JPS6339645A - 竪型ミル - Google Patents

竪型ミル

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Publication number
JPS6339645A
JPS6339645A JP18474886A JP18474886A JPS6339645A JP S6339645 A JPS6339645 A JP S6339645A JP 18474886 A JP18474886 A JP 18474886A JP 18474886 A JP18474886 A JP 18474886A JP S6339645 A JPS6339645 A JP S6339645A
Authority
JP
Japan
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chute
liner
hot gas
vertical mill
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP18474886A
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English (en)
Inventor
勲 橋本
木下 統右
沢村 成介
進 内山
須藤 勘三郎
周二 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Cement Co Ltd
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chichibu Cement Co Ltd, Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Chichibu Cement Co Ltd
Priority to JP18474886A priority Critical patent/JPS6339645A/ja
Publication of JPS6339645A publication Critical patent/JPS6339645A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば高炉スラグなどの粉砕原料をシュー
トを介してテーブル上に供給し、この粉砕原料をテーブ
ルとローラとの間に噛込んで粉砕する竪型ミルに関する
従来技術 第16図は先行技術の竪型ミル1の一部分の縦断面図で
ある。第16図を参照して、竪型ミル1の構成について
説明する。竪型ミル1は略円筒状のハウジング2を有し
、ハウジング2内には鉛直・方向に延びる回転軸線を有
するテーブル3が配置される。テーブル3上には周方向
に複数のローラ4が配置され、図示しない構成によって
テーブル3に圧接される。
テーブル3の上方には、テーブル3の中火部付近に高炉
スラグなどの投入原料を供給するシュート5が配置され
る。シュート5は、テーブル3の中央部上方から斜め上
方に延びて、ハウジング2を貫通し外方に突出する。シ
ュート5の下方端には、テーブル3に向けて鉛直下方に
垂下する案内#i6が一体的に形成され、またシュート
5内において、前記投入原料が滑落する内周面の部分に
は、ライナ7が張設される。
シュート5の前記ライナ7が設けられている側の外11
i11部には、シュート5の給線方向の所定の長さに亘
って加熱部材8が設けられる。加熱部材8は、熱ガス導
入口9を有し、この熱ブス導入口9から導入された熱ガ
スがこの加熱部材8の柚、線力向全便に亘って流下する
熱が入室10を有する。
流下する熱ガスは、熱ガス排出口9′より竪型ミル1内
に排出される。この熱ガス室10はシュート5に直接臨
み、導入された熱ガスによってシュート5、したがって
ライナ7を加熱する。
このような竪型ミル1では、シュート5からたとえば高
炉スラグなどの投入原料が供給され、テーブル3の中央
部付近に落下される。テーブル3上の投入原料は、テー
ブル3の回転駆動に伴って発生する遠心力によって半径
方向外方に移動し、テーブル3とローラ4との間に噛込
まれ粉砕される。ここで前記たとえば高炉スラグなどの
投入原料は、水分をたとえば8〜15%含有しており、
したがってシュート5内のライナ7上に容易に付着し、
したがってテーブル3上への投入原料の供給が不連続に
なるとともに、前記シュート5内における付着および堆
積が進行する。
このような状態下では、シュート5内が171本されて
しまう事態が発生する。このような事態の発生を回避す
るために、前記加熱部材8内の熱ガス室10に熱ガスを
導入して、シュート5したがってライナ7を加熱し、ラ
イナ7上を移動する投入原料を加熱して、その含有水分
を減少させ、または投入原料を乾燥させる。このように
して投入原料のシュート5内における移動を円滑にする
とともに、前記ライナ7への付着を解消するようにして
いる。
発明が解決しようとする問題点 上述したような先行技術の竪型ミル1では、下記のよう
な問題点がある。
■熱ガス導入口9は、その軸線がシュート5と平行に設
けられており、したがってシュート5内において最も投
入原料が付着しやすい領域、すなわちシュート5の外方
端から鉛直上方に延びる鉛直部11の直下方の領域りに
、熱ガス導入口9からの熱ガスが直接吹付けられる構成
となっておらず、したがってこの付着領域りの加熱が不
十分となってしまう。
■前記投入原料が滑落するライナ7は、シュート5を介
して間接的に加熱されるh1成であり、またシュート5
とライナ7との間の空気層の存在により、ライナ7への
伝熱性が不十分である。
したがってライナ7上を移動する前記投入原料への加熱
を十分に行おうとするとき、加熱部材8に導入される熱
がスの温度をむやみに高(する必要があった。たとえば
a−ラ4によって投入原料が粉砕されて得られた粉粒体
を、ガス導入ロ12から導入され、ノズル13を介して
噴出される気体によって、ハウジング2内で上方に吹上
げるようにする熱ガスは、たとえば200℃程度であり
、一方、上述したような加熱部材8に供給される熱ガス
の温度は250℃〜300℃程度の高温が必要とされて
いた。
したがってガス導入口12から導入される熱ガスを発生
する構成とは異なる、さらに高温の熱がスを発生する構
成が必要となるなどh1成が複雑化、大形化するととも
に、前記シュート5における投入原料の付着堆積などに
よって、竪型ミル1の安定した運転が阻害されていた。
本発明の目的は、上述の問題点を解決し、シュート内の
粉砕原料を加熱するに、複雑な構成を必要とせず、また
経時的に安定運転が実現できる竪型ミルを提供すること
である。
rJjM点を解決するための手段 本発明は、鉛直軸線を有するテーブル上にローラを圧接
し、 テーブルの中央付近に粉砕原料を導くシュートであって
、高温ガスによって加熱され、かつその少なくとも一部
分が耐摩、耗性のある材料のみ、あるいは耐摩耗表面処
理された材料のみから形成された、そのようなシュート
を含むことを特徴とする竪型ミルである。
作  用 本発明に従う竪型ミルは、鉛直軸線を有するテーブル上
にローラを圧接し、シュートからテーブルの中央付近に
供給される粉砕原料を、ローラとテーブルとの間に噛込
んで粉砕する。一方、前記シュートは高温ガスによって
加熱され、かつその少なくとも一部分が耐摩耗性のある
材料のみ、あるいは耐摩耗表面箔E+!された材料のみ
から形成されるようにする、したがって前記耐摩耗性の
ある材料のみ、あるいは耐摩耗表面処理された材料のみ
から形rlj、されるシュートの部分を、粉砕原料が容
易に付着しやすい領域などに選ぶことによって、シュー
ト内の粉砕原料は好ましく加熱乾e!され、テーブル上
に連続した安定供給を実現できる。
また前記シュートは、萌述した耐摩耗性のある材料のみ
、あるいは耐摩耗表面処理された材料のみから形成され
た部分がとりわけ好ましく加熱されるので、加熱に泪い
る高温ブスの温度をむやみに高くする必要がなく、構成
を簡略化することができる。
実施例 第2図は本発明の一実施例の竪型ミル20の縦断面図で
ある。fJs2図を参照して、竪型ミル20の構成につ
いて説明する。竪型ミル20は、たとえば略円筒状のハ
ウジング21を有する。ハウジング21内は、鉛直力向
の回転軸線を有しテーブルライナ22aとテーブル本体
22bとから成るテーブル22が配置される。テーブル
22を駆動軸23を介して回転駆動する減速機24は、
動力伝i!!iff構25を介してモータ26と結合さ
れる。このテーブル22上には、周方向に間隔をあけて
複数のロー227が配置され、図示しない構成によって
テーブル22に圧接される。
テーブル22の上方には、大略的に逆円錐台形状であっ
て、テーブル22と同一軸線を有するコーン28が配置
される。コーン28はハウジング21の天井板29側か
ら大径筒部30、逆円錐台部31および案内筒部32を
含む。大径筒部30には半径方向内方に向けて延び、周
方向に沿って多数の案内板33が配置される。各案内板
33間を後述のように通過する粉粒体および熱ガスに、
一定の周速度が与えられるように、前記案内板33が構
成される。
このコーン28と一体的にたとえば高炉スラグなどの投
入原料を供給するシュート34が、ハウジング21の外
部から挿入されて設けられる。このシュート34はΔ部
35と、ライナ部36とを含み、これらが相互に7C,
V!jl:NII成される。またこのライナ部36は、
後述するような形状を有する複数のライナ片37が、氏
手力向に突合わされて構成される。このライナ片37は
耐摩耗鋼から形成され、たとえばハイマンガン鋼、ハイ
クロム鋼、ニッケルクロム鋼などがmいられ、さら(こ
一般(こ安価に用いられる鋼板に、たとえばタングステ
ンまたはセラミクスなどの耐摩耗性材料を、表面溶射し
た材料から構成してもよい。
シュート34のライナ部36の下方側には、加熱部材3
8がライナ部3Gの全長に亘って設けられる。加熱部材
38の上方端付近には、高温ガスを導入する熱ガス導入
口39が設けられ、この熱ガス導入口39から導入され
た熱ガスは、加熱部材38の内部に設けられた熱ガス室
40内を、その全長に亘って流下する。この熱ガス室4
0は、前記ライナ部36に直接臨み、ライナ部36を加
熱する。前記熱ガス導入口39の軸線J!1は、ライナ
部36に直交するように構成される。また面記熱ガス導
入口39の近傍にはパイブレーク41が設けられ、前記
ライナ部36を振動させ、後述されるようにライナ部3
6上を滑落する高炉スラグなどが、ライナ部36に付着
することを防ぐようにする。
このライナ部36の上方端は、たとえ;r加熱部材38
に角変位自在に取付けられる。またシュート34の下方
端には、テーブル22に向がって鉛直下方に垂下する案
内筒42が設けられる。
ハウジング21には熱ガス導入口43が設けられ、テー
ブル22とハウジング21との間に設けられた/グル4
4を介して上方に噴出する。またハウジング21の天井
板29のコーン28内には、後述するように分級されて
得られた細粉を、ハウジング21外に取出すための排出
グクト45が設けられる。
第1図は竪型ミル20の熱ブス導入口39付近の拡大断
面図であり、第3図は第1図の切断面線ニー■から見た
断面図であり、第4図はライナ片37の斜視図である。
第1図〜第4図を参照して、竪型ミル20の構成につい
て詳述する6ライナ片37は直円筒状の部材を、軸線方
向に沿って牛割りにした形状の半円筒部46と、半円筒
部46の周方向端部に一体的に設けられ、軸線方向に沿
って延びる7ランノ部47.48とから成る。7ランノ
部47.48にはそれぞれ複数のねじ孔49が設けられ
る。このようなりイナ片37が、軸線方向に相互に突合
わされて前記ライナ1IS3Gを構成する。一方、加熱
部材38はライナ部36と類鉄の形状であり、すなわち
半円筒部50と7ランノ部51.52とを有する。これ
らの加熱部材38、ライナ部36およV蓋部35は、相
互にたとえばボルトなどによって固定される。
第5図は竪型ミル20のシュート34の案内筒42付近
の拡大断面図である。fIS2図、f55図および第6
図を参照して、竪型ミル20の案内筒42付近の構成に
ついて詳述する。シュート34のライナ部36の下端部
付近には、半円筒状のライナ部36の周方向両端部付近
に、たとえば一対の通気口53.54が形成される。す
なわち熱ガス導入口39から熱ガス室40内に導入され
た熱ガスは、熱が入室40内を下方に移動して、この通
気口53,54から、矢符A 1 、A 2で示すよう
に、シュート34内に流入する。
シュート34内の熱ガスは、シュート34内を滑落する
投入原料をさらに乾燥させ、投入原料がライナ部36に
付着することを防ぐ。またシュート34内の熱ガスは、
案内筒42を介してテーブル22上に流出し、テーブル
22中穴部付近の投入原料を乾燥して、テーブル22へ
の付着および堆積を防止する。またこのように案内筒4
2から流出する熱ガスは、テーブル22に衝突して反転
して上昇するので、7ズル44を介して噴出される熱ガ
スと、その流れ方向が同一であり、竪型ミル20内の気
体流に擾乱を発生させることがない。
第7図および第8図は熱ガスによるシュート34の加熱
状態を説明するグラフである。第1図、第7図および第
8図を参照して、シュート34の加熱状態について説明
する。一般にn層の壁が積層された積層壁の積層方向−
万端から他力端に伝達される伝熱IQは、加熱側の温度
が01、伝熱側の温度が02であるとき、 Q=K(θ 1−02)             ・
・・(1)c表わされる。ここでKは熱通過率である。
前記積層壁における伝熱性の改善とは、熱の通過率の改
善を意味し、一般に前記積層壁の任意の第に層目の壁に
おける当該壁の両面の熱伝達率がαk、当該壁の壁厚が
δk、当該壁の熱伝導率がλにであるとき、このような
積層壁全体の熱通過率には下記のように表わされる。
すなわち第7図のラインノ3に示されるように、前記第
に/I目の壁の加熱側に温度θklで伝った熱量は、当
該壁の伝達側で温度θに2  に低下する。
このような温度変化が各層の壁において行なわれ、積層
壁全体としては第1式およびfiS2式で示される熱の
伝達特性を有する。
ここで前記fjS2式において1/αにと、δに/λに
との共体的数値は、温度θ2 = 150 ’Cであっ
て、壁が鉄類で厚さ30+nI#のとき、1/αに=1
150=2X10−’   ・・・(3)δに/λに=
0.030/30 =IX10−コ・・・(4) で表わされる。したがって前記積層壁全体の伝熱性の改
善、すなわち前記第1式における係数Kを大さくするた
めには、第2式における1/αkをそれぞれ小さくする
ことによって行なわれる。すなわち第2式において1/
Σakを小さくするためには、各αにの値を増大しで各
1/αにの値を小さくし、かつ票数nを小さくすること
がその条件となる。
前記第2式における壁の両面の熱伝達率αには、加熱に
用いるたとえば高温ガスのガス温度、ガス流速、ガス流
れ方向に依存し、とりわけガス流れ方向に強く依存する
。すなわち第1図において熱ガス導入口39の紬#a、
fflが、ライナ部36となす角度φが、このライナ部
36に関するガス流れ方向に対応し、第8図のライン1
4で示すように角度φ=Oのとさ、前記熱伝達率αはき
わめて小さくなり、角度φ=90度のとき熱伝達率αは
きわめて大きくなる。またこの熱伝達率αは角度φが6
0度以上となると、増大率が太き(なる。
したがって本実施例においては、前記角度φ=60度以
上が好ましく、第1図に示すように前記角度φ=90度
とする。すなわち熱ガス導入口3つの細線ノ1が、ライ
ナ部36と直交するように植成する。また前述したよう
にfjS2式における票数nを減少するため、11=1
とする。すなわち第1図を参照して説明したように、シ
ュート34内の投入原料と熱ガス室40との間に介在さ
れるのは、ライナ部36のみとする。
第1図、第2図および第5図〜第8図を参照して、上述
したような構成を有する竪型ミル20の動作について説
明する。竪型ミル20内には、たとえば高炉スラグなど
の投入原料が、シュート34のハウジング21の外方端
部から直立する投入筒55に、フィーダ56によって投
入される。高炉スラグはたとえば8〜15%の水分を含
有しており、シュート34などに容易に付着しやすい性
質を有している。投入筒55から投入された投入原料は
、投入筒55の直下のライナ部36の落下領域D1に衝
突し、シュート34内でライナ部36上をハウジング2
1内に向けて滑落する。
このとき前記落下領域D1ににおいては、投入筒55を
落下する投入原料は容易に付着する傾向を有するけれど
も、熱ガス導入口3つからの熱ガスのガス流が、前記落
下領域D1近傍のライナ部36に直角に衝突し、落下領
域D1近傍を効率的に加熱するため、落下領域D1近傍
のライナ1IS36が十分加熱され、落下領域D1上の
投入原料を加熱乾燥し、落下領域D1に付着堆積するこ
とを防ぐ。またバイブレータ41は、この落下領域D1
近傍を直接振動するように構成されており、この振動に
よっても前記付着堆積が防がれる。なお図1において熱
ガス導入口3つとパイプレーク41の取付は位置は上下
逆になってもよい。
投入筒55からシュート34内に投入された投入原料は
、ライナ部3G上を滑落してゆき、第2図に示す案内筒
42によってテーブル22の中央部に供給される。この
とき滑落する投入原料がライナ部36に付着しようとす
るけれども、熱ガス室40内の熱ガスによって、熱ガス
室40に直接臨むライナ部36が十分加熱され、ライナ
部36上の投入原料は効率的に加熱乾燥されて、バイブ
レータ41の発生する振動と相まって付着堆積が防がれ
る。したがってシュート34からのテーブル22上への
投入原料の供給は、投入原料のシュート34内における
付着堆積物の形成による断続的供給となることが防がれ
、連続的に安定して供給されることができる。
また?55図および第6図を参照して説明したように、
シュート34の下方端部付近には通気口53.54が設
けられており、熱ガス室40内の熱ガスはシュート34
内に流入し、シュート34内の投入原料を直接加熱乾燥
させて、シュート34内の投入原料がライナ部36に付
着することを防ぐ効果をさらに増大する。
テーブル22の中央部に供給された投入原料は、テーブ
ル22の口伝駆動に伴う遠心力によって半径方向外方に
移動する。ここで前述したように熱ガス室40から通気
口53.54を介して、シュート34内に流入した熱γ
スは、案内筒42からテーブル22上に噴出し、前記テ
ーブル22の中央部付近に供給した投入原料を加熱乾燥
し、この投入原料がテーブル22の中央部付近において
、その含有水分に起因して付着堆積することを防ぎ、前
記半径方向外方への移動を容易にする。
テーブル22上で半径方向外方に移動した投入原料は、
ロー227とテーブルライナ22aとの間に噛込まれ粉
砕される。粉砕されて得られた粉粒体は、ノズル44を
介する熱ガスによってハウジング21内で上方に吹上げ
られ、複数の案内板33間を流過してコーン28内に流
入する。コーン28内で一定方向に旋回される熱ガスお
よび粉粒体は、その旋回に基づく遠心力によって分級さ
れ、粗粉はコーン28の内周面に沿って落下し、案内筒
部32を介、して再びテーブル22上に戻される。すな
わちロー227とテーブルライナ22aとの間では、前
記粗粉が混合された前記投入原料が粉砕されることにな
る。コーン28内で分級されて得られた細粉は、排出ダ
クト45からハウジング21の外方に取出される。
前述したようにライナ部36は、複数のライナ片37を
長手方向に突合わせて構成しているだめ、使用に伴って
摩耗した部分に対応するライナ片37のみを交換すれば
よく、このようなシュート34の保守作業がきわめて容
易となる。
以上のように本実施例においては、ライナ部3Gのみを
介して熱がスによって、シュート34内を滑落する投入
原料を加熱乾燥するようにし、またライナ部36はバイ
ブレータ41によって振動されるようにしたので、シュ
ート34内における投入原料のライナ部36などへの付
着および堆積が防がれる。また熱が又は熱ガス導入口3
9からのガス流が、ライナ部3Gに垂直に衝突するよう
に(3成したので、熱ガスによるライナg+36の加熱
効率が格段に向上される。またこの熱ガスを用いてテー
ブル22の中央部に供給された投入原料を、さらに加熱
乾燥するようにしたので、テーブル22の中央部付近に
おいて、前記投入原料が付着堆積することが防がれる。
このようにして竪型ミル20内への投入原料の連続した
安定供給が実現され、またテーブル22上において投入
原料お上V粗粉などから成る粉砕原料が、任意の半径方
向に関して均等に供給されるので、複数のロー227と
テーブルライナ22aとの間に噛込む粉砕原料の皿、お
よび供給態様は均等になり、ローラ27に不所望な振動
が発生して竪型ミル20の安定運転が阻害されることを
防ぐことができる。
第9図は本発明の池の実施例の断面図であり、第10図
は本実施例において用いられるライナ片37aの斜視図
である。19図および第10図を参照して、本実施例の
構成について説明する。本実施例は前述の実施例に類似
し、対応する部分には同一の参照符を付す。本実施例の
注目すべき点は、シュート34のライナ部36を構成す
るライナ片37aとして、第10図示のような形状の種
類を用いたことである。本実施例のライナ片37aは、
底面半径R1および頂面半径R2(R1>R2)の円錐
台形状の、前記第1実施例で述べた材料から成る筒体を
、軸線を含む平面で切断した形状の半円錐台部57と、
半円錐台部57の周方向両端部から半円錐台部57の軸
線を含む平面に沿って延びる7ランノ部47.48とを
含み、これらの7ランノ部47.48には、第4図を参
照して説明したライナ片37と同様にねじ孔47が設け
られる。
このようなライナ片37aを蓋部35に固定し、各クイ
ナ各37aの小径部58が軸線方向に隣接するライナ片
37aの大径部59に接合される構成とし、これらを軸
線方向に順次積重ねてライナ部36を構成する。このよ
うな構成によって、隣接するライナ片37aの小径部5
8と大径部59との間に間隙60が形成される。したが
って熱ガス導入口39から熱がス室40内に導入された
熱ガスは、ライナg36を加熱させるとともに、前記間
隙60を介してシュート34内に流入し、シュート34
内の粉砕原料を直接加熱乾燥させ、前述の実施例で述べ
た効果をさらに向上する。
第11図は本発明のさらに池の実施例の竪型ミル20の
縦断面図であり、rjS12図は本実施例において用い
られるライナ片37bの斜視図である。
第11図およV第12図を参照して、本実施例の構成に
ついて説明する。本実施例は前述の実施例に類似し、対
応する部分には同一の参照符を付す。
本実施例の注目すべき点は、シュート34のライナ部3
6を構成するライナ片37bを、第12図示の形状を有
する!11uに用いたことである。
すなわちライナ片37bは、前記第1実施例で述べた材
質から形成された直円筒状の部材を、軸線と所望の角度
で交差す仮想平面によって切断した形状の半円筒部50
aと、この半円筒部50aの周方向両端部において、前
記仮想平面に沿って延びる7ランノ部47.48とを含
み設けたことである。7ランノ部47,48には、ねじ
孔49が形成される。このような形状のライナ片37b
の半円筒部50aも、曲率半径R3の大径部59と、曲
率半径R4の小径部58とを含む。
このようなライナ片37bを蓋部35に、大径部59が
小径部58より下方になるように取付けると、第10図
示のライナ片37a と同様に小径部58および大径部
59開に間隙60が形成され、このような構成によって
も前述の実施例で述べた効果と同様の効果を得ることが
できる。
第13図は本発明のさらに他の実施例のライナ片37c
(7)斜視図である。本実施例は前述の実施例にMゲス
し、対応する部分は同一の参照符を付す。
またライナ片37cをもって構成されるライナ部の構造
は、たとえば第11図示のライナ部36と同様であり、
またそれ以外の残余の構成は第2図示のvt成と同様で
ある。したがって本実施例の説明はライナ片37cの形
状の説明にとどめる。
ライナ片37cは矩形板状の底板61と、底板61の両
端部から垂直に立設される台形板状の画板62.63と
を含む。側板62.63の短縁部62a、63aは、底
板61に関して共通の方向にあり、したがって良縁部6
21,63bは短縁部62a、63aと反対側にそれぞ
れ位置する。上記側板f32,63の底板61と反対側
′4部に、7ランノ部51.52がそれぞれ形成され、
7ランノ部51.52には前述の各実施例と同様にねじ
孔49が形成される。
この上うな構成と形状のライナ片37cによっても、第
11図示のようなライナ部36の構成が得られ、やはり
同様に間′FA60を形成することができる。すなわち
このような構成によっても、前述の各実施例で述べた効
果と同様の効果を得ることができる。
前述の各実施例では、シュート34は蓋部35とライナ
部36とから構成されたけれども、他の実施例として第
14図に示すように、蓋部35とこれに固定される7ラ
ンノ部64.65を有するシュート本体66とを設け、
このシュート本体66に前述の実施例で述べた材質のラ
イナ部36を張設するようにして、これをシュート34
の一部に採用してもよい。
またこのようなライナ片37cを用いたシュート34が
用いられる竪型ミル20a として、第2図示の構成の
竪型ミル20において、第15図に示すようにシュート
34を本実施例の構成とし、コーン28内に回転翼67
を周方向に多数設けるようにしてもよい。この回転翼6
7は支持部材68に共通側の一方端が固定され、支持部
材68はモータ69によって回転駆動される回転軸70
に固定される。このような構成の竪型ミル20aにおい
ても、11「述の実施例で述べた効果と同様の効果を得
ることができる。
効  果 以上のように本発明に従う竪型ミルは、テーブル上に配
置されたローラとテーブルとの間に噛込まれて粉砕され
る粉砕原料を、テーブルの中央付近に導くシュートに関
して、このシュートを高温ガスによって極めて効率的に
加熱する構成とした。
またこのシュートの少なくとも一部分が耐摩耗性のある
材料のみから形成されるようにした。
したがって、シュート中を滑落する粉砕原料を効率的に
加熱乾燥することができ、このような投入原料の含水率
にかかわりなく、シュート中においてシュートに付着堆
積することを防ぐことができる。したがってテーブル上
に連続的に安定して粉砕原料を供給でさ、竪型ミルの経
時的な安定運松を実現できる。また、熱ガス温度をむや
みに高くする必要がなくなり、特別な高温度熱ガス源(
熱風炉)を必要とせず、ハウジング内への熱がス導入ロ
用の熱ガスの一部をバイパスするだけでよく、構成の複
雑化を防止する他、シュート部での熱膨張に対する配慮
も軽くなりコスト安となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の竪型ミル20のシュート3
4の上端部付近の拡大断面図、Pt52図は竪型ミル2
0の縦断面図、第3図はfIS1図の切断面線■−■か
ら見た断面図、第4図はライナ片37の斜視図、第5図
は竪型ミル20のシュート34の上端部付近の拡大断面
図、第6図は第5図の切断面線VI−4から見た断面図
、fjS7図および第8図はシュート34の加熱態様を
説明するグラフ、fpJ9図は本発明の他の実施例のシ
ュート34の上端部付近の拡大断面図、第10図は本実
施例のライナ片37aの斜視図、PA11図は本発明の
さらに他の実施例の竪型ミル20のシュート34の上端
部付近の拡大断面図、第121Zは本実施例のうイナ片
37bの斜視図、!jS13図は本発明のさらに池の実
施例に従うライナ片37cの斜視図、第14図は本発明
のさらに池の実施例に従うシュート34の上ra部付近
の断面図、第15図は竪型ミル20aの縦断面図、第1
6図は従来技術の竪型ミル1の簡略化した断面図である
。 20.20a・・・竪型ミル、21・・・ハウノング、
22・・・チー7’ル、27・・・ローラ、28・・・
コーン、34=34a・・・シュート、36・・・ライ
ナ部、37,37a、37b、37c・・・ライナ片、
38・・・加熱部材、40・・・熱が入室、43・・・
熱がス導入口、46,50.50a・・・半円筒部、5
3.54・・・通気口、57・・・半円錐台部、60・
・・間隙、66・・・シュート本体、Dl・・・落下領
域、ノド・・熱ガス導入口39の紬線代理人  弁理士
  西教 圭一部 第3図 第2囚 第 6 図 第 7図 1町醸 第8図 □ 第9図 第10図 第11vA 第12図 3a 第14図 第15図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鉛直軸線を有するテーブル上にローラを圧接し、テーブ
    ルの中央付近に粉砕原料を導くシュートであつて、高温
    ガスによつて加熱され、かつその少なくとも一部分が耐
    摩耗性のある材料のみ、あるいは耐摩耗表面処理された
    材料のみから形成された、そのようなシュートを含むこ
    とを特徴とする竪型ミル。
JP18474886A 1986-08-05 1986-08-05 竪型ミル Pending JPS6339645A (ja)

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JP18474886A JPS6339645A (ja) 1986-08-05 1986-08-05 竪型ミル

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JPS6339645A true JPS6339645A (ja) 1988-02-20

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JP18474886A Pending JPS6339645A (ja) 1986-08-05 1986-08-05 竪型ミル

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JP (1) JPS6339645A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012521868A (ja) * 2009-03-27 2012-09-20 エフ・エル・スミス・エー・エス 粒状材料をミルに供給するためのフィードシャフト
JP2016036778A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 川崎重工業株式会社 竪型ローラミル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012521868A (ja) * 2009-03-27 2012-09-20 エフ・エル・スミス・エー・エス 粒状材料をミルに供給するためのフィードシャフト
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