JPS6359487A - 発色性の優れた合成皮革の着色方法 - Google Patents

発色性の優れた合成皮革の着色方法

Info

Publication number
JPS6359487A
JPS6359487A JP61200342A JP20034286A JPS6359487A JP S6359487 A JPS6359487 A JP S6359487A JP 61200342 A JP61200342 A JP 61200342A JP 20034286 A JP20034286 A JP 20034286A JP S6359487 A JPS6359487 A JP S6359487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dyeing
surface layer
synthetic leather
dye
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61200342A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0437189B2 (ja
Inventor
原 保徳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARON KK
Original Assignee
MARON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MARON KK filed Critical MARON KK
Priority to JP61200342A priority Critical patent/JPS6359487A/ja
Publication of JPS6359487A publication Critical patent/JPS6359487A/ja
Publication of JPH0437189B2 publication Critical patent/JPH0437189B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、深みのある鮮明な色彩が得られる発色性の優
れた合成皮革の着色方法に関する。
(従来の技術と問題点) 従来、着色した合成皮革は、主として顔料が混合された
合成樹脂を織布や不織布等の基材に塗布して形成されて
いた。このような製造方法は、工法的には簡易であるが
、着色表現が均一で、発色性や深みに乏しく、色彩がく
すんだ惑じを与え、高級感に欠けるという問題があった
そこで、合成皮革の表面層を染色することができる合成
樹脂で形成し、これを染料浴に浸漬して、表面層を着色
する方法が実施された。この方法は、着色表現は良好で
あるが、工程が染料浴への浸漬、水洗、乾燥と複雑であ
り、生産コストが高くなる。
また、染着に伴って染料浴中の染色色素が減少し、これ
を補給する必要があるが、調色に高度の技術を要すると
いう問題がある。更に、染料浴は主として温水を媒体と
して用いるので、適用可能な合成皮革として耐水性のあ
るものに限定されるという欠点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、生産工程
および操業が簡単で、また染着に伴って調色を行う必要
がなく、更に適用する合成皮革が耐水性のものに限定さ
れず幅広く使用することができる、発色性の優れた合成
皮革の着色方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために講じられた本発明の特徴とす
るところは、染色され易い合成樹脂で形成された表面層
を有する合成皮革を用い、前記表面層を下面側とし、染
色され易い合成樹脂と染色色素とを溶剤に溶解した染色
液を前記表面層に下方から塗布し、前記表面層をおおむ
ね染着した後、過剰な染色液を除去し、該表面層を乾燥
する点にある。
(作  用) 染色され易い合成樹脂で形成された表面層を有する合成
皮革を用い、その表面層を下面側とし、染色液を下方か
ら前記表面層に塗布す”るので、表面層に形成された皮
革状の凹凸模様に天染や谷染を行うに際して、染色液の
塗布コントロールを容易に行うことができる。
染色液の固形分は合成樹脂と染色色素のみからなり、染
°料に通常含有される、塩類や界面活性剤等の染色助剤
がまったく含まれていないので、染着が速やかであり、
発色性に優れる。また染色助剤の存在に起因して生じる
染色むらやブリード。
ブルーム等の生成を完全に抑制することができる。
過剰な染色液を除去することによって、表面層に塗着す
る残留染色液量が決まり、これによって染着濃度が定ま
り、濃度コントロールを容易に行うことができる。
(実施例) まず、本発明に使用する合成皮革および染色液について
説明し、次いで本発明着色方法を説明する。
本発明に使用する合成皮革は、表面層の材質を除き、そ
の構成、材質は任意である。
表面層には、皮革状の凹凸模様が形成されているが、本
発明においては、その材質として染色され易い合成樹脂
で形成されたものを使用する。このような合成樹脂とし
ては、周知の通り、ウレタン、ポリアミド、アクリル、
アミノ酸樹脂等を例示することができる。もっとも、合
成皮革は、その表面がこのような樹脂で形成されるのが
通例である。
尚、表面層の厚さは、一般的には、樹脂固形分として5
〜30 g / nrO量で形成される。また、その色
調は、白糸乃至染着する色彩の淡色が好ましい。
本発明に使用する染色液は、染色され易い合成樹脂、染
色色素およびこれらを溶解する溶剤とで形成される。
染色され易い合成樹脂としては、前記のものがあるが、
好ましくは合成皮革の表面層と同系の樹脂がよい。
染色色素としては、表面層を形成する合成樹脂に対する
発色性、移行性、耐光性等の点で反応性染色色素、特に
含金属型色素が好ましい。
含金属型色素は、化学構造上、水に対する溶解基の個数
により溶剤の選定が異なるが、特にスルフォン酸基を2
個有する1:2型金金属色素が好適である。この色素は
、特定の溶剤にしか溶けず、後述するように染料(染色
色素と各種の染色助剤との混合物をいう、以下同様)か
ら染色色素のみを取り出すのに都合がよいからである。
染色色素は、色調コントロールの容易さから、前記合成
樹脂の重量に対して0.3〜3倍の割合で使用すること
が好ましい。
前記合成樹脂及び染色色素を溶解する溶剤としては、単
一組成の溶剤に限らず、各々の材質を溶解することので
きる溶剤を併用することができる。
合成樹脂を溶解する溶剤(以下、樹脂系溶剤という。)
キしては、水、アルコール類、ケトン類、ベイゼン系化
合物等を挙げることができ、一方、染色色素を溶解する
溶剤(以下、色素系溶剤という。)としては、含金属型
色素に対してDMF (ジメチルフォルムアマイド)を
例示することができる。
両者の混合割合(重量%)としては、樹脂系溶剤が30
〜70%、残部が色素系溶剤とされ、好ましくは50%
:50%程度である。
尚、溶剤の使用量は、各溶質の重量に対して各々5倍〜
10倍程度である。
ところで、通常、容易に入手できる染料には、染色助剤
が50〜80%混合されているので、染料をそのまま用
いると、発色性の低下、染色むら、ブリード、プルーム
等の生成を招来する。従って、染料をそのまま本発明の
染色色素の代用にすることができない。この場合は、染
料に前記色素系溶剤を添加して、該溶剤に色素のみを溶
解させ、これを濾過して色素が溶解した溶液を不純物(
染色助剤)から分離して使用すればよい、この方法によ
って、不純物を完全に除去する場合、実際的には染料中
の染色色素の10〜20%程度の利用が可能になる。
次に、合成皮革の表面層への染色液の塗布方法について
説明する。
第1図は本発明を実施するための塗布装置の概略を示し
ており、合成皮革1は、染色液の塗布時に表面層が下面
側となるように搬送ローラ5上を搬送されており、塗布
ローラ2によって下方より充分な量(30〜200 g
//)の染色液3が塗布される。4は押えローラである
塗布ローラ2の材質は特に限定されないが、表面層の疵
防止と塗布量のコントロールの容易さから軟質多孔体が
ローラ周面に形成されたものがよい。
染色液を下方より塗布するのは、合成皮革1の表面層に
形成された皮革状の凹凸模様に応じて、容易に天染や谷
染を行うことができ、また染色液の塗布量のコントロー
ルが容易だからである。
−染色液が十分塗布された合成皮革1は、好ましくは2
0℃〜50℃の温度の下で、5〜30秒間搬送され、染
色液を表面層におおむね移行させて、染色むらを防止し
、最終的に固形分で1〜30g1cd分を表面層に残留
させるように過剰な染色液を除液具6で除去する。
除液具としては、エアドクター、ナイフドクター等の種
々のものが利用できるが、工程の簡易さ、染色液の回収
および着色濃度コントロールの容易さからナイフドクタ
ーが好適である。この場合、ナイフドクターの取付角度
、表面層との隙間の大きさにより染色液残留量のコント
ロールを行う。
合成皮革の表面層の染着濃度は、染色液残留量で決定さ
れるので、染着濃度の調整は極めて容易であり、また消
耗して不足した染色液は補充するだけで足り、染料浴の
場合に必要とされる調色を行う必要がなく、操業が簡単
である。また、染色液の固形分は合成樹脂と染色色素の
みであるから、染色色素による染着が速やかであり、発
色性に優れる。
所要の染色液が残留した合成皮革1は、50〜170℃
に調整された乾燥室7を通過し、染色液中の揮発分が除
去されて、着色合成皮革とされる。
尚、着色合成皮革の着色表面には、着色層の保護、移行
防止、耐光性付与、外観の艶や風合いの調整のために、
適宜の表面処理が施される0表面処理剤は、上記特性の
ほか透明性を有し、表面層との密着性がよく、かつ表面
着色層を侵さない溶剤成分を有することが必要であり、
例えば、アクリル、ウレタン、ポリアミド、アミノ酸系
のものが好適である。
次に具体的実施例について説明する。
(1)基布上に中間層を介して、ウレタン樹脂で形成さ
れかつ皮革状の凹凸模様が形成された表面層を有する合
成皮革を準備した。尚、表面層の色彩は白色とした。
(2)  (1)の合成皮革をその表面層が下面側とな
るように搬送しつつ、第1図のように、表面層に塗布ロ
ーラを用いて十分な量の染色液を塗布した。
染色液は、ウレタン樹脂100重量部、溶解性の良好な
スルフォン酸基(−SO3H/  SO3Na )を2
つ有する1:2型金金属色素100重量部、樹脂系溶剤
(メチルエチルケトン)900重量部、色素系溶剤(D
MF)900重量部を混合したものである。
尚、1:2型金金属色素とDMFとは、前記色素を有す
る染料にDMFを添加し、DMFに色素のみを溶解せし
め、これらを不純物から分離したものを用いた。
(3)塗布後、20秒間合成皮革を室温(25℃)で搬
送した後、ナイフドクターで塗布した染色液の一部を除
去し、30 g/rdとなるように染色液を残留せしめ
た。
(4)その後、150℃に保持した乾燥室に合成皮革を
通して、染色液の揮発分を除去した。 ゛(5)以上の
ようにして得られた合成皮革は、発色性に優れ、深みの
ある色調に着色されていた。
(発明の効果) 以上説明した通り、本発明の着色方法は、合成皮革の表
面層に染色液を塗布するので、表面層が染色され易い合
成樹脂であればいかなる材質、構成のものでも使用でき
る。
また、染色液の固形分は、樹脂と染色色素のみからなる
ので、染色色素による染着が速やかであり、また発色性
に優れる。
更に、合成樹脂の表面層が下面側とされ、染色液が下方
より塗布されるので、塗布コントロールが容易である。
また、染色液の塗布後、表面層をおおむね染着した後、
過剰な染色液が除去されるので、染色むらが生じること
なく、所定の染着濃度を容易に具現せしめることができ
る。
また、消耗した染色液は適宜補充するだけでよく、熟練
を要する調色作業が不要であり、操業性に優れる。
このように、本発明の着色方法は、簡単で、適用できる
合成皮革の種類も多く、当分野における工業的利用価値
は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための染色液塗布装置の概略
を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)染色され易い合成樹脂で形成された表面層を有す
    る合成皮革を用い、前記表面層を下面側とし、染色され
    易い合成樹脂と染色色素とを溶剤に溶解した染色液を前
    記表面層に下方から塗布し、前記表面層をおおむね染着
    した後、過剰な染色液を除去し、該表面層を乾燥するこ
    とを特徴とする発色性の優れた合成皮革の着色方法。
JP61200342A 1986-08-26 1986-08-26 発色性の優れた合成皮革の着色方法 Granted JPS6359487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61200342A JPS6359487A (ja) 1986-08-26 1986-08-26 発色性の優れた合成皮革の着色方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61200342A JPS6359487A (ja) 1986-08-26 1986-08-26 発色性の優れた合成皮革の着色方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6359487A true JPS6359487A (ja) 1988-03-15
JPH0437189B2 JPH0437189B2 (ja) 1992-06-18

Family

ID=16422693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61200342A Granted JPS6359487A (ja) 1986-08-26 1986-08-26 発色性の優れた合成皮革の着色方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6359487A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50127429A (ja) * 1974-02-01 1975-10-07
JPS53111198A (en) * 1970-03-26 1978-09-28 Triatex International Finishing apparatus for fiber containing material
JPS57139583A (en) * 1981-02-17 1982-08-28 Kuraray Co Coloring of raised fabric
JPS58115164A (ja) * 1981-12-29 1983-07-08 小澤 功 引染方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53111198A (en) * 1970-03-26 1978-09-28 Triatex International Finishing apparatus for fiber containing material
JPS50127429A (ja) * 1974-02-01 1975-10-07
JPS57139583A (en) * 1981-02-17 1982-08-28 Kuraray Co Coloring of raised fabric
JPS58115164A (ja) * 1981-12-29 1983-07-08 小澤 功 引染方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0437189B2 (ja) 1992-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE1769601A1 (de) Verfahren zum Faerben von synthetischen organischen Materialien
DE2106695A1 (de) Verfahren zum Bedrucken von Leder
PT1657355E (pt) Processo para a coloração pictural de couro
JPS6359487A (ja) 発色性の優れた合成皮革の着色方法
EP0163786B1 (en) Method of producing full colour images on aluminum
US3264158A (en) Process of multicoloring an anodized aluminum surface
KR100291832B1 (ko) 금속판 표면상에 칼라문양이나 사진 등의 전사나염 방법
JPS6183092A (ja) ポリ塩化ビニルとカチオン染料からなる装飾カバー
US670396A (en) Process of marbling or decorating leather.
US3218243A (en) Process for coloring an anodized aluminum sheet
Gürses et al. Dyeing and dyeing technology
CN115142278A (zh) 一种应用于复色蜡染艺术制作的染液及染色方法
US1843737A (en) Transfer printing for fibrous articles
US1849996A (en) Transfer printing and transfer pattern therefor
SU448654A3 (ru) Способ крашени полиамидных и шерст ных волокон
JPS58104290A (ja) 布帛の両面異色染色方法
JPS5940954B2 (ja) 転写捺染法
DE2049912A1 (de) Stochastisches Druckverfahren
US792826A (en) Method of coating materials with silver.
JPS59109384A (ja) プラスチツクの表面装飾方法
US2077782A (en) Method of decorating fabric
JPS5841983A (ja) 防染剤
Clarke Coal-tar Colours in the Decorative Industries
KR840002138B1 (ko) 자개의 착색방법
US1843741A (en) Transfer printing process for leather

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees