JPWO2005120968A1 - 包装袋及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

包装袋についてバリヤー性を確保しつつ、開封を容易に行う。そのために、少なくとも基材層をなす基材フィルムと、蒸着処理された蒸着フィルムとを少なくとも備えたラミネートフィルムを使用して包装袋1を形成するに当たり、前記基材フィルムに、その膜厚を貫通する貫通孔の集合体8を形成すると共に、前記蒸着フィルムに、その膜厚方向に窪ませて帯状に凹部の集合体9を形成し、これらを重ね合わせて開封開始部7を形成する。そして、前記蒸着フィルムの凹部の集合体9は、包装袋1の端縁1aに沿って設け、前記貫通孔の集合体8は、前記端縁1aの位置にて、この端縁1aの延びる方向の一部を占めるように部分的に設ける。

Description

本発明は、開封を容易に行える開封開始部を備えた包装袋及びその製造方法に関する。
従来から、ラミネートフィルムにより形成された包装袋について、容易に開封できるようにするために、包装袋の側縁に微細な凹部又は孔の集合体からなる粗面部を設けることが行われている。本願特許出願人は、既にかかる発明を特許文献1にて開示している。
この特許文献1に開示の発明は、基材となるフィルムに粗面加工を行い、その後に他のフィルムと積層してラミネートを形成して、包装袋を形成している。
特開昭64−36435号公報
特許文献1に記載の発明は、粗面部を設けたことで容易に開封することができるようになっている。また、粗面部を設けたにもかかわらず、バリヤー性を損なうことがない。
本発明では、特許文献1に記載の発明をさらに改良し、バリヤー性を確保しつつも、開封をさらに容易に行うことができる包装袋を提供する。
本発明では、上記の課題を解決するために、ラミネートフィルムにより形成され、切り裂いて開封せしめる開封開始部の設けられた包装袋であって、前記ラミネートフィルムは、少なくとも基材フィルムと、蒸着処理された蒸着フィルムとが積層された積層フィルムであり、前記開封開始部は、前記基材フィルムに形成された、その膜厚を貫通する貫通孔の集合体と、前記蒸着フィルムに、その膜厚方向に窪ませた複数の凹部を帯状に形成した凹部の集合体とが重ね合わされて構成され、前記蒸着フィルムの凹部の集合体は、包装袋の端縁に沿って形成され、前記基材フィルムに形成された貫通孔の集合体は、前記端縁の位置にて、この端縁の延びる方向の一部を占めるように部分的に形成された包装袋を採用した。
なお、前記凹部の集合体は、一定の割合で、前記蒸着フィルムの膜厚を貫通する貫通孔を包含し、前記基材フィルムと前記蒸着フィルムとが接着剤によりこのラミネートフィルムの膜厚方向に関して遮断されているように構成してもよい。
また、本発明では上記の包装袋について、前記基材フィルムに形成された前記貫通孔の集合体は、これを構成する各貫通孔を直線状に連ねて破線を複数形成し、これら破線を並列に配置されて構成され、これら破線の延びる方向は、この貫通孔の集合体の設けられた前記端縁と、これと対向する他方の端縁とを結ぶ線に一致されていることを特徴とする。
この場合において、前記貫通孔を、それぞれ一定の長さを有する短い直線状に形成し、各貫通孔の延びる方向を、前記破線の延びる方向と一致させるとよい。
さらに、本発明では、上記包装袋において、当該包装袋が、矩形状に形成された前記ラミネートフィルムの両端縁を中央に向けて折り曲げて、端縁同士を合掌シールしてなる包装袋であり、合掌シールされた部分が、当該包装袋の背面部にてこの包装袋の高さ方向に延びる背シール部として構成され、前記背シール部及びその近傍には、この背シール部を境として、前記開封開始部の設けられた側縁とは逆側に、前記開封開始部からの切り裂きの伝播を中継する切り裂き中継部が設けられ、この切り裂き中継部は、前記蒸着フィルムに凹部の集合体が前記背シール部に沿って形成されてなることを特徴とする。
また、前記切り裂き中継部につき、前記基材フィルムにこの基材フィルムの膜厚を貫通する複数の貫通孔からなる貫通孔の集合体が、前記切り裂き中継部の延びる方向に関し、前記開封開始部の設けられた位置と対応する位置に形成されたことを特徴とする。
なお、この場合にも、前記切り裂き中継部に形成された凹部の集合体に、前記蒸着フィルムの膜厚を貫通する貫通孔が一定の割合で包含し、前記基材フィルムと前記蒸着フィルムとが接着剤により、この切り裂き中継部においても膜厚方向に関して遮断するように構成してもよい。
また、本発明では上記課題を解決するために、ラミネートフィルムを使用して、切り裂いて開封せしめる開封開始部の設けられた包装袋を製造する包装袋の製造方法であって、前記ラミネートフィルムは、基材層をなす基材フィルムに、その膜厚を貫通する貫通孔の集合体を所定の直線上に一定間隔毎に配して設け、前記所定の直線同士が平行をなすように順次形成する貫通孔形成工程と、前記貫通孔の集合体の形成された基材フィルムの一面に、蒸着処理された蒸着フィルムを接着する蒸着フィルム接着工程と、接着後に、蒸着処理されたフィルムについて、前記基材フィルムとの接着面とは逆側の面から前記蒸着フィルムをその膜厚方向に窪ませた複数の凹部からなる凹部の集合体を形成する凹部形成工程と、貼り合わされた、貫通孔の集合体の形成された前記基材フィルムと、凹部の集合体の形成された前記蒸着フィルムとをラミネートするラミネート工程と、を経て製造され、しかも、前記凹部形成工程では、前記凹部の集合体が、前記貫通孔の集合体の配置された前記所定の直線の延びる方向と一致されるように帯状に形成される包装袋の製造方法の製造方法を採用した。
なお、前記接着工程では、前記基材フィルムと前記蒸着フィルムとが接着剤によって膜厚方向に関して遮断されるように接着剤を供給し、前記凹部形成工程では、前記蒸着フィルムをその膜厚方向に貫通する貫通孔を一定の割合で前記凹部に包含させて形成してもよい。
また、本発明では上記包装袋の製造方法において、前記ラミネートフィルムを、重ね合わされた前記凹部の集合体と前記貫通孔の集合体とを間に挟んで前記凹部の集合体の延びる方向と平行に切断すると共に、前記貫通孔の集合体を間に位置せしめて前記凹部の集合体の延びる方向に関して所定の間隔毎に、前記凹部の集合体を横断する方向に切断する切断工程と、切断された前記ラミネートフィルムを、前記貫通孔の集合体と前記凹部の集合体とが重ね合わされた位置で前記凹部の集合体の延びる方向に沿って折り曲げ、この折り曲げた部分が、包装袋の対向する側縁の一方の側縁となるように、切断された前記ラミネートフィルムの端縁同士を貼り合わせて合掌シール部を前記凹部の集合体の延びる方向と平行に形成する合掌シール工程と、合掌シールされた前記ラミネートフィルムを、前記合掌シール部の延びる方向の両端に位置する開口部を密閉する端部シール工程と、を備えたことを特徴とする。
または、前記ラミネートフィルムを、重ね合わされた前記凹部の集合体と前記貫通孔の集合体とを間に挟んで前記凹部の集合体の延びる方向と平行に切断する切断工程と、切断された前記ラミネートフィルムを、前記貫通孔の集合体と前記凹部の集合体とが重ね合わされた位置で前記凹部の集合体の延びる方向に沿って折り曲げ、この折り曲げた部分が、包装袋の対向する側縁の一方の側縁となるように、切断された前記ラミネートフィルムの端縁同士を貼り合わせて合掌シール部を前記凹部の集合体の延びる方向と平行に形成する合掌シール工程と、合掌シールされた前記ラミネートフィルムを、前記貫通孔の集合体を間に位置せしめて前記凹部の集合体の延びる方向に関して所定の間隔毎に、前記凹部の集合体を横断する方向に切断し、その後に前記合掌シール部の延びる方向の両端に位置する開口部を密閉する端部シール工程とを備えた包装袋の製造方法により包装袋を製造してもよい。
さらに、本発明では上記包装袋の製造法において、前記凹部形成工程では、さらに、前記貫通孔の集合体の配置された前記所定の直線同士の間に、これら所定の直線と平行をなすように帯状の凹部の集合体を形成し、前記切断工程では、前記所定の直線同士の間にて帯状に形成された凹部の集合体の側近部分を、この凹部の集合体の延びる方向に沿って切断することを特徴としている。
本発明によれば、基材層に設けられた貫通孔の集合体と蒸着層に設けられた凹部の集合体との相乗効果により、極めて容易に包装袋を開封させることができる。その一方で蒸着層には貫通しない凹部のみが設けられている。このため、開封開始部において、開封の容易性を向上させつつも、包装袋のバリヤー性を高く保持することが可能である。
また、このような、開封性を向上させつつも、高いバリヤー性を有する包装袋を効率よく製造することができる。
本発明の一実施形態にかかる包装袋を背面側からみた斜視図。 図1のA部を拡大した拡大図。 開封開始部におけるラミネートフィルムの層構成、並びに凹部及び貫通孔を示す図。 貫通孔の集合体を形成する工程を示す斜視図。 貫通孔の集合体を形成する加工ロールの側面図。 加工ロールに形成された粗面加工部の斜視図。 基材フィルムに形成される貫通孔の集合体の配置を示す図。 基材フィルムに貼り合わされた蒸着フィルムに凹部の集合体を形成する工程を示す図。 凹部の集合体を形成するための加工ロールの斜視図。 包装袋を形成する工程を示す説明図。 図10とは別工程で包装袋を形成する工程の説明図。 図1とは別の実施形態にかかる包装袋の斜視図。 図12に示す包装袋の製造工程の一部を示す図。 図2とは別の実施形態にかかる貫通孔の集合体を示す斜視図。 図3とは別の実施形態にかかる蒸着フィルムを使用したラミネートフィルムの層構成を示す図。
符号の説明
1,1A 包装袋
4 背シール部
7,50 開封開始部
8,51 貫通孔の集合体
9 凹部の集合体
9A 凹部の集合体(切り裂き中継部)
10 ラミネートフィルム
11 基材層
12 印刷層
13 接着剤
14 蒸着層
15 シーラント層
20 基材フィルム
21 蒸着フィルム
30,35 加工ロール
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる包装袋1を示している。この包装袋1は、矩形状のラミネートフィルム10の両側縁を中心側に折り込んで側縁同士を重ね合わせ、重ね合わされた側縁同士を合掌貼りして背シール部4を形成してなるピロータイプの包装袋1である。包装袋1は矩形状の正面部2と、これと対向する背面部3とから構成されている。包装袋1は、その正面部2が平坦に形成されている一方で、背面部3には、幅方向の中央にて上下に延びる背シール部4が形成されている。そして、包装袋1の上縁と下縁とには、正面部2と背面部3とが一定の幅貼り合わされてなる端縁シール部5,6がそれぞれ形成されている。
また、包装袋1は、その一方の側縁部1aに包装袋1を容易に開封させるための開封開始部7が形成されている。開封開始部7は、図2に示すように、包装袋1の側縁に沿ってその全長に形成された微細な凹部の集合体9と、包装袋1の上部において、この側縁に形成された貫通孔の集合体8とが重ね合わされて構成されている。
この図2に示すように、各貫通孔が短い線状にそれぞれ形成され、これらが直線状に配置されて複数の破線が形成されている。貫通孔の集合体8は、これら破線が並列に配置されて構成される。なお、各破線の延びる方向は、包装袋1の左右方向、即ち、包装袋1を開封させる方向に一致されている。
この包装袋1を構成するラミネートフィルム10の層構成及び開封開始部7の詳細を図3に基づいて説明する。
包装袋1を構成しているラミネートフィルム10は、包装袋1の外面側をなす基材フィルム11と、包装袋1の内面側をなし、蒸着層14を有する蒸着フィルム21とが積層されたフィルム材である。基材フィルム11はPETからなり、蒸着フィルム21は、その一面にアルミ蒸着されたPETである。基材フィルム11と蒸着フィルム21とは、接着剤13で貼り合わされている。また、基材フィルム11の内面側には、印刷層12が設けられている一方で、蒸着層14の内面には、背シール部4並びに端縁シール部を形成させるべくシーラント層15が形成されている。
なお、基材フィルム11は、PETに代え、OPPを用いても良い。また、蒸着フィルム21の蒸着層14は、アルミ蒸着に代え、シリカ(SiOX)又は酸化アルミ(AL23)を蒸着せしめたフィルムを使用しても構わない。
即ち、この包装袋1を構成するラミネートフィルム10は次の6通りの中からいずれかの層構成が選択される。
(1)PET層/印刷層/接着剤/アルミ蒸着層(VMPET)/シーラント層
(2)PET層/印刷層/接着剤/シリカ蒸着層(VMPET)/シーラント層
(3)PET層/印刷層/接着剤/酸化アルミ蒸着層(VMPET)/シーラント層
(4)OPP層/印刷層/接着剤/アルミ蒸着層(VMPET)/シーラント層
(5)OPP層/印刷層/接着剤/シリカ蒸着層(VMPET)/シーラント層
(6)OPP層/印刷層/接着剤/酸化アルミ蒸着層(VMPET)/シーラント層
なお、PETは、ポリエチレンテレフタレートであり、OPPは、2軸延伸ポリプロピレンである。
そして、貫通孔の集合体8は外側の基材フィルム11に形成される一方で、微細な凹部の集合体9は内側の蒸着フィルム21に形成される。貫通孔の集合体8の各々の貫通孔8aは、文字通り基材フィルム11の膜厚を貫通して設けられている。一方、凹部の集合体9を構成する各々の凹部9aは、蒸着層14を構成する蒸着フィルム21の一面から蒸着フィルム21を貫通させずに、その膜厚方向に窪ませるようにして形成される。
これら貫通孔の集合体8及び凹部の集合体9の形成されたラミネートフィルム10は、次の工程を経て形成される。
帯状の基材フィルム11(以下、単に帯状基材フィルム11という。)をその長手方向に搬送させる。帯状基材フィルム11の搬送工程の途中に、例えば図4に示すように、帯状基材フィルム11の幅方向に並列に配された複数の加工ロール30を設け、この加工ロール30を帯状基材フィルム11の表面に押し付けて貫通孔の集合体8を形成する。
図5及び図6は加工ロール30の一例を示している。加工ロール30の表面には、周方向の所定位置に半径方向外側に張り出した貫通孔加工部31が設けられている。図5に示す加工ロール30では、中心軸に対して対称となる位置に貫通孔加工部31が設けられている。そして、図6に示すように、貫通孔加工部31の表面には、帯状基材フィルム11に突き刺すことのできる複数の突起部32が形成されている。各突起部32は、帯状基材フィルム11に形成される個々の貫通孔9aの長さに対応する寸法に形成されており、加工ロール30の厚み方向に沿って直線状に並べられ、破線をなしている。そして、破線状に並べられた突起部32が、加工ロール30の周方向に関して相互に平行をなして複数配列されて貫通孔加工部31を構成している。搬送される帯状基材フィルム11は、この貫通孔加工部31が押し付けられて形成される。
この加工ロール30では、加工ロール30が半回転する毎に貫通孔加工部31が帯状基材フィルム11に押し付けられ、貫通孔の集合体8を形成する。なお、帯状基材フィルム11の搬送速度及び加工ロール30の回転速度は、当該加工ロール30が半周すれば、製造しようとする包装袋1の高さに対応するように適宜制御される。
図7は、加工ロール30により貫通孔の集合体8が形成された帯状基材フィルム11を示している。図7において、実線で囲まれた各々の部位は、包装袋1の1つ分に対応する。また、帯状基材フィルム11の長手方向に延びる二点鎖線L3は、包装袋1が完成した際に、包装袋1の側縁1a,1bに対応する部分である。この図7では、帯状基材フィルム11の幅方向が後に包装袋1の左右方向として構成され、長手方向が包装袋1の高さ方向に対応される。
そして、帯状基材フィルム11の一面側に印刷がなされた後、帯状基材フィルム11に貫通孔の集合体8が形成される。その後、帯状基材フィルム11の印刷された面に、蒸着層14として構成される蒸着フィルム21が接着剤13で貼り合わされる。
蒸着フィルム21が貼り合わされた後、この蒸着フィルム21について、帯状基材フィルム11との貼り合わせ面と反対側の面に微細な凹部の集合体9が形成される。この凹部の集合体9は、図8に示すように、貼り合わされたフィルム材の幅方向について、貫通孔の集合体8が形成された位置に一致されるようにして、長手方向に帯状に形成される。
この凹部の集合体9は、例えば、図9に示すような加工ロール35が使用される。この加工ロール35は、一定の厚みを有する円盤状に形成されており、その外周面に砥粒面を有するサンドペーパ36等が装着される。凹部の集合体9は、サンドペーパ36の装着された加工ロール35の外周面が蒸着フィルム21の表面に押し付けられて形成される。なお、加工ロール35を押し付ける際に、サンドペーパ36の砥粒面が蒸着フィルム21を貫通することのないように、予め押し付ける際の面圧を設定しておく。
凹部の集合体9が形成された後、押し出しラミ加工により、シーラント層がラミネートされる。ラミネートされたフィルムが図1に示した包装袋1を形成するためのラミネートフィルム10である。
以上の工程を経た後、ラミネートフィルム10は一つの包装袋1を形成するために必要な大きさに順次切断される。切断される位置は、図8においてラインL1及びラインL2として示された位置である。即ち、ラインL1に示すように、ラミネートフィルム10の幅方向については、凹部の集合体9と貫通孔の集合体8とを重ね合わせて構成される開封開始部7を間に挟んだ複数の位置を、この開封開始部7の延びる方向と平行に切断される。一方、ラミネートフィルム10の長手方向、即ち、凹部の集合体9の延びる方向については、貫通孔の集合体8が間に位置されるようにして所定の間隔毎に、開封開始部7を横断する方向にラインL2の位置で切断される。このような切断工程を経ると、ラミネートフィルム10は、複数の矩形状のピースに形成される。なお、包装袋1が完成された際に、貫通孔の集合体8が包装袋1の上部に位置されるように、貫通孔の集合体8の下流側であって、その近傍の位置で切断される。
そして、切断されたラミネートフィルム10は、図10に示す手順により包装袋1として製造される。図10(a)は、切断されたラミネートフィルム10を示すものである。図10(a)に示すように、帯状に形成された凹部の集合体9、並びに貫通孔の集合体8は、ラミネートフィルム10が包装袋1として完成された際に包装袋1の一方の側縁1aとなる部分に位置される。さらに、貫通孔の集合体8は、側縁1aの一部である上部に設けられている。そして、各貫通孔8aは、包装袋1の左右方向に一致されている。
このようなラミネートフィルム10は、図10(b)に示すように、その両側縁が中心に向けて二点鎖線L3で表された部分にて折り曲げられる。そして、中心にて両端縁が合掌シールされる。この図10(b)に示す状態において、図の表側が後に背面部3として構成され、図の裏側が正面部2として構成される。また、合掌シールされた部分が包装袋1の背シール部4となる。これにより、平坦に折り畳まれ、上下端が開口された筒状の部材が形成される。
次いで、図10(c)に示すように、下端側の開口部について、正面部2と背面部3とが一定の幅下端縁に沿ってヒートシールされて、端部シール部6が形成される。下端側に端部シール6が形成されて密閉された後、内部に所定の内容物が充填される。
その後、図10(d)に示すように、平坦な筒状の部材の上端について、正面部2と背面部3とが上縁に沿った一定幅だけヒートシールされて端部シール部5が形成される。これにより、上部が密閉され包装袋1が完成される。
なお、切断は、図11に示す手順に従って行っても良い。この手順では、先ず図8の段階において、ラミネートフィルム10をその幅方向に分離するようにラインL1の位置で切断して細長い帯状のラミネートフィルム40を形成する。次いで、切断されたラミネートフィルム40の両側縁41を幅方向の中心に向けて折り曲げて、側縁同士を重ね合わせて合掌シールする。折り曲げの位置は、図8において、ラインL3として示された二点鎖線の位置である。これにより、ラミネートフィルム40を一旦平坦な筒状とする。次いで、筒状のラミネートフィルムをその幅方向に横断するようにシールする。この部分は後に包装袋の底部となる。シールした後に、開口された上部から内容物を充填する。その後、開口されている上部について、筒所のラミネートフィルム40の幅方向にシールして密封し、この部分でラミネートフィルム40がその長手方向に分離されるように順次切断する。この場合も、貫通孔の集合体8が間に位置されるようにして所定の間隔毎に、ラミネートフィルム10を切断する(切断位置はラインL2に対応する位置である)。また、包装袋1が完成された際に、当該貫通孔の集合体8が包装袋1の上部に位置されるように、これら貫通孔の集合体8から一定の距離だけ離れた位置を切断するように、切断位置を予め設定しておくとよい。
以上、微細な凹部の集合体を包装袋の側縁にのみ設けた包装袋を例に説明したが、これに加えて、凹部の集合体を背シール部に設けてもよい。
図12は、背シール部4にも凹部の集合体9Aを設けた包装袋1Aの一例を示している。なお、この包装袋1Aの全体構成及び側縁1aに設けられた開封開始部7の構成は、図1に示す包装袋1と全く同様であるので、これらについては同一の符号を付して、ここではその詳細な説明を省略する。
この図12に示す包装袋は、背シール部4に沿って凹部の集合体9Aが帯状に形成されている。なお、この背シール部4に沿って形成された凹部の集合体9Aもラミネートフィルム10の蒸着層14を構成している蒸着フィルム21に形成される。この凹部の集合体9Aは、背シール部4を境として、開封開始部7の設けられた側縁1aとは逆側に設けられている。
背シール部4はラミネートフィルム10がヒートシールされることで、厚みが増すと共に硬くなる。このため、開封開始部7からの切断の伝播がこの背シール部4で途切れるおそれがある。しかしながら、この図12に示す包装袋1Aのように、背シール部4を境として開封開始部7の逆側に及び凹部の集合体9Aを設けることで、この部分が切り裂きの伝播を中継し、改めて開封開始部7と同様に機能し、円滑に切断が伝播される。なお、側縁に設けられた貫通孔の集合体8と、包装袋1Aの上下方向に同位置に貫通孔の集合体8Aを別途設けても構わない。
この伝播を中継する凹部の集合体9Aを形成する場合には、図13に示すように、蒸着フィルム21に凹部の集合体9Aを形成すればよい。
この包装袋は、以下の工程を経て製造される。基材フィルム20の一面側に印刷がなされ、次いで、貫通孔の集合体8が設けられる。その後、基材フィルム11の印刷された面に、蒸着層14として構成される蒸着フィルム21が接着剤13で貼り合わされる。
蒸着フィルム21が貼り合わされた後、この蒸着フィルム21について、基材フィルム11との貼り合わせ面と反対側の面に微細な凹部の集合体9,9Aが形成される。この凹部の集合体9,9Aは、図13に示すように、貼り合わされたフィルム材の幅方向について、貫通孔の集合体8が形成された位置に加え、これらの間の所定の位置にも形成される。貫通孔の集合体8と同位置に形成される凹部の集合体9は、後に開封開始部7として構成され、これらの間に配された凹部の集合体9Aは、後に、切り裂き中継部として構成される。これら、凹部の集合体9,9Aが形成された後、貼り合わされたフィルム材は押し出しラミネート加工され、ラミネートフィルム10が形成される。
この図13において、ラミネート後のラミネートフィルム10の長手方向に延びる二点鎖線L3は、後に包装袋1Aの側縁1a,1bとなる位置である。また、ラインL1は、一つの包装袋1Aを構成するために必要な幅を示す位置であり、後にラインL1の位置でフィルム材はその幅方向に分離されるように切断される。
また、この図13から明らかなように、切り裂き中継部として構成される凹部の集合体9Aは、包装袋1の一つ分のラミネートフィルム10を構成するラインL1とラインL1の間において、開封開始部7の形成される位置における二点鎖線L3とは逆側の二点鎖線L3及びラインL1の間に形成される。しかも、包装袋1Aとして完成された際に、この凹部の集合体9Aが、背シール部4の位置に配されるように、ラインL1と凹部の集合体9Aとは相互に接近するように形成される。
なお、これらの凹部の集合体9Aも、例えば、図9に示すような加工ロール35が使用される。
以上の工程の後、ラミネートフィルム10がラインL1及びラインL2の位置で切断される。その後、切断されたラミネートフィルム10は、図10に示した手順を経て包装袋1Aとして構成される。
なお、この場合にも、先ず、ラミネートフィルムを細長い帯状に切断した後、図11に示す工程を経て包装袋を形成するようにしても構わない。さらに、凹部の集合体9Aの延びる方向において、この凹部の集合体9Aについても、側縁に設けられる貫通孔の集合体8に対応する位置に、貫通孔の集合体8Aを設ければ、図12に示すように、背シール部4の位置に貫通孔の集合体8Aを有する包装袋1Aを形成できる。
なお、個々の貫通孔8aの形状を短い線状に形成した場合を例に説明したがこれに限定されるものではなく、図14に示すように設けてもよい。この図14は、別の実施形態にかかる開封開始部50を示している。図14に示す貫通孔の集合体51は、個々の貫通孔52を微細な円形状に形成している。この貫通孔の集合体51も基材層をなす基材フィルムに形成される。この場合も、包装袋の内外が貫通されることはなく、高いバリヤー性を確保しつつも、容易に開封させることができる。なお、貫通孔52は、横方向に規則性を保つ態様に限られず、ランダムに設けてもよい。
以上、蒸着フィルムに凹部の集合体のみを形成した場合について説明したが、図15に示すようにこの凹部の集合体を形成してもよい。なお、図15において、ラミネートフィルム10Aを構成する基材フィルム11、印刷層12、接着層13及びシーラント層15については、図3に示したものと同様であるため、同一の符号をそれぞれ付して、その説明は省略する。
このラミネートフィルム10Aにおいて、蒸着フィルム21aは、接着層13側の面に蒸着層14が設けられている。凹部の集合体は、蒸着層14と逆側の面から形成される。この実施形態における凹部の集合体は、凹部9aに加えて、当該蒸着フィルム21aをその膜厚方向に貫通する貫通孔9bが含有されている。この貫通孔9bは、加工ロールを押し付ける際に、加工ロール外周面の砥粒面に含まれる大きな砥粒部分が押し当てられる時に形成されるものである。即ち、凹部の集合体には、加工ロールの砥粒面に含まれる大きな砥粒部分の割合に応じて凹部9aの中に貫通孔9bが形成される。
なお、このラミネートフィルム10Aにおいては、基材フィルム11と蒸着フィルムとを貼り合わせている接着層13が、これら両フィルムを完全に遮断している。このため、基材フィルム11の貫通孔8aと蒸着フィルム21aの貫通孔9bとが連通してしまうことが防止される。このため、たとえ一定の割合で蒸着フィルムに貫通孔9bが形成された場合でも、バリヤー性が損なわれることがない。この接着層13については、基材フィルム11と蒸着フィルム21aとを貼り合わせる工程において、両者を膜厚方向に関して確実に遮断できるだけの十分な量が供給される。

Claims (12)

  1. ラミネートフィルムにより形成され、切り裂いて開封せしめる開封開始部の設けられた包装袋であって、
    前記ラミネートフィルムは、少なくとも基材フィルムと、蒸着処理された蒸着フィルムとが積層された積層フィルムであり、
    前記開封開始部は、前記基材フィルムに形成された、その膜厚を貫通する貫通孔の集合体と、前記蒸着フィルムに、その膜厚方向に窪ませた複数の凹部を帯状に形成した凹部の集合体とが重ね合わされて構成され、
    前記蒸着フィルムの凹部の集合体は、包装袋の端縁に沿って形成され、前記基材フィルムに形成された貫通孔の集合体は、前記端縁の位置にて、この端縁の延びる方向の一部を占めるように部分的に形成されたことを特徴とする包装袋。
  2. 前記凹部の集合体は、一定の割合で、前記蒸着フィルムの膜厚を貫通する貫通孔を包含し、
    前記基材フィルムと前記蒸着フィルムとが接着剤によりこのラミネートフィルムの膜厚方向に関して遮断されていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記基材フィルムに形成された前記貫通孔の集合体は、これを構成する各貫通孔を直線状に連ねて破線を複数形成し、これら破線を並列に配置されて構成され、
    これら破線の延びる方向は、この貫通孔の集合体の設けられた前記端縁と、これと対向する他方の端縁とを結ぶ線に一致されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記貫通孔は、それぞれ一定の長さを有する短い直線状に形成され、
    各貫通孔の延びる方向が、前記破線の延びる方向と一致していることを特徴とする請求項3に記載の包装袋。
  5. 前記包装袋は、矩形状に形成された前記ラミネートフィルムの両端縁を中央に向けて折り曲げて、端縁同士を合掌シールしてなる包装袋であり、
    合掌シールされた部分が、当該包装袋の背面部にてこの包装袋の高さ方向に延びる背シール部として構成され、
    前記背シール部及びその近傍には、この背シール部を境として、前記開封開始部の設けられた側縁とは逆側に、前記開封開始部からの切り裂きの伝播を中継する切り裂き中継部が設けられ、
    この切り裂き中継部は、前記蒸着フィルムに凹部の集合体が前記背シール部に沿って形成されてなることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の包装袋。
  6. 前記切り裂き中継部には、前記基材フィルムにこの基材フィルムの膜厚を貫通する複数の貫通孔からなる貫通孔の集合体が、前記切り裂き中継部の延びる方向に関し、前記開封開始部の設けられた位置と対応する位置に形成されたことを特徴とする請求項5に記載の包装袋。
  7. 前記切り裂き中継部に形成された凹部の集合体には、前記蒸着フィルムの膜厚を貫通する貫通孔が一定の割合で包含され、前記基材フィルムと前記蒸着フィルムとが接着剤により、この切り裂き中継部においても膜厚方向に関して遮断されていることを特徴とする請求項6に記載の包装袋。
  8. ラミネートフィルムを使用して、切り裂いて開封せしめる開封開始部の設けられた包装袋を製造する包装袋の製造方法であって、
    前記ラミネートフィルムは、
    基材層をなす基材フィルムに、その膜厚を貫通する貫通孔の集合体を所定の直線上に一定間隔毎に配して設け、前記所定の直線同士が平行をなすように順次形成する貫通孔形成工程と、
    前記貫通孔の集合体の形成された基材フィルムの一面に、蒸着処理された蒸着フィルムを接着する蒸着フィルム接着工程と、
    接着後に、蒸着処理されたフィルムについて、前記基材フィルムとの接着面とは逆側の面から前記蒸着フィルムをその膜厚方向に窪ませた複数の凹部からなる凹部の集合体を形成する凹部形成工程と、
    貼り合わされた、貫通孔の集合体の形成された前記基材フィルムと、凹部の集合体の形成された前記蒸着フィルムとをラミネートするラミネート工程と、を経て製造され、
    しかも、
    前記凹部形成工程では、前記凹部の集合体が、前記貫通孔の集合体の配置された前記所定の直線の延びる方向と一致されるように帯状に形成されることを特徴とする包装袋の製造方法。
  9. 前記接着工程では、前記基材フィルムと前記蒸着フィルムとが接着剤によって膜厚方向に関して遮断されるように接着剤を供給し、
    前記凹部形成工程では、前記蒸着フィルムをその膜厚方向に貫通する貫通孔を一定の割合で前記凹部に包含させて形成することを特徴とする請求項8に記載の包装袋の製造方法。
  10. 前記ラミネートフィルムを、重ね合わされた前記凹部の集合体と前記貫通孔の集合体とを間に挟んで前記凹部の集合体の延びる方向と平行に切断すると共に、前記貫通孔の集合体を間に位置せしめて前記凹部の集合体の延びる方向に関して所定の間隔毎に、前記凹部の集合体を横断する方向に切断する切断工程と、
    切断された前記ラミネートフィルムを、前記貫通孔の集合体と前記凹部の集合体とが重ね合わされた位置で前記凹部の集合体の延びる方向に沿って折り曲げ、この折り曲げた部分が、包装袋の対向する側縁の一方の側縁となるように、切断された前記ラミネートフィルムの端縁同士を貼り合わせて合掌シール部を前記凹部の集合体の延びる方向と平行に形成する合掌シール工程と、
    合掌シールされた前記ラミネートフィルムを、前記合掌シール部の延びる方向の両端に位置する開口部を密閉する端部シール工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の包装袋の製造方法。
  11. 前記ラミネートフィルムを、重ね合わされた前記凹部の集合体と前記貫通孔の集合体とを間に挟んで前記凹部の集合体の延びる方向と平行に切断する切断工程と、
    切断された前記ラミネートフィルムを、前記貫通孔の集合体と前記凹部の集合体とが重ね合わされた位置で前記凹部の集合体の延びる方向に沿って折り曲げ、この折り曲げた部分が、包装袋の対向する側縁の一方の側縁となるように、切断された前記ラミネートフィルムの端縁同士を貼り合わせて合掌シール部を前記凹部の集合体の延びる方向と平行に形成する合掌シール工程と、
    合掌シールされた前記ラミネートフィルムを、前記貫通孔の集合体を間に位置せしめて前記凹部の集合体の延びる方向に関して所定の間隔毎に、前記凹部の集合体を横断する方向に切断し、その後に前記合掌シール部の延びる方向の両端に位置する開口部を密閉する端部シール工程と、
    を備えたことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の包装袋の製造方法。
  12. 前記凹部形成工程では、さらに、前記貫通孔の集合体の配置された前記所定の直線同士の間に、これら所定の直線と平行をなすように帯状の凹部の集合体を形成し、
    前記切断工程では、前記所定の直線同士の間にて帯状に形成された凹部の集合体の側近部分を、この凹部の集合体の延びる方向に沿って切断することを特徴とする請求項8〜11いずれかに記載の包装袋の製造方法。
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