JPS6376928A - クラツチ用摩擦材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、クラッチに使用される摩擦材料、ｐｆ！！に
引き摺りトルクを低下させ、偏摩耗性のないクラッチ用
摩擦材料に関するものである。

（従来の技術） 近年、クラッチの切れ不良対策としてクラッチフェーシ
ングを固定するディスクスプリングを曲げた（ディスク
スプリングの首曲げ構造）クラッチディスクが多く利用
されている。これを第４図に示す。クラッチフェーシン
グ１およびディスクスプリング２より構成されるクラッ
チディヌク１０が、インプットシャフト５［１１ｉ１（
金言れている。第４図（、′Ｉｌはクラッチ継合時、（
ｂ）はクラッチを切った状態を表わす。（ａ）の状態で
はクラッチディヌク１０．フライホイール３およびプレ
・ソシャープレート４が密着し、エンジン側の回転をイ
ンプットシャフト５によシトランヌミッンヨン但ｎＫ伝
達する。次にクラッチを切ることンζより、（ｈｌに示
す様にプレッシャープレート４がクラッチディスク１ｏ
より；・１れ、ディスクスプリング２の曲がりによりク
ラッチディスク１０カニ傾き、クラ・ソチフェーシング
１とフライホイール３とを引き離しく曲がりメ、興しは
フライホイールと＋ａ九々−場合がある。）クラッチが
切ノＬる。

従来、このクラッチフェーシング１は、全体がアスベス
トを基材とした材質のＱ擦材刺が多く用いられている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記の様なディスクスプリンクノ首曲げ
４Ｈ７をとるクラッチディスクテハ、フランチフェーシ
ングの全面がフライポイールと完全に離れるわけではな
く、傾いたクラッチディスクの端部（クラッチフェーシ
ングの外周部）が、フライホイールと接触するため引き
摺りトルクが発生し、引き摺シ防止の効果が充分ではな
い。さらに接触部分での偏摩耗が激しく、これもクラッ
チの摩擦、摩耗特性に悪影響を及ぼす。本発明は、これ
らの問題点を解決するためのものであり、その目的とす
るところは、クラッチを切った伏聾での引き摺ｆｉ）ル
クを低下させ、偏摩耗のないクラッチ用摩擦材料を提供
することである。

（問題点を解決するための手段） 本発明のクラッチ用摩擦材料は、クラッチフェーシング
の外周部をカーボンファイバーヲ基材とする材質とした
ことを特徴とする。

本発明のクラッチ用摩擦材料は、ディスクスプリングの
首曲げ講造をとるレジンモールドタイプのクラッチディ
スクへの施用が適している。

またカーボンファイバーを基材とする材質は、クラッチ
フェーシングの外周５ないし１０圏の幅に配置すること
が好ましい。

さらにクラッチフェーシングの外周部を構成するカーボ
ンファイバーを基材とする材質バカ−ボンファイバーが
５０ないし４０重量％であることが好ましく、その他は
適音クラッチ用摩擦材料に用いられる配合剤、例えば結
合剤、無機充填剤、固体潤滑剤、有機添加剤、金机類等
よりなる。この他の部分す々わちクラッチフェーシング
の内周部は、従来と同様のアスベストを基材とした材質
より成る。これら外局部および内周部は各々予備成形し
、次にそれらを合わせ、成形する。この際の成形方法は
、組成、目的に応じ適宜選択できる。

（作用） 本発明のクラッチ用摩擦材料は、クラッチを切った状態
で、フライホイールと接する部分が、カーボンファイバ
ーを基材とした材質であるために、摩擦抵抗が小さく耐
摩耗性が高い。そのため引き摺りトルクが小さく、偏摩
耗もわずかである。

（実施例） 第１図ないし第３図は本発明のクラッチ用摩擦材料の実
施例について示した。第１図は本発明のクラッチ用Ｉ！
Ｘ擦材料であるクラッチフェーシング１を示すもので（
ａｌが平面図、（ｂｌがその断面図で、外周部の幅は５
〜１０−である。この１遣方法が第２図であり、（ａｌ
　−２および（ｂ）−２の金型６′および６″でクラッ
チフェーシングの外周部１′および内周部１“を予備成
形し、各々を外周部の予備成形体および内周部の予備成
形体とし、この２つを（ｃ）　−２０金皿６において熱
成形し、クラッチフェーシング１とする。

このときの外周部および内周１１の組成を下の第１表に
示す。

この様にして得たクラッチフェーシング２枚の間にディ
スクスプリングを挟着し、ディスクスプリングの首曲げ
構造をとるクラッチディスクとする。これを実際のクラ
ッチに施用する。そのクラッチを切った時の状態を第５
図に示す。

プレッシャープレート４が陥れ、ディスクスプリング２
の曲がシにより、クラッチディスク１０が傾き、クラッ
チフェーシング１の外周部のみがフライホイール５と接
している。この状態での引き摺、？）ルクおよび一定時
間使用後のクラッチフェーシングの半径方向（外周部）
の偏摩耗を測定した。また比較のために従来技術による
クラッチフェーシング（組成は第１表の内周部に同じ）
を用いて同様の測定を行なった。この結果を第２表に示
した。

第２表　測定結果 とれより、実施例における引き摺りトルクが比較例に比
べ１Ａ以下であることがわかる。これはフライホイール
と接する部分であるクラッチフェーシングの外周部の摩
擦係数が従来材と比較し小さいためである。また、実施
例においては、半径方向の偏摩耗の種度が著しくおさえ
られている。

（発明の効果） 本発明は、上記した様にクラッチ用摩擦材料であるクラ
ッチフェーシングの外周部をカーボンファイバーを基材
とする材質としたことによシ、従来技術の全体がアスベ
ストを基材としたものに比較して、外周部での摩擦係数
を小さく、耐摩耗性を高くすることができた。この摩擦
係数が小さくなったととＫより、クラッチを切った時の
引き摺りトルクが小さくなりクラッチの切れ不良を防止
し、また１ｌｊｔ摩耗性が高くなったことによシフラッ
チフェーシングの半径方向の偏摩耗が防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は、本発明の実施例のクラッチ用摩擦材料
であるクラッチフェーシングの正面図および（ｂ）はそ
の断面図、第２図は、第１図の実施例の製造方法の説明
図、第３図は、第１図の実施例をディスクスプリングの
首曲げ構造をとるクラッチディスクへ施用した際の説明
図、第４図は従来技術によるディスクスプリングの首曲
げ構造をとるクラッチディヌクを用いたクラッチの説明
図で（ａ）はクラッチ継合時（ｂ）　ｌ−ｔクラッチを
切った時の状態を表わす。 特許出願人　　トヨタ自動車株式会社 ２１図 １　゛フラ、す７エー・兄２−１′・外周部１″　　内
周部 牙２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　クラッチフェーシングの外周部をカーボンファイバー
   を基材とする材質としたことを特徴とするクラッチ用摩
   擦材料。