JPS6363745A - 磁気記録媒体用ベ−スフイルム - Google Patents

磁気記録媒体用ベ−スフイルム

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JPS6363745A
JPS6363745A JP20593986A JP20593986A JPS6363745A JP S6363745 A JPS6363745 A JP S6363745A JP 20593986 A JP20593986 A JP 20593986A JP 20593986 A JP20593986 A JP 20593986A JP S6363745 A JPS6363745 A JP S6363745A
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calcium carbonate
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喜代彦 伊藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は磁気記録媒体用ベースフィルムに関するもので
ある。
[従来の技術] 磁気記録媒体用ベースフィルムとしては、ポリエステル
に内部析出粒子および不活性物質粒子を含有せしめてな
るフィルムが知られている(例えば、特開昭53−78
808号公報)。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記従来の磁気記録媒体用ベースフィルムは、
生産性を高めるため、磁気記録媒体製造工程での塗布や
カレンダー速度を速くすると、磁気媒体のドロップアウ
トが多くなるという問題点があった。
本発明はかかる問題点を改善し、カレンダー等の速度を
速くしても、磁気媒体のドロップアウトが増加せず、ド
ロップアウトの少ない磁気記録媒体用ベースフィルムを
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手1 本発明は、上記目的を達成するため、下記の(j、1成
を有する。すなわち、 下記構造単位を主たる繰返し単位とするポリエステルと
、内部析出粒子および平均粒径が0.3〜2.0μmの
不活性無機粒子を0.005〜0゜4重量%含有する組
成物を主成分とする二軸配向フィルムであって、該不活
性無機粒子は結晶化促進係数が20℃以下である合成炭
酸カルシウムであることを特徴とする磁気記録媒体用ベ
ースフィルム。
−C−R−C−0+CH2+TO−2ここでRは、から
還ばれた少なくとも一種のジカルボン酸残基でおる。
本発明におけるポリエステルとは、上記構造単位を主た
る繰返し単位とする。ただし、本発明を阻害しない範囲
内、好ましくは5モル%以内であれば他成分が共重合さ
れていてもよい。また、上記構造単位のRは、 から選ばれた1種以上のジカルボン酸残基であるが、ド
ロップアウトがもっとも良好なのは、Rがの場合である
本発明における内部析出粒子とは、ポリエステル合成時
に添加したカルシウム化合物、マグネシウム化合物、リ
チウム化合物の少なくとも一種の化合物とポリエステル
構成成分とが結合して生成する粒子である。なお、本発
明の内部析出粒子中には、本発明の効果を阻害しない範
囲内でリン元素および微量の他の金属成分、例えば、亜
鉛、コバルト、アンチモン、ゲルマニウム、チタン等が
含まれていてもよい。
また、本発明の内部析出粒子の平均粒径は004〜5μ
m、特に0.5〜3μmの範囲の場合に、ドロップアウ
トがより一層良好となるので望ましく、内部析出粒子含
有量は0.01〜2重】%、持に0.05〜1重但%重
量囲の場合に、ドロップアウトがより一層良好となるの
で望ましい。
本発明における不活性無機粒子とは、′石灰石から化学
的方法によって生成せしめた沈降炭酸カルシウム(カル
サイト結晶)、石灰乳に高温で炭酸ガスを反応させて生
成せしめた炭酸カルシウム(アルゴナイト結晶、バテラ
イト結晶)などの合成炭酸カルシウムであることが必要
である。天然の石灰石を粉砕して得られる重質炭酸カル
シウムでは、他の特性を本発明範囲としたとしても、ド
ロップアウトが不良となるのでこのましくない。
本発明における合成炭酸カルシウムの平均粒径は0.3
〜2.C1m、好ましくは0.4〜1゜7μm、さらに
好ましくは0.5〜1.5μmの範囲であることが必要
である。平均粒径が上記の範囲より小さいとフィルムの
滑り性が不良となり、磁気記録媒体用ベースフィルムと
して好ましくない。逆に、平均粒径が上記の範囲より大
きいとドロップアウトが不良となるので好ましくない。
また、3μm径以上の粒子を実質的に含有しないことが
ドロップアウトにとってより一層好ましい。
本発明における合成炭酸カルシウムの含有量は、0.0
05〜0.4重量%、好ましくは0.01〜0.3重量
%、さらに好ましくは0.02〜0゜2重量%であるこ
とが必要である。含有量が上記の範囲より少ないとフィ
ルムの滑り性が不良となり、磁気記録媒体用ベースフィ
ルムとして好ましくない。逆に含有量が上記の範囲より
多いとドロップアウトが不良となるので好ましくない。
本発明における合成炭酸カルシウムの結晶化促進係数は
20℃以下、好ましくtよ15℃以下、さらに好ましく
は10’C以下であることが必要である。結晶化促進係
数が上記の範囲より大きいと、ドロップアウトが不良と
なるので好ましくない。
なお、結晶化促進係数の下限は特に限定されないが、O
℃程度が製造上の限界である。
本発明における合成炭酸カルシウムの結晶形態は特に限
定されないが、カルサイト結晶の場合に、ドロップアウ
トがより一層良好となるので特に望ましい。
本発明は上記組成物を主要成分とするが、本発明の目的
を阻害しない範囲内で、他種ポリマをブレンドしても良
いし、また、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収
剤などの無機または有機添加剤が通常添加される程度添
加されていてもよい。
本発明フィルムは上記組成物を二軸配向せしめたフィル
ムである。ここでいう二軸配向フィルムとは、厚さ方向
屈折率比が0.935〜0.970の範囲であるフィル
ムである。厚さ方向屈折率比が上記の範囲より小さいと
ドロップアウトが不良となり、また、大きいとドロップ
アウト、滑り性共に不良となるので好ましくない。また
、本発明フィルムは、厚さ方向屈折率比が0.935〜
0.950の範囲の場合にドロップアウトがより一層良
好となるので特に望ましい。
本発明フィルムの幅方向のヤング率は特に限定されない
が、ヤング率が4501q/mm2以上、特に500h
/mm2以上である場合にドロップアウトがより一層良
好となるので特に望ましい。
本発明フィルムの溶融粘度は特に限定されないが、溶融
粘度が1000ボイス以上、特に2000ボイス以上の
場合に、ドロップアウトがより一層良好となるので特に
望ましい。
本発明フィルムの100℃での長手方向の熱収縮率は特
に限定されないが、0.8%以下、特に0.6%以下の
場合にドロップアウトがより一層良好となるので特に望
ましい。
次に本発明フィルムの製造方法について説明する。
まず、内部析出粒子の生成方法は次の方法が有効である
。すなわち、 内部粒子は、■所定のジカルボン酸とエチレングリコー
ルとの直接エステル化を粋て重縮合する過程あるいは、
■所定のジカルボン酸のジメチルエステルとエチレング
リコールとのエステル交換反応を経て重縮合を行なう過
程において、グリコールに可溶性のカルシウム化合物、
マグネシウム化合物、マンガン化合物、リチウム化合物
の少なくしも一種と、好ましくは、リンの酸および/ま
たはエステル化合物を適当な方法で添加することによっ
て生成される。内部粒子を生成させるための化合物の添
加は、エステル化反応またはエステル交換反応が実質的
に終了した時点から重縮合反応のあまり進んでいない初
期の段階までの任意の時期に、カルシウム化合物、リチ
ウム化合物の少なくとも一種をグリコール溶液として反
応系に添加するのがよい。
ここで使用しうるカルシウム、マグネシウム、マンカン
、リチウムの化合物としては、ハロゲン化物、硝酸塩、
硫酸塩などの無機酸塩、酢震塩、シュウ酸塩、安息香酸
塩などの有機酸塩、水素化物および酸化物などのグリコ
ール可溶性の化合物が最も好ましく使用されるが、二種
以上併用しても構わない。
また、リン化合物としてはリン酸、亜リン酸、ホスホン
酸、およびこれらのエステル類、部分エステル類の一秒
以上が用いられる。
次に合成炭酸カルシウム粒子はエチレングリコールに分
散させたスラリーを重合反応前、また反応中に添加する
のが本発明範囲の平均粒径を得るのに有効である。この
場合、合成炭酸カルシウム粒子はエチレングリコールに
分散させる前に、メタノール、エタノールなどの有極性
有殿溶媒で洗浄し、分散助剤としてリン酸アンモニウム
塩を粒子に対し0.5〜20重量%添加してエチレング
リコールに分散させるのが、本発明の結晶化促進係数を
得るのに極めて有効である。
なお、本発明においては、内部粒子または不活性粒子を
それぞれ別に含有するポリエチレンテレフタレートを別
々に製造し、溶融工程で混練する方法、あるいは内部粒
子含有ポリエステルと不活性粒子を多量に含有する高濃
度マスクのポリエステルを適当量混合する方法も好まし
く採用される。
最も好ましいのは、不活性粒子を高濃度含有するポリエ
ステルを内部析出粒子含有ポリエステルで希釈して用い
る方法である。
また、本発明の合成炭酸カルシウム粒子をエチレンゲリ
コールに分散させる方法としては、微細なガラスピーズ
等をメディアとして分散させたのち、ガラスど−ズ等の
メディアを系から除去する方法が、本発明の結晶化促進
係数を得るのに極めて有効である。
かくして、内部析出粒子と所定量の合成炭酸カルシウム
粒子を含有するポリエステルベレットを、十分乾燥させ
たのち、公知の溶融押出機に供給し、270〜330℃
でスリット状のグイからシート状に押出し、冷却固化せ
しめて未延伸フィルムを作る。この場合、コールタ−カ
ウンターで測定した95%カット粒子径が5μm以下、
好ましくは4μm以下、ざらに好ましくは3μm以下の
一過能力のフィルターを用いることが本発明範囲の厚さ
方向屈折率比を得るのに極めて有効でおる。この理由は
、本発明範囲の結晶化促進係数を有する合成炭酸カルシ
ウム粒子は好ましい性能を有する反面、製膜押出時に粒
子が凝集しやすい性質を有するため、その凝集粒子を除
去しないと、充分な二軸延伸が不可能となり、本発明範
囲の厚さ方向屈折率比が得られないためと考えられる。
次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二軸配向せしめ
る。延伸方法としては、逐次二軸延伸法または同時二軸
延伸法を用いることができる。
逐次二軸延伸法の場合は長手方向、幅方向の順に延伸す
るのが一般的であるが、この順を逆にして延伸してもよ
い。二軸延伸の条件は延伸方法、ポリマの種類などによ
って必ずしも一定ではないが、通常、長手方向、幅方向
ともに80〜160°C1好ましくはは90〜150’
Cの範囲で、延伸倍率はそれぞれ3.0〜5.0倍、好
ましくは3゜2〜4.5倍の範囲が、また、延伸速度は
1X103〜7X104%/分の範囲が本発明範囲の厚
さ方向屈折率比を得るのに有効である。
次に本発明フィルムを熱処理してもよい。熱処理温度は
180〜230℃、時間は0.5〜60秒間とするのが
本発明の望ましい範囲の熱収縮率を得るのに有効である
。また、上記熱処理を施したのち、100〜180℃の
温度で、長手方向に0.2〜2.0%弛緩させつつ、ざ
らに熱処理を行なう方法は、本発明の望ましい範囲の熱
収縮率を得るのに特に有効でおる。
[作用] 本発明は内部析出粒子と、特定の結晶化促進係数を有す
る合成炭酸カルシウム粒子を含有するポリエステルを二
軸配向せしめたフィルムとしたため、フィルム表面突起
が外的にシェアに対して強いフィルムとなり、耐摩耗性
が向上し、本発明の効果が得られたものと推定される。
[物性の測定並びに効果の表方法] 本発明の特性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の
通りである。
■ 粒子含有量 試料をメタノールで十分洗浄し、表面付着物を取り除き
、水洗して乾燥した300C1のサンプルに0−クロロ
フェノール2.7−を加えて攪1半しつつ100℃まで
昇温させ、昇温後さらに1時間そのまま放置してポリエ
ステル部分を溶解させる。
ただし、高度に結晶化している場合などでポリエステル
部分が溶解しない場合には、一度溶解させて急冷した後
に前記の溶解操作を行なう。
次いでポリエステル中に含有されているゴミなどの粗大
不溶物をG−1ガラスフイルターで炉別し、除去し、こ
の炉上物の重量を試料重量から差し引く。
日立製作所分離用超遠心機4op型にローターRP30
を装備し、セル1個当りに前記ガラスフィルター炉別後
の溶液30ccを注入後、ローターを450Orpmに
て回転させ、回転異常のないことを確認後、ローター中
を真空にし、30.Ooorpmに回転数を上げ、この
回転数にて粒子の延伸分離を行なう。
分離の完了はほぼ40分後でおるが、この確認は必要あ
れば分離後の液の375mμにおりる光線透過率が分離
前のそれに比し、高い値の一定値になることで行なう。
分離後、上澄液を傾斜法で除去し分離粒子を得る。
分離粒子には分離が不十分なことに起因するポリエステ
ル分の混入があり1ユるので、採取した該粒子に常温の
O−クロロフェノールを加え、はぼ均−懸濁後、再び超
遠心分離別処理を行なう。
この操作は後述の粒子を屹燥後該粒子を走査型差動熱量
分析を行なって、ポリマに相当する融解ピークが検出で
きなくなるまで繰返す必要がある。
最後に、このようにして得た分離粒子を120℃、16
時間真空屹燥して秤量する。
なお、前記操作で1qられた分離粒子は内部析出粒子と
不活性無機粒子の両者を含んでいる。このため内部粒子
ωと不活性無機粒子量を別個に求める必要があり、まず
前記分離粒子について金属分の定量分析を行ない、Ca
、l−iの含有口およびCa、l−i以外の金属含有量
を求めておく。次いで該分離粒子を3倍モルのエチレン
グリコール中で6時間以上環流加熱したのち、200℃
以上になるようにエチレングリコールを留去して解重合
すると内部粒子だけが溶解する。残った粒子を延伸分離
して得られた分離粒子を乾燥秤量し、不活性無機粒子量
とし、最初の合計分離粒子量との差を内部粒子良とする
なお、前記解重合が完全に行なわれたかを確認するため
解重合後の分離粒子について金属分の定量分析を行ない
、これらの操作を保進すことにより粒子m測定積度を高
めることができる。
■ 不活性無機粒子の平均粒径 上記方法によって分離された不活性無機粒子をエタノー
ルに分散させ、延伸沈降法(踊場製作所、CAPA50
0使用〉で測定した体積平均径で必る。
■ ガラス転移点Tg、冷却晶化温度TCCパーキンエ
ルマー社製DSC(示差走査熱量計)■型を用いて測定
した。DSCの測定条件は次の通りである。すなわち、
試料10mgをDSCISU置にセットして5分間溶融
した後、液体窒素中に急冷する。この急冷試料を10’
C/分で昇温し、ガラス転移点TOを検知する。ざらに
昇温を続け、ガラス状態からの結晶化発熱ピーク温度を
もって冷却晶化温度TCCとした。ここcTccとTC
Iの差(Tcc−Tq>を△TCCIと定義する。
■ 結晶化促進係数 上記方法で、1重量%の不活性無機粒子を含有するポリ
エステルのΔTcq (A)およびこれと同粘度の不活
性無芸粒子を含有しないポリエステルの△Tcq(B)
を測定し、△Tcc+ (B)と△TCg(A)との差
[ΔTcg(B)−ΔTcQ <A> ]をもって、そ
の不活性無機粒子の結晶化促進係数とした。
■ ヤング率 AST〜+−D−882にしたがって、インストロン式
の引張試験機を用いて、25°C165%RHにて測定
した。
■ フィルムの熱収縮率 試料フィルムを幅10mm、長さ250mmに切り出し
、約20Qmmの間隔で2木の標線を入れ、その間隔を
正確に測定する(これをAmmとする)。
この試料の先端に3.0gの荷重をかけた状態で150
℃の熱風オーブン中に30分間放置したのち標線間の間
隔を測定しくこれを3mm)とする、100X(△−B
>/Aをもって熱収縮率とした。
■ 溶融粘度 高化式フローテスラーを用いて、温度290’C1ずり
速度2QQsec−1で測定した。
■ 厚さ方向屈折率比 ナトリウムD線(波長589 nm)を光源としてアツ
ベ屈折率計を用いて、二軸配向フィルムの厚さ方向の屈
折率(Aとする)および溶融プレス後10″Cの水中へ
急冷した作った無配向(アモルファス)フィルムの厚さ
方向の屈折率(Bとする)を測定し、A/Bをもって厚
さ方向の屈折率比としたと。マウント液にはヨウ化メチ
レンを用い、25℃、65%RHにて測定した。
■ 磁気テープとした時のドロップアウトγ−Fe20
3100重量部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体15
重fi!部、ポリウレタンエラストマー15重量部、カ
ーボンブラック8重足部、メチルエチルケトン120重
量部、メチルイソブチルケトン130重Q部、ミリスチ
ル酸2重量部の混合物をサンドミルで十分に混合分散さ
せて[d性塗料を作り、この磁性u 4!Hにポリイソ
シアネート(コロネートL)を15重Φ部添加し、これ
をサンプルのポリエステルフィルムに9さ4.0μm(
乾燥厚さ)塗布し、カレンダー処理(温度90℃、線圧
200kq/cm、速度550m/分)後、1/2イン
チ幅にスリットしてテープとした。このテープをVH3
方式のビデオカセット(120分)組込み、ビデオカセ
ットテープを作った。
このテープにVTRを用い、TV試験信号発生機((株
)シバツク製TG−7/1型)からの信号を録画ざぜた
のち、25℃、50%RHで100パス(120分X1
00パス)走行させた。このテープをドロップアウトカ
ウンターを用いて、ドロップアウトの幅が5μ秒以上で
、再生された信号の減衰がマイナス16dB以上のもの
をピックアップしてドロップアウトした。測定はビデオ
カセット10巻について行ない、1分間当りに換算した
ドロップアウト個数が10個未満の場合はドロップアウ
ト良好、10個以上の場合を不良とした。
[相] 滑り性 テープ走行性試験様TBT−300型((株)横浜シス
テム研究新製)を使用し、20℃、60%R日雰囲気で
走行させ、初期のμKを下記の式より求めた。
μK =0.733ffog(T1/To )ここでT
oは入側張力、T1は出側張力である。
ガイド径は6IIImZであり、ガイド材質は5US2
7(表面粗度0.25)、巻き付は角は180°、走行
速度は3.3cm/秒である。
上記μKが0.25以下の場合を滑り性良好、0.25
を越える場合は滑り性不良と判定した。
[実施例] 本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1〜4、比較例1〜3 テレフタル1100重量部とエチレングリコール43重
量部を混練し、スラリーを調製した。反応器に245℃
で貯留したテレフタル酸50重量部とエチレングリコー
ル21.5重量部の反応物中に該スラリーを一定速度で
連続的に添加し、常圧下245℃でエステル化反応を行
ない、生成する水を精留塔から連続的に系外に留去させ
た。該スラリーの供給時間は3時間30分で終了し、エ
ステル化反応は4時間で終了した。得られた反応物から
テレフタル[100重ff1部に相当するエステル化反
応物を重合装置に移し、リン酸0.045重口部、三酸
化アンチモン0.023重量部、および平均粒径0.8
μmの合成炭酸カルシウム1.15fflffi部をエ
チレングリコールスラリーとして添加し、常法に従って
重縮合反応した。得られたポリマーは本発明で規定する
内部粒子は存在せず、炭酸カルシウム1重量%含有する
ポリエステルを得たくポリエステルA)。この場合、合
成炭酸カルシウムのエチレングリコールスラリーを調製
時の分散剤、粒子洗浄法を変更して、結晶化促進係数の
異なるポリエステルを製造した。
テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル62重量部に酢酸カルシウム0.06重量部を触媒と
して常法によりエステル交換反応を行ない、その生成物
に三酸化アンチモン0,04重□□□部、酢酸リチウム
0.07重量部および酢酸カルシウム0.04重量部を
添加し、続いて亜リン酸0.02重量部、リン酸トリメ
チル0.1O重量部とを添加した後、重縮合を行ない、
固有粘10.618、内s粒子10 、35 重1部(
対ポリエステル100重量部)を含むポリマーを得た。
内部粒子中にはカルシウム元素1.2重量%、リチウム
元素1.9重量%、リン元素4.9重量り%を含有され
ていたくポリエステル:B)。
上記ポリエステル八とポリエステルBとを合成炭酸カル
シウム含有量が第1表となるように所定割合で混合した
ベレットを、180℃で3時間減圧乾燥(3丁orr)
 L/た。このベレットを押出機に供給し300℃で溶
融押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度30℃
のキャスティング・ドラムに巻きつけて冷却固化し、厚
さ約170μmの未延伸フィルムを作った。この未延伸
フィルムを90℃にて長手方向に3.4倍延伸した。
この延伸は2組のロール周速差で行なわれ、延伸速度1
0000%/分であった。この−軸フィルムをステンタ
を用いて延伸速度2000%/分で100℃で幅方向に
3.6倍延伸し、定長下で210℃にて5秒間熱処理し
、ざらに長手方向に0.5%弛緩させつつ、150℃で
熱処理して厚さ14μmのフィルムを得た。
このフィルムの厚さ方向屈折率比は0.945であった
このフィルムのドロップアウト、滑り性は、第1表に示
したとおり、不活性粒子の平均粒径、結晶化促准係数、
含有量およびフィルムの厚さ方向屈折率比が本発明範囲
の場合は、ドロップアウト、滑り性ともに良好である(
実施例1〜4)。しかし、それらが本発明範囲外の場合
はドロップアウト、滑り性を両立したフィルムは得られ
なかった(比較例1〜3)。
実施例5〜6、比較例4〜8 実施例1のポリエステルAの酸成分を、α、β−ビス(
2−クロルフェノキシ)エタン−4,4−ジカルボン芯
に変え、ざらに種々の不活性無機粒子を添加した以外は
実施例1のポリエステルAと同様にして、不活性無機粒
子を1.0重量%含有するポリエステルを得た(ポリエ
ステルC)。
次に、実施例1のポリエステルBの酸成分を、α、β−
ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4゛−ジカ
ルボン酸に変えた以外は実施例1のポリエステルBと同
様にして、ポリエステルを作った(ポリエステルD)。
上記ポリエステルCとDとを不活性無機粒子含有量が0
.04重量%となるよう混合したペレットを作った。
このペレットを180℃で3時間減圧乾燥(3TOrr
) した。このペレットを押出典に供給し、300℃で
溶融押出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度30
℃のキャスティング・ドラムに巻きつけて冷却固化し、
未延伸フィルムを作った。
この未延伸フィルムを120℃にて長手方向に延伸した
この延伸は2組のロールの周速差で行なわれ、延伸速度
10000%/分でめった。この−軸フイルムをステン
タを用いて延伸速度2000%/分で135℃で幅方向
に延伸し、定長下で210℃にて5秒間熱処理し、厚さ
14μmのフィルムを得た。
この場合、長手方向、幅方向の延伸倍率を変更して、厚
さ方向屈折率比の異なるものをいくつか作った。
これらのフィルムのドロップアウト、滑り性は第2表に
示したとおりでおり、不活性無機粒子の種類、平均粒径
、含有曇、結晶化促進係数、フィルムの厚さ方向屈折率
比が本発明範囲内の場合は、ドロップアウト、滑り性と
もに良好なフィルムが得られた(実施例5〜6)。
しかし、それらの特性が本発明範囲外の場合は、ドロッ
プアウト、滑り性を両立したフィルムは得られなかった
(比較例4〜8)。
[発明の効果] 本発明は、特定の結晶化促進係数を有する合成炭駿カル
シウムのイ乍用により、カレンダー等の磁気記録媒体製
造工程速度を速くしても、ドロップアウトの少ない、良
好な[a気記録媒体となり、かつ滑り性の良好なベース
フィルムが得られたものである。すなわち、本発明のベ
ースフィルムは、(d気記録媒体製造の生産性を高める
ことができ、コストダウンがはかれるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記構造単位を主たる繰返し単位とするポリエステルと
    、内部析出粒子および平均粒径が0.3〜2.0μmの
    不活性無機粒子を0.005〜0.4重量%含有する組
    成物を主成分とする二軸配向フィルムであって、該不活
    性無機粒子は結晶化促進係数が20℃以下である合成炭
    酸カルシウムであることを特徴とする磁気記録媒体用ベ
    ースフィルム。 ▲数式、化学式、表等があります▼、ここでRは、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼ から選ばれた少なくとも一種のジカルボン酸残基である
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