JPWO2006059438A1 - 電圧生成回路、定電流回路および発光ダイオード駆動回路 - Google Patents

電圧生成回路、定電流回路および発光ダイオード駆動回路 Download PDF

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Abstract

高精度にて電圧値の調整可能な電圧生成回路およびそれを利用した定電流源、発光ダイオード駆動回路を提供する。電圧生成回路100は、複数の定電圧を生成する電圧生成部50と、複数のスイッチSW1〜SW8と、制御信号生成部30と、デコード回路40を含む。スイッチSW1〜SW8は、電圧生成部50により生成される複数の定電圧V1〜V8のうち、いずれかを選択し、電圧出力端子102から出力する。制御信号生成部30は、複数のヒューズ抵抗Rf1〜Rf3のトリミングによりハイレベルまたはローレベルが切り替えられる複数の制御信号Vcnt1〜Vcnt3を生成し、デコード回路40は、制御信号VcntによってスイッチSW1〜SW8の接続状態を制御する。電圧出力端子102から出力される基準電圧Vxが演算増幅器10およびトランジスタ12を介して電流生成抵抗Ri1に印加され、定電流Iledを生成する。

Description

本発明は、定電圧および定電流を生成する電圧生成回路および定電流回路に関し、特にその定電圧、定電流を調節するための技術に関する。
半導体製造プロセスによって製造される各種の電子回路においては、定電圧や定電流を生成するための、トランジスタ素子や抵抗素子などから構成される電圧生成回路や定電流回路が数多く使用されている。半導体製造プロセスにおいて、これらのトランジスタ素子や抵抗素子の特性がばらついた場合には、所望の定電圧や定電流が得られないため、正確な定電圧や定電流が必要とされる回路において問題が生じることになる。
正確な定電流を必要とする例として、発光ダイオード(Light Emitting Diode、以下LEDと略す)の駆動回路が挙げられる。LED駆動回路は、LEDのカソード端子に定電流回路を接続して、LEDに流れる駆動電流を制御する。ここでLEDの発光輝度は、この駆動電流によって決まるため、駆動電流の電流値がばらつくと発光輝度がばらついてしまうことになる。このような問題を解決するために、LED駆動回路の検査工程において、リペア工程が実施される。このリペア工程は、駆動電流値が所望の電流値に近づくように、回路内に設けられた調整回路を用いて行うのが一般的である。
この調整回路においては、ヒューズ抵抗が用いられる場合がある。このヒューズ抵抗は、レーザ照射、あるいはあるしきい値以上の電圧、電流の印加によって断線する抵抗である(特許文献1参照)。
特開2003−209175号公報
ヒューズ抵抗のトリミングにより電流調整を行う定電流回路としては、例えば図4に示す回路が考えられる。図4の定電流回路は、演算増幅器10、トランジスタ12、定電流源20、抵抗R20〜R22、ヒューズ抵抗Rf21、Rf22、電流生成抵抗Ri1を含む。この定電流回路200’の電流出力端子202には、LED310が接続されており、定電流回路200’により生成される定電流Iledにより発光輝度が調節される。
定電流回路200’において、電流生成抵抗Ri1に印加される電圧は、演算増幅器10の非反転入力端子に印加される電圧Vxと等しい。したがって、この定電流回路200’およびLED310に流れる電流は、Iled=Vx/Ri1となる。半導体製造プロセスにおいて抵抗値やトランジスタ特性がばらつくと、この定電流Iledとして所望の電流値が得られなくなる。そこで、抵抗R21、R22と並列にヒューズ抵抗Rf21、Rf22を設けておき、トリミングによって生成される定電流Iledの値を調整する手法がとられる。
ところが、ヒューズ抵抗自体が数百Ω程度の抵抗値を有するため、図4の定電流回路200’においては、その抵抗値以上の精度を得ることが困難であった。例えば、抵抗R20を1kΩ、抵抗R21、R22を50Ωとした場合であっても、ヒューズ抵抗Rf21、Rf22の抵抗値が200Ωであれば、ヒューズ抵抗の抵抗値によって電圧調節の精度が決まってしまう。もし、この回路構成において数%程度の精度を得ようとすれば、抵抗R20の抵抗値を非常に大きくする必要があるが、これはLED駆動回路のチップサイズが大きくなることを意味する。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は高精度にて電圧値を調整可能な電圧生成回路、およびそれを利用した定電流回路、発光ダイオード駆動回路の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電圧生成回路は、複数の定電圧を生成する電圧生成部と、電圧生成部により生成される複数の定電圧から所定の定電圧を選択するスイッチと、複数のヒューズ素子を任意に切断することによりそれぞれ信号レベルが切り替えられる複数の制御信号を生成する制御信号生成部と、制御信号生成部により生成される複数の制御信号の信号レベルの組み合わせによってスイッチの接続状態を制御するデコード回路と、を備え、スイッチにより選択された定電圧を出力する。
この態様によると、半導体製造プロセスのばらつきによって、トランジスタや抵抗の特性がばらついた場合においても、ヒューズ抵抗をトリミングすることにより、電圧生成部により生成される複数の定電圧のうち、所望の電圧に最も近い電圧を選択して出力することができる。
電圧生成部は、複数の抵抗が直列に接続された抵抗群と、抵抗群の両端に電圧を印加する定電圧源と、を備え、複数の抵抗の接続点に現れる各電圧を複数の定電圧として出力してもよい。
複数の抵抗の抵抗値を適切に選択することによって、電圧生成部により生成する複数の定電圧の電位差を調節することができる。
電圧生成部は、複数の抵抗が直列に接続された抵抗群と、抵抗群に定電流を流す定電流源と、を備え、複数の抵抗の接続点に現れる各電圧を前記複数の定電圧として出力してもよい。
複数の抵抗群は、複数の定電圧のうち、最小値となる電圧を決定する基本抵抗と、複数の定電圧の電位差に応じて定められる複数の調整用抵抗と、を含んでもよい。
本発明の別の態様は、電流出力端子から定電流を引き込む定電流回路である。この定電流回路は、電流出力端子と接地電位間に直列に設けられたトランジスタおよび抵抗と、反転入力端子にトランジスタと抵抗との接続点が接続され、出力端子にトランジスタの制御端子が接続された演算増幅器と、この演算増幅器の非反転入力端子に定電圧を印加する上記の電圧生成回路と、を備える。
この態様によると、電圧生成回路においてヒューズ抵抗をトリミングすることにより、演算増幅器の非反転入力端子に印加される電圧が調節されることになるため、トランジスタと直列に設けられた抵抗に印加される電圧を調節することができる。その結果、この抵抗に流れる電流を調節され、電流出力端子に流れる電流を所望の電流値に制御することができる。
本発明のさらに別の態様は、発光ダイオード駆動回路である。この発光ダイオード駆動回路は、駆動対象の発光ダイオードのカソード端子に接続される上述の定電流回路と、発光ダイオードのアノード端子に駆動電圧を供給する電圧源と、を備える。
この態様によると、定電流回路によって電流出力端子を介して発光ダイオードに流れる電流を所望の電流値に調節することができ、発光ダイオードの輝度を調節することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る電圧生成回路によれば、半導体製造プロセスにおいて回路素子の特性がばらついた場合においても、高精度で電圧値を調整し、所望の電圧を生成することができる。また、本発明に係る定電流回路によれば、所望の定電流を精度良く生成することができる。また、本発明に係る発光ダイオード駆動回路によれば、発光ダイオードを所望の輝度で発光させることができる。
実施の形態に係る電圧生成回路および定電流源が好適に使用される電子機器の構成を示す回路図である。 実施の形態に係る定電流源の構成を示す回路図である。 制御信号とスイッチ制御信号の組み合わせの一例を示す図である。 従来のヒューズ抵抗のトリミングによる電流調整を行う定電流回路の一例を示す回路図である。
符号の説明
Ra1〜3 抵抗、 Rf1〜3 ヒューズ抵抗、 R1〜8 調整抵抗、 SW スイッチ、 Ri1 電流生成抵抗、 10 演算増幅器、 12 トランジスタ、 20 定電流源、 30 制御信号生成部、 40 デコード回路、 50 電圧生成部、 100 電圧生成回路、 102 電圧出力端子、 200 定電流回路、 202 電流出力端子、 300 昇圧回路、 310 LED、 320 LED駆動回路、 1000 電子機器、 Vcnt1〜3 制御信号、 Vsw1〜8 スイッチ制御信号、 Vx 基準電圧。
図1は、本実施の形態に係る電圧生成回路および定電流源が好適に使用される電子機器1000の構成を示す回路図である。この電子機器1000は、LED310およびLED駆動回路320を備える。電子機器1000は、携帯電話端末や、PDA、ポータブルCDプレイヤ、ノート型パーソナルコンピュータなどであり、LED310は、液晶パネルのバックライトや、ユーザに着信を知らせるための発光素子として設けられる。LED駆動回路320は、駆動対象であるLED310に駆動電圧を供給する昇圧回路300と、LED310に流れる電流を安定化する定電流回路200を含む。昇圧回路300は、一般的なスイッチングレギュレータやチャージポンプ回路などにより構成され、電池電圧などを昇圧してLED310を駆動するために必要な電圧を生成する。昇圧回路300から出力される出力電圧Voutは、LED310のアノード端子に印加される。
LED310のカソード端子には、LED駆動回路320の定電流回路200が接続される。定電流回路200は、LED310に流れる電流を定電流Iledに制御する。LED310のカソード端子の電圧は昇圧回路300へと帰還入力され、昇圧回路300は、このLED310のカソード端子の電圧Vledが所定の電圧となるように出力電圧Voutを制御する。通常、LED310のカソード端子の電圧Vledの目標値は、後述の図2における定電流回路200を構成するトランジスタ12が飽和しないように設定される。
このように構成されたLED駆動回路320をシリコンなどの半導体基板上に一体集積化して形成する場合、その製造プロセスにおいて、定電流回路200を構成する抵抗やトランジスタの特性がばらつくことによって、定電流Iledの値が所望の値とは異なってしまう。そこで、本実施の形態に係る定電流回路200は、ヒューズ抵抗を備えており、そのトリミングによってこの定電流Iledの値が所望の値Irefへ近づくように微調整できる構成となっている。
図2は、本実施の形態に係る定電流回路200の構成を示す回路図である。この定電流回路200は、電圧生成回路100、演算増幅器10、トランジスタ12、電流生成抵抗Ri1を含み、電流出力端子202に接続される回路に定電流Iledを流す。
電圧生成回路100は基準電圧Vxを生成し、電圧出力端子102から出力する。演算増幅器10の非反転入力端子には、電圧生成回路100の電圧出力端子102が接続され、基準電圧Vxが印加されている。
トランジスタ12は、NチャンネルMOSトランジスタであって、そのゲート端子は、演算増幅器10の出力端子と接続され、ソース端子は、演算増幅器10の反転入力端子と接続され、ドレイン端子は、電流出力端子202と接続される。
電流生成抵抗Ri1は、トランジスタ12のソース端子と接地間に設けられている。
演算増幅器10は、非反転入力端子と反転入力端子の電圧が等しくなるようにその出力であるトランジスタ12のゲート電圧を帰還制御する。演算増幅器10の非反転入力端子には電圧生成回路100により生成される電圧Vxが印加されているため、トランジスタ12のドレイン電圧は、基準電圧Vxと等しくなる。トランジスタ12のドレイン端子には電流生成抵抗Ri1が接続されるため、この電流生成抵抗Ri1には基準電圧Vxが印加される。
その結果、電流生成抵抗Ri1には、Vx/Ri1で与えられる電流が流れることになる。この電流は、電流出力端子202に接続されるLED310に流れる定電流Iledに他ならない。
次に、基準電圧Vxを生成し、演算増幅器10の非反転入力端子へと出力する電圧生成回路100の構成について説明する。この電圧生成回路100は、制御信号生成部30、デコード回路40、電圧生成部50、第1スイッチSW1から第8スイッチSW8を含む。
電圧生成部50は、定電流源20および第1調整抵抗R1から第8調整抵抗R8の抵抗群を含む。第1調整抵抗R1から第8調整抵抗R8が直列に接続されて形成される抵抗群は、一端が接地され、他端に定電流源20が接続されている。定電流源20からはこの抵抗群に定電流Icが供給されている。電圧生成部50は、各調整抵抗R1〜R8の接続点に現れる電圧を複数の定電圧V1〜V8として出力する。
たとえば、定電流源20から供給される定電流Icを100μA、第8調整抵抗R8を900Ω、第1調整抵抗R1から第7調整抵抗R7の値を50Ωに設定したとする。このとき、各定電圧V1〜V8として、80mVから115mVまで5mVステップの定電圧を生成することができ、定電圧V4の100mVを中心値として、±20mVを約5%の精度で調整できることになる。
電圧生成部50により生成される定電圧V1〜V8は、第1スイッチSW1から第8スイッチSW8によりいずれか一の電圧が選択され、電圧生成回路100の電圧出力端子102から出力される。第1スイッチSW1〜第8スイッチSW8の接続状態は、制御信号生成部30およびデコード回路40によって制御される。なお、変形例として複数のスイッチを同時にオンし、定電圧V1〜V8の中間の電圧を出力してもよい。たとえば、第2スイッチSW2と第3スイッチSW3を同時にオンした場合、定電圧V2とV3の間の電圧を出力することができる。
制御信号生成部30は、第1抵抗Ra1〜第3抵抗Ra3、第1ヒューズ抵抗Rf1〜Rf3を含み、ヒューズ抵抗Rf1〜Rf3のトリミングによりハイレベルまたはローレベルが切り替えられる3つの制御信号Vcnt1〜Vcnt3を出力する。
第1抵抗Ra1と第1ヒューズ抵抗Rf1は直列に接続されており、その一端は接地され、他端には電圧Vccが印加されている。第1抵抗Ra1と第1ヒューズ抵抗Rf1の接続点の電圧は第1制御信号Vcnt1として出力される。第2制御信号Vcnt2および第3制御信号Vcnt3も同様に生成される。
ヒューズ抵抗は、レーザを照射し、あるいは所定のしきい値以上の電圧、電流を印加することにより溶解させて、切断することができる。第1抵抗Ra1から第3抵抗Ra3の抵抗値は、ヒューズ抵抗Rf1〜Rf3の抵抗値よりも十分に高く設定しておく。逆に言えば、ヒューズ抵抗Rf1〜Rf3の抵抗値は十分に低いため、制御信号生成部30において、第1ヒューズ抵抗Rf1を切断しない場合、第1抵抗Ra1および第1ヒューズ抵抗Rf1を介して電流が流れるため、第1抵抗Ra1における電圧降下によって、第1制御信号Vcnt1はローレベルとなる。
逆に、第1ヒューズ抵抗Rf1を切断した場合、第1抵抗Ra1には電流が流れなくなるため、電圧降下が発生せず、第1制御信号Vcnt1としてハイレベルが出力される。
このようにして、制御信号生成部30においては、3つのヒューズ抵抗Rf1〜Rf3のトリミングの組み合わせによって、第1制御信号Vcnt1から第3制御信号Vcnt3のハイレベル、ローレベルを切り替えることができる。
デコード回路40は3つのデジタル入力端子IN1〜IN3と、8つのデジタル出力端子OUT1〜OUT8を備える。デジタル入力端子IN1〜IN3には、それぞれ制御信号生成部30から出力される制御信号Vcnt1〜Vcnt3が入力されている。デコード回路40は、3つの制御信号Vcnt1〜Vcnt3の3ビット、8通りのハイ、ローの組み合わせを解析し、8つのデジタル出力端子OUT1〜OUT8から出力されるスイッチ制御信号Vsw1〜Vsw8を制御する。
図3は、デジタル入力端子IN1〜IN3に入力される制御信号Vcnt1〜Vcnt3と、デジタル出力端子OUT1〜OUT8から出力されるスイッチ制御信号Vsw1〜Vsw8の組み合わせの一例を示す。第1スイッチSW1から第8スイッチSW8は、デコード回路40から出力される8つのスイッチ制御信号Vsw1〜Vsw8によってオンオフが切り替えられる。
図3において、デジタル入力端子IN1〜IN3に入力される制御信号Vcnt1〜Vcnt3は、1がハイレベルに、0がローレベルにそれぞれ対応しており、第1ヒューズ抵抗Rf1から第3ヒューズ抵抗Rf3のトリミング状態の組み合わせによって8通りの状態を制御可能となる。デジタル出力端子OUT1〜OUT8から出力されるスイッチ制御信号Vsw1〜Vsw8のうち、i番目のスイッチ制御信号Vswiが1のとき、第iスイッチSWiがオン状態となり、スイッチ制御信号Vswiが0のとき、第iスイッチSWiがオフ状態となる。
すなわち、図3に示すように、電圧生成回路100においては、制御信号Vcnt1〜Vcnt3の組み合わせによって、第1スイッチSW1から第8スイッチSW8のうち、いずれか一のスイッチのみがオンし、その他のスイッチはオフさせることができ、定電圧V1〜V8のうち、最適な電圧を電圧出力端子102から出力することができる。
すべてのヒューズ抵抗Rf1〜Rf3をトリミングしない初期状態においては、制御信号Vcnt1〜Vcnt3はすべて0となり、スイッチ制御信号Vsw4のみが1に設定される。この結果、第4スイッチSW4のみがオンし、他のスイッチはすべてオフするため、第3調整抵抗R3と第4調整抵抗R4の接続点が、電圧出力端子102に接続され、複数の定電圧V1〜V8のうち、中心値となる定電圧V4が出力されることになる。
以上のように構成されたLED駆動回路320において、LED310に流れる定電流Iledを調節する方法について説明する。
半導体集積回路内に形成される抵抗やトランジスタ素子などの特性は、半導体製造ロットごと、ウェハごと、あるいは同一ウェハ内のチップ位置によって、ばらつきをもつ。この結果、電圧生成部50内の調整抵抗R1〜R8の抵抗値や定電流源20により生成される定電流Icの値がばらつくため、各調整抵抗R1〜R8の接続点の電位がばらつくことになる。
さらに、定電流回路200の電流生成抵抗Ri1もばらつくことによって、LED310に流れる定電流Iled=Vx/Ri1の値もばらついてしまう。
そこで、まず、LED駆動回路320の検査工程において、ヒューズ抵抗Rf1〜Rf3をトリミングしない初期状態における定電流Iledの値を測定する。
上述のように、電圧生成回路100は、ヒューズ抵抗Rf1〜Rf3をトリミングしない初期状態においては、複数の定電圧V1〜V8のうち、中心値となる定電圧V4が出力されている。この定電圧V4が電圧出力端子102から出力された状態において、LED310に流れる定電流は、Iled=V4/Ri1で与えられる。
ここで、調整抵抗R1〜R8はいずれも同一チップ内に近接して設けられており、抵抗の幅、長さおよび厚みのばらつきはほぼ揃っていると考えて良い。このとき、調整抵抗R1〜R8の抵抗値のばらつきは一様にほぼ同じ割合にて変化することになる。その結果、抵抗値や定電流Icがばらついても、各定電圧V1〜V8の相対的な割合は変わらない。すなわち、電圧生成部50により生成される定電圧V1〜V8は、中心値となる定電圧V4の値が10%変動した場合、それに伴って他の定電圧V1〜V3および定電圧V5〜V8も10%変動することになる。
いま、初期状態にて測定した定電流Iledが、目標値Irefに対して10%大きかったとすると、電圧生成回路100により生成される電圧を10%程度低く設定すればよいことになる。初期状態では定電圧V4が出力されているため、スイッチSWを切り替えて、定電圧V4よりも10%低い定電圧V6を出力すれば、定電流Iledの値を目標値に近づけることができる。
定電圧V6を出力するためには、第6スイッチSW6をオンすればよいため、図3より第1ヒューズ抵抗Rf1および第3ヒューズ抵抗Rf3をトリミングすればよいことがわかる。
逆に、初期状態にて測定した定電流Iledが、目標値Irefに対して15%小さかったとすると、電圧生成回路100により生成される電圧を15%程度高く設定すればよいため、第1スイッチSW1をオンにして、定電圧V1を出力すれば、定電流Iledの値を目標値に近づけることができる。
このように、本実施の形態に係るLED駆動回路320では、検査工程において、定電流Iledの値を電圧生成回路100のヒューズ抵抗Rfのトリミングによって調整することができる。その結果、半導体製造プロセスにおいて抵抗やトランジスタ特性がばらついた場合においても、所望の輝度でLED310を発光させることができる。
本実施の形態に係る電圧生成回路100では、トリミングを行うヒューズ抵抗を電圧もしくは電流を生成する箇所の抵抗に用いるのではなく、ハイレベルまたはローレベルの2値をとる制御信号を生成するために使用している。その結果、電圧生成回路100によって生成される定電圧の精度は、ヒューズ抵抗自体の抵抗値とは無関係に、直列に接続された調整抵抗によって定めることができる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、図2の電圧生成部50における定電流源20は、定電圧源であってもよい。この場合においても、各調整抵抗R1〜R8の接続点から、定電圧源により供給される定電圧を抵抗分圧した複数の定電圧を出力することができるため、実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係る電圧生成回路100の電圧生成部50においては、調整抵抗として8つの抵抗を直列に接続した場合について説明したが、これには限定されず、調整抵抗の抵抗値および抵抗の数は、電圧出力端子102から出力する基準電圧Vxの調整範囲および調整精度によって決定すればよい。調整抵抗を16個直列に接続した場合、4ビットのデコード回路40を用いればよく、制御信号生成部30においては、4つの制御信号を生成すればよいことになる。
本実施の形態において、電圧生成回路100、定電流回路200、LED駆動回路320を構成する素子はすべて一体集積化されていてもよく、その一部がディスクリート部品で構成されていてもよい。どの部分を集積化するかは、コストや占有面積などによって決めればよい。
本発明に係る電圧生成回路によれば、半導体製造プロセスにおいて回路素子の特性がばらついた場合においても、高精度で電圧値を調整し、所望の電圧を生成することができる。また、本発明に係る定電流回路によれば、所望の定電流を精度良く生成することができる。また、本発明に係る発光ダイオード駆動回路によれば、発光ダイオードを所望の輝度で発光させることができる。

Claims (6)

  1. 複数の定電圧を生成する電圧生成部と、
    前記電圧生成部により生成される前記複数の定電圧から、所定の定電圧を選択するスイッチと、
    複数のヒューズ素子を任意に切断することによりそれぞれ信号レベルが切り替えられる複数の制御信号を生成する制御信号生成部と、
    前記制御信号生成部により生成される複数の制御信号の信号レベルの組み合わせによって前記スイッチの接続状態を制御するデコード回路と、を備え、
    前記スイッチにより選択された一の定電圧を出力することを特徴とする電圧生成回路。
  2. 前記電圧生成部は、
    複数の抵抗が直列に接続された抵抗群と、
    前記抵抗群の両端に電圧を印加する定電圧源と、
    を備え、前記複数の抵抗の接続点に現れる各電圧を前記複数の定電圧として出力することを特徴とする請求項1に記載の電圧生成回路。
  3. 前記電圧生成部は、
    複数の抵抗が直列に接続された抵抗群と、
    前記抵抗群に定電流を流す定電流源と、
    を備え、前記複数の抵抗の接続点に現れる各電圧を前記複数の定電圧として出力することを特徴とする請求項1に記載の電圧生成回路。
  4. 電流出力端子から定電流を引き込む定電流回路であって、
    前記電流出力端子と接地電位間に直列に設けられたトランジスタと抵抗と、
    反転入力端子に前記トランジスタと前記抵抗の接続点が接続され、出力端子に前記トランジスタの制御端子が接続された演算増幅器と、
    前記演算増幅器の非反転入力端子に定電圧を印加する請求項1から3のいずれかに記載の電圧生成回路と、
    を備えることを特徴とする定電流回路。
  5. 駆動対象の発光ダイオードのカソード端子に接続される請求項4に記載の定電流回路と、
    前記発光ダイオードのアノード端子に駆動電圧を供給する電圧源と、
    を備えることを特徴とする発光ダイオード駆動回路。
  6. 発光ダイオードと、
    前記発光ダイオードを駆動する請求項5に記載の発光ダイオード駆動回路と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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