JPS6349895Y2 - - Google Patents

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JPS6349895Y2
JPS6349895Y2 JP1983062948U JP6294883U JPS6349895Y2 JP S6349895 Y2 JPS6349895 Y2 JP S6349895Y2 JP 1983062948 U JP1983062948 U JP 1983062948U JP 6294883 U JP6294883 U JP 6294883U JP S6349895 Y2 JPS6349895 Y2 JP S6349895Y2
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tape
tape cassette
lever
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small
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば標準タイプより小型のテープ
カセツトを標準タイプの記録/再生機に装着する
際に用いるテープカセツト用アダプタに係り、小
型のテープカセツト装着テープカセツト用アダプ
タを記録/再生機に装着して記録/再生機を作動
させた際に、記録/再生機側の駆動モータに対し
て不必要な負荷が作用しないようにするテープカ
セツト用アダプタを提供することを目的とする。
ビデオテープレコーダ等の記録再生機に用いら
れる小型のテープカセツトを、この小型のテープ
カセツトより大きな、例えば標準タイプのテープ
カセツトを装着する記録再生機において用いよう
とするには、小型のテープカセツトを標準タイプ
のテープカセツトに変換するアダプタが必要とな
る。このアダプタは、小型のテープカセツトのテ
ープパスが標準タイプのテープカセツトのテープ
パスと同一に構成されている場合には、単にハウ
ジングの役割を果たすものであればよいが、この
ようなテープカセツトは、小型であるといつても
標準タイプのテープカセツトのテープパスと同一
な為、それ程小型のものではない。そこで、小型
のテープカセツトを実質的に小型のものとするに
は、小型のテープカセツトのテープパスが標準タ
イプのテープカセツトのテープパスと異なるよう
に、例えば小型のテープカセツト内の供給側リー
ルと巻取側リールとの距離を標準タイプのものよ
りも小さくし、そしてこのように構成された小型
のテープカセツトを標準タイプの記録再生機で記
録再生するには、標準タイプのテープカセツトと
略同一の外形を有するアダプタによつて、小型の
テープカセツトのテープパスが標準タイプの記録
再生機に適応できるように変更できるものでなけ
ればならない。
本出願人は、先にこのような目的を達成した標
準タイプより実質的にも小型のテープカセツト、
及びこの小型のテープカセツトを標準タイプのテ
ープカセツトを用いる標準タイプの記録再生機で
記録再生できるようにするテープカセツト用アダ
プタを出願している。
すなわち、テープカセツト用アダプタの収納部
に配された小型のテープカセツトよりテープを引
き出して標準タイプのテープカセツトのテープパ
スと略同じテープパスを形成することが出来、
又、このように引き出されたテープを小型のテー
プカセツト内に巻き戻すことの出来るテープ案内
手段を設けた構成のテープカセツト用アダプタを
提案している。
しかし、これまでの提案のテープカセツト用ア
ダプタでは、テープ案内手段の作動によつて小型
のテープカセツトよりテープを引き出し、所定の
テープパスが形成された後に、記録再生機に装着
して記録再生しようとする場合に、テープ案内手
段による負荷が常に記録再生機の駆動モータにか
かつており、時としてこの負荷が大きく、記録再
生が駆動されず、テープが走行しなくて、記録再
生が行なわれない恐れのある場合があり得る。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下
その実施例について説明する。
第1図は、本考案に係るテープカセツト用アダ
プタの1実施例の上ハーフを取り外した状態の概
略平面図、第2図〜第15図は、部分説明図であ
る。
すなわち、このテープカセツト用アダプタA
は、標準タイプのテープカセツトと略同一な外形
であり、そして下ハーフ1、上ハーフ2、及び回
動開閉式の前蓋3とよりその枠体が構成されてお
り、さらに小型のテープカセツトBを収納する収
納部が構成されている。
そして、テープカセツト用アダプタAに設けら
れた操作レバー4を、第1図中右方向に移動させ
ると、第2図に示すように操作レバー4に一体に
構成されているロツク部5がコイルバネ6の力に
抗して右方向に移動し、上記小型のテープカセツ
トBを収納する収納部に対する蓋であるアダプタ
蓋7の係合部8との係合が外れてロツクが解除さ
れ、ネジリコイルスプリング9の力によつてアダ
プタ蓋7が回動して開き、垂立するよう構成され
ている。すなわち、操作レバー4を第1図中右方
向に移動させると、収納部を覆つているアダプタ
蓋7が自動的に開くよう構成されている。
このアダプタ蓋7開状態において、小型のテー
プカセツトBの前蓋を閉じた状態で収納部に装着
すると、テープカセツト用アダプタAに設けら
れ、かつその一端部10′が前記収納部に突出し
ているレバー10に小型のテープカセツトBが当
接し、この際の力によつて、レバー10は、ネジ
リコイルバネ11のバネ力に抗して軸12を中心
として第1図中時計方向に回動させられ、この回
動作動によつてレバー10の一部がスイツチSW1
を押圧して、スイツチSW1がオン状態となるよう
構成されている。又、これを同時に、レバー10
の他端部10″と後述のコネクター49の突出部
49′との係合が外れ、このコネクター49のロ
ツクが解除されるようになつている。
13は、誤消去防止用のロツクレバーであり、
このロツクレバー13は前記レバー10の下方側
において軸12に取り付けられており、前記ネジ
リコイルバネ11によつて時計方向に付勢されて
いる。
そして、小型のテープカセツトBが装着された
後に、アダプタ蓋7に閉方向の力を手で加え、ア
ダプタ蓋7を閉じると、この閉蓋動作によつて小
型のテープカセツトBの前蓋が開蓋機構(図示せ
ず)により開蓋され、第1図に示すような状態と
なる。尚、アダプタ蓋7を閉蓋する場合には、操
作レバー4を第1図中右方向に移動し、ロツク部
5を後退させておき、アダプタ蓋7の閉蓋後に操
作レバー4に対する力を解除すれば、コイルバネ
6の力によつて操作レバー4に一体に構成されて
いるロツク部5は元に戻り、ロツクがかかる。
14は、軸15に軸支されたレバーであり、こ
のレバー14はネジリコイルバネ16の力によつ
て常態時には第1図中(第3図中)反時計方向に
付勢されており、レバー14の傾斜している一端
側14′はアダプタ蓋7の係合部8を収容する正
方形の切欠部17の壁部18によつて位置規制を
受けるよう構成されており、すなわちレバー14
がネジリコイルバネ16の力によつて不必要に回
動しないようになつており、又、レバー14の他
端側14″は後述のコネクター49の起立部4
9″に当接するよう構成されており、このコネク
ター49をロツクするようになつている。すなわ
ち、アダプタ蓋7の係合部8が切欠部17内に進
入してくると、レバー14の傾斜している一端側
14′に係合部8が当接し、これによつてレバー
14は第1図中時計方向に回動し、レバー14の
他端側14″と係合しているコネクター49との
ロツクが解除されるよう構成されている。そし
て、これと同時に、アダプタ蓋7の係合部8によ
つてスイツチSW2が押圧されて、スイツチSW2
オン状態となるようになつており、これによつて
小型のテープカセツトBよりテープを引き出す作
業準備が完了する。
尚、レバー10は、テープカセツト用アダプタ
Aの収納部に小型のテープカセツトBが収納され
なければ、後述のテープ案内機構すなわちコネク
ター49を作動させなくするものであり、又、レ
バー14は、アダプタ蓋7が閉蓋されなければ、
後述のテープ案内機構すなわちコネクター49を
作動させなくするものである。
19は、テープ案内機構を作動させるローデイ
ング、アンローデイング兼用のレバーであり、こ
のレバー19を例えば第1図中右方向に移動させ
ると、レバー19の下側に設けられているスイツ
チSW3がオンとなり、モータ20が回動して、モ
ータ20のウオーム21から歯車22,23,2
4,25,26,27,28へと順に駆動力が伝
達されるようになつている。
これらの歯車のうち、歯車28の下方部には、
側方に延びる舌片29が一体に成形されており、
この舌片29の端部には下方側に延びるピン30
が植設されており、このピン30はへの字型の変
形プレート31のへの字型の長孔32に嵌合され
ている。そして、変形プレート31には、プレー
ト33,34が順に接続されていて、プレート3
4の先端側が巻取側のローデイングレバー35に
接続されており、モータ20の駆動力によつて、
歯車28が第1図中(第5図中)時計方向に回動
すると、舌片29のピン30によつて変形プレー
ト31及びプレート33,34が引つ張られ、プ
レート34に連設されたローデイングレバー35
は支軸36を中心として第1図中(第5図中)時
計方向に回動し、ローデイングレバー35の先端
部に設けられているがガイドポール37により小
型のテープカセツトBのテープが引き出され、第
6図に示す如く、ローデイングレバー35はスト
ツパ38の位置に達して停止する。
又、歯車28の上部側には、カム体39が一体
に形成されており、歯車28の回動と同方向(第
1図中時計方向)に回動すると、カム体39の周
形状によつてロツク部材40の一端側に軸支され
ているローラ41が序々に押圧され、ロツク部材
40は支軸を中心に引張スプリング42のバネ力
に抗して第1図中時計方向に回動し、ロツク部材
40の先端爪部でガイドポール37をしつかりと
保持するように構成されている。尚、このロツク
部材40は、図示は省略したが、上下2段に形成
されており、ガイドポール37の保持は、このガ
イドポール37の上部と下部とをこのロツク部材
40により係止することにより行なわれている。
又、歯車28には、前記舌片29の上部側にカ
ム体43が一体に形成されており、ローデイング
レバー35によるローデイング開始前に対応する
位置(第7図の状態)では、カム体43のカム部
43′の一端側がスイツチ片を押圧してローデイ
ング完了検出用のスイツチSW4をオン状態とし、
アンローデイング完了検出用のスイツチSW5をオ
フ状態とするよう構成されており、ローデイング
レバー35によるローデイング開始されて、カム
体43が第1図中時計方向に回動し、ローデイン
グレバー35がストツパ38の位置に達した状態
に至ると、カム部43′の他端側でスイツチSW4
をオフ状態とするようになつている。
又、ローデイングレバー35が第1図中(第5
図中)時計方向に回動すると、このローデイング
レバー35に一端部が連設されている略L字レバ
ー44が支軸45を中心に反時計方向に回動し、
略L字レバー44の他端部に連設されているプレ
ート46を第1図中(第5図中)右方向に引つ張
るよう構成されている。
このプレート46にはその中間部にピン47が
植設され、又、先端部には長孔48が形成されて
おり、ピン47はプレート46の上側に設けられ
たコネクター49の長孔50に遊合され、又長孔
48にはコネクター49の裏面部から垂下するピ
ン51が遊合されており、さらにコネクター49
の上面側にはピン52が植設されていて、ピン5
2と前記ピン47とにコイルバネ53が張架され
ており、プレート46とコネクター49とを互い
に引き寄せるように構成している。
このコネクター49にはピン54が植設されて
おり、このピン54に長孔55を介して係合して
いるレバー56が配設されていて、コネクター4
9がプレート46によつて第1図中右方向に移動
すると、レバー56は支軸57を中心に第1図中
時計方向に回動し、レバー56の上部側に支柱5
8を介して一体に形成されているレバー59を第
1図中時計方向に回動させ、レバー59をアダプ
タ蓋7の下方向に垂下している係合部8上に位置
させ、アダプタ蓋7にロツクがかかるようになつ
ている。すなわち、ローデイングレバー35が作
動して、例えば第1図中二点鎖線で示す位置にあ
つて、小型のテープカセツトBよりテープが引き
出されている場合には、アダプタ蓋7は開けられ
ないよう構成されている。
さらに、コネクター49の先端部にはL字レバ
ー60が連設されており、コネクター49が第1
図中右方向に引つ張られるとL字レバー60を第
1図中反時計方向に回動させ、このL字レバー6
0に接続されているコネクター61を第1図中下
方向に引つ張るように構成している。
このコネクター61には、支軸62に設けられ
ているレバー63の一端が連設されており、コネ
クター61が第1図中下方方向に移動するとレバ
ー63を支軸62を中心として反時計方向に回動
させ、レバー63の他端に設けられたガイドポー
ル64をストツパ65位置まで移動させ、ガイド
ポール64によつて小型のテープカセツトBのテ
ープが引き出されるよう構成されている。尚、ガ
イドポール64がストツパ65の位置に達した後
でも、プレート46はコイルバネ53に抗して第
1図中右方向に引つ張られているので、このコイ
ルバネ53の作用によつてガイドポール64はス
トツパ65に圧着しているのである。
そして、ガイドポール37,64のローデイン
グ方向への駆動に際しては、歯車66と67とが
ワンウエイクラツチ構造となつているので、モー
タ20の駆動力は歯車22,23,24,25及
び歯車68を介して歯車66に伝えられても、歯
車69には伝わらず、小型のテープカセツトBの
巻取側リールを作動させることのないようになつ
ている。
尚、70は、テープカセツト用アダプタAを記
録再生機に装着する際の誤挿入防止用爪であり、
常態時にはネジリコイルバネ71によつて第1図
中反時計方向に付勢されており、その一端部がテ
ープカセツト用アダプタの側壁より突出している
ものである。そして、コネクター61が第1図中
下方向に移動すると、コネクター61に植設され
ているピン72によつて誤挿入防止用爪70を第
1図中時計方向に回動させ、誤挿入防止用爪70
をテープカセツト用アダプタA内に収容し、突出
していないようにする。すなわち、小型のテープ
カセツトBをテープカセツト用アダプタに装着
し、アダプタ蓋7を閉蓋し、レバー19を操作し
てモータ20を作動させ、この作動によりコネク
ター61を第1図中下方向に移動(小型のテープ
カセツトよりテープを引き出して、標準タイプの
テープカセツトのテープパスと略同一のテープパ
スを形成)しないかぎり、テープカセツト用アダ
プタAを記録再生機に装着できないようになつて
いる。
上記のようにテープカセツト用アダプタが構成
されていると、操作レバー4を操作してアダプタ
蓋7を開蓋し、小型のテープカセツトBを収納し
た後、アダプタ蓋7を閉蓋し、そしてレバー19
を操作してモータ20を作動させると、テープ案
内機構のテープ引出手段が作動してて、小型のテ
ープカセツトBのテープに添接したガイドポール
37,64の移動(第1図中実線位置より二点鎖
線位置に移動)によつて標準タイプのテープカセ
ツトのテープパスと略同一のテープパスが形成さ
れるようになり、この状態で標準タイプの記録再
生機に装着すれば、記録再生ができるようにな
る。
そして、記録再生後に、このテープカセツト用
アダプタを記録再生機より取り出し、レバー19
を第1図中左方向に移動させると、モータ20は
上記の回転方向は逆方向に回転し、上記のローデ
イング方向とは逆の動作を開始する。すなわち、
モータ20の作動により、ローデイングレバー3
5は第1図中二点鎖線位置から実線位置に移動
し、又、レバー63も第1図中二点鎖線位置から
実線位置に移動し、さらにモータ20の作動によ
つて歯車22,23,24,25,68,66,
67,69,73,74,75を介して小型のテ
ープカセツトBの巻取側リール200をテープ巻
取方向に駆動し、ローデイングレバー35及びレ
バー63の移動によつて弛んだテープをテープ収
納手段で巻き取るようになつている。
77は、ローデイングレバー35の根本部に構
成されたカムであり、78は、このカム77に対
して当接し得るように構成された板バネであり、
この板バネ78はその固定部がテープカセツト用
アダプタAの下ハーフ1にボルトによつて螺着さ
れているものである。
すなわち、ローデイングレバー35がストツパ
38当接位置から離れる側に移動し、第13図で
示す二点鎖線位置(第1図の二点鎖線位置と実線
位置との間の位置であつて、望ましくは第1図の
実線位置の近傍の位置)に達すると、板バネ78
の先端部78′はローデイングレバー35のカム
77のデツトポイントに当接するに至り、これよ
りローデイングレバー35がアンローデイング方
向に移動させられると、板バネ78の先端部7
8′はカム77のデツドポイントを越える位置で
接触するようになり、ローデイングレバー35を
常にアンローデイング方向に付勢するようにな
る。従つて、ローデイングレバー35が、例えば
スイツチオフ時の停止タイミングのずれ、あるい
は歯車等の機構上のロスからカム77のデツトポ
イントを越えた位置でモータからの駆動力が停止
するようなことがあつても、プレート34の長孔
79内をピン80が自由動できる範囲内であれ
ば、板バネ78の力によつてローデイングレバー
35は確実にストツパ81に当接する位置(第1
図中実線位置で示す位置)に復帰する。又、レバ
ー63もローデイングレバー35の動きに連動し
ているので、レバー63がストツパ82の手前で
モータからの駆動力が伝わらなくても、板バネ7
8の力によつて確実にストツパ82の位置にまで
達し、レバー63も第1図中実線位置で示す位置
に復帰する。その結果、ローデイングレバー35
に取り付けられているガイドポール37及びレバ
ー63に取り付けられているガイドポール64は
常に所定位置に規制されるようになり、小型のテ
ープカセツトBをテープカセツト用アダプタAよ
り取り出す際にテープが引つ掛かつたりしてテー
プを損傷することなく、又、小型のテープカセツ
トBをテープカセツト用アダプタに装着する場合
にも、テープローデイングを不能とするような不
都合はなくなる。さらに、このような付勢手段
は、コイルスプリングを用いて所定方向に常に付
勢するといつたものではないので、すなわちロー
デイングレバー35の位置によらず常に一定方向
に付勢しているといつたものでないから、テープ
ローデイングがそれだけスムーズであり、ローデ
イング負荷が少なく、例えばモータ駆動によつて
ローデイングレバーを作動させる場合等には省電
力化が図れる。
尚、上記板バネの代りに、板バネ自体を剛性の
ある板で構成し、この板にスプリングを配して、
板バネの作用を発揮するようにしてもよい。
しかし、単にテープカセツト用アダプタが上記
構成のみでは、小型のテープカセツトの装着され
たテープカセツト用アダプタを記録再生機に装着
すると、テープ収納手段を構成する、例えば歯車
25と68,68と66,67と69等が常に噛
合しており、記録再生機のリールデイスクに対し
てそれだけ負荷がかかることになるが、本考案に
おいては、第14図及び第15図にその要部構造
を示す如く構成しておくことにより、このような
欠点をなくしたのである。
すなわち、第14図は、本考案における要部の
概略部分平面図、第15図は、概略部分側面図で
あり、前述の前蓋3は内側に形成されるピン10
0がテープカセツト用アダプタAの側壁部に穿た
れた孔101に嵌入されて保持されており、前記
ピン100の端部にはプレート102が固定さ
れ、このプレート102の一端側にコネクター1
03が連結されている。
このコネクター103の端部側には平板状の折
曲部104が形成されており、この折曲部104
にはコイルスプリング105の一端側が取り付け
られていて、コネクター103を第14図中X方
向に付勢している。さらに、折曲部104には長
孔106が穿たれ、この長孔106には軸107
(歯車24,25の中心軸)で軸支される支持部
材108のピン109が遊合されており、又、支
持部材108とコネクター103の側方のピン1
10との間には、コネクター103と支持部材1
08とを一体に動かすようにする為、前記コイル
プリング105のバネ力より大きなコイルスプリ
ング111が張架されている。尚、前記支持部材
108の所定位置に、前記歯車68,66,67
が回動自在に軸支されているものである。
上記のようにテープカセツト用アダプタを構成
していると、すなわちテープ案内機構のうちのテ
ープ収納手段の一部である歯車67がテープカセ
ツト用アダプタAの前蓋3の閉開成に応じて変位
し、歯車67が歯車69に噛合したり、噛合が外
れたりするようにしていると、いま、小型のテー
プカセツトBをテープカセツト用アダプタAに装
着し、テープ案内機構のテープ引出手段によつて
所定のテープパスを形成した後、このテープカセ
ツト用アダプタを記録再生機に装着すると、その
装着時の動作によつて前蓋3が開閉され、記録再
生機のローデイングポール等によつてテープが磁
気ヘツドに添接されて記録再生が行なわれるよう
になるが、この際前蓋3の開成によつてコネクタ
ー103が第14図中Y方向に引張られ、支持部
材108は軸107を中心にストツパ112の位
置まで反時計方向に回動され、歯車67と69と
の噛合は外れるようになり、テープ収納手段の中
間伝達手段の駆動力伝達径路が断たれるので、記
録再生機よりのテープ走行駆動源に余分な負荷が
かかることは少なくなり、テープ走行が安定し、
スムーズになつて、記録再生が良好となる。
又、特に本考案のようにテープ保護用の前蓋の
開閉成と連動してテープ収納手段の駆動力伝達の
断続が行なわれるようにしておけば、記録再生機
に装着されるまでは前蓋が閉成されているので、
コイルスプリング105のバネ力によつて支持部
材は第14図中実線位置であり、歯車67と69
とは噛合しており、特にウオーム21までつなが
つている為テープ収納手段によつて小型のテープ
カセツトBの巻取側リール200にはブレーキが
作用しているものとなり、特別なブレーキ手段を
構じなくてもテープが弛まなくなる。
又、支持部材108がストツパ112の位置に
達した状態で前蓋3は小型のテープカセツトBの
テープが引き出されるのに支障のない開度状態と
なるよう構成されているのであるが、テープカセ
ツト用アダプタの組立精度によつて多少のバラツ
キは当然に考慮されなければならず。従つてこの
ようなバラツキがあつても支障ないように、例え
ば前蓋3が前記開度位置よりさらに開成されて
も、コネクター103がコイルスプリング111
のバネ力に抗して長孔106の範囲内で移動でき
るようにしている。
上述の如く、本考案に係るテープカセツト用ア
ダプタは、標準タイプより小型のテープカセツト
を収納する収納部と、前記収納部に配された小型
のテープカセツトよりテープを引き出して標準タ
イプのテープカセツトのテープパスと略同じテー
プパスを形成するテープ引出手段と、前記テープ
引出手段によつて引き出されているテープを前記
小型のテープカセツトに収納するテープ収納手段
と、前記テープ引出手段によつて形成されたテー
プパスのテープを覆う開閉蓋とを備えたテープカ
セツト用アダプタにおいて、前記テープ収納手段
は、駆動源からの駆動力を前記収納部に配された
小型のテープカセツトの巻取リールの伝達する中
間伝達手段を有し、更にこの中間伝達手段は前記
開閉蓋の開閉成に応じて移動する支持部材に支持
され、前記開閉蓋の閉成によつて前記中間伝達手
段が移動し前記テープ収納手段の駆動力伝達径路
がつながり、前記開閉蓋の開成によつて前記中間
伝達手段が移動し前記テープ収納手段の駆動力伝
達径路が断たれるよう構成したので、小型のテー
プカセツトを装着したテープカセツト用アダプタ
を記録/再生機に装着して記録/再生する場合
に、記録/再生機のテープ走行駆動源に不必要な
負荷の加わることが少なくなり、すなわち記録/
再生時においては記録/再生機によつて開閉蓋が
開成状態であるから、テープ収納手段の駆動力伝
達径路が断たれるものとなつており、よつてテー
プ走行時の負荷をそれだけ軽減でき、テープ走行
が安定してスムーズとなり、記録/再生が良好と
なり、又、記録/再生機に装着していない状態に
おいて、小型のテープカセツトがテープカセツト
用アダプタに装着されていても、この状態では開
閉蓋が通常閉成状態であり、従つてテープ収納手
段の駆動力伝達径路は上記と逆につながつてお
り、それ故テープには負荷が作用するようになる
からテープ弛みが起きにくい等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るテープカセツト用アダプ
タ全体の概略説明図、第2図〜第13図は部分説
明図、第14図及び第15図は要部の部分説明図
である。 A……テープカセツト用アダプタ、B……小型
のテープカセツト、3……前蓋(開閉蓋)、35
……ローデイングレバー(テープ引出手段の一
部)、67,69……歯車(テープ収納手段の一
部)、103……コネクター、108……支持部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 標準タイプより小型のテープカセツトを収納す
    る収納部と、前記収納部に配された小型のテープ
    カセツトよりテープを引き出して標準タイプのテ
    ープカセツトのテープパスと略同じテープパスを
    形成するテープ引出手段と、前記テープ引出手段
    によつて引き出されているテープを前記小型のテ
    ープカセツトに収納するテープ収納手段と、前記
    テープ引出手段によつて形成されたテープパスの
    テープを覆う開閉蓋とを備えたテープカセツト用
    アダプタにおいて、前記テープ収納手段は、駆動
    源からの駆動力を前記収納部に配された小型のテ
    ープカセツトの巻取リールに伝達する中間伝達手
    段を有し、更にこの中間伝達手段は前記開閉蓋の
    開閉成に応じて移動する支持部材に支寺され、前
    記開閉蓋の閉成によつて前記中間伝達手段が移動
    し前記テープ収納手段の駆動力伝達径路がつなが
    り、前記開閉蓋の開成によつて前記中間伝達手段
    が移動し前記テープ収納手段の駆動力伝達径路が
    断たれるよう構成したことを特徴とするテープカ
    セツト用アダプタ。
JP6294883U 1983-04-28 1983-04-28 テ−プカセツト用アダプタ Granted JPS59168884U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58114373A (ja) * 1981-12-25 1983-07-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd テ−プカセツトアダプタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58114373A (ja) * 1981-12-25 1983-07-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd テ−プカセツトアダプタ

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