JPS6359568A - 熱転写式記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 茨！公災 この発明は、ファクシミリなどに適用することができる
記録装置に関する。詳しくは、用紙にインクシートを重
ね合わせて搬送し、プラテンに押し当てるサーマルヘッ
ドでそのインクシートのインクを転写して用紙に順次記
録を行う熱転写式記録装置に関する。

従来技術 従来、この種の熱転写式記録装置では、供給ロールから
繰り出したインクシートにたるみがあると、それがスキ
ューの原因となり、あるいは記録品質の悪化を招くとい
う問題点があった。また、用紙の先端余白を小さくする
ため、記録終了後用紙を引き戻し、用紙の新たな先端か
ら直ちに次の記録を開始し得る構成とすると、用紙を引
き戻したとき用紙とともに引き戻されるインクシートに
たるみを生じ、同じくそれがスキューの原因となり、あ
るいは印字品質の悪化を招くという問題点があった。

目　　　　　的 そこで、この発明の目的は、熱転写式記録装置において
、いかなる場合にも供給ロールから記録位置までの間で
インクシートにたるみを生じないようにし、スキューの
発生や記録品質の悪化を防止することにある。

構成 そのため、この発明は、たとえば図示実施例に示すとお
り、用紙（１４）にインクシート（１５）を重ね合わせ
て搬送し、プラテン（１０）に押し当てるサーマルヘッ
ド（１３）でそのインクシート（１５）のインクを転写
して前記用紙（１４）に順次記録を行う熱転写式記録装
置において、インクシート供給ロール（２０）の回転を
、スリップ機構（３０）を介してスプリング（４３）の
ような弾性部材で阻止することを特徴とする。

そして、プラテン（１０）の回転とともにインクシート
（１５）を搬送し、供給ロール（２０）から順次インク
シート（１５）を繰り出す、このとき、供給ロール（２
０）の回転は弾性部材で阻止するが、スリップ機構（３
０）ですベリを生じてその供給ロール（２０）は回転し
、よってインクシート（１５）には該弾性部材で常時パ
ックテンションを付与する。また、先端余白を小さくす
べくプラテン（１０）を逆転して用紙（１４）を引き戻
したときには、弾性部材の弾性力でインクシート（１５
）を供、給ロール（２０）に巻き戻すこととなる。

以下、図示実施例にしたがい、この発明につき具体的か
つ詳細に説明する。

第３図において、符号（１０）は、プラテンである。

プラテン（１０）には、ベルト（１１）を介してモータ
（１２）の回転を伝達する。また、外周にサーマルヘッ
ド（１３）を押し当てる。サーマルヘッド（１３）は、
公知のとおり、その押し当てを解除し得るように揺動自
在に支持される。

さて、それらプラテン（１０）とサーマルヘッド（１３
）との間では、用紙（１４）とインクシート（１５）と
を挟持する。まず、用紙（１４）は、供給ロール（１６
）から繰り出し、ガイドローラ（１７）で案内してそれ
らプラテン（１０）とサーマルヘッド（１３）との間の
記録位ｆｉ（Ｐ）へと導き、剥離ローラ（１８）で案内
してカッタ（１９）を通し、外部へと排出する。他方、
インクシート（１５）は、供給ロール（２０）から繰り
出し。

ガイドローラ（１７）で用紙（１４）と重ね合わせてプ
ラテン（１０）とサーマルヘッド（１３）との間に導き
、剥雅ローラ（１８）で該用紙（１４）から剥離してイ
ンクシート巻取ロール（２１）に巻き付けてなる。

ところで、図示するように、上述したカッタ（１９）等
はフレーム（２２）上に載置し、そのフレーム（２２）
上にはまたブラケット（２３）を固定している。ブラケ
ット（２３）には、第４図にも示すとおり、その上面上
に加圧Ｗ（２４）をマイラ片（２５）等で揺動自在に取
り付ける。加圧板（２４）には背面に板ばね（２６）を
固着し、その板ばね（２６）をブラケット（２３）に乗
せる。しかして、その板ばね（２６）を少したわませ。

該加圧板（２４）を上述したガイドローラ（１７）に軽
く押し当て、その間で上述した用紙（１４）とインクシ
ー）−（１５）とを弾性挟持する構成とする。

さて、インクシート（１５）の供給ロール（２０）は、
インクシート（１５）をロール軸（２７）に巻き付けて
なる。ロール軸（２７）は、第１図に示すように、その
一端を側板（２８）を貫通して軸受（２９）を介してそ
の側板（２８）で支持し、先端にクラッチ機構（３０）
を取り付ける。

クラッチ機構（３０）は、ロール軸（２７）上に回転自
在にプーリ（３１）を設け、ロール軸（２７）上の該プ
ーリ（３１）両側に一対の摩擦板（３２）・（３３）を
配し、その一方の摩擦板（３３）に圧縮ばね（３４）の
一端を押し当てて該プーリ（３１）を弾性挟持してなり
、ロール軸（２７）に巻き付ける該圧縮ばね（３４）の
他端は同じくロール軸（２７）上の円板（３５）に当て
る。そして。

全体をリング（３６）で抜は止めする。図示するごとく
、ロール軸（２７）には平面部（２７ａ）を形成し、上
述した一対の摩擦板（３２）・（３３）はその平面部（
２７ａ）と係合して該ロール軸（２７）と一体に回転す
る。しかして、ロール軸（２７）の先端を軸受（３７）
で受けて、上述したクラッチ機構（３０）にその軸受（
３７）を取り付けるブラケット（３８）を被せ、そのブ
ラケット（３８）を取付ねじ（３９）・・・・・・で側
板（２８）に取り付ける。

ところで、このようなりラッチ機構（３０）のプーリ（
３１）には、第２図にも示すとおりワイヤ（４ｏ）を巻
き付けてその一端を掛は止めしてなる。ワイヤ（４０）
は、フレーム（４１）で支持するプーリ（４２）に掛け
、他端にスプリング（４３）の一端を取り付ける。

スプリング（４３）の他端は１図示省略するが、フレー
ムに掛は止めする。

そこで、モータ（１２）の回転をプラテン（１０）に伝
達し、用紙（１４）とともにインクシート（１５）を搬
送する。すると、インクシート（１５）は、ロール軸（
２７）を回転して供給ロール（２０）から順次引き出さ
れる。このとき、ロール軸（２７）の回転は、一対の摩
擦板（３２）・（３３）を介してプーリ（３１）に伝達
され、ワイヤ（４０）をスプリング（４３）に抗して引
っ張る。

そして、ワイヤ（４０）がある−室以上引っ張られたと
き、一対の摩擦板（３２）・（３３）がプーリ（３１）
の側面をすベリ、ロール軸（２７）はスプリング（４３
）によって回転を阻止する力を受けつつ回転し、したが
ってインクシート（１５）は常時パックテンションを受
けながら供給ロール（２０）より順次繰り出されること
となる。しかして、記録部１！（Ｐ）においてサーマル
ヘッド（１３）で該インクシート（１５）のインクを転
写しながら用紙（１４）に順次記録を行う、そうして、
その記録部分を所定位置まで搬送してカッタ（１９）で
切断し、その記録部分の取り出しを可能とする。他方、
インクシート（１５）は、剥離ローラ（１８）で用紙（
１４）から分離し、巻取ロール（２１）で巻き取る６図
示省略するが、巻取ロール（２１）にはモータ（１２）
の回転を伝達してなる。

次に、記録部分を取り出して後、モータ（１２）を逆駆
動してプラテン（ｌＯ）を逆転し、重ね合わせた用紙（
１４）とインクシー）−（１５）とをともに逆送し。

用紙の新たな先端から直ちに次の記録を開始可能とする
。このとき、用紙（１４）およびインクシート（１５）
は、ガイドローラ（１７）と加圧板（２４）との間で弾
性挟持するから、用紙（１４）の腰によってともにたる
みなく逆送され、またインクシート（１５）はスプリン
グ（４３）で供給ロール（２０）にたわみなく巻き戻さ
れることとなる。そして、次の記録を行うべく、再びモ
ータ（１２）を駆動してプラテン（１０）および巻取ロ
ール（２１）を回転すれば、それら用紙（１４）とイン
クシート（１５）は、再度サーマルヘッド（１３）とプ
ラテン（１０）との間へと導かれる。このとき、インク
シート（１５）はスプリング（４３）でパックテンショ
ンが付与され、またガイドローラ（１７）と加圧板（２
４）との間では用紙（１４）とともに弾性挟持されるか
ら、それらサーマルヘッド（１３）とプラテン（１０）
との間へとたるみなく供給されることとなる。

ところで、上述した実施例では、加圧板（２４）をマイ
ラ片（２５）で回動自在に取り付け、板ばね（２６）で
付勢してガイドローラ（１７）に押し当てる。しかし、
加圧板（２４）を回動自在に取り付けるものはマイラ片
（２５）に限らず、布等でもよく、また付勢してガイド
ローラ（１７）に押し当てるものは板ばね（２６）に限
らず、コイルばね等でもよいのはもちろんである。さら
に、加圧板（２４）等の加圧部材そのものを板ばねなど
の弾性部材でつくり、自身の弾性でガイドローラ（１７
）に押し当てるようにしてもよい。

かつまた、第５図に示すように、ガイドローラ（１７）
の方をばね（４４）で付勢し、用紙（１４）およびイン
クシート（１５）を挟持し、そのガイドローラ（１７）
側を上述のごときブラケット（２３）などに固定する加
圧部材（４５）上に軽く押し当てるようにしてもよい。

なお、上述した説明では、用紙（１４）とインクシート
（１５）とをガイドローラ（１７）と加圧部材との間で
弾性挟持する場合につき変更例も交え詳しく説明した。

しかし、この発明による熱転写式記録装置では、必ずし
もそのように弾性挟持する必要はなく、単に用紙および
インクシートをガイドローラに掛は渡す場合にも適用し
得るものである。

効　　　果 したがって、この発明によれば、インクシート供給ロー
ルの回転をスリップ機端を介して弾性部材で阻止するか
ら、供給ロールがら繰り出したインクシートには常時パ
ックテンションを付与することができる。また、用紙を
引き戻したときには、弾性部材の弾性力でインクシート
を巻き戻すことができる。よって、いかなる場合にも供
給ロールから記録位置までの間でインクシートにたるみ
を生じないようにし、スキューの発生や記録品質の悪化
を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す熱転写式記録装置の
部分断面図、第２図はその側面図、第３図はその記録装
置の内部機構概略構成図、第４図は重ね合わせた用紙と
インクシートとをガイドローラで弾性挟持する部分の拡
大平面図、第５図はその部分の変更例を示す機構説明図
である。 （１０）・・・・・・・・・プラテン （１３）・・・・・・・・・サーマルヘッド（１４）・
・・・・・・・・用紙 （１５）・・・・・・・・・インクシート（２０）・・
・・・・・・・供給ロール（３０）・・・・・・・・・
スリップ機構（４３）・・・・・・・・・スプリング（
弾性部材）（Ｐ）・・・・・・・・・記録位置 第１図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、用紙にインクシートを重ね合わせて搬送し、プラテ
   ンに押し当てるサーマルヘッドでそのインクシートのイ
   ンクを転写して前記用紙に順次記録を行う熱転写式記録
   装置において、インクシート供給ロールの回転を、スリ
   ップ機構を介して弾性部材で阻止してなる、熱転写式記
   録装置。 ２、前記弾性部材としてスプリングを用い、そのスプリ
   ングでロール軸上のプーリに巻き付けるワイヤを引っ張
   って前記供給ロールの回転を阻止してなる、前記特許請
   求の範囲第１項に記載の熱転写式記録装置。 ３、前記ロール軸上にそれと一体に回転する一対の摩擦
   板を設け、それらの摩擦板で前記プーリを弾性挟持して
   前記スリップ機構を構成してなる、前記特許請求の範囲
   第２項に記載の熱転写式記録装置。