JPS638811Y2 - - Google Patents

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JPS638811Y2
JPS638811Y2 JP14026579U JP14026579U JPS638811Y2 JP S638811 Y2 JPS638811 Y2 JP S638811Y2 JP 14026579 U JP14026579 U JP 14026579U JP 14026579 U JP14026579 U JP 14026579U JP S638811 Y2 JPS638811 Y2 JP S638811Y2
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JP
Japan
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engine
temperature
water pump
clutch
lower limit
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JP14026579U
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JPS5657921U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関に関し、詳しくは、燃費の
低減及び加速性能を向上させた内燃機関に関する
ものである。
一般に内燃機関の中で水冷式内燃機関において
は、シリンダ及びシリンダブロツクの内側にウオ
ータポンプにより冷却水を循環させてエンジンを
適温に冷却するとともにエンジンの前部に冷却フ
アンを設けて、この冷却フアンによりシリンダ及
びシリンダブロツクを外側から冷却するようにし
ている。
しかし、従来の内燃機関においては、ウオータ
ポンプを冷却フアンと共にクランク軸からVベル
トを介して連結してエンジンの回転力により常時
回転するようにしているため、冷却水温が適温に
達するまでの間でもウオータポンプの作動により
冷却水を循環させてエンジンを冷却している。内
燃機関は周知の通り適温に達しないと定常運転が
できないものである。したがつて、従来の内燃機
関は、例えばエンジンを適温に至らしめるために
アイドリングを行う時でもウオータポンプにより
エンジンを冷却することになる。
一方、エンジンが定常運転するための冷却水温
度には、例えば80℃〜90℃というように範囲が定
められており、定常走行時においても殆んどの場
合前記冷却水温度の範囲内にあつて上限設定温度
に達することは少ないものである。したがつて、
定常走行時であつても冷却水温度が設定範囲内に
あれば必ずしもウオーターポンプを回す必要がな
いのに従来の内燃機関においては、加速時、減速
時を問わずウオータポンプを回し続けていた。し
たがつて、エンジンは、加速時において、加速に
必要なエネルギとウオータポンプを回すためのエ
ネルギの両方を負担しなければならない。
これは、加速性能の低下のみならず燃費もよく
ないことを意味し、省エネルギー時代にふさわし
いものではない。
そこで本考案は、エンジンの冷却水温が設定範
囲内に達するまではウオータポンプをエンジンの
駆動力により回転させないようにするとともに、
冷却水温が設定温度内にある時に加速する場合も
ウオータポンプをエンジンの駆動力により回転さ
せないようにして、ウオータポンプを駆動するに
必要なエンジンのエネルギを削減するとともに、
加速時においてはそれを加速するためのエネルギ
に利用して、エンジンの加速性能を向上させると
ともに、燃費の低減を計つた内燃機関を提供する
ことを目的とする。
この目的を達成するための本考案は、エンジン
とウオータポンプをクラツチを介して連結すると
ともに、前記エンジンに冷却水温度の上限設定温
度と下限設定温度を検知する上限温度検知器及び
下限温度検知器を設け、冷却水温度が設定温度範
囲内に達した時に前記クラツチによりエンジンと
ウオータポンプを接続するように構成するととも
に、冷却水温度が下限及び上限設定温度の範囲内
にある時に、アクセルペダルを踏むと前記クラツ
チによりエンジンとウオータポンプを離脱するよ
うに構成した内燃機関を特徴とするものである。
次に図面により本考案の実施例を説明する。
第1図、第2図において、エンジン1の例えば
クランク軸には、冷却フアン3が取り付けられて
おり、また、ベルト伝動機構Vによりクランク軸
からの動力をウオータポンプWに伝達するように
している。
一方、図示しない冷却水循環系には、下限温度
検知器4と上限温度検知器5が介在している。ま
たアクセルペダル6には、その作動を検知するア
クセル検知器7が設けられている。
いま、前記クラツチ2を電磁クラツチにした場
合(以下2を電磁クラツチで説明する)に、前記
下限及び上限温度検知器4,5をそれぞれ下限温
度スイツチ(以下4を下限温度スイツチで説明す
る)及び上限温度スイツチ(以下5を上限温度ス
イツチで説明する)にし、更に、前記アクセル検
知器7をアクセルスイツチ(以下7をアクセルス
イツチで説明する)にする。
ここで、前記エンジン1からウオータポンプW
を電磁クラツチ2により断続する場合の回路を説
明する。
回路Aは、前記下限温度スイツチ4及び上限温
度スイツチ5の常開接点を使用し、これらを直列
に配置して前記下限及び上限温度スイツチ4,5
がON状態の時に電磁クラツチ2を励磁してウオ
ータポンプWをエンジン1の動力で駆動するよう
にしている。
また回路Bは、前記アクセルスイツチ7の常閉
接点を使用し、このアクセルスイツチ7と前記下
限温度スイツチ4を直列に配置して、停車時及び
減速時に冷却水温度が設定温度の下限に達した時
に下限温度スイツチ4がON状態になることによ
つて、電磁クラツチ2を励磁してエンジン1の動
力でウオータポンプWを回し、また、冷却水温度
が設定温度範囲にある時に加速すると、すなわち
アクセルペダル6を踏み込むと電磁クラツチ2の
励磁を解いてエンジン1によるウオータポンプW
への動力伝達を解除するようにしている。
いま、冷却水温度が設定温度に達していない場
合は、下限温度スイツチ4がOFF状態にあるの
で、回路A,BはすべてOFFになつており電磁
クラツチ2は励磁されない。
したがつて、冷却水温度が設定温度に達して定
常運転状態になるまでは、アクセルペダル6を踏
む踏まないにかかわらずエンジン1がウオータポ
ンプWを駆動することはない。
そして、冷却水温度が設定温度範囲の下限に達
すると、下限温度スイツチ4がON状態になり、
アクセルペダル6を踏み込んでいなければ回路B
により電磁クラツチ2は励磁される。したがつ
て、エンジン1の動力によりウオータポンプWは
積極的に回転してエンジン1を冷却する。
しかし、この状態からアクセルペダル6を踏み
込むと、すなわち加速するとアクセルスイツチ7
はOFFになるので回路Bは遮断され、また回路
Aも冷却水温度が設定温度範囲の上限に達してい
ないため遮断されているので電磁クラツチ2の励
磁は解除される。したがつて、ウオータポンプW
を駆動していたエンジン1の動力は削減されると
ともに、このエネルギをエンジンの加速に利用で
きる。そして、減速すると、すなわちアクセルペ
ダル6を離する再びアクセルスイツチ7はON状
態になつて回路Bを接続するので、電磁クラツチ
2は再度励磁されウオータポンプWはエンジン1
により積極的に回転してエンジン1を冷却する。
一方、前述したようにしてウオータポンプWを
エンジン1から断続しているうちに冷却水温度が
設定温度の上限に達した場合には、上限温度スイ
ツチ5がON状態になり回路Aが接続するので、
アクセルペダル6を踏む踏まないにかかわらず電
磁クラツチ2は励磁されてウオータポンプWによ
りエンジン1は積極的に冷却される。
そして冷却水温度が下つて設定温度範囲内に戻
つた場合は、アクセルペダル6を踏み込んでいれ
ばエンジン1からのウオータポンプWへの動力伝
達が解除され、アクセルペダル6を踏み込んでい
なければエンジン1の動力によりウオータポンプ
Wを積極的に駆動してエンジン1を冷却すべく前
述した電磁クラツチ2の断続を繰り返す。
これまでの説明から判るように、冷却水温度が
設定温度に達していない場合、及び冷却水温度が
設定温度の範囲内にあつて、エンジン1を加速す
る場合は、ウオータポンプWのエンジン1による
駆動を中断するのでその分燃費を節約できるとと
もに、エンジン1の加速性能を向上できる。
なお、前述した実施例では、クラツチ2を電磁
クラツチにした場合の制御例を説明したが、クラ
ツチ2を流体で作動するようにしてもよい。この
場合は、下限設定温度検知器4及び上限設定温度
検知器4を温度検知により開閉するバルブにする
とともに、アクセル検知器7をアクセルペダル6
を踏むことにより開閉するバルブにして各バルブ
の回路を配管により形成すればよい。
以上のように本考案によれば、冷却水温度が設
定温度範囲内にある時にエンジンを加速する場
合、ウオータポンプをエンジンの動力から切り離
すので、エンジンのウオータポンプを回す動力を
加速に利用できる。したがつて、エンジンの加速
性能を向上させながら燃費を節約することができ
る。
また、アイドリング時等、冷却水温度が設定温
度に達していない場合もウオータポンプをエンジ
ンの動力から切り離すのでこの状態における燃費
も節約できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は回路説明図、第2図はエンジンの側面視
の姿図である。 1……エンジン、2……クラツチ、4……下限
温度検知器、5……上限温度検知器、6……アク
セルペダル、W……ウオータポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンとウオータポンプをクラツチを介して
    連結するとともに、前記エンジンに冷却水温度の
    上限設定温度と下限設定温度を検知する上限温度
    検知器及び下限温度検知器を設け、冷却水温度が
    設定温度範囲内に達した時に前記クラツチにより
    エンジンとウオータポンプを接続するように構成
    するとともに、冷却水温度が下限及び上限設定温
    度の範囲内にある時に、アクセルペダルを踏むと
    前記クラツチによりエンジンとウオータポンプを
    離脱するように構成したことを特徴とする内燃機
    関。
JP14026579U 1979-10-09 1979-10-09 Expired JPS638811Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14026579U JPS638811Y2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09

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JP14026579U JPS638811Y2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5657921U JPS5657921U (ja) 1981-05-19
JPS638811Y2 true JPS638811Y2 (ja) 1988-03-16

Family

ID=29371605

Family Applications (1)

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JP14026579U Expired JPS638811Y2 (ja) 1979-10-09 1979-10-09

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JP5187260B2 (ja) * 2009-04-07 2013-04-24 三菱自動車工業株式会社 ウォーターポンプ制御システム
JP5350907B2 (ja) * 2009-06-22 2013-11-27 富士重工業株式会社 ウォーターポンプ制御装置

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JPS5657921U (ja) 1981-05-19

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