JPH0478120B2 - - Google Patents
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- JPH0478120B2 JPH0478120B2 JP24586885A JP24586885A JPH0478120B2 JP H0478120 B2 JPH0478120 B2 JP H0478120B2 JP 24586885 A JP24586885 A JP 24586885A JP 24586885 A JP24586885 A JP 24586885A JP H0478120 B2 JPH0478120 B2 JP H0478120B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M3/00—Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
- B41M3/12—Transfer pictures or the like, e.g. decalcomanias
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Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は、ロール転写法、アツプダウン転写
法、成形同時転写法等の各種の転写法に適用可能
な層間剥離型転写材に関するものであり、さらに
詳しくは、一工程の転写で被転写面上に表面形状
の異なる2種類の図柄を表現することが可能な転
写材に関するものである。
法、成形同時転写法等の各種の転写法に適用可能
な層間剥離型転写材に関するものであり、さらに
詳しくは、一工程の転写で被転写面上に表面形状
の異なる2種類の図柄を表現することが可能な転
写材に関するものである。
<従来の技術>
従来、被転写面上に表面形状の異なる2種類の
図柄、例えば艶表面を有する図柄と艶消し表面を
有する図柄、あるいはヘアライン加工・スピン加
工等が施された図柄と艶表面を有する図柄等を一
工程の転写で表現するには、転写材を製造する際
に、一方の表面形状を有する図柄を印刷した後、
その図柄とは異なる表面形状の他方の図柄を正確
に見当を合わせて印刷をすることにより行つてい
た。
図柄、例えば艶表面を有する図柄と艶消し表面を
有する図柄、あるいはヘアライン加工・スピン加
工等が施された図柄と艶表面を有する図柄等を一
工程の転写で表現するには、転写材を製造する際
に、一方の表面形状を有する図柄を印刷した後、
その図柄とは異なる表面形状の他方の図柄を正確
に見当を合わせて印刷をすることにより行つてい
た。
これを一例を上げて説明する。たとえば、ヘア
ライン表面を有する図柄と艶表面を有する図柄
の、表面形状の異なつた2種類の図柄を表現しよ
うとする場合には、基体シートであるプラスチツ
クフイルム上全体にヘアライン加工を施した後
に、艶表面を有する図柄を形成しようとする部分
に透明樹脂層を形成し、前記ヘアライン加工され
た部分の凹凸を透明樹脂層で覆うという工程が必
要であつた。なぜなら、ヘアライン加工をプラス
チツクフイルムの所望する部分のみに施すこと
は、工業的に不可能であるからである。
ライン表面を有する図柄と艶表面を有する図柄
の、表面形状の異なつた2種類の図柄を表現しよ
うとする場合には、基体シートであるプラスチツ
クフイルム上全体にヘアライン加工を施した後
に、艶表面を有する図柄を形成しようとする部分
に透明樹脂層を形成し、前記ヘアライン加工され
た部分の凹凸を透明樹脂層で覆うという工程が必
要であつた。なぜなら、ヘアライン加工をプラス
チツクフイルムの所望する部分のみに施すこと
は、工業的に不可能であるからである。
<発明が解決しようとする問題点>
しかし、この方法の場合、透明樹脂層で前記ヘ
アライン加工された部分の凹凸を覆うには透明樹
脂層を何層も重ねて印刷する必要があつた。この
透明樹脂層を何層も重ねて印刷する工程は、極め
て高い見当精度が要求され技術的に難易度が高
く、したがつて透明樹脂層の位置ズレを発圧する
ことなく印刷を行うことは極めて困難であるだけ
でなく、透明樹脂層とその上に形成する図柄層と
の見当合わせも必要であつた。
アライン加工された部分の凹凸を覆うには透明樹
脂層を何層も重ねて印刷する必要があつた。この
透明樹脂層を何層も重ねて印刷する工程は、極め
て高い見当精度が要求され技術的に難易度が高
く、したがつて透明樹脂層の位置ズレを発圧する
ことなく印刷を行うことは極めて困難であるだけ
でなく、透明樹脂層とその上に形成する図柄層と
の見当合わせも必要であつた。
さらにこの方法の場合、前記ヘアライン加工さ
れた部分の凹凸の程度によつては、透明樹脂層に
よつてその凹凸を完全に覆うことが困難であり、
その結果得られた製品は、意匠効果に劣るものと
ならざるを得なかつた。
れた部分の凹凸の程度によつては、透明樹脂層に
よつてその凹凸を完全に覆うことが困難であり、
その結果得られた製品は、意匠効果に劣るものと
ならざるを得なかつた。
本発明は、前記したような問題点を解消するた
めに発明されたものであつて、被転写面上に表面
形状の異なる2種類の図柄を一工程の転写で表現
することが可能であり、かつこれらの図柄を精密
な見当合わせを必要とすることなく、容易に正確
に見当を一致させて製造することが可能な転写材
を提供することを目的とするものである。
めに発明されたものであつて、被転写面上に表面
形状の異なる2種類の図柄を一工程の転写で表現
することが可能であり、かつこれらの図柄を精密
な見当合わせを必要とすることなく、容易に正確
に見当を一致させて製造することが可能な転写材
を提供することを目的とするものである。
<問題点を解決するための手段>
本発明者は、前記目的を達成するために種々実
験・考察を繰り返し、本発明を完成するに至つた
ものである。即ち、本発明は、凹凸の表面形状を
有する基体シート1上に、第1剥離層2が形成さ
れ、その上に第1図柄層3が形成され、その上に
前記基体シート1の凹凸の表面形状とは異なる表
面形状を呈し得る層間剥離機能層4が全面に形成
され、その上に第2剥離層5が部分的に形成さ
れ、その上に第2図柄層6が形成され、さらにそ
の上に接着剤層7が形成されていることを特徴と
する層間剥離型転写材である。
験・考察を繰り返し、本発明を完成するに至つた
ものである。即ち、本発明は、凹凸の表面形状を
有する基体シート1上に、第1剥離層2が形成さ
れ、その上に第1図柄層3が形成され、その上に
前記基体シート1の凹凸の表面形状とは異なる表
面形状を呈し得る層間剥離機能層4が全面に形成
され、その上に第2剥離層5が部分的に形成さ
れ、その上に第2図柄層6が形成され、さらにそ
の上に接着剤層7が形成されていることを特徴と
する層間剥離型転写材である。
以下、本発明に係る層間剥離型転写材を図面を
用いて更に詳細に説明する。
用いて更に詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る層間剥離型転写材の基
本的な構成を示す断面拡大図である。
本的な構成を示す断面拡大図である。
1は、凹凸の表面形状を有する基体シートであ
る。その材質としては通常の転写材に使用される
ものと同様のシート状物で、その表面に適宜の手
段にてマツト加工・ヘアライン加工・スピン加工
等が施されたものを使用するとよい。
る。その材質としては通常の転写材に使用される
ものと同様のシート状物で、その表面に適宜の手
段にてマツト加工・ヘアライン加工・スピン加工
等が施されたものを使用するとよい。
第1剥離層2は、基体シート1と第1剥離層2
との層間で剥離可能とする機能を有する層であ
り、例えば、塩化ゴム、メタクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ビニル系樹脂等を用いて形成すると
よい。
との層間で剥離可能とする機能を有する層であ
り、例えば、塩化ゴム、メタクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ビニル系樹脂等を用いて形成すると
よい。
第1図柄層3は、所望の図柄を構成する層であ
る。この第1図柄層3は、例えば、塩化ゴム樹
脂、メタクリル樹脂、セルロース系樹脂、ビニル
系樹脂、熱硬化型樹脂、オレフイン系樹脂等を主
剤とし、顔料・染料等により着色されたインキ
で、任意の図柄を印刷して形成するとよい。
る。この第1図柄層3は、例えば、塩化ゴム樹
脂、メタクリル樹脂、セルロース系樹脂、ビニル
系樹脂、熱硬化型樹脂、オレフイン系樹脂等を主
剤とし、顔料・染料等により着色されたインキ
で、任意の図柄を印刷して形成するとよい。
また第1図柄層3は、金属薄膜層により構成し
てもよく、更に印刷による層と金属薄膜層とを組
み合わせて構成してもよい。
てもよく、更に印刷による層と金属薄膜層とを組
み合わせて構成してもよい。
4は層間剥離機能層である。この層間剥離機能
層4は、基体シートの凹凸の表面形状とは異なる
表面形状を有するとともに、これ自身と第2剥離
層5との層間で剥離可能とする機能を呈し得る機
能を有する層であり、表面形状の異なつた2種類
の図柄を、容易に正確に見当を一致させて表現す
ることを可能とする層である。この層間剥離機能
層4は、基体シート1と第1剥離層2との層間の
剥離よりも、層間剥離機能層4と第2剥離層5と
の層間の剥離の方が容易となるように構成する必
要がある。これは、転写材の各層を構成する材料
を適宜組み合わすことによつて可能である。
層4は、基体シートの凹凸の表面形状とは異なる
表面形状を有するとともに、これ自身と第2剥離
層5との層間で剥離可能とする機能を呈し得る機
能を有する層であり、表面形状の異なつた2種類
の図柄を、容易に正確に見当を一致させて表現す
ることを可能とする層である。この層間剥離機能
層4は、基体シート1と第1剥離層2との層間の
剥離よりも、層間剥離機能層4と第2剥離層5と
の層間の剥離の方が容易となるように構成する必
要がある。これは、転写材の各層を構成する材料
を適宜組み合わすことによつて可能である。
層間剥離機能層4を構成する材料としては、セ
ルロース系樹脂、熱硬化型樹脂等を主剤とするイ
ンキで、全面に形成する。このインキ中には適宜
マツト剤を加えてもよい。このように層間剥離機
能層4を形成することにより、基体シート1の凹
凸によつて形成される表面形状とは異なる表面形
状を表現することが可能となる。
ルロース系樹脂、熱硬化型樹脂等を主剤とするイ
ンキで、全面に形成する。このインキ中には適宜
マツト剤を加えてもよい。このように層間剥離機
能層4を形成することにより、基体シート1の凹
凸によつて形成される表面形状とは異なる表面形
状を表現することが可能となる。
5は第2剥離層であり、前記層間剥離機能層4
との層間で剥離可能とする機能を有する層であ
る。第2剥離層5を、基体シート1の凹凸とは異
なる表面形状を有する図柄を表現したい部分のみ
に形成する。第2剥離層5を構成する材料として
は、第1剥離層2と同様のものを使用することが
できる。なお、この第2剥離層5は、適宜顔料・
染料等を加えておくことによつて、後述する第2
図柄層6の機能を兼ねさせることも可能である。
との層間で剥離可能とする機能を有する層であ
る。第2剥離層5を、基体シート1の凹凸とは異
なる表面形状を有する図柄を表現したい部分のみ
に形成する。第2剥離層5を構成する材料として
は、第1剥離層2と同様のものを使用することが
できる。なお、この第2剥離層5は、適宜顔料・
染料等を加えておくことによつて、後述する第2
図柄層6の機能を兼ねさせることも可能である。
第2図柄層6は、第1図柄層3とは異なつた表
面形状を有する図柄を構成する層であり、第2剥
離層5の上に形成する。第2図柄層6を構成する
材料もまた、第1図柄層3と同様のものを使用す
ることができる。また第2図柄層6は、金属薄膜
層により構成してもよく、更に印刷による層と金
属薄膜層とを組み合わせて構成してもよいのも第
1図柄層3と同様である。
面形状を有する図柄を構成する層であり、第2剥
離層5の上に形成する。第2図柄層6を構成する
材料もまた、第1図柄層3と同様のものを使用す
ることができる。また第2図柄層6は、金属薄膜
層により構成してもよく、更に印刷による層と金
属薄膜層とを組み合わせて構成してもよいのも第
1図柄層3と同様である。
なお、前記した通り、第2剥離層5が第2図柄
層6の機能を兼ねる場合には、この第2図柄層6
を省略することも可能である。
層6の機能を兼ねる場合には、この第2図柄層6
を省略することも可能である。
7は接着剤層であり、転写材を被転写面に接着
させる機能を有する層である。接着剤層7を構成
する材料としては、メタクリル樹脂、スチロール
樹脂、オレフイン系樹脂、ポリアミド樹脂、
EVA、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、
エポキシ系樹脂熱硬化型樹脂等があり、被転写物
8の表面に適したものを使用するとよい。
させる機能を有する層である。接着剤層7を構成
する材料としては、メタクリル樹脂、スチロール
樹脂、オレフイン系樹脂、ポリアミド樹脂、
EVA、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、
エポキシ系樹脂熱硬化型樹脂等があり、被転写物
8の表面に適したものを使用するとよい。
以上の構成に従えば、異なる2種類の表面形状
を有する図柄が適宜組み合わされた転写材を得る
ことができる。
を有する図柄が適宜組み合わされた転写材を得る
ことができる。
さらに、第2図柄層6と接着剤層7との間に、
層間剥離機能層・第3剥離層・第3図柄層……と
いうように層構成を追加すれば、2種類以上の表
面形状の異なる図柄を表現することも可能とな
る。
層間剥離機能層・第3剥離層・第3図柄層……と
いうように層構成を追加すれば、2種類以上の表
面形状の異なる図柄を表現することも可能とな
る。
<作 用>
本発明に係る転写材は、層間剥離機能層4を介
して、基体シート1と第1剥離層2との層間の剥
離よりも、層間剥離機能層4と第2剥離層5との
層間の剥離の方が容易となるように構成されてい
ることから、この転写材を被転写物8に転写し、
基体シート1を剥がすと、第2剥離層5を設けた
部分は層間剥離機能層4と第2剥離層5との間
で、第2剥離層5を設けない部分は基体シート1
と第1剥離層2との間で剥離する(第2図参照)。
して、基体シート1と第1剥離層2との層間の剥
離よりも、層間剥離機能層4と第2剥離層5との
層間の剥離の方が容易となるように構成されてい
ることから、この転写材を被転写物8に転写し、
基体シート1を剥がすと、第2剥離層5を設けた
部分は層間剥離機能層4と第2剥離層5との間
で、第2剥離層5を設けない部分は基体シート1
と第1剥離層2との間で剥離する(第2図参照)。
従つて、第2剥離層5を設けた部分は第2図柄
層6の図柄が現出され、第2剥離層5を設けない
部分は第1図柄層3の図柄が表現されるのであ
る。
層6の図柄が現出され、第2剥離層5を設けない
部分は第1図柄層3の図柄が表現されるのであ
る。
なお、第2図からも明らかなように第2剥離層
5を形成した部分は、基体シート1剥離時に第1
剥離層2・第1図柄層3・層間剥離機能層4が基
体シート1上に残存するため、基体シート1上に
施された凹凸は、転写後に第2剥離層5を形成し
た部分に何の影響も与えず、これと異なる層間剥
離機能層の表面形状を得ることができるのであ
る。
5を形成した部分は、基体シート1剥離時に第1
剥離層2・第1図柄層3・層間剥離機能層4が基
体シート1上に残存するため、基体シート1上に
施された凹凸は、転写後に第2剥離層5を形成し
た部分に何の影響も与えず、これと異なる層間剥
離機能層の表面形状を得ることができるのであ
る。
<実施例>
実施例として、第2図柄層が第2剥離層の機能
を兼ねたものを示す。
を兼ねたものを示す。
ヘアライン加工をしたポリエステルフイルム上
に塩化ゴムよりなる第1剥離層を形成し、その上
にメチルメタアクリレート、アルミペースト、黒
顔料からなる第1図柄層を形成し、その上にエチ
ルセルロースよりなる層間剥離機能層を全面に形
成し、その盾に全面に塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合樹脂、黄染料よりなる第2図柄層を形成し、
その上にウレタン樹脂よりなる蒸着用アンカー層
を形成し、その上にアルミニウム蒸着層を全面に
形成し、その上に塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
樹脂よりなる接着剤層を形成して層間剥離型転写
材を得た。
に塩化ゴムよりなる第1剥離層を形成し、その上
にメチルメタアクリレート、アルミペースト、黒
顔料からなる第1図柄層を形成し、その上にエチ
ルセルロースよりなる層間剥離機能層を全面に形
成し、その盾に全面に塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合樹脂、黄染料よりなる第2図柄層を形成し、
その上にウレタン樹脂よりなる蒸着用アンカー層
を形成し、その上にアルミニウム蒸着層を全面に
形成し、その上に塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
樹脂よりなる接着剤層を形成して層間剥離型転写
材を得た。
この転写材を用いABS成型品に対して熱ラバ
ーにより加熱・加圧転写を行つたところ、ヘアラ
イン表面の図柄の中に艶表面の金文字を有する絵
付表面が1工程の転写で得られた。これは従来法
によればヘアライン箔を転写し、その上に金文字
を箔押しするという2工程を経る必要があつたも
のである。
ーにより加熱・加圧転写を行つたところ、ヘアラ
イン表面の図柄の中に艶表面の金文字を有する絵
付表面が1工程の転写で得られた。これは従来法
によればヘアライン箔を転写し、その上に金文字
を箔押しするという2工程を経る必要があつたも
のである。
<発明の効果>
本発明は、以上説明したような構成からなるも
のであるから、次のような効果を有するものであ
る。すなわち、層間剥離機能層4を介して、基体
シート1と第1剥離層2との層間の剥離よりも、
層間剥離機能層4と第2剥離層5との層間の剥離
の方が容易となるように構成されていることか
ら、同一の被転写面上に表面形状の異なる2種類
の図柄を一工程の転写で表現することが可能とな
つた。さらに精密な見当合わせを必要とすること
なく、これらの図柄を容易に正確に見当を一致さ
せて製造することが可能となつた。
のであるから、次のような効果を有するものであ
る。すなわち、層間剥離機能層4を介して、基体
シート1と第1剥離層2との層間の剥離よりも、
層間剥離機能層4と第2剥離層5との層間の剥離
の方が容易となるように構成されていることか
ら、同一の被転写面上に表面形状の異なる2種類
の図柄を一工程の転写で表現することが可能とな
つた。さらに精密な見当合わせを必要とすること
なく、これらの図柄を容易に正確に見当を一致さ
せて製造することが可能となつた。
第1図は、本発明に係る転写材の模式的な拡大
断面図である。第2図は、第1図に示す転写材が
転写された状態を示す模式的な拡大断面図であ
る。第3図は、本発明に係る転写材の他の実施例
を示す模式的な拡大断面図である。第4図は、第
3図に示す転写材が転写された状態を示す模式的
な拡大断面図である。 図中、1……基体シート、2……第1剥離層、
3……第1図柄層、4……層間剥離機能層、5…
…第2剥離層、6……第2図柄層、7……接着剤
層、8……被転写物。
断面図である。第2図は、第1図に示す転写材が
転写された状態を示す模式的な拡大断面図であ
る。第3図は、本発明に係る転写材の他の実施例
を示す模式的な拡大断面図である。第4図は、第
3図に示す転写材が転写された状態を示す模式的
な拡大断面図である。 図中、1……基体シート、2……第1剥離層、
3……第1図柄層、4……層間剥離機能層、5…
…第2剥離層、6……第2図柄層、7……接着剤
層、8……被転写物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 凹凸の表面形状を有する基体シート1上に、
第1剥離層2が形成され、その上に第1図柄層3
が形成され、その上に前記基体シート1の凹凸の
表面形状と異なる表面形状を呈し得る層間剥離機
能層4が全面に形成され、その上に第2剥離層5
が部分的に形成され、その上に第2図柄層6が形
成され、さらにその上に接着剤層7が形成されて
いることを特徴とする層間剥離型転写材。 2 第2剥離層5が、第2図柄層6の機能を兼ね
たものであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項に記載の層間剥離型転写材。 3 凹凸の表面形状を有する基体シート1が、ヘ
アライン加工を施したプラスチツクフイルムであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
第2項に記載の層間剥離型転写材。 4 凹凸の表面形状を有する基体シート1が、マ
ツト加工を施したプラスチツクフイルムであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
項に記載の層間剥離型転写材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24586885A JPS62104792A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 層間剥離型転写材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24586885A JPS62104792A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 層間剥離型転写材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62104792A JPS62104792A (ja) | 1987-05-15 |
JPH0478120B2 true JPH0478120B2 (ja) | 1992-12-10 |
Family
ID=17140010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24586885A Granted JPS62104792A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 層間剥離型転写材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62104792A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63192098U (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-12 | ||
JPS644399A (en) * | 1987-06-25 | 1989-01-09 | Nissha Printing | Irregular transfer material |
JPS6417797U (ja) * | 1987-07-24 | 1989-01-30 | ||
JPH0745276B2 (ja) * | 1988-01-27 | 1995-05-17 | 大日本印刷株式会社 | 賦型用フィルム |
JPH0745278B2 (ja) * | 1988-08-31 | 1995-05-17 | 大日本印刷株式会社 | 転写箔 |
JPH02151478A (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-11 | Ube Ind Ltd | 模様を有する素材あるいは成形品の製造方法 |
TWI679134B (zh) * | 2017-07-05 | 2019-12-11 | 大勤化成股份有限公司 | 立體轉印品及其製法 |
CN109304955B (zh) * | 2017-07-26 | 2020-05-12 | 大勤化成股份有限公司 | 转印膜结构及其制法与立体转印品及其制法 |
-
1985
- 1985-10-31 JP JP24586885A patent/JPS62104792A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62104792A (ja) | 1987-05-15 |
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Date | Code | Title | Description |
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