JPS641102B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

本発明は、チユーインガム、菓子類のような食
品、または医薬処方物および錠剤のためのアラビ
アゴム含有シユガーおよびシユガーレスコーテイ
ングに関する。特に、本発明はアラビアゴムおよ
び塩化カルシウムを含有するコーテイングシロツ
プによる食品のための滑らかで非フレーク状のシ
ユガーおよびシユガーレスコーテイングに関す
る。これらのコーテイングは、例えば
「CHICLET 」ガムのようなペレツトガムにお
いて通常知られているタイプの硬質またはクラン
チ型のものを意図する。 これまで、ペレツトガムのような成形された中
心部すなわちコアの形状のチユーインガムはシユ
ガーおよびシユガーレスの両コーテイングにより
コーテイングされ、咀嚼可能なガム中心部を有す
る口中において外側がキヤンデイ様のクランチタ
イプの味覚部分を備えていた。通常コアは軟質の
チユーインガム部分であり、一方コーテイングは
クランチタイプまたは硬質である。シユガーレス
コーテイングの場合には、シロツプとして周知の
キシリトール、マンニトール、マルチトールおよ
びソルビトールなどの水性溶液が主に使用されて
いた。このようなシロツプは、水分吸収化合物、
抗粘着化合物、分散剤、フイルム形成剤、結合剤
等のような添加剤を含有していてもよい。結合剤
はコーテイングされるガムコアすなわち中心部へ
の甘味料の初めの結合を促進させるのに特に有用
である。通常、結合剤として使用されるアラビア
ゴムは、アカシアセネガルおよびアカシアの種
子、茎または枝より得られる天然ゴムである。分
子量は241000〜500000と推定され、アラビノー
ス、ガラクトース、ラムノース、およびグリクロ
ン酸よりなる。 米国特許第4307838号明細書には、チユーイン
ガムまたはその他の食品の中心部上へのシユガー
レスコーテイングの成形方法について記載されて
おり、それはソルビトールのような甘味料およ
び／またはその他のノンシユガーの甘味料、アラ
ビアゴムのような粘着または結合成分、フイルム
形成成分、抗粘着剤または充填成分および分散剤
を含有するコーテイングシロツプを中心部に適用
して中心部をコーテイングし、その後その中心部
に、コーテイングシロツプ中で使用したような１
種またはそれ以上の粉末状の甘味料、水分吸収成
分、抗粘着成分および分散剤を含有するダステイ
ングミツクスを適用する工程よりなる。また英国
特許出願第GB2079129A号明細書には同様の方法
が開示され、それはさらに第２のコーテイングシ
ロツプを適用して中心部のコーテイングを滑らか
にし、光沢を与えるものであり、その第２のコー
テイングは一般的にダステイングミツクスに存在
するが水に分散する同様の成分を含有する。 このようなシロツプからコーテイングを形成す
るについての１つの問題点は、最終のコーテイン
グが塊りになつたりあるいはフレーク状になり、
それがコーテイングを価値のないものとする。従
来技術がこの問題点を解決するための有効なコー
テイングまたは方法について開示することはなか
つた。 本発明は一方において、食品成形品、特にチユ
ーインガム上に均一で滑らかな非フレーク状のコ
ーテイングを与えるために、溶液中の塩化カルシ
ウムのような水溶性カルシウム塩をアラビアゴム
および甘味料とともに用いた。コーテイングはも
ろさに対する耐性、例えば可撓性を有しながらも
硬質クランチタイプのチユーインガム特性を有す
るべきである。メカニズムは正確に解つていない
が、カルシウム塩から得られるカルシウムはアラ
ビアゴムの１種またはそれ以上の遊離のカルボン
酸基と反応して、ガム中心部すなわちコアの周囲
にフイルムを作る助けとなる生成物を形成し、そ
れによつて別の甘味料のコーテイングを加えるこ
とができると考えられる。この生成物は、滑らか
で硬質の最終コーテイングを形成するのに役立
ち、またフレーク状にならないようにコーテイン
グを成形品に粘着させるのに役立つ。塩化マグネ
シウムおよび塩右亜鉛のような他の水溶性の二価
の金属塩はアラビアゴムとともにフレーク状のコ
ーテイングを生成するため、本発明において適当
でないことが判明している。 本発明により、チユーインガムまたはその他の
食品の固形成形物上にシユガーまたはシユガーレ
スコーテイングを形成するための改良された方法
が提供され、その方法は、成形物に甘味料、アラ
ビアゴムおよび水溶性のカルシウム塩を含有する
コーテイングシロツプを適用することよりなる。
コーテイングシロツプの適用は成形物上に所望の
コーテイングの重さおよび厚さを積層するのに必
要な回数だけ繰り返すことができる。 本発明の目的のために、「食品」という語句は、
チユーインガム、医薬処方物、はつか菓子、飴、
ヌガーのような菓子製品、および種々その他の固
形または半固形の可食製品類を包含することを意
味する。 本発明の方法を実施するために、コーテイング
シロツプは甘味料、アラビアゴム結合剤、水溶性
のカルシウム塩および所望により他の添加剤とし
て生成される。 甘味料はコーテイングシロツプ中約30〜約80重
量％の量、好適には約40〜約60重量％の量で存在
し得る。アラビアゴムはコーテイングシロツプの
約１〜約15重量％、好適には約５〜約10重量％の
量で存在すべきである。水溶性のカルシウム塩は
アラビアゴムの約0.05〜約10重量％、好適には約
３〜約８重量％の量で存在すべきであり、残りの
水および所望により少量の任意の添加物である。 塩化カルシウムは、その高い溶解度と有用性で
本発明における使用に好適な水溶性のカルシウム
塩である。しかし他の水溶性のカルシウム塩、例
えば臭化カルシウム、ヨー化カルシウム、硝酸カ
ルシウム、亜硝酸カルシウム、マレイン酸カルシ
ウム、酪酸カルシウム、イソブチル酸カルシウ
ム、次亜塩素酸カルシウムおよびそれらの混合物
も使用することができる。 コーテイングシロツプへの使用に適した甘味料
としては、シユガーレス甘味料、例えば多価アル
コール、例えば、キシリトール、ソルビトール、
マンニトールおよびそれらの混合物、好適にはキ
シリトール；並びにマルチトール、イソマチルト
ール、水素添加殿粉水解物および水素添加グルコ
ースシロツプが包含される。単糖類、二糖類、お
よび多糖類も包含される。例えば蔗糖、果糖、グ
ルコース、ガラクトースおよび麦芽糖などの糖も
甘味料として使用することができる。コーテイン
グシロツプにおける使用に適した他の甘味料は、
これに限定されないが遊離のサツカリン酸、サツ
カリンの水溶性塩、チクロ塩、パラチニントジヒ
ドロカルコル、グリシルリジン、Ｌ―アスパルチ
ル―Ｌ―フエニルアラニンメチルエステル、アミ
ノ酸ベースの甘味料、タリン、ステビオシド、ジ
ヒドロカルコン化合物、アセスルフエーム塩およ
びそれらの混合物が包含される。 他の成分をコーテイングシロツプに対して少量
加えてもよく、それには水分吸収化合物、抗粘着
化合物、分散剤およびフイルム形成剤がある。 コーテイングシロツプ中の使用に適した水分吸
収化合物としては、マンニトールまたはリン酸カ
ルシウムが包含される。充填剤としても作用しう
る有用な抗粘着化合物の例としては、タルク、三
ケイ酸マグネシウムおよび炭酸カルシウムがあげ
られる。これらの成分はシロツプの約0.5〜約５
重量％の量で使用される。 コーテイングシロツプ中で使用されうる分散剤
の例としては、二酸化チタン、タルクおよび上記
外の抗粘着化合物があげられる。 コーテイングシロツプからのコーテイングは他
の慣用技術を用いてもよいが好適にはパンコーテ
イングにより適用される。パンコーテイング方法
において、チユーインガムペレツトのコアまたは
他の成形物を回転コーテイングパン中に置き、冷
たい乾燥空気によつてほこりを払う。コーテイン
グシロツプを約50〜60℃に加熱し、その一部を回
転パンに加える。一般的にはコーテイングシロツ
プの１回の被覆では、食品に被覆される所望のコ
ーテイング量および厚さを与えるためには充分で
ない。従つて、所望のレベルまでコーテイング重
量および厚さを積層するためには通常、コーテイ
ングシロツプを２回、３回またはそれ以上コーテ
イングすることが必要である。しかし、コーテイ
ングシロツプの次の層を適用する前に、暖かい流
れる空気によつておだやかに、またはシユガーレ
スコーテイングの場合には炭酸カルシウムのよう
な乾燥剤またはソルビトール、シユガーコーテイ
ングの場合には粉末状砂糖を加えることによつ
て、予め適用された層を乾燥させる。その後追加
のシロツプの一部を加え空気または乾燥剤により
乾燥させ、この操作を所望のコーテイング重量を
得るまで繰り返し。例えば、チユーインガムのコ
ーテイングにおいて、ガム片の平均重量が必要な
コーテイング重量に達するまで、コーテイングシ
ロツプの適用を続ける。このように、コーテイン
グをコーテイングされたチユーインガムタブレツ
トの約35重量％とする場合には、６〜12回のコー
テイングシロツプのコーテイングが要求される。
本発明のコーテイングシロツプの一部を適用する
間に、シユガーレスコーテイングの場合には水性
のキシリトール、マルチトールもしくはソルビト
ール溶液、またはシユガーコーテイングの場合に
は糖溶液のような他の型のシロツプを加えること
ができる。ペパーミント油、スペアミント油等の
ようなフレーバーを加えてもよい。分配時間、例
えばシロツプまたは乾燥剤を成形物と混合する時
間は通常１〜３分間である。所望のコーテイング
重量が得られた後に、コーテイングされた成形物
を冷気（10〜16℃）で乾燥させる。 コーテイングされる食品がチユーインガムの場
合、フレーバーおよび他の慣用の添加剤をガムベ
ースに加えることができる。このようなフレーバ
ーは植物、葉、花、果実等より得られる油類を含
有し得る。このタイプの代表的なフレーバー油類
は、レモン油、オレンジ油、ライム油、グレープ
フルーツ油のような柑橘油、アツプルエツセン
ス、洋ナシエツセンス、ピーチエツセンス、スト
ロベリーエツセンス、アプリコツトエツセンス、
ラズベリーエツセンス、チエリーエツセンス、プ
ラムエツセンス、パイナツプルエツセンスのよう
なフルーツエツセンス、ペパーミント油、スペア
ミント油、ペパーミント油とスペアミント油の混
合物、丁子油、月桂樹、アニス油、ユーカリ油、
タイム油、ヒマラヤスギリーフ油、シナモン油、
ナツメグ油、セージ油、ビターアーモンド油、桂
皮油およびサリチル酸メチル（冬縁油）のような
エツセンス油を包含する。混合フルーツのような
種々の合成フレーバーもまた包含されてもよい。 ガム中心部および／またはコーテイング中に存
在しうる本発明における使用に適する甘味料に
は、天然または合成の糖代替物も包含されうる。
本発明における使用に適した合成甘味料の例とし
ては、遊離のサツカリン酸、サツカリンナトリウ
ム、サツカリンカルシウム、サツカリンアンモニ
ウム、シクラメート塩、ジヒドロカルコン、グリ
シルリジン酸および塩、Ｌ―アスパルチル―Ｌ―
フエニルアラニンメチルエステル、３，４―ジヒ
ドロ―６―メチル―１，２，３―オキサチアジン
―４―オン―２，２―ジオキシド（アセスルフエ
ーム）のナトリウムまたはカリウム塩、ステビオ
シド、ジヒドロカルコン化合物およびそれらの混
合物があげられる。 使用に際して、天然の糖および／または天然の
糖代替品をチユーインガム中心部に存在させるこ
とができる。本発明の使用に適したこのような天
然の糖としては多価ルコール、例えばソルビトー
ル、キシリトール、マンニトール、イソマルチト
ールまたはマルチトールが包含される。所望によ
り、糖、例えば単糖類、二糖類および多糖類も使
用することができる。代表的な例としては、蔗
糖、ブドウ糖、マルチトール、果糖、マルトデキ
ストリン、乳糖等があげれらる。 一般的には、ガムベースは当業者には知られた
方法で、種々の成分、例えば天然ガム、合成樹
旨、ワツクス、可塑剤等を加熱し、次いでブレン
ドすることにより調製される。チユーインガムベ
ース中に見られる成分の典型的な例は、合成の咀
嚼物質、例えばスチレン―ブタジエン共重合体、
イソブチレン―イソプレン共重合体、ポリイソブ
チレン、ポリエチレン、石油ワツクス、ポリ酢酸
ビニル、並びに天然源の咀嚼物質、例えばゴムラ
テツクス固形物、、チクル、クラウンゴム、ミス
ペロ、ロジデイナ、ジエルトン、ペンデア、ペリ
ロ、ニジエールグツタ、ツヌ等がある。咀嚼物質
のエラストマーは、チユーインガム組成物の約５
〜約15％の範囲、好適には約８〜12％、最適には
約９〜11％（重量）の量で使用される。 ガムベースはまた、溶媒、粘着防止剤、ワツク
ス、軟化剤、潤滑剤、充填剤、乳化剤、着色料、
抗酸化剤および／またはテキスチヤライザー、増
量剤および当業者には明らかな他の慣用の成分を
包含しうる。 前記したように、チユーインガムの他にも、コ
ーテイングされる食品は任意の可食用固形物、例
えば硬質キヤンデイ、プレスキヤンデイを含むキ
ヤンデイ、ジエリービーンズ、ピーナツ、その他
の菓子類のようなもの、並びに医学もしくは治療
上の使用のための丸薬、錠剤またはその他の固形
投与形態物を含む医薬処方物を包含し得る。 ガム、菓子および医薬投与形態物のような食品
に対して、本発明のシロツプを初期のコーテイン
グ媒体として使用すると、滑らかで非フレーク状
のコーテイングが得られる。甘味料とアラビアゴ
ムは含むが水溶性のカルシウム塩を含まないコー
テイングシロツプを使用する実験においては、得
られたコーテイングは、塊つて不規則な表面の輪
郭を有することが見出だされている。さらに、こ
れらのコーテイングは、もろくて、はがれ落ち、
フレーク状であつて、望ましくないかつ効果のな
いものとなつた。 本発明をさらに十分に開示するために、以下に
実施例をあげるが、これにより本発明の範囲を限
定するものではないことを現解されたい。パーセ
ンテージ（％）は、特に断りのない限り、重量で
示す。 実施例 １ この実施例は本発明によるシユガーレスチユー
インガム中心部上のシユガーレスコーテイングの
調製を示すものであつて、このコーテイングは可
撓性でかつクランチタイプであつて非フレーク状
である。 以下の第１表に示す成分より全実施例のための
ガム中心部すなわちコアのシートを製造した。 第 １ 表 成 分 重量％ ガムベース（スチレンブタジエン） 27.21 ソルビトール（顆粒） 21.00 グリセリン 5.23 ソルビトール（溶液） 12.56 ソルビトール（粉末） 32.40 フレーバー（ペパーミント油） 1.60 100.00 中心部の製造のために、ガムベースを溶かし高
められた温度に維持した。グリセリンを加え、次
いで固形ソルビトール（顆粒および粉末）を混合
しながらゆつくりと加加えた。その後ソルビトー
ル溶液、次いでフレーバー油を加えた。均質化す
るまで上記混合物を混合し、冷却し、シート状に
延し、枕型のガム中心部すなわちコアのシートを
形成すべく刻み目をつけた。 コーテイングシロツプ（シロツプ＃１）を、ア
ラビアゴム100ｇ、塩化カルシウム11ｇおよび水
200ｇからなるアラビアゴム塩化カルシウム溶液
171ｇとキシリトール390ｇおよび水110ｇからな
るキシリトール溶液400ｇ（78％キシリトール溶
液）とを合わせることによりつくつた。シロツプ
＃１は以下第２表に示されるような組成を有して
いた。 第 ２ 表 成 分 重量（ｇ） アラビアゴム 55 キシリトール 312 塩化カルシウム ６ H₂O 198 571ｇ コーテイングされるガム中心部をシート状にし
て標準型回転コーテイングパン内に置き、分解し
て個々の中心部にした。中心部を乾燥した冷気を
用いてほこりを払つた。シロツプ＃１を50〜52℃
に加熱した。第３表の方式に従つて中心部にシユ
ガー＃１を６回コーテイングした。78％水性キシ
リトール溶液もコーテイングシロツプとして用い
た。炭酸カルシウムをシロツプ＃１と78％キシリ
トール溶液を適用する間に乾燥剤として用いた。
第３表はコーテイングパン装置内の適用順序、適
用した材料、材料の重さ（ｇ）および分配時間
（分）を掲げたものである。

【表】

【表】 溶液
コーテイングされた中心部をその後16℃で３分
間乾燥させた。コーテイングは咀嚼時に滑らかで
非フレーク状でクランチタイプのものであつた。
得られたガム片を周囲温度に48時間調節した。 実施例 ２ この実施例はアラビアゴムを含有し水溶性のカ
ルシウム塩を含有しないシロツプから得られるキ
シリトールコーテイングが不満足なものであるこ
とを示すものである。 33重量％のアラビアゴム溶液と78％のキシリト
ール溶液をまず調製した。30重量％のアラビアゴ
ム溶液と70重量％のキシリトール溶液からなるこ
れらの溶液より第２の結晶性コーテイングシロツ
プ（コーテイングシロツプ＃２）を調製した。以
下の第４表の組成を有する第３の結晶性コーテイ
ングシロツプ（コーテイングシロツプ＃３）を調
製した。 第 ４ 表 成 分 重量（ｇ） アラビアゴム 40 キシリトール 780 TiO₂ ３ H₂O 179 合計 1002ｇ ガム中心部を実施例１の方法に従つてパンコー
テイングした。得られたペレツト型のチユーイン
ガム片を周囲温度に48時間調節した。以下の第５
表は、コーテイング方式をまとめたものである。

【表】 乾燥後に、コーテイング上に塊りやでこぼこの
表面の輪郭が表われた。このコーテイングはガム
中心部より容易に剥れ落ち、全体的な品質が不満
足なものであつた。 実施例 ３ この実施例はさらにアラビアゴムを含有し、水
溶性カルシウム塩不含のシロツプより作られたキ
シリトールコーテイングの劣性を示すものであ
る。 シロツプ＃２を第６表の方式に従つてガムベー
ス中心部のパンコーテイングに使用した。適用第
７および第15回にアラビアゴム溶液自体を可撓性
コーテイングとして使用した。

【表】

【表】 空気乾燥５分後には、コーテイングはなめらか
であつたが、周囲温度に48時間調節した後は、も
ろくて容易にはがれ落ちることが見出された。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ (a)甘味料、(b)アラビアゴムおよび(c)水溶性カ
   ルシウム塩を含有する食品成形品のコーテイング
   に使用される水性コーテイングシロツプ。 ２ 食品がチユーインガムである特許請求の範囲
   第１項に記載のシロツプ。 ３ 甘味料がキシリトール、ソルビトール、マン
   ニトールおよびそれらの混合物からなる群から選
   ばれる糖アルコールである特許請求の範囲第１項
   に記載のシロツプ。 ４ 甘味料が蔗糖、果糖および麦芽糖からなる群
   から選ばれる糖である特許請求の範囲第１項に記
   載のシロツプ。 ５ 水溶性のカルシウム塩が塩化カルシウムであ
   る特許請求の範囲第１項に記載のシロツプ。 ６ 水溶性のカルシウム塩が、臭化カルシウム、
   ヨー化カルシウム、硝酸カルシウム、マレイン酸
   カルシウム、酪酸カルシウム、イソブチル酸カル
   シウム、次亜塩素酸カルシウムおよびそれらの混
   合物からなる群から選ばれる特許請求の範囲第１
   項に記載のシロツプ。 ７ 甘味料がシロツプの約30〜80重量％からなる
   特許請求の範囲第１項に記載のシロツプ。 ８ アラビアゴムがコーテイングシロツプの約１
   〜15重量％からなる特許請求の範囲第１項に記載
   のシロツプ。 ９ 水溶性のカルシウム塩がアラビアゴムの約
   0.05〜10重量％からなる特許請求の範囲第１項に
   記載のシロツプ。 １０ (a)甘味料、(b)アラビアゴムおよび(c)水溶性
   カルシウム塩を含有する食品成形品のコーテイン
   グに使用される水性コーテイングシロツプでコー
   テイングした食品。 １１ 甘味料がキシリトール、ソルビトール、マ
   ンニトールおよびそれらの混合物からなる群から
   選ばれる糖アルコールである特許請求の範囲第１
   ０項に記載の食品。 １２ 水溶性のカルシウム塩が塩化カルシウムで
   ある特許請求の範囲第１０項に記載の食品。 １３ 食品が菓子または医薬錠剤である特許請求
   の範囲第１０項に記載の食品。 １４ ガムベースよりなる内部コアを甘味料、ア
   ラビアゴムおよび水溶性カルシウム塩よりなる乾
   燥硬質外部コーテイングで被覆したチユーインガ
   ム製品である特許請求の範囲第１０項に記載の食
   品。 １５ アラビアゴムが約１〜約15重量％の量で存
   在する特許請求の範囲第１４項に記載の食品。 １６ 水溶性のカルシウム塩が約0.05〜約10重量
   ％の量で存在する特許請求の範囲第１４項に記載
   の食品。 １７ 可溶性のカルシウム塩が臭化カルシウム、
   ヨー化カルシウム、硝酸カルシウム、亜硝酸カル
   シウム、マレイン酸カルシウム、酪酸カルシウ
   ム、イソブチル酸カルシウム、次亜塩素酸カルシ
   ウムおよびそれらの混合物から選ばれる特許請求
   の範囲第１６項に記載の食品。 １８ 甘味料が約30〜約80重量％の量で存在する
   特許請求の範囲第１４項に記載の食品。 １９ チユーインガムベースがスチレン―ブタジ
   エン共重合体、イソブチレン―イソプレン共重合
   体、ポリイソブチレン、ポリエチレン、石油ワツ
   クス、ポリ酢酸ビニル、ゴムラテツクス固形物、
   チクル、クラウンゴム、ミスペロ、ロジデイナ、
   ジエルトン、ペンデア、ペリロ、ニジエールグツ
   タ、ツヌおよびこれらの混合物よりなる群から選
   ばれるエラストマーを含有する特許請求の範囲第
   １４項に記載の食品。 ２０ チユーインガムベースがレモン油、オレン
   ジ油、ライム油、グレープフルーツ油、アツプル
   エツセンス、洋なしエツセンス、ピーチエツセン
   ス、ストロベリーエツセンス、アプリコツトエツ
   センス、ラズベリーエツセンス、チエリーエツセ
   ンス、プラムエツセンス、パイナツプルエツセン
   ス、ペパーミント油、スペアミント油、丁子油、
   月桂樹油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ヒ
   マラヤスギリーフ油、シナモン油、ナツメグ油、
   セージ油、ビターアーモンド油、桂皮油、サリチ
   ル酸メチルおよびこれらの混合物からなる群から
   選ばれるフレーバーを含有する特許請求の範囲第
   １４項に記載の食品。 ２１ チユーインガムベースが遊離サツカリン
   酸、サツカリン塩、シクラメート塩、ジヒドロカ
   ルコン、グリシリジン酸、グリシリジン塩、Ｌ―
   アスパルチル―Ｌ―フエニルアラニンメチルエス
   テル、３，４―ジヒドロ―６―メチル―１，２，
   ３―オキサチアジン―４―オン―２，２―ジオキ
   シドの塩類、ステビオシド、ジヒドロカルコン化
   合物、多価アルコール、マンニトール、イソマル
   チトール、マルチトール、蔗糖、ブドウ糖、マル
   チトース、果糖、マルトデキストリン、乳糖およ
   びそれらの混合物からなる群から選ばれる甘味料
   を含有する特許請求の範囲第１４項に記載の食
   品。 ２２ チユーインガムベースが溶媒、粘着防止
   剤、ワツクス、軟化剤、潤滑剤、充填剤、乳化
   剤、着色料、抗酸化剤、テクスチヤライザー、増
   量剤およびそれらの混合物からなる群から選ばれ
   る成分を含有する特許請求の範囲第１４項に記載
   の食品。 ２３ 甘味料、アラビアゴムおよび水溶性のカル
   シウム塩の水溶液を含有するコーテイングシロツ
   プを成形された食品に適用し、次いでそのシロツ
   プを乾燥させる工程からなるコーテイングされた
   成形食品の製造方法。 ２４ 甘味料がキシリトール、ソルビトール、マ
   ンニトールおよびそれらの混合物からなる群から
   選ばれる糖アルコールである特許請求の範囲第２
   ３項に記載の方法。 ２５ 水溶性のカルシウム塩が塩化カルシウムで
   ある特許請求の範囲第２３項に記載の方法。 ２６ コーテイングシロツプが、そのシロツプの
   30〜80重量％の、キシリトール、ソルビトール、
   マンニトールおよびそれらの混合物からなる群か
   ら選ばれる糖アルコールとシロツプの１〜15重量
   ％のアラビアゴムとアラビアゴムの0.5〜10重量
   ％の塩化カルシウムとの水溶液からなる特許請求
   の範囲第２３項に記載の方法。 ２７ 食品がチユーインガムである特許請求の範
   囲第２６項に記載の方法。