JPS647314B2 - - Google Patents
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- JPS647314B2 JPS647314B2 JP17126284A JP17126284A JPS647314B2 JP S647314 B2 JPS647314 B2 JP S647314B2 JP 17126284 A JP17126284 A JP 17126284A JP 17126284 A JP17126284 A JP 17126284A JP S647314 B2 JPS647314 B2 JP S647314B2
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- Japan
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- chamber
- molten metal
- heating
- heating element
- inner tube
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（以下利用分野、従来技術等発明の目的）
本発明は非鉄金属溶湯保持装置に係るものであ
る。従来、アルミニウム、亜鉛及びそれらの合金
等の非鉄金属の黒鉛坩堝もしくは鉄坩堝などの坩
堝型溶解保持炉は、重油、ガス等を熱源とする外
熱式間接加熱方式が一般である。しかし、製品価
格に占める燃料費の低減、品質向上の観点から、
これらの坩堝に代つて電気を加熱源とする保持炉
が使用されるようになつてきた（例えば特公昭57
年第38342号公報）。この場合、加熱には炉外部か
ら炉を加熱するいわゆる外熱方式を採ることがで
きない。したがつて溶湯の加熱には、溶湯の表面
から間接加熱する場合と、溶湯内に電気ヒーター
を浸漬させて加熱する直接加熱の方法が採られて
いる。しかしながら、間接加熱の場合には、溶湯
表面から離れた天井部に設置した電気ヒーター
に、溶湯を汲み出しする際に、溶湯がかかつた
り、材料を投入する際に、材料があたつたり、ま
た炉壁に成長した酸化物（おばけ）が電気ヒータ
ーと接触してシヨートし電気ヒーターを破損させ
たりして、電気ヒーター使用不能の事故が突発的
に起る問題がある上、直接加熱の場合には、電気
ヒーターの端子が炉外になければならないので、
電気ヒーターと炉壁の間から溶湯が漏洩しないよ
うに充分にシールする必要がある。このシールは
完全にすることが困難であること及びシール作業
は迅速に行なうことができないのが実情である。
何れにしても、電気ヒーターによる加熱は外熱式
の重油やガスによる加熱の場合に比較し、急激な
熱負荷をかけることができない。したがつて多量
の溶湯を取扱う場合、あるいは温度上昇を短時間
で行ないたい場合には、一つの炉で電気ヒーター
の本数を多くしなければならないことになる。電
気ヒーターの本数が増えれば、電気ヒーターに費
やされる労力及び費用はその分だけ膨大なものと
なる。本発明はガスを燃料とした輻射加熱体を溶
湯内に装入する直接加熱式と独特の炉構造を採用
することによつて、前記した従来の諸欠点を一掃
すると共に品質の向上、炉内清掃の簡素化を図か
るものである。
る。従来、アルミニウム、亜鉛及びそれらの合金
等の非鉄金属の黒鉛坩堝もしくは鉄坩堝などの坩
堝型溶解保持炉は、重油、ガス等を熱源とする外
熱式間接加熱方式が一般である。しかし、製品価
格に占める燃料費の低減、品質向上の観点から、
これらの坩堝に代つて電気を加熱源とする保持炉
が使用されるようになつてきた（例えば特公昭57
年第38342号公報）。この場合、加熱には炉外部か
ら炉を加熱するいわゆる外熱方式を採ることがで
きない。したがつて溶湯の加熱には、溶湯の表面
から間接加熱する場合と、溶湯内に電気ヒーター
を浸漬させて加熱する直接加熱の方法が採られて
いる。しかしながら、間接加熱の場合には、溶湯
表面から離れた天井部に設置した電気ヒーター
に、溶湯を汲み出しする際に、溶湯がかかつた
り、材料を投入する際に、材料があたつたり、ま
た炉壁に成長した酸化物（おばけ）が電気ヒータ
ーと接触してシヨートし電気ヒーターを破損させ
たりして、電気ヒーター使用不能の事故が突発的
に起る問題がある上、直接加熱の場合には、電気
ヒーターの端子が炉外になければならないので、
電気ヒーターと炉壁の間から溶湯が漏洩しないよ
うに充分にシールする必要がある。このシールは
完全にすることが困難であること及びシール作業
は迅速に行なうことができないのが実情である。
何れにしても、電気ヒーターによる加熱は外熱式
の重油やガスによる加熱の場合に比較し、急激な
熱負荷をかけることができない。したがつて多量
の溶湯を取扱う場合、あるいは温度上昇を短時間
で行ないたい場合には、一つの炉で電気ヒーター
の本数を多くしなければならないことになる。電
気ヒーターの本数が増えれば、電気ヒーターに費
やされる労力及び費用はその分だけ膨大なものと
なる。本発明はガスを燃料とした輻射加熱体を溶
湯内に装入する直接加熱式と独特の炉構造を採用
することによつて、前記した従来の諸欠点を一掃
すると共に品質の向上、炉内清掃の簡素化を図か
るものである。
（以下発明の構成、作用）
符号１はラジアントチユーブ型加熱体であつ
て、このラジアントチユーブ型加熱体１は次の構
成とする。即ち内管２の一側に保炎部３を構成
し、前記内管２の外側に設けた外管４内を燃焼ガ
スがリターンして前記保炎部３の近傍、即ち排熱
回収部５で燃焼用空気と熱交換して外部に排出す
る構成である。符号６は炉体であつて、該炉体
は、その炉底部７を略Ｖ字型に構成し、且つ出口
１７の方向に向つて傾斜部１４を設けたものであ
つて、かかる炉体６内に、前記加熱体１を、炉底
部７の近傍まで達するように装入する。該装入し
た加熱体１の両側には、耐火仕切壁８を構成し、
該耐火仕切壁８によつて注湯室９、加熱室１０及
び汲出室１１を各構成し、該各室９，１０，１１
は、その下部で夫々連通するように構成する。第
１図及び第２図で示す炉体形状は、炉内容積を考
慮した一例であるが、炉底部７が略Ｖ字型を構成
していれば例示したものに限らず、いかなる構成
のものでもよい。しかして、ガス導入部１２から
導入されたガスと、空気導入部１３から導入され
た空気が、保炎部３に於いて、一部混合して保炎
しながら、内管２に於いて燃焼を持続する。燃焼
ガスは、内管２に設けた小孔１５から一部外管４
内に流出するが、多くは内管２の先端部から外管
４内に出てリターンして排熱回収部５に於いて、
空気導入部１３から導入される燃焼用空気と熱交
換してて排出される。かかる燃焼ガスの流れに於
いて、燃焼熱は外管４に伝達され溶湯１６を加熱
する、外管４は溶湯１６との反応性がなく、耐久
性のあるものが好ましく、例えば炭化珪素質のも
のが適している。前記加熱体１は、炉内を移動で
きるように、且つ交換できるように構成されてい
ることが望ましい。
て、このラジアントチユーブ型加熱体１は次の構
成とする。即ち内管２の一側に保炎部３を構成
し、前記内管２の外側に設けた外管４内を燃焼ガ
スがリターンして前記保炎部３の近傍、即ち排熱
回収部５で燃焼用空気と熱交換して外部に排出す
る構成である。符号６は炉体であつて、該炉体
は、その炉底部７を略Ｖ字型に構成し、且つ出口
１７の方向に向つて傾斜部１４を設けたものであ
つて、かかる炉体６内に、前記加熱体１を、炉底
部７の近傍まで達するように装入する。該装入し
た加熱体１の両側には、耐火仕切壁８を構成し、
該耐火仕切壁８によつて注湯室９、加熱室１０及
び汲出室１１を各構成し、該各室９，１０，１１
は、その下部で夫々連通するように構成する。第
１図及び第２図で示す炉体形状は、炉内容積を考
慮した一例であるが、炉底部７が略Ｖ字型を構成
していれば例示したものに限らず、いかなる構成
のものでもよい。しかして、ガス導入部１２から
導入されたガスと、空気導入部１３から導入され
た空気が、保炎部３に於いて、一部混合して保炎
しながら、内管２に於いて燃焼を持続する。燃焼
ガスは、内管２に設けた小孔１５から一部外管４
内に流出するが、多くは内管２の先端部から外管
４内に出てリターンして排熱回収部５に於いて、
空気導入部１３から導入される燃焼用空気と熱交
換してて排出される。かかる燃焼ガスの流れに於
いて、燃焼熱は外管４に伝達され溶湯１６を加熱
する、外管４は溶湯１６との反応性がなく、耐久
性のあるものが好ましく、例えば炭化珪素質のも
のが適している。前記加熱体１は、炉内を移動で
きるように、且つ交換できるように構成されてい
ることが望ましい。
（以下発明の効果）
本発明は以上の通りであるので、次の利点があ
る。前記したラジアントチユーブ型加熱体を使
用しているので、高負荷燃焼ができ、昇温能力が
大きく、熱効率が高い上に、短時間で多量の溶湯
を加熱することができ、作業性が抜郡に優れてい
る。従つて炉に装置する加熱体の数を極端に少く
することができる。前記したラジアントチユー
ブ型加熱体を使用しているので、いわば一本の棒
体を交換するごとく、加熱体を交換することがで
きるメリツトがあり、電気ヒーターのような溶湯
の漏洩の懸念もない。燃焼エネルギを効果的に
使用するので、電気エネルギに比較して、はるか
に省エネである。前記加熱体１は、略Ｖ字型の
炉底部７の近傍まで達した構成をしているので、
溶湯量に対して装入された加熱体１の浸漬部分が
大きくなり、それだけ加熱効率が向上する。溶
湯内の重金属は炉底部７内に落ちることになり、
汲出室１１から汲み出される溶湯に重金属が混入
することがなくなり、品質の向上、安定に非常に
有益である。加熱室１０内の加熱体１は、その
両側に仕切壁８があるので、注湯室９に注湯する
際の衝撃から保護されることに加えて酸化物等の
浮遊しやすい不純物が加熱室１０及び汲出室１１
に移動せず、このため、汲み出す溶湯は清浄化さ
れた溶湯となり、品質の向上が一段と図かること
ができるメリツトがある。炉底部７が略Ｖ字型
の構成をしているので、溶湯の残量が少なくなる
まで、汲出室１１から無駄なく汲み出すことがで
きる。炉底部７には、その出口１７の方向に向
つて傾斜部１４を構成してあるから、前記した残
量が少なくなることと相まつて清掃がしやすい特
徴がある。
る。前記したラジアントチユーブ型加熱体を使
用しているので、高負荷燃焼ができ、昇温能力が
大きく、熱効率が高い上に、短時間で多量の溶湯
を加熱することができ、作業性が抜郡に優れてい
る。従つて炉に装置する加熱体の数を極端に少く
することができる。前記したラジアントチユー
ブ型加熱体を使用しているので、いわば一本の棒
体を交換するごとく、加熱体を交換することがで
きるメリツトがあり、電気ヒーターのような溶湯
の漏洩の懸念もない。燃焼エネルギを効果的に
使用するので、電気エネルギに比較して、はるか
に省エネである。前記加熱体１は、略Ｖ字型の
炉底部７の近傍まで達した構成をしているので、
溶湯量に対して装入された加熱体１の浸漬部分が
大きくなり、それだけ加熱効率が向上する。溶
湯内の重金属は炉底部７内に落ちることになり、
汲出室１１から汲み出される溶湯に重金属が混入
することがなくなり、品質の向上、安定に非常に
有益である。加熱室１０内の加熱体１は、その
両側に仕切壁８があるので、注湯室９に注湯する
際の衝撃から保護されることに加えて酸化物等の
浮遊しやすい不純物が加熱室１０及び汲出室１１
に移動せず、このため、汲み出す溶湯は清浄化さ
れた溶湯となり、品質の向上が一段と図かること
ができるメリツトがある。炉底部７が略Ｖ字型
の構成をしているので、溶湯の残量が少なくなる
まで、汲出室１１から無駄なく汲み出すことがで
きる。炉底部７には、その出口１７の方向に向
つて傾斜部１４を構成してあるから、前記した残
量が少なくなることと相まつて清掃がしやすい特
徴がある。
第１図、第２図及び第３図は本発明の実施例を
示す断面的説明図である。符号１……ラジアント
チユーブ加熱体、２……内管、３……保炎部、４
……外管、５……排熱回収部、６……炉体、７…
…炉底部、８……耐火仕切壁、９……注湯室、１
０……加熱室、１１……汲出室、１２……ガス導
入部、１３……空気導入部、１４……傾斜部。１
５……小孔、１６……溶湯、１７……出口。
示す断面的説明図である。符号１……ラジアント
チユーブ加熱体、２……内管、３……保炎部、４
……外管、５……排熱回収部、６……炉体、７…
…炉底部、８……耐火仕切壁、９……注湯室、１
０……加熱室、１１……汲出室、１２……ガス導
入部、１３……空気導入部、１４……傾斜部。１
５……小孔、１６……溶湯、１７……出口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 内管内の一側に保炎部を構成し、前記内管の
外側に設けた外管内を燃焼ガスがリターンして前
部保炎部近傍で燃焼用空気と熱交換して外部に排
出するラジアントチユーブ型加熱体を、炉底を略
Ｖ字型に構成した炉内の前記Ｖ字型炉底近傍まで
装入し、前記加熱体の両側には、耐火仕切壁を構
成し、該耐火仕切壁によつて注湯室、加熱室及び
汲出室を構成し、該各室は下部で夫々連通するよ
うに構成した非鉄金属溶湯保持装置。 ２ 内管内の一側に保炎部を構成し、前記内管の
外側に設けた外管内を燃焼ガスがリターンして前
部保炎部近傍で燃焼用空気と熱交換して外部に排
出するラジアントチユーブ型加熱体を、炉底を略
Ｖ字型に構成し、且つ出口方向に向つて傾斜部を
構成した炉内の前記Ｖ字型炉底近傍まで装入し、
前記加熱体の両側には、耐火仕切壁を構成し、該
耐火仕切壁によつて注湯室、加熱室及び汲出室を
構成し、該各室は下部で夫々連通するように構成
した非鉄金属溶湯保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17126284A JPS6149986A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | 非鉄金属溶湯保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17126284A JPS6149986A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | 非鉄金属溶湯保持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6149986A JPS6149986A (ja) | 1986-03-12 |
| JPS647314B2 true JPS647314B2 (ja) | 1989-02-08 |
Family
ID=15920066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17126284A Granted JPS6149986A (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | 非鉄金属溶湯保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6149986A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2662663B2 (ja) * | 1988-05-13 | 1997-10-15 | 株式会社日本高熱工業社 | 溶融金属加熱装置 |
| JP5155584B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2013-03-06 | 大阪瓦斯株式会社 | 浸漬管 |
-
1984
- 1984-08-17 JP JP17126284A patent/JPS6149986A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6149986A (ja) | 1986-03-12 |
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