
上記課題を達成する本発明に従うRFID用タグの第4の態様は,RFID用タグの第1の態様において,さらに,前記アンテナの少なくとも一面側に配置され,前記アンテナを保持する誘電体板を有して構成されることを特徴とする。
上記課題を達成する本発明に従うRFID用タグの第5の態様は,RFID用タグの第4の態様において,前記誘電体板の中心に貫通穴が設けられていることを特徴とする。
上記課題を達成する本発明に従うRFID用タグの第6の態様は,RFID用タグの第5の態様において,前記パイバス導電路は,前記貫通穴を避ける前記貫通穴の周辺に沿う弧を有していることを特徴とする。
上記課題を達成する本発明に従うRFID用タグの第7の態様は,RFID用タグの第4の態様において,前記誘電体板に,前記ループアンテナに対応する,少なくとも前記LSIチップを収容可能な幅と深さを有する環状の堀溝を有していることを特徴とする。
上記課題を達成する本発明に従うRFID用タグの第8の態様は,RFID用タグの第4の態様において,前記アンテナは,シート上にCu, Ag, Alのいずれかを主成分とする導体で形成されることを特徴とする。
本発明により,直径35mm程度の非常に限られた面積内に,キャパシタンス成分を持つRFID用LSIチップと共振するタグアンテナ及び,これを搭載するタグを供給することができる。
図1は,アンテナとLSIチップの整合を説明する図である。 図2は,従来のループアンテナを説明する図である。 は,本発明に従うアンテナの構成原理を説明する図である。 図4は,インダクタンス値Lとループアンテナ1の中心からバイパス導電線2までの距離Sとの関係を示すグラフである。 は,図3に示した本発明の原理に従う第1の実施例を示す図である。 は,RFID用タグを物品に取り付けるための構造を考慮した実施例である。 は,図5の実施例に対し,RFID用タグを物品に取り付けるための構造を考慮した実施例である。 は,LSIチップをタグアンテナとの一体構成とする実施例である。 は,さらに他の実施例構成を示す図である。 は,タグアンテナの片側のみに誘電体を形成した実施例を示す図である。 は,本発明に従うアンテナの電磁界シミュレーションで得られたアンテナ指向特性を示す図である。 は,図11における三軸方向x,y,zの定義を示す図である。
符号の説明
1 ループアンテナ
2 バイパス導電路
3 給電端子
10 タグアンテナ
20 LASチップ
4,5誘電体板
6 貫通穴
30 堀溝
以下に本発明の実施の形態例を図面に従い説明する。なお,実施の形態例は,本発明の理解のためのものであり,本発明の技術的範囲がこれに限定されるものではない。
[本発明の原理]
ここで,実施例説明に先だって,図3により本発明に従うアンテナの構成原理を説明する。図3において,給電端子3に接続されるループアンテナ1を形成する。さらに整合用インダクタLとしてループアンテナ1の内部にバイパス導電線を形成する。さらに,図3において,Sはバイパス導電線2が形成されるループアンテナ1の中心からの距離であり,その距離Sの大きさに応じてバイパス導電線2によるインダクタンス値Lのパラメータ(S)が変化する。
図4は,インダクタンス値Lとループアンテナ1の中心からバイパス導電線2までの距離Sとの関係を示すグラフである。図4に示す数値は,電磁界シミュレータによって得られた計算値であり,ループアンテナ1の中心からの距離Sに依存してインダクタンス値Lが変化することが理解できる。したがって,距離Sを適宜選択することによりLSIチップ20のインタフェース部のキャパシタンス値Cと整合するタグアンテナ10のインダクタンス値Lを設定することが可能である。
例えば,整合しようとするLSIチップ20のキャパシタCのキャパシタンス値がC=0.7pFの時,上記式(1)より,f=950MHz付近では,L=40nHで共振する。したがって,図4より,L=40nHzとなるのは,図3の例ではアンテナがそのまま空中に置かれる場合,空気の誘電率εr(=0)であり,特性曲線AにおいてS=4.2mmとすれば,タグアンテナ10とLSIチップ20が整合することが読み取れる。
なお,本発明者等は,多くの試作実験からタグアンテナ10の大きさを最外外形33mm,導体材料としてCuを用い,その厚みを20μm,線幅を2mmとしたときのアンテナの並列抵抗Raの抵抗値が約1000Ωとなることを確認している。したがって,LSIチップ20の実部抵抗Rcが例えば1000Ω〜2000Ω程度になっても十分に整合することが可能である。
図3において,ループアンテナ1及びバイパス導電線2で構成されるアンテナ平面の上下または片面に誘電体板を形成してタグアンテナ10を保持することが可能である。その際,誘電体板の誘電率,厚さに応じてパラメータ(S)を選択することが望ましい。
[実施例]
図5は,図3に示した本発明の原理に従う第1の実施例を示す図である。図5Aは,平面図であり,図5Bは,中央断面図である。
ループアンテナ1及びバイパス導電線2で構成されるタグアンテナ10のアンテナ平面の上下に誘電体板4,5を配置し,タグアンテナ10を挟んで,その形状を保持する構成である。そのために,誘電体板4,5は,例えば樹脂接着剤等によりタグアンテナ10を挟んで固着される。
この実施例は,図3の原理図に対応し,給電端子3に接続されるループアンテナ1の途中からバイパス導電線2が接続され,インダクタンスL成分が形成される。
寸法は,実施例として,ループアンテナ1の最外外形33mm,導体材料としてCuを用い,その厚みを20μm,線幅を2mmとした。誘電体板4,5の厚さはt=1mmとした。
誘電体板4,5をプラスチック,ゴム等の材料とすると誘電率は,およそεr=3〜5の値を取ることはよく知られている。したがって,電磁界シミュレータによってεr=3及び,εr=5として特性を求めると,それぞれ図4における特性曲線B,Cに示すごとくであった。
空気の誘電率εr=0の場合の特性曲線Aにおけると同様に,インダンクタンス値Lは,距離Sにより変わり,ループアンテナ1のループ中心Oからバイパス導電線2までの距離をSとする。上記の図4に示す電磁界シミュレータによって得られた計算値に基づき,図5に示す構成において,誘電体板4,5を誘電率εr=3としたとき,特性曲線Bが対応し,εr=5としたとき,特性曲線Cが対応する。したがって,L=40nHで共振するためには,εr=3とする場合はS=6mm,εr=5とする場合はS=7.5mmとすればよいことが判る。
ここで,RFID用タグを物品に取り付けるための構造を考慮することが必要である。図6は,かかる必要性に対応する実施例である。RFID用タグの中央部に貫通穴6が形成されている。この貫通穴6を利用して物品にタグを取り付けることが可能である。
しかし,中心に貫通穴7が形成されることにより貫通穴6がバイパス導電線2に重なることになる。そこで,図6の実施例では,バイパス導電線2を貫通穴6を避けるべく,貫通穴6の周辺に沿った弧2aを有するように形成する。この弧2aは固定しておき,バイパス導電線2における直線状の導電線部分までの距離Sをパラメータに取って電磁界シミュレーションした結果,図4におけるεr=3, またはεr=5に示した特性曲線A,Bに一致した。
図6において,貫通穴6の半径をr1=6.5mm, 導体幅は2mmとし,距離Sを(貫通穴6の半径+導体幅)以上(すなわちS>
8.5mm)とした場合,実施例1と同様,例えば,チップのキャパシタンス値がC=0.7pFの時,式1より,f=950MHz付近ではL=40nHで共振する。
図4より,L=40nHとなるのは,εr=3の場合,S=6.1mm,εr=5の場合,S=7.5mmであるので,図6に示す構成のアンテナで比誘電率に応じて適切なSを選んで形成することにより,チップ20とアンテナ10を整合することができる。
図7は,さらに貫通穴6を設ける実施例であり,図5に示した実施例に対し,貫通穴6の半径の大きさを,バイパス導電線2のループアンテナ1の中心からの距離Sより小さくすることにより図6に示した弧2aを設ける必要はなく構成できる。
ここで, LSIチップ20は,タグアンテナ10と一体に構成されることが望ましい。図8は,かかる要求に対応する実施例構成である。
図8において,図6に対応するループアンテナ1とバイパス導電路2構成されるタグアンテナ10の給電端子にLSIチップ20を接続する。図8Aは,誘電体板5に係る構成のタグアンテナ10とLSIチップ20を搭載した図である。
一方,図8Bは,誘電体板4であり,特徴としてループアンテナ1に対応する環状の堀溝30を有している。堀溝30は,少なくともチップの厚さ0.5mm程度を有するLSI チップ20を収容できる幅と深さを有している。したがって,誘電体板5,LSIチップ20を接続したタグアンテナ10及び誘電体板4の順に重ね合わせることにより図8Cに示すごとく一体に形成できる。
特徴として,重ねあわせの際に,LSIチップ20がどの位置に来ても,誘電体板4に堀溝30によりLSIチップ20を受けることが可能のスペースが確保されるため,上下の誘電体,5をぴたりと張り合わせることができる。このことにより,タグアンテナ10を上下誘電体4,5で挟み込む際の工数が削減され,安価なアンテナユニットの供給が可能である。
図9は,さらに他の実施例構成である。上記各実施例において,ループアンテナ1及びバイパス導電体2で構成されるタグアンテナ10の作成方法として,紙やPET(ポリエチレンシート)等の非常に薄いシート40(例えば0.1mm)上にCu,Ag,Al等(例えば厚さ20μm)を材料とする薄い導電体で形成することができる。あるいは,薄い導電体の代わりにワイヤ状の導線を用いても良い。
また,上記実施例において,ループアンテナ1及びバイパス導電体2で構成されるタグアンテナ10を誘電体4,5で挟む構成を示したが,タグアンテナ10の保持という観点から,図10に示すように,タグアンテナ10の片側のみに誘電体4(5)を形成するように構成することも可能である。
図11は,本発明に従うアンテナの電磁界シミュレーションで得られたアンテナ指向特性を示す図である。三軸方向x,y,zを図12に示すように定義し,更にx,y平面におけるx軸からの角度をφ,z軸からの角度をθとする。
図11Aから,φ=90°即ち,y軸方向においてz軸からの角度θが90°及び−90°の時,最大の指向特性を持つことが示される。また,図11Bから,φ=0°即ち,x軸方向においてz軸からの角度θが90°及び−90°の時,最大の指向特性を持つことが示される。概ね,図11A,図11Bにおいて同じ指向特性を示しているが,θ=0(図11B)よりもθ=90°(図11A)の方に指向性が向いており,ループアンテナ特有の結果が得られている。
したがって,これら指向特性から本発明に従うアンテナは,好ましい指向特性を有することが理解できる。よって,本発明のアンテナを搭載するRFID用タグを物品に用いてRFIDタグとする場合,動物等の動く物品にも適用が可能であり,適用の範囲は広いものである。本発明により,直径35mm程度の非常に限られた面積内に,キャパシタンス成分を持つRFID用LSIチップと共振するタグアンテナ及び,これを搭載するRFID用タグを供給することができる。
また,本発明は,予め計算しておいたLSIチップのインタフェース部のキャパシタンスCと共振するインダクタンスLを有するインダクタを構成するバイパス導電路の配置,誘電体板の誘電率や厚みに応じた最適な寸法を容易に判断することができる。
さらに,製造工程にいてLSIチップがどの位置にあっても上下の誘電体を容易に重ね合わせることができる。

Claims (11)

  1. 給電端子と,
    前記給電端子に接続されたループアンテナと,
    前記ループアンテナのループをパイバスするパイバス導電路を
    有して構成されることを特徴とするアンテナ。
  2. 請求項1において,
    前記パイバス導電路を前記ループアンテナの中心から距離Sを有して配置し,前記距離Sの大きさを前記パイバス導電路によるインダクタが,所定のインダクタンス値になるように設定されていることを特徴とするアンテナ。
  3. 請求項2において,
    前記所定のインダクタンス値は,前記給電端子に接続されるLSIチップのインタフェース部のキャパシタンス値と共振する値であることを特徴とするアンテナ。
  4. アンテナと
    前記アンテナと並列接続されるLSIチップを有し,
    前記アンテナは,
    前記LSIチップが接続された給電端子と,
    前記給電端子に接続されたループアンテナと,
    前記ループアンテナのループをパイバスするパイバス導電路を
    有して構成されることを特徴とするRFID用タグ。
  5. 請求項4において,
    前記パイバス導電路を前記ループアンテナの中心から距離Sを有して配置し,前記距離Sの大きさを前記パイバス導電路によるインダクタが,所定のインダクタンス値になるように設定されていることを特徴とするRFID用タグ。
  6. 請求項5において,
    前記所定のインダクタンス値は,前記給電端子に接続されるLSIチップのインタフェース部のキャパシタンス値と共振する値であることを特徴とするRFID用タグ。
  7. 請求項4において,
    さらに,前記アンテナの少なくとも一面側に配置され,前記アンテナを保持する誘電体板
    を有して構成されることを特徴とするRFID用タグ。
  8. 請求項7において,
    前記誘電体板の中心に貫通穴が設けられていることを特徴とするRFID用タグ。
  9. 請求項8において,
    前記パイバス導電路は,前記貫通穴を避ける前記貫通穴の周辺に沿う弧を有していることを特徴とするRFID用タグ。
  10. 請求項7において,
    前記誘電体板に,前記ループアンテナに対応する,少なくとも前記LSIチップを収容可能な幅と深さを有する環状の堀溝を有していることを特徴とするRFID用タグ。
  11. 請求項7において,
    前記アンテナは,シート上にCu, Ag, Alのいずれかを主成分とする導体で形成されることを特徴とするRFID用タグ。
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