JPH0446410Y2 - - Google Patents

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JPH0446410Y2
JPH0446410Y2 JP9913986U JP9913986U JPH0446410Y2 JP H0446410 Y2 JPH0446410 Y2 JP H0446410Y2 JP 9913986 U JP9913986 U JP 9913986U JP 9913986 U JP9913986 U JP 9913986U JP H0446410 Y2 JPH0446410 Y2 JP H0446410Y2
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wire
reinforcing
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iron
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鉄筋コンクリートによる構造物を建築
する工事において、コンクリートを補強する鉄筋
の継手として使用されるモルタル充填式鉄筋継手
スリーブの改良に関する。
(従来の技術) モルタル充填式鉄筋継手は、特公昭53−12732
号、特開昭61−57732号に開示されているように、
鋳鉄製スリーブ内に両側から挿入した異形鉄筋を
モルタルを介して結合する方式である。十分に強
度を発現したモルタル充填式継手の引張試験にお
いて、スリーブ内の鉄筋有効定着長さを6.5倍
(鉄筋径の)とした場合、接合された鉄筋母材の
引張強度が6t/cm2を上わまわるものは、鉄筋がス
リーブから抜け出す状態で最終破壊になるケース
が多い。この場合、鉄筋のふしの先端とモルタル
の境界線におけるモルタルせん断破壊となつてい
る。このため、継手の強度をさらに向上させるに
は、従来、充填モルタルを改良するか、又は、継
手の有効長を増大しなくてはならないとされてき
た。
(考案が解決しようとする問題点) モルタルの改良は容易なことではなく、継手の
有効長の増大はコンクリート部材の接合をしにく
くするため、継手の長さを変えずに継手の強度を
向上することが求められていた。
本発明は上記要求に応えるためになされたもの
であり、その目的とするところは、モルタルも、
継手スリーブの長さも従来のままにして、継手の
強度を向上させることにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案の特徴とする
手段は、第1図に示すように、スリーブの本体1
0内に円筒形で籠状の補強鉄線30を内設して継
手の引張強度を増加させたことにある。補強鉄線
30は全体として二つの半円筒形籠状体を組合せ
たものであり、本体10の軸方向に延びる複数の
縦鉄線31と、それらの縦鉄線を半円状に連結す
る円弧鉄線32と、各縦鉄線から軸方向に45度な
いし90度傾斜して軸心に向かうせん断補強鉄線3
3からなる。補強鉄線の材質は強度が強く曲がり
にくいピアノ線で、線径は1.0〜3.2mm程度が好ま
しい。円弧鉄線32は本体10の内部の最小内径
に等しいか又はそれよりも少し小さい。縦鉄線3
1の長さは本体10の内部の長さに等しいか又は
それよりも少し小さい。せん断補強鉄線33の長
さは先端が軸心から鉄筋の谷面よりも5mm程度短
い位置にくるように設定することが望ましい。
(作用) スリーブの本体10に鉄筋20を挿入する前
に、二つの半円筒形籠状体の補強鉄線30を、全
体として円筒形の籠状体になるように鉄筋挿入口
11又は12から挿入する。接合する二本の鉄筋
20を挿入して内部にモルタル40を充填する
と、モルタル40は補強鉄線30により補強され
るから、モルタル40のせん断破壊強度は、補強
鉄線のないものに比べると格段に大きくなる。
線径は1.0〜3.2mmのピアノ線からなる半円形籠
状体の補強鉄線30は比較的丸めやすく容易に鉄
筋挿入口から本体の中に入れることができる。
せん断補強鉄線33は半径方向ないし本体10
の中央に向けて45度傾斜し、その先端の包絡面の
内径は鉄筋の谷径よりも10mm程度小さいから、鉄
筋の軸方向の引張りに対して有効に作用し、鉄筋
が偏心していても確実に鉄筋とモルタル境界面の
せん断強度を補強する。
(実施例) 本考案のスリーブを図面に示す実施例に基づい
て説明するが、本考案は実施例のみに限定される
ものではない。
第1図及び第2図に示すように、本考案の補強
鉄線30は、本体10の形状が直管型のものにも
紡錘型のものも適用することができる。補強鉄線
30は、第3図に示すように、二つの半円筒形籠
状体を合わせて全体として一つの円筒形籠状体に
したものであり、各半円筒形籠状体はスリーブの
本体10の内部の長さよりも少し短い複数本の縦
鉄線31と、その縦鉄線に溶接された複数本の半
円の円弧鉄線32と、縦鉄線31に一端が溶接さ
れて本体10の中央側へ傾斜して軸心方向に延び
る複数本のせん断補強鉄線33からなる。各鉄線
は線径1.0〜3.2mmのピアノ線である。
鉄筋20が本体10内へ挿入されないとき、せ
ん断補強鉄線33の先端は軸心に対して約45度傾
斜し、その包絡面は鉄筋20の各径よりも約10mm
小さい外径の円柱面を軸心に形成するから、第1
図に示すように、挿入された鉄筋20が偏心して
も、せん断補強線33の先端は鉄筋20の谷に達
する。したがつて、モルタル40を充填して継手
を形成したとき、せん断補強鉄線33は鉄筋20
の引張りに対して有効に作用し、鉄筋20のふし
に沿う境界線のモルタル40のせん断破壊強度を
十分に補強するから、継手の強度は大幅に向上す
る。
第4図に示すように、せん断補強鉄線33の一
端を縦鉄線31でなく円弧鉄線32に溶接するこ
とも可能である。
補強鉄線30は鋳鉄製本体10の鉄筋挿入口1
1又は12から内部に挿入されるが、円弧鉄線3
2を丸めると簡単に鉄筋挿入口から本体内に入れ
ることができる。
(考案の効果) 上記の通り、本考案のスリーブは充填したモル
タルが、補強鉄線により鉄筋のふしに沿う境界面
のモルタルせん断破壊強度が従来のものよりも高
いので、モルタルと継手本体の有効長さが従来の
ものと同じであつても、継手の強度が向上すると
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の直管型継手スリー
ブの縦断面図、第2図は同じく紡錘型継手スリー
ブの縦断面図、第3図は第1図の補強鉄線の横断
面図、第4図は他の実施例の第3図に相等する図
である。 図において、10は本体、11,12は鉄筋挿
入口、20は鉄筋、30は補強鉄線、31は縦鉄
線、32は円弧鉄線、33はせん断補強鉄線をそ
れぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 両端部が中央部と同一か又はそれよりも小さ
    い外径の管状の本体と、前記両端部の端面に設
    けられた鉄筋挿入口とを備えたスリーブであつ
    て、前記本体の内部に二個の半円筒形籠状体を
    合わせてなる一つの円筒形籠状体が内蔵され、
    前記半円筒形籠状体は複数本の縦鉄線と、前記
    縦鉄線を半円筒形に連結する複数本の円弧鉄線
    と、前記縦鉄線又は円弧鉄線から前記本体の中
    央側に傾斜して軸心方向に延長する複数本のせ
    ん断補強鉄線とからなることを特徴とする補強
    鉄線入りモルタル充填式鉄筋継手スリーブ。 2 各鉄線は線径1.0〜3.2mmのピアノ線であるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の補強鉄線入りモルタル充填式鉄筋継手ス
    リーブ。 3 せん断補強鉄線の先端の包絡面の直径は挿入
    される鉄筋の谷径よりも約10mm小さいことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    補強鉄線入りモルタル充填式鉄筋継手スリー
    ブ。 4 縦鉄線の長さは本体内部の長さに等しいか又
    はそれより少し短いことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の補強鉄線入りモル
    タル充填式鉄筋継手スリーブ。
JP9913986U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0446410Y2 (ja)

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JPS635120U JPS635120U (ja) 1988-01-13
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