JPS638743Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS638743Y2
JPS638743Y2 JP1982179479U JP17947982U JPS638743Y2 JP S638743 Y2 JPS638743 Y2 JP S638743Y2 JP 1982179479 U JP1982179479 U JP 1982179479U JP 17947982 U JP17947982 U JP 17947982U JP S638743 Y2 JPS638743 Y2 JP S638743Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
hardening
shaft
hardened
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982179479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5983963U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1982179479U priority Critical patent/JPS5983963U/ja
Publication of JPS5983963U publication Critical patent/JPS5983963U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS638743Y2 publication Critical patent/JPS638743Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軸物の高周波焼入技術、特に径が変化
する軸物の高周波焼入コイルに関する。
軸径が変化する軸物を移動焼入する場合、軸径
が大きくなる立ち上がり部は焼入深さが得にく
く、逆に軸径が大きい部位では、焼入深さが深く
なりすぎる傾向にある。
そのため、軸径が変化する軸物ワークを従来方
式の焼入コイルで移動焼入すると、第1図B部で
4.5mm以上の焼入深さを得ようとすると、第1図
A部では軸心まで焼きが入つてしまう。
逆に第1図A部で軸心まで焼きが入らないよう
に焼入条件を設定すると、第1図B部では3.8mm
程度の焼入深さしか得ることができないという欠
点がある。
また、軸径が変化する軸物では、焼入コイルと
ワークとの距離の最も近い部位が、焼入コイル内
面に対面する部位であるとはかぎらないとか、軸
径の小さい部位の方が焼入コイルとの距離が近く
ても、その部位がキユーリーポイント温度に達す
ると透磁率が低下して、軸径が大きく、まだ温度
が低い透磁率の高い部位の方に電力を取られてし
まうなどのため、軸径の小さい部位の焼入深さが
浅くなりがちであるという欠点がある。
これらを解決するため、焼入コイル幅を狭くし
たり、ワークと焼入コイルのギヤツプを広げると
か、非常に低い周波数で焼入を行おうとする試み
がなされているが、いずれの方法もうまくいか
ず、均一な焼入深さを得る技術は確立していな
い。
このため、このような軸径の変化のある軸物に
対しては、移動焼入は行われず、定置型の焼入装
置で一度に焼入を行うのが通常となつている。
本考案は、軸径が変化する軸物の高周波焼入に
おいて、焼入コイルからの磁束をできるかぎり軸
方向に集中させることによつて、焼入コイル内面
に対面する部位のみを加熱せしめるため、焼入コ
イルから出る磁束を、ワークの焼入コイル内面に
対面する部分にしか当てないようにして軸径が変
化する軸物においても、ワーク全体において必要
な焼入深さ範囲とすることのできる移動焼入用コ
イルの提供を目的とする。
かかる目的は、軸径が変化する軸物の高周波焼
入において、焼入コイル内径より小さい内径をも
つたフエライトコア又は珪素鋼板等の磁束遮蔽部
材で、焼入コイルの少なくとも上下面を被覆し、
磁束が焼入コイル幅とほぼ等しい範囲で、ワーク
に当たるようにしたことを特徴とする移動焼入用
コイルによつて達成される。
以下添付図面に基づいて、本考案の実施例を説
明する。第1図は本考案にかかる移動焼入用コイ
ルの一実施例を示す。
本考案にかかるこの実施例の焼入コイル2にお
いては、焼入コイル2は内周部をしぼることによ
つて磁束を集中させ、また、フエライトコア3を
焼入コイル2内周面より1.5mm程度内方へ張り出
させるとともに、焼入コイル2の上下面及び外径
を被覆することによつて、磁束の広がりを押さえ
るようにしている。
ワーク1は軸径が変化する軸物の一例である。
このワーク1に対し、上記本考案にかかる焼入コ
イル2を、ワーク1から一定のギヤツプの位置に
配設し、この焼入コイル2から一定距離下方の位
置(本実施例ではボルト6及びナツト7により設
定)に、冷却水噴出用ジヤケツト4を設けてい
る。
上記構成のもとで、焼入コイル2に高周波電流
を流し、ワーク1を回転させながら一定のワーク
送り速度にて下降させることにより、軸心まで焼
きの入つた部位を生ずることなく、ワーク全体に
必要な焼入深さを確保して移動焼入を行うもので
ある。第1図には高周波焼入パターン7を併せ記
してある。
また第2図は本考案の他の実施例で、第1図の
フエライトコアの代わりに珪素鋼板8を焼入コイ
ル2内周及び上下面・外周面に対して放射状に貼
りつけ、さらにその外周をベークライト9で被覆
した焼入コイル2の一例である。
この焼入コイル2においても、第1図に示す焼
入コイル2とほぼ同様に、軸径の変化する軸物の
焼入に好適に使用できるものである。
以上から明らかなように、本考案にかかる焼入
コイルを使用することによつて、ワーク送り速度
を一定とした移動焼入において、軸径が変化する
軸物の高周波焼入に際しても、軸心まで焼きの入
つた部位を生ずることなく、ワーク全体に必要な
焼入深さを得ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる焼入コイルとワークの
断面を示す図、第2図は第1図のフエライトコア
の代わりに珪素鋼板を焼入コイル内周及び上下
面・外周面に対して放射状に貼りつけた焼入コイ
ルを示す。 1……ワーク、2……焼入コイル、3……フエ
ライトコア、4……冷却ジヤケツト、5……ボル
ト、6……ナツト、7……高周波焼入パターン、
8……珪素鋼板、9……ベークライト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸径が変化する軸物の高周波焼入において、焼
    入コイル内径より小さい内径をもつたフエライト
    コア又は珪素鋼板等の磁束遮蔽部材で、焼入コイ
    ルの少なくとも上下面を被覆し、磁束が焼入コイ
    ル幅とほぼ等しい範囲で、ワークに当たるように
    したことを特徴とする移動焼入用コイル。
JP1982179479U 1982-11-26 1982-11-26 移動焼入用コイル Granted JPS5983963U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982179479U JPS5983963U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 移動焼入用コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982179479U JPS5983963U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 移動焼入用コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5983963U JPS5983963U (ja) 1984-06-06
JPS638743Y2 true JPS638743Y2 (ja) 1988-03-16

Family

ID=30389406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982179479U Granted JPS5983963U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 移動焼入用コイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5983963U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2623254B2 (ja) * 1987-07-29 1997-06-25 高周波熱錬株式会社 周面ワンシヨツト焼入れ用加熱コイル
JPH11219779A (ja) * 1998-01-30 1999-08-10 Fuji Denshi Kogyo Kk 高周波加熱コイル用コア及びこれを用いた高周波加熱コイル
JP3300290B2 (ja) * 1998-09-22 2002-07-08 富士電子工業株式会社 高周波焼入コイル体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5983963U (ja) 1984-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5818969B2 (ja) レ−スリングの転動面を誘導加熱する方法及び装置
US8475610B2 (en) Induction hardening system and method
JPS638743Y2 (ja)
US4401486A (en) Method for annealing work hardened portions of structural beams
JPH0619193Y2 (ja) 段付き軸加熱用コイル
US2692934A (en) High-frequency inductor arrangement for controlling the induced heat pattern
JPS5773119A (en) Induction hardening method for parts having rugged parts
JPH0136907Y2 (ja)
JP3730192B2 (ja) 内周面焼入装置
JPS5938438Y2 (ja) 車両用車輪の高周波焼入用加熱誘導子
JPS633432B2 (ja)
JP2513054Y2 (ja) 高周波加熱コイル体
JPS591623A (ja) 高周波焼入れ方法
JPS61261423A (ja) 高周波焼入法による筒形部品の端部への表面硬化処理法
JPS5817244B2 (ja) 歯車の高周波表面焼入法
JPS6144391Y2 (ja)
JPS60141827A (ja) 高周波誘導加熱方法
JP3257416B2 (ja) 高周波焼入装置および高周波焼入方法ならびに焼入製品の製造方法
JPS59190318A (ja) 高周波焼入れ方法
JPH0785958A (ja) 筒状ワークの高周波全内周面加熱コイルおよび筒状ワークの高周波全内周面加熱方法
US4458127A (en) Inductor for annealing work hardened portions of structural beams
JP2632106B2 (ja) 高周波加熱コイル
JP2532031Y2 (ja) 内面焼入コイル
JP3092093B2 (ja) 高周波焼入装置
JPH0711435Y2 (ja) クランクシャフトr焼き用半開放鞍型高周波加熱コイル