JPWO2002099890A1 - 半導体層及びその形成方法、並びに半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体層及びその形成方法、並びに半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、例えばヘテロ接合バイポーラトランジスタに適用される半導体層及びその形成方法、並びに半導体装置及びその製造方法に関する。本発明の半導体層及びその形成方法は、酸化シリコンと熱膨張係数が等しくなる濃度のGeを含む第1のSiGe膜またはSiGeC膜とその上の第2のSiGe膜またはSiGeC膜を有する。本発明の半導体装置及びその製造方法は、開口を有する酸化膜上に第1の層及び第2の層が積層され、第1の層を酸化膜と熱膨張係数が略同じで第2の層と熱膨張係数を異にして成る。これにより、積層膜中で熱膨張係数の差異に起因する応力が発生しにくく、ミスフィット転位の発生が抑制され、ヘテロ接合バイポーラトランジスタに適用して好適である。

Description

技術分野
本発明は、シリコンゲルマニウム(SiGe)膜、もしくはシリコンゲルマカーボン(SiGeC)膜を含む半導体層及びその形成方法、並びに半導体装置及びその製造方法に関するものである。
背景技術
近年では、情報、サービス、エンターテイメント及び通信等が融合されたマルチメディア時代の到来に伴って、大容量のデータを高速で伝送する必要性が高まっており、バイポーラトランジスタにも更なる高速化が要求されている。バイポーラトランジスタを高速化するためには、ベース幅を薄くすると共にそのキャリア濃度を高くする必要がある。しかし、不純物のイオン注入によってベース層を形成すると、イオン注入時の不純物のチャネリングのために、40nm以下のベース幅を実現することが困難である。このため、シリコン(Si)基体上にベース層をエピタキシャル成長させる方法が考えられている。
ところが、エピタキシャル成長によってホモ接合のベース層を形成しても、ベースのキャリア濃度を高くすると、ベースからエミッタへ注入される正孔が増加して、電流利得が低下する。そこで、Siよりもバンドギャップの狭いシリコンゲルマニウム(Si1−xGe,以下SiGeと記す)を含むベース層を単結晶のSi基板上にエピタキシャル成長させ、正孔に対する電位障壁が電子に対する電位障壁よりも高いことを利用して、エミッタへの正孔の注入を大幅に減少させることができるヘテロ接合バイポーラトランジスタが考えられている。
ヘテロ接合バイポーラトランジスタでは、ベースのキャリア濃度を高くしてベース抵抗を低減させることができ、また、十分に大きな電流増幅幅(hFE)を得ることができる。この結果、十分な耐圧を確保しながら高い周波数特性を実現することができる。
しかし、SiとGeとでは格子定数及び熱膨張係数が互いに異なるので、SiGeを含むベース層中で応力が発生する。このため、ベース層の形成後におけるヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造工程中に、ミスフィット転位と称される結晶欠陥がベース層中で発生して、ヘテロ接合バイポーラトランジスタの歩留りが低下する。ミスフィット転位はSiGe中におけるGeの濃度に強く依存するので、Geの濃度を低下させればミスフィット転位の発生を抑制することができる。しかし、それでは、ベース層のバンドギャップを狭める効果も少なくなって、所望の性能を有するヘテロ接合バイポーラトランジスタを得られなくなる。
そこで、この様なミスフィット転位の発生に対する別の対策として、SiGeに微量のカーボン(C)を添加したシリコンゲルマニウムカーボン(Si1−x−yGe、以下SiGeCと記す)を使用することが効果的であることが報告されている(CVDSi1−x−yGeエピタキシャル成長とドーピング制御,pp32−37,応用物理学会分科会シリコンテクノロジーNo.18,23rdJune,2000)。これは、SiGeにCを添加することによって、SiとGeとの格子定数の差異に起因する歪みを緩和することができるためである。
また、SiGeCではSiGeと比較してボロン(B)等の不純物の拡散制御効果が著しく高いので、ヘテロ接合バイポーラトランジスタにおいてSiGeよりも高濃度で且つ急峻なBのドーピングプロファイルを得られることがSiGeCの別の利点である。このことは、ベース抵抗(R)の低減やベース走行時間(τ)の短縮に効果的であり、ヘテロ接合バイポーラトランジスタの高周波特性の向上に有利である。
しかし、ベース形成領域を基板上に形成した酸化シリコン膜で規定した場合、この酸化シリコン(SiO)膜の開口を介して露出している単結晶Si基体上とSiO膜上とに連なるベース層となるSiGeC膜を形成すると、SiGeC膜とSiO膜との熱膨張係数の差異に起因する応力が発生し、ミスフィット転位が発生し易い。
このため、ヘテロ接合バイポーラトランジスタを含む半導体装置を高い歩留りで提供することが困難であった。
発明の開示
本発明の目的は、結晶品質の良好なヘテロ接合層及びその取出電極を提供すること、並びに、ヘテロ接合バイポーラトランジスタを含む半導体装置を高い歩留りで提供することである。
第1発明に係る半導体層は、単結晶シリコン基体上に設けられている絶縁膜の開口を介して露出している単結晶シリコン基体上と絶縁膜上とで互いに連なっており、露出している単結晶シリコン基体上及び絶縁膜上で夫々単結晶及び多結晶であり、酸化シリコン膜と熱膨張係数が等しいかまたは近い値になる濃度のGeが含まれている第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜と、第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜上で互いに連なっており、露出している単結晶シリコン基体の上方及び絶縁膜の上方で夫々単結晶及び多結晶であり、Ge濃度が前記第1のSiGe膜または前記第1のSiGeC膜と異なる第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜とを具備する。
第1発明に係る半導体層の形成方法は、単結晶シリコン基体上に設けられている絶縁膜の開口を介して露出している単結晶シリコン基体上と絶縁膜上とに、互いに連なっており、露出している単結晶シリコン基体上及び絶縁膜上で夫々単結晶及び多結晶であり、絶縁膜と熱膨張係数が等しいかまたは近い値になる濃度のGeが含まれている第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜を形成する工程と、第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜上に、互いに連なっており、露出している単結晶シリコン基体の上方及び絶縁膜の上方で夫々単結晶及び多結晶であり、Ge濃度が第1のSiGe膜は第1のSiGeC膜と異なる第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜を形成する工程とを有する。
第2発明に係る半導体装置は、基体上に設けられた絶縁膜と、この絶縁膜に形成された開口を通じて基体と接続された第1の層と、この第1の層上に形成された第2の層とを有し、第1の層が絶縁膜上及び基体に接するように形成されているとともに、絶縁膜と熱膨張係数が略同じであり、第2の層が第1の層と熱膨張係数が異なるようにして成る。
第2発明に係る半導体装置の製造方法は、基体上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上に開口を形成する工程と、開口に絶縁膜と熱膨張係数が略等しい第1の半導体膜を形成する工程と、第1の半導体膜上にこの第1の半導体膜と熱膨張係数が異なる第2の半導体膜を形成する工程とを有する。
第3発明に係る半導体装置は、単結晶シリコン基体上に設けられておりバイポーラトランジスタのベース形成領域を規定している絶縁膜の開口を介して露出している単結晶シリコン基体と絶縁膜とで互いに連なっており、露出している単結晶シリコン基体上及び絶縁膜上で夫々単結晶及び多結晶であり、絶縁膜と熱膨張係数が等しくなる濃度のGeが含まれている第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜と、第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜上で互いに連なっており、露出している単結晶シリコン基体の上方及び絶縁膜の上方で夫々単結晶及び多結晶である第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜とを具備して成る。
第3発明に係る半導体装置の製造方法は、単結晶シリコン基体上に設けられておりバイポーラトランジスタのベース形成領域を規定している絶縁膜の開口を介して露出している単結晶シリコン基体上と絶縁膜上とに、互いに連なっており、露出している単結晶シリコン基体上及び絶縁膜上で夫々単結晶及び多結晶であり、絶縁膜と熱膨張係数が等しいかまたは近い値になる濃度のGeが含まれている第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜を形成する工程と、第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜上に、互いに連なっており、露出している単結晶シリコン基体の上方及び絶縁膜の上方で夫々単結晶及び多結晶であり、Ge濃度が第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜と異なる第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜を形成する工程とを有する。
上記の第1の層あるいは第1の半導体膜は少なくともGeを有し、第2の層あるいは第2の半導体膜はGe及びCを有することができる。第1の層あるいは第1の半導体膜をSiGeで形成し、第2の層あるいは第2の半導体膜をSiGeCで形成することができる。第1の層あるいは第1の半導体膜をSiGeCで形成し、第2の層あるいは第2の半導体膜を前記SiGeCとGe濃度が異なるSiGeCで形成することができる。第1の層あるいは第1の半導体膜をSiGeで形成し、第2の層あるいは第2の半導体膜を前記SiGeとGe濃度が異なるSiGeで形成することができる。上記絶縁膜は酸化膜とすることができる。
上記の第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜中、第1の層中、あるいは第1の半導体膜中のGe濃度を、4〜10原子%の範囲で膜、あるいは層の厚さ方向に一定にすることが好ましい。
上記の製造方法において、シリコンの原料としてモノシラン(SiH)ガス、ゲルマニウムの原料としてゲルマン(GeH)ガス、カーボンの原料としてメチルシラン(SiCH)ガスを夫々用いることができる。バイポーラトランジスタに適用したとき、上記の第1及び第2の半導体膜を有しベース不純物が導入された積層膜をパターニングしてベース層を形成し、このベース層内にエミッタ領域を形成して製造することができる。
第1発明の半導体層及びその形成方法では、絶縁膜と熱膨張係数が等しいかまたは近い値になる濃度のGeを含む第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜を用いるので、ミスフィット転位の原因になる応力を低減させることができる。この絶縁膜と第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜とで熱膨張係数が等しくなるだけでなく、第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜と、Ge濃度の異なる第2のSiGe膜あるいは第2のSiGeC膜との間における熱膨張係数の急激な変化も緩和される。従って、単結晶の半導体層をヘテロ接合層にすることができ、多結晶の半導体層をヘテロ接合層に対する取出電極にすることができ、且つ熱膨張係数の差異に起因する応力が半導体層中で発生しにくい。このため、半導体層の形成後における半導体装置の製造工程中でのヘテロ接合層におけるミスフィット転位の発生が抑制され、結晶品質の良好なヘテロ接合層及びその取出電極を提供することができる。
第2発明の半導体装置及びその製造方法では、絶縁膜と熱膨張係数が略同じである第1の層を用いるので、ミスフィット転位の原因になる応力を低減させることができる。この絶縁膜と第1の層とで熱膨張係数が略同じであるだけでなく、第1の層と第2の層との間における熱膨張係数の急激な変化も緩和される。従って、単結晶の半導体層をヘテロ接合のベース層にすることができ、多結晶の半導体層をベース取出電極にすることができ、且つ熱膨張係数の差異に起因する応力が半導体層中で発生しにくい。このため、半導体層の形成後における半導体装置の製造工程中でのヘテロ接合のベース層におけるミスフィット転位の発生が抑制され、ヘテロ接合バイポーラトランジスタを含む半導体装置を高い歩留りで提供することができる。
第3発明の半導体装置及びその製造方法では、絶縁膜と熱膨張係数が等しいかまたは近い値になる濃度のGeを含む第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜を用いるので、ミスフィット転位の原因になる応力を低減させることができる。この絶縁膜と第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜とで熱膨張係数が等しくなるだけでなく、第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜とGe濃度が異なる第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜との間における熱膨張係数の急激な変化も緩和される。従って、単結晶の半導体層をヘテロ接合のベース層にすることができ、多結晶の半導体層をベース取出電極にすることができ、且つ熱膨張係数の差異に起因する応力が半導体層中で発生しにくい。このため、半導体層の形成後における半導体装置の製造工程中でのヘテロ接合のベース層におけるミスフィット転位の発生が抑制され、ヘテロ接合バイポーラトランジスタを含む半導体装置を高い歩留りで提供することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
本実施形態のヘテロ接合バイポーラトランジスタの理解を容易にするために、参考例について説明する。
第1の参考例としては、SiGeヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造において、ベース形成領域を規定している酸化シリコン(SiO)膜の開口を介して露出している単結晶のSi基体上とSiO膜上とに、互いに連なるSiGe膜を同時に形成して、Si基体上の単結晶のSiGe膜をベース層にすると共にSiO膜上の多結晶のSiGe膜をベース取出電極にする場合である。この場合は、SiとGeとの前述した物性の相違に起因する応力に加えて、Si及びGeとSiOとの熱膨張係数の差異に起因する応力も発生するので、ミスフィット転位が更に発生し易い。
図1〜図5は、第2の参考例に係るNPN型のSiGeCヘテロ接合バイポーラトランジスタ及びその製造方法を示している。図1に示されている様に、このヘテロ接合バイポーラトランジスタを製造するためには、P型のSi基板11の表面に熱酸化でSiO膜(図示せず)を形成し、コレクタ形成領域を規定する開口をSiO膜に形成する。そして、SiO膜の開口を介して露出しているSi基板11上及びSiO膜上に酸化アンチモン(Sb)膜を形成し、SiO膜の開口を介してSb膜からSi基板11へSbを固相拡散させて、コレクタとしてのN領域12を形成する。その後、Sb膜及びSiO膜を除去する。
次に、Si基板11上にN型のエピタキシャル層13を形成して、Si基板11とエピタキシャル層13とでSi基体14を構成する。そして、素子分離絶縁膜としてのSiO膜15をLOCOS法で形成し、素子分離領域としてのP領域16をイオン注入法で形成する。また、N領域12に接続するプラグとしてのN領域17をエピタキシャル層13中の所定部分に形成する。その後、テトラエトキシシラン(TEOS)を原料ガスとするCVD(化学気相成長)法でSiO膜18を体積させ、熱処理を加えてSiO膜18を緻密化させる。
次に、SiO膜18上にレジスト(図示せず)を塗布し、ベース形成領域に対応する開口を有するパターンにリソグラフィでレジストを加工する。そして、このレジストをマスクにしたRIE(反応性イオンエッチング)とそれに続くウェットエッチングとで、SiO膜18に開口21を形成する。この時、RIEを行うのはその異方性によって開口21等の寸法精度を高めるためであり、RIEに続いてウェットエッチングを行うのは開口21を介して露出するSi基体14の表面の損傷を抑制するためである。その後、SiO膜18上のレジストを除去する。
次に、Si基体14の表面に付着しているレジストの残渣等である有機物を除去するために、例えば、所定の温度に加熱した硫酸と過酸化水素水との混合液でSi基体14を洗浄する。また、Si基体14上のパーティクルを除去するために、例えば、所定の温度に加熱したアンモニア水と過酸化水素水との混合液でSi基体14を洗浄する。更に、Si基体14の表面の金属汚染物及び自然酸化膜を除去するために、希フッ酸でSi基体14を洗浄する。希フッ酸による洗浄では、水素パッシベーション処理も行われ、Si基体14の露出表面が水素で終端される。
次に、低温エピタキシャル成長を行わせるために、減圧CVD装置にSi基体14を搬入する。この際、まず、真空排気機能を有するロードロック室にSi基体14を搬入し、所定時間に亙ってロードロック室内を排気する。その後、Si基体14を大気に曝すことなく、ロードロック室に接続されている反応炉にSi基体14を搬入する。そして、反応炉に水素ガスを導入しながら約900℃までSi基体14を昇温させて、約5分間の水素ベークを行う。その後、水素ガスの導入を継続したままで、約660〜710℃まで反応炉内の温度を降下させて、下記の様なCVDを行う。
即ち、図4(a)に示されている様に、まず、反応炉内の温度を例えば約710℃にし、反応炉内に26.7Pa(0.2Torr)の分圧のモノシラン(SiH)ガスを供給して、図2に示されている様に、約15nmの厚さのSi膜22をSi基体14上及びSiO膜18上に体積させる。この時の全圧は80Torrであり、SiHガスの分圧である0.2Torrとの差の79.8Torrが上述のベークのための水素ガスの分圧である。
続いて、反応炉内の温度を約680℃に降下させ、SiHガス、ゲルマン(GeH)ガス及びメチルシラン(SiCH)ガスを、所望のGe濃度、C濃度及び膜厚となる様にそれらの流量を制御して反応炉内に供給して、SiGeC膜23をSi膜22上に堆積させる。この際、SiGeC膜23中でB(ボロン)が所望の濃度プロファイルになる様に、ジボラン(B)ガスをその流量を制御して反応炉内に供給する。続いて、反応炉内の温度を約680℃にしたまま、SiHガス及びBガスを反応炉内に供給して、Bが添加された所望の厚さのSi膜24をSiGeC膜23上に堆積させる。
この様なCVDの結果、図4(b)に示されている様に、Si膜22とSiGeC膜23とSi膜24とから成っており高さ方向におけるGe濃度の分布形状がトライアングル型である積層膜25が、Si基体14上及びSiO膜18上に堆積される。このCVDの開始前には、SiO膜18の開口21を介してSi基体14が露出しているので、図3に示されている様に、積層膜25のうちで露出しているSi基体14上の部分は単結晶膜25aであり,SiO膜18上の部分は多結晶膜25bである。
なお、開口21から露出したSi基体14の表面の微小な凹凸を平滑化するために、積層膜25のうちのSi膜22が用いられている。また、SiO膜18上に多結晶膜25bを形成する際の種膜としても、積層膜25のうちのSi膜22が用いられている。以上の様にして積層膜25を形成した後に、リソグラフィ及びRIEでベース層及びベース取出電極のパターンに積層膜25及びSiO膜18を連続的に加工する。
次に、図1に示すように、絶縁膜としてのSiO膜26をCVD法で堆積させ、熱処理を加えてSiO膜26を緻密化させる。そして、エミッタ形成領域に対応する開口27をリソグラフィ及びRIEでSiO膜26に形成する。その後、SiO膜26上のレジストをマスクにしてリンをエピタキシャル層13にイオン注入して、ベースの不純物のうちでコレクタ側における不純物を相殺するための領域28を開口27の下方に形成する。そして、SiO膜26上のレジストを除去する。
次に、導電膜及び不純物拡散源にするための多結晶Si膜31をCVD法で堆積させ、この多結晶Si膜31に砒素をイオン注入する。そして、リソグラフィ及びRIEで、多結晶Si膜31及びSiO膜26をエミッタ電極のパターンに連続的に加工すると共に積層膜25を露出させる。その後、多結晶Si膜31上のレジストをマスクにして、ベース取出電極の部分の抵抗を低減させるためのBを積層膜25にイオン注入する。そして、多結晶Si膜31上のレジストを除去する。
次に、熱処理によって、SIC領域28、多結晶Si膜31及び積層膜25にイオン注入した不純物を活性化させ、また、開口27を介して多結晶Si膜31から積層膜25のSi膜24に砒素を拡散させてエミッタとしてのN領域32を形成する。そして、層間絶縁膜としてのSiO膜33をCVD法で堆積させ、多結晶Si膜31、積層膜25及びN領域17に達する接続孔34をリソグラフィ及びRIEでSiO膜33に形成する。
次に、ブランケットCVD法とエッチングとの組合せまたは選択CVD法によって、タングステンから成るプラグ35で接続孔34を埋める。そして、例えばスパッタリング法で例えばAl合金膜36を堆積させ、エミッタ電極配線、ベース電極配線及びコレクタ電極配線のパターンにリソグラフィ及びRIEでAl合金膜36を加工する。図5は、以上の様にして製造されたヘテロ接合バイポーラトランジスタの多結晶Si膜31からN領域12までの深さ方向における各種の不純物及びGeの濃度分布、即ち図1のA−A線上の濃度分布を示している。
図6は、第3の参考例を示す。このヘテロ接合バイポーラトランジスタは、前述の図1及び図2の第2の参考例でのSiGeC膜23の代わりにSiGe膜37を用い、Si膜22、SiGe膜27及びSi膜24からなる積層膜38を形成して構成される。それ以外の構成は図1と同様である。図5では、第3の参考例のヘテロ接合バイポーラトランジスタにおける応力の発生状況を示している。SiGe膜37はSiGeC膜23の原料ガスからSiCHガスの添加を省略することによって形成される。図6に示される様に、SiO膜18の上方におけるSi膜22とSiGe膜37との境界近傍及びSiO膜18とSi膜22との界面近傍で応力が発生し、特に、ベース形成領域を規定している開口21の端縁近傍に応力が集中する傾向がある。そして、これらの応力によってミスフィット転位が発生する。
SiGe膜37では既述の様にSiとGeとの格子定数及び熱膨張係数が異なっているが、積層膜25に用いられているSiGeC膜23ではCの添加によって格子の歪みが緩和されている。しかし、SiO膜18上にSi膜22が設けられていることは積層膜25も積層膜38と同様であるので、程度の差はあるが積層膜25を有する第2の参考例のヘテロ接合バイポーラトランジスタでも図6と同様な分布の応力が生じると考えられる。
次に、本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の原理を最初に説明する。
上述の第2参考例のヘテロ接合バイポーラトランジスタにおける積層膜25では、Si膜22上にSiGeC膜23が積層されているので、図5に示されている様に、これらのSi膜22とSiGeC膜23との界面でGe濃度が0原子%から15原子%へ急激に増加している。
このため、図7(b)から明らかな様に、これらのSi膜22とSiGeC膜23との界面で、例えば室温付近における熱膨張係数が約+2.5×10−6〔1/K〕(Ge濃度=0原子%つまりSi)から約−6.0×10−6〔1/K〕(Ge濃度=14.4原子%)まで負方向へ急激に変化している。しかも、図7(a)に示されている様にSiOの熱膨張係数がゼロに近いので、特に、開口21を形成するためのSiO膜18上では、SiO膜18とSi膜22との界面における熱膨張係数の正方向への急激な変化が上述の負方向への変化に加算されている。
そして、これらの熱膨張係数の差異に起因する応力が積層膜25の形成後におけるヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造工程中での積層膜25におけるミスフィット転位の発生を誘発する要因であると考えられる。しかし、図7(b)から明らかな様に、Ge濃度が4〜10原子%の範囲、例えば7.75原子%であるSiGeでは、熱膨張係数がゼロに近い。そこで、後述の実施形態では、上述の第2参考例のヘテロ接合バイポーラトランジスタの積層膜25におけるSi膜22の代わりに、Ge濃度が4〜10原子%の範囲、例えば7.75原子%であるSiGe膜が用いられている。
この様に、Ge濃度が7.75原子%であるSiGe膜をSi膜22の代わりに用いると、SiO膜18とSiGe膜との界面における熱膨張係数の変化がゼロに近い値になり、また、SiGe膜とSiGeC膜23との界面における熱膨張係数の急激な変化も緩和される。この結果、ベース層及びベース取出電極としての積層膜において、熱膨張係数の差異に起因する応力が発生しにくく、ミスフィット転位の発生が抑制される。
次に、図8〜図17の製造工程図を参照して、NPN型のSiGeCヘテロ接合バイポーラトランジスタ及びその製造方法に適用した本発明の一実施形態を説明する。
先ず、図8に示されている様に、P型のSi基板11の表面に絶縁膜、本実施形態では熱酸化でSiO膜19を形成し、コレクタ形成領域を規定する開口19AをSiO膜19に形成する。そして、SiO膜19の開口19Aを介して露出しているSi基板11上及びSiO膜19上にN型不純物含有膜、本実施形態では酸化アンチモン(Sb)膜20を形成し、SiO膜19の開口19Aを介してSb膜20からSi基板11へSbを固相拡散させて、コレクタとしてのN領域12を形成する。その後、Sb膜及びSiO膜を除去する。
次に、図9に示されている様に、Si基板11上にN型のエピタキシャル層13を形成して、Si基板11とエピタキシャル層13とでSi基体14を構成する。そして、素子分離絶縁膜としてのSiO膜15をLOCOS法で形成し、素子分離領域としてのP領域16をイオン注入法で形成する。また、N領域12に接続するプラグとしてのN領域17をエピタキシャル層13中の所定部分に形成する。その後、テトラエトキシシラン(TEOS)を原料ガスとするCVD(化学気相成長)法でSiO膜18を堆積させ、熱処理を加えてSiO膜18を緻密化させる。
次に、図10に示されている様に、SiO膜18上にレジスト(図示せず)を塗布し、ベース形成領域に対応する開口を有するパターンにリソグラフィでレジストを加工する。そして、このレジストをマスクにしたRIE(反応性イオンエッチング)とそれに続くウェットエッチングとで、SiO膜18に開口21を形成する。この時、RIEを行うのはその異方性によって開口21等の寸法精度を高めるためであり、RIEに続いてウェットエッチングを行うのは開口21を介して露出するSi基体14の表面の損傷を抑制するためである。その後、SiO膜18上のレジストを除去する。
次に、Si基体14の表面に付着しているレジストの残渣等である有機物を除去するために、例えば、所定の温度に加熱した硫酸と過酸化水素水との混合液でSi基体14を洗浄する。また、Si基体14上のパーティクルを除去するために、例えば、所定の温度に加熱したアンモニア水と過酸化水素水との混合液でSi基体14を洗浄する。更に、Si基体14の表面の金属汚染物及び自然酸化膜を除去するために、希フッ酸でSi基体14を洗浄する。希フッ酸による洗浄では、水素パッシベーション処理も行われ、Si基体14の露出表面が水素で終端される。
次に、低温エピタキシャル成長を行わせるために、減圧CVD装置にSi基体14を搬入する。この際、まず、真空排気機能を有するロードロック室にSi基体14を搬入し、所定時間に亙ってロードロック室内を排気する。その後、Si基体14を大気に曝すことなく、ロードロック室に接続されている反応炉にSi基体14を搬入する。そして、反応炉に水素ガスを導入しながら約900℃までSi基体14を昇温させて、約5分間の水素ベークを行う。その後、水素ガスの導入を継続したままで、約680まで反応炉内の温度を降下させて、下記の様なCVDを行う。
即ち、図18(a)に示されている様に、まず、反応炉内の温度を例えば約710℃にし、反応炉内の圧力が約10666Pa(80Torr)で且つ水素ガスの流量が20SLMの一定状態のまま、20sccmのSiHガスと膜中のGe濃度が4〜10原子%の範囲、例えば7.75原子%になる量のGeHとを反応炉内に供給して、図11及び図19に示されている様に、5〜30nm、例えば約15nmの厚さのSiGe膜41をSi基体14上及びSiO膜18上に堆積させる。この時の反応炉内の温度は、次にSiGeC膜23を堆積させる時と同じ温度(本実施形態では680℃)でもよい。
続いて、反応炉内の温度を約680℃に降下させ、SiHガス、ゲルマン(GeH)ガス及びメチルシラン(SiCH)ガスを、所望のGe濃度、C濃度及び膜厚となる様にそれらの流量を制御して反応炉内に供給して、SiGeC膜23をSiGe膜41上に体積させる。この際、SiGeC膜23中でB(ボロン)が所望の濃度プロファイルになる様に、ジボラン(B)ガスをその流量を制御して反応炉内に供給する。続いて、反応炉内の温度を約680℃にしたまま、SiHガス及びBガスを反応炉内に供給して、Bが添加された所望の厚さのSi膜24をSiGeC膜23上に堆積させる。図12及び図19に示されている様に、このSiGe膜41上にSiGeC膜23とSi膜24を順次に積層させることによって、これら膜から成る積層膜42を形成する。
図18(b)は、この積層膜42の高さ方向におけるGe濃度の分布形状を示している。図20に示されている様に、この積層膜42でも、SiO膜18の開口21を介して露出しているSi基体14上の部分は単結晶膜42aとなり、SiO膜18上の部分は多結晶膜42bとなる。
なお、開口21から露出したSi基体14の表面の微小な凹凸を平滑化するために、積層膜42のうちのSiGe膜41が用いられている。また、SiO膜18上に多結晶膜42bを形成する際の種膜としても、積層膜42のうちのSiGe膜41が用いられている。以上の様にして積層膜42を形成した後に、図13に示されている様に、リソグラフィ及びRIEでベース層及びベース取出電極のパターンに積層膜42及びSiO膜18を連続的に加工する。
次に、図14に示されている様に、絶縁膜としてのSiO膜26をCVD法で堆積させ、熱処理を加えてSiO膜26を緻密化させる。そして、エミッタ形成領域に対応する開口27をリソグラフィ及びRIEでSiO膜26に形成する。その後、SiO膜26上のレジストをマスクにしてリンをエピタキシャル層13にイオン注入して、ベースの不純物のうちでコレクタ側における不純物を相殺するための領域28を開口27の下方に形成する。そして、SiO膜26上のレジストを除去する。
次に、図15に示されている様に、導電膜及び不純物拡散源にするための多結晶Si膜31をCVD法で堆積させ、この多結晶Si膜31に砒素をイオン注入する。そして、リソグラフィ及びRIEで、多結晶Si膜31及びSiO膜26をエミッタ電極のパターンに連続的に加工すると共に積層膜42を露出させる。その後、多結晶Si膜31上のレジストをマスクにして、ベース取出電極の部分の抵抗を低減させるためのBを積層膜42にイオン注入する。そして、多結晶Si膜31上のレジストを除去する。
次に、図16に示されている様に、熱処理によって、SIC領域28、多結晶Si膜31及び積層膜42にイオン注入した不純物を活性化させ、また、開口27を介して多結晶Si膜31から積層膜42のSi膜24に砒素を拡散させてエミッタとしてのN領域32を形成する。そして、層間絶縁膜としてのSiO膜33をCVD法で堆積させ、多結晶Si膜31、積層膜42及びN領域17に達する接続孔34をリソグラフィ及びRIEでSiO膜33に形成する。
次に、図17に示されている様に、ブランケットCVD法とエッチングとの組合せまたは選択CVD法によって、例えばタングステンから成るプラグ35で接続孔34を埋める。そして、例えばスパッタリング法で例えばAl合金膜36を堆積させ、エミッタ電極配線、ベース電極配線及びコレクタ電極配線のパターンにリソグラフィ及びRIEでAl合金膜36を加工する。この様にして図17に示す目的のNPN型のヘテロ接合バイポーラトランジスタを製造する。図21は、このヘテロ接合バイポーラトランジスタの多結晶Si膜31からN領域12までの深さ方向における各種の不純物及びGeの濃度分布、即ち図17のB−B線上の濃度分布を示している。この図21中におけるGeの濃度分布曲線のピークの右側に示されている部分50がSiGe膜41に対応している。
図22は、本発明のヘテロ接合バイポーラトランジスタの他の実施形態を示す要部の断面図である。このヘテロ接合バイポーラトランジスタは、前述の図17及び図19に示す実施形態でのSiGeC膜23の代わりにSiGe膜44を用い、SiGe膜41、SiGe膜44及びSi膜24からなる積層膜43を形成して構成される。それ以外の構成は図17及び図19と同じである。
図23は、図6の第3参考例に係るヘテロ接合バイポーラトランジスタと、図22の本実施形態に係るヘテロ接合バイポーラトランジスタとにおける応力を示している。積層膜43中におけるSiGe膜44は、SiGeC膜23の原料ガスからSiCHガスの添加を省略することによって形成される。
図23(b)中の点Aから点Hまでが応力を求めた経路を示しており、図23(a)がこの経路に沿って求めた応力を示している。図23(a)に示されている様に、SiO膜18における開口21の端縁近傍である点Fと点Gとの境界近傍において、応力が正のピークを有している。しかし、第3参考例における応力が約0.65×10−4〔N/μm〕であるのに対して、本実施形態における応力が約0.58×10−4〔N/μm〕であり、約11%の応力が低減されている。
また、積層膜38、43のうちでSiO膜18上の多結晶膜の部分における点B、Cにおいても、第3参考例よりも本実施形態において応力が低減されている。一方、点Dから点Fまでのデータから、Si基体14と積層膜38、43との界面における応力は、本実施形態でも第3参考例と同様にゼロに近いことが分かる。なお、上述の様に、図23は、積層膜43の応力を示している。しかし、積層膜42、43で発生する応力はSiO膜18と接している多結晶のSiGe膜41の影響が大きいので、積層膜42でも積層膜43と同様な結果になると考えられる。
従って、積層膜42、43をヘテロ接合のベース層及びベース取出電極とする上述のヘテロ接合バイポーラトランジスタでは、ヘテロ接合のベース層におけるミスフィット転位の発生が抑制されて、歩留りが高い。なお、上述した図17及び図19の実施形態では積層膜中にSiGe膜41が用いられているが、その他、図24に示されている様に、SiGe膜41の代わりにSiGeC膜45を用い、SiGeC膜45、SiGeC膜23及びSi膜24からなる積層膜46を形成して構成することもできる。それ以外の構成は図17及び図19と同じである。この図24の実施形態においても、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
また、上述の実施形態はNPN型のヘテロ接合バイポーラトランジスタ及びその製造方法に本発明を適用したものであるが、PNP型のヘテロ接合バイポーラトランジスタ及びその製造方法にも本発明を適用することができ、その場合は、SiGeC23及びSi膜24、SiGeC膜44及びSi膜24にN型の不純物が導入される。また、ヘテロ接合バイポーラトランジスタとその他の半導体素子とを含む半導体装置及びその製造方法にも本発明を適用することができる。
また、上述の実施形態では積層膜42、43、46がヘテロ接合バイポーラトランジスタのベース層及びその取出電極として用いられているが、積層膜42、43、46はこれら以外の用途に用いられてもよく、用途によっては積層膜42、43、46中にSi膜24が含まれていなくてもよい。更に、上述の実施形態では積層膜42、43、46がCVD法によって形成されているが、CVD法以外の気相成長法や気相成長法以外の形成方法、例えば液相成長法によって形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
図1は第2の参考例に係る半導体装置の断面図である。
図2は第2の参考例に係る半導体装置の製造過程における部分断面図である。
図3は第2の参考例に係る半導体装置の製造過程における部分断面図である。
図4(a)は第2の参考例に係る半導体層の形成方法を示すタイムチャートでる。
図4(b)は第2の参考例に係る半導体層の高さ方向におけるGeの濃度分布のグラフである。
図5は第2の参考例に係る半導体装置の深さ方向における各種の不純物及びGeの濃度分布を示すグラフである。
図6は第3の参考例に係る半導体装置における応力の発生状況を示す部分断面図である。
図7(a)は本発明の原理を説明するための各種物質の温度と熱膨張係数との関係を示すグラフである。
図7(b)は本発明の原理を説明するためのSiGeのGe濃度を変えたときの温度と熱膨張係数との関係を示すグラフである。
図8は本発明の半導体装置の一実施形態の製造方法を示す製造工程図(その1)である。
図9は本発明の半導体装置の一実施形態の製造方法を示す製造工程図(その2)である。
図10は本発明の半導体装置の一実施形態の製造方法を示す製造工程図(その3)である。
図11は本発明の半導体装置の一実施形態の製造方法を示す製造工程図(その4)である。
図12は本発明の半導体装置の一実施形態の製造方法を示す製造工程図(その5)である。
図13は本発明の半導体装置の一実施形態の製造方法を示す製造工程図(その6)である。
図14は本発明の半導体装置の一実施形態の製造方法を示す製造工程図(その7)である。
図15は本発明の半導体装置の一実施形態の製造方法を示す製造工程図(その8)である。
図16は本発明の半導体装置の一実施形態の製造方法を示す製造工程図(その9)である。
図17は本発明の半導体装置の一実施形態の製造方法を示す製造工程図(その10)である。
図18(a)は本発明の実施形態に係る半導体層の形成方法を示すタイムチャートである。
図18(b)は本発明の実施形態に係る半導体層の高さ方向におけるGeの濃度分布のグラフである。
図19は本発明の半導体装置の一実施形態の製造過程における部分断面図である。
図20は本発明の半導体装置の一実施形態の製造過程における部分断面図である。
図21は本発明の実施形態に係る半導体装置の深さ方向における各種の不純物及びGeの濃度分布を示すグラフである。
図22は本発明の半導体装置の他の実施形態を示す要部の断面図である。
図23(a)は本発明の実施形態及び参考例に係る半導体装置中の経路に沿う位置における応力のグラフである。
図23(b)は図23(a)中の経路を示す半導体装置の部分断面図である。
図24は本発明の半導体装置の他の実施形態を示す要部の断面図である。
引用符号の説明
11・・・Si基板
12・・・N領域(コレクタ)
13・・・エピタキシャル層
14・・・Si基体
15・・・素子分離絶縁膜(SiO膜)
16・・・素子分離領域
17・・・N領域(プラグ)
18、19・・・SiO
20・・・酸化アンチモン膜
21・・・開口
22、24・・・Si膜
23、45・・・SiGeC膜
27・・・開口
28・・・SlC領域
25、38、42、43、46・・・積層膜
31・・・多結晶Si膜
32・・・N領域(エミッタ)
33・・・層間絶縁膜
34・・・接続孔
35・・・プラグ
36・・・Al合金膜
41・・・SiGe膜
25a、42a・・・単結晶
25b、42b・・・多結晶

Claims (42)

  1. 単結晶シリコン基体上に設けられている絶縁膜の開口を介して露出している前記単結晶シリコン基体上と前記絶縁膜上とで互いに連なっており、前記露出している単結晶シリコン基体上及び前記絶縁膜上で夫々単結晶及び多結晶であり、前記絶縁膜と熱膨張係数が等しいかまたは近い値になる濃度のGeが含まれている第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜と、前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜上で互いに連なっており、前記露出している単結晶シリコン基体の上方及び前記酸化シリコン膜の上方で夫々単結晶及び多結晶であり、Ge濃度が前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜と異なる第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜とを具備することを特徴とする半導体層。
  2. 前記絶縁膜が酸化膜であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の半導体層。
  3. 前記第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜にP型またはN型の不純物が含まれていることを特徴とする請求の範囲第1項記載の半導体層。
  4. 前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜中における前記Geの濃度が、4〜10原子%の範囲で膜の厚さ方向に一定であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の半導体層。
  5. 単結晶である前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜の厚さが5〜30nmであることを特徴とする請求の範囲第1項記載の半導体層。
  6. 単結晶シリコン基体上に設けられている絶縁膜の開口を介して露出している前記単結晶シリコン基体上と前記絶縁膜上とに、互いに連なっており、前記露出している単結晶シリコン基体上及び前記絶縁膜上で夫々単結晶及び多結晶であり、前記絶縁膜と熱膨張係数が等しいかまたは近い値になる濃度のGeが含まれている第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜を形成する工程と、前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜上に、互いに連なっており、前記露出している単結晶シリコン基体の上方及び前記絶縁膜の上方で夫々単結晶及び多結晶であり、Ge濃度が前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜と異なる第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜を形成する工程とを有することを特徴とする半導体層の形成方法。
  7. 前記絶縁膜が酸化膜であることを特徴とする請求の範囲第6項記載の半導体層の形成方法。
  8. 前記第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜にP型またはN型の不純物を導入することを特徴とする請求の範囲第6項記載の半導体層の形成方法。
  9. シリコンの原料としてモノシラン(SiH)ガス、ゲルマニウムの原料としてゲルマン(GeH)ガス、カーボンの原料としてメチルシラン(SiCH)ガスを夫々用いることを特徴とする請求の範囲第6項記載の半導体層の形成方法。
  10. 前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜を600〜750℃の温度の気相成長で形成することを特徴とする請求の範囲第6項記載の半導体層の形成方法。
  11. 前記第1のSiGe膜または第1の、SiGeC膜中における前記Geの濃度を、4〜10原子%の範囲で膜の厚さ方向に一定にすることを特徴とする請求の範囲第6項記載の半導体層の形成方法。
  12. 単結晶である前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜の厚さを5〜30nmにすることを特徴とする請求の範囲第6項記載の半導体層の形成方法。
  13. 基体上に設けられた絶縁膜と、該絶縁膜に形成された開口を通じて前記基体と接続された第1の層と、該第1の層上に形成された第2の層とを有し、前記第1の層は、前記絶縁膜上及び前記基体に接するように形成されているとともに、前記絶縁膜と熱膨張係数が略同じであり、前記第2の層は前記第1の層と熱膨張係数が異なることを特徴とする半導体装置。
  14. 前記第1の層は少なくともGeを有し、前記第2の層はGe及びCを有していることを特徴とする請求の範囲第13項記載の半導体装置。
  15. 前記第1の層はSiGeであり、前記第2の層はSiGeCであることを特徴とする請求の範囲第13項記載の半導体装置。
  16. 前記第1の層はSiGeCであり、前記第2の層は前記SiGeCとGe濃度が異なるSiGeCであることを特徴とする請求の範囲第13項記載の半導体装置。
  17. 前記第1の層はSiGeであり、前記第2の層は前記SiGeとGe濃度が異なるSiGeであることを特徴とする請求の範囲第13項記載の半導体装置。
  18. 前記第2の層にP型又はN型の不純物が含まれていることを特徴とする請求の範囲第13項記載の半導体装置。
  19. 前記第1の層中におけるGe濃度が、4〜10原子%の範囲で層の厚さ方向に一定であることを特徴とする請求の範囲第14項記載の半導体装置。
  20. 前記第1の層中におけるGe濃度が、4〜10原子%の範囲で層の厚さ方向に一定であることを特徴とする請求の範囲第15項記載の半導体装置。
  21. 前記第1の層中におけるGe濃度が、4〜10原子%の範囲で層の厚さ方向に一定であることを特徴とする請求の範囲第16項記載の半導体装置。
  22. 前記第1の層中におけるGe濃度が、4〜10原子%の範囲で層の厚さ方向に一定であることを特徴とする請求の範囲第17項記載の半導体装置。
  23. 基体上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に開口を形成する工程と、前記開口に前記絶縁膜と熱膨張係数が略等しい第1の半導体膜を形成する工程と、前記第1の半導体膜上に該第1の半導体膜と熱膨張係数が異なる第2の半導体膜を形成する工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  24. 前記第1の半導体膜は少なくともGeを有し、前記第2の半導体膜はGe及びCを有していることを特徴とする請求の範囲第23項記載の半導体装置の製造方法。
  25. 前記第1の半導体膜はSiGeであり、前記第2の半導体膜はSiGeCであることを特徴とする請求の範囲第23項記載の半導体装置の製造方法。
  26. 前記第1の半導体膜はSiGeCであり、前記第2の半導体膜は前記SiGeCとGe濃度が異なるSiGeCであることを特徴とする請求の範囲第23項記載の半導体装置の製造方法。
  27. 前記第1の半導体膜はSiGeであり、前記第2の半導体膜は前記SiGeとGe濃度が異なるSiGeであることを特徴とする請求の範囲第23項記載の半導体装置の製造方法。
  28. 前記第1の半導体膜中におけるGe濃度を、4〜10原子%の範囲で膜の厚さ方向に一定にすることを特徴とする請求の範囲第24項記載の半導体装置の製造方法。
  29. 前記第1の半導体膜中におけるGe濃度を、4〜10原子%の範囲で膜の厚さ方向に一定にすることを特徴とする請求の範囲第25項記載の半導体装置の製造方法。
  30. 前記第1の半導体膜中におけるGe濃度を、4〜410原子%の範囲で膜の厚さ方向に一定にすることを特徴とする請求の範囲第26項記載の半導体装置の製造方法。
  31. 前記第1の半導体膜中におけるGe濃度を、4〜10原子%の範囲で膜の厚さ方向に一定にすることを特徴とする請求の範囲第27項記載の半導体装置の製造方法。
  32. 前記第1及び第2の半導体膜を有しベース不純物が導入された積層膜をパターニングしてベース層を形成する工程と、前記ベース層内にエミッタ領域を形成する工程を有することを特徴とする請求の範囲第23項記載の半導体装置の製造方法。
  33. 単結晶シリコン基体上に設けられておりバイポーラトランジスタのベース形成領域を規定している絶縁膜の開口を介して露出している前記単結晶シリコン基体と前記絶縁膜とで互いに連なっており、前記露出している単結晶シリコン基体上及び前記絶縁膜上で夫々単結晶及び多結晶であり、前記絶縁膜と熱膨張係数が等しいかまたは近い値になる濃度のGeが含まれている第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜と、前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜上で互いに連なっており、前記露出している単結晶シリコン基体の上方及び前記絶縁膜の上方で夫々単結晶及び多結晶であり、Ge濃度が前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜と異なる第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜とを具備することを特徴とする半導体装置。
  34. 前記第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜にP型またはN型の不純物が含まれていることを特徴とする請求の範囲第33項記載の半導体装置。
  35. 前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜中における前記Geの濃度が、4〜10原子%の範囲で膜の厚さ方向に一定であることを特徴とする請求の範囲第33項記載の半導体装置。
  36. 単結晶である前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜の厚さが5〜30nmであることを特徴とする請求の範囲第33項記載の半導体装置。
  37. 単結晶シリコン基体上に設けられておりバイポーラトランジスタのベース形成領域を規定している絶縁膜の開口を介して露出している前記単結晶シリコン基体上と前記絶縁膜上とに、互いに連なっており、前記露出している単結晶シリコン基体上及び前記絶縁膜上で夫々単結晶及び多結晶であり、前記絶縁膜と熱膨張係数が等しいかまたは近い値になる濃度のGeが含まれている第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜を形成する工程と、前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜上に、互いに連なっており、前記露出している単結晶シリコン基体の上方及び前記絶縁膜の上方で夫々単結晶及び多結晶であり、Ge濃度が前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜と異なる第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  38. 前記第2のSiGe膜または第2のSiGeC膜にP型またはN型の不純物を導入することを特徴とする請求の範囲第37項記載の半導体装置の製造方法。
  39. シリコンの原料としてモノシラン(SiH)ガス、ゲルマニウムの原料としてゲルマン(GeH)ガス、カーボンの原料としてメチルシラン(SiCH)ガスを夫々用いることを特徴とする請求の範囲第37項記載の半導体装置の製造方法。
  40. 前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜を600〜750℃の温度の気相成長で形成することを特徴とする請求の範囲第37項記載の半導体装置の製造方法。
  41. 前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜中における前記Geの濃度を、4〜10原子%の範囲で膜の厚さ方向に一定にすることを特徴とする請求の範囲第37項記載の半導体装置の製造方法。
  42. 単結晶である前記第1のSiGe膜または第1のSiGeC膜の厚さを5〜30nmにすることを特徴とする請求の範囲第37項記載の半導体装置の製造方法。
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