JPS6340072Y2 - - Google Patents

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JPS6340072Y2
JPS6340072Y2 JP12137682U JP12137682U JPS6340072Y2 JP S6340072 Y2 JPS6340072 Y2 JP S6340072Y2 JP 12137682 U JP12137682 U JP 12137682U JP 12137682 U JP12137682 U JP 12137682U JP S6340072 Y2 JPS6340072 Y2 JP S6340072Y2
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JP
Japan
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air intake
air
vehicle
intake port
main pipe
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JP12137682U
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JPS5924624U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両、特にオフロード用自動三輪車等
に搭載するエアクリーナに用いて好適な空気取入
口装置に関する。
オフロード用自動三輪車はバルーンタイヤと称
される広幅な超低圧タイヤを装着して砂地、荒
地、草原、泥地など砂ほこり等の多い悪環境の中
を走行するものであるから、エアクリーナも比較
的大型のものを搭載するとともに空気取入口も斯
かる砂ほこり等の侵入を防止するため配設位置、
形状等が考慮されている。
したがつて、通常この種の空気取入口はエンジ
ンのシリンダユニツト後方に搭載したエアクリー
ナをフロントフアークを支持するヘツドパイプか
ら後方へ延出したメインパイプ(メインフレー
ム)の後部に連通させ、このメインパイプの前部
に大気と連通する空気取入口を設けることにより
その取入口を車体前部及び車体上部に位置するよ
うに成し、例えば走行中操向用前輪によつて発生
する砂ほこり等の影響を極力避けるように構成し
ている。
しかしながら、従来における空気取入口は大気
と連通する単なる開口として設けたものがほとん
どで、この為空気取入口の近傍に存在する砂ほこ
り等はエンジン側からの負圧によつて吸入され易
く砂ほこり等の充分なる排斥効果が得られないの
が実情であつた。
本考案は斯かる従来の空気取入口を改良するも
ので砂ほこり、塵、雨、雪等の大気中の無用な異
物と空気を効果的に分離し、充分なる異物の排斥
効果が得られる車両における空気取入口装置の提
供を目的とする。
本考案は斯かる目的を達するため特にオフロー
ド用自動三輪車等の車両に適用し、その主たる構
成はエアクリーナに連通する空気取入口を車両の
走行方向に略平行な側板に穿設するとともに、こ
の側板に前記空気取入口を覆い、且つこの空気取
入口と連通し略水平方向の等断面通気路を形成す
るトンネル状遮蔽板を設けて構成し、効果的に異
物を分離した空気を取入れることができるように
したことを特徴とする。
以下には本考案を更に具体化した好適な実施例
を挙げ図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図は本考案に係る空気取入口装置を適用し
たオフロード用自動三輪車の概略側面図、第2図
は要部抽出拡大図、第3図は第2図中3−3線断
面図、第4図は第2図中4−4線断面図を夫々示
す。
先ず、本考案を明確にするため第1図を参照し
てオフロード用自動三輪車の全体的概略構成につ
いて説明する。1はオフロード用自動三輪車で車
体フレーム2はヘツドパイプ3上部から後方へ延
びメインフレームをなすメインパイプ4及びヘツ
ドパイプ3の下部側から後下方に延びるダウンチ
ユーブ5等から構成されヘツドパイプ3にはトツ
プ、ボトム両ブリツジ6及び7にてフロントフア
ーク8が支持され、フロントフアーク8の下部で
操向用前輪9を支持し、トツプブリツジ6の上部
にハンドル10を取付ける。一方メインパイプ4
上には燃料タンク11を搭載し、更にその後方に
シート12を搭載する。また、前記ダウンチユー
ブ5の後下部にはエンジンユニツト13を搭載す
るとともにこの後方には左右一対の駆動用後輪1
4,14がスイングアーム15にて支持され、又
スイングアーム15は車体間に介装した不図示の
ダンパー装置にて支持されている。
一方、エンジンユニツト13のシリンダユニツ
ト13aの後部はキヤブレタ16、更にエアクリ
ーナ17の順に夫々結合すると共に、このエアク
リーナ17の上部は前記メインパイプ4の後部に
結合し、このメインパイプ4の内部は上記エアク
リーナ17と連通する。他方、メインパイプ4の
前部には本考案に従つて空気取入口装置18を配
設し、空気は当該空気取入口装置18、メインパ
イプ4内部、エアクリーナ17、キヤブレタ16
の順に通過しエンジンユニツト13側に吸入され
ることになる。
この空気取入口装置18は具体的には第2図乃
至第4図の如く構成する。なおこれら各図に於て
第1図と同一部分には同一符号を付しその構成を
明確にしている。
先ず、側板19a,20aの後部にこれを内方
へ折曲して後部閉塞縁19b,20bを形成した
左右一対のヘツドパイプガセツト板19及び20
の周縁を前記ヘツドパイプ3、メインパイプ4、
ダウンチユーブ5の側部に溶着等し、また上記後
部閉塞縁19b,20bを相溶着等することによ
りヘツドパイプ3、メインパイプ4、ダウンチユ
ーブ5及びガセツト板19,20にて閉じられた
空気室Sを形成する。そして、この空気室Sに臨
むメインパイプ4にはパイプ内部と貫通する任意
複数の孔21,22を穿設して当該空気室Sと前
記エアクリーナ5を連通せしめる。
一方、ガセツト板19,20の各側板19a,
20aは前記後部閉塞縁19b,20bの幅員等
を考慮して相平行、即ち、車両の走行方向(第3
図矢印A方向)に対し両側板19a,20aとも
平行となるように取付け、この両側板19a,2
0aの所定位置には孔、実施例では略水平方向に
長い長孔23,24を穿設し、空気取入口S1,S2
を開口する。
また、側板19a,20aには上記空気取入口
S1,S2を覆い、且つこの取入口S1,S2と連通し略
水平方向の等断面通気路S3,S4を形成するトンネ
ル状遮蔽板25,26を設ける。
この遮蔽板25,26は、例えばその断面を略
コ字形状となし、又、側部形状は前部が雨等の侵
入を防止すべく上部を前方へ突き出した傾斜をも
つて形成すると共に、上下端縁には一体に折曲形
成した取付用ブラケツト27…を設け、例えばボ
ルトナツト28…等を利用して前記側板19a,
20aに取付固定する。
次に、斯かる構成を有する空気取入口装置18
の機能について説明する。
前記側板19a,20aは車両の走行方向に平
行に設けられ、また、トンネル状の遮蔽板25,
26にて形成された通気路S3,S4も等断面、且つ
略水平方向に平行であるから、車両走行時に於て
対向する空気は何ら抵抗を受けることなく通気路
S3,S4内を通過する。この場合、通気路S3,S4
前方から取入れられる空気は例えば砂ほこり、雨
等の異物が混入しているが、空気取入口S1,S2
何ら負圧が生じていない場合には取入れられた空
気(混入する異物を含む)は全て通気路S3,S4
急速に通過しこの後方へ排出される。
しかしながら、シリンダユニツト13a側の負
圧により前記空気取入口S1,S2に負圧が生じたな
ら、この負圧に対応して比較的軽量な空気は空気
取入口S1,S2より吸入されるが、比較的重い異物
はそのまま、通気路S3,S4通過し排出される。も
つて、いわゆる整流作用が生じ空気と異物は分離
される。この整流作用を良好に行うため、シリン
ダユニツト13a側の負圧に対応して空気取入口
S1,S2の開口面積、通気路S3,S4の断面積の大き
さが考慮される。
なお、通気路S3,S4を本考案に従つて略水平方
向に且つ等断面に形成することは極めて重要であ
る。もし、通気路S3,S4が例えば上下方向等に傾
斜していたり等断面に形成されていないなら、当
該通気路内にうず流等の乱流が生じ空気抵抗が増
大することにより、上述した空気と異物を分離す
る整流作用が充分に行われず、空気取入口に異物
が巻込まれることになる。
第2図及び第3図に於て実線矢印aは異物の混
入した空気の流れを、点線矢印bは本空気取入口
装置によりエアクリーナへ取入れられる空気の流
れを示している。
なお、本考案は以上の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば空気取入口S1,S2を設けた側板
19a,20aは部品コスト、製作性等を良化な
らしめるためヘツドパイプガセツト板を利用した
が、メインパイプ4の側方に直接走行方向に平行
な側板部を形成したり空気室Sを別に設けた箱体
にて形成して実施することもできるとともに、遮
蔽板25,26の断面形状も半円形等各種形状が
適用でき、その他各部の形状、取付位置等本考案
の要旨を逸脱しない任意変更は許容される。
また、実施例ではオフロード用自動三輪車に適
用した一例を述べたが自動二輪車、更には四輪自
動車等の各種の車両にも同様に適用できるもので
ある。
以上の説明から明らかなように本考案に係る空
気取入口装置によれば大気中の無用な砂ほこり、
塵、雨等の異物を効果的に分離し、これら異物の
ない空気をエアクリーナに取入れることができ、
オフロード車の如き砂ほこり等の多い場所での走
行を強いられる車両に好適であり、また、その構
成も単一の遮蔽板のみで充分な効果が得られ製作
性が良好で且つ極めて低コストで実施でき技術
的、実用的価値の高い空気取入口装置として提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る空気取入口装置を適用し
たオフロード用自動三輪車の概略側面図、第2図
は第1図の要部抽出拡大図、第3図は第2図中3
−3線断面図、第4図は第2図中4−4線断面図
である。 尚図面中、17はエアクリーナ、19a,20
aは側板、25,26は遮蔽板、S1,S2は空気取
入口、S3,S4は通気路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアクリーナに連通する空気取入口を車両の走
    行方向に略平行な側板に穿設するとともに、該側
    板に前記空気取入口を覆い、且つ該空気取入口と
    連通し略水平方向の等断面通気路を形成するトン
    ネル状の遮蔽板を設けたことを特徴とする車両に
    おける空気取入口装置。
JP12137682U 1982-08-10 1982-08-10 車両における空気取入口装置 Granted JPS5924624U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12137682U JPS5924624U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 車両における空気取入口装置

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JP12137682U JPS5924624U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 車両における空気取入口装置

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Publication Number Publication Date
JPS5924624U JPS5924624U (ja) 1984-02-15
JPS6340072Y2 true JPS6340072Y2 (ja) 1988-10-20

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ID=30277824

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61143219A (ja) * 1984-12-13 1986-06-30 Honda Motor Co Ltd 不整地走行用4輪車におけるエンジンの吸気装置
JPH0754021Y2 (ja) * 1986-03-04 1995-12-13 本田技研工業株式会社 自動二輪車等の吸気導入構造
JPH0825509B2 (ja) * 1986-10-28 1996-03-13 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車の吸気装置

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JPS5924624U (ja) 1984-02-15

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