JPS643752Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の技術分野〉 本考案は二輪自動車のラジオ取付装置に関す
る。

〈従来技術とその問題点〉 従来ラジオ本体部とその操作部を分離したラジ
オ装置を二輪自動車に取付ける場合、操作部は殆
どの場合ハンドルに取付けるが、本体部の取付場
所はカウリング内やフエアリング内であるが、そ
の中では取付場所は各車種の構造により異なつて
いた。したがつて車種により取付可能なラジオが
限られたり、また専用の取付用金具を新たに設け
なければならないという欠点があつた。

〈考案の目的〉 本考案は、車種にかかわらずラジオ本体部を取
付けることのできる二輪自動車のラジオ取付装置
を提供することを目的とする。

〈考案の構成〉 本考案は、車種にかかわらず二輪自動車のナン
バープレート取付部は同じであることに鑑み成さ
れたものであり、本考案の取付装置は、ラジオ本
体部とラジオ操作部が分離したラジオ装置を二輪
自動車に取付ける装置であつて、前記ラジオ本体
部をナンバープレートと協働して挟持するナンバ
ープレート取付枠を備えたことを特徴とする。

〈考案の実施例〉 以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。第１図は本考案の一実施例に係る二輪自動車
１のラジオ取付装置の分解斜視図であり、２は二
輪自動車１のナンバープレート取付枠、３はラジ
オ本体部、４はナンバープレートであり、それぞ
れナンバープレート取付ネジ５用のネジ穴２ａ，
３ａ，４ａが形成されている。

ナンバープレート取付枠２には、ラジオ本体部
３及びナンバープレート４を取付ける際にネジ穴
２ａ，３ａ，４ａを合わせるための突起２ｂが形
成されており、この突起２ｂは、ラジオ本体部３
やナンバープレート４を取付ける際の固定部を兼
用することができる。ナンバープレート取付枠２
には更に、ラジオ本体部３の不図示のスピーカか
らの音を通過せしめるための孔２ｃが形成されて
いる。

ラジオ本体部３のネジ穴３ａにはそれぞれ、防
水パツキング３ｂが嵌入されている。ラジオ本体
部３は、二輪自動車１のカウリングやフエアリン
グ内等に取付けられた不図示のラジオ操作部に接
続されている。

二輪自動車１のナンバープレート取付枠２は、
車種にかかわらず一定の形状、大きさであるの
で、ラジオ本体部３の形状と大きさを一定にすれ
ば、いずれの車種の二輪自動車にも取付けること
ができる。

第２図は本考案の第２の実施例の分解斜視図で
あり、第１図の部材と同一の部材には同一の参照
符号を附す。

第２図は、比較的重いラジオ本体部３０を取付
ける場合であり、ラジオ本体部３０の底部を支持
するための補助取付具６を設けたものである。
尚、ナンバープレート取付枠２が二輪自動車１か
ら取外すことができない場合には、補助取付具６
とナンバープレート取付枠２の取付順序を逆にす
ればよい。

〈考案の効果〉 本考案によれば、二輪自動車におけるラジオ本
体部の取付場所の大きさが一定であるので、車種
別に設定された取付金具を用いることなくラジオ
本体部を取付けることができ、またラジオメーカ
ーにとつても車種に応じた大きさのラジオ本体部
をそれぞれ製造する必要がない。更に取付ける際
のスペース等を車種毎に考慮する必要がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の第１の実施例の分解斜視図、
第２図は本考案の第２の実施例の分解斜視図であ
る。 １……二輪自動車、２……ナンバープレート取
付枠、３……ラジオ本体部、４……ナンバープレ
ート、５……ネジ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ラジオ本体部とラジオ操作部が分離したラジオ
   装置を二輪自動車に取付ける装置であつて、 前記ラジオ本体部をナンバープレートと協働し
   て挟持するナンバープレート取付枠を備えたこと
   を特徴とする二輪自動車のラジオ取付装置。