JPWO2003006815A1 - 排気ガス再循環バルブの取り付け装置 - Google Patents
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Abstract
エンジンの排気ガス還流路に接続された排気ガス再循環バルブの取り付け装置に関し、バルブハウジングはエンジンブロックからの冷却水取り出し部品に取付けられ、且つバルブハウジングが冷却水通路の一部を構成したものである。これにより、排気ガスの高温を冷却水に吸収放熱でき、改めてバルブハウジングの周囲に冷却水通路を形成することなく、排気ガスの高温によるステッピングモータの異常加熱を防止する。
Description
技術分野
この発明は、内燃機関などの排気ガス還流路に配置される排気ガス再循環バルブの取り付け装置に関する。
技術背景
第6図は、従来の排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。図において、バルブハウジング1は内燃機関としてのエンジンの排気系(図示せず)に連通する排気ガス流入口2と、エンジンの吸気系(図示せず)に連通する流出口3と、この流出口3と上記流入口2との間に介在する通路4とを有している。通路4内にはバルブシート5が圧入されている。6はブッシュ7を貫通するバルブロッドであり、その下端部にはバルブシート5に当接あるいは離間するバルブ8が取り付けられている。9はブッシュ7へのデポジット侵入防止のためのホルダであり、10はコイルスプリング(換言すればリターンスプリング)11により上方に付勢されているスプリングホルダである。このスプリングホルダ10の中央部には貫通孔12が形成されている。この貫通孔12には上記バルブロッド6の先端部6aが貫通された状態でカシメ固定されている。このカシメ固定により、バルブロツド6の下端部に取り付けられたバルブ8はコイルスプリング又はリターンスプリング11によりバルブシート5に対して閉弁方向に常に付勢される。なお、13は弁本体および後述のモータの冷却を行う冷却水通路である。15は気密封止するキャップである。
20は後述のロータ部分を有するステータアセンブリとしてのステッピングモータ本体であり、その下部にはステッピングモータ本体20内への水の侵入を防止するスペーサ21がラバーリング22を介して締付ネジ23により固定されている。スペーサ21の中央開口部にはモータシャフト24を保持するモータブッシュ25が配置されている。モータシャフト24の下端部にはスプリングホルダ26が連結されている。28はスペーサ21とスプリングホルダ26との間に配置され、バルブ8が開弁する方向にモータシャフト24を付勢するスプリング、換言すれば、アシストスプリングである。
30はボビンであり、コイル31が巻き付けられ、外周に磁路を設けるヨーク32およびヨーク33が設けられている。34はターミナルであり、コイル31と電気的に接続されており、モータハウジング35とコネクタ部を形成する。36は2つのコイル部を磁気的に遮蔽するプレート、37はモータハウジング35が外装成形される時にコイル部内周に樹脂が流れ込むのを防止するプレートである。
40はマグネット、41はマグネット40を保持し内周部にモータシャフト24のネジ部24aと螺合するネジ部41a及びモータシャフト24の軸方向ストッパ41bを形成するロータ、42はロータ41の両端に装着されたベアリング、24bはモータシャフト24に設けられたストッパ部である。
このようなステッピングモータ本体20は取付ネジ44により軸心が一致するように上記バルブハウジングに取り付けられている。
なお、ロータ41とモータシャフト24の関係を次に示す。モータシャフト24の下半部は、板状体24cで中央にモータシャフト24の軸方向に軸を有する。板状体24cはモータブッシュ25のほぼ矩形の貫通孔に貫挿されて回転が阻止されると共に、軸方向の移動が可能に保持され、モータシャフト24の上下方向の移動が可能となっている。ロータ41のネジ部41aとモータシャフト24のネジ部24aとの螺合で、ロータ41が回転するとモータシャフト24は上下する。軸方向ストッパ41bはロータ41の内周空所に設けた突起で、ロータ41の回転によるモータシャフト24の上死点で、軸方向ストッパ41bが板状体24cに当たり、それ以上のロータ41の一方向への回転が阻止され、モータシャフト24の上昇も止まる。このとき、ロータ41は他方向への回転は可能であるので、ロータ41の他方向への回転でモータシャフト24が下降すると、軸方向ストッパ41bはもはや板状体24cに当たらなくなり、ロータ41は他方向への回転を続行でき、モータシャフト24はさらに下降できる。
次に動作について説明する。まず、バルブの全閉状態からスタートする場合、開弁動作時はコントロールユニット(図示せず)からターミナル34へ送られたパルス状の電圧により、ステッピングモータ20のコイル31が励磁され、マグネット40を含むロータ41がステップ状に開弁方向に回転する。この時、送信パルスとステップ数は一致しており正確なオープンループ制御が行なえる。このステップ状の回転をロータ41のネジ部41aとモータシャフト24のネジ部24aにより直線運動に変換し、モータシャフト24は開弁方向(下方向)に移動する。この時、モータシャフト24はアシストスプリング28の力によってその移動を補助される。移動が進み、バルブロッド6の先端部6aの上端面とモータシャフト24の下端面とが当接すると、モータシャフト24の駆動力によりリターンスプリング11の上方向への付勢力に抗してバルブロッド6が下降すると共に、バルブロッド6の下端部に取り付けられたバルブ8もバルブシート5に対して下降して開弁し、排気ガス流入口2と流出口3とが通路4を介して連通する。
閉弁動作時は、上記と逆の作動となり、コントロールユニット(図示せず)からターミナル34へ送られたパルス状の電圧により、マグネット40を含むロータ41がステップ状に閉弁方向に回転する。この回転によりモータシャフト24が閉弁方向(上方向)に移動する。この移動に追従して、コイルスプリング11の上方向への付勢力によりバルブロツド6も上昇し、バルブ8がバルブシート5の開口を閉塞する。
従来の排気ガス再循環バルブの取り付け装置は、以上のように構成されているので、冷却水通路13に冷却水が導入されることにより、その冷却水によってステッピングモータ本体及び弁本体の冷却を行うことができるが、バルブハウジング1の周囲に冷却水通路13を形成するため、弁本体が大型化し、しかも冷却水通路13をエンジン系統の冷却水通路に接続するための配管を必要とするなど、部品点数が多く構成が複雑な排気ガス再循環バルブ専用の水冷配管を必要としなければならず、このためコスト高になるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、排気ガス再循環バルブ専用の冷却配管を必要とせずに、排気ガス再循環バルブを駆動制御するステッピングモータ及び弁本体が排気ガスの高熱で過熱されるのを防止することができ、コストダウンを図ることができる排気ガス再循環バルブの取り付け装置を得ることを目的とする。
発明の開示
この発明に係る排気ガス再循環バルブの取り付け装置は、エンジンの排気ガス還流路に接続配置されるバルブハウジングと、このバルブハウジングの内部に設けられたバルブシートと、上記バルブハウジングに軸方向に移動可能に取り付けられたバルブロツドと、このバルブロッドに連結させて上記バルブハウジング内に収容され、上記バルブロッドの一方向移動時に上記バルブシートに接近・当接する方向に移動し、且つ、上記バルブロッドの他方向移動時に上記バルブシートから離れる方向に移動するバルブと、このバルブを上記バルブロッドを介してバルブ開閉方向に駆動制御するステッピングモータとを備える排気ガス再循環バルブの取り付け装置において、上記バルブハウジングにはエンジンブロックからの冷却水取り出し部品に取付ける部位を設け、且つ上記冷却水取り出し部品には上記バルブハウジングが取付けられる部位に冷却水通路の一部が開口するように構成し、上記バルブハウジングを上記冷却水取り出し部品に取り付けることにより、上記バルブハウジングと上記冷却水取り出し部品で、冷却水通路を構成したものである。
このような排気ガス再循環バルブの取り付け装置によれば、エンジンブロックから取り出される冷却水あるいはエンジンブロックに流入する冷却水を、バルブハウジングに接触させながら流通することで、排気ガスの高熱を吸収して放熱することができる。このため、排気ガス再循環バルブのバルブハウジングの周囲に冷却水通路を改めて形成することなく、排気ガス再循環バルブを駆動制御するステッピングモータ及び弁本体を排気ガスの高熱による過熱から防止することができる。コストダウンを図ることができる
また、この発明に係る排気ガス再循環バルブの取り付け装置は、バルブハウジングの冷却水取り出し部品に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に窪みを設け、且つ窪み側に冷却水が流れ込みやすくするように、冷却水通路の反窪み側に突起を形成したものである。
このような排気ガス再循環バルブの取り付け装置によれば、冷却水の通路が排気ガス再循環バルブのバルブハウジングに入り込んだ状態になる。従って、バルブハウジングに冷却水が接触する表面積が増し、バルブハウジングの冷却効果を高めることができる。
また、この発明に係る排気ガス再循環バルブの取り付け装置は、バルブハウジングの冷却水取り出し部品に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位の形状を、冷却水取り出し部品の冷却水通路の壁面と滑らかな曲面を描くように構成したものである。
このような排気ガス再循環バルブの取り付け装置によれば、冷却水が流通する際、壁面で発生する抵抗を低減することができ、冷却水が滞流する部位が減少するため、バルブハウジングの冷却効果を高めることができると共に、冷却水を流通させる力が小さくて済み、その結果、冷却水ポンプの負荷を低減することができ、冷却水ポンプの小型化ができる。
この発明に係る排気ガス再循環バルブの取り付け装置は、バルブハウジングの冷却水取り出し部品に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に突起を設けたものである。
このような排気ガス再循環バルブの取り付け装置によれば、バルブハウジングに冷却水が接触する表面積が増し、バルブハウジングの冷却効果を高めることができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明を詳細に説明するために、この発明を実施する最良の形態について、添付の図面と共に説明する。
実施の形態1.
第1図はこの発明の実施の形態1による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。図において、50はエンジンブロック部分であり、51はエンジンブロック50に設けられてエンジン系統を冷却する冷却水通路であり、この冷却水通路51は水冷式エンジンのエンジンブロック50が本来有しているものである。70はエンジンブロック50に取り付けられるウォーターアウトレット等の冷却水取り出し部品であり、71は冷却水取り出し部品の本体、72は冷却水入口側通路、73は冷却水出口側通路、74は通路開口部である。
300は冷却水取り出し部品70に取り付けられる排気ガス再循環バルブ、1は排気ガス再循環バルブのバルブハウジングであり、62はバルブハウジング1の上記冷却水取り出し部品70に取り付ける部位、52は上記取り付け部位62と上記冷却水取り出し部品70間に介在し冷却水通路を気密にさせるガスケットである。2はバルブハウジング1の排気ガス流入口、3はバルブハウジング1の排気ガス流出口、5は上記排気ガス流出口3内に圧入保持されたバルブシート、6はバルブハウジング1に軸方向に移動可能に取り付けられたバルブロッド、8はバルブロッド6の下端部に連結されたバルブ、7はバルブロツド6の軸受け、10は上記バルブロッド6の上端に取り付けられたバネ受け座、11はそのバネ受け座10を介してバルブロツド6をバルブ8が閉じる方向に付勢するリターンスプリングである。
20は、バルブロッド6を介してバルブ8を開閉方向に駆動制御するステッピングモータ、35はそのステッピングモータ20のモータハウジングであり、このモータハウジング35はバルブハウジング1の上端にスペーサ21を介して締め付けネジ44で締め付け固定されている。31はステッピングモータのコイル、34はコイル31と電気的に接続されたターミナル、41はステツピングモータ20のロータ、24はステッピングモータ20のモータシャフトであり、ロータ41とモータシャフト24はネジにより螺合している。
26はモータシャフト24の下端部に連結されたスプリングホルダ、28はそのスプリングホルダ26とスペーサ21との間に介在させたアシストスプリングであり、このアシストスプリング28はモータシャフト24を開弁方向に付勢し、モータ駆動力を補助している。
なお、ステッピングモータ20の構成と動作については、第6図の従来例と同様であり、詳細は省略する。
次に動作について説明する。バルブの全閉状態からスタートする場合、開弁動作時は、コントロールユニット(図示せず)からターミナル34へ送られたパルス状の電圧により、ステツピングモータ20のコイル31が励磁され、マグネット40を含むロータ41がステップ状に開弁方向に回転を行なう。この時、送信パルス数とステップ数は一致しており正確なオープンループ制御が行なえる。このステップ上の回転をロータ41のネジ部41aとモータシャフト24のネジ部24aにより直線運動に変換し、モータシャフト24は開弁方向(図示下方)に移動する。この時、モータシャフト24はアシストスプリング28の力によってその移動を補助される。移動が進みモータシャフト24の下端とバルブロッド6の上端が当接すると、モータシャフト24の駆動力によりリターンスプリング11の上方向への付勢力に抗して、バルブロッド6が下降すると共に、バルブロッド6の下端部に取り付けられたバルブ8もバルブシート5に対して下降して開弁し、排気ガス流入口2と流出口3とがガス通路4を介して連通する。このようにしてバルブ8が開くと、エンジンの燃焼室から排気ガス還流路に流れる排気ガスは、バルブハウジング1の排気ガス流入口2→バルブハウジング1内通路4→バルブハウジング1内の排気ガス流出口3の流れとなる。
一方、エンジン冷却水は、エンジンブロック50の冷却水通路51→冷却水取り出し部品71の冷却水入口側通路72→同通路開口部74→同冷却水出口側通路73の流れとなり、上記の排気ガスの高熱(通常300〜400℃)を冷却水によって吸収・放熱する。そのため、排気ガスの高熱がバルブハウジング1からステッピングモータ20に伝達されるようなことがなく、このため、排気ガスの高熱によるステッピングモータ20の異常過熱を防止することができる。
以上説明した実施の形態1によれば、排気ガス温度(通常300〜400℃)よりも温度が低いエンジン冷却水(エンジンの冷却後でも通常沸騰していない)がバルブハウジング1に接触しながら流通し、そのバルブハウジング1の上部にステッピングモータ20を取付けた構造とした。そのため、排気ガスの高温を冷却水に吸収放熱でき、改めてバルブハウジング1の周囲に冷却水通路を形成することなく、また、冷却水通路とエンジン系統の冷却水通路に接続するための専用の配管を必要とせず、排気ガスの高熱によるステッピングモータ20の過熱を防止することができるという効果がある。
なお、上記説明では、冷却水はエンジン冷却後の冷却水を使用してバルブハウジングを冷却したが、バルブハウジングを冷却した後の冷却水でエンジンを冷却するようにしてもよい。
また、ウオータアウトレット等の冷却水取り出し部品と排気ガス再循環バルブをあらかじめ組み立てた状態で自動車メーカに納入すれば、自動車メーカ内でのエンジンへの部品取り付け工数を低減することができるという効果もある。
実施の形態2.
第2図はこの発明の実施の形態2による排気ガス再循環バルプの取り付け装置を示す断面図である。図において、63はバルブハウジング1に設けた窪み、75は冷却水取り出し部品70の冷却水入口側通路72と、冷却水出口側通路73を隔てる壁である。このように、バルブハウジング1において、冷却水取り出し部品70に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に窪み63を設ける。そして、バルブハウジング1の窪み63側に冷却水がより流れ込み冷却効果を増加しやすくするために、冷却水通路の反窪み側に壁すなわち突起75を形成した。
この実施の形態2では冷却水の通路が排気ガス再循環バルブ300のバルブハウジング1に入り込んだ状態になる。従って、バルブハウジング1に冷却水が接触する表面積が増し、バルブハウジング1の冷却効果を高めることができる。
実施の形態3.
第3図はこの発明の実施の形態3による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。同図において、64はバルブハウジング1に設けた窪みであり、その形状は、冷却水取り出し部品70の冷却水通路の壁面と滑らかな曲面を描くように構成している。
即ち、この実施の形態3では冷却水通路は冷却水入口側通路72とバルブハウジング1の窪み64と冷却水出口側通路73間で滑らかな曲面で構成してある。つまり、上記バルブハウジング1の上記冷却水取り出し部品70に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位の形状を、上記冷却水取り出し部品70の冷却水通路の壁面と滑らかな曲面を描くように構成した。
従ってこの実施の形態3によれば、冷却水が流通する際、壁面で発生する抵抗を低減することができ、また冷却水が滞流する部位がないため、バルブハウジング1の冷却効果を高めることができると共に、冷却水を流通させる力が小さくて済み、その結果、冷却水ポンプの負荷を低減することができ、冷却水ポンプの小型化、または寿命を延ばすことができる。
実施の形態4.
第4図はこの発明の実施の形態4による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。第5図は第4図のV−V線の断面図である。図において、65は突起で、バルブハウジング1において、冷却水取り出し部品70に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に設けたものである。即ち、この突起65は冷却水取り出し部品70の通路開口部74から冷却水通路中に突き入れる状態にしてある。
従ってこの実施の形態4によれば、突起65を冷却水通路内に入れることによりバルブハウジング1が冷却水に接触する表面積が増し、バルブハウジング1の冷却効果を高めることができる。
なお、この突起65は、第2図のバルブハウジング1の窪み63の表面部に、冷却水通路内に入るように設けてもよい。また、この突起65は、第3図の窪み64の表面部に、冷却水通路内に入るように設けてもよい。いずれの場合もより冷却効果が増進される。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係る排気ガス再循環バルブの取り付け装置によれば、バルブハウジングはウォーターアウトレット等のエンジンブロックからの冷却水取り出し部品に取り付けられ、且つバルブハウジングが冷却水通路の一部を構成していることにより、エンジンブロック等から取り出される冷却水が冷却水取り出し部品内を流通する際、直接バルブハウジングに接触しながら流通することになり、排気ガスの高熱を吸収して放熱することができ、このため、排気ガス再循環バルブのバルブハウジングの周囲に冷却水通路を改めて形成することなく、排気ガスの高熱によるステッピングモータの過熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施の形態1による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。
第2図はこの発明の実施の形態2による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。
第3図はこの発明の実施の形態3による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。
第4図はこの発明の実施の形態4による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。
第5図は、第4図におけるV−V線の断面図である。
第6図は従来の排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。
この発明は、内燃機関などの排気ガス還流路に配置される排気ガス再循環バルブの取り付け装置に関する。
技術背景
第6図は、従来の排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。図において、バルブハウジング1は内燃機関としてのエンジンの排気系(図示せず)に連通する排気ガス流入口2と、エンジンの吸気系(図示せず)に連通する流出口3と、この流出口3と上記流入口2との間に介在する通路4とを有している。通路4内にはバルブシート5が圧入されている。6はブッシュ7を貫通するバルブロッドであり、その下端部にはバルブシート5に当接あるいは離間するバルブ8が取り付けられている。9はブッシュ7へのデポジット侵入防止のためのホルダであり、10はコイルスプリング(換言すればリターンスプリング)11により上方に付勢されているスプリングホルダである。このスプリングホルダ10の中央部には貫通孔12が形成されている。この貫通孔12には上記バルブロッド6の先端部6aが貫通された状態でカシメ固定されている。このカシメ固定により、バルブロツド6の下端部に取り付けられたバルブ8はコイルスプリング又はリターンスプリング11によりバルブシート5に対して閉弁方向に常に付勢される。なお、13は弁本体および後述のモータの冷却を行う冷却水通路である。15は気密封止するキャップである。
20は後述のロータ部分を有するステータアセンブリとしてのステッピングモータ本体であり、その下部にはステッピングモータ本体20内への水の侵入を防止するスペーサ21がラバーリング22を介して締付ネジ23により固定されている。スペーサ21の中央開口部にはモータシャフト24を保持するモータブッシュ25が配置されている。モータシャフト24の下端部にはスプリングホルダ26が連結されている。28はスペーサ21とスプリングホルダ26との間に配置され、バルブ8が開弁する方向にモータシャフト24を付勢するスプリング、換言すれば、アシストスプリングである。
30はボビンであり、コイル31が巻き付けられ、外周に磁路を設けるヨーク32およびヨーク33が設けられている。34はターミナルであり、コイル31と電気的に接続されており、モータハウジング35とコネクタ部を形成する。36は2つのコイル部を磁気的に遮蔽するプレート、37はモータハウジング35が外装成形される時にコイル部内周に樹脂が流れ込むのを防止するプレートである。
40はマグネット、41はマグネット40を保持し内周部にモータシャフト24のネジ部24aと螺合するネジ部41a及びモータシャフト24の軸方向ストッパ41bを形成するロータ、42はロータ41の両端に装着されたベアリング、24bはモータシャフト24に設けられたストッパ部である。
このようなステッピングモータ本体20は取付ネジ44により軸心が一致するように上記バルブハウジングに取り付けられている。
なお、ロータ41とモータシャフト24の関係を次に示す。モータシャフト24の下半部は、板状体24cで中央にモータシャフト24の軸方向に軸を有する。板状体24cはモータブッシュ25のほぼ矩形の貫通孔に貫挿されて回転が阻止されると共に、軸方向の移動が可能に保持され、モータシャフト24の上下方向の移動が可能となっている。ロータ41のネジ部41aとモータシャフト24のネジ部24aとの螺合で、ロータ41が回転するとモータシャフト24は上下する。軸方向ストッパ41bはロータ41の内周空所に設けた突起で、ロータ41の回転によるモータシャフト24の上死点で、軸方向ストッパ41bが板状体24cに当たり、それ以上のロータ41の一方向への回転が阻止され、モータシャフト24の上昇も止まる。このとき、ロータ41は他方向への回転は可能であるので、ロータ41の他方向への回転でモータシャフト24が下降すると、軸方向ストッパ41bはもはや板状体24cに当たらなくなり、ロータ41は他方向への回転を続行でき、モータシャフト24はさらに下降できる。
次に動作について説明する。まず、バルブの全閉状態からスタートする場合、開弁動作時はコントロールユニット(図示せず)からターミナル34へ送られたパルス状の電圧により、ステッピングモータ20のコイル31が励磁され、マグネット40を含むロータ41がステップ状に開弁方向に回転する。この時、送信パルスとステップ数は一致しており正確なオープンループ制御が行なえる。このステップ状の回転をロータ41のネジ部41aとモータシャフト24のネジ部24aにより直線運動に変換し、モータシャフト24は開弁方向(下方向)に移動する。この時、モータシャフト24はアシストスプリング28の力によってその移動を補助される。移動が進み、バルブロッド6の先端部6aの上端面とモータシャフト24の下端面とが当接すると、モータシャフト24の駆動力によりリターンスプリング11の上方向への付勢力に抗してバルブロッド6が下降すると共に、バルブロッド6の下端部に取り付けられたバルブ8もバルブシート5に対して下降して開弁し、排気ガス流入口2と流出口3とが通路4を介して連通する。
閉弁動作時は、上記と逆の作動となり、コントロールユニット(図示せず)からターミナル34へ送られたパルス状の電圧により、マグネット40を含むロータ41がステップ状に閉弁方向に回転する。この回転によりモータシャフト24が閉弁方向(上方向)に移動する。この移動に追従して、コイルスプリング11の上方向への付勢力によりバルブロツド6も上昇し、バルブ8がバルブシート5の開口を閉塞する。
従来の排気ガス再循環バルブの取り付け装置は、以上のように構成されているので、冷却水通路13に冷却水が導入されることにより、その冷却水によってステッピングモータ本体及び弁本体の冷却を行うことができるが、バルブハウジング1の周囲に冷却水通路13を形成するため、弁本体が大型化し、しかも冷却水通路13をエンジン系統の冷却水通路に接続するための配管を必要とするなど、部品点数が多く構成が複雑な排気ガス再循環バルブ専用の水冷配管を必要としなければならず、このためコスト高になるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、排気ガス再循環バルブ専用の冷却配管を必要とせずに、排気ガス再循環バルブを駆動制御するステッピングモータ及び弁本体が排気ガスの高熱で過熱されるのを防止することができ、コストダウンを図ることができる排気ガス再循環バルブの取り付け装置を得ることを目的とする。
発明の開示
この発明に係る排気ガス再循環バルブの取り付け装置は、エンジンの排気ガス還流路に接続配置されるバルブハウジングと、このバルブハウジングの内部に設けられたバルブシートと、上記バルブハウジングに軸方向に移動可能に取り付けられたバルブロツドと、このバルブロッドに連結させて上記バルブハウジング内に収容され、上記バルブロッドの一方向移動時に上記バルブシートに接近・当接する方向に移動し、且つ、上記バルブロッドの他方向移動時に上記バルブシートから離れる方向に移動するバルブと、このバルブを上記バルブロッドを介してバルブ開閉方向に駆動制御するステッピングモータとを備える排気ガス再循環バルブの取り付け装置において、上記バルブハウジングにはエンジンブロックからの冷却水取り出し部品に取付ける部位を設け、且つ上記冷却水取り出し部品には上記バルブハウジングが取付けられる部位に冷却水通路の一部が開口するように構成し、上記バルブハウジングを上記冷却水取り出し部品に取り付けることにより、上記バルブハウジングと上記冷却水取り出し部品で、冷却水通路を構成したものである。
このような排気ガス再循環バルブの取り付け装置によれば、エンジンブロックから取り出される冷却水あるいはエンジンブロックに流入する冷却水を、バルブハウジングに接触させながら流通することで、排気ガスの高熱を吸収して放熱することができる。このため、排気ガス再循環バルブのバルブハウジングの周囲に冷却水通路を改めて形成することなく、排気ガス再循環バルブを駆動制御するステッピングモータ及び弁本体を排気ガスの高熱による過熱から防止することができる。コストダウンを図ることができる
また、この発明に係る排気ガス再循環バルブの取り付け装置は、バルブハウジングの冷却水取り出し部品に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に窪みを設け、且つ窪み側に冷却水が流れ込みやすくするように、冷却水通路の反窪み側に突起を形成したものである。
このような排気ガス再循環バルブの取り付け装置によれば、冷却水の通路が排気ガス再循環バルブのバルブハウジングに入り込んだ状態になる。従って、バルブハウジングに冷却水が接触する表面積が増し、バルブハウジングの冷却効果を高めることができる。
また、この発明に係る排気ガス再循環バルブの取り付け装置は、バルブハウジングの冷却水取り出し部品に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位の形状を、冷却水取り出し部品の冷却水通路の壁面と滑らかな曲面を描くように構成したものである。
このような排気ガス再循環バルブの取り付け装置によれば、冷却水が流通する際、壁面で発生する抵抗を低減することができ、冷却水が滞流する部位が減少するため、バルブハウジングの冷却効果を高めることができると共に、冷却水を流通させる力が小さくて済み、その結果、冷却水ポンプの負荷を低減することができ、冷却水ポンプの小型化ができる。
この発明に係る排気ガス再循環バルブの取り付け装置は、バルブハウジングの冷却水取り出し部品に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に突起を設けたものである。
このような排気ガス再循環バルブの取り付け装置によれば、バルブハウジングに冷却水が接触する表面積が増し、バルブハウジングの冷却効果を高めることができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明を詳細に説明するために、この発明を実施する最良の形態について、添付の図面と共に説明する。
実施の形態1.
第1図はこの発明の実施の形態1による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。図において、50はエンジンブロック部分であり、51はエンジンブロック50に設けられてエンジン系統を冷却する冷却水通路であり、この冷却水通路51は水冷式エンジンのエンジンブロック50が本来有しているものである。70はエンジンブロック50に取り付けられるウォーターアウトレット等の冷却水取り出し部品であり、71は冷却水取り出し部品の本体、72は冷却水入口側通路、73は冷却水出口側通路、74は通路開口部である。
300は冷却水取り出し部品70に取り付けられる排気ガス再循環バルブ、1は排気ガス再循環バルブのバルブハウジングであり、62はバルブハウジング1の上記冷却水取り出し部品70に取り付ける部位、52は上記取り付け部位62と上記冷却水取り出し部品70間に介在し冷却水通路を気密にさせるガスケットである。2はバルブハウジング1の排気ガス流入口、3はバルブハウジング1の排気ガス流出口、5は上記排気ガス流出口3内に圧入保持されたバルブシート、6はバルブハウジング1に軸方向に移動可能に取り付けられたバルブロッド、8はバルブロッド6の下端部に連結されたバルブ、7はバルブロツド6の軸受け、10は上記バルブロッド6の上端に取り付けられたバネ受け座、11はそのバネ受け座10を介してバルブロツド6をバルブ8が閉じる方向に付勢するリターンスプリングである。
20は、バルブロッド6を介してバルブ8を開閉方向に駆動制御するステッピングモータ、35はそのステッピングモータ20のモータハウジングであり、このモータハウジング35はバルブハウジング1の上端にスペーサ21を介して締め付けネジ44で締め付け固定されている。31はステッピングモータのコイル、34はコイル31と電気的に接続されたターミナル、41はステツピングモータ20のロータ、24はステッピングモータ20のモータシャフトであり、ロータ41とモータシャフト24はネジにより螺合している。
26はモータシャフト24の下端部に連結されたスプリングホルダ、28はそのスプリングホルダ26とスペーサ21との間に介在させたアシストスプリングであり、このアシストスプリング28はモータシャフト24を開弁方向に付勢し、モータ駆動力を補助している。
なお、ステッピングモータ20の構成と動作については、第6図の従来例と同様であり、詳細は省略する。
次に動作について説明する。バルブの全閉状態からスタートする場合、開弁動作時は、コントロールユニット(図示せず)からターミナル34へ送られたパルス状の電圧により、ステツピングモータ20のコイル31が励磁され、マグネット40を含むロータ41がステップ状に開弁方向に回転を行なう。この時、送信パルス数とステップ数は一致しており正確なオープンループ制御が行なえる。このステップ上の回転をロータ41のネジ部41aとモータシャフト24のネジ部24aにより直線運動に変換し、モータシャフト24は開弁方向(図示下方)に移動する。この時、モータシャフト24はアシストスプリング28の力によってその移動を補助される。移動が進みモータシャフト24の下端とバルブロッド6の上端が当接すると、モータシャフト24の駆動力によりリターンスプリング11の上方向への付勢力に抗して、バルブロッド6が下降すると共に、バルブロッド6の下端部に取り付けられたバルブ8もバルブシート5に対して下降して開弁し、排気ガス流入口2と流出口3とがガス通路4を介して連通する。このようにしてバルブ8が開くと、エンジンの燃焼室から排気ガス還流路に流れる排気ガスは、バルブハウジング1の排気ガス流入口2→バルブハウジング1内通路4→バルブハウジング1内の排気ガス流出口3の流れとなる。
一方、エンジン冷却水は、エンジンブロック50の冷却水通路51→冷却水取り出し部品71の冷却水入口側通路72→同通路開口部74→同冷却水出口側通路73の流れとなり、上記の排気ガスの高熱(通常300〜400℃)を冷却水によって吸収・放熱する。そのため、排気ガスの高熱がバルブハウジング1からステッピングモータ20に伝達されるようなことがなく、このため、排気ガスの高熱によるステッピングモータ20の異常過熱を防止することができる。
以上説明した実施の形態1によれば、排気ガス温度(通常300〜400℃)よりも温度が低いエンジン冷却水(エンジンの冷却後でも通常沸騰していない)がバルブハウジング1に接触しながら流通し、そのバルブハウジング1の上部にステッピングモータ20を取付けた構造とした。そのため、排気ガスの高温を冷却水に吸収放熱でき、改めてバルブハウジング1の周囲に冷却水通路を形成することなく、また、冷却水通路とエンジン系統の冷却水通路に接続するための専用の配管を必要とせず、排気ガスの高熱によるステッピングモータ20の過熱を防止することができるという効果がある。
なお、上記説明では、冷却水はエンジン冷却後の冷却水を使用してバルブハウジングを冷却したが、バルブハウジングを冷却した後の冷却水でエンジンを冷却するようにしてもよい。
また、ウオータアウトレット等の冷却水取り出し部品と排気ガス再循環バルブをあらかじめ組み立てた状態で自動車メーカに納入すれば、自動車メーカ内でのエンジンへの部品取り付け工数を低減することができるという効果もある。
実施の形態2.
第2図はこの発明の実施の形態2による排気ガス再循環バルプの取り付け装置を示す断面図である。図において、63はバルブハウジング1に設けた窪み、75は冷却水取り出し部品70の冷却水入口側通路72と、冷却水出口側通路73を隔てる壁である。このように、バルブハウジング1において、冷却水取り出し部品70に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に窪み63を設ける。そして、バルブハウジング1の窪み63側に冷却水がより流れ込み冷却効果を増加しやすくするために、冷却水通路の反窪み側に壁すなわち突起75を形成した。
この実施の形態2では冷却水の通路が排気ガス再循環バルブ300のバルブハウジング1に入り込んだ状態になる。従って、バルブハウジング1に冷却水が接触する表面積が増し、バルブハウジング1の冷却効果を高めることができる。
実施の形態3.
第3図はこの発明の実施の形態3による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。同図において、64はバルブハウジング1に設けた窪みであり、その形状は、冷却水取り出し部品70の冷却水通路の壁面と滑らかな曲面を描くように構成している。
即ち、この実施の形態3では冷却水通路は冷却水入口側通路72とバルブハウジング1の窪み64と冷却水出口側通路73間で滑らかな曲面で構成してある。つまり、上記バルブハウジング1の上記冷却水取り出し部品70に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位の形状を、上記冷却水取り出し部品70の冷却水通路の壁面と滑らかな曲面を描くように構成した。
従ってこの実施の形態3によれば、冷却水が流通する際、壁面で発生する抵抗を低減することができ、また冷却水が滞流する部位がないため、バルブハウジング1の冷却効果を高めることができると共に、冷却水を流通させる力が小さくて済み、その結果、冷却水ポンプの負荷を低減することができ、冷却水ポンプの小型化、または寿命を延ばすことができる。
実施の形態4.
第4図はこの発明の実施の形態4による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。第5図は第4図のV−V線の断面図である。図において、65は突起で、バルブハウジング1において、冷却水取り出し部品70に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に設けたものである。即ち、この突起65は冷却水取り出し部品70の通路開口部74から冷却水通路中に突き入れる状態にしてある。
従ってこの実施の形態4によれば、突起65を冷却水通路内に入れることによりバルブハウジング1が冷却水に接触する表面積が増し、バルブハウジング1の冷却効果を高めることができる。
なお、この突起65は、第2図のバルブハウジング1の窪み63の表面部に、冷却水通路内に入るように設けてもよい。また、この突起65は、第3図の窪み64の表面部に、冷却水通路内に入るように設けてもよい。いずれの場合もより冷却効果が増進される。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係る排気ガス再循環バルブの取り付け装置によれば、バルブハウジングはウォーターアウトレット等のエンジンブロックからの冷却水取り出し部品に取り付けられ、且つバルブハウジングが冷却水通路の一部を構成していることにより、エンジンブロック等から取り出される冷却水が冷却水取り出し部品内を流通する際、直接バルブハウジングに接触しながら流通することになり、排気ガスの高熱を吸収して放熱することができ、このため、排気ガス再循環バルブのバルブハウジングの周囲に冷却水通路を改めて形成することなく、排気ガスの高熱によるステッピングモータの過熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施の形態1による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。
第2図はこの発明の実施の形態2による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。
第3図はこの発明の実施の形態3による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。
第4図はこの発明の実施の形態4による排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。
第5図は、第4図におけるV−V線の断面図である。
第6図は従来の排気ガス再循環バルブの取り付け装置を示す断面図である。
Claims (7)
- エンジンの排気ガス還流路に接続配置されるバルブハウジング(1)と、このバルブハウジング(1)の内部に設けられたバルブシート(5)と、上記バルブハウジング(1)に軸方向に移動可能に取り付けられたバルブロツド(6)と、このバルブロッド(6)に連結させて上記バルブハウジング(1)内に収容され、上記バルブロッド(6)の一方向移動時に上記バルブシート(5)に接近・当接する方向に移動し、且つ、上記バルブロッド(6)の他方向移動時に上記バルブシート(5)から離れる方向に移動するバルブ(8)と、このバルブ(8)を上記バルブロッド(6)を介してバルブ開閉方向に駆動制御するステッピングモータ(20)とを備える排気ガス再循環バルブの取り付け装置において、上記バルブハウジング(1)にはエンジンブロック(50)からの冷却水取り出し部品(70)に取付ける部位(62)を設け、且つ上記冷却水取り出し部品(70)には上記バルブハウジング(1)が取付けられる部位に冷却水通路の一部が開口するように構成し、上記バルブハウジング(1)を上記冷却水取り出し部品(70)に取り付けることにより、上記バルブハウジング(1)と上記冷却水取り出し部品(70)で、冷却水通路を構成したことを特徴とする排気ガス再循環バルブの取り付け装置。
- 上記バルブハウジング(1)の上記冷却水取り出し部品(70)に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に窪み(63)を設け、且つ上記窪み(63)側に冷却水が流れ込みやすくするように、上記冷却水通路の反窪み側に突起を形成したことを特徴とする請求の範囲第1項記載の排気ガス再循環バルブの取り付け装置。
- 上記バルブハウジング(1)の上記冷却水取り出し部品(70)に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位の形状を、上記冷却水取り出し部品(70)の冷却水通路の壁面と滑らかな曲面を描くように構成したことを特徴とする請求の範囲第1項記載の排気ガス再循環バルブの取り付け装置。
- 上記バルブハウジング(1)の上記冷却水取り出し部品(70)に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位の形状を、上記冷却水取り出し部品(70)の冷却水通路の壁面と滑らかな曲面を描くように構成したことを特徴とする請求の範囲第2項記載の排気ガス再循環バルブの取り付け装置。
- 上記バルブハウジング(1)の上記冷却水取り出し部品(70)に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に突起を設けたことを特徴とする請求の範囲第1項記載の排気ガス再循環バルブの取り付け装置。
- 上記バルブハウジング(1)の上記冷却水取り出し部品(70)に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に突起を設けたことを特徴とする請求の範囲第2項記載の排気ガス再循環バルブの取り付け装置。
- 上記バルブハウジング(1)の上記冷却水取り出し部品(70)に取付ける部位で、冷却水が接触し流通する部位に突起を設けたことを特徴とする請求の範囲第3項記載の排気ガス再循環バルブの取り付け装置。
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