JPWO2005026578A1 - 車両用手動歯車変速機 - Google Patents

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Abstract

車両用の手動歯車変速機において、アイドルラトル、走行ラトル、オイルの攪拌、シフト操作力などの面で改善すべき多くの課題がある。この変速機1Aは、入力軸3、副軸4、出力軸5、メインドライブギヤ列10、1速〜4速用ギヤ列11〜14、6速用ギヤ列16、後退用ギヤ列9、1速駆動ギヤ11aと後退駆動ギヤ9aを固定したスリーブ軸20、1速従動ギヤ11bと2速従動ギヤ12bを固定したスリーブ軸30、4つのシンクロナイザー機構21〜24などを有する。低速側の複数の特定変速段として1速と2速と後退とが予め設定され、これら特定変速段のギヤ列11,12,9の各ギヤとスリーブ20,30は遊転可能に設けられ、ニュートラル状態と3速〜6速で走行中のときに、これらのギヤとスリーブ20,30とが浮動状態に保持される。

Description

本発明は、車両用手動歯車変速機に関し、特にアイドルラトルと走行ラトルの著しい低減とシフト操作力の著しい軽減を可能にしたものに関連する。
車両用の手動歯車変速機のうち、メインドライブギヤ入力方式の変速機は、クラッチを介してエンジンの出力軸に連結される入力軸、この入力軸から回転力が入力される副軸、この副軸と平行に配置された出力軸、副軸と出力軸に設けられた複数のギヤ列、複数のシンクロナイザー機構などを有する。各ギヤ列は1対のギヤを有し、この1対のギヤのうちの一方のギヤは副軸又は出力軸に遊転可能に装着され、他方のギヤは出力軸又は副軸に固定的に装着されている。
一般的なシンクロナイザー機構は、ハブとシンクロキーとスリーブとシンクロリングなどを有し、遊転状態のギヤを副軸又は出力軸に連結する為のものである。最近の手動歯車変速機は、前進6速と後進1速の変速段を有するものが広く採用されつつあるが、この変速機の場合、7つのギヤ列と、4つのシンクロナイザー機構が装備されている。
例えば、図14は、広く実用に供されているメインドライブギヤ入力方式の一般的な手動歯車変速機100を示す。この変速機100は、クラッチディスク102に連結された入力軸103、副軸104、出力軸105、メインドライブギヤ列110、1速〜4速用ギヤ列111〜114、6速用ギヤ列116、後退用ギヤ列109、1速/2速用シンクロナイザー機構120、3速/4速用シンクロナイザー機構121、5速/後退用シンクロナイザー機構122、6速用シンクロナイザー機構123などを有する。メインドライブギヤ列以外の各ギヤ列のギヤのうち副軸104に装備されたギヤが駆動ギヤであり、出力軸105に装備されたギヤが従動ギヤである。1速従動ギヤ111b、2速従動ギヤ112b、3速駆動ギヤ113a、4速駆動ギヤ114a、6速駆動ギヤ116a、後退従動ギヤ109bが遊転可能に設けられている。図14は、ニュートラル状態のときの変速機を示し、エンジンがアイドル状態のとき、変速機はニュートラル状態であり、副軸104に設けた駆動ギヤ113a,114a,116aが浮動状態であり、1速用ギヤ列111、2速用ギヤ列112、後退用ギヤ列109は回転する。5速/後退用シンクロナイザー機構122により、メインドライブギヤ列110のメインドライブギヤ110aを出力軸105に直結し、変速機100を5速に切換えた状態においては、副軸は勿論のこと、全部のギヤと全部のシンクロナイザー機構が回転する。このことは、1速〜4速,6速の変速段においても同様である。
次に、前記変速機100も含めて、従来の手動歯車変速機においては、アイドルラトル、走行ラトル、シフト操作力、動力伝達系の抵抗、などの面で解決すべき多くの課題が残っている。アイドル状態において、1速用ギヤ列、2速用ギヤ列、後退用ギヤ列などの低速段用ギヤ列が回転するため、それらのギヤ列からギヤの歯打ち音(アイドルラトル)が発生する。特に、低速段ギヤ列では、歯車の直径も大きく、慣性モーメントも大きいため歯打ち音も強くなる。走行状態においては全部のギヤと全部のシンクロナイザー機構が回転するため、回転駆動力の伝達に使用されないギヤ列から歯打ち音(走行ラトル)が発生する。この走行ラトルの大部分も低速段ギヤ列から発生すると推定されている。
これら、アイドルラトルや走行ラトルを改善するために、エンジンにデュアルマスフライホイールを採用したり、変速機のギヤにシザーズギヤ或いはフリクションダンパーを採用する技術も公知であるが、費用対効果の面で不利である。
他方、手動歯車変速機においては、クラッチを分断しアップシフトする場合には、出力軸の回転数とギヤ比に応じて入力軸の回転数を低下させればよいので、ダウンシフトする場合ほど大きな操作力は必要ないが、変速段とエンジン回転数に応じた操作力が必要である。ダウンシフトする場合には、微小時間の間に出力軸の回転数とギヤ比に応じて入力軸の回転数を著しく増加させなければならないから、大きな操作力が必要となる。特に、冬季などの気温が低いときは、変速機内のオイルの粘度が高いために、非常に大きな操作力が必要となる。
特に、ギヤ列の慣性モーメントを入力軸上の慣性モーメントに換算する際にはギヤ比の2乗に比例する慣性モーメントとなるが、1速や後退のような低速段用ギヤ列ではギヤ比が大きいため慣性モーメントが大きく、入力軸の回転数が変化しにくいので、シフトダウンの際に低速段用ギヤ列の回転数変化のために大きな操作力が必要となる。
更に、歯車変速機のケース内にはオイルが貯留され、副軸に装備された複数のギヤによりオイルを攪拌し、ギヤ列やシンクロナイザー機構を潤滑するようになっているが、アイドル状態においても、1速用ギヤ列と2速用ギヤ列と後退用ギヤ列とシンクロナイザー機構が回転するため、また、走行状態においても全てのギヤ列と全てのシンクロナイザー機構が回転するため、オイル攪拌による駆動力の損失が多くなり、オイルの劣化も進行する。
本発明の車両用手動歯車変速機は、入力軸、入力軸から回転力が伝達される副軸、副軸から回転力が伝達される出力軸、複数のギヤ列と、複数のシンクロナイザー機構とを備えた車両用手動歯車変速機に関するものである。
この変速機は、1速と後退の変速段を含み予め設定した低速側の複数の特定変速段の為の複数のギヤ列の複数の駆動ギヤであって副軸に遊転可能に設けられた複数の駆動ギヤと、前記複数の駆動ギヤに夫々噛み合った複数の従動ギヤであって出力軸に遊転可能に設けられた複数の従動ギヤと、1速駆動ギヤと後退駆動ギヤとが固定され且つ副軸に遊転可能に外嵌された第1のギヤ付きスリーブ軸と、前記副軸に装備され且つ1速と後退において副軸を第1のギヤ付きスリーブ軸に連結可能な第1のシンクロナイザー機構と、前記出力軸に装備され且つ前記複数の特定変速段用の従動ギヤの回転力を出力軸に伝達可能な第2のシンクロナイザー機構とを備えたことを特徴とするものである。
例えば、低速側の複数の特定変速段が1速と後退である場合、1速用ギヤ列の駆動ギヤと後退用ギヤ列の駆動ギヤは副軸に遊転可能であり、1速用ギヤ列の従動ギヤと後退用ギヤ列の従動ギヤは出力軸に遊転可能である。エンジンがアイドル状態で、変速機がニュートラル状態のとき、第1,第2のシンクロナイザー機構を連結解除位置に保持すれば、1速用ギヤ列の駆動ギヤと従動ギヤ、後退用ギヤ列の駆動ギヤと従動ギヤが浮動状態に維持されるから、アイドルラトルが著しく改善される。特定変速段以外の変速段(2速〜6速)で走行中にも、上記と同様の状態に保持できるから、走行ラトルも著しく改善される。
2速〜6速では、大きな慣性モーメントの1速用ギヤ列、後退用ギヤ列を浮動状態にしておくことができるため、シフト操作時の操作力を格段に低減することができる。また、ニュートラル状態や、2速〜6速のときには、1速用ギヤ列と後退用ギヤ列でオイルを攪拌することもないから、オイル攪拌抵抗も低減でき、回転駆動力の伝達効率を高めることができる。
1速で走行する際には、第1のシンクロナイザー機構を連結位置に保持して第1ギヤ付きスリーブ軸を回転させ、第2のシンクロナイザー機構を1速連結位置に保持することより走行可能である。後退する場合には、第1のシンクロナイザー機構を連結位置に保持して第1ギヤ付きスリーブ軸を回転させ、第2のシンクロナイザー機構を後退連結位置に保持することより後退可能である。
なお、後述のように、低速側の複数の特定変速段は、1速と後退、又は1,2速と後退、又は1速〜4速と後退、のように種々設定可能である。
ここで、この手動歯車変速機を次のような態様に構成してもよい。
1番目の態様においては、前記複数の特定変速段が1速と後退である。
2番目の態様においては、前記複数の特定変速段が1速と2速と後退であり、1速従動ギヤと2速従動ギヤとが固定され且つ出力軸に遊転可能に外嵌された第2のギヤ付きスリーブ軸が設けられ、前記第1のシンクロナイザー機構により2速駆動ギヤが副軸に連結可能に構成され、前記第2のシンクロナイザー機構により第2のギヤ付きスリーブ軸が出力軸に連結可能に構成されている。
この変速機においては、ニュートラル状態のとき、1速用ギヤ列、2速用ギヤ列、後退用ギヤ列の全部のギヤを浮動状態に保持することができ、また、3速〜6速で走行中にも、1速用ギヤ列、2速用ギヤ列、後退用ギヤ列の全部のギヤを浮動状態に保持することができる。そのため、アイドルラトルと走行ラトルを一層低減でき、3速〜6速で走行中のシフト操作力を一層軽減できる。
3番目の態様においては、前記複数の特定変速段が1速と2速と3速と4速と後退であり、1速従動ギヤと2速従動ギヤと3速従動ギヤと4速従動ギヤが固定され且つ出力軸に遊転可能に外嵌された第3のギヤ付きスリーブ軸が設けられ、前記第1のシンクロナイザー機構により2速駆動ギヤが副軸に連結可能に構成され、前記第2のシンクロナイザー機構により第3のギヤ付きスリーブ軸が出力軸に連結可能に構成され、3速駆動ギヤと4速駆動ギヤを択一的に副軸に連結可能な第3のシンクロナイザー機構が設けられている。
この変速機においては、ニュートラル状態のとき、1速用ギヤ列〜4速用ギヤ列、後退用ギヤ列の全部のギヤを浮動状態に保持することができ、また、5速,6速で走行中にも、1速用ギヤ列〜4速用ギヤ列、後退用ギヤ列の全部のギヤを浮動状態に保持することができる。アイドルラトルと走行ラトルを一層低減でき、5速,6速で走行中のシフト操作力を一層軽減できる。
4番目の態様においては、前記シンクロナイザー機構は、ハブと、スリーブと、シンクロリングとを含む同期噛合機構である。
5番目の態様においては、前進6速と後退1速の変速段を実現可能であり、計7つのギヤ列と計4つのシンクロナイザー機構を有する。
6番目の態様においては、前記第2シンクロナイザー機構は、特定変速段の選択の過程において、第1シンクロナイザー機構の作動前に作動するように構成されている。
7番目の態様においては、1番目の態様において、前進6速と後退1速の変速段を実現可能であり、ニュートラル状態と、2速〜6速においては、第1のギヤ付きスリーブ軸と、1速従動ギヤと、後退従動ギヤとが浮動状態になるように構成されている。
8番目の態様においては、2番目の態様において、前進6速と後退1速の変速段を実現可能であり、ニュートラル状態と、3速〜6速においては、第1,第2のギヤ付きスリーブ軸と、後退従動ギヤとが浮動状態になる。
9番目の態様においては、3番目の態様において、前進6速と後退 1速の変速段を実現可能であり、ニュートラル状態と、5速と、6速においては、第1,第3のギヤ付きスリーブ軸と、後退従動ギヤとが浮動状態になる。
10番目の態様においては、7〜9番目の態様において、5速のときに入力軸と出力軸とがシンクロナイザー機構を介して直結される。
図1は本発明の実施形態に係る車両用手動歯車変速機(ニュートラル状態)の断面図であり、図2はシンクロナイザー機構の断面図であり、図3は第1シンクロナイザー機構と第1ギヤ付きスリーブ軸の要部断面図であり、図4はシフト操作レバーを操作する操作経路の説明図であり、図5は変速テーブルを示す図表である。
図6は変更形態1の変速機(ニュートラル状態)の断面図であり、図7は図6の変速機のシフト操作レバーを操作する操作経路の説明図であり、図8は変速テーブルを示す図表である。
図9は変更形態2の変速機(ニュートラル状態)の断面図であり、図10は図9の変速機のシフト操作レバーを操作する操作経路の説明図であり、図11は変速テーブルを示す図表である。
図12は変更形態3の変速機(ニュートラル状態)の断面図である。図13は変更形態4の変速機(ニュートラル状態)の断面図である。
図14は、従来の一般的な手動歯車変速機(ニュートラル状態)の断面図である。
最初に、本発明に係るメインドライブギヤ入力方式の車両用手動歯車変速機について、図1〜図5に基づいて説明する。
図1に示すように、この車両用手動歯車変速機1は、エンジンの出力軸に連結されるクラッチ機構のクラッチディスク2、このクラッチディスク2に連結された入力軸3、この入力軸3から回転力が伝達される副軸4、副軸4と平行に配置され副軸4から回転力が伝達される出力軸5、メインドライブギヤ列10、副軸4と出力軸5とに付設された6つのギヤ列9,11〜14,16と、4つのシンクロナイザー機構21〜24、入力軸を支持するベアリング17、副軸4を支持する3組のベアリング18、出力軸5を支持する2組のベアリング19、これらを収容するケース25、ケース25内の下部に貯留されたオイルなどを有する。6つのギヤ列は、1速用ギヤ列11、2速用ギヤ列12、3速用ギヤ列13、4速用ギヤ列14、6速用ギヤ列16、後退用ギヤ列9である。これらのギヤ列において副軸4に装備されたギヤを駆動ギヤ、出力軸5に装備されたギヤを従動ギヤとする。尚、この変速機1では、入力軸3と出力軸5を直接連結した場合に5速になる。
メインドライブギヤ列10は、入力軸3に固定されたメインドライブギヤ10aと、副軸4に固定された従動ギヤ10bとで構成されている。1速用ギヤ列11は1速駆動ギヤ11aと1速従動ギヤ11bとからなり、1速駆動ギヤ11aは副軸4に遊転可能に設けられ、1速従動ギヤ11bが出力軸5に遊転可能に設けられている。2速用ギヤ列12は2速駆動ギヤ12aと2速従動ギヤ12bとからなり、2速駆動ギヤ12aが副軸4に遊転可能に設けられ、2速従動ギヤ12bが出力軸5に固定されている。3速用ギヤ列13は3速駆動ギヤ13aと3速従動ギヤ13bからなり、3速駆動ギヤ13aが副軸4に遊転可能に設けられ、3速従動ギヤ13bが出力軸5に固定されていろ。
4速用ギヤ列14は4速駆動ギヤ14aと4速従動ギヤ14bとからなり、4速駆動ギヤ14aは副軸4に遊転可能に設けられ、4速従動ギヤ14bが出力軸5に固定されている。6速用ギヤ列16は6速駆動ギヤ16aと6速従動ギヤ16bとからなり、6速駆動ギヤ16aが副軸4に固定され、6速従動ギヤ16bは出力軸5に遊転可能に設けられている。後退用ギヤ列9は、後退用駆動ギヤ9aと、図示してない中間軸に枢支された中間ギヤ9c(仮想線で図示)と、出力軸5に装着された後退用従動ギヤ9bとを有する。後退用駆動ギヤ9aは副軸4に遊転可能に設けられ、後退用従動ギヤ9bは出力軸5に遊転可能に設けられ、副軸4からの回転力は駆動ギヤ9a、中間ギヤ9c、従動ギヤ9bの順に伝達される。尚、遊転可能なギヤ9a,11a〜14a,9b,11b,16bは、ベアリングを介して副軸又は出力軸に支持されている。
この変速機1の場合、低速側の複数の特定変速段として、予め1速と後退とが設定されている。第1ギア付きスリーブ軸20がベアリングを介して副軸4に遊転可能に外嵌され、このスリーブ軸20の一端部と他端部に、1速駆動ギヤ11aと後退駆動ギヤ9aが夫々一体形成され固定的に設けられている。複数の特定変速段の為のギヤ列9,11において、全部の駆動ギヤ9a,11aが副軸4に遊転可能に設けられ、全部の従動ギヤ9b,11bが出力軸5に遊転可能に設けられている。第1シンクロナイザー機構21は、スリーブ軸20と2速駆動ギヤ12aの間において副軸4に設けられ、1速と後退が選択された場合に、第1シンクロナイザー機構21により副軸4がスリーブ軸20に連結され、2速が選択された場合には第1シンクロナイザー機構21により副軸4が2速駆動ギヤ12aに連結される。
第2シンクロナイザー機構22は、複数の特定変速段のうちの前進変速段のときには、その前進変速段用の従動ギヤを出力軸5に連結し、複数の特定変速段のうちの後退変速段のときには、後退用従動ギヤ9bを出力軸5に連結するものである。第2シンクロナイザー機構22は、特定変速段のうちの前進変速段用の従動ギヤである1速従動ギヤ11bと、特定変速段のうちの後退変速段用の従動ギヤ9bの間において出力軸5に設けられ、1速が選択された場合には第2シンクロナイザー機構22により1速従動ギヤ11bが出力軸5に連結され、後退が選択された場合には第2シンクロナイザー機構22により後退速従動ギヤ9bが出力軸5に連結される。第3シンクロナイザー機構23は、3速駆動ギヤ13aと4速駆動ギヤ14aの間において副軸4に設けられ、3速が選択された場合には第3シンクロナイザー機構23により副軸4が3速駆動ギヤ13aに連結され、4速が選択された場合には第3シンクロナイザー機構23により副軸4が4速駆動ギヤ14aに連結される。第4シンクロナイザー機構24は、出力軸5の前端部に設けられ、5速が選択された場合に第4シンクロナイザー機構24がメインドライブギヤ10aを出力軸5に連結し、6速が選択された場合に第4シンクロナイザー機構24により6速用従動ギヤ16bが出力軸5に連結される。
第1〜第4シンクロナイザー機構21〜24は、同構造の同期噛合機構であるので、第3シンクロナイザー機構23を例として図2に基づいて簡単に説明する。このシンクロナイザー機構23は、ハブ30と、シンクロキー31と、キースプリング32と、スリーブ33と、1対のシンクロリング34とを有し、スリーブ33の外周溝33aには、シフト操作レバーにより操作されるシフトロッドの先端のフォークが係合し、シフト操作レバーによりスリーブ33が図2の左方又は右方へ操作される。3速に切換える場合には、スリーブ33を右方へ移動させ、スリーブ33を3速駆動ギヤ13aの連結ギヤ部13cに係合させることにより、副軸4と3速駆動ギヤ13aを連結する。4速に切換える場合にはスリーブ33を左方へ移動させ、スリーブ33を4速駆動ギヤ14aの連結ギヤ部14cに係合させることにより、副軸4と4速駆動ギヤ14aを連結する。
このように、第1〜第4シンクロナイザー機構21〜24は周知のものであるので、図1には簡単に図示した。尚、図1において、各ギヤには、変速段を示す1〜6の数字が記載されている。シンクロナイザー機構21,22には、それを連結する際の変速段を示す1,2,Rの数字や文字が記載されている。
図3に示すように、スリーブ軸20の端部には、第1シンクロナイザー機構21に連結可能な連結ギヤ部11cが形成されている。シフト操作レバーにより変速段を切換える際の操作経路は、例えば図4に示すとおりである。1速又は後退に切換える際に、第2シンクロナイザー機構22は第1シンクロナイザー機構21よりも早いタイミングで連結作動し、その後に第1シンクロナイザー機構21が連結作動するように構成されている。このように第2シンクロナイザー機構22の動作タイミングを早めることを示す「s」の文字も図4に記載されている。図5は、この変速機1におけるシフト操作レバーのシフト位置と変速段の関係を示す変速テーブルを示すものである。
シフト操作レバーとシフトロッド等の構造については、図示していないが、第1〜第4シンクロナイザー機構21〜24をシフト操作レバーとシフトロッドにより操作するように構成することも可能である。但し、第1シンクロナイザー機構21及び/又は第2シンクロナイザー機構22を夫々独立の電動アクチュエータにより操作するように構成し、その電動アクチュエータをシフト操作レバーの操作に連携動作させるように構成してもよい。
次に、以上説明した変速機1の作用について説明する。
図1に示すように、変速機1がニュートラル状態のとき、第1〜第4シンクロナイザー機構21〜24は連結解除状態であるので、1速駆動ギヤ11aと後退駆動ギヤ9aが設けられたスリーブ軸20は浮動状態を維持する。同様に、1速従動ギヤ11bと後退従動ギヤ9bも浮動状態を維持する。3つの駆動ギヤ12a〜14aも浮動状態を維持する。エンジンがアイドル状態で、変速機がニュートラル状態のとき、入力軸5と、メインドライブギヤ列10と、副軸4と、6速用ギヤ列16と、第1,第3シンクロナイザー機構21,23のみが回転する。このように、メインドライブギヤ列10以外のギヤ列では、6速用ギヤ列16のみが回転するだけであるので、アイドルラトルが殆ど発生しなくなる。駆動ギヤ11a〜14aもオイルを攪拌しないため、オイルの攪拌も極く僅かになり、オイルの発熱や劣化も抑制される。
図1の状態から1速に切換える場合は、第1シンクロナイザー機構21の作動に先行して第2シンクロナイザー機構22により、1速従動ギヤ11bを出力軸5に連結し、その後に第1シンクロナイザー機構21により副軸4をスリーブ軸20に連結する。図1の状態から後退に切換える場合は、第1シンクロナイザー機構21の作動に先行して、第2シンクロナイザー機構22により後退従動ギヤ9bを出力軸5に連結し、その後に第1シンクロナイザー機構21により副軸4をスリーブ軸20に連結する。1速から2速に切換える際には、第2シンクロナイザー機構22を連結解除状態に切換え、第1シンクロナイザー機構21により副軸4を2速駆動ギヤ12aに連結する。3速〜6速については、一般的な変速機と同様であるので説明を省略する。
第4シンクロナイザー機構24により、入力軸3を出力軸5に直接連結した5速のとき、第1,第2シンクロナイザー機構21,22は連結解除状態であるから、スリーブ軸20と1速従動ギヤ11bと後退従動ギヤ9bが浮動状態を維持する。そのため、1速用ギヤ列11と後退用ギヤ列9から歯打ち音が発生しないから、走行ラトルが著しく低減する。
しかも、大きな慣性モーメントを有する1速用ギヤ列11と後退用ギヤ列9が浮動状態であるので、5速から変速操作する際のシフト操作力が著しく軽減される。1速用ギヤ列11と後退用ギヤ列9が浮動状態である分だけ、オイルの攪拌も少なく、オイルの発熱も少なくなる。以上は5速の場合を例として説明したが、以上のことは、2速〜4速、6速の変速段で走行中にも同様である。
次に、以上説明した変速機1を部分的に変更した種々の変更形態について説明する。
変更形態1(図6〜図8参照)
この変更形態に係る変速機1Aにおいて、前記変速機1と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。図6はニュートラル状態の変速機1Aを示し、図7はシフトレバーの操作経路を示し、図8は変速テーブルを示す。この変速機1Aでは、低速側の複数の特定変速段として、1速と2速と後退とが予め設定され、2速従動ギヤ12bも出力軸5に遊転可能に設けられている。1速従動ギヤ11bと2速従動ギヤ12bを一体的に回転させる為に、第2ギヤ付きスリーブ軸30が出力軸5に遊転可能に外嵌され、このスリーブ軸30の一端部と他端部に、2速従動ギヤ12bと1速従動ギヤ11bが固定的に設けられている。
第1シンクロナイザー機構21の機能については変速機1と同様である。第2シンクロナイザー機構22に関して、1速に切換える際にも2速に切換える際にも、第1シンクロナイザー機構21の作動に先行して、第2シンクロナイザー機構22によりスリーブ軸30が出力軸5に連結される。後退に切換える際の作動については変速機1と同様である。
ここで、この第2シンクロナイザー機構22をシフト操作レバーとシフトロッドにより操作するように構成することも可能ではある。その場合のシフト操作レバーの操作経路は図7に示すとおりである。但し、前記変速機1と同様に、第1シンクロナイザー機構21及び/又は第2シンクロナイザー機構22を夫々独立の電動アクチュエータにより操作するように構成してもよい。
この変速機1Aにおいては、アイドル状態において回転するギヤ類は変速機1と同様であるので、前記変速機1と同様にアイドルラトルを低減でき、オイル攪拌を減少でき、オイルの発熱を低減できる。
第4シンクロナイザー機構24によりメインドライブギヤ10aを出力軸5に連結した5速の変速段で走行する場合、1速用ギヤ列11と後退用ギヤ列9が浮動状態になるだげでなく、2速用ギヤ列12も浮動状態になるため、走行中に発生するギヤ類の歯打ち音(走行ラトル)は変速機1よりも改善される。変速段を切換える際のシフト操作力も、変速機1よりも一段と軽減される。以上のことは、5速に限らず、3速,4速、6速の場合も同様である。尚、変速段を切換える際のシフト操作力は、前記変速機1の場合よりも一層軽減することができる。
変更形態2(図9〜図11参照)
この変更形態に係る変速機1Bにおいて、前記変速機1と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。図9はニュートラル状態の変速機1Bを示し、図10はシフト操作レバーの操作経路を示し、図11は変速テーブルを示す。
この変速機1Bにおいては、低速側の複数の特定変速段として、1速〜4速と後退とが予め設定され、2速〜4速の従動ギヤ12b〜14bも出力軸5に遊転可能に設けられている。これら4つの従動ギヤ12b〜14bを一体的に回転させる為に、第3ギヤ付きスリーブ軸31が出力軸5に遊転可能に外嵌され、このスリーブ軸31の一端部と他端部に、4速従動ギヤ14bと1速従動ギヤ11bが一体的に固定的に設けられ、スリーブ軸31の途中部に3速従動ギヤ13bと2速従動ギヤ12bが一体的に固定的に設けられている。
第1シンクロナイザー機構21の機能については変速機1と同様である。第2シンクロナイザー機構22に関して、1速〜4速の各変速段に切換える際には、第1、第3シンクロナイザー機構21,23の作動に先行して、第2シンクロナイザー機構22によりスリーブ軸31が出力軸5に連結される。後退に切換える際の作動については変速機1と同様である。
ここで、この第2シンクロナイザー機構22をシフト操作レバーとシフトロッドにより操作するように構成することも可能ではある。その場合のシフト操作レバーの操作経路は図10に示すとおりである。但し、前記変速機1と同様に、第1シンクロナイザー機構21及び/又は第2シンクロナイザー機構22を夫々独立の電動アクチュエータにより操作するように構成してもよい。
この変速機1Bにおいては、図9に示すニュートラル状態にして、アイドリングする際に回転するギヤ類は変速機1と同様であるので、変速機1と同様にアイドルラトルを低減でき、オイル攪拌を減少でき、オイルの発熱を低減できる。
第4シンクロナイザー機構24により、入力軸3とメインドライブギヤ10aを出力軸5に直接連結した5速の変速段で走行する場合、1速用ギヤ列11と後退用ギヤ列9が浮動状態になるだけでなく、2速〜4速用ギヤ列12〜14も浮動状態になるため、走行中に発生するギヤ類の歯打ち音(走行ラトル)は前記変速機1,1Aよりも改善される。変速段を切換える際のシフト操作力も、前記変速機1,1Aよりも一層と軽減される。以上のことは、5速に限らず6速の場合も同様である。
変更形態3(図12参照)
次に、この変更形態に係る変速機1Cにおいて、前記変速機1と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。図12はニュートラル状態の変速機1Cを示し、この変速機1Cにおいては、低速側の複数の特定変速段として、1速と後退とが予め設定され、この変速機1Cにおいては、第3シンクロナイザー機構23の両側に対応するように第6速用ギヤ列16と第5速用ギヤ列15が配置され、第4シンクロナイザー機構24の両側に対応するようにドライブギヤ列10と3速用ギヤ列13が配置され、変速段が4速の場合に第4シンクロナイザー機構24により入力軸3とメインドライブギヤ10aが出力軸5に直接連結される。5速駆動ギヤ15aと6速駆動ギヤ16aが副軸4に遊転可能に設けられ、3速従動ギヤ13bが出力軸5に遊転可能に設けられている。
この変速機1Cにおいては、ニュートラル状態の場合と、2速〜6速で走行する走行状態の場合には、1速駆動ギヤ11aと後退駆動ギヤ9aとが一体形成されたスリーブ軸20と、1速従動ギヤ11bと、後退従動ギヤ9bが浮動状態を維持するため、前記変速機1と同様に、アイドルラトルや走行ラトルが改善され、オイル攪拌も少なくなる。シフト操作力についても変速機1と同様である。
変更形態4(図13参照)
次に、この変更形態に係る変速機1Dにおいて、前記変速機1と同様の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。図13はニュートラル状態の変速機1Dを示し、この変速機1Dにおいては、低速側の複数の特定変速段として、1速と2速と後退とが予め設定されている。この変速機1Dにおいては、1速用ギヤ列11、後退用ギヤ列9、第1ギヤ付きスリーブ軸20、2速用ギヤ列12、第2ギヤ付きスリーブ軸30については、前記変速機1Aと同様である。メインドライブギヤ列10、3速用ギヤ列13、5速用ギヤ列15、6速用ギヤ列16、第3,第4シンクロナイザー機構23,24については前記変速機1Cと同様である。
この変速機1Dにおいては、ニュートラル状態の場合と、3速〜6速で走行する走行状態の場合には、1速駆動ギヤ11aと後退駆動ギヤ9aと一体形成されたスリーブ軸20と,2速駆動ギヤと、1速従動ギヤ11bと2速従動ギヤと一体形成された第2ギヤ付きスリーブ軸30と、後退従動ギヤ9bが浮動状態を維持するため、前記変速機1と同様に、アイドルラトルや走行ラトルが改善され、オイル攪拌も少なくなる。変速機1,1Aと同様に、シフト操作力も軽減される。以上は、本発明の実施の形態に係る変速機1,1A〜1Cについての説明であるが、当業者であれば、ギヤ列の配置を変更したり、ギヤ列を8列にしたり、シンクロナイザー機構の数を増加又は減少させたり、入力軸3と出力軸5を直接連結する場合の変速段を5速や4速以外の変速段にしたりするなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において前記の実施の形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はこれら実施形態の構造のみに限定されるものではない。

Claims (11)

  1. 入力軸、入力軸から回転力が伝達される副軸、副軸から回転力が伝達される出力軸、複数のギヤ列と、複数のシンクロナイザー機構とを備えた車両用手動歯車変速機において、
    1速と後退の変速段を含む予め設定した低速側の複数の特定変速段の為の複数のギヤ列の複数の駆動ギヤであって、副軸に遊転可能に設けられた複数の駆動ギヤと、
    前記複数の駆動ギヤに夫々噛み合った複数の従動ギヤであって、出力軸に遊転可能に設けられた複数の従動ギヤと、
    1速駆動ギヤと後退駆動ギヤとが固定され且つ副軸に遊転可能に外嵌された第1のギヤ付きスリーブ軸と、
    前記副軸に装備され且つ1速と後退において副軸を第1のギヤ付きスリーブ軸に連結可能な第1のシンクロナイザー機構と、
    前記出力軸に装備され且つ前記複数の特定変速段用の従動ギヤの回転力を出力軸に伝達可能な第2のシンクロナイザー機構と、
    を備えたことを特徴とする車両用手動歯車変速機。
  2. 前記複数の特定変速段が1速と後退であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両用手動歯車変速機。
  3. 前記複数の特定変速段が1速と2速と後退であり、
    1速従動ギヤと2速従動ギヤとが固定され且つ出力軸に遊転可能に外嵌された第2のギヤ付きスリーブ軸を備え、
    前記第1のシンクロナイザー機構により2速駆動ギヤが副軸に連結可能に構成され、前記第2のシンクロナイザー機構により第2のギヤ付きスリーブ軸が出力軸に連結可能に構成されたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両用手動歯車変速機。
  4. 前記複数の特定変速段が1速と2速と3速と4速と後退であり、
    1速従動ギヤと2速従動ギヤと3速従動ギヤと4速従動ギヤが固定され且つ出力軸に遊転可能に外嵌された第3のギヤ付きスリーブ軸を備え、
    前記第1のシンクロナイザー機構により2速駆動ギヤが副軸に連結可能に構成され、前記第2のシンクロナイザー機構により第3のギヤ付きスリーブ軸が出力軸に連結可能に構成され、3速駆動ギヤと4速駆動ギヤを択一的に副軸に連結可能な第3のシンクロナイザー機構を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の車両用手動歯車変速機。
  5. 前記シンクロナイザー機構は、ハブと、スリーブと、シンクロリングとを含む同期噛合機構であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項の何れか1項に記載の車両用手動歯車変速機。
  6. 前進6速と後退1速の変速段を実現可能であり、計7つのギヤ列と計4つのシンクロナイザー機構を有することを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項の何れか1項に記載の車両用手動歯車変速機。
  7. 前記第2シンクロナイザー機構は、特定変速段の選択の過程において、第1シンクロナイザー機構の作動前に作動するように構成されたことを特徴とする請求の範囲第2項〜第4項の何れか1項に記載の車両用手動歯車変速機。
  8. 前進6速と後退1速の変速段を実現可能であり、ニュートラル状態と、2速〜6速においては、第1のギヤ付きスリーブ軸と、1速従動ギヤと、後退従動ギヤとが浮動状態になるように構成されたことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の車両用手動歯車変速機。
  9. 前進6速と後退1速の変速段を実現可能であり、ニュートラル状態と、3速〜6速においては、第1,第2のギヤ付きスリーブ軸と、後退従動ギヤとが浮動状態になることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の車両用手動歯車変速機。
  10. 前進6速と後退1速の変速段を実現可能であり、ニュートラル状態と、5速と、6速においては、第1,第3のギヤ付きスリーブ軸と、後退従動ギヤとが浮動状態になることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の車両用手動歯車変速機。
  11. 5速のときに、入力軸と出力軸とがシンクロナイザー機構を介して直結されることを特徴とする請求の範囲第8項〜第10項の何れか1項に記載の車両用手動歯車変速機。
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