JP2617816B2 - 竪型粉砕機 - Google Patents
竪型粉砕機Info
- Publication number
- JP2617816B2 JP2617816B2 JP41820090A JP41820090A JP2617816B2 JP 2617816 B2 JP2617816 B2 JP 2617816B2 JP 41820090 A JP41820090 A JP 41820090A JP 41820090 A JP41820090 A JP 41820090A JP 2617816 B2 JP2617816 B2 JP 2617816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- rotary table
- short pipes
- pipe
- charging chute
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Crushing And Grinding (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，回転テーブルと粉砕ロ
ーラとの協働により，石灰石や高炉スラグ，セメント原
料などの原料を粉砕する竪型粉砕機に関するものであ
る。
ーラとの協働により，石灰石や高炉スラグ，セメント原
料などの原料を粉砕する竪型粉砕機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】石灰石や高炉スラグ，セメント原料など
の原料を細かく粉砕し粉体とする粉砕機の一種として，
図５に示すように，回転テーブルと粉砕ローラとを備え
た竪型粉砕機１が広く用いられている。この種の粉砕機
は，円筒状ケーシング１ａの下部においてモータ２Ａに
より減速機２で駆動されて低速回転する円盤状の回転テ
ーブル３Ａと，その上面外周部を円周方向へ等分する箇
所に油圧などで圧接されて従動回転する複数個の粉砕ロ
ーラ４とを備えている。
の原料を細かく粉砕し粉体とする粉砕機の一種として，
図５に示すように，回転テーブルと粉砕ローラとを備え
た竪型粉砕機１が広く用いられている。この種の粉砕機
は，円筒状ケーシング１ａの下部においてモータ２Ａに
より減速機２で駆動されて低速回転する円盤状の回転テ
ーブル３Ａと，その上面外周部を円周方向へ等分する箇
所に油圧などで圧接されて従動回転する複数個の粉砕ロ
ーラ４とを備えている。
【０００３】粉砕ローラ４はケーシング１ａに軸６によ
って揺動自在に軸支されたアーム５とアーム７を介して
油圧シリンダ９のピストンロッド１０に連結されてお
り，油圧シリンダ９を作動させることにより，粉砕ロー
ラ４を回転テーブル３Ａ上に押圧して原料への粉砕圧力
を与えている。３Ｂは回転テーブル３Ａの外周縁に設け
られ原料層圧を調整するダムリング，１４は回転テーブ
ル３Ａ周囲のガス吹上用の環状空間通路，１５は熱風吹
上通路，１３は羽根１３Ａにより粉砕された原料を分級
する回転セパレータ，１６はガスと共に製品を取り出す
排出口，１７は原料投入シュートである。
って揺動自在に軸支されたアーム５とアーム７を介して
油圧シリンダ９のピストンロッド１０に連結されてお
り，油圧シリンダ９を作動させることにより，粉砕ロー
ラ４を回転テーブル３Ａ上に押圧して原料への粉砕圧力
を与えている。３Ｂは回転テーブル３Ａの外周縁に設け
られ原料層圧を調整するダムリング，１４は回転テーブ
ル３Ａ周囲のガス吹上用の環状空間通路，１５は熱風吹
上通路，１３は羽根１３Ａにより粉砕された原料を分級
する回転セパレータ，１６はガスと共に製品を取り出す
排出口，１７は原料投入シュートである。
【０００４】このような竪型粉砕機において，回転テー
ブル３Ａの中央部へ原料投入シュート１７で供給された
原料は，回転テーブル３Ａの回転によりテーブル半径方
向の遠心力を受けて回転テーブル３Ａ上を滑るときに回
転テーブル３Ａにより回転方向の力を受け，回転テーブ
ル３Ａとの間で滑って回転テーブル３Ａの回転数よりい
くらか遅い回転を行なう。以上２つの力，すなわち，半
径方向と回転方向の力とが合成され，原料は回転テーブ
ル３Ａ上を渦巻状の軌跡を描いて回転テーブル３Ａの外
周部へ移動する。この外周部には，ローラが圧接されて
回転しているので，渦巻線を描いた原料は粉砕ローラ４
と回転テーブル３Ａとの間へローラ軸方向とある角度を
なす方向から進入して噛み込まれて粉砕される。
ブル３Ａの中央部へ原料投入シュート１７で供給された
原料は，回転テーブル３Ａの回転によりテーブル半径方
向の遠心力を受けて回転テーブル３Ａ上を滑るときに回
転テーブル３Ａにより回転方向の力を受け，回転テーブ
ル３Ａとの間で滑って回転テーブル３Ａの回転数よりい
くらか遅い回転を行なう。以上２つの力，すなわち，半
径方向と回転方向の力とが合成され，原料は回転テーブ
ル３Ａ上を渦巻状の軌跡を描いて回転テーブル３Ａの外
周部へ移動する。この外周部には，ローラが圧接されて
回転しているので，渦巻線を描いた原料は粉砕ローラ４
と回転テーブル３Ａとの間へローラ軸方向とある角度を
なす方向から進入して噛み込まれて粉砕される。
【０００５】一方，ケーシング１ａの基部にはダクトに
よって空気，あるいは熱風などのガスが導かれており，
このガスが回転テーブル３Ａの外周面とケーシングの内
周面との間の環状空間通路１４から吹き上がることによ
り，粉砕された微粉体はガスに同伴されてケーシング１
ａ内を上昇し，上部に位置するセパレータ１３の羽根１
３Ａにより分級作用を受け，所定粒度の製品はガスと共
に排出口１６から排出され次の工程へ送られる。
よって空気，あるいは熱風などのガスが導かれており，
このガスが回転テーブル３Ａの外周面とケーシングの内
周面との間の環状空間通路１４から吹き上がることによ
り，粉砕された微粉体はガスに同伴されてケーシング１
ａ内を上昇し，上部に位置するセパレータ１３の羽根１
３Ａにより分級作用を受け，所定粒度の製品はガスと共
に排出口１６から排出され次の工程へ送られる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき従来の竪
型粉砕機において，たとえば高炉スラグなどを粉砕する
場合，高炉スラグに水分が混じっているとき高炉スラグ
は自硬性があり，これが原料投入シュートを経由して竪
型粉砕機内へ入るときに，竪型粉砕機内を流れる乾燥熱
源である熱風ガスに昇温された原料投入シュートの内面
に付着して固結し，次第に発達してシュート内通路を狭
くしたり閉塞せしめて，原料の円滑な供給を阻害する。
型粉砕機において，たとえば高炉スラグなどを粉砕する
場合，高炉スラグに水分が混じっているとき高炉スラグ
は自硬性があり，これが原料投入シュートを経由して竪
型粉砕機内へ入るときに，竪型粉砕機内を流れる乾燥熱
源である熱風ガスに昇温された原料投入シュートの内面
に付着して固結し，次第に発達してシュート内通路を狭
くしたり閉塞せしめて，原料の円滑な供給を阻害する。
【０００７】本発明の竪型粉砕機は，こうした原料投入
シュート内面に付着の原料を除去し，内面を清浄な状態
に保持するための原料投入シュートを具備したものであ
る。
シュート内面に付着の原料を除去し，内面を清浄な状態
に保持するための原料投入シュートを具備したものであ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに，本発明の竪型粉砕機は，回転テーブルの外周部上
面に複数個の回転自在な粉砕ローラを配置し，回転テー
ブル中央部直上に垂下する原料投入シュートを経由して
供給した原料を粉砕ローラに所定の粉砕圧力を与えて回
転テーブル上面と粉砕ローラ周面との間で粉砕する竪型
粉砕機において，該原料投入シュートは，上下方向長手
の円筒状の外管と該外管の内部に同心円状に配設され上
下端で隣り合う短管と隙間を保持しつつ重複し上下方向
に連続して配列される逆截頭円錐台形状または円筒形状
の複数個の短管とからなる二重管で構成され，該外管の
上端に該各短管間の隙間より噴出する圧縮エアの注入口
を設けた構成とした。
めに，本発明の竪型粉砕機は，回転テーブルの外周部上
面に複数個の回転自在な粉砕ローラを配置し，回転テー
ブル中央部直上に垂下する原料投入シュートを経由して
供給した原料を粉砕ローラに所定の粉砕圧力を与えて回
転テーブル上面と粉砕ローラ周面との間で粉砕する竪型
粉砕機において，該原料投入シュートは，上下方向長手
の円筒状の外管と該外管の内部に同心円状に配設され上
下端で隣り合う短管と隙間を保持しつつ重複し上下方向
に連続して配列される逆截頭円錐台形状または円筒形状
の複数個の短管とからなる二重管で構成され，該外管の
上端に該各短管間の隙間より噴出する圧縮エアの注入口
を設けた構成とした。
【０００９】
【作用】本発明における竪型粉砕機の原料投入シュート
は，円筒状の外筒の内部に同心円状にラッパ状または円
筒状の短管を上下方向に隙間を持たせながらオーバラッ
プして配列した二重管構造とし，かつ，このオーバラッ
プした各々の短管の継ぎ目の隙間より圧縮エアを噴出さ
せる構造としたので，運転中原料投入シュートの内面に
付着する付着物を圧縮エアのパージ力で剥落落下せしめ
ることができ，内面を絶えず清浄に保持することができ
る。
は，円筒状の外筒の内部に同心円状にラッパ状または円
筒状の短管を上下方向に隙間を持たせながらオーバラッ
プして配列した二重管構造とし，かつ，このオーバラッ
プした各々の短管の継ぎ目の隙間より圧縮エアを噴出さ
せる構造としたので，運転中原料投入シュートの内面に
付着する付着物を圧縮エアのパージ力で剥落落下せしめ
ることができ，内面を絶えず清浄に保持することができ
る。
【００１０】
【実施例】以下，本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１〜図４は本発明の実施例に係り，図１は竪型
粉砕機の全体縦断面図，図２は原料投入シュートの要部
縦断面図，図３は図２のＩＩＩ−ＩＩＩ視の断面平面
図，図４は本発明の他の実施例を示す要部縦断面図であ
る。
する。図１〜図４は本発明の実施例に係り，図１は竪型
粉砕機の全体縦断面図，図２は原料投入シュートの要部
縦断面図，図３は図２のＩＩＩ−ＩＩＩ視の断面平面
図，図４は本発明の他の実施例を示す要部縦断面図であ
る。
【００１１】図において，外管１７は円筒状で軸方向に
延びたパイプであり，外筒１７の内部には同心円状にフ
ランジ付きの頂上管１７Ａが配設され，その下方に同じ
く同心円状の逆截頭円錐台形状（ラッパ状）の短管１７
Ｂが，上下端で前後の短管１７Ｂとオーバラップし，か
つ，適当な隙間を保持するようにして連続して配設され
る。各短管同志の連結は，短管１７Ｂの下端外周と次位
の短管１７Ｂの上端内周との間にかけわたされた板状の
ブラケット１７Ｃに接続される。
延びたパイプであり，外筒１７の内部には同心円状にフ
ランジ付きの頂上管１７Ａが配設され，その下方に同じ
く同心円状の逆截頭円錐台形状（ラッパ状）の短管１７
Ｂが，上下端で前後の短管１７Ｂとオーバラップし，か
つ，適当な隙間を保持するようにして連続して配設され
る。各短管同志の連結は，短管１７Ｂの下端外周と次位
の短管１７Ｂの上端内周との間にかけわたされた板状の
ブラケット１７Ｃに接続される。
【００１２】このようにして，二重管構造とされた外管
１７と各短管１７Ｂとは外管１７の上端が頂上管１７Ａ
のフランジ下面と接続され，外管１７の下端では最下部
の短管１７Ｂの外壁と円環状の底板とで連結され，外管
１７の上部に設けられた圧縮エアの注入口５０から注入
された圧縮エアは各短管間の接続部の下方に向いた隙間
から噴出される構造となっている。
１７と各短管１７Ｂとは外管１７の上端が頂上管１７Ａ
のフランジ下面と接続され，外管１７の下端では最下部
の短管１７Ｂの外壁と円環状の底板とで連結され，外管
１７の上部に設けられた圧縮エアの注入口５０から注入
された圧縮エアは各短管間の接続部の下方に向いた隙間
から噴出される構造となっている。
【００１３】図４に示す他の実施例では，ラッパ管形状
の短管１７Ｂの代りに直管の短管１７Ｂを使用したもの
で，この場合には各短管同志の隙間を確保するために短
管の直径は下方に行くに従って大きな直径のものを採用
する。
の短管１７Ｂの代りに直管の短管１７Ｂを使用したもの
で，この場合には各短管同志の隙間を確保するために短
管の直径は下方に行くに従って大きな直径のものを採用
する。
【００１４】本発明の原料投入シュートは以上のように
構成されているので，運転中に原料投入シュート内面に
付着物が付いても適宜圧縮エアを注入口５０より供給し
て短管の接続部に設けられた隙間から短管の内面に向か
って下方へ圧縮エアを噴出することにより付着物を剥落
・落下せしめて内面を清浄に保つ。
構成されているので，運転中に原料投入シュート内面に
付着物が付いても適宜圧縮エアを注入口５０より供給し
て短管の接続部に設けられた隙間から短管の内面に向か
って下方へ圧縮エアを噴出することにより付着物を剥落
・落下せしめて内面を清浄に保つ。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように，本発明の原料投入
シュートを採用することにより，運転中にシュート内面
に付着物が付いても休転することなく圧縮エアの噴出力
によりこれらの付着物を脱落排除してシュート内面を清
浄な状態に保持して円滑な原料供給を維持することがで
きる。
シュートを採用することにより，運転中にシュート内面
に付着物が付いても休転することなく圧縮エアの噴出力
によりこれらの付着物を脱落排除してシュート内面を清
浄な状態に保持して円滑な原料供給を維持することがで
きる。
【図１】本発明の竪型粉砕機の全体縦断面図である。
【図２】本発明の原料投入シュートの要部縦断面図であ
る。
る。
【図３】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ視の断面平面図である。
【図４】本発明の他の実施例を示す原料投入シュートの
要部縦断面図である。
要部縦断面図である。
【図５】従来の竪型粉砕機の全体縦断面図である。
１ 竪型粉砕機 ２ 減速機 ３ 回転テーブル ４ 粉砕ローラ ５ アーム ６ 軸 ７ アーム ８ 軸受ハウジング １７ 原料投入シュート（外管） １７Ａ 頂上管 １７Ｂ 短管 ５０ 注入口
Claims (1)
- 【請求項１】 回転テーブルの外周部上面に複数個の回
転自在な粉砕ローラを配置し，回転テーブル中央部直上
に垂下する原料投入シュートを経由して供給した原料を
粉砕ローラに所定の粉砕圧力を与えて回転テーブル上面
と粉砕ローラ周面との間で粉砕する竪型粉砕機におい
て，該原料投入シュートは，上下方向長手の円筒状の外
管と該外管の内部に同心円状に配設され上下端で隣り合
う短管と隙間を保持しつつ重複し上下方向に連続して配
列される逆截頭円錐台形状または円筒形状の複数個の短
管とからなる二重管で構成され，該外管の上端に該各短
管間の隙間より噴出する圧縮エアの注入口を設けたこと
を特徴とする竪型粉砕機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41820090A JP2617816B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 竪型粉砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP41820090A JP2617816B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 竪型粉砕機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04225848A JPH04225848A (ja) | 1992-08-14 |
| JP2617816B2 true JP2617816B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=18526112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP41820090A Expired - Lifetime JP2617816B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 竪型粉砕機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2617816B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105618203A (zh) * | 2016-03-23 | 2016-06-01 | 上海伟詹机械工程有限公司 | 一种粉碎机 |
| JP7348778B2 (ja) * | 2019-09-04 | 2023-09-21 | 川崎重工業株式会社 | 竪型ローラミル |
| JP7404919B2 (ja) * | 2020-02-17 | 2023-12-26 | 株式会社Ihi | 竪型ローラミル |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP41820090A patent/JP2617816B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04225848A (ja) | 1992-08-14 |
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