JPS6389568A

JPS6389568A - 難燃性ポリアミド樹脂組成物

Info

Publication number: JPS6389568A
Application number: JP23428086A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Kamei; 亀井　裕晃
Original assignee: DAISERU HIYURUSU KK; Daicel Huels Ltd
Current assignee: DAISERU HIYURUSU KK; Daicel Evonik Ltd
Priority date: 1986-10-03
Filing date: 1986-10-03
Publication date: 1988-04-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は難燃性ポリアミド樹脂組成物に関する。

ざらに詳しくは、柔軟性及び難燃性に勝れたポリアミド
ｍｗｔ組成物に関する。

（従来技術およびＷ＋履点）ポリアミドｓｌｉ＆！耐油性、耐溶剤性、耐熱性、靭性
等に優れるため、チューブ・ホース、ｉ！株被被覆電気
部品、自動車部品等として広く用いられている。とりわ
けポリアミド樹脂に可塑剤を隘加し、柔軟性を付与した
ポリアミド樹脂組成物は、自動車用チューブ、各種油圧
ｍ器、空圧ＩＩＢ、作動用チューブ・ホースとして好適
に使用されている。

しかし、これらチューブ・ホースが例えば溶接用０ポツ
トのようにＩｔ雑な動作を行ない、燃焼の恐れが極めて
高い環境で使用される場合、可とう性、ａｙｓ性等の点
において十分満足して使用できるものではない。

ポリアミドは本来自己消火性を有しているが、柔軟性を
付与するため、可塑剤等のａｍ発性を有する化合物を多
量に添加すると、著しく難燃性が損われる。他方、さら
に高度な可どう性を付与するために可塑剤添加■を増大
させることは、先に述べた難燃性を損うばかりか、可塑
剤の７リードアウト、揮散等、実質的に可塑剤添加最に
は限界があり、十分な柔軟性を付与することは困難であ
る。

本発明者はかかる問題点を解決するために検討を行なっ
た結果、ポリアミド樹脂に特定のポリアミドエラストマ
ーと可塑剤及び難燃剤を適量配合することにより、柔軟
かつ難燃性に勝れたポリアミド８４ｍｗ１成物の得られ
ることを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至
った。

（問題点を解決するための手段）すなわち本発明は、炭素数４〜１２を有するω−アミノ
カルボン酸又はラクタムを重合してなるポリアミド樹脂
、および脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンとから重
合され脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンの炭素数の
合計が２０以下であるポリアミド樹脂から選ばれたすく
なくとも一種のポリアミド樹脂５０〜９５ｆｆｉｆｆ１
部と、ハードセグメントをポリアミド、ソフトセグメン
トをポリオキシメチレンとするポリ、アミドエラストマ
ー共重合体５〜５０重量部を配合した混合物１００重量
部に対して、可塑剤を１０〜５０重川部、難用剤を８〜
３０重量部配合してなる柔軟かつ難燃性に優れたポリア
ミド樹ｍ組成物である。

本発明に用いるポリアミド１！ｌ脂とは、ナイロン１１
、ナイロン１２、ナイロン６、ナイロン６６、ナイロン
６１０、ナイロン６１２などが例示できるが、好ましく
は吸水率の低いナイロン１１、ナイロン１２である。

ポリアミドエラストマー共重合体のハードセグメントと
してのポリアミドには、ナイロン６、ナイロン６６、ナ
イロン６１０、ナイロン６１２、ナイロン１１、ナイロ
ン１２などが例示できるが、好ましくはナイロン１１、
ナイロン１２である。

ソフトセグメントとしてのポリオキシメチレンには、ポ
リオキシテトラメチレングリコールや次式に示す様なポ
リオキシテトラメチレンのジアミン）ＩＬＮ（ＣＨｚ）
３０ｒ（Ｃ１，）、ｋＯｌｗ　（Ｃｆ（Ｌ）３　Ｎｉ１
゜などがあげられる。ソフトセグメントの数平均分子ｍ
は１６０〜３０００であり、ポリアミドエラストマー共
重合体のポリアミド成分は３０〜９５重量部、ポリオキ
シメチレン成分は５〜７０重囚部である。具体的なもの
としては特公昭５６−４５４１９、特公昭５７−２４８
０８、特開昭５５−１３３４２４に例示されるポリアミ
ドエラストマーがある。

ポリアミド樹脂とポリアミドエラストマーの配合比率は
ポリアミド樹脂５０〜９５兎但部に対して、ポリアミド
エラストマー５〜５０ｔ［部であり、ポリアミドエラス
トマーの配゛合比率が５重量部未満の場合は十分な柔軟
性が得られず、５０重山部を越えると耐油性が低下する
恐れがある。

本発明に用いる可塑剤としては、Ｎ−アルキルベンゼン
スルホンアミド系、Ｎ−アルキルトルエンスルホンアミ
ド系、ｐ−ヒドロキシベンゾエート系可塑剤の内から一
種又は二種以上をＵ合して使用することが出来る。好ま
しくは、Ｎ−ブチルベンゼンスルホンアミド、２−エチ
ルへキシル−ｐ−ヒドロキシベンゾエートを単独又は混
合して使用することが良い。

本発明で使用する難燃剤としては、トリクレジルホスフ
ェート、クレジルフェニルホスフェート、オクチルジフ
ェニルホスフェート等に代表されるリン酸エステル系、
トリス（２，３−ブロモプロピル）ホスフェート、トリ
ス（ブロモクロロブＯビル）ホスフェート、ポリホスフ
ェートに代表されるハロゲン化リン酸エステル系、デカ
ブロモジフェニルオキシド、デカブロモビフェニル、ヘ
キサブロムベンピン、テトラブロモビスフェノールＡ１
パークロロシクロペンタデカン、塩素化ポリエチレン等
に代表される含ハロゲン難燃剤、酸化アンチモン、メタ
ホウ酸バリウム、酸化スズ水和物、水酸化アルミニウム
等の無機系難燃剤のいずれを使用してもよく、一種又は
二種以上を混合して使用する事が出来る。好ましくは、
含ハロゲン難燃剤と酸化アンチモン、酸化スズ水和物等
の無機系難燃剤を併用すると良い。

難燃剤の配合量は、ポリアミド樹脂とポリアミドエラス
トマー共重合体の屁合物１ｏｏｔａ部に対して、８〜３
０重量部であり、８重量部より少ないと難燃効果が不十
分であり、３０重量部を越えて添加しても難燃効果は飽
和しており、柔軟性が損われたり、ブルーミングを生じ
る恐れがあるにれらポリアミド樹脂とポリアミドエラス
トマー、可塑剤、難燃剤及び助剤の混合混練は、通常一
般に用いられる混線方法でもって行う事が出来るが、好
ましくは二軸押出機を用いる方法が良い。

本発明のポリアミド組成物を混合混練するに当たり、必
要に応じて耐熱安定剤、着色料等を添加混練する事は、
何等本発明の効果を損うものではない。

（発明の効果）こうして得られたポリアミド組成物は、ポリアミド本来
の耐油性、耐溶剤性、耐熱性、靭性を損うことなく、難
燃性と柔軟性に優れており、難燃性が必要とされる柔軟
なチューブ、ホースさらには電線被覆材料として広く用
いることが出来る。

（実　施　例）以下実施例によって本発明を説明するが、実施例によっ
て本発明の範囲が限定されるものでないことは言うまで
もない。

実施例　１〜２表−１に示す組成のポリアミド樹脂、ポリアミドエラス
トマー及び可塑剤を中央困械製３０ｍｒｔｔ二軸押出櫟
により混練し、得られた樹脂組成物にハロゲン系難燃剤
及び助剤を配合し同様に混練し、純良なペレットを得た
。得られたベレットから射出成形法により試験片を成形
し、柔軟性及びｔＪＬ規格９４号に基ずいて燃焼性の試
験を行った。

結果を表−１に示す。

比較例　１実施例１におけるハロゲン系難燃剤及び助剤の添加量を
表−１に示すように減じた以外実施例１と同様に試験を
行った結果を表−１に示す。

比較例　２実施例１におけるハロゲン系Ｈｍ剤の代りにイソシアヌ
ル酸を使用したこと以外実施例１と同様にして試験を行
った。結果を表−１に示す。

比較例　３比較例１におけるポリアミドエラストマーを配合しない
こと以外実施例１と同様にして試験を行った結果を表−
１に示す。

Claims

【特許請求の範囲】 I 　１）炭素数４〜１２を有するω−アミノカルボン
酸又はラクタムを重合してなるポリアミド樹脂および２
）脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンとから重合され
脂肪族ジカルボン酸の炭素原子数と脂肪族ジアミンの炭
素数の合計が２０以下であるポリアミド樹脂から選ばれ
た少なくとも一種のポリアミド樹脂５０〜９５重量部 II　ハードセグメントをポリアミド、ソフトセグメント
をポリオキシメチレンとするポリアミドエラストマー共
重合体５〜５０重量部上記 I とIIの混合物１００重量部に対して可塑剤を１
５〜５０重量部、難燃剤を８〜３０重量部配合してなる
難燃性ポリアミド樹脂組成物。