JPS637587B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS637587B2
JPS637587B2 JP56110755A JP11075581A JPS637587B2 JP S637587 B2 JPS637587 B2 JP S637587B2 JP 56110755 A JP56110755 A JP 56110755A JP 11075581 A JP11075581 A JP 11075581A JP S637587 B2 JPS637587 B2 JP S637587B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive tape
scratches
tape
wound
abrasive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56110755A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5813680A (ja
Inventor
Hisao Kai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP11075581A priority Critical patent/JPS5813680A/ja
Publication of JPS5813680A publication Critical patent/JPS5813680A/ja
Publication of JPS637587B2 publication Critical patent/JPS637587B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカツターを用いず、単に指で引き千切
るだけで切断でき、しかも強度の低下が極めて少
ない易切断巻回粘着テープに関する。
一般に粘着テープ、特にポリプロピレン、ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニル等のプラスチツクから
なる粘着テープを必要量巻出し、切断して使用す
るには刃物を必要とする。しかし常に鋏やナイフ
が傍にあるとは限らないため鋸歯を有するカツタ
ーが巻回した粘着テープに備えている。この鋸歯
が往々にして手指に触れ、怪我の原因となつた。
更に鋸歯の場合、切断線がぎざぎざの凹凸とな
るため、次の巻出時にテープの縦切れを起し易
く、巻出不良の大きな原因でもあつた。
カツターを用いず、手指の力だけで切断できる
粘着テープとしては薄いフイルムを用いること、
横延伸した素材を用いること等が提案されている
が、薄いフイルムは当然に強度が低下し、補強効
果が低下する。そのため裏面を紙で補強したもの
もあるが、厚地プラスチツクフイルムの強度には
及ばない。
また、プラスチツクテープの全面をサンドブラ
スト等により梨地加工し鉛筆等の筆記具で任意の
文字や記号を記入できるテープが販売されてい
る。このテープは梨地の窪み内に、筆記用素材が
嵌入し補捉されて筆記できるものであるが、その
反面非常に弱く、補強効果を期待できず任意の文
字、記号を付したラベルを貼着する用途に使用さ
れるにすぎない。
手指の力だけで切断できる粘着テープとしては
予めテープの側縁に多数の短い切込みを刻設する
方法が知られている。例えば、特公昭48−38462
号及び特開昭53−19448号には刃先が微少な鋸歯
状態まで粗粒によつて切込まれた研かれた刃エツ
ジを有する回転ナイフでテープ状に切断して得ら
れた粘着テープが開示されている。しかしこの方
法によると主としてテープの長さ方向又は厚み方
向に向かつて過擦傷が設けられるため、手指切断
のために有効な横断方向に設けられず充分な切断
効果が得られなかつた。
又、特開昭53−19448号にはスリツトする前の
フイルムの適当な幅間隔に粗面化された金属ロー
ラとゴムローラで強く挟んでクラツクを形成させ
た後、その部分でスリツトしてテープにする方法
が開示されている。しかしこの方法によつても、
製品粘着テープの側縁となるべき部位に一本宛傷
を設け、テープ幅に切断し次いで巻回する手間を
要し、工業的に採用できる方法ではなかつた。
本発明は巻回したまま、まとめて傷を与える極
めて簡単な工程で、粘着テープの強度を殆ど低下
させることなく、手指による切断を可能にする巻
回粘着テープを提供することを目的とする。すな
わち粘着テープの強度を弱める刃物による傷では
なく、単なる砥粒面を転写した押し傷又はかすり
傷を切断すべきテープの横断方向に向かつて無数
に散在させるものであり、すでに巻回されたテー
プの長手方向切断面の集合であるリング面(以
下、スリツト面とする)に単に砥粒状面を押圧又
は過擦するのみで加工することができる。
本発明によれば指先に力を入れてテープの端縁
部に歪力を加えると引裂が開始する最初のノツチ
が入り、以後はプラスチツクの小さい引裂伝播強
度に起因して、この裂け目が容易に他端に伝播し
切断することができ、加工にあたつては砥粒面に
粘着剤が付着し、砥粒面の目ずまりを惹起するお
それがない。
本発明の傷を加工するには巻回粘着テープのス
リツト面を砥粒面或いは砥粒面を転写した金属面
のような硬質の砥粒状面で押圧するか、場合によ
つては過擦してもよい。粘着テープに設けるべき
傷はテープの強度を低下させるような深い傷では
なく、又刃物によるシヤープな傷でもなく、単な
る粗面加工と考えられる程度の極めて浅いもので
ある。スリツト面を砥粒状面で押圧或いは過擦し
て設けたため傷はテープの側縁線に不規則に散在
し、大型な主たる傷の大部分がテープの横断方向
に向かつて形成され、不本意な方向に裂け目が走
るおそれがないばかりでなく、作業が極めて効率
的である。又、すでに巻回したスリツト面に設け
るためテープの厚さ及び砥粒面の粗さにもよるが
傷の相当部分は巻回した2以上の粘着テープ層に
またがつている。傷の粗さは加工すべき粘着テー
プの厚さ、種類により異なる。一般にプラスチツ
クフイルム類は引張強度は大きいが1個所に傷が
生じたとき、その傷がわずかの力で伝播しやすい
傾向がある。したがつて本発明に係る傷はテープ
の端をつまんで手指で歪力を加えることにより拡
がる程度のもの、すなわち、引裂開始効果を有す
るものである。通常、テープの巻出時、使用時、
貼着後においてはテープ端部に局所的に集中して
大きな力が加わることがないため、この程度の傷
であれば引出時或いは使用時にテープの途中切断
等の実用上のトラブルにつながる強度低下をもた
らさない。
引裂開始効果を有する傷の数は側縁の長さ0.2
cmあたり1個以上存在することが望ましい。この
傷は小さいため、手指による歪力はこの傷を認識
することなく加えられ、これより傷の数が少い場
合には傷と離れた部位に歪力が加えられても引裂
開始効果が発揮されない場合があり、これを避け
るため、0.2cmあたり1個以上の傷を要する。
更に場合によつてはテープ全面に上記の傷と比
してはるかに小さい、すなわち引裂開始効果のな
いかすり傷をテープ長手方向と直角に設けるとテ
ープを所定部位で切断するにあたり、裂け目はこ
のかすり傷に誘導され、外れ走りすることなく、
正確に長手方向に直角に切断することができる。
以下図面を参照し、実施例を挙げて本発明を具
体的に説明する。
第1図は本発明の加工方法を示す模式図であ
り、第2図は第1図に示す方法を用いて、後述す
るR1=R2の条件で巻回粘着テープを加工した場
合の模式図である。1はコンベアベルト、2は駆
動ロールであつてコンベアベルト1を矢印方向に
R1の周速度で回転させる。3はコンベアベルト
1上を移動する巻回粘着テープ、4は上行コンベ
アベルト下面に設けた受けロールであつて、コン
ベアベルト1と等しい周速度R1で回転する。5
はコンベアベルト1上を巻回粘着テープ3の厚さ
よりやや狭い間隔を保つて、コンベアベルト1と
同一方向にR2の周速度で回転する押圧ロールで
あり、回転軸が受けロール4のほぼ真上にある。
押圧ロール5の外周は砥粒面6とし、砥粒面6と
してはアランダム、炭化珪素、炭化硼素等、通常
の砥粒を接着するか、或いは外周自体を砥石で形
成してもよいし、砥粒面と同様な凹凸を設けた金
属面であつてもよい。
巻回粘着テープ3がコンベアベルト1上を移動
し、受けロール4の中央付近にきたとき上部スリ
ツト面7が砥粒面6と接触プレスされる。ここで
R1=R2であれば巻回粘着テープ3は受けロール
4を通過する間、スリツト面7を砥粒面6で押圧
され、砥粒面6がスリツト面7に転写される。か
くして得られた巻回粘着テープ3のスリツト面の
拡大模式図を第2図に示す。8は浅い傷であつて
尖端がテープ9の横断方向に向かつている。10
は粘着剤層、11は巻出口である。
R1≠R2のとき過擦傷が生じ、この場合は傷穴
の縦径と横径の長さが異なり、R1とR2の差が大
きい程長い傷が生じる。本実施例において、コン
ベアベルト1の外周も砥粒面にしておくと両スリ
ツト面を同時に加工することができる。本実施例
においては、押圧手段として等しい周速度で回転
する2面間に巻回粘着テープをはさんで押圧した
が、静止した台上に巻回粘着テープを載せ、上下
から砥粒面で押圧して加工してもよい。
第3図は本発明粘着テープを製造する他の加工
方法の1例を示す斜視図である。12は丸刃カツ
ターであり、円周に刃先13を設けたものであ
る。14は丸刃カツター12の中心を貫通し、回
転を伝達する回転軸である。丸刃カツター12の
両面は砥粒面6とする。あるいは砥粒を用いず表
面を粗面状に研削したものを用いてもよい。15
は紙管16に粘着テープを広幅のまま巻回した原
反であり、一方の端から、丸刃カツター12によ
り所定幅に切断しているところである。11は巻
出口である。丸刃カツター12の両面に粗面を設
けた結果、切断と同時にスリツト面7を粗面化す
ることができ、したがつて1枚のテープについて
考えればその端縁線に微細な傷が不規則に配設さ
れたことになる。
第4図は巻回粘着テープのスリツト面7を半径
方向に紙やすりで研削したときのスリツト面7の
拡大模式図である。スリツト面7には浅い傷8が
放射状に不規則に散在している。この程度の傷は
粘着テープの強度を低下させることなく、又、局
所的に歪力を加えると切断開始効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は加工方
法を示す模式図、第2図及び第4図はスリツト面
を示す拡大模式図、第3図は加工方法を示す斜視
図である。 図面中、1はコンベアベルト、3は巻回粘着テ
ープ、4は受けロール、5は押圧ロール、6は砥
粒面、7はスリツト面、8は浅い傷、12は丸刃
カツター、13は刃先、14は回転軸である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 巻回した粘着テープのスリツト面に砥粒状粗
    面を押圧または過擦することにより得られた極く
    微小な傷が粘着テープの横断方向に向かつて無数
    に散在していると共に、上記傷は巻回粘着テープ
    の2以上の層にまたがつて形成されている易切断
    巻回粘着テープ。
JP11075581A 1981-07-17 1981-07-17 易切断巻回粘着テ−プ Granted JPS5813680A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11075581A JPS5813680A (ja) 1981-07-17 1981-07-17 易切断巻回粘着テ−プ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11075581A JPS5813680A (ja) 1981-07-17 1981-07-17 易切断巻回粘着テ−プ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3435883A Division JPS591584A (ja) 1983-03-04 1983-03-04 粘着テ−プ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5813680A JPS5813680A (ja) 1983-01-26
JPS637587B2 true JPS637587B2 (ja) 1988-02-17

Family

ID=14543737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11075581A Granted JPS5813680A (ja) 1981-07-17 1981-07-17 易切断巻回粘着テ−プ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5813680A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018507A (ja) * 1983-05-26 1985-01-30 ユニオン・カ−バイド・コ−ポレ−シヨン 改良された低収縮硬化性ポリ(アクリレ−ト)成形組成物
JPS6251155U (ja) * 1985-09-19 1987-03-30
JPH0745646B2 (ja) * 1986-07-07 1995-05-17 旭化成工業株式会社 粘着テ−プ
IT1219788B (it) * 1987-03-19 1990-05-24 Hosokawa Yoko Kk Sacchetto o busta da imballaggio e relativa pellicola laminata nonche' metodo per produrre il sacchetto
KR100795949B1 (ko) 2007-08-13 2008-01-21 (주)에버텍 절단이 자유로운 점착테이프와 그 제조방법
JP5360706B2 (ja) * 2008-12-15 2013-12-04 ケイディケイ株式会社 破断可能な情報通信体用疑似接着シート及びそれを用いた破断可能な情報通信体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48109241U (ja) * 1972-03-22 1973-12-17

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5813680A (ja) 1983-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4065333A (en) Facing sheet edge trimming
US3491877A (en) Pressure-sensitive adhesive tape
JP4662357B2 (ja) 光学フィルムシートの切断方法、および光学フィルムシートの切断装置
JP4132569B2 (ja) スリッタ刃
JPS637587B2 (ja)
JPS6146307B2 (ja)
JP2024045340A (ja) 異物除去装置
US2819195A (en) Methods of producing pick-off printed adhesive metal plates
JP2000141279A (ja) スリッタ刃
EP0705894A2 (en) Adhesive tape construction
US4851064A (en) Tear-off tape and method of making the same
JPS591584A (ja) 粘着テ−プ
US4263354A (en) Demetalizing a metalized, plastic foil along a strip or edge portion
JPH115956A (ja) 粘着テープ
US1577485A (en) Abrasive apron
US2849065A (en) Tacky tape dispenser with tape straightening means
JP2805343B2 (ja) フィルム加工具
KR970010052A (ko) 수지물품상에 코팅된 박막을 박피하고 제거하는 장치와 방법
JPH0466457A (ja) 巻取紙表皮切断装置
GB2255029A (en) Lateral tear tape.
JP3099385U (ja) 乾燥魚介類等の食品加工装置
JP4570332B2 (ja) シート状物の切断装置
JPH0631683A (ja) 紙状体の切断巻取り装置
JP2865430B2 (ja) 粘着ロールの切断方法
JPH0725050B2 (ja) プラスチックフィルム